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応募規定はこちら - 東山動植物園

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応募規定はこちら - 東山動植物園
COP10おもてなし企画
第2回
プチ・ガーデニングコンテスト
参加者募集!!(募集要項)
名古屋市東山植物園
1.概要
COP10(生物多様性条約第 10 回締約国会議)で来
名する様々な国と地域からの人々を歓迎するため、市
民参加によるガーデニングのおもてなし企画で、ハン
ギングバスケットとコンテナを用いて、花と緑のあふ
れる洗練された美しい空間の創出を競うものです。入
賞者には、表彰(賞品)があります。また、グループ
での参加も大歓迎です。
① 展示期間:10 月 20 日(水)~10 月 31 日(日)
(最終日の展示は、16 時まで)
② 展示会場:植物園フラワーステージ階段上広場
③ 管理:水やりの管理は植物園で行いますが、花がら
つみなどは参加者が行ってください。
(参加証の提示で 10/17(日)~31(日)は入園が無料)
④ 審査:10 月 20 日(水)
2.展示と設営
①展示スペース:900×1,800mmのバックパネル
(ラティス)の前に 900×500mm角のミニガーデンスペース。
正面図
ラティスは
固定済み
木製ラティス(茶色):900
×1,800mm(主催者側で準
備しセッティングします)。
ハンギングバスケットを掛
けること。
側面図
ミニガーデン部:900
×500mm(舗装地面)。
コンテナを置くこと。
レンガやデコレーシ
ョンバーク(植物園で
支給。要返却)が自由
使用できる。
500mm
② 展示する内容:ハンギングバスケットやコンテナなどを利用して、ミニガーデン作品
を制作
するもの。ラティスにはハンギングバスケット1基、ミニガーデン部にはコンテナ1
基を必ず飾ること。
1
好きなオーナメントや雑貨を飾ることも可能です。コンテナやハンギングバスケットなどの個数に制
限はありませんが、展示スペースに収まることが条件です。搬入日のうち18日(月)は、車を園内
の指定場所に入れて作品を搬入できます。
また、レンガ(23cm×6cm×7.2cm)25 個、デコレーションバーク(バケツ 1/3 くらい)を
植物園で用意しますので、自由に使用することができます。その他の花材や資材の提供はありませ
ん。
③ 作品搬入日時
:
10 月 17 日(日)15 時~17 時と 10 月 18 日(月・休園日)9 時~11 時。
・車での作品の搬入は 10 月 18 日(月・休園日)
(雨天決行)のみで、9 時~11 時
の間(時間厳守)です。この日時に限り、車を園内の指定場所に入れることが可能
です。
・10 月 17 日(日)は開園日ですので、作品搬入のために、車を園内に入れること
はできません。車は有料駐車場に入れ、各自手分けして搬入ください。ご了承くだ
さい。
④ その他:参加証をお渡しいたします。花がらつみや手直しなどで来園の際は、各門で
の参加証の提示で、動植物園の入園が期間中は無料となります。なお、車で来園の際
は、有料駐車場をご利用ください。また、10 月 19 日(火)は、作品の手直しができ
る予備日です。
3.審査
① 審査日時:10 月 20 日(水)
(開催日初日)10 時~
② 審査員:森田高尚氏(日本ハンギングバスケット協会理事、名古屋港ワイルドフラワ
ーガー
デンブルーボネット園長)
玉井由紀子氏(日本ハンギングバスケット協会公認講師)
舟橋和時 名古屋市東山植物園長 ほか
③ 審査基準:作品名(作成テーマ)にあっているか、創造性があるか、デザイン性が高
いか、季節感があるか、植物が主体であるか等を主な審査項目とします。
④ 賞品と賞状
名古屋市長賞(商品券1万円)1作品、東山植物園長賞(商品券5千円)1作品
技術賞(年間パスポート)1作品、アイデア賞(年間パスポート)1作品
努力賞(年間パスポート)1作品
入賞者には、こちらから連絡いたします。
4.搬出日時
作品はお持ち帰りください。搬出は、10 月 31 日(日)16 時~17 時と 11月1日
(月・休園日)(雨天決行)9 時~11 時の間(時間厳守)です。
・車での作品の搬出は 11月 1 日(月・休園日)(雨天決行)のみで、9 時~11 時
2
の間(時間厳守)です。この日時に限り、車を園内の指定場所に入れることが可能
です。
・10 月 31 日(日)は開園日ですので、作品搬出のために、車を園内に入れること
はできません。車は有料駐車場に入れ、各自手分けして搬出ください。ご了承くだ
さい。
申し込み・問い合わせ
往復はがき又はFAXで、住所・氏名・電話番号(お持ちの方は、FAX番号、メール
アドレスも)を明記し、名古屋市東山植物園「プチ・ガーデニングコンテスト」係まで
お申し込みください。また、名古屋市のホームページからもご応募できます。いず
れも、9月 20 日(月・祝)消印有効です。募集は 20 作品です。応募多数の場合は
抽選となります。
〒464-0804 名古屋市千種区東山元町3-70 名古屋市東山植物園
TEL.052-782-2111 FAX052-782-2259
