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ディスクロージャー(PDF
大田原信用金庫の現状 2007 Ohtawara Shinkin Bank Disclosure お 客 様 ひ と り ひ と り に 、 い つ も 心 の こ も っ た サ ー ビ ス を 。 経 営 の 理 念 1. 地域社会繁栄の奉仕と共に信頼と協力に応える 2. 中小企業の健全な育成発展に貢献する 3. 公共性、信頼性、収益性を基本に健全経営に努力する 目 次 ごあいさつ 1.金庫の概況及び組織に関する事項……………………… … 4 2.金庫の主要な事業の内容…………………………………… 5 3.商品・サービス及び手数料のご案内…………………… … 6 4.業績ハイライト…………………………………………… … 8 5.大田原信用金庫と地域社会………………………………… 10 6.地域経済活性化への取組や地域とのつながり…………… 11 7.地域密着型金融推進計画の進捗状況……………………… 12 8.総代会等に関する情報開示………………………………… 14 9.金庫の主要な事業に関する事項…………………………… 16 10.金庫の事業の運営に関する事項 ………………………… 21 11.金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項…… 22 12.自己資本の充実の状況に関する定性的な開示事項 …… 31 13.自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 …… 34 14.その他 ……………………………………………………… 39 シンボルマーク このシンボルマークは大田原信用金庫の頭文字<O>と信用 金庫の頭文字<S>を組み合わせてデザイン化したもので、宇 宙空間的な円の構成で表現しております。 大きな円は大田原の<O>、大きな円の中に浮かぶ小さな円 は信用金庫の<S>を含む天体です。この<S>には、お客様 のサクセス (成功) と私達のサービス (奉仕)の精神の意味が含 まれております。 また、 このマークは5つの円の全周又は部分で構成しております。 「たくさんのお客様といつまでもごえん(ご縁)がありますように。」 という大切な願いも込められております。 ごあいさつ 緑鮮やかな季節を迎えられ、会員の皆様にはご清栄に渉らせられお慶び申し上げます。また日頃より大田 原信用金庫に対しましては格別のご愛顧、 ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。 この度 、 18年 度の決 算が 纏まりましたのでこれらを中 心にご報 告 致したいと存じます 。この1年 間 、国 内の景 況 感は大 企 業が引続き好 調を持 続して全 体を引っ張る型となっておりますが 、地 方にはこの好 影 響 が 波 及しない二 極 化 が 顕 著な現 象となって参りました 。地 価は都 市 部で落ち着き、やや反 転 傾 向を見 せておりますが 、地 方は相 変わらず 下 落 傾 向が 続いております 。日経 平 均も19年3月末17, 28 7円と前 年 比 約1. 3%の伸びで、今 後の経 済 活 動を決して楽 観 視していない市 場の相 場 感と見ること が出来るのではないかと思います 。 地 域 内を見 渡したところ、小 康 状 態で1年 間を経 過 致しましたが 、皆 様におかれましても好 況 感とは 程 遠い感 覚で年 度を越された方が 多かったのではないかと拝 察 致します 。収 益 条 件を好 転させるに は、一段と厳しい企業努力が必要とされる時代が続くものとの見方を強めているところであります 。 私 共ではこの1年 、運 用重 視と不良 債 権 処 理 促 進の2点に絞り込み、役 職員一 同 鋭 意 努 力致しまし た。お陰をもちまして預 金945億 円 、融 資532億 円を確 保 することが出来ました。不良 債 権( 金 融 再 生 法 ベース)は4, 135百 万 円( 前 年 比 △688百 万 円 )、比 率7. 7%まで圧 縮 することが出 来 、最 終 利 益 は469百 万 円となり、 自己 資 本 比 率は新しい基 準で13. 16%まで上 昇 致しました。バブル崩 壊 以 降 続 いた不良債権との闘いであった10年戦争は、 よい型でピリオドを打ったと省みているところであります 。 さてこれからの 経 営 課 題であります が 、新しい金 融 勢 力 分 布 図の 構 築 へ 向けた競 争 開 始 へ の 対 応であります 。郵 貯の民 営 化 、政 府 系 金 融 機 関の統 合・民 営 化 、国 有 化されている地 銀の復 活 等が 具 体 的スケジュールとなって動き出して参ります 。新しい勢 力地 図の大 枠が固まるまで約10年の歳月 を要 するのではないかと考えますが 、今 年はその元 年にあたると全 役 職員共 意 志を統 一し、新たな挑 戦を開 始しようとしております 。新しい時 代の総 合 金 融 機 関としてお客 様より真のご信 頼が得られます よう、全員ワンランク上の能力を発揮することを今年の課題と致しました。 何とぞ、一層のご愛顧 、 ご支援を賜わりますようお願い申し上げご挨拶と致します 。 平成19年6月 理事長 鈴木 邦男 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (1)事業の組織 ◆機構及び本部組織 (2)理事・監事の氏名及び役職名 (平成19年3月31日) 総代会 理事会 理事 常勤理事会 理事長 専務理事 常務理事 監事会 監事 常勤理事 自 己 査 定 委 員 会 リ ス ク 管 理 委 員 会 委コ 員ン プ 会ラ イ ア ン ス 監 査 部 業務部 審査部 事務部 審査係 事務指導係 管理係 為替事務 センター 代理業務係 推進管理係 総務部 総務係 経理係 企画調整係 営業店 店舗名 郵便番号 (大田原市) 本店営業部 野 崎 支 店 美 原 支 店 南 支 店 324-0056 324-0035 324-0047 324-0053 鈴木 村田 新江 吉成 橋本 邦男 稔 悟 良弘 安雄 非常勤理事 理 事 理 事 理 事 理 事 大室 戸邊 東郷 玉木 尚昭 隆 肇 茂 常勤監事 常勤監事 渋谷 耕治 非常勤監事 監 事 監 事 監 事 坂上 文男 吉岡 精一 福原 勝美 人事係 コンプライアンス室 (3)事業所の名称及び所在地 常勤理事 理 事 長 専務理事 常務理事 常勤理事 常勤理事 (平成19年3月31日) 住 所 大田原市中央1-10-5 大田原市薄葉2287-9 大田原市美原1-6-14 大田原市元町1-7-10 電話番号 大きなふれあい しんきんのネットワーク 0287-22-3130 0287-29-1221 0287-22-3800 0287-23-7650 白河市 那須町 (那須塩原市) 黒 磯 支 店 西那須野支店 東那須野支店 325-0061 329-2727 329-3153 那須塩原市末広町53-107 那須塩原市永田町5-1 那須塩原市大原間378-1 0287-62-0678 0287-36-1255 0287-65-2031 東 北 新 幹 線 東 北 本 線 東 北 自 那須塩原市 動 車 2 道 (那須町) 黒田原支店 329-3222 那須郡那須町大字寺子丙2-73 0287-72-1131 (矢板市) 矢 板 支 店 329-2142 矢板市木幡1369-9 0287-43-4646 4 6 3 大田原市 1 矢板市 5 (4)地区一覧 塩谷町 7 8 9 営業地区栃木県4市2町、 福島県1市 市郡名 町村名 大田原市 全 域 那須塩原市 全 域 4 さくら市 矢板市 全 域 さくら市 全 域 那須郡 那須町 ①本店 ④黒田原支店 ⑦美原支店 塩谷郡 塩谷町 ②黒磯支店 ⑤野崎支店 ⑧南支店 白河市 旧表郷村、旧大信村、旧東村を除く全域 ③西那須野支店 ⑥東那須野支店 ⑨矢板支店 金庫の概況及び組織に関する事項 栃 木 県 北 9ヵ店 のネットワークでキメ細 か い サ ービスを お 届 け い たします 。 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 2.金庫の主要な事業の内容 (1)預金業務 金融機関は資金を調達し、 これを運用することにより経営が成り立っております。資金の調達方法としては預金の受入と借入金が 主なものですが、 当庫の場合は預金がほとんどを占めております。 預金の種類、 特徴等については次の商品・サービスのご案内をご覧下さい。 (2)融資業務 資金運用の主なものは貸出金であり、 地元中小企業向け事業資金、 あるいは個人の皆様向けに住宅資金や各種消費者ローンと して必要な資金をご融資しております。又、 資金需要の伸び悩みもあって最近は有価証券への投資も増加しております。 融資の種類、 内容等については、 次の商品・サービスのご案内をご覧下さい。 (3)為替業務 為替というのは、 離れた場所にいる人同士が直接現金の受け渡しの方法をとらずに金銭の貸借を決済する仕組みのことをいいま す。この仕組みの中で信用金庫は両者間の貸借決済の処理をしていますが、 これを為替業務といいます。 内国為替・外国為替・送金為替・取立為替などの取扱区分があります。 (4)代理業務 地域の中小企業や個人の皆様に資金を融通してご利用いただき、 経済全般の向上と生活の安定を図るため各種の政府系金融 機関や事業団が設けられています。このような金融機関は直接借入人に対して貸付を行うこともありますが、 店舗数も少なく多くの人 に利用されにくいので、 広く皆様がご利用できるように信用金庫など一般金融機関にその業務を代理させて業務の積極的拡大を図 っています。大田原信用金庫が行える代理業務は次の通りです。 ①日本銀行(歳入代理店) ②信金中央金庫 ③国民生活金融公庫 ④独立行政法人住宅金融支援機構 ⑤中小企業金融公庫 ⑥独立行政法人勤労者退職金共済機構 ⑦独立行政法人福祉医療機構 ⑧年金積立金管理運用独立行政法人 ⑨独立行政法人中小企業基盤整備機構 ⑩社団法人 しんきん保証基金 ⑪社団法人 全国石油協会 ⑫栃木県収納代理 ⑬大田原市・那須塩原市・矢板市・那須町・塩谷町収納代理 ⑭大田原市・那須塩原市・矢板市・那須町・塩谷町水道事業収納代理 (5)その他の業務 国債・生保・損保・投信の窓口販売の取扱等については、 次の商品サービスのご案内をご覧下さい。 金庫の主要な業務の内容 5 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 3.商品・サービス及び手数料のご案内 (1)預金業務 内 容 ・ 特 色 預 金 種 当 座 預 金 小切手、 手形をご利用いただける預金です。効率的な資金管理に最適です。 普 通 預 金 給与・年金などのお受取に、 また、 公共料金や各種クレジット代金の自動支払いなど、 財布替り、 家計簿替りにお使いいただけます。 金 預金保険制度により全額保護の対象となる無利息の普通預金です。 決 済 用 預 類 総 合 口 座 一冊の通帳に普通預金と定期預金がセットになっており、 必要なときには定期預金としてお預かりの90%以内、 最高200万円まで自動的にお 使いになれます「貯める、 支払う、 借りる」の3つの機能を持っており大変便利です。 貯 蓄 預 金 一定の金額を最低残高として出し入れ自由な普通預金です。給与・年金の自動受取及び公共料金の自動支払いはできませんが、 その分利 息がお得です。10万円型と30万円型の2種類あります。 通 知 預 金 短期間のまとまった資金運用に便利です。 納 税 準 備 預 金 計画的な納税資金づくりに最適です。利息は普通預金より有利で非課税です。 ス ー パ ー 積 金 将来のプランに合わせた資金づくりに最適です。自由に決めて無理のない積立で夢の実現を。一回の掛け金は1, 000円以上で、 期間は1年 から5年までです。 らくらく完納定期積金 法人・個人事業者の消費税納付資金の積立を目的としています。 大 口 定 期 預 金 1, 000万円以上のまとまった資金の運用に最適です。 1ヶ月∼3年以内の期間が自由に選べる有利な利回りの預金です。 スー パ ー 定 期 預 金 最低預け入れ額は100円から。グーンと身近になってお手持ちの資金を有利な利回りで生かせます。期間は1ヶ月∼3年以内で、 個人の場合 は、 3年ものの利息が半年複利で計算されてとても有利です。 期日指 定 定 期 預 金 300万円までの資金運用に高利回りの預金です。利息は1年複利、 期間は最長3年ですが1年据置後はいつでもお引き出しできます。 財 勤労者の財産づくり、 マイホーム資金、 個人年金に有利な利回りで、 勤務先を通して毎月の給料やボーナスから天引きして積立てます。 形 貯 蓄 積 立 定 期 預 金 レジャーや教育などの資金づくりに適した預金です。期間は2年と3年の2種類で、 50万円と100万円のコースがあります。 変動金利定期預金 6ヶ月ごとに金利が変わる定期預金です。 年金福祉定期預金 年金を当金庫口座へ振込していただいているお客様に限り元金350万円まで店頭掲示レートより0.3%上乗せしてお取扱いしております。 外 貨 定 期 預 金 外貨は米ドルのみの取扱となります。種類は (1)小口外貨定期預金(100米ドル以上10万米ドル未満) (2)大口外貨定期預金10万米ドル相 当額以上の2種類で、 申込は電信売相場(TTS) により支払いは電信買相場(TTB) によります。預入期間は預入日から起算して7日以上1 年以内です。 (2)融資業務 種 類 内 容 ・ 特 色 手 形 割 引 一般商業手形の割引にご利用いただけます。 手 形 貸 付 仕入れ資金など短期運転資金にご利用いただけます。 証 書 貸 付 設備資金など長期資金が必要な時にご利用いただけます。 当 座 貸 越 約定金額まで当座決済資金にご利用いただけます。 だ いし ん 住 宅 ロ ーン 変 動 型 住宅の新築・中古・建売・増改築及び土地購入にご利用いただけます。融資金額は3, 000万円以内、 期間は35年以内、 担保・保証人 は不動産及び配偶者です。 (しんきん保証基金及び全国保証をご利用いただきます)。 だ いし ん 住 宅 ロ ーン ( チ ョ イ ス ) 金 利 選 択 型 住宅の新築・中古・建売・増改築、 土地購入及び他金融機関からの住宅資金の肩代わり資金等にご利用いただけます。融資金額は 6, 000万円以内、 期間は35年以内、 担保は第1順位の抵当権を設定させていただきます。保証人は不要です。 (しんきん保証基金及び 全国保証をご利用いただきます)。3年、 5年、 10年いずれかをご選択いただけます。変動期間中はいつでも固定金利に切替えられます。 固定金利から変動金利への変更は、 固定金利期間終了時に限ります。 だいしん大型消費者 ローン 出 世 払 い ロ ー ン 健全なる消費資金、 使いみちは自由です。融資金額は500万円以内、 期間は最長10年以内保証人は原則として配偶者。 (しんきん保証基金をご利用いただきます)。 入学時、 在学中に必要な教育資金がご利用いただけます。融資金額は300万円以内、 期間は10年以内(据置期間最長4年)保証人 は原則配偶者です。 (しんきん保証基金をご利用いただきます)。 カ ー ド ロ ー ン お使いみち自由な便利なカードです。 事 業 者 カ ードロ ー ン カードでスピーディーに事業資金が調達できる便利なカードです。 大 型 事 業 者 ローン (当座貸越根保証) 当座貸越の方法で反復継続的に、 かつ迅速にご利用になれるローンです。 事 業 継 承 ロ ー ン 一時払終身保険料をご融資するローンです。 らくらく 完 納 ロ ー ン 法人、 個人事業者の税金の円滑納付を促進する為に支援するローンです。 グッドアシ ストロ ーン クイック審査で事業資金をご利用いただけます。融資金額は1,000万円以内。 代 理 業 務と制 度 融 資 信金中央金庫、 国民生活金融公庫、 中小企業金融公庫、 住宅金融支援機構、 福祉医療機構、 年金積立金管理運用、 中小企業基盤 整備機構、 勤労者退職金共済機構などの代理業務と栃木県・大田原市・那須塩原市・矢板市・那須町の制度融資を取扱っています。 (3)窓販業務 種 6 内 容 ・ 特 色 類 国 債 長期利付国債、個人向け国債を取扱っております。ご購入の際は国債振替決済制度をご利用いただきます。 