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IBM Power 550 Express
アプリケーション・サーバー、中規模データベース・サーバー、Linux 統合サーバーと して最適なソリューション IBM Power 550 Express Power 550 Express は、複数のオペレーティン グ・システム (AIX®、IBM i、Linux for Power (以降 Linux)、および x86 Linux アプリケー ション) をサポートすることによって、実績あ るソリューションの幅広いポートフォリオをサ ポートします。このオペレーティング環境の 柔軟性により、お客様のビジネスで必要とさ れるアプリケーションを実装できます。 Power 550 Express は、 統合サーバーとして、 最先端の AIX、IBM i、Linux、および x86 Linux アプリケーションをすべて同じシステムで Power 550 Express デスクサイド型およびラックマウント型のサーバー 使用できる柔軟性を提供します。PowerVM™ Edition は、リソースを集約および管理する ハイライト ■ UNIX®、IBM i (旧称 i5/OS®)、および Linux® ERP/CRM アプリケーション・ サーバー向け ■ ■ 中規模データベース・サーバー向け UNIX、IBM i、および x86 Linux IBM® Power 550 Express™ は、高速チッ よう設計された包括的な仮想化テクノロジー プである POWER6™/POWER6+™ プロ を提供すると同時に、IT インフラストラク セッサーの卓越したパフォーマンスを提供 チャーの単純化と最適化、およびサーバー・ するサーバー・ソリューションです。そのパ スプロールの削減を支援します。 フォーマンスと仮想化機能により、中規模 データベースやアプリケーション・サーバー Power 550 Express は、拡張性に優れた統 として理想的なシステムとなっています。 また、 合ビジネス・システムです。シンプルさを求 アプリケーションをさらに高速かつ効率的 める中堅規模ビジネスのお客様が、支出と に実行できるパフォーマンスを提供するた スタッフ配属要件の増大を回避すると同時 め、ビジネス上の優位性をもたらします。 に、顧客に対する即応性と生産性を高め、 ワークロードの統合に適切 ■ データを安全に保持できるようにします。 Power 550 Express は、中規模データベース・ IBM i を実行する中堅規模から大規 模企業のお客様向け サーバー向けに卓越したパフォーマンスと Power 550 Express は、3.5、4.2、または キャパシティーを提供するほか、 ほぼ連続する 5.0 GHz プロセッサーを使用する 2、4、6、 アプリケーションの可用性を提供します。中 または 8 コアのエントリー・サーバーです。 堅規模ビジネスのお客様は、 より素早くデータ ほとんどのキャパシティー要件や拡張要件 にアクセスして、アプリケーションを 24 時間 を満たすことができる、極めて高い構成上 体制で実行でき、成長するビジネスに集中 の柔軟性を提供します。このプラットフォーム できるようになります。 は、POWER6/POWER6+ プロセッサーの 卓越したパフォーマンス、オペレーティング・ 卓越した拡張容易性とキャパシティー ネント交換を有効にするアクションを自動的 システムの選択肢、PowerVM の実績ある IBM Power 550 Express は、ほとんどの に開始する自己修復ハードウェアが含まれ 仮想化機能、およびエネルギー節約とコスト キャパシティー要件や拡張要件を満たすこ ます。さらに、Processor Instruction Retry 削減を支援する革新的なエネルギー管理 とができる、極めて高い構成上の柔軟性を 機能は、プロセッサーの状況を継続してモ テクノロジーのサポートを通して、中堅規模 提供します。最大 4 つの POWER6 プロセッ ニターし、所定のエラーが検出されるとプロ ビジネスのお客様に卓越したビジネス価値 サー・カードをサポートし、各カードには最大 セッサーを再始動することが可能です。必要 を提供するよう設計されています。 64 GB のメモリーが備えられているので、 に応じて、 ワークロードが代替プロセッサーに 8 つのプロセッサー・コアと 256 GB のメモ 転送されますが、すべての作業がアプリケー 卓越した POWER6/POWER6+ リーの最大構成が可能です。Power 550 ションの実行を中断することなく行われます。 パフォーマンス Express のキャパシティー機能と PowerVM 高速チップである POWER6/POWER6+ テクノロジーを組み合わせると、IT インフラ 柔軟性とオペレーティング環境の選択肢 プロセッサーの卓越したパフォーマンスに ストラクチャーの単純化と最適化、 サーバー・ 最先端の AIX、IBM i、Linux、および x86 より、アプリケーションの実行速度と即応性 スプロールの削減、およびエネルギー効率 Linux アプリケーションをラックマウント型 を高めることができるため、ビジネス上の優 の向上が実現します。 