ホームページhttp://www.higashiyama.city.nagoya.jp (9/1~)
ホームページに「作品の作り方のヒント」を掲載しています。(9/1~)
3
プチ・ガーデニングコンテスト 秋編
作品の作り方のヒント
目 次
ページ数
1.ハンギングバスケットやコンテナの特徴
…1
2.作成する上での注意
…2
A 展示スペースのテーマを決める
…2
B ハンギングバスケット・コンテナの作成
…2
(1)用意するもの
…2
(2)用土
…2
(3)植物の選び方
…3
①一つの容器に2種類以上の植物を寄せ植えする場合…3
②ハンギングバスケットでの植物の選び方
…3
③コンテナでの植物の選び方
…4
④色の組み合わせ方
…5
(4)植え付けのしかた
…8
C ハンギングバスケット、コンテナ、
オーナメントの飾り方
…9
3.管理について
…9
A 水やりについて
…9
B 肥料について
…9
1.ハンギングバスケットやコンテナの特徴
(1)乾燥しやすい
地植えする花壇とは異なり、風通しがよく蒸れが少ない、土が乾きやすいなどの
特徴があります。特に、ハンギングバスケットは、高い位置に飾るため、四方八
方から風を受け、乾燥しやすくなります。
→水やりがしっかり必要。特に、暑い時期は注意。
→あまり小さな容器に植えると水切れし、枯れてしまう。
→高温多湿や雨に弱い草花も植えられる。
→梅雨時でも根ぐされの心配が少ない。
(2)根の張るスペースが限られる(土の量が限られる)
水や養分の奪い合いがあり、手入れをこまめにする必要があります。
→花がらつみや施肥(肥料をあげること)を株の状態を見ながら行う。
→ペチュニア、ベゴニア・センパフローレンス、インパチェンスなど、
春に植えて秋まで長い期間咲く花は、植物の茎を切り詰め、株をリフ
レッシュさせる(切りもどし)。これは、茎が伸びすぎて株元が枯れ
あがったり、蒸れないようにするため。
4
2.作成する上での注意
A 展示スペースのテーマを決める。
展示テーマは、とても重要。目標を決めて仕事をするのと同じ感覚です。
このテーマに沿って、花材、雑貨、オーナメントの選択をします。
テーマは、色でもいいし、洋風・和風、季節、ハーブ、野菜などでも。
① ポイントとなるものを決定する
飾る空間内で、第一印象を形成するものを決める。
使ってみたい花材や小物がある?ハンギングバスケットを主体に飾る?コンテナ
を主体にする?どの位置にポイントを持ってくる?高さは?など。
② 全体のバランスを考える
ポイントとなるものに合ったオーナメントや植物を順次決め、デザインを考え展示テ
ーマを決定していきます。(大きなテーマを考えます)
例)①第一印象を決めるもの・・・風にそよぐもの、高さのあるもの
→ススキのようなグラス類を使う。
②全体のバランス・・・ススキ→秋
テーマは秋
→秋色→赤、橙、黄色などの暖色系を中心にする。
→カラーリーフ(赤い葉物など)、実のついている植物を使う
→収穫の雰囲気を出すオーナメントは、おもちゃかぼちゃ(小さな装
飾用のかぼちゃ)や、ドライの麦やとうもろこし、収穫の道具。
B ハンギングバスケット・コンテナの作成
(1)用意するもの
コンテナ…コンテナ(容器)
(容器も重要な印象を与える一つ)、土、花などの苗、鉢
底用の網、鉢底用の大粒赤玉土(容器の深さの2割くらい)、粒状の緩効
性肥料(少々)
ハンギングバスケット…バスケット(容器)(スリット式のものが植え込みやすい)、
土、花などの苗、鉢底用の網、鉢底用の大粒赤玉土(少々)、水ゴケ(少々)、
粒状の緩効性肥料(少々)、割り箸(あれば)
(2)用土
①ハンギングバスケットの場合は、軽く、保水性のある用土がよい。
市販のハンギングバスケット用の培養土
市販の培養土(ピートモスを主体にパーライトを混ぜたもの)を使う場合は、一
度乾かしてしまうと、水がしみこみにくくなるため、保水力を高めるために、赤
玉土を 2 割くらい混ぜるといいです。また、さらにバーミキュライトなどを加え
ても OK。肥料が入っているか確認し、入っていなければ、粒状の緩効性肥料(肥
料がじわじわと長く効く肥料)を肥料袋に書いてあるとおりに、規定量入れます。
自分で土をブレンドする場合は…
ハンギングバスケットは、ピートモス4:赤玉2:腐葉土(またはくん炭)1:
パーライト 1.5:バーミキュライト 1.5 くらいを目安にし、粒状の緩効性肥料(肥
料がじわじわと長く効く肥料)を規定量入れます。
5
②コンテナの場合は、ハンギングバスケットのように吊って飾らないので、赤玉土と腐
葉土のブレンドが基本。市販の培養土を使ってもいいですが、自分でブレンドする
なら、赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2くらい。これに、緩効性肥料(肥
料がじわじわと長く効く肥料)を規定量入れます。
(3)植物の選び方
① 一つの容器に2種類以上の植物を寄せ植えする場合は、植物の性質を考えて組み合
わせを行います。
→光がよく当たる場所に置くなら、光が好きな植物を選ぶ。(花を楽しむ植物のほ
とんどは、日のよく当たる、風通しのよい場所を好む。)
→光があまり当たらない、半日陰の場所に置くのなら、弱い光でも育つ植物を選ぶ。
ヒューケラ、ギボウシ、インパチェンス、コリウス、エキザカム、オリヅルラン、
カラジウム、ポトスなど。(今回の展示場所は、日なたです!)