損 害 保 険 住宅ローン長期火災保険を取扱っています。 生 命 保 険 個人年金保険を取扱っています。 投 資 信 託 投資信託を取扱っています。 商品・サービス及び手数料のご案内 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (4)機能サービス ○旅行小切手(トラベラーズチェック) の取扱い ○キャッシュカード (ATM,CD) ○サンデーバンキング ○テレホンバンキング ○デビットカードの取扱い ○夜間預金金庫 ○貸金庫 ○定額自動送金 ○ATMによる振込 ○ファームバンキング・アンサーシステム ○為替(振込、 送金、 手形・小切手の取立) ○各種自動支払い制度の取扱い(電気料、 電話料、 上・下水 道料、 NHK受信料、 年金等保険料、 税金、 その他各種クレジッ ト料金など) ○全国の信用金庫でキャッシュカード利用手数料の無料化 ○給与振込の取扱い ○年金受取の取扱い ○国庫金収納の取扱い ○株式払込み、 配当金受取の取扱い ○外国通貨両替の取扱い (5)手数料一覧 振込手数料等(窓口・ATM扱い) (消費税込)円/件 当金庫本支店あて 区分 同一店内 隔地あて 同一市内 電信扱 金額3万円 以上のもの 315 文書扱 315 ATM扱 210 振込手数料 金額3万円 未満のもの 代金取立 手数料 電信扱 105 文書扱 105 ATM扱 105 _ 他行払 本支店払 その他の 送金・振込・取立の 手数料 組戻し・不渡手形返却 ( )書きは会員の取扱い 無料 無料 (315) 525 525 (210) 315 315 (315) 525 525 (210) 315 315 315 315 (105) (105) 210 210 (315) (105) 525 210 (315)525 630 無料 他行あて 3万円未満 3万円以上 210 315 (消費税込) 円/件 他金融機関あて 会員 非会員 210 420 420 630 3,150 実行後5年以内 2,100 実行後7年以内 1,050 残高5百万円 未満 21,000 (平成16年7月 残高5百万円 以上 31,500 1日以降の 10百万円未満 実行) 残高10百万円 以上 期間中 期日前完済 固定金利 期間中 利用時間 全国信用金庫 他行利用 土曜日 8:45 ∼ 18:00 18:00 ∼ 19:00 9:00 ∼ 14:00 14:00 ∼ 17:00 無 料 1件 105円 無 料 1件 105円 105円 210円 105円 210円 日曜日 9:00 ∼ 17:00 1件 105円 210円 証書貸付(代理貸付を含む)及び手形 貸付にかかる金利変更 42,000 5,250 3,150 (消費税込)円 1∼100枚 101∼500枚 501∼1000枚 1001∼2000枚 2001枚以上 無料 その他の手数料 紛失によるカード・通帳・証書の再発行手数料 残高証明書発行手数料 利息支払証明書・その他証明書発行手数料 融資証明書発行手数料 約束手形用紙交付料(50枚綴り) 為替手形用紙交付料(25枚綴り) 小切手用紙交付料(50枚綴り) 専用約束手形用当座勘定等取扱手数料(割賦販売通知書) 専用約束手形用紙交付料 自己宛小切手発行手数料 株式等払込手数料(取り次ぎ扱い) 株式等払込手数料(当金庫扱い) (ただし、 郵送料・電話料・印刷代は実費) 貸金庫使用料 夜間金庫使用料 取引履歴検索手数料 開発行為に関する同意書発行手数料 不動産担保事務手数料(設定)事業資金 不動産担保事務手数料(設定)非事業資金 債券保護預り手数料 融資用手形交付手数料 住宅ローン以外の消費者ローン事務手数料 個人情報開示手数料 (代理貸付を含む)条件変更 両替手数料・硬貨取扱手数料 自動機(CD・ATM)利用手数料(オンライン提携ネット使用料)(消費税込) 円/件 平日 実行後3年以内 変動金利 735 ※ファームバンキング・WEB-FB 月額基本手数料 1,050円 区分 3,150 金利変更にかかる部分を除く証書貸付 本支店あて 非会員 105 210 (消費税込)円/件 住宅ローン関係手数料 一部繰上返済 (630) 840 840 (420) 630 (420) 630 630 (210) 420 (525) 735 _ 振込手数料(ファームバンキング・WEB-FB扱い) 会員 期限前弁済の条件変更手数料 210円 420円 630円 1000枚毎に 420円加算 (消費税込) 1件 1件 1件 1件 1冊 1冊 1冊 1件 1枚 1枚 1枚 年間 年間 1件 1件 1設定 1設定 年間 1件 1件 1件 1 ,0 5 0 円 315円 210円 5 ,2 5 0 円 630円 262円 630円 3, 150円 525円 525円 525円 取扱金額×3/1, 0 0 0×1 .0 5 受付票1通5円 6, 300円 3 7, 800円 315円 3, 150円 4 2, 000円 2 1, 000円 1, 260円 105円 3 ,1 5 0 円 315円 商品・サービス及び手数料のご案内 7 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 4.業績ハイライト 預金・貸出金残高 平成19年3月末において、 預金残高は94,539百万円、 貸出金残高は53,295百万円となりました。積極的な営業 推進により、 個人預金や住宅ローンの増加が顕著で、 預金・貸出金残高とも順調に推移しております。 …預金残高 …貸出金残高 預金・貸出金残高の推移 (単位:億円) 1000 945 933 929 800 600 513 532 518 400 200 0 平成 17年3月 18年3月 19年3月 収益 業務純益から一時的な変動要因(国債等債券関係損益・一般貸倒引当金繰入額) を除いたコア業務純益 は、 935百万円となりました。 また、 当期利益は、 貸出金償却額等の減少により前期比で大幅増加し469百万円と なりました。 …コア業務純益 収益(コア業務純益・当期利益)の推移 …当期利益 (単位:百万円) 1000 966 935 902 800 600 469 用語解説 コア業務純益 400 業務純益は、預金や貸出 261 金など基本的業務での収 益を示す金融機関特有の 指標です。この業務純益 131 200 から国債等債券関係損益 や一般貸倒引当金繰入 額を除いた収益をコア業 務純益といいます。 0 平成 8 17年3月 業績ハイライト 18年3月 19年3月 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 不良債権比率 不良債権比率は、 厳正な資産査定のもと適切な償却や引当を進めた結果、 金融再生法ベースで7.70%となり ました。今後も不良債権の着実な減少を目指すとともに、 信用リスク管理を徹底し貸出資産の健全化に努めてま いります。 …不良債権残高 不良債権比率の推移 (単位:億円) …不良債権比率 (単位:%) 14 12.83 70 66 12 9.21 10 60 7.70 8 48 50 6 41 用語解説 40 不良債権 取引先に対する貸出金な どで、回収ができないもの 30 や回収見込みがないもの をいい、金融再生法では、 破産更正債権及びこれら 20 に準ずる債権、危険債権、 要管理債権をいいます。 10 0 平成 17年3月 18年3月 19年3月 自己資本比率 自己資本比率は、銀行などの経営の健全性を示す代表的な指標で、国内業務のみを営む銀行などは4%という最 低基準が定められています。当金庫では、 利益の内部留保とリスク・アセットの減少により13.16%となりました。今後も地 …自己資本額 域の皆さまから信頼してお取引いただけるよう、 経営体質の強化に努めてまいります。 自己資本比率の推移 (単位:億円) …自己資本比率 (単位:%) 14 70 60 12.01 11.50 13.16 58 54 55 17年3月 18年3月 13 12 11 50 用語解説 40 リスク・アセット リスクを有する資産(貸出 金や有価証券など)を、 リス 30 クの大きさに応じて掛け目 を乗じ、再評価した資産金 額をいいます。 20 10 0 平成 19年3月 業績ハイライト 9 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 5.大田原信用金庫と地域社会 当金庫は、 主に栃木県北地域を事業区域として、 地元の中小企業者や住民が会員となって、 お互いに助け合い、 お互 いに発展していくことを共通の理念として運営されている相互扶助型の金融機関です。 地元のお客様からお預かりした大切な資金(預金積金) は、 地元で資金を必要とするお客様に融資を行って、 事業や 生活の繁栄のお手伝いをするとともに、 地域社会の一員として地元の中小企業者や住民との強い絆とネットワークを形成 し、 地域経済の持続的発展に努めております。 また、 金融機能の提供にとどまらず、 広く地域社会の活性化に積極的に 取組んでおります。 預金残高 94,539百万円 大田原信用金庫 地元のお客様の資産作りのお手伝いをさ せていただくため、様々な預金商品を取り 扱い、 サービスの充実に努めております。 店舗数 9店舗 会員数 18,619人 出資金残高 459百万円 地 域 の 皆 さ ま に 、 い つ も 心 の こ も っ た サ ー ビ ス を 。 有価証券残高 33,854百万円 貸出金残高 53,295百万円 地元のお客様からお預かりした大切な預 金積金は、出来る限り地元のお客様の資 金ニーズにお応えすべく貸出により運用し ておりますが、 残りの資金については、 有価 証券などで堅実に運用しております。 地元のお客様からお預かりした大切な預 金積金は、地元で資金を必要とするお客 様に融資を行って、事業や生活の繁栄の お手伝いをさせて頂いております。 地域社会とのネットワーク 地域社会の一員として地元のお客様を対 象にさまざまな取組を行い、 地域経済活性 化に寄与しております。 また、 地域とのつな がりを大切にし、 諸行事へ積極的に参加し ております。 10 大田原信用金庫と地域社会 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 6.地域経済活性化への取組や地域とのつながり 当金庫は、 コミュニティーバンクとして地域中小企業者の皆様や地域住民の皆様とともにさまざまな取組を行い、 地域 経済活性化に寄与しております。 また、 地域とのつながりを大切にし、 地域の諸行事に積極的に参加しております。 ■だいしん経営塾 当金庫取引先の経営者で組織している「だいしん経営塾」では、参加企業の業績向上と 地域社会の発展に貢献する目的で設立され、定期的に勉強会、経済講演会、情報交換等 を行っております。年1回の経済講演会では著名な講師を招き、参加企業以外の一般の 方の参加も多数あり好評を得ております。 <18年度の主な取組み内容> 5月、7月、9月、1月、3月に定例勉強会を開催しました。 11月 「神戸製鋼ラクビー部GM」平尾誠二氏を講師に招き、講演会を開催しました。 平尾 誠二氏 講演会 ■信樹会 若手経営者で組織する「信樹会」では、定期的に勉強会、経済講演会等を開催し、会員の 経営能力の向上や会員企業の業績向上に努めております。 <18年度の主な取組み内容> 5 月 「栃木話し方センター」の小林和広氏を講師に招き、研修会を開催しました。 7 月 信樹会総会を開催しました。 10月 「読売新聞編集委員」の橋本五郎氏を講師に招き、講演会を開催しました。 3 月 「しんきんアセットマネジメント投信株式会社」の細川正廣氏を講師に招き、勉強 会を開催しました。 橋本五郎氏 講演会 ■だいしん会 営業店単位で組織し、勉強会や情報交換等を定例的に開催しております。 <19年3月現在のだいしん会組織店舗> 黒磯支店・西那須野支店・東那須野支店・美原支店 勉強会 交流会 ■諸行事への参加や児童向け学習教室の開催 当金庫は、地域の諸行事に積極的に参加し、地域の皆様とのコミュニケーションを大切にしております。 <18年度の主な参加内容> 4 月 大田原市屋台祭りに参加しました。 6 月 ロータリー主催の地域清掃活動に 参加しました。 7 月 献血活動を実施しました。 児童向け夏休み学習教室を実施しました。 西那須野ふれあい祭りに参加しました。 8 月 大田原市与一祭りに参加しました。 児童向け夏休み学習教室 地域経済活性化への取組や地域とのつながり 11 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 7.地域密着型金融推進計画の進捗状況 当金庫は、 平成17年3月に金融庁より公表されました「地域密着型金融の機能強化の推進に関するアクションプログラ ム」に基づき、 以下の「地域密着型金融推進計画」を実施しました。推進期間である平成17年4月から平成19年3月まで の進捗状況は以下のとおりであります。 (1)事業再生・中小企業金融の円滑化 ①当金庫は、 創業・新事業支援機能等の強化のため、 営業店融資係や融資専担者に対し「審査トレーニー」を実施するな ど、 企業診断能力の向上に積極的に取組んでまいりました。 また、 栃木県制度融資「新事業開拓支援資金」の取扱も開始 し、 次の実績を上げております。 創業・新事業融資実績 24件 384百万円(内、県制度融資等は13件138百万円) ②取引先企業に対する経営相談・支援活動の強化については、 経営支援部隊が中心となり活動しております。 また、 経営コ ンサルタントと連携した経営指導も実施し、 その結果は、 次の通りで一定の成果を上げております。 年 度 支援対象先 支援目的 21先 17 (アップ) (変わらず) (ダウン) (9先) ランクアップ 1先 8先 0先 (12先) ランクダウン防止 1先 9先 2先 (アップ) (変わらず) (ダウン) 16先 18 支援結果 (6先) ランクアップ 0先 6先 0先 (10先) ランクダウン防止 0先 8先 2先 ③事業再生に向けて栃木県商工労働観光部経営支援課と連携し、 県認定の中小企業診断士による経営指導に着手し、 現 在3社について経営改善計画書に基づいたフォロー等を実施しております。 ④各金融機関に、 担保・保証に過度に依存しない商品の開発が求められておりますが、 当金庫では担保・保証に過度に依 存しない「だいしんおまとめローン」や「商工いきいき特別保証制度」を取扱し、 次の実績を上げております。 商品名 取扱開始時期 取扱件数 取扱金額 おまとめローン 17年8月 160件 193百万円 商工いきいき特別保証 18年10月 145件 583百万円 また、 当金庫では、 事業者向け融資について、 財務内容やキャッシュフローを重視した審査を行い、 個人保証に過度に 依存しない取組みを実施しております。 ⑤顧客への説明態勢については、 営業店臨店等を行い態勢強化に努めております。 また、 相談苦情処理機能の強化につい ては、 営業店から担当部へ苦情報告等を定例的に行い、 改善に向けた活動を実施しております。なお、 新たな試みとして 平成18年6月より、 お客様からの要望や苦情について店頭備え付けハガキで投函して頂く 「お客様の声」制度を開始し、 寄せられたご意見に迅速に対応するなどサービス改善に取組んでおります。 12 地域密着型金融推進計画の進捗状況 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ⑥融資人材育成のため、 職員を対象に外部講師による専門的な研修や休日を利用した「土曜講座」等を開催しております。 また、 外部研修にも積極的に職員を派遣し、 人材育成に努めております。特に、 当金庫独自の試みである「町医者試験」は 年2回実施し、 目利き能力の向上に取組んでおります。 当金庫が開催した融資人材育成のための土曜講座 開催年月 講座内容 講 師 参加人員 17年5月 中小企業の経営改善支援 信金中金総合研究所研究員 102名 17年6月 日本経済見通しとマーケット 証券会社社員 105名 17年9月 町医者としての企業再生 中小企業診断士 89名 18年6月 管理職パワーアップ クリエイトプラン代表 30名 (2)経営力の強化 ①金融機関にとって大きな経営課題であった新自己資本比率規制(バーゼルⅡ・19年3月導入)への対応では、 この規制で 求められた信用リスク算出の精緻化や資産の良質化に計画的に取組んだ結果、 自己資本比率を向上することができまし た。