またはデスクサイド型のフォーム・ファクター で使用できる柔軟性により、使用可能なアプ 位性を確保して、お客様の満足度を向上さ せることができます。さらに、1 台のシステム アプリケーションの可用性 リケーション・オファリングが広がり、お客様 が実行できるアプリケーションの数が増え、 Power 550 Express は、ほぼ連続したアプ は拡張性、複雑さ、およびリスクを管理する 必要なサーバーの台数が減るためにインフ リケーションの可用性を実現し、操作の中 方法の選択肢を増やすことができます。こ ラストラクチャー・コストを削減できます。 また、 断を減らすと同時に処理量を増やすことが れらの管理と保護が容易な高信頼性オペ POWER6/POWER6+ によってパフォーマンス できるように設計されています。RAS 機能 レーティング・システムを活用して、ほぼすべ が向上するため、お客様は、より少ないプロ には、偶発的なエラーからのリカバリーまた てのビジネス・ニーズに確実に適合する、数 セッサーで処理能力を増やすことができ、 は冗長コンポーネントへのフェイルオーバー、 千の実績ある業界ソリューションを実施で コアあたりのソフトウェア・ライセンス・コスト 障害と今にも起こり得る障害の検出と報告、 きます。 が引き下げられます。 ならびにエラー修正、修復、またはコンポー 特長 メリット 卓越した POWER6/POWER6+ パフォーマンス ● データ・アクセスの高速化と応答時間の向上 ● より少ない数のサーバーで処理量を増やし、サーバーおよびソフトウェア・ライセンスの減少によって インフラストラクチャー・コストを削減 卓越した拡張容易性とキャパシティー アプリケーションの可用性 ● ビジネスの成長に合わせてシステムを容易に拡張可能 ● PowerVM Edition を使用して UNIX と Linux ワークロードを統合 ● AIX、IBM i、Linux、および x86 Linux オペレーティング・システムをサポートする実績あるソリューション の幅広いポートフォリオ ● アプリケーションの稼働状態を維持して、成長するビジネスに集中 柔軟性と AIX、IBM i、および Linux オペレー ● ご使用のアプリケーションおよびビジネス・ニーズに最適なオペレーティング・システムの選択 ティング・システムの選択肢 ● ビジネスの成長に合わせてシステムを容易に拡張可能 PowerVM および EnergyScale™ テクノロジー ● IT 資産を有効活用して、ビジネスで別のアプリケーションが必要になるたびに新しいサーバーを導入 ● 革新的なエネルギー管理機能による環境対策と節約 ● 少人数のスタッフでアプリケーションの導入を迅速化し、より効率的にシステムを保守 ● すべてのアプリケーションが、生産性向上のために必要なデータへとアクセスできる、統合ビジネス・ による使用率とエネルギー効率の向上 統合およびシンプルさ するコストを回避 プラットフォーム 使用率とエネルギー効率の向上 エネルギー価格が上昇し、資源が限られる なか、使用効率を改善してエネルギー効率 を高めることが重要になっています。IBM Power 550 Express の卓越したパフォー マンスは、アプリケーションのコンピューティン グ能力を増大します。この優れたパフォー マンスを PowerVM Edition と組み合わせ ると、インフラストラクチャーを仮想化して、 サーバーの使用率とエネルギー効率を高 めることができます。AIX、IBM i、および Linux オペレーティング・システムによってサ ポートされる PowerVM Edition は、仮想化 されたリソースを容易に集約、管理できるよ うに設計された、一連の革新的かつ包括的 なシステム・テクノロジーとサービスを提供し ます。また、マイクロ・パーティションを使用し て、Power 550 Express を柔軟で使用率の 高いシステムに分割することもできます。 PowerVM には、パーティション間でのメモリー の再割り振りをインテリジェントかつダイナミック に行い、使用効率、柔軟性、パフォーマンス の改善を可能にするテクノロジー Active Memory™ Sharing が搭載されています。 IBM Systems Director Active Energy Manager™ は、POWER6/POWER6+ プロ セッサー・ベースの EnergyScale テクノロジー を活用します。このテクノロジーは、電源/温 度の使用率をモニターして、電源管理機能 を有効にすることによって電力を節約し、 システム使用率とエネルギー効率の改善を 実現します。 統合およびシンプルさ Power 550 Express は、IT 環境を単純化 するように設計されています。Power 550 Express は、サーバーの台数、管理コスト、 および保守とライセンスのコストを削減できる よう支援して、ビジネスの成長に再投資する ための扉を開きます。 