→乾燥に強いものと乾燥に弱いものは、同じ容器に植え込まない。
→植えつけるときの植物の大きさでだけで配置を決めるのではなく、成長したとき
の大きさを考えて組み合わせないと、全体のバランスが崩れたり、生育の悪くな
る植物が出てくる。
→植物の開花期の合うものを組み合わせる。
② ハンギングバスケットでの植物の選び方
次の3つを考慮してみましょう。
・側面に植える植物を決める(基本的に、丈夫で長持ちするもの)
面的に覆うように成長する植物
ジニア、ビデンス(背の低いタイプ)、ブラキカム、ペチュニア、ペンタス、
五色トウガラシ(観賞用トウガラシ)、マリーゴールド、アゲラタム、ノコ
ンギク、インパチェンスなど
垂れ下がる植物
斑 入 り のツルニチ
ニチソウ
紫の葉のセトクレア
セアと紫の花のア
ゲラタム
銀色の葉の
ヘリクリサム
ヒメツルソバ
6
クフェア‘
タイニーマイス’
(赤い花)
とライム色のコリウス
アイビー(へデラ)、コバノランタナ、ツルニチニチソウ、イポメア(赤葉、
ライム葉)、ラミュウム、プレクトランサス、エレン・ダニカ、ヘリクリサム、
ヒメツルソバ、クフェア‘タイニーマイス’など
葉の色や姿が美しい植物
コリウス、ベアグラス、テランセラ、アメリカイワナンテン、デュランタ
(ライム色)、アカバセンニチコウ、セトクレアセアなど
・上部に植える植物を決める(植替えが可能なので、季節感のあるもの)
サルビア類、コスモス、センニチコウ、セロシア、コムラサキ、フジバカマ、
イソギク、ツルウメモドキ、イトススキ、ケイトウなど
これらの植物の足元に、面的に覆う植物を加えるとにぎやかになる。これらの
植物を側面にアクセントとして入れてもいいが、バランスを考える。
たくさんの種類や色を入れすぎず、同じ種類を繰り返して植えると連続性が出ます。
③ コンテナでの植物の選び方
主役と添えの植物を決める
顔となる植物
植える範囲内で顔となる植物を決めます。高さのあるものやボリュームのあるもの、
また、コルディリネやアロエ、ペニセタムなど葉の形が線状のものも面白いです。
コニファー類、ローズマリー、ツゲのトピアリ
ー、宿根サルビア(サルビア・レウカンサ、サ
主役の植物
ルビア・ガラニティカ、パイナップルセージ、
サルビア・インディゴスパイアなど)、カンナ、
ゼラニウム、クロトンやハイビスカスやデュラ
脇役の植物
ンタなどの熱帯花木、トレリスを立ててつる植
物を這わせるなども主役の植物となります。
垂れもの
銅葉のコルディリネ
を主役に、センニチ
コウとブルーデージ
ー(斑入り)が脇役、
垂れ物は、赤い花の
銅 葉 のぺニセタムを 主 役 に、赤 い花
のガウラ(ハクチョウソウ)との組 み
合 わ せ。風 にそよぐ感 じが、秋ら し
い。
主役を引き立たせる名脇役
クフェア。ブルーデー
ジーの青い花が゙咲
主役の植物の色や高さを考えて脇役
いてくるとまた感じが
を選びます。
変わってくる。
主役が樹木類ならば、脇役もボリュ
ームの出るものを、主役が草花類で
あれば、脇役は主役より丈の低くなるものを
選びましょう。
色の選び方も重要です。植えるもののなかにライ
ム色の葉のものや銀色の葉、赤い葉のものを一つ
入れてみましょう。色の調和がしやすくなり、か
つセンスアップしたものになります。また、夏な
ら、暑苦しくならない色選びも大切です。ニチニ
チソウ等の白や、ルリマツリやアメリカンブルー
等の青といった色目も使いましょう。秋なら、暖
7
色系の色目を使うのもいいでしょう。
垂れ下がるもの(這うもの、つるもの)