これからも、 資産の健全化とリスク管理の態勢充実に努めてまいります。 ②信用格付システム稼動に向けて準備を開始しました。現在、 信用リスクデータの蓄積を実施しております。 ③当金庫は、 不祥事故等が発生しないよう定例的にコンプライアンス研修や職員面談等を実施しております。 また、 不祥事故 防止のための臨時監査も継続実施しております。なお、 個人情報の保護・管理についても同様に各職場で定例的に点検 を行うなど適切な管理に努めております。 (3)地域の利用者の利便性向上 ①当金庫の経営内容や地域貢献に関する情報開示は、 半期毎に実施しております。今後もお客様の視点に立ち、 分かり易 い表示や内容の充実を図ってまいります。 ②平成17年12月と翌年10月に「利用者満足度調査」を実施しました。頂いた貴重なご意見につきましては、 経営計画の諸施 策に反映させて改善を進めることとしており、 お客様に満足を感じていただけるよう努めてまいります。 ③CS(顧客満足度)向上の取組みの一環として、 外部講師を招いて「土曜講座」等を開催し、 職員のお客様応対力のレベ ルアップに努めております。 当金庫が開催したCS(顧客満足度)向上のための土曜講座 開催年月 講座内容 講 師 参加人員 18年5月 窓口応対レベルアップ講座 金融教育システム㈱スタッフ 25名 18年9月 CSブラッシュアップ講座 金融教育システム㈱スタッフ 64名 地域密着型金融推進計画の進捗状況 13 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 8.総代会等に関する情報開示 (1)総代会制度について 信用金庫は、 会員同士の「相互信頼」 と 「互恵」の精神を基本理念に、 会員一人一人の意見を最大の価値とする協同組 織金融機関です。 したがって、 会員は出資口数に関係なく、 一人一票の議決権を持ち、 総会を通じて当金庫の経営に参加 することになります。 しかし、 当金庫では、 会員数が大変多く、 総会の開催は事実上不可能です。そこで、 当金庫では、 会員の 総意を適正に反映し、 充実した審議を確保するため、 総会に代え総代会制度を採用しております。 この総代会は、 決算、 取扱業務の決定、 理事・監事の選任等の重要事項を決議する最高意思決定機関です。 したがって、 総代会は、 総会と同様に、 会員一人一人の意見が当金庫の経営に反映されるよう、 会員の中から適正な手続きにより選任さ れた総代により運営されています。 また、 当金庫では、 総代会に限定することなく、 日常の業務活動を通じて、 総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、 経 営改善に取組んでおります。 〈総代会は、会員一人一人の意見を適正に反映するための開かれた制度です。〉 会 員 選考委員 総代候補者 ②選考基準に基づき 総代候補者を選考 ① 店嘱理理 頭し事事 掲、 選長会 示考がの 委選決 員考議 の委に 氏員基 名をづ を委き ③ 表手名理 と続を事 しき店長 てを頭は 総経掲、 代て示総 を、し代 委会、候 嘱員所補 の定者 代の氏 総代会 理事会 会員の総意を的確に 反映するための制度 総 代 決算に関する事項、 理事・監事の選任等 重要事項の決定 (2)総代とその選任方法 ①総代の任期・定数 ・総代の任期は3年です。 ・総代の定数は、 定款により55人以上80人以下と定められておりますが、 昭和27年6月12日付の総代選任規定により総代数を 75人と定められており、 会員数に応じて各選任地区ごとに定められております。 なお、 平成19年3月31日現在の総代数は72人で、 会員数は、 18,619人です。 ②総代の選任方法 総代は、 会員の代表として、 会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っております。 そこで総代の選考は、 総代候補者選考基準に基づき、 次の3つの手続きを経て選任されます。 イ. 会員の中から総代候補者選考委員を選任する。 ロ. その総代候補者選考委員が総代候補者を選考する。 ハ. その総代候補者を会員が信任する (異議があれば申出る)。 14 総代会等に関する情報開示 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 総代候補者選考基準 ①資格要件 ・当金庫の会員であること ②適格要件 ・総代として相応しい見識を有していること ・良識をもって正しい判断ができる人であること ・地域における信望が厚く、総代として相応しい人であること ・地域での居住年数が長く、人縁関係が深い方 ・行動力があり、積極的な方 ・人格、見識に秀れ、当金庫の発展に寄与できる方 ・金庫の理念・使命をよく理解し、金庫との緊密な取引関係を有する方 〈総代が選任されるまでの手続き〉 地区を三区の選任区域に分け、各選任区域ごとに総代の定数を定める 理事会の議決により、選任地区ごとに会員のうちから選考委員を委嘱 ①総代候補者選考 委員の選任 ②総代候補者の 選考 選考委員の氏名を、店頭掲示 選考委員が総代候補者を選考 総代候補者の氏名を、1週間店頭掲示 理事長へ報告 左記掲示については下野新聞に公告 異議申出期間(公告後2週間以内) ③総代の選任 ・会員から異議がない場合 または ・異議の申出が選任区域の会員数1/3未 満の総代候補者 ・選任区域の会員数の1/3以上の会員から 異議の申出があった総代候補者 当該総代候補者が選任区域の 総代定数の1/2以上 当該総代候補者が選任区域の 総代定数の1/2未満 他の候補者を選考 改めて選考を行わない 理事長は総代に委嘱 総代の氏名を店頭に1週間提示 ③総代の氏名(平成19年3月31日現在) (敬称略) 吉川恵造 猪瀬喜英 小倉正敏 黒田俊雄 角田幸雄 室井尚武 稲村宗一 小野寺尚武 飯村佳之 磯 一弥 蜂巣貞美 下鳥大作 第1区 37名 桑原 淳 大島孝喜 江連和夫 菊池金郎 井上成紀 高久昇三 青柳能明 奈良靖久 松本光男 相澤平八 藤沼孝幸 郡司佳勇 稲村定雄 t橋徳經 池田 昇 原 修 石橋義継 川永作衛 津久井富雄 鶴野鶴男 斎藤 忠 大野広和 唐橋一男 相澤 裕 森本敬三 第2区 20名 玉野政一郎 阿久津克巳 渡辺克久 室井美好 星野幸一 和気勝利 平山 博 津久井勝己 熊田仁四郎 時庭真市 渡邉堅治 第3区 15名 村島 伊藤祐蔵 小滝信光 君島 優 渡辺一郎 高田修一 中里政博 益子 浩 井上晴男 城田民男 大野千里 渡辺邦男 蜂須賀憲一 栗川征矢夫 t根沢英司 渡辺英雄 大平 一 菊地信孝 高久禎章 青木健一 薄井 久 、 菊池 悟 坪山 豊 荒井丈正 総代会等に関する情報開示 15 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 9.金庫の主要な事業に関する事項 (1)平成18年度における事業の概況 金融経済環境 平成18年度の日本経済は、 海外景気の減速やIT部門の調整などを背景に、 景気の先行きに懸念する向きもありましたが、 平成18年11月には“いざなぎ景気”を抜き、 戦後最長の景気回復が続いています。特に、 上場企業は電機や精密など輸出関 連企業を中心に収益が一段と拡大しています。その結果、 大手企業を中心に初任給の引き上げなど雇用情勢には顕著な改 善が見られ、 個人消費の一部にも穏やかな回復がみられます。 日本銀行は2度にわたる政策金利の引き上げを実施しました。その結果、 長短金利のフラット化が進んでいるものの、 債券 市場は比較的冷静に受け止めています。 一方、 地域内は、 個人消費など需要面で一部に底堅い動きが見られるものの、 中小製造業は受注が減少するなど厳しい 収益環境が続いています。 また、 小売業では大型ショッピングセンターの開店が予定されるなど、 業界内での競争が一段と激 しさを増し収益状況は悪化しています。地元商店街は中心地の空洞化が続き、 さらに苦戦を強いられています。 業 績 ・預金 平成18年度の預金は、 期中平残で前期比1,070百万円増加の94,485百万円、 年増率で1.15%増加となりました。個人預 金の増加が顕著で、 特に定期性預金残高は前期比2,428百万円の増加となりました。要因としては、 定期性預金の金利引き 上げにより、 資金が定期性預金に移動した事が挙げられます。 また、 平成19年1月に年金福祉定期預金の預入限度額を増 額し同預金残高が994百万円増加したことも増加要因のひとつであります。 ・貸出金 平成18年度の貸出金は、 期中平残で前期比1,377百万円増加の52,315百万円、 年増率で2.70%増加となりました。個人 貸出の増加が顕著で、 特に住宅ローン残高は前期比2,539百万円の増加となりました。要因としては、 積極的な営業推進や 競争力のある商品性(優遇金利と癌団信、 3大疾病団信の導入等)が、 利用者の皆様に評価を得たものと考えております。 ・損益の状況 平成18年度の業務純益は、 資金運用収益が堅調で905百万円となりました。依然として資金需要が弱いながらも、 役職員 一同鋭意努力し、 本業の貸出金利息収入は安定推移しております。一方、 貸出金利回は、 平成18年度2度にわたる貸出金 利の引き上げを実施しましたが、 低金利の住宅ローン増加等により前期比0.03%低下の2.59%となりました。 しかし、 有価証 券利回が、 投資信託分配金増加等により2.80%となり、 資金運用利回は前期比0.08%増加の2.37%を確保することができま した。なお、 調達面では預金利回が前期比0.06%上昇し0.10%となりました。 上記の結果、 最終利益は前期比208百万円増加し、 469百万円を計上することができました。 今後対処すべき課題 当金庫は、 平成19年度を“不良債権問題に追われた10年が終わり、 改めて地域の皆様に愛される信用金庫をめざすスタ ートの年” と位置付づけています。そして、 全職員が勇気、 自信と挑戦心を持ち、 コミュニティーバンクとしての原点に返り 『お 客様との対話を大切にした経営』を実践してまいります。 当金庫は、 平成20年2月に創立80周年の節目を迎えることになります。加えて、 平成19年度は、 新3ヵ年計画『だいしんチャ レンジ80』の総仕上げの年でもあります。役職員一丸となり3ヵ年計画(預金1,000億円、 貸出金550億円等)達成に総力挙げ て取組んでまいります。 平成19年度も日銀によるもう一段の政策金利の引き上げが予想され、 預金金利引き上げコストの増加が見込まれますが、 不良債権処理コストの減少などによりこれを吸収し、 収益の確保に努めてまいります。 リスク管理については、 「リスク統括室」を設置し当金庫に見合った管理態勢の構築に努力致します。特に、 コンプライアン スについてはさらに全職員に徹底し、 不祥事故等が発生しないよう万全の体制で臨みます。人材育成については、 外部から 専門の講師を招いて渉外活動や窓口応対等について、 今期より長期スパンで徹底した教育を行ってまいります。 16 金庫の主要な事業に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (2)直近の5事業年度における主要な事業の状況 最近5年間の主要な経営指標の推移 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 経常収益 2,837,815 2,232,152 2,486,414 2,628,916 2,559,008 △490,657 117,424 △9,850 318,448 561,947 △322,517 100,523 131,384 261,562 469,933 (百万円) 441 448 452 455 459 (千口) 882 896 905 911 919 (百万円) 5,165 5,331 5,603 5,764 6,483 (百万円) 93,665 96,590 99,983 100,227 102,100 (百万円) 86,805 90,145 92,963 93,369 94,539 (百万円) 49,712 50,616 51,310 51,853 53,295 (百万円) 28,358 32,160 34,040 33,673 33,854 (%) 10.63 10.89 11.50 12.01 13.16 (円) 20 20 20 20 20 (人) 115 117 121 116 121 (千円) 経常利益 (又は経常損失(△)) (千円) 当期純利益 (又は当期純損失(△)) (千円) 出資総額 出資総口数 純資産額 総資産額 預金積金残高 貸出金残高 有価証券残高 単体自己資本比率 出資に対する配当金 (出資1口当たり) 職員数 (3)直近の2事業年度における事業の状況 ①主要な業務の状況を示す指標 業務粗利益 (単位:千円) 平成17年度 資金運用収支 資金運用収益 資金調達費用 役務取引等収支 役務取引等収益 役務取引等費用 その他の業務収支 その他業務収益 その他業務費用 業務粗利益 平成18年度 2,201,623 2,246,842 45,219 63,227 126,991 63,764 84,958 131,533 46,574 2,349,809 2.40% 業務粗利益率 2,237,494 2,341,206 103,711 47,003 129,732 82,728 △30,229 58,333 88,563 2,254,268 2.28% (注) 業務粗利益率=業務粗利益/資金運用勘定平均残高×100 資金運用収支の内訳 平均残高(百万円) 平成17年度 資金運用勘定 うち貸出金 うち預け金 うち金融機関貸付等 うち商品有価証券 うち有価証券 資金調達勘定 うち預金積金 うち譲渡性預金 うち借用金 うちコマーシャル・ペーパー 利息(千円) 利回り (%) 平成18年度 平成17年度 平成18年度 平成17年度 平成18年度 97,694 50,938 13,017 _ _ 98,540 52,315 12,750 _ _ 2,246,842 1,336,287 37,173 _ _ 2,341,206 1,357,393 45,843 _ _ 2.29 2.62 0.28 _ _ 2.37 2.59 0.35 _ _ 33,591 93,532 93,415 _ _ _ 33,159 94,595 94,485 _ _ _ 2.58 0.04 0.04 _ _ _ 2.80 0.10 0.10 _ _ _ 867,498 45,219 44,651 _ _ _ 928,677 103,711 103,175 _ _ _ (注) 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(平成17年度15百万円、 平成18年度17百万円) を控除して表示しております。 金庫の主要な事業に関する事項 17 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 利鞘 (単位:%) 平成17年度 平成18年度 資金運用利回 2.29 2.37 資金調達原価率 1.44 1.53 総資金利鞘 0.85 0.84 受取・支払利息の増減 (単位:千円) 平成17年度 平成18年度 残高による増減 利率による増減 純増減 残高による増減 利率による増減 純増減 30,856 66,085 96,941 23,997 66,958 90,955 うち貸出金 うち預け金 うち金融機関貸付等 13,462 △ 51,072 △ 37,610 35,723 △14,618 21,105 2,004 _ 8,510 _ 10,514 _ △ 742 _ 9,413 _ 8,671 _ うち有価証券 15,390 _ 108,647 _ 124,037 _ △10,984 _ 72,163 _ 61,179 _ 793 △ 7,101 △ 6,308 476 58,016 58,492 794 △ 7,101 _ △6,307 503 58,021 58,524 _ △1 _ △ 27 _ △5 _ △ 32 _ _ _ _ _ _ 受取利息 うち買入金銭債権利息 支払利息 うち預金積金 うち職員預り金利息 うち借用金 △1 _ _ うちコマーシャル・ペーパー (注)残高及び利率の増減要因が重なる部分については、 両者の増減割合に応じて按分する方法により算定しております。 