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金融市場ウィークリー
金融市場ウィークリー 2016 年 9 月 2 日号 [経済・金融市場動向] ◆ 金融市場見通し・内外経済指標 注目される米雇用統計発表後も市場では9月の利上 げ観測が残存し、米長期金利は上昇含み、米株は上 値の重い展開、為替は円安ドル高地合いの見込み [トピックス] ◆ サプライズのジャクソンホール イエレンFRB議長は「利上げを支持する事例が増 えてきた」と慎重ながらも一歩踏み込んだ判断示す。 インフレ目標引き上げ等の積極的議論なしとも指摘 ◆ 中国の投資急減速の要因は何か 足元で中国の投資は製造業を中心に急減速。デレバ レッジの進行に加えて、短期的には「経済政策の不 確実性」が製造業投資を下振れさせた可能性も ✣[目次]✣ 今週の注目チャート ···················································· 1 Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3 金融市場見通し·································································· 3 金融市場レビュー ································································ 4 内外経済指標の解説と予測 ························································ 5 Ⅱ.トピックス ························································ 8 サプライズのジャクソンホール ···················································· 8 中国の投資急減速の要因は何か ··················································· 10 Ⅲ.参考資料 ························································· 12 今週・来週の主要経済指標 ······················································· 12 月次・四半期のスケジュール ····················································· 14 今週の金融市場の動き ··························································· 17 最新リポート一覧 ······························································· 18 〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 米利上げの死角 調査本部本部長代理 長谷川克之 MMF(マネー・マーケット・ファンド)の動向が注目されている。マイナス金利政策に伴い、運 用難・運用終了に至っている日本のことではない。10 月 14 日に適用が開始されるMMFへの規制強 化を目前に控え、資金流出に見舞われている米国のことである。 今般の規制強化は、金融危機時に投資家の資金引き揚げが市場の混乱を増幅したことへの反省とし て、MMFの流動資産減少時の解約手数料・解約制限などを導入するものである。2014 年に最終決 定した規則が 2 年間の移行期間を経ていよいよ来月施行される。米国のMMFは資産残高が 2.7 兆ド ルにも上る短期金融市場の「巨象」とも言えるが、規制対象となるプライムMMF(ほぼ国債のみに 投資を行う「ガバメントMMF」以外のMMF。コマーシャルペーパー(CP)や譲渡性預金(CD) 等にも積極的に投資)からの資金流出が止まらない。解約制限が嫌気され 8 月末までの 3 カ月間の資 金流出額は 3000 億ドル以上に達し、プライムMMFの残高は約 8300 億ドルにまで減少している。 歪みは随所で見られている。米国内外の多くの金融機関や事業会社がCP市場などでMMFから資 金を調達しているが、MMFからの資金流出に伴う流動性リスクの増大、すなわち市場性調達の減少 や調達期間の短縮化などが懸念されている。MMFへの資金依存という点では本邦勢も例外ではない が、金額的には欧州勢の方が大きい点も気になるところである。ドルの銀行間金利(LIBOR)も上昇 傾向。3 カ月物の春先以降の金利上昇幅は 0.2%以上となり、ほぼ 1 回分の利上げに相当する。当然、 ドルの調達金利が上昇すれば、ドル建て負債を抱えるグローバル企業への悪影響も懸念される。 FRB(連邦準備制度理事会)は利上げの機会を模索している。今月の利上げ観測も燻っているが、 利上げに際しては短期金融市場の安定性に万全を期すことが必要不可欠だ。 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) ~今週の注目チャート~ 【 米年内利上げ確率 】 8 月中旬以降、市場参加者の年内利上げ観測が高まっている 70% 2016年内 60% 50% 40% 9月FOMC 30% 20% 10% 0% 8/1 8/8 8/15 8/22 8/29 (月/日) (注)FF 金利先物から算出した利上げを予想する割合。 (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】金融市場の利上げ期待が 8 月中旬以降に高まっている。7 月の FOMC 議事録(8/17 公表)からは年内 利上げをサポートする材料がみられなかったが、その後FRB高官の年内利上げへの言及が相次いだためだ。 イエレン議長の講演(8/26)では、追加利上げの条件が整ってきたとの見方が示された。本日発表される 8 月の米雇用統計で雇用の改善が確認されれば、9 月の利上げが更に意識され、金利の上昇要因となるだろう。 【 海外投資家の日本株売買動向(週次) 】 9 月の日銀会合を控えて海外投資家の売買が荒い値動きを主導する可能性 (千億円) (千億円) 15 4 月の会合前後 7 月の会合後 ↑ 買 い 越 し 10 5 0 売 り 越 し ↓ ▲5 ▲ 10 現物 先物 合計 ▲ 15 16/01 16/02 16/03 16/04 16/05 16/06 16/07 16/08 (年/月) (資料)日本取引所グループより、みずほ総合研究所作成 【解説】7 月末に日銀がETFの買入れペースの拡大の追加緩和を決定し、日本株は国内勢が下値を支え底 堅く推移している。しかし、金融政策の効果の総括的検証を行う 9 月の日銀会合の前後に海外の短期的な資 金の売買により荒い値動きとなる可能性がある。4 月の日銀会合前には緩和期待から事前に買いが強まった 後に政策維持を受けて売りに転じた他、7 月の会合後も失望から大きく売り越した。 1 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 【 米製造業ISM指数とドル円相場 】 気がかりな米製造業景況感の悪化 (指数) (円/ドル) 60 130 米製造業ISM指数 ドル円相場(軸:右) 120 110 50 100 40 14/1 14/7 15/1 15/7 90 16/7 (年/月) 16/1 (注)ドル円相場は月中平均値。 (資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成 【解説】利上げ観測の高まりからドル円相場は今週ドル高地合いとなっているが、気がかりは 8 月米製造業 ISM指数(9/1)が 6 カ月ぶりに景況感の目安となる 50 を下回ったことだ。昨年末から年初にかけての製 造業の景況感悪化は利上げ期待の後退や米国のドル高是正圧力を高めることに繋がった。景況感指数の低迷 が 9 月以降も続けば、年末にかけて再び円高ドル安圧力が高まる可能性がある。今後も注視が必要だろう。 