Power 550 Express の概要 構成オプション プロセッサー・コア AltiVec™ SIMD およびハードウェアによる 10 進数浮動小数点アクセラレーションを備えた、2、4、6、 または 8 個の 64 ビット 3.5 GHz、4.2 GHz または 5.0 GHz POWER6/POWER6+ レベル 2 (L2) キャッシュ プロセッサー・カード当たり 8 MB レベル 3 (L3) キャッシュ プロセッサー・カード当たり 32 MB メモリー 3.5 GHz: 4 GB から 128 GB の DDR2 SDRAM、4.2/5.0 GHz: 4 GB から 256 GB の DDR2 SDRAM 内蔵ドライブ 3.5 型 SAS × 6 (146.8 GB、300 GB、450 GB 15K rpm)、2.5 型 SAS × 8 (73.4 GB 15K rpm; 146.8 GB 10k rpm)、またはソリッド・ステート・ドライブ (SSD) × 8 (69 GB) 内蔵ディスク・ストレージ 最大 2.7 TB メディア・ベイ スリムライン× 1、ハーフハイト× 1 アダプター・スロット PCI-X (266 MHz (DDR)) × 2、PCI Express 8x × 3 標準入出力アダプター 統合仮想イーサネット ● イーサネット 10/100/1000 Mbps ポート × 2、または ● イーサネット 10/100/1000 Mbps ポート × 4 (オプション)、または ● 10 ギガビット・イーサネット・ポート × 2 (オプション) 内蔵ディスク 3G SAS コントローラー (内部。RAID はオプション) その他のポート USB ポート× 3、HMC ポート× 2、システム・ポート× 2、SPCN ポート× 2 拡張機能 (オプション) ハイパフォーマンス PCI アダプター 4 GB ファイバー・チャネル、10 GB イーサネット GX アダプター RIO-2、12x GX1 GX スロット 2 (各スロットは、1 つの PCI Express 8x スロットとスペースを共用し、そのスロットに置き換わります) Power 550 Express の概要 PowerVM テクノロジー POWER Hypervisor™ LPAR、ダイナミック LPAR、バーチャル LAN (メモリー対メモリーのパーティション間通信) PowerVM Express Edition (オプション) サーバー上で最大 3 つのパーティション、PowerVM Lx86、仮想化されたディスク装置と光ディスク装置 (VIOS)、共用プロセッサー・プール、および Integrated Virtualization Manager (IVM) PowerVM Standard Edition (オプション) PowerVM Express Edition の機能に加えて、プロセッサーあたり最大 10 個のマイクロ・パーティション を使用する Micro-Partitioning™、複数共用プロセッサー・プール、Shared Dedicated Capacity PowerVM Enterprise Edition2 (オプション) PowerVM Standard Edition に加え、Live Partition Mobility (LPM) および Active Memory™ Sharing (AMS) RAS 機能 IBM Chipkill™ ECC、ビット・ステアリング・メモリーおよびキャッシュ Processor Instruction Retry 代替プロセッサー・ リカバリー 障害モニター搭載のサービス・プロセッサー ホットプラグ・ディスク・ベイ ホットプラグ PCI スロット ホットプラグ予備電源および冷却ファン 動的プロセッサー割り振り解除 PCI-X スロットの拡張エラー処理 オペレーティング・システム AIX V5.3 以降 IBM i 5.4 以降 SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 for POWER™ (SLES10 SP1) 以降、Red Hat Enterprise Linux 4.5 for POWER (RHEL4.5) 以降、RHEL 5.1 以降 高可用性 IBM PowerHA™ ファミリー 電源 100 ∼ 127v または 200 ∼ 240v AC、-48v DC サイズ/質量 デスクサイド型: 540 mm H x 183-283 mm W x 778 mm D、重量: 54.4 kg3 ラック・マウント型: 175 mm H x 440 mm W x 730 mm D、重量: 54.4 kg3 保証期間 1 年 + 2 年保守の標準提供 保証 サービス提供日 : 月曜日から金曜日。祝祭日および年始年末 (12 月 30 日から 1 月 3日) を除く サービス提供時間 : 9 時から 18 時 (サービス時間帯は変更されることがあります) 原則として、翌営業日の対応となります。保証期間に対し、24 時間 365 日のアップグレード・サービス・ オプションをご購入いただいたお客様には IBM 技術員が無償で作業を行います。 