利益率 (単位:%) 平成17年度 平成18年度 総資産経常利益率 0.31 0.55 総資産当期利益率 0.26 0.46 (注) 総資産経常(当期)利益率= 経常(当期)利益 総資産(除く債務保証見返)平均残高 ×100 ②預金に関する指標 預金積金及び譲渡性預金平均残高 流動性預金 うち有利息預金 定期性預金 うち固定金利定期預金 うち変動金利定期預金 その他 計 譲渡性預金 合 計 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 27,552 21,900 65,572 59,617 11 290 93,415 _ 27,828 22,303 66,372 61,470 11 284 94,485 _ 93,415 94,485 (注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2.定期性預金=定期預金+定期積金 固定金利定期預金:預入時に満期日までの利率が確定する定期預金 変動金利定期預金:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期預金 定期預金残高 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 定期預金 59,659 62,477 うち固定金利定期預金 59,647 62,468 うち変動金利定期預金 11 _ 9 _ その他 18 金庫の主要な事業に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ③貸出金等に関する指標 貸出金平均残高 手形貸付 証書貸付 当座貸越 割引手形 合 計 貸出金残高 (単位:百万円) 平成17年度 5,444 42,467 2,396 630 50,938 平成18年度 4,749 43,322 3,582 660 52,315 貸出金の担保別内訳 平成17年度 当金庫預金積金 有価証券 動産 不動産 その他 計 信用保証協会・信用保険 保証 信用 合 計 51,853 53,295 うち変動金利 26,311 24,744 うち固定金利 25,542 28,551 債務保証見返の担保別内訳 (単位:百万円) 平成18年度 1,291 _ _ 1,240 65 _ 14,262 _ 12,193 _ 15,553 19,917 9,516 6,865 51,853 13,498 19,867 13,624 6,304 53,295 平成17年度 _ _ _ 当金庫預金積金 有価証券 動産 不動産 その他 計 信用保証協会・信用保険 保証 信用 合 計 貸出金使途別残高 設備資金 運転資金 合 計 平成18年度 貸出金 (注)残存期間1年以下の貸出金については、 変動金利、 固定金利の区別をしておりません。 (単位:百万円) 平成17年度 (単位:百万円) 平成18年度 _ _ _ 127 _ 86 _ 127 _ 86 _ 277 _ 242 _ 404 328 (単位:百万円) 平成17年度 貸出金残高 構成比(%) 24,918 48.1 26,934 51.9 51,853 100.0 平成18年度 貸出金残高 26,352 26,943 53,295 構成比(%) 49.4 50.6 100.0 貸出金業種別内訳 業種区分 製造業 農業 林業 漁業 鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・水道業 情報通信業 運輸業 卸売業、小売業 金融・保険業 不動産業 各種サービス業 地方公共団体 個人 合 計 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 貸出先数(件) 貸出金残高 構成比(%) 貸出先数(件) 貸出金残高 200 46 1 1 1 371 6 2 34 292 4 72 422 6 4,888 6,346 4,758 974 44 23 87 5,777 83 13 645 5,251 17 4,599 7,913 3,376 18,283 51,853 9.2 1.9 0.1 0.0 0.2 11.1 0.2 0.0 1.2 10.1 0.0 8.9 15.3 6.5 35.3 100.0 192 37 1 1 1 369 4 1 29 280 6 71 408 6 4,963 6,369 預貸率 構成比(%) 8.8 1.5 0.0 0.0 0.1 11.1 0.1 0.0 1.2 9.8 0.0 7.8 13.9 6.8 38.9 100.0 (単位:%) 平成17年度 期末預貸率 期中平均預貸率 4,695 802 2 31 66 5,915 55 4 623 5,229 20 4,141 7,392 3,608 20,704 53,295 平成18年度 55.53 54.52 56.37 55.36 (注)預金には定期積金を含んでおります。 金庫の主要な事業に関する事項 19 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (4)有価証券に関する指標 商品有価証券の種類別の平均残高 該当ありません。 有価証券の残存期間別残高 (単位:百万円) 平成17年度 1年以下 国債 1年超 3年以内 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 期間の定め のないもの 10年超 合計 111 1,351 347 614 817 1,247 ー 4,488 地方債 ー ー 203 99 496 ー ー 800 短期社債 ー ー ー ー ー ー ー ー 社債 1,704 3,219 3,172 1,596 928 721 ー 11,342 株式 1,443 1,443 ー ー ー ー ー ー 外国証券 352 407 1,793 397 1,380 6,906 ー 11,238 その他の証券 100 681 320 510 698 ー 2,048 4,360 (単位:百万円) 平成18年度 1年以下 国債 1年超 3年以内 3年超 5年以下 5年超 7年以下 7年超 10年以下 期間の定め のないもの 10年超 合計 209 1,307 364 1,160 394 1,255 ー 4,691 地方債 ー 201 103 ー 502 ー ー 808 短期社債 ー ー ー ー ー ー ー ー 社債 1,948 2,740 3,590 1,420 885 723 ー 11,309 株式 ー ー ー ー ー ー 1,559 1,559 外国証券 200 1,113 800 928 884 6,433 ー 10,361 その他の証券 404 364 463 631 553 ー 2,705 5,123 有価証券平均残高 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 4,704 4,602 802 805 ー ー 社債 11,109 11,338 株式 754 1,020 12,630 10,933 3,588 4,460 33,591 33,159 国債 地方債 短期社債 外国証券 その他の証券 合計 預証率 (単位:%) 平成17年度 平成18年度 期末預証率 36,06 35,80 期中平均預証率 35,95 35,09 20 金庫の主要な事業に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 10.金庫の事業の運営に関する事項 (1) リスク管理の体制 当金庫では、 利用者の皆さまから地域の金融機関として信頼していただき、 地域社会の繁栄に貢献していくためには、 業務の 健全性を確保することが重要であると考えております。今後もリスク管理態勢の確立を重要課題の一つと位置付け、 金融環境の 変化に柔軟に対応できるリスク管理態勢を構築してまいります。 当金庫では、 リスク管理が適切に実施されるよう、 リスク管理規定を策定しております。 主要なリスクカテゴリーについて ①信用リスク 信用リスクとは、 取引先の倒産や財務状況の悪化などにより、 当金庫が損失を被るリスクをいいます。当金庫では、 主に審査部が 所管しております。 ②市場リスク 市場リスクとは、 金利リスクと価格変動リスクをいいます。なお、 金利リスクとは、 市場金利の変動によって保有資産の価値が減少 した場合に損失を被るリスクをいいます。 また、 価格変動リスクとは、 市場価格の変動によって保有資産の価値が減少した場合に 損失を被るリスクをいいます。当金庫では、 主に総務部が所管しております。 ③流動性リスク 流動性リスクとは、 予期せぬ資金の流出などにより、 通常よりも著しく高い預金金利での調達を余儀なくされるリスクや、 市場におい て通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされるリスクにより当金庫が損失を被るリスクをいいます。当金庫では、 主に総 務部が所管しております。 ④オペレーショナル・リスク オペレーショナル・リスクとは、 事務リスク、 システムリスク、 法務リスク、 人的リスク等を含む幅広いリスクをいいます。なお、 事務リスク とは、 役職員が正確な事務を怠る、 あるいは事故・不正等を起こすことにより当金庫が損失を被るリスクをいいます。 また、 システム リスクとは、 コンピュータ・システムのダウンや誤作動などシステムの不備等により当金庫が損失を被るリスクをいいます。当金庫では、 主に事務部が所管しております。 (2)法令等遵守(コンプライアンス)の体制 当金庫は、 法令等遵守の徹底を図るため、 コンプライアンス委員会とコンプライアンス室を設置しております。 また、 本部各部並び に各営業店にはコンプライアンス推進委員をおき、 適切な対応が行われるよう体制整備をしております。 今後も信用金庫の持つ社会的責任と公共的使命を常に自覚し、 責任ある健全な業務運営に努め、 創意と工夫を活かした金融 及び金融サービス提供等を通じて、 地域社会の発展に貢献してまいります。あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、 公正な業務 運営を行い、 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、 これを断固として排除し、 経営情報の積極的かつ公正な開示 をはじめとして、 広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図ってまいります。 大田原信用金庫倫理綱領 (大田原信用金庫の社会的使命と公共性の自覚と責任) ①大田原信用金庫のもつ社会的責任と公共的使命を常に自覚し、 責任ある健全な業務運営の遂行に努める。 (キメ細かい金融サービスの提供と地域社会発展への貢献) ②創意と工夫を活かした金融および非金融サービスの提供等を通じて、 地域社会の発展に貢献する。 (法令やルールの厳格な遵守と適正な業務運営) ③あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、 社会的規範に決してもとることのない、 公正な業務運営を行う。 (反社会的勢力の排除) ④社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、 これを断固として排除する。 (経営の積極的ディスクローズとコミュニケーションの充実) ⑤経営情報の積極的かつ公正な開示をはじめとして、 広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図る。 金庫の事業の運営に関する事項 21 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 11.金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 (1)貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 ①貸借対照表 (単位:千円) (単位:千円) 期別 科目 第78期 18.3.31現在 第79期 19.3.31現在 ( 資 産 の 部 ) 1,288,581 1,680,154 現 金 12,003,299 11,410,217 預 け 金 ― ― 金融機関貸付金等 ― ― 金融機関貸付金 200,000 ― 買 入 金 銭 債 権 ― ― 金 銭 の 信 託 33,854,188 33,673,777 有 価 証 券 4,691,766 4,488,697 国 債 808,538 800,208 地 方 債 11,309,513 11,342,994 社 債 1,559,424 1,443,805 株 式 15,484,945 15,598,071 そ の 他 の 証 券 53,295,689 51,853,225 貸 出 金 651,378 558,754 割 引 手 形 4,216,580 5,264,395 手 形 貸 付 44,531,788 42,105,077 証 書 貸 付 3,895,941 3,924,997 当 座 貸 越 646,196 622,484 そ の 他 資 産 14,262 10,830 未 決 済 為 替 貸 146,800 146,800 信金中金出資金 292,919 275,107 未 収 収 益 192,215 189,746 そ の 他 の 資 産 ― 1,128,485 動 産 不 動 産 ― 50,372 事 業 用 動 産 ― 1,051,096 事 業 用 不 動 産 ― ― 建 設 仮 勘 定 ― 27,016 保 証 金 そ の 他 1,070,765 ― 有 形 固 定 資 産 519,261 ― 建 物 503,916 ― 土 地 ― ― 建 設 仮 勘 定 47,586 ― その他の有 形 固 定 資 産 21,388 ― 無 形 固 定 資 産 ― ― ソ フ ト ウ ェ ア ― ― の れ ん 21,388 ― その他の無 形 固 定 資 産 271,315 614,590 繰 延 税 金 資 産 328,720 404,796 債 務 保 証 見 返 △ 879,427 貸 倒 引 当 金 △ 1,160,497 ( う ち 個 別 貸 倒 引 当 金 )(△ 957,441) (△ 756,017) 資 産 の 部 合 計 100,227,234 102,100,716 期別 科目 ( 負 債 の 部 ) 預 金 積 金 当 座 預 金 普 通 預 金 貯 蓄 預 金 通 知 預 金 定 期 預 金 定 期 積 金 そ の 他 の 預 金 借 用 金 借 入 金 そ の 他 負 債 未 決 済 為 替 借 未 払 費 用 給 付 補てん 備 金 未 払 法 人 税 等 前 受 収 益 払 戻 未 済 持 分 職 員 預 り 金 そ の 他 の 負 債 賞 与 引 当 金 役 員 賞 与 引 当 金 退 職 給 付 引 当 金 役員退 職 慰 労引当金 債 務 保 証 負 債 の 部 合 計 会 員 勘 定 出 資 金 普 通 出 資 金 優 先 出 資 金 利 益 剰 余 金 利 益 準 備 金 特 別 積 立 金 (経営基盤強化積立金) 当期未処分剰余金 当 期 純 利 益 株式等評価差額金 処 分 未 済 持 分 負債及び会員勘定の部合計 ( 純 資 産 の 部 ) 出 資 金 普 通 出 資 金 優 先 出 資 金 利 益 剰 余 金 利 益 準 備 金 その 他 利 益 剰 余 金 特 別 積 立 金 (経営基盤強化積立金) 当期未処分剰余金 処 分 未 済 持 分 会 員 勘 定 合 計 その他有価証券評価差額金 純 資 産 の 部 合 計 負債及び純資産の部合計 22 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 第78期 18.3.31現在 93,369,975 539,486 27,503,783 57,849 64,642 59,659,409 4,862,788 682,016 ― ― 218,659 22,027 44,889 3,153 7,933 20,500 ― 108,510 11,644 39,088 ― 396,251 33,890 404,796 94,462,661 5,764,572 455,962 455,962 ― 4,935,913 452,947 4,190,000 (80,000) 292,966 261,562 372,696 ― 100,227,234 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 