【 ブラジルの実質GDP成長率 】 持ち直しの兆しを見せるブラジル経済 (前年比、%) 6 4 2 0 ▲2 個人消費 総固定資本投資 政府消費 純輸出 残差 実質GDP成長率 ▲4 ▲6 ▲8 ▲ 10 ▲ 12 11 12 13 14 15 16 (年) (資料)ブラジル地理統計院より、みずほ総合研究所作成 【解説】高成長国として注目された BRICs の一角から一転、世界経済の重荷となっていたブラジル経済に回 復の兆しが見え始めている。先月末に公表された 4~6 月期の実質GDP成長率は、個人消費や総固定資本投 資の減少幅が縮小したことから、前年比▲3.8%まで持ち直してきた。特に総固定資本形成は前期比でみれば プラスに転じており、中央銀行も「緩やかな回復の兆し」があるとして景気判断を上方修正している。 2 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) Ⅰ.経済・金融市場動向 ~金融市場見通し~ 9 月の米金融政策判断に影 8月26日のジャクソンホールでのイエレンFRB議長とフィッシャー同 響を及ぼす 8 月の米雇用統 副議長の発言を受けて、市場では米国の年内の利上げ観測が高まった。ま 計に注目 た、それまでは利上げがあるとしても12月という見方が大勢であったが、 ジャクソンホール以降は9月のFOMC(9/20・21)での利上げの可能性に対す る関心が強まっている。こうした中、9月の政策判断に影響を及ぼす8月の 米雇用統計(9/2)が注目される。 雇用統計後も市場では 9 月 来週にかけての市場動向も雇用統計の結果に大きく左右されることにな の利上げ観測が残存し、米 ろう。仮に非農業部門雇用者数の前月差が+20万人超となれば、市場は一 長期金利は上昇含み、米株 気に9月の利上げを織り込みにいく可能性が高い。一方、+10万人を下回る は上値の重い展開 ようであれば、9月はないだろうという見方に傾斜するであろう。みずほ総 合研究所では市場コンセンサスの+18万人をやや下回る+16万人を予想し ている。この水準であれば、一段と利上げを織り込む展開には至らないま でも、利上げ観測は残存することになろう。利上げへの警戒感から米国の 長期金利は上昇含み、米国株式相場は上値の重い展開を予想する。また、 利上げに対する見方が分かれる中で、8月の非製造業ISM指数(9/6)や ベージュブック(9/7)などの結果にも反応しやすいであろう。 日銀総裁発言は注目され 国内では黒田日銀総裁の講演(9/5)で9月の金融政策決定会合(9/20・ るも、相場を大きく動かす 21)における「総括的な検証」のヒントが示されるかが注目される。国債 材料とはならず、国内長期 購入の柔軟化が意識されれば、国内長期金利の上昇要因となるため一定の 金利は横ばい推移を予想 警戒は必要であるが、ジャクソンホールでの発言を引き継ぐ可能性は高く、 相場を大きく動かす材料とならないとみている。したがって、来週の国内 長期金利は横ばい圏での推移を予想する。 為替は円安ドル高地合い で日本株は底堅い見込み 為替については、米利上げが意識されやすい中で、対円、対ユーロとも ドル高地合いを予想する。市場が落ち着いている中、G20サミット(9/4・ 5)では市場に影響を及ぼす材料は出にくいであろう。円安地合いが続く中、 日本株は底堅い展開を予想する。 (武内浩二) 【 来週の予想 】 項目 内外金利 内外株式 為 替 予想レンジ USD LIBOR 3カ月(%) 米10年国債(%) 円 TIBOR 3カ月(%) 10年国債(%) ダウ平均(ドル) NASDAQ総合指数(ポイント) 日経平均(円) TOPIX(ポイント) 円/ドル ドル/ユーロ 円/ユーロ 3 0.810 1.45 0.03 -0.12 18,300 5,150 16,400 1,290 101.5 1.095 113.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.860 1.65 0.07 -0.02 18,600 5,250 17,350 1,370 105.5 1.135 119.0 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) ~金融市場レビュー~ <内外金利動向> 先週末以降の米 10 年国債利回りは 1.6%前後の横ばい圏で推移した。ジ 米 10 年国債利回りは横ば ャクソンホール会議でのイエレン議長の講演(8/26)やフィッシャー副議 い圏で推移。日銀の「総 長へのインタビュー後に 9 月利上げ観測が高まり、利回りは一時 1.6%を超 括的な検証」への警戒感 えた。その後はFRBが「data-dependent(データ次第) 」の姿勢を崩して から、日本の超長期国債 いないという見方が広がり、経済指標の強弱に沿って 1.6%前後での横ばい の利回りが上昇 推移となった。日本の 10 年国債利回りは▲0%台の横ばい圏で推移してい る。他方、9 月の日銀金融政策決定会合(9/20・21)での「総括的な検証」 への警戒感から超長期国債の利回りは上昇傾向にあり、イールドカーブの スティープ化が進んでいる。 <内外株式動向> (坂中弥生) 先週末以降の米株式相場は、概ね横ばいであった。FRB高官の発言に 米株は利上げ時期を巡る より年内 2 回の利上げの可能性が意識され、警戒感が高まった。ドル高や 思惑で上下するも概ね横 原油安の進行も下押し材料であった。ただし、週後半には予想を下回る 8 ばい、日本株は円安が好 月の製造業ISM指数(9/1)が発表され、早期の利上げ観測は一部後退し 材料となり上昇 た他、週末の 8 月の雇用統計の発表を控えて一方的な下落にもなりにくく、 方向感に欠ける展開となった。日本株は上昇した。FRBによる早期の利 上げ観測が高まったことに伴い円安ドル高が進行し、輸出業種等の業績へ の懸念が和らいだ。週末にかけては米雇用統計の発表を控え、日本市場で も動意の乏しい推移となった。 <為替動向> (大塚理恵子) 今週 のドル円相場は円安ドル高が進んだ。先週末のイエレンFRB議長 米利上げ観測の高まりか 講演による利上げ期待の高まりを受け、週明けのドル円相場は円安ドル高 らドル高進む 地合いで推移した。週半ばに公表された 8 月米消費者信頼感指数(8/30) が市場予想を上回り、消費者の雇用に対する楽観的な見方が示されたこと も、ドル買いの材料となった。週後半には、8 月米製造業ISM指数が予想 を下回り、一時ドルが売られる場面もあったが、その進展は限定的だった。 その後は 8 月米雇用統計を控え、ドル円相場は様子見の展開となった。ユ ーロドル相場はドル高ユーロ安地合い。米利上げ観測の高まりから週前半 にかけてドル高が進む展開となった。 (有田賢太郎) <新興・資源国動向> 新興国市場では、ジャクソンホール会議後に米国の利上げ期待が高まっ 雇用統計を前に米国の利 たことを受け、幾分ドル高・新興国通貨安が進む展開となった。南アフリ 上げをにらんだ様子見相 カでは政治的な混乱も通貨安の要因となっており、ゴーダン財務相が過去 場 に違法なスパイ組織を立ち上げた疑いで先週警察の出頭命令を受けて以 降、通貨ランドの下落が続いている。その他にも原油安の影響からロシア ルーブルをはじめとする資源国通貨が下落しているが、変動幅は総じて小 幅なものにとどまっており、全体的な地合いとしては今晩発表される米雇 用統計待ちの様子見相場となっている。株価についても米国の利上げをに (井上淳) らんだ展開となっており、総じて横ばい圏での推移が続いている。 4 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) ~内外経済指標の解説と予測~ <国 内> 今週発表された指標からは、雇用や消費の堅調さが確認できた。7 月の雇 雇用・個人消費は堅調 用関連指標(8/30)は、失業率が 3.0%と 2 カ月連続で 0.1%ポイント低下 し、1995 年 5 月以来の水準となった。就業者数が 2 カ月連続で大幅に増加 したことが改善に寄与した。また、有効求人倍率は 1.37 倍と、高水準で推 移している。 7月の実質消費支出(二人以上の全世帯、除く住居等、8/30)は、前月比 +0.3%(6月同+0.2%)と2カ月連続で小幅に増加した。高気温を背景に 耐久財(エアコン)の購入が増加し、消費を押し上げた。 鉱工業生産は前月比横ば い 7月の鉱工業生産(8/31)は、前月比0.0%(6月同+2.3%)と横ばいと なった。輸送機械や電子部品・デバイスが上昇に寄与した一方、化学や金 属製品が低下した。