エネルギー消費効率* 対象外 * エネルギー消費効率とは、エネルギーの使用の合理化に関する法律 (昭和 54 年法律第 49 号、以下「省エネルギー法」という) で定める測定方法により測定された消費電力を、 省エネルギー法で定める複合理論性能で除したものです。 © Copyright IBM Corporation 2009 詳細情報 日本アイ・ビー・エム株式会社 IBM Power 550 Express の詳細について 〒106-8711 東京都港区六本木 3-2-12 は、 日本 IBM の営業担当員またはビジネス・ Produced in Japan April 2009 All Rights Reserved パートナーにお問い合わせいただくか、以 下の Web サイトをご覧ください。 本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスにつ いて作成したものです。本書に記載の製品、 サービス、 ● ibm.com/systems/jp/power/ ● ibm.com/systems/jp/i/ ● ibm.com/systems/jp/p/aix/ ● ibm.com/systems/jp/p/linux/ ● ibm.com/systems/jp/p/solutions ● ibm.com/common/ssi または機能が日本においては提供されていない場合 があります。 情報は予告なしに変更される場合があります。日本 で利用可能な製品、 サービス、 および機能については、 日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 日本 IBM の将来の方向および意向に関する記述につ いては、予告なしに変更または撤回される場合があ り、単に目標を示しているものです。これらは SOD によって識別されます。 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、AIX、Chipkill、EnergyScale、 i5/OS、IBM Systems Director Active Energy Manager、Micro-Partitioning、Power、POWER、 POWER6、POWER Hypervisor、PowerHA および PowerVM は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名 およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の 商標である場合があります。現時点でのIBM の商標 リストについては、ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。 UNIX は、The Open Group の米国およびその他の 国における登録商標です。 Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国 における登録商標です。 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞ れ各社の商標。 日本 IBM ハードウェア製品は、新部品のみ、または新 部品と再製部品の組み合わせにより製造されていま す。ハードウェア製品は、いったん据え付けられたも のである場合もあります。ただし、いずれの場合であ れ、日本 IBM 所定の保証が適用されます。 掲載されている写真は、開発用および設計モデルを 使用しています。生産用モデルには変更が加えられる 可能性があります。 日本 IBM の書面による同意なく、この文書に含まれ ているイメージを複写またはダウンロードすること は禁止されています。 本装置は FCC 規則の対象です。最終的に購入者に送 達される前に、該当の FCC 規則に適合します。 ストレージ容量の場合、合計 GB 数を 1000 で割っ た値を合計 TB とします。アクセス可能な容量はそれ より小さくなる場合があります。 1 プロセッサー・コア数などの要因によって、使用可能な 構成オプションが異なります。特定の構成の制限およ びサポートされるドロワーについては、日本 IBM の 営業担当員またはビジネス・パートナーにお問い合わ せください。 日本 IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供 給者、または公的に入手可能な情報源から入手した ものです。日本 IBM 以外の製品の性能に関する質問 は、それらの製品の供給者にお願いします。 すべてのパフォーマンス情報は、管理環境下で決定さ れました。実際の結果は、異なる可能性があります。 パフォーマンス情報は、日本 IBM の明示的または黙 示的な保証なしに、現存するままの状態で提供され 2 IBM i 5.4、6.1 ではサポートされません。 ます。購入の際には、購入を検討しているシステムの 3 ディスク、 アダプターおよび周辺機器を追加した場合、 パフォーマンスを評価するシステム・ベンチマークな 重量は異なります。 ど、他の情報も参考にしてください。 POD03005-JPJA-05