第79期 19.3.31現在 94,539,398 509,756 26,168,746 56,125 86,818 62,477,885 4,854,192 385,873 ― ― 255,847 30,778 90,800 2,921 6,859 16,029 ― 98,325 10,133 53,683 12,980 387,186 39,155 328,720 95,616,971 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 459,890 459,890 ― 5,376,518 455,962 4,920,556 4,420,000 (80,000) 500,556 ― 5,836,408 647,336 6,483,745 102,100,716 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ②損益計算書 (単位:千円) 期別 科目 経 常 収 益 (単位:千円) 期別 第79期 (自 平成17年4月1日 (自 平成18年4月1日 至 平成18年3月31日) 至 平成19年3月31日) 2,628,916 2,559,008 貸 出 金 利 息 1,336,287 1,357,393 預 け 金 利 息 37,173 45,843 金融機関貸付金等利息 ― ― 金融機関貸付金利息 ― ― 有価証券利息配当金 867,498 928,677 科目 特 別 利 第78期 第79期 (自 平成17年4月1日 (自 平成18年4月1日 至 平成18年3月31日) 至 平成19年3月31日) 益 40,418 165,616 貸 倒引 当 金 戻 入 益 ― 58,847 償却債権取立益 40,418 106,769 失 285 2,635 動産不動産処分損 285 ― 固定資産処分損 ― 2,635 失 ― ― 特 別 減 損 損 損 その他の受入利息 5,882 9,291 税引前当期純利益 358,581 724,927 受入為替手数料 60,746 60,109 法人税、住民税及び事業税 32,698 35,453 その他の役務収益 66,245 69,623 64,319 219,540 261,562 469,933 国債等債券売却益 116,530 7,007 国債等債券償還益 ― 47,670 法 人 税 等 調 整 額 当 期 純 利 益 前 期 繰 越 金 31,404 30,622 当期未処分剰余金 292,966 500,556 その他の業務収益 15,003 3,656 株 式 等 売 却 益 9,557 14 金銭の信託運用益 ― ― その他の経常収益 113,990 29,721 用 2,310,468 1,997,061 息 41,139 101,690 給付補てん備金繰入額 3,511 1,485 その他の支払利息 568 536 支払為替手数料 18,044 17,701 その他の役務費用 45,720 65,027 剰 余 金 処 分 額 国債等債券売却損 40,600 81,060 国債等債券償還損 3,728 3,936 国債等債券償却 ― ― 2,246 3,566 特 経 常 預 費 金 利 その他の業務費用 人 件 費 860,098 896,255 物 件 費 446,770 463,735 金 17,768 16,278 貸倒引当金繰入額 138,415 ― 貸 出 金 償 却 628,123 206,833 株 式 等 売 却 損 11,219 5,680 株 式 等 償 却 0 22,452 金銭の信託運用損 ― ― その 他 資 産 償 却 309 7,577 52,205 103,245 318,448 561,947 税 その他の経常費用 経 第78期 損益計算書 常 利 益 ③剰余金処分計算書 (単位:千円) 期別 科目 当期未処分剰余金 第79期 (自 平成17年4月1日 (自 平成18年4月1日 至 平成18年3月31日) 至 平成19年3月31日) 292,966 500,556 前 期 繰 越 金 31,404 30,622 当 期 利 益 金 261,562 469,933 積 立 金 取 崩 額 ー ー 262,344 472,231 金 3,015 3,928 出資に対する配当金 18,149 18,303 役 与 11,180 ー 立 金 230,000 450,000 越 金 30,622 28,324 利 次 第78期 益 準 員 別 期 備 賞 積 繰 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 23 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 貸借対照表注記 注1.記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 2. 有価証券の評価は、 満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、 その他有価証券のうち時価のあるものについては決算日の市場価 格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、 時価のないものについては移動平均法による原価法又は償却原価法により行っております。な お、 その他有価証券の評価差額については、 全部純資本直入法により処理しております。 3. 有形固定資産の減価償却は、 定率法(ただし、 平成10年4月1日以後に取得した建物<建物附属設備を除く。 >については定額法) を採用しております。なお、 主な 耐用年数は次のとおりであります。 建 物 34年∼50年 動 産 3年∼20年 4.外貨建資産は、 決算日の為替相場による円換算額を付しております。 5.貸倒引当金は、 予め定めている償却・引当基準に則り、 次のとおり計上しております。 破産、 特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、 「破綻先」 という。) に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」 という。) に係る債権については、 以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、 担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除 し、 その残額を計上しております。 また現在は経営破綻の状況にないが、 今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、 債権額 から、 担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、 その残額のうち必要と認める額を計上しております。 上記以外の債権については、 過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。 すべての債権は、 資産の自己査定基準に基づき、 営業関連部署が資産査定を実施し、 当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、 その査定 結果に基づいて上記の引当を行っております。 なお、 破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、 債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取 立不能見込額として債権額から直接減額しており、 その金額は379百万円であります。 6. 賞与引当金は、 職員への賞与の支払いに備えるため、 職員に対する賞与の支給見込額のうち、 当期に帰属する額を計上しております。 7. 従来、 役員賞与は、 剰余金処分により支給時に未処分剰余金の減少として処理しておりましたが、 「役員賞与に関する会計基準」 (企業会計基準第4号平成17年1 1月29日)が会社法施行日以後終了する事業年度から適用されることになったことに伴い、 当期から同会計基準を適用し、 役員に対する賞与を費用として処理する こととし、 その支給見込額のうち、 当期に帰属する額を役員賞与引当金として計上しております。これにより、 従来の方法に比べ経費は12百万円増加し、 税引前当期 純利益は同額減少しております。 8. 退職給付引当金は、 職員の退職給付に備えるため、 退職給付会計に関する実務指針(中間報告) (日本公認会計士協会会計制度委員会報告第13号) に定める 簡便法(退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法) により、 当期末における必要額を計上しております。 また、 当金庫は、 複数事業主(信用金庫等) により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金) に加入しており、 当該企業年金制度における当金庫の年 金資産(掛金拠出割合按分額) は1, 544百万円であります。 9. 役員退職慰労引当金は、 役員の退職慰労金の支給に備えるため、 内規に基づく期末要支給額を計上しております。 10. リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、 通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。 11.消費税及び地方消費税の会計処理は、 税込方式によっております。 12.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額8百万円。 13.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債務総額 ─百万円。 14.有形固定資産の減価償却累計額1, 420百万円。 15.貸借対照表に計上した有形固定資産のほか、 現金自動預金支払機、 複写機、 預金金利表示ボード、 パーソナルコンピューター、 監視カメラ、 ファクシミリ、 電話交換機、 営業用車輌の一部については、 所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しております。 16.貸出金のうち、 破綻先債権額は186百万円、 延滞債権額は3, 640百万円であります。 なお、 破綻先債権とは、 元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして 未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」 という。) のうち、 法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第9 6条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、 延滞債権とは、 未収利息不計上貸出金であって、 破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の 貸出金であります。 17.貸出金のうち、 3ヵ月以上延滞債権額は4百万円であります。 なお、 3ヵ月以上延滞債権とは、 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。 18.貸出金のうち貸出条件緩和債権額は303百万円であります。 なお、 貸出条件緩和債権とは、 債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、 金利の減免、 利息の支払猶予、 元本の返済猶予、 債権放棄その他の債務者に 有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、 延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。 19.破綻先債権額、 延滞債権額、 3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は4, 134百万円であります。 なお、 16. から18. に掲げた債権額は、 貸倒引当金控除前の金額であります。 20.手形割引は、 業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた商業手形は、 売却又は (再)担保という方法で自由に 処分できる権利を有しておりますが、 その額面金額は651百万円であります。 21.担保に供している資産は次のとおりであります。 為替決済、 収納事務取扱等の担保として、 定期預金1, 304百万円、 有価証券118百万円を差し入れております。 22.出資1口当たりの純資産額7, 049円23銭。 23.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。 満期保有目的の債券で時価のあるもの 貸借対照表計上額 (百万円) 外国債券 時価 (百万円) 6, 997 差額 うち益 (百万円) (百万円) 6, 834 △163 うち損 (百万円) 98 261 その他有価証券で時価のあるもの 取得原価 (百万円) 貸借対照表 評価差額 計上額(百万円) (百万円) うち益 (百万円) うち損 (百万円) 株 式 1, 020 1, 549 528 539 10 債 券 16, 737 16, 809 71 175 103 52 4, 706 4, 691 △14 37 地方債 805 808 3 4 1 社 債 11, 226 11, 309 83 133 50 86 国 債 外国債券 3, 325 3, 363 38 124 そ の 他 4, 785 5, 123 338 394 56 合 計 25, 869 26, 846 977 1, 233 256 なお、 上記の評価差額から繰延税金負債299百万円を差し引いた額665百万円が、 「その他有価証券評価差額金」に含まれております。 24 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 24. 当期中に売却したその他有価証券は次のとおりであります。 売却額 (百万円) その 他 有 価 証 券 売却益の合計額 (百万円) 641 25 売却損の合計額 (百万円) 87 25. 時価のない有価証券のうち、 主なものの内容と貸借対照表計上額は、 次のとおりであります。 内 容 金額(百万円) 9 9 その 他 有 価 証 券 非上場株式 26. その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の期間ごとの償還予定額は次のとおりであります。 (額面ベース) 1年以内 (百万円) 1年超5年以内 (百万円) 5年超10年以内 (百万円) 10年超 (百万円) 2, 145 8, 258 4, 351 2, 000 国 債 208 1, 663 1, 535 1, 300 地方債 − 306 500 − 社 債 1, 937 6, 289 2, 316 700 外国債券 150 1, 897 1, 814 6, 460 その他 100 503 955 − 2, 395 10, 658 7, 120 8, 460 債 券 合 計 27. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、 顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、 契約上規定された条件について違反がない限り、 一定 の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。 これらの契約に係る融資末実行残高は13, 157百万円であります。このうち契約残存期間が1年以内のものが2, 564百万円あります。 なお、 これらの契約の多くは、 融資実行されずに終了するものであるため、 融資末実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与える ものではありません。