先行きについては、8・9月の生産予測指数がそれぞれ 前月比+4.1%、▲0.7%となっており、緩やかな回復基調で推移する見通 しである。 来週は実質GDP成長率2次速報や経常収支などが発表される。 実質GDP2 次速報は 1 次 速報から小幅に上方修正 4~6月期の実質GDP(2次速報) (9/8)は、前期比+0.1%(年率+0.6%) と、1次速報(前期比+0.0%、年率+0.2%)からの小幅な上方修正を予想 する。設備投資が下方修正される一方、民間在庫投資が上方修正され、1次 速報段階よりも在庫調整圧力が残存していたことを示す内容になる見込み だ。全体として景気が依然踊り場にあったとの見方は変わらないだろう。 一致CIは上昇、先行CI は低下 7月の景気動向指数(9/7)は、CI一致指数が111.5、CI先行指数が98.7 と予想する。一致CIは、耐久消費財出荷の増加などにより、2カ月連続の 上昇を見込む。一方、先行CIは消費者態度指数の悪化が下押し要因とな り、2カ月ぶりの低下と予測する。 第 3 次産業活動指数は 2 7月の第3次産業活動指数(9/9)は、前月比+0.6%(6月同+0.8%)と2 カ月連続のプラスを予測する。金融保険業が底堅く推移したほか、小売業 カ月連続のプラス (高瀬美帆) なども押し上げに寄与すると見込む。 【 鉱工業生産指数の推移 】 【 実質GDP成長率(2次速報予測) 】 (前期比、%) 1.5 実質GDP 成長率 1.0 (前月比、%) 6 予測値 4 公的需要 家計 (消費+住宅) (予測) 0.5 2 0.0 0 ▲ 0.5 ▲2 民間設備投資 外需 ▲ 1.0 ▲4 民間在庫投資 ▲ 1.5 ▲6 Q3 15/01 15/04 15/07 15/10 16/01 16/04 16/07 Q4 2014 (年/月) (注)2016年8・9月の値は、みずほ総合研究所による予測値。 (資料)経済産業省「鉱工業指数」より、みずほ総合研究所作成 Q1 Q2 Q3 2015 Q4 Q1 Q2 2016 (期) (年) (資料)内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成 5 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) <海 外(米国)> 個人消費は堅調なペース 7 月の実質個人消費(8/29)は前月比+0.3%となり、4~6 月期比では年 で拡大 率+2.7%と堅調なペースで増加した。7 月は、自動車を中心に耐久財消費 の増加が全体を押し上げた。 コアPCEデフレーター 一方、物価面では、7 月のコアPCEデフレーター上昇率(8/29)が前月 は小幅上昇 比+0.1%と、小幅な上昇ペースにとどまった。耐久財価格の下落率が縮小 する一方で、航空運賃や余暇関連サービスの価格が低下した。前年比では 5 カ月連続で+1.6%となった。 製造業の業況は 50 割れ 8 月の製造業ISM指数(9/1)は 2 月以来の 50 割れとなり、回復の歩み が止まった。内訳をみると、入荷遅延指数を除く 4 項目(新規受注、生産、 雇用、在庫)が軒並み悪化した。輸出受注指数には大きな変化がない。今 回は一時的な足踏みとみられるが、製造業の回復に不安が広がった。 8 月の雇用者数は底堅い 今晩発表される 8 月の雇用統計(9/2)は、9 月 FOMC(9/20・21)の政策 ペースで増加する見通 判断に影響を及ぼすとみられることから、大変注目度が高い。8 月の非農業 し。しかし、下振れリス 部門雇用者数(前月差)は、高い伸びとなった 6・7 月から減速するとみら クに注意 れるが+16 万人程度の底堅さを示すだろう。先行指標となる 8 月のADP 民間部門雇用者数は前月差+17.7 万人となり、発表元は「業種や企業規模 に関わらず、企業は着実に雇用を増やしている」と報告した。8 月のカンフ ァレンスボード消費者信頼感指数によれば、消費者の雇用に対する見方は 楽観度が増したようだ。 なお、8 月の雇用者数の伸び(1 次速報値)は、市場参加者の事前予想を 下回る傾向がある。過去 5 年間をみると、いずれの年も市場予想を下回る 結果となっており、5 年間の平均では約 5 万人下振れている。 8 月の非製造業ISM指 来週発表される 8 月の非製造業ISM指数(9/6)は前月から小幅に低下 数は小幅に低下すると予 すると予想する。先行指標となる 8 月のリッチモンド・サービス業調査で 想 は、収入指数が増減の境目であるゼロに低下した(7 月は 8)。(風間春香) 【 実質個人消費 】 【 非農業部門雇用者数 】 (前月差、千人) (前月比、%) 0.8 500 耐久財 非耐久財 サービス 実質個人消費 0.6 400 建設業 鉱業 製造業 民間サービス業 政府部門 非農業部門合計 300 0.4 200 0.2 100 0.0 0 ▲0.2 ▲100 15/8 ▲0.4 15/7 15/10 16/1 16/4 15/12 16/4 16/7 16/8 (年/月) (年/月) (注)2016 年 8 月の値はみずほ総合研究所予測値。 (資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成 (資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成 6 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) <海 外(欧州)> ドイツ小売数量は大幅 7 月のドイツ小売数量(8/31)は前月比+1.7%の大幅増となった。振れ 増。フランス財消費支出 の大きい統計のため、翌月に反動減が生じる可能性に留意する必要はある は 4 カ月連続で減少 が、財消費の回復を示す結果と言える。一方、7 月のフランス実質財消費支 出(≒小売+自動車販売、8/31)は同▲0.2%と 4 カ月連続で落ち込んだ。 項目毎にみても全般に低調であり、フランス景気のけん引役たる消費は、 夏場も弱さがうかがわれる。 ユーロ圏インフレ率は前 8 月のユーロ圏インフレ率(8/31)は前年比+0.2%と、7 月と同水準に とどまった。エネルギー・食品物価の下落幅が縮小したが、コア・インフ 月と同水準にとどまる レ率(エネルギー・食品除く総合)が低下した。コア・インフレ率の内訳 では、非エネルギー工業品物価とサービス物価の両方で上昇率が低下した。 前者についてはユーロ安による押し上げ効果の剥落、後者については賃金 上昇圧力の弱さが影響したとみられる。 スペインでは暫定首相が スペインでは、ラホイ暫定首相の第 1 回信任投票が実施され(8/31)、 事前のコンセンサス通り、賛成票は過半に届かなかった。第 2 回投票(9/2) 不信任に の結果が注目される。第 2 回投票も不信任となれば、その 2 日後に第 3 回 投票が行われ、引き続き不信任ならば 10 月末までこのプロセスが延々と続 く。10 月末までにラホイ暫定首相が信任を得られなければ、再選挙となる。 来週はECB政策理事会 来週は、ECB政策理事会(9/8)のほか、4~6 月期ユーロ圏GDP(3 次推計値、9/6)や 7 月ユーロ圏小売数量(9/5)、7 月ドイツ企業関連統計 などが注目される などが発表される。ECBは政策の現状維持を決めるだろう。足元にかけ て発表された経済指標はユーロ圏景気回復の持続を示唆しており、ECB の景気見通しが大幅に悪化しているわけではないと思われる。他方、ドイ (松本惇) ツ企業関連統計には引き続き弱さが残るだろう。 【 ドイツ・フランスの消費関連統計 】 【 ユーロ圏インフレ率 】 (2015/1=100) 103 ドイツ (前年比、%) (前年比、%) 1.2 フランス 0.0 ▲ 0.5 0.9 ▲ 1.0 102 0.6 ▲ 1.5 0.3 101 ▲ 2.0 ▲ 2.5 0.0 ▲ 3.0 ▲ 0.3 100 ▲ 3.5 ▲ 0.6 ▲ 4.0 2015/8 99 2015/7 15/10 16/1 16/4 15/11 ユーロ圏インフレ率 16/7 (年/月) 16/2 16/5 16/8 (年/月) コア・インフレ率 エネルギー・食品・アルコール・煙草(右目盛) (注)コア・インフレ率はエネルギー・食品等を除く総合。 (資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成 (注)ドイツは小売数量、フランスは実質財消費支出。 (資料) 独連邦統計庁、INSEE より、みずほ総合研究所作成 7 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) Ⅱ.トピックス ~サプライズのジャクソンホール:利上げに傾くイエレン議長~ イエレン議長は、利上げを カンザスシティ連銀が開催した経済シンポジウム(8 月 25-27 日、米ワイ 支持する事例が増加した オミング州ジャクソンホール)において、イエレン連邦準備銀行(FRB) と指摘 議長が講演を行った。タイトルは「FRBの金融政策手段:過去、現在、 そして将来」である。 イエレン議長は講演の冒頭を米国経済に対する現状評価に割いた。その 中で「米国経済はFRBが目指す完全雇用と物価安定に近づいている」、 「雇用の継続的な強さと我々の見通しを踏まえると、ここ数カ月の間に、 利上げを支持する事例が増えてきたと思う」と述べた。この発言は、7 月の 連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表された 7 月雇用統計や小売売上高な どを反映しており、7 月 FOMC 時点よりも踏み込んだ判断である。 ジャクソンホールは再び 注目の場に FOMC での公式の議論と参加者らによるコンセンサス形成を重視し、ジャ クソンホールという FOMC 以外の場が金融政策の重要な方向付けの場になる ことを嫌うとみられていたイエレン議長のこうした発言に、筆者を含め、 金融市場参加者の多くが困惑したと思われる。 すでにイエレン議長の講演前には、従来「据え置き派」とみられた一部 の地区連銀総裁やフィッシャーFRB副議長から利上げに前向きな発言が 聞かれるようになってはいたが、イエレン議長がこうした発言に同調する とは殆ど予想だにしなかったのである。「データ・ディペンデントという FRBのマントラ(呪文)は、ノイジーなデータに政策が急にふらつくよ うな間違いを引き起こしている」(ウォルシュ元FRB理事、WSJへの 寄稿、8 月 24 日)との批判は、正鵠(こく)を得ている。 インフレ見通しの実績の イエレン議長は、「見通しには不確実性があり、金融政策は予め決まっ 乏しさやグローバルな視 てはいない」という従来のスタンスを維持した。その証左として、今後の 点が欠如 政策金利のパスは上下両方向に大きく動き得ることが、過去 20 年間の金利 予想を用いて示されている。また、イエレン議長が「利上げの可能性が高 まっている」とは言わず、「利上げを支持する事例が増えてきた」と柔ら かな物言いに徹したのも、慎重さの表れだろう。 しかし、利上げ判断で重要なFRB自身の経済見通し、とりわけインフ レ見通しには実績が乏しいことや、FRBの利上げ姿勢が世界経済・金融 市場に悪影響を及ぼし、米国経済自身に跳ね返ってくるリスクへの言及を 欠いたことで、今回の講演については、利上げに対する前のめり感が否め ない。 従来の非伝統的手段に自 信 講演の主題である今後の金融政策の枠組みに関して事前の関心を集めた のは、日欧で導入されたマイナス金利や、ウィリアムズ・サンフランシス コ連銀総裁が最近の論文で提示した物価水準ターゲティングや名目GDP ターゲティングなどである。 これに対してイエレン議長は、金利政策(利下げ)と、FRBがすでに 導入している非伝統的手段、すなわち米国債を中心とする大規模資産購入 8 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) とフォワードガイダンスによって、負のショックに対して現状、十分対応 できるとの考えをシミュレーションと共に示した。 インフレ目標の引き上げ 等は積極的には議論せず そして「資産購入対象の拡大、インフレ目標の引き上げ、物価水準もし くは名目GDPターゲティングの導入に対しては、便益とコストの慎重な 検討と、一部は法制度の整備が必要である」とし、イエレン議長は「現状、 FOMC はこれらの手段を積極的には議論していない」点を強調した。 中期的にも、来たるべき景 中期的な観点―政策金利が中立的水準に達している状況―については、 気後退に対する利下げ余 政策金利の中立水準が従来よりも大幅に低いと予想される中でも、景気後 地は十分あるとの見方 退が来た場合の利下げ余地は十分にある、との考えが示された。 イエレン議長は、①1965-2000 年の平均FF金利が 7%以上であるのに対 して、現時点で予想される中立的水準は 3%に過ぎないこと、また②平均的 な利下げ幅は 5.5%であることを挙げながら、「通常の景気後退に対処する ための利下げ幅としては 2.5%足りないように見えるが」、「来たるべき景 気後退前には、FF金利は中立水準を十分に上回り、利下げ余地は 3%を大 きく上回る」との見通しを示した。 もっとも、直近の政策金利見通し(中央値)に基づけば、FF金利が中 立金利(現状 3%)を大幅に上回る時期は、2019 年以降とはるか先である。 楽観的過ぎるリスクにも 言及 一方、イエレン議長は、金融緩和余地が十分にあるとの見通しが楽観的 過ぎるおそれがあることを認めている。イエレン議長が言及したのは、長 期金利が低位推移するケースと、中立的な政策金利水準が想定以上に低い ケースである。前者では、大規模資産購入とフォワードガイダンスによる 長期金利の引き下げ余地が縮小してしまう。後者では、中立的な政策金利 水準が低ければ(3%ではなく 2%)、資産購入とフォワードガイダンスを 極端に推し進める必要が出てくる。 金融安定性は話題になら 今年のジャクソンホールは、「低い中立金利」という新たな経済環境認 ず。しかし、最近のFRB 識の下で開催されたが故に、異例の金融緩和がもたらしている、金融安定 の研究は、ある種の不確実 性への脅威を示す数々の兆候に対して「ほとんど言及がなかった」 (“Echoes 性の下では、予防的金融政 策が望ましいと指摘 of 2008 as danger signs are ignored”, Financial Times,9 月 1 日)。 しかし、少なくともFRB内では、金融安定性に対する金融政策の在り 方についての研究が進んでいる。8 月発表のFRBエコノミストらの研究に よれば、金融政策によってどれだけ金融危機を回避することができるのか 不透明な場合と、金融危機が発生した場合にどれだけ深刻な影響が出るの かが不透明な場合には、後始末型の金融政策よりも、予防的金融政策(予 防的引き締め)が望ましいという。かつてコチャラコタ・ミネアポリス連 銀総裁(当時)やスヴェンソン元リクスバンク副総裁が「メリットがない」 と指摘していた予防的金融政策に対する評価が変化しているいうことだ。 もっとも、7 月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(8 月 17 日)で は、商業用不動産市場や株式市場のオーバーバリュエーションへの懸念と 共に、銀行貸出の厳格化や投資家の利回り追求の鎮静化が指摘されており、 金融安定性に対する懸念は今のところ小さい。 (小野亮) (参考)小野亮「新たな枠組みを論ずる前に中銀は経済的限界を直視すべき」みずほインサイト、2016 年 8 月 26 日。 ―――「後始末型金融政策は万能か~金融安定性に対する金融政策の役割を巡る一考察」みずほインサイト、2014 年 7 月 9 日。 9 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) ~中国の投資急減速の要因は何か~ 投資の減速感が足元で強 中国の投資の減速感が足元で強まっている。2016 年 4~6 月期の固定資産 まる 投資の実質伸び率は前年比+9.1%と、前期(同+13.8%)から大きく減速 した(図表 1)。内訳をみると、特に製造業投資の落ち込みが目立っている。 中国政府も投資の落ち込みを受けて、各地方に調査団を派遣したり、民間 投資喚起策を発表したりといった対応を取っており、投資の急減速に対し て中国政府が懸念を強めている様子がみてとれる。 投資の抑制要因としてデ そもそも製造業投資は、ここ数年、過剰債務の調整を背景に、減速傾向 レバレッジが挙げられる をたどってきた。