これらの契約の多くには、 金融情勢の変化、 債権の保全及びその他相当の事由があるときは、 当金庫が実行申し込みを受けた融資の拒絶 又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。 また、 契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、 契 約後も定期的に (半年毎に)予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、 必要に応じて契約の見直し、 与信保全上の措置等を講じております。 28. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、 それぞれ以下のとおりであります。 繰延税金資産 貸倒引当金損金算入限度額超過額 216百万円 部分直接償却額 199 退職給付引当金損金算入限度額超過額 101 減価償却限度超過額 34 役員退職慰労引当金 12 その他有価証券評価差額 8 繰延税金資産合計 570 繰延税金負債 その他有価証券評価差額 299 繰延税金負債合計 299 繰延税金資産の純額 271 29「 .貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」 (企業会計基準第5号平成17年12月9日) および「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準 等の適用指針」 (企業会計基準適用指針第8号平成17年12月9日)が会社法施行日以後終了する事業年度から適用されることになったこと等から、 「信用金庫 法施行規則」 (昭和57年大蔵省令第15号)別紙様式が「無尽業法施行細則等の一部を改正する内閣府令」 (内閣府令第60号平成18年4月28日) により改正 され、 平成18年4月1日以後開始する事業年度から適用されることになったことに伴い、 当期から以下の通り表示を変更しております。 (1) 「会員勘定」は「純資産の部」 とし、 会員勘定、 評価・換算差額等に区分のうえ表示しております。 なお、 当期末における従来の「会員勘定」の合計に相当する金額は6, 483百万円であります。 (2) 「利益剰余金」に内訳表示していた「特別積立金」及び「当期未処分剰余金」 (又は当期未処理損失金)」は、 「その他利益剰余金」に内訳表示しておりま す。 (3)純額で「繰延ヘッジ損失」 (又は「繰延ヘッジ利益」) として「その他資産」 (又は「その他負債」に計上していたヘッジ手段に係る損益又は評価差額は、 税効 果額を控除のうえ評価・換算差額等の「繰延ヘッジ損益」 として相殺表示しております。 (4) 「株式等評価差額金」は、 「その他有価証券評価差額金」 として表示しております。 (5) 「金融機関貸付金等」に内訳表示されていた「金融機関貸付金」は、 「貸出金」に含まれております。 また、 「買入手形」、 「コールローン」、 「買現先勘定」、 「債 券貸借取引支払保証金」は、 大科目として表示しております。 (6) 「動産不動産」は、 「有形固定資産」、 「無形固定資産」または「その他資産」に区分して表示しております。 ①「動産不動産」中の「土地建物動産」は、 「有形固定資産」中の「建物」 「土地」 「その他有形固定資産」に区分表示し、 「建設仮勘定」は、 「有形固定資 産」中の「建設仮勘定」 として表示しております。 ②「動産不動産」中の「保証金権利金」のうち権利金は、 「無形固定資産」中の「その他の無形固定資産」 として、 保証金は、 「その他資産」中の「その他の資 産」 として表示しております。 ③「その他資産」中の「その他の資産」に含めて表示していたソフトウェアは、 「無形固定資産」中の「ソフトウェア」 として表示しております。 (7) 「借用金」に内訳表示されていた「売渡手形」、 「コールマネー」、 「売現先勘定」、 「債券貸借取引受入担保金」は、 大科目として表示してあります。 損益計算書の注記 注1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 2. 出資1口当たり当期純利益金額513円36銭。 3. その他の経常収益には、 過年度法人税等還付金26, 806千円を含んでおります。 4. その他の経常費用には、 債権回収業者への債権売却にかかる売却損102, 123千円を含んでおります。 5. 「金融機関貸付等利息」に内訳表示されていた「金融機関貸付金利息」は「貸出金利息」に含まれております。 また、 「買入手形利息」、 「コールローン利 息」、 「買現先利息」、 「債券貸借取引受入利息」は、 「資金運用収益」の内訳科目として表示しております。 6. 「借用金利息」に含めていた、 「売渡手形利息」、 「コールマネー利息」、 「売現先利息」、 「債券貸借取引支払利息」を独立科目として表示しております。 7. 「動産不動産処分益」は、 「固定資産処分益」 として表示しております。 8. 「その他の特別利益」に含めていた、 「貸倒引当金戻入益」を独立科目として表示しております。 9. 「動産不動産処分損」は、 「固定資産処分損」 として表示しております。 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 25 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (2)貸出金等の状況 ①信用金庫法に基づく開示債権(リスク管理債権)の状況 ア.破綻先債権・延滞債権に対する担保・保証及び引当金の引当・保全状況 (単位:百万円) 区 分 17年度 18年度 114 186 延滞債権額(B) 4,234 3,640 合計(C)=(A)+(B) 4,348 3,826 担保・保証額(D) 3,016 2,730 回収に懸念がある債権額(E)=(C)−(D) 1,332 1,096 破綻先債権額(A) 個別貸倒引当金(F) 同引当率(G)=(F) (E) / (%) 957 756 71.85% 68.98% イ.3ヶ月以上延滞債権・貸出条件緩和債権に対する担保・保証及び引当金の引当状況 区 分 (単位:百万円) 18年度 17年度 4 303 307 103 204 42 20.59% 26 440 466 189 277 70 25.27% 3ヶ月以上延滞債権額(H) 貸出条件緩和債権額(I) 合計(J)=(H)+(I) 担保・保証額(K) 回収に管理を要する債権額(L)=(J)−(K) 貸倒引当金(M) 同引当率(N)=(M) (L) / (%) (単位:百万円) ウ. リスク管理債権額の合計額 17年度 (C)+(J) 18年度 4,815 4,134 (注)1. 「破綻先債権」 (A) とは、 元本又は利息の支払いの延滞が相当期間継続していることその他の事由により、 元本又は利息の取立て 又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(未収利息不計上貸出金) のうち、 次のいずれかに該当する債 務者に対する貸出金です。 ①会社更生法又は金融機関等の更正手続の特例等に関する法律の規定による更生手続開始の申立てがあった債務者 ②民事再生法の規定による再生手続き開始の申立てがあった債務者 ③破産法の規定による破産の申立てがあった債務者 ④商法の規定による整理開始又は特別清算開始の申立てがあった債務者 ⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者 2. 「延滞債権額」 (B) とは、 未収利息不計上貸出金のうち次の2つを除いた貸出金です。 ①上記「破綻先債権」に該当する貸出金 ②債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金 3. 「3ヶ月以上延滞債権」 (H) とは、 元本又は利息の支払いが約定支払の翌日から3ヶ月以上延滞している貸出金で破綻先債権及び延滞 債権に該当しない貸出金です。 4. 「貸出条件緩和債権」 (I) とは、 債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、 金利の減免、 利息の支払猶予、 債権放棄その 他債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、 延滞債権及び3ヶ月以上延滞債権に該当しない貸出金です。 5. なお、 これらの開示額(A、 B、 H、 I) は、 担保処分による回収見込額、 保証による回収が可能と認められる額や既に引当てている個別 貸倒引当金を控除する前の金額であり、 全てが損失となるものではありません。 6. 「担保・保証額」 (D・K) は、 自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合 計額です。 7. 「個別貸倒引当金」 (F) は、 貸借対照表に記載した金額ではなく、 破綻先債権額(A) ・延滞債権額(B) に対して個別に引当計上し た額の合計額です。 8. 「貸倒引当金」 (M) には、 貸借対照表上の一般貸倒引当金の額のうち、 3ヶ月以上延滞債権額(H) ・貸出条件緩和債権額(I) に対し て引当てた額を記載しております。 26 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ②金融再生法開示債権の状況 ア. 金融再生法開示債権 (単位:百万円) 平成17年度 区 分 平成18年度 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 1,101 676 危険債権 3,254 3,151 467 307 47,501 49,567 52,324 53,703 要管理債権 正常債権 合 計 (注)1. 「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」 とは、 破産、 会社更生、 再生手続等の事由により経営破綻に陥っている債務者に 対する債権及びこれらに準ずる債権です。 2. 「危険債権」 とは、 債務者が経営破綻の状態には至っていないが、 財政状態及び経営成績が悪化し、 契約に従った債権の 元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権です。 3. 「要管理債権」 とは、 「3ヶ月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当する貸出金をいいます。 4. 「正常債権」 とは、 債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であり、 「破産更生債権及びこれらに準ずる債 権」、 「危険債権」、 「要管理債権」以外の債権をいいます。 イ. 金融再生法開示債権保全状況 区 分 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 金融再生法上の不良債権(A) 4,823 4,135 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 1,101 676 危険債権 3,254 3,151 467 307 保全額(B) 4,241 3,634 貸倒引当金(C) 1,028 798 担保・保証等(D) 3,213 2,835 87.94% 87.90% 63.85% 61.38% 要管理債権 保全率(B) (A) / (%) 担保・保証等控除後債権に対する引当率 (C) ( / (A)−(D)) (%) (注)貸倒引当金は個別貸倒引当金及び要管理債権に対して計上している一般貸倒引当金の合計額です。 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 27 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (3)自己資本の充実の状況 単体自己資本比率 (単位 :百万円) 項目 平成17年度 平成18年度 (自己 資 本 ) 出資金 うち非累積的永久優先出資 優先出資申込証拠金 資本準備金 その他資本剰余金 利益準備金 特別積立金 次期繰越金 その他 処分未済持分 自己優先出資 自己優先出資申込証拠金 その他有価証券の評価差損 営業権相当額 のれん相当額 企業結合により計上される無形固定資産相当額 証券化取引により増加した自己資本に相当する額 基本的項目(A) 土地の再評価額と再評価の直前の帳簿価額の差額の 45%に相当する額 一般貸倒引当金 負債性資本調達手段等 負債性資本調達手段 期限付劣後債務及び期限付優先出資 補完的項目不算入額 補完的項目(B) 自己資本総額[(A)+(B)] (C) 他の金融機関の資本調達手段の意図的な保有相当額 負債性資本調達手段及びこれに準ずるもの 期限付劣後債務及び期限付優先出資 並びにこれらに準ずるもの 非同時決済取引に係る控除額 及び信用リスク削減手法として用いる 保証又はクレジット・デリバティブの 免責額に係る控除額 基本的項目からの控除分を除く、 自己資本控除とされる証券化エクスポージャー 及び信用補完機能を持つI /0ストリップス (告示第247条を準用する場合を含む。) 控除項目不算入額 控除項目計(D) 自己資本額[(C)−(D)] (E) (リスク・アセット等) 資産(オン・バランス項目) オフ・バランス取引項目 オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額 リスク・アセット等計(F) 単体Tier1比率(A/F) 単体自己資本比率(E/F) 455 ― ― ― ― 455 4,420 30 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 5,362 459 ― ― ― ― 459 4,870 28 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 5,818 ― ― 203 ― ― ― ― 203 5,565 ― ― 123 ― ― ― ― 123 5,941 ― ― ― ― ― ― ― ― ― 5,565 100 ― 100 5,841 45,938 365 ― 46,304 11.58% 12.01% 39,863 290 4,210 44,364 13.11% 13.16% (注) 自己資本比率は、 平成18年度は「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定法に基づき、 信用金庫及び信 用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当かどうかを判断するための基準」 (平成18年金融庁告示 21号) に定められた算式に基づき算出しております。 また、 平成17年度は「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の 2の規定に基づき自己資本比率の基準を定める件」 (平成5年大蔵省告示第62号) に定められた算式に基づき算出しております。 なお、 当金庫は国内基準を採用しております。 28 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (4)次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益 ①有価証券 ア.売買目的有価証券 該当ありません。 イ.満期保有目的の債券で時価のあるもの 平成18年度 平成17年度 区分 国債 貸借対照表 計上額 _ 時 価 (単位:百万円) 差 額 _ _ うち益 うち損 _ _ 貸借対照表 計上額 _ 時 価 差 額 _ _ うち益 うち損 _ _ 地方債 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 短期社債 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 社債 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 7,549 7,170 △379 120 499 6,997 6,834 △163 98 261 7,549 7,170 △379 120 499 6,997 6,834 △163 98 261 その他 合 計 (注)1.