今回投資が減速した業種のうち、国有企業比率の高い自 が、短期の投資動向を説明 動車・非鉄金属以外の業種では昨年に比べて負債比率が低下しており、民 するには不十分 間企業を主としたデレバレッジ(債務圧縮)の進行が投資を抑制している とみられる。 ただし、中期的な投資下押し要因であるデレバレッジのみで足元の投資 の急減速を説明することは難しい。また、中国政府はデレバレッジ以外の 投資減速の要因として①一部産業における民間企業に対する参入障壁、② 資金調達コスト高、③行政手続きの煩雑さなども挙げているが、これらも 以前から存在する問題で短期的な投資の動向を説明するのには不十分だ。 短期的には経済政策の不 そこで、短期的な投資減速の要因を探るために、製造業投資とその関連 確実性が製造業投資に影 指標とのグレンジャー因果検定を行った(図表 2)。関連指標としては、① 響している可能性あり 製造業企業収益、②(投資コストの代表的な指標である)貸出基準金利、 ③経済政策の不確実性指数の 3 つを採用した。その結果、貸出金利や企業 【 図表 1 中国の固定資産投資(業種別) 】 【 図表 2 製造業投資と関連指標の グレンジャー因果関係 】 (前年比、%) 25 その他 第1次産業 不動産 実質固定資産投資伸び率 鉱業 インフラ 製造業 製造業 固定資産投資 20 15 貸出基準金利 10 製造業企業収益 5 0 経済政策の 不確実性 ▲5 2012 13 14 15 (注)固定資産価格指数で実質化。 (資料)中国国家統計局より、みずほ総合研究所作成 16 (年) (注) 1. 推計期間は 2005 年第 1 四半期~2016 年第 2 四半期。 ラグ次数は 1 四半期。矢印は少なくとも 10%有意水 準でグレンジャー因果性が検出される関係を示す。 2. 製造業固定資産投資は前年比の 1 期差、製造業企業 収益は前年比、貸出基準金利と経済政策の不確実性 は原数値を使用。 (資料)中国人民銀行、中国国家統計局、Economic Policy Uncertainty より、みずほ総合研究所作成 10 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 収益から投資への直接的な影響は確認されなかった一方で、「経済政策の 不確実性指数」が製造業投資に対してグレンジャーの意味での因果性を持 っているという関係が確認できた。すなわち、経済政策を巡る不確実性の 高まりが、足元で投資の抑制要因となった可能性があるということだ。も っとも、インパルス応答分析によると、不確実性が投資を下押しする影響 が持続するのは 2 四半期程度と、短期的との推計結果となった。 なお、金利や収益などの投資関連指標と製造業投資との関係性が明確に 示されなかった理由の一つとして、主に政府主導のプロジェクトを引き受 ける国有企業が、政府からの「暗黙の保証」を背景に、金利の高低や収益 の増減にかかわらず投資を行っている可能性などが考えられる。他には、 低金利・高収益といった投資に有利な環境にある企業でも、先述した経済 政策を巡る不確実性の高まりを受けて、投資に対するマインドが悪化し、 新たな投資を控えている可能性もある。 今後、金融市場の動揺や過 では、製造業投資に影響を与える不確実性として、具体的には何が考え 剰生産能力の解消ペース られるだろうか。まず、上海株や人民元が急落した 2015 年半ばや 2016 年 に関する不透明性が政策 初に不確実性指数が上昇していたことを踏まえると、金融市場の動揺が経 の不確実性を高める恐れ 済政策の不透明性を高め、投資に影響するリスクがある。今後、米国の利 上げや米国大統領選、Brexit の行方など世界の金融市場全体に影響を与え るようなイベントが続くため、中国金融市場の変動も大きくなりやすいだ ろう。予想以上に市場の動揺が大きくなった場合には、金融・財政政策に 調整が加えられることも考えられ、その方針を見定めようとする企業が投 資をいったん控える可能性がある。 さらに、過剰生産能力の解消を巡る不確実性も存在する。現在、中国政 府は鉄鋼・石炭業の過剰生産能力の淘汰に関して、2016 年通年の目標と今 後 3~5 年間の中期的な目標を発表しているが、非金属鉱物製品(セメント、 ガラス)や船舶など、他の生産能力過剰業種の調整ペースに関しては現時 点では不透明なところが多い。鉄鋼・石炭業は、2016 年 1~7 月まで淘汰目 標対比の淘汰実績がそれぞれ 47%、38%と遅れており、目標達成に向けて 今後は投資抑制が強まるとみられるが、当該 2 業種の投資が全体に占める 割合は 1%と僅かであり、投資全体に与えるインパクトは限定的だろう。し かし、生産能力過剰業種とされる業種の投資額を合計すると 2015 年時点で 固定資産投資額全体の 1 割強を占めると推計されるため、政策の不確実性 が高まった場合には、企業の投資マインドを通じた投資全体への影響も無 視できないものとなるだろう。 投資全体は緩やかな減速 今後、中国の投資全体は、デレバレッジのもと減速傾向をたどるも、イ を見込むも、下振れリスク ンフラ投資や新産業分野などの投資に支えられ、減速ペースは緩やかなも には注視が必要 のにとどまるとみられる。ただし、金融市場の動揺や過剰生産能力の解消 等を巡り、経済政策の不確実性がさらに高まった場合には、製造業投資が 下振れるリスクもあることには注視が必要だ。 11 (玉井芳野) 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) Ⅲ.参考資料 今週の主要経済指標 経 済 指 標 等 日 付 8/26(金) 米 今回実績 GDP(4~6月期暫定) 前期比年率 ミシガン大消費者信頼感指数(8月確報) 前回実績 予想 +1.1% +1.1% 4~6月期速報 +1.2% 89.8 90.8 8月速報 90.4 イエレンFRB議長講演(ジャクソンホール) 8/29(月) 米 8/30(火) 日 個人所得(7月) 消費支出(7月) コアPCEデフレータ(7月) 前月比 前月比 前年比 +0.4% +0.3% +1.6% +0.4% R +0.3% R +1.5% +0.3% +0.5% +1.6% 百貨店・スーパー販売額[既存店](7月速報) 小売業販売額(7月速報) 前年比 前年比 +0.6% ▲0.2% +0.9% ▲0.9% R ▲1.5% ▲1.3% 2年利付国債入札:最高利回り ▲0.191%、 平均利回り ▲0.193%、 入札倍率 4.44倍 有効求人倍率(7月) 完全失業率(7月) 実質消費支出[二人以上の全世帯](7月) 米 S&P/コアロジックCS住宅価格指数[20都市](6月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(8月) 8/31(水) 日 鉱工業生産(7月速報) 9/2(金) 1.38倍 1.37倍 3.0% 3.1% 3.1% 前年比 ▲0.5% ▲1.5% R ▲2.3% 前年比 +5.1% +5.1% R +5.3% 101.1 97.0 R 96.7 前月比 0.0% +0.8% +2.3% 季調済年率 100.5万戸 99.2万戸 100.4万戸 米 中古住宅販売仮契約指数(7月) 伯 金融政策決定会合(30・31日) 前月比 +1.3% +0.7% R ▲0.8% 欧 ユーロ圏消費者物価(8月速報) 日 法人企業統計(4~6月期) 経常利益[全産業] 設備投資[全産業](ソフトウェア除く) 前年比 +0.2% +0.3% +0.2% 前年比 前年比 ▲10.0% +3.1% N.A. +5.5% 1~3月期 ▲9.3% +4.3% 10年利付国債入札:最高利回り ▲0.044%、 平均利回り ▲0.046%、 入札倍率 3.74倍 中 製造業PMI(8月) 50.4 49.8 49.9 新設住宅着工戸数(7月) 9/1(木) 1.37倍 非製造業PMI(8月) 53.5 N.A. 財新製造業PMI(8月) 米 製造業ISM指数(8月) 50.0 50.1 50.6 49.4 52.0 52.6 263千人 265千人 261千人 42.0 41.8 41.3 失業保険新規申請件数(~8/27) 日 消費動向調査(8月) 消費者態度指数 53.9 予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。R は改定値。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 12 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 来週の主要経済指標 日 付 9/2(金) 経 済 指 標 等 予 想 雇用統計(8月) 失業率 非農業部門雇用者数 時間当たり賃金(全従業員ベース) 9/5(月) 前 回 前々回 米 貿易収支(7月) 日 毎月勤労統計(7月速報) 前月差 前月比 [4.9%] [+160千人] [+0.2%] 4.9% +255千人 +0.3% 4.9% +292千人 +0.1% 財・サ収支 ▲414億㌦ ▲445億㌦ ▲410億㌦ 前年比 +0.4% +1.4% ▲0.1% N.A. 51.7 52.7 [55.0] 55.5 56.5 先行DI 一致DI 先行CI 一致CI [33.3%] [50.0%] [98.7] [111.5] 75.0% 72.2% 99.2 111.1 60.0% 55.6% 98.4 109.2 前期比 [+0.1%] 4~6月期1次速報 0.0% 1~3月期 +0.5% 名目賃金 黒田日銀総裁講演(きさらぎ会における講演) 中 財新サービスPMI(8月) 米 レーバーデー(米国休場) 9/6(火) G20(サミット、浙江省杭州)(4・5日) 日 30年利付国債入札 9/7(水) 米 非製造業ISM指数(8月) 日 景気動向指数(7月速報) 米 ベージュブック(地区連銀経済報告) 馬 金融政策決定会合 9/8(木) 日 GDP(4~6月期2次速報) 経常収支 [+2兆1,750億円] (前年比) [+21.2%] 貿易収支 [+3,444億円] (前年比) [-] 国際収支(7月速報) 景気ウォッチャー調査(8月) 現状判断DI +9,744億円 +1兆8,091億円 +80.1% ▲2.4% +7,636億円 +399億円 +522.3% - N.A. 45.1 41.2 +579億㌦ +523億㌦ +481億㌦ 前年比 ▲4.0% ▲4.4% ▲4.8% 輸入総額(8月) 米 失業保険新規申請件数(~9/3) 欧 ECB政策理事会 前年比 ▲4.8% ▲12.5% ▲8.4% [260千人] 263千人 261千人 日 第3次産業活動指数(7月) 前月比 [+0.6%] +0.8% ▲1.2% 前年比 前年比 前年比 +3.3% +2.9% N.A. +3.3% +2.9% +1.7% +3.5% +2.9% +2.0% 前年比 +1.7% +1.8% +1.9% 5年利付国債入札 中曽日銀副総裁講演(在日米国商工会議所における講演) 中 貿易収支(8月) 米ドル 輸出総額(8月) 9/9(金) マネーストック(8月速報) 中 消費者物価指数(8月) 韓 金融政策決定会合 M2 M3 広義流動性 予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、 泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア 13 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 9 月のスケジュール 国 1 2 内 法人企業統計調査(4~6 月期) 新車販売台数(8 月),10 年利付国債入札 消費動向調査(8 月) 米 1 2 3 3 4 4 5 黒田日銀総裁講演(きさらぎ会における講演) 毎月勤労統計(7 月速報) 5 30 年利付国債入札 6 7 景気動向指数(7 月速報) 7 8 中曽日銀副総裁講演(在日米国商工会議所における講 8 演) ,GDP(4~6 月期 2 次速報),国際収支(7 月速報) 景気ウォッチャー調査(8 月),5 年利付国債入札 第 3 次産業活動指数(7 月), マネーストック(8 月速報) 9 6 9 国 他 米 製造業ISM指数(8 月) 労働生産性(4~6 月期改訂) 米 雇用統計(8 月),貿易収支(7 月) ,製造業新規受注(7 月) 米 レーバーデー(米国休場) G20(サミット、浙江省杭州)(4・5 日) 米 非製造業ISM指数(8 月) 米 ベージュブック(地区連銀経済報告) 欧 ECB政策理事会 10 10 11 11 12 機械受注統計(7 月),企業物価指数(8 月) 12 米 連邦財政収支(8 月),3 年国債入札,10 年国債入札 13 法人企業景気予測調査(7~9 月期) 20 年利付国債入札 14 設備稼働率(7 月) 13 米 30 年国債入札 15 17 15 英 英中銀金融政策委員会(14・15 日) 米 鉱工業生産・設備稼働率(8 月) 小売売上高(8 月),PPI(8 月),経常収支(4~6 月期) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(9 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(9 月) 16 米 CPI(8 月),ネット対米証券投資(7 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月速報) 17 18 18 19 敬老の日(日本休場) 19 20 20 米 住宅着工・許可件数(8 月) 21 日銀金融政策決定会合(20・21 日) 日銀総裁定例記者会見,貿易統計(8 月) 22 秋分の日(日本休場) 21 米 FOMC(20・21 日) 23 全産業活動指数(7 月) 23 24 24 25 25 26 黒田日銀総裁挨拶(大阪経済 4 団体共催懇談会) 資金循環統計(4~6 月期速報) 27 日銀金融政策決定会合議事要旨(7/28・29 分) 40 年利付国債入札 26 独 ifo景況感指数(9 月) 米 新築住宅販売件数(8 月), 27 米 S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・7 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(9 月) 2 年国債入札 28 米 耐久財受注(8 月),5 年国債入札 16 28 14 22 米 中古住宅販売件数(8 月),景気先行指数(8 月) 29 黒田日銀総裁挨拶(全国証券大会) 29 米 企業収益(4~6 月期改訂) 商業動態統計(8 月速報),2 年利付国債入札 GDP(4~6 月期確定),7 年国債入札 30 日銀金融政策決定会合における主な意見(9/20・21 分) 30 米 個人所得・消費支出(8 月) 消費者物価(8 月全国・9 月都区部) ミシガン大学消費者信頼感指数(9 月確報) 鉱工業生産(8 月速報),住宅着工統計(8 月) シカゴPMI指数(9 月) 労働力調査(8 月),家計調査(8 月) *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 14 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 10 月のスケジュール 国 内 1 米 1 2 2 3 日銀短観(9 月調査),新車販売台数(9 月) 3 4 消費動向調査(9 月),10 年利付国債入札 4 5 5 6 6 7 国 他 毎月勤労統計(8 月速報) 景気動向指数(8 月速報) 7 米 製造業ISM指数(9 月) 米 非製造業ISM指数(9 月) 貿易収支(8 月) 製造業新規受注(8 月) G20(20 か国財務大臣・中央銀行総裁会議、ワシントン D.C.)