時価は、 期末日における市場価格等に基づいております。 2.上記「その他」は、 外国証券及び投資信託等です。 ウ.子会社・子法人等株及び関連法人等株式で時価のあるもの 該当ありません。 エ.その他有価証券で時価のあるもの 平成17年度 区分 平成18年度 評価差額 貸借対照 取得原価 (償却原価) 表計上額 (単位:百万円) うち益 貸借対照 取得原価 表計上額 (償却原価) うち損 評価差額 うち益 うち損 株式 969 1,434 464 486 22 1,020 1,549 528 539 10 債券 16,639 16,631 △7 178 186 16,737 16,809 71 175 103 4,536 4,488 △47 33 80 4,706 4,691 △14 37 52 805 800 △4 ― 4 805 808 3 4 1 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 社債 11,298 11,342 44 144 100 11,226 11,309 83 133 50 その他 7,933 8,048 115 394 278 8,110 8,487 376 518 142 25,542 26,114 571 1,059 487 25,869 26,846 977 1,233 256 国債 地方債 短期社債 合 計 (注)1. 貸借対照表計上額は、 期末日における市場価格等に基づいております。 2. 上記の「その他」は、 外国証券及び投資信託等です。 オ.時価のない有価証券の主な内容及び貸借対照表計上額 平成17年度 (単位:百万円) 平成18年度 その 他 有 価 証 券 9 9 非 上 場 株 式 9 9 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 29 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ②金銭の信託 該当ありません。 ③デリバティブ取引 該当ありません。 (5)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 貸倒引当金内訳 (単位:百万円) 期首残高 一般貸倒引当金 個別貸倒引当金 合計 平成17年度 当 期 増加額 275 203 平成18年度 203 平成17年度 1,406 平成18年度 当期減少額 目的使用 その他 期末残高 ― 275 203 123 ― 203 123 957 659 746 957 957 756 222 735 756 平成17年度 1,681 1,160 659 1,022 1,160 平成18年度 1,160 879 222 938 879 (6)貸出金償却の額 貸出金償却 (単位:千円) 平成17年度 628,123 平成18年度 206,833 (7)貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書は、 信用金庫法第37 条2の規定に基づき、栃木監査法人の監査を受けております。 平成18年度における貸借対照表、 損益計算表及び剰余金処分計算書(以下、 「財務諸表」 という。) の適正性、 及び財務諸表作成に係る内部監査の有効性を確認しております。 平成19年6月27日 大田原信用金庫 理 事 長 30 金庫の直近2事業年度における財産の状況に関する事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 12.自己資本の充実の状況に関する定性的な開示事項 (1)自己資本調達手段の概要 当金庫の自己資本につきましては、 地域のお客様による (普通)出資金にて調達しております。 (2)信用金庫又は信用金庫連合会の自己資本の充実度に関する評価方法の概要 当金庫は、 これまで、 内部留保による資本の積上げ等を行うことにより自己資本を充実させ、 経営の健全性・安全性を充分保っ ていると評価しております。尚、 将来の自己資本の充実策については、 年度ごとに掲げる収支計画に基づいた業務推進を通じ、 そ こから得られる利益による資本の積上げを第一義的な施策として考えております。 (3)信用リスクに関する事項 ① リスク管理の方針及び手続きの概要 信用リスクとは、 取引先の財務状況の悪化などにより、 当金庫の資産の価値が減少ないし消失し、 損失を受けるリスクのことを いいます。 当金庫では、 信用リスクを当金庫が管理すべき最重要のリスクであるとの認識の上、 安全性、 公共性、 流動性、 成長性、 収益性 の5原則に則った厳正な与信判断を行うべく、 与信業務の普遍的かつ基本的な理念・指針・規範等を明示した「クレジットポリシー」 を制定し、 広く役職員に理解と遵守を促すとともに、 信用リスク管理を徹底しています。 信用リスクの評価は、 小口多数取引の推進によるリスク分散の他、 与信ポートフォリオ管理として、 信用格付別や自己査定による債 務者区分別、 業種別、 さらには与信集中によるリスクの抑制のため大口与信先の管理など、 さまざまな角度からの分析に注力して おります。 個別案件の審査・与信管理にあたりましては、 審査管理部門と営業推進部門を互いに分離し、 相互に牽制が働く体制としてい ます。 さらに、 経営陣等へ定期的に報告し、 信用リスク管理・運営における重要事項を審議しています。以上の相互牽制機能、 経 営陣による審議をし、 適切な与信運営を実施する管理態勢を構築しています。 信用コストである貸倒引当金は、 「自己査定基準」及び「貸倒償却・引当基準」に基づき、 自己査定における債務者区分ごとに 算定しております。一般貸倒引当金にあたる正常先、 要注意先、 要管理先については、 債務者区分ごとの債権額にそれぞれ貸 倒実績率に基づいた予想損失率を乗じて算出しております。 また、 個別貸倒引当金に関しては、 破綻懸念先、 実質破綻先及び破 綻先ともに、 優良担保を除いた未保全額に対して貸倒実績率に基づいた予想損失率を乗じて算出しております。尚、 それぞれの 結果については監査法人の監査を受けるなど、 適正な計上に努めております。 ② リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関 適格格付機関による信用リスク削減手法は行っておりません。 (4)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要 信用リスク削減手法とは、 金庫が抱えている信用リスクを軽減化するための措置をいい、 具体的には、 預金担保、 有価証券担 保、 保証などが該当します。当金庫では、 融資の取上げに際し、 資金使途、 返済原資、 財務内容、 事業環境、 経営者の資質など、 さまざまな角度から可否の判断をしており、 担保や保証による保全措置は、 あくまでも補完的な位置づけとして認識しております。 したがって、 担保又は保証に過度に依存しないような融資の取上げ姿勢に徹しております。ただし、 与信審査の結果、 担保又は保 証が必要な場合には、 お客さまへの十分な説明とご理解をいただいた上で、 ご契約いただくなど適切な取扱いに努めております。 当金庫が扱う担保には、 自金庫預金積金、 有価証券、 不動産等、 保証には、 人的保証、 信用保証協会保証、 政府関係機関保 証、 民間保証等がありますが、 その手続きについては、 金庫が定める各種「事務手続き書」及び「担保評価規定」等により、 適切 な事務取扱い及び適正な評価を行っております。 自己資本の充実の状況に関する定性的な開示事項 31 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank また、 手形貸付、 割引手形、 証書貸付、 当座貸越、 債務保証に関して、 お客さまが期限の利益を失われた場合には、 当該与信取 引の範囲において、 預金相殺を用いる場合があります。この際、 信用リスク削減方策の一つとして、 金庫が定める「事務手続き書」 や各種約定書等に基づき、 法的に有効である旨確認の上、 事前の通知や諸手続きを省略して払戻充当いたします。 なお、 バーゼルⅡで定められている信用リスク削減手法には、 適格金融資産担保として自金庫預金積金、 その他未担保預金等 が該当します。 また、 信用リスク削減手法の適用に伴う信用リスクの集中に関しては、 特に業種やエクスポージャーの種類に偏ることなく分散さ れております。 (5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続きの概要 当金庫では、 現状該当がありません。 (6)証券化エクスポージャーに関する事項 ① リスク管理の方針及び手続きの概要 当金庫は、 有価証券投資の一環として証券化取引を行っております。 リスクの認識については、 市場動向、 裏付資産の状況、 時価評価及び適格格付機関が付与する格付情報などにより把握するとともに、 必要に応じて理事会等に諮り、 適切なリスク管理 に努めております。 また、 証券化商品への投資は、 有価証券にかかる投資方針の中で定める投資枠内での取引に限定するととも に、 取引にあたっては、 当金庫が定める「資金運用基準」に基づき、 投資対象を一定の信用力を有するものとするなど、 適正な運 用・管理を行っています。 ② 証券化エクスポージャーについて、信用リスク・アセットの額の算出に使用する方式の名称 当金庫は標準的手法を採用しております。 ③ 証券化取引に関する会計方針 当該取引にかかる会計処理については、 当金庫が定める「有価証券会計処理基準」及び日本公認会計士協会の「金融商品 会計に関する実務指針」に従った、 適正な処理を行っております。 ④ 証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関の名称 証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関は以下の4機関を採用しています。なお、 投資の種 類ごとに適格格付機関の使分けは行っておりません。 ・R&I ・ JCR ・Moody’ s ・S&P (7)マーケット・リスクに関する事項 当金庫では、 現状該当がありません。 32 自己資本の充実の状況に関する定性的な開示事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (8)オペレーショナル・リスクに関する事項 ① リスク管理の方針及び手続きの概要 当金庫では、 オペレーショナル・リスクを「内部プロセス・人・システムが不適切であることもしくは機能しないこと、 または外生的事 象が生起することから当金庫に生じる損失にかかるリスク」 と認識しています。当金庫は、 オペレーショナル・リスクについて、 事務 リスク、 システムリスク、 法務リスク、 人的リスク、 有形資産リスク、 風評リスクの各リスクを含む幅広いリスクと考え、 管理体制や管理 方法に関するリスク管理の基本方針をそれぞれのリスクについて定め、 確実にリスクを認識し、 評価してまいります。 リスクの計測に関しましては、 当面、 基礎的手法を採用することとし、 態勢を整備してまいります。 また、 これらリスクに関しましては、 各種委員会等におきまして、 協議・検討するとともに、 必要に応じて経営陣や理事会等に対して、 報告する態勢を整備してまいります。 ② オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法の名称 当金庫は基礎的手法を採用しております。 銀行勘定における信用金庫法施行令第十一条第五項第三号に規定する出資 (9)その他これに類するエクスポージャー又は株式等エクスポージャーに関する リスク管理の方針及び手続きの概要 上場株式、 上場優先出資証券、 株式関連投資信託にかかるリスクの認識については、 時価評価によって把握するとともに、 当 金庫の抱える市場リスクの状況や、 リスク限度枠等の遵守状況を、 担当役員に報告するとともに、 ストレステストなどのリスク分析を 実施し、 経営陣や理事会等へ報告しています。 一方、 非上場株式、 投資事業組合への出資金に関しては、 財務諸表や運用報告を基にした評価による定期的なモニタリングを 実施するとともに、 その状況については、 適宜、 理事会へ報告を行うなど、 適切なリスク管理に努めております。 なお、 当該取引にかかる会計処理については、 当金庫が定める「有価証券会計処理基準」及び日本公認会計士協会の「金融 商品会計に関する実務指針」に従った、 適正な処理を行っております。 銀行勘定における金利リスクに関する事項 (10) ① リスク管理の方針及び手続きの概要 金利リスクとは、 市場金利の変動によって受ける資産価値の変動や、 将来の収益性に対する影響を指しますが、 当金庫におい ては、 双方ともに定期的な評価・計測を行い、 適宜、 対応を講じる態勢としております。 具体的には、 一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスク (パーセンタイル値)の計測等を行い、 リスク・コントロ ールに努めております。 ② 内部管理上使用した銀行勘定における金利リスクの算定手法の概要 金利リスク算定の前提は、 以下の定義に基づいて算定してまいります。 ・計測手法 預貸金、 有価証券とも 「金利ラダー方式」 ・コア預金 対 象 :流動性預金全般(当座、 預金、 貯蓄等) 算定方法:i 過去5年の最低残高、ii 過去5年の最大年間流出量を現残高から差引いた残高、 以上3つのうち最小の額を上限 iii 現残高の50%相当額、 満 期 : 5年以内(平均2. 5年) ・金利感応資産・負債 預貸金、 有価証券、 預け金、 その他の金利・期間を有する資産・負債 ・金利ショック幅 99%タイル又は1%タイル値 ・リスク計測の頻度 3月、 6月、 9月、 12月の3ヶ月毎 自己資本の充実の状況に関する定性的な開示事項 33 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 13.自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 (1)自己資本の構成に関する事項 28ページの「自己資本の充実の状況」と同様です。 (2)自己資本の充実度に関する事項 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 リスク・アセット 所要自己資本額 リスク・アセット 所要自己資本額 イ. 信用リスクアセット・所要自己資本の額合計 ①標準的手法が適用されるポートフォリオ ごとのエクスポージャー 40,154 1,606 39,863 1,594 (i)ソブリン向け 1,799 71 (ii)金融機関向け 5,837 233 (iii)法人等向け 9,656 386 (iv)中小企業等・個人向け 8,040 321 (v)抵当権付住宅ローン 3,239 129 (vi)不動産取得等事業向け 4,231 169 (vii)三月以上延滞等 422 16 ②証券化エクスポージャー 560 22 ロ. オペレーショナル・リスク 4,210 168 44,364 1,774 ハ. 単体総所要自己資本額(イ+ロ) (注)1. 所要自己資本の額=リスクアセット×4% 2「 .エクスポージャー」 とは、 資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当 額です。 3「 .ソブリン」 とは、 中央政府、 中央銀行、 地方公共団体、 我が国の政府関係機関、 土地開発公社、 地方住宅供給公社、 地 方道路公社、 外国の中央政府以外の公共部門(当該国内においてソブリン扱いになっているもの)、 国際開発銀行、 国 際決済銀行、 国際通貨基金、 欧州中央銀行、 欧州共同体、 信用保証協会及び漁業信用基金協会のことです。 4「 .三月以上延滞等」 とは、 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポ ージャー及び「ソブリン向け」、 「金融機関向け」、 「法人等向け」においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポー ジャーのことです。 5. オペレーショナルリスクは、 当金庫は基礎的手法を採用しています。 <オペレーショナル・リスク (基礎的手法)の算定方法> 粗利益(直近3年間のうち正の値の合計額)×15% 直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ÷8% 6. 単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4% 7. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりま せん。 34 自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (3)信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く) ①信用リスクに関するエクスポージャー及び主な種類別の期末残高 <地域別、業種別及び残存期間別> エクスポージャー 区分 地域区分 業種区分 期間区分 (単位:百万円) 信用リスクエクスポージャー期末残高 貸出金 17年度 18年度 17年度 債券 18年度 17年度 デリバティブ取引 18年度 17年度 18年度 三月以上延滞 エクスポージャー 17年度 18年度 国内 90,481 53,295 16,634 ― 国外 9,737 ― 9,737 ― ― 100,218 53,295 26,371 ― 657 6,368 4,695 1,218 ― 37 837 837 ― ― 0 82 66 ― ― ― 5,915 5,915 ― ― 183 727 55 600 ― ― ― 地域別合計 製造業 農林漁業 鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・水道業 657 261 4 199 ― 運輸業 1,315 623 586 ― 4 卸売業、小売業 6,064 5,229 793 ― 41 22,711 20 10,124 ― ― 不動産業 4,935 4,141 489 ― 126 各種サービス 7,423 7,392 ― ― 154 国・地方公共団体等 15,968 3,608 12,360 ― ― 個人 20,704 20,704 ― ― 109 6,902 ― ― ― ― 100,218 53,295 26,371 ― 657 1年以下 22,237 10,579 2,297 ― 情報通信業 金融・保険業 その他 業種別合計 1年超3年以下 15,234 9,919 4,927 ― 3年超5年以下 12,193 7,039 4,794 ― 5年超7年以下 9,277 4,872 2,857 ― 25,322 13,395 11,494 ― 7年超 期間の定めのないもの 残存期間別合計 15,950 7,488 ― ― 100,218 53,295 26,371 ― 1. オフ・バランス取引は、 含まれておりません。 (注) 2「 .三月以上延滞エクスポージャー」 とは、 元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーのこと です。 3. 上記の「その他」は、 裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等および業種区分に分類することが困 難なエクスポージャーです。具体的には現金、 未収収益、 仮払金、 未決済為替貸、 その他の資産、 有形固定資産、 無形固定資産等が 含まれます。 4. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 ②一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額 30ページの「貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額」と同様です。 自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 35 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank ③業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等 (単位:百万円) 個別貸倒引当金 期首残高 当期増加額 当期減少額 目的使用 その他 貸出金償却 期末残高 17年度 18年度 17年度 18年度 17年度 18年度 17年度 18年度 17年度 18年度 17年度 18年度 製 農 造 林 漁 鉱 建 設 業 129 1 業 1 ― 業 ― ― 業 91 94 電 気 ・ガ ス ・ 熱 供 給・水 道 業 ― ― 情 報 通 信 業 ― ― 運 業 52 0 卸 売 業 、小 売 業 27 22 金 融・保 険 業 ― ― 不 輸 動 産 業 81 19 各 種 サ ー ビ ス 358 216 国・地方公共団体等 ― ― 個 人 12 25 合 計 756 379 (注) 1. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 期首残高、 当期増減額及び平成17年度の計数を 算定しておりません。 ※当金庫は、 国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、 「地域別」の区分は省略しております。 ④リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等 (単位:百万円) エクスポージャーの額 告示で定めるリスク・ウェイト区分(%) 平成17年度 格付有り 平成18年度 格付無し 格付有り 格付無し 0% ― 18,596 10% ― 15,606 20% 797 21,875 35% ― 9,257 50% 1,990 632 75% ― 10,721 100% 1,596 19,304 150% ― 184 350% ― ― 自己資本控除 ― 100 合 計 100,661 (注) 1. 格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。 2. エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスクウェイトに区分しています。 3. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 36 自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (4)信用リスク削減手法に関する事項 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー 信用リスク削減手法 ポートフォリオ (単位:百万円) 預金担保 17年度 信用リスク削減手法が適用された エクスポージャー クレジット・デリバティブ 保 証 18年度 17年度 18年度 17年度 18年度 1,197 939 ― ①ソブリン向け ― 939 ― ②金融機関向け ― ― ― 100 ― ― 1,082 ― ― ⑤抵当権付住宅ローン ― ― ― ⑥不動産取得等事業向け 15 ― ― 0 ― ― ③法人等向け ④中小企業等・個人向け ⑦三月以上延滞等 (注) 1. 当金庫は、 適格金融資産担保について簡便手法を用いています。 2. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 (5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 該当ありません。 (6)証券化エクスポージャーに関する事項 ①オリジネーターの場合 該当ありません。 ②投資家の場合 (ア)保有する証券化エクスポージャーの額及び主な原資産の種類別の内訳 (単位:百万円) 平成17年度 平成18年度 証券化エクスポージャーの額 1,199 (i)クレジット・デフォルト・スワップ 501 (ii)住宅ローン 200 (iii)不動産 99 (Ⅳ)生命保険劣後債 200 (Ⅴ)生命保険基金 197 (注)本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 (イ)保有する証券化エクスポージャーの適切な数のリスク・ウェイトの区分ごとの残高及び所要自己資本の額等 (単位:百万円) 告示で定めるリスク・ウェイト 区分(%) エクスポージャー残高 平成17年度 所要自己資本の額 平成18年度 平成17年度 平成18年度 20% 299 2 50% 598 11 100% 200 8 − − 自己資本控除 100 − (i)クレジット・デフォルト・ スワップ 100 − 350% (注) 1. 所要自己資本の額=エクスポージャー残高×リスクウェイト×4% 2(i) . は、 自己資本から控除した証券化エクスポージャーの原資産の種類別の内訳 3. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 (ウ)証券化エクスポージャーに関する経過措置の適用により算出される信用リスク・アセットの額 該当ありません。 自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 37 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank (7)出資等エクスポージャーに関する事項 ①出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額等 (単位:百万円) 売買目的有価証券 区 分 上 場 株 式 等 貸借対照表 計上額 その他有価証券で時価のあるもの 当期の損益に 取得原価 含まれた 評価差額 (償却原価) 貸借対照 表計上額 評価差額 うち益 うち損 平成17年度 平成18年度 ー ー 1,897 2,465 568 617 48 ー ー 308 310 1 6 4 ー ー 2,205 2,776 570 623 53 平成17年度 非上場株式等 平成18年度 平成17年度 合 計 平成18年度 その他有価証券で時価のないもの 区 分 貸借対照表計上額 上 場 株 式 平成17年度 平成18年度 ー 平成17年度 非上場株式等 平成18年度 156 平成17年度 合 計 平成18年度 156 (注) 1. 貸借対照表計上額は、 期末日における市場価格等に基づいております。 2. 投資信託の裏付け資産のうち「出資エクスポージャー」に該当するものは、 上場株式等に含めてお ります。 3. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の 計数を算定しておりません。 ②子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額等 該当ありません。 ③出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額 (単位:百万円) 売却額 売却益 出資等エクスポージャー 29 16 平成17年度 平成18年度 株式等償却 売却損 6 0 0 22 11 5 (注)本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 (8)金利リスクに関する事項 (単位:百万円) 運用勘定 金利リスク量 区 分 貸 調達勘定 出 金 運 用 勘 定 合 計 722 641 20 51 1,435 銀行勘定の金利リスク 857 有 価 証 券 等 預 け 金 そ の 他 金利リスク量 区 分 平成17年度 平成18年度 平成17年度 平成18年度 定 期 性 預 金 要 求 払 預 金 そ の 他 調 達 勘 定 合 計 309 268 ー 578 (注) 1. 銀行勘定における金利リスクは、 金融機関の保有する資産・負債のうち、 市場金利に影響を受けるもの(例えば、 貸出金、 有価証券、 預金等)が、 金利ショックにより発生するリスク量を見る ものです。当金庫では、 金利ショックをパーセンタイル値(保有期間1年、 最低5年の観測期間で計測される金利変動の1%タイル値と99%タイル値により計測される金利リスク量) として銀行 勘定の金利リスクを算出しております。 2. 要求払預金の金利リスク量は、 明確な金利改定間隔がなく、 預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、 引き出されることなく長期間金融機関に滞留する預金をコア預金 と定義し、 当金庫では、 普通預金等の額の50%相当額を0∼5年の期間に均等に振り分けて (平均2. 5年) リスク量を算定しています。 3. 銀行勘定の金利リスクは、 運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。 銀行勘定の金利リスク (857百万円)=運用勘定の金利リスク量(1,435百万円)+ 調達勘定の金利リスク量(−578百万円) 4. 本開示は、 平成18年度以降適用される新自己資本比率規制に対応しているため、 平成17年度の計数を算定しておりません。 38 自己資本の充実の状況に関する定量的な開示事項 Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank Ohtawara Shinkin Bank 14. その他 (1)当金庫の沿革・歩み 昭和 3 年 2 月 有限責任大田原町信用組合設立 昭和59年 5 月 初代組合長に石和田幸太郎就任 昭和61年10月 南支店開設 昭和 3 年 5 月 稲村市三郎組合長就任 昭和62年11月 自動サービスコーナーいせや大田原店新設 昭和27年 6 月 信用金庫法に基づき大田原信用金庫に 美原支店開設 昭和63年 2 月 当金庫創立60周年記念式典 組織変更 平成元年 6 月 両替商業務開始 昭和28年 5 月 桑原広吉理事長就任 平成元年11月 本店新築 昭和29年 3 月 玉木三子理事長就任 平成元年12月 日本銀行歳入代理店業務開始 昭和34年10月 那須郡黒磯町、那須町に営業地区拡張 平成 3 年 3 月 サンデーバンキング取扱開始 昭和36年 3 月 石和田敬造理事長就任 平成 3 年 6 月 塩谷郡喜連川町、氏家町、塩谷町に 昭和37年 3 月 鈴木豊理事長就任 営業地区拡張 昭和37年12月 黒磯支店開設 平成 3 年 1 1月 矢板支店開設 昭和39年11月 那須郡湯津上村に営業地区拡張 平成 7 年 6 月 那須郡黒羽町に営業地区拡張 昭和40年 6 月 西那須野支店開設 平成7年8月 黒田原支店移転開店 昭和42年 6 月 福島県白河市に営業地区拡帳 平成9年6月 西那須野支店新店舗開店 昭和45年 5 月 栗田幸吉理事長就任 平成10年1月 黒磯支店移転開店 昭和46年12月 黒田原支店開設 平成10年2月 当金庫創立70周年記念式典 昭和51年 7 月 野崎支店開設 平成10年7月 鈴木邦男理事長就任 昭和54年 9 月 東那須野支店開設 平成14年 2 月 宇都宮信用金庫矢板支店の事業譲受 昭和55年 3 月 現金自動支払機(CD)設置(本店営業部) 平成15年 7 月 アイワイバンク銀行(セブンイレブン) と 昭和57年12月 玉木徳次郎理事長就任 CD利用について提携 (2)1年の歩み(平成18年度) 年 月 日 平成18年4月11日 平成18年6月27日 摘 要 出資の総口数(911,924口)並びに払込み出資総額 (455,962,000円)の変更登記を行いました。 第78期通常総代会を開催し、下記議案並びに報告事項がすべて原案どおり 承認可決されました。 議案 第1号議案 第78期業務報告書並びに剰余金処分案承認の件 第2号議案 定款一部変更の件 信用金庫法の改正に伴う公告方法、会員の議決権、剰余金の処分等の変更 第3号議案 会員除名承認の件 第4号議案 理事1名選任承認の件 第5号議案 理事退任に伴う退職慰労金支給の件 第6号議案 理事報酬額決定の件 第7号議案 監事報酬額決定の件 報告事項 (1)第78期貸借対照表、損益計算書、附属明細書についての報告 (2)会計監査人及び監事の監査報告 その他 39 大田原信用金庫 〒324-0056 栃木県大田原市中央1-10-5 TEL:0287-24-2266 FAX:0287-22-5102 http://www.ohtawara-shinkin.co.jp/ http://www.shinkin.co.jp/ohtawara/