(23・24 日) 米 雇用統計(9 月) 8 9 8 9 10 体育の日(日本休場) 10 米 コロンブスデー(祝日) 11 景気ウォッチャー調査(9 月) 国際収支(8 月速報) 12 機械受注統計(8 月) 30 年利付国債入札 13 第 3 次産業活動指数(8 月) 11 14 マネーストック(9 月速報) 企業物価指数(9 月) 5 年利付国債入札 15 12 米 FOMC 議事録(9/20・21) 3 年国債入札,10 年国債入札 13 英 英中銀金融政策委員会(12・13 日) 米 連邦財政収支(9 月),30 年国債入札 14 米 イエレンFRB議長講演(ボストン) 小売売上高(9 月),PPI(9 月) ミシガン大学消費者信頼感指数(10 月速報) 15 16 16 17 設備稼働率(8 月) 17 米 鉱工業生産・設備稼働率(9 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(10 月) 18 米 ネット対米証券投資(8 月),CPI(9 月) 18 19 全産業活動指数(8 月) 21 19 米 住宅着工・許可件数(9 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 20 欧 ECB政策理事会 米 フィラデルフィア連銀製造業業況指数(10 月) 中古住宅販売件数(9 月) 景気先行指数(9 月) 21 22 22 23 23 24 貿易統計(9 月) 24 25 20 年利付国債入札 26 25 独 ifo景況感指数(10 月) 米 S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・8 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(10 月) 2 年国債入札 26 米 新築住宅販売件数(9 月),5 年国債入札 27 2 年利付国債入札 27 米 耐久財受注(9 月),7 年国債入札 28 消費者物価(9 月全国・10 月都区部) 労働力調査(9 月) 家計調査(9 月) 29 28 米 GDP(7~9 月期速報) 雇用コスト指数(7~9 月期) ミシガン大学消費者信頼感指数(10 月確報) 29 30 30 31 鉱工業生産(9 月速報) 商業動態統計(9 月速報) 住宅着工統計(9 月) 31 米 個人所得・消費支出(9 月) シカゴPMI指数(10 月) 20 *印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕 日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ 15 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 四半期スケジュール 11 月 日 本 1 2 7 8 9 10 11 14 15 17 21 25 29 30 米 国 1 2 3 4 8 9 10 11 15 16 17 18 21 22 23 29 30 欧 州 3 12 月 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 日銀総裁定例記者会見 新車販売台数(10 月) 日銀金融政策決定会合(10/31・11/1) 消費動向調査(10 月) 毎月勤労統計(9 月速報) 景気動向指数(9 月速報) 10 年利付国債入札 景気ウォッチャー調査(10 月) 国際収支(9 月速報) マネーストック(10 月速報) 機械受注統計(9 月) 30 年利付国債入札 企業物価指数(10 月) 第 3 次産業活動指数(9 月) 設備稼働率(9 月) GDP(7~9 月期 1 次速報) 5 年利付国債入札 20 年利付国債入札 貿易統計(10 月) 全産業活動指数(9 月) 消費者物価(10 月全国・11 月都区部) 40 年利付国債入札 商業動態統計(10 月速報) 2 年利付国債入札 労働力調査(10 月) 家計調査(10 月) 鉱工業生産(10 月速報) 1 製造業ISM指数(10 月) FOMC(1・2 日) 非製造業ISM指数(10 月) 労働生産性(7~9 月期暫定) 貿易収支(9 月) 雇用統計(10 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 連邦財政収支(10 月) 米 30 年国債入札 ミシガン大学消費者信頼感指数(11 月速報) 小売売上高(10 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(11 月) PPI(10 月) 鉱工業生産・設備稼働率(10 月) 住宅着工・許可件数(10 月) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(11 月) CPI(10 月) 景気先行指数(10 月) 2 年国債入札 中古住宅販売件数(10 月) 5 年国債入札 新築住宅販売件数(10 月) 耐久財受注(10 月) FOMC 議事録(11/1・2) 米 7 年国債入札 企業収益(7~9 月期暫定) GDP(7~9 月期暫定) S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市・9 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(11 月) 個人所得・消費支出(10 月) シカゴPMI指数(11 月) ベージュブック(地区連銀経済報告) 1 2 5 6 英中銀金融政策委員会(2・3 日) 5 6 8 9 12 14 19 20 21 27 28 9 12 13 14 15 16 21 22 23 27 28 29 30 1月 法人企業統計調査(7~9 月期) 新車販売台数(11 月) 消費動向調査(11 月) 毎月勤労統計(10 月速報) GDP(7~9 月期 2 次速報) 景気ウォッチャー調査(11 月) 国際収支(10 月速報) マネーストック(11 月速報) 法人企業景気予測調査(10~12 月期) 企業物価指数(11 月) 第 3 次産業活動指数(10 月) 日銀短観(12 月調査) 設備稼働率(10 月) 貿易統計(11 月) 資金循環統計(7~9 月期速報) 日銀総裁定例記者会見 日銀金融政策決定会合(19・20 日) 全産業活動指数(10 月) 消費者物価(11 月全国・12 月都区部) 労働力調査(11 月) 家計調査(11 月) 商業動態統計(11 月速報) 鉱工業生産(11 月速報) 5 6 11 12 13 16 製造業ISM指数(11 月) 雇用統計(11 月) 非製造業ISM指数(11 月) 貿易収支(10 月) 労働生産性(7~9 月期改訂) ミシガン大学消費者信頼感指数(12 月速報) 連邦財政収支(11 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 30 年国債入札 FOMC(13・14 日) 小売売上高(11 月) PPI(11 月) 鉱工業生産・設備稼働率(11 月) 経常収支(7~9 月期) フィラデルフィア連銀製造業業況指数(12 月) CPI(11 月) ニューヨーク連銀製造業業況指数(12 月) 住宅着工・許可件数(11 月) 中古住宅販売件数(11 月) 個人所得・消費支出(11 月) 企業収益(7~9 月期改訂) GDP(7~9 月期確定) 耐久財受注(11 月) 景気先行指数(11 月) 新築住宅販売件数(11 月) S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市・10 月) カンファレンスボード消費者信頼感指数(12 月) 2 年国債入札 5 年国債入札 7 年国債入札 シカゴPMI指数(12 月) 10 11 12 24 25 26 8 ECB政策理事会 15 英中銀金融政策委員会(14・15 日) 17 23 25 27 30 31 新車販売台数(12 月) 毎月勤労統計(11 月速報) 国際収支(11 月速報) 景気ウォッチャー調査(12 月) マネーストック(12 月速報) 第 3 次産業活動指数(11 月) 企業物価指数(12 月) 設備稼働率(11 月) 全産業活動指数(11 月) 貿易統計(12 月) 消費者物価(12 月全国・1 月都区部) 商業動態統計(12 月速報) 鉱工業生産(12 月速報) 日銀総裁定例記者会見 日銀金融政策決定会合(30・31 日) 日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的見解) 労働力調査(12 月) 家計調査(12 月) 3 年国債入札 10 年国債入札 30 年国債入札 2 年国債入札 5 年国債入札 7 年国債入札 12 英中銀金融政策委員会(11・12 日) 19 ECB政策理事会 *印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕 16 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 今週の金融市場の動き [海外金利] 8/25 ドルLIBOR 3M(%) ユーロドル金先(Dec16) 8/26 0.82933 0.83344 99.070 99.030 8/30 8/29 休場 99.055 8/31 9/1 9/2 前週末比 0.84211 0.83933 0.83567 0.00223 99.050 99.050 99.065 0.035 米国債(10年、%) 1.573 1.630 1.560 1.566 1.580 1.568 ▲ 0.061 スワップ金利(10年、%) 1.436 1.488 1.415 1.428 1.447 1.439 ▲ 0.049 独国債(10年、%) ▲ 0.070 ▲ 0.072 ▲ 0.083 ▲ 0.091 ▲ 0.065 ▲ 0.066 0.006 英国債(10年、%) 0.572 0.564 0.638 0.642 0.668 0.104 休場 [内外株式] 8/25 ダウ平均(㌦) S&P500指数 NASDAQ総合指数 日経平均(円) TOPIX(Pt.) 8/26 8/29 8/30 8/31 9/1 9/2 前週末比 18,448.41 18,395.40 18,502.99 18,454.30 18,400.88 18,419.30 23.90 2,172.47 2,169.04 2,180.38 2,176.12 2,170.95 2,170.86 1.82 5,212.20 5,218.92 5,232.33 5,222.99 5,213.22 5,227.21 16,555.95 16,360.71 16,737.49 16,725.36 16,887.40 16,926.84 16,925.68 564.97 8.29 1,304.27 1,287.90 1,313.24 1,312.81 1,329.54 1,337.38 1,340.76 52.86 出来高(百万株) 1,349.20 1,546.09 1,616.68 1,549.54 2,089.29 1,843.75 1,644.63 98.54 売買代金(億円) 17,121.08 20,391.03 18,027.60 16,783.44 22,045.96 19,541.01 18,673.55 ▲ 1,717.48 2,457.35 2,455.85 2,461.42 2,461.85 2,467.01 2,469.70 2,470.18 14.33 8/25 8/26 8/29 8/30 8/31 9/1 9/2 日経JASDAQ平均(円) [円金利] TIBOR 3カ月(%) 前週末比 0.05800 0.05800 0.05800 0.05800 0.05800 0.05800 0.05800 0.00000 ユーロ円金先(Sep16) 99.940 99.940 99.940 99.940 99.945 99.945 99.940 0.000 新発国債(10年、%) ▲ 0.085 ▲ 0.075 ▲ 0.070 ▲ 0.075 ▲ 0.070 ▲ 0.060 ▲ 0.025 0.050 長国先物(Sep16) スワップ金利(5年、%) 151.55 151.47 151.43 151.51 151.41 151.26 151.10 ▲ 0.370 ▲ 0.055 ▲ 0.046 ▲ 0.050 ▲ 0.065 ▲ 0.061 ▲ 0.043 ▲ 0.041 0.005 8/25 8/26 8/29 8/30 8/31 9/1 9/2 [為替] 円/$ 100.53 101.84 101.92 102.96 103.43 103.23 前週末比 103.43 1.59 $/EUR 1.1285 1.1198 1.1189 1.1143 1.1158 1.1197 1.1198 0.0000 円/EUR 113.45 114.00 114.04 114.73 115.40 115.59 115.82 1.82 (注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。 米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。 日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。 金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。 独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。 為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg) 。 17 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号) 最新リポート一覧 <みずほインサイト> 2016 年 9 月 2 日 中国の投資急減速の要因は何か~政策の不確実性の高まりが影響した可能性あり~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as160902.pdf 2016 年 9 月 1 日 変革が進む米国資産運用ビジネス~FinTech の影響とミレニアル世代への対応~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160901.pdf 2016 年 8 月 29 日 サプライズのジャクソンホール~利上げに傾くイエレン議長~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160829.pdf 2016 年 8 月 26 日 新たな枠組みを論ずる前に中銀は経済的限界を直視すべき http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us160826.pdf <内外経済見通し> 2016 年 8 月 16 日 2016・17 年度 内外経済見通し ~3L(低成長・低インフレ・低金利)長期化の「新常態」、世界にうずまく不確実性~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_160816.pdf 2016 年 5 月 20 日 2016・17 年度 内外経済見通し ~世界経済の下振れ懸念が根強い中、各国財政政策が下支え~ http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_160520.pdf 執筆担当者 ・市場調査部 武内浩二 野口雄裕 井上 淳 大塚理恵子 坂中弥生 03-3591-1244 03-3591-1249 03-3591-1197 03-3591-1420 03-3591-1242 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・欧米調査部 小野 亮 吉田健一郎 松本 惇 風間春香 03-3591-1219 03-3591-1265 03-3591-1199 03-3591-1418 [email protected] [email protected] [email protected] [email protected] ・経済調査部 有田賢太郎 上里 啓 高瀬美帆 03-3591-1419 03-3591-1284 03-3591-1416 [email protected] [email protected] [email protected] 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的としたものではありません。 本資料は、当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが、その正確性、確実性を保証 するものではありません。また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。 発行・編集/みずほ総合研究所 調査本部 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296 18 金融市場ウィークリー(2016 年 9 月 2 日号)