コンテナなら、縁に下垂する植物を植えると動きが出て、様になります。
ハンギングバスケットで使ったものと同じ植物を入れて、コンテナとの連続性を
持たせても良いです。つる植物を使って背面のラティスに這わせると、作品に変
化が加わります。
④ 色の組み合わせ方
よく見かける植物でも、組み合わせ一つでグーンと魅力がアップします。その組み合
わせの大きな要因となるのが、色です。色のイメージや効果について以下に示します。
好きな植物を色の組み合わせで様々にコーディネートさせて、楽しみましょう。
白…どんな色とも調和する。色と色とのつなぎの役割を果たす。浮き上がって見える。
使いすぎると単調になりがちなので気をつける。そんなときは、シルバーリーフ
や銅色(茶色)のリーフ、ライム色のリーフを入れてみるといい。
黄…希望を与える色。より華やかに見せたいときは、白を
プラスする。落ち着きを出したいときは、茶色をプラス。
黄+パステル=カジュアルで柔らか。
フェンスの青と良く
黄+オレンジや赤=活動的。
マッチ。青と合わせ
エネルギー感がある。
るときは、黄:青=
8:2 か 2:8 くらいに。
子どもが好きな色合わせ。
黄+赤茶=個性的でシック。
黄+紫+茶=華やかでも落ち着いた雰囲気。
黄色と赤茶の組
み合わせ
アクセントに
青、ライム色、
白を。
黄色とメタリッ
クな紫色の葉と
の組み合わせ。
明るいが、少し
落ち着いた雰囲
気で個性的に。
また、黄色は、春を告げる色です。黄色の濃淡を5の割合で植え、アクセントと
して、オレンジ色1、ライム色2、青1の割合で植えると春のイエローコーディネ
ートに。
黄緑(ライム色)…どんなものとも合わせしやすい。
派手さを押さえて全体を明るく見せてくれる。
爽やかな印象を与え、フレッシュアップさせる
効果がある。あまり多用すると落ち着かなくな
るので、アクセントとして使うのがよい。ポト
手前のライム色のリーフ
がアクセントに。
8
スやニコチアナ、ヘリクリサム、ギボウシ、
デュランタ、コリウスなどがある。
黄緑+赤紫=目立つがどこかシックな感じ。
黄緑+紫+赤(+茶)=優雅でモダン。
黄緑+オレンジ=心が浮き立つ。開放的。
銀 葉 と ピ ン ク 、 ラ イ ム葉 、
銅色葉の組み合わせ。
桃…優しい可愛らしい雰囲気を作る。
濃いピンク+シルバーリーフ=上品。
ピンク・濃いピンク+赤+白=優しいが、
キリッとしまっている。
ピンク+茶又は、赤紫=シック。
ピンク+青=ロマンティクで上品。
ピンクと濃い黄色は、品が悪くなるので注意
が必要。
青との組み合わせ。アク
セントに赤を少し。
ピンクと紫
ピンクと黄色でも、黄
色が淡いと大丈夫。
緑…緑はつなぎの働き。あまりたくさんの花色にこだわりすぎると花ばかりが目立っ
て、華やかでも落ち着きのないものになるため、緑は大切です。ギボウシやコニ
ファーなどで見られる青緑色やグラス類などの形の面白いものを使って、庭をモ
ダンに個性的に見せましょう。コニファーなどをみても、緑でも色の幅がたくさ
んあるので、上手に使うことがポイント。トピアリーや、整形式花壇の芝生、ノ
ットガーデンなどは緑の縁取りが生きている良い例です。
緑+赤=(コントラストが強いので)鮮明。(例)芝生の中の赤いサルビア
濃い緑+明るい青又は、濃い青+明るい緑=落ち着きと安定感。深海のような
神秘的な美しさ。暗くなるようなら白を加える。
青緑+青や紫=落ち着きと安定。
青緑+黄またはピンク=モダン。
青緑色の植物はあまりありませんが、ギボウシなどはいい例です。
紫と赤。緑の芝生が落ち
紫…高貴な色。高級感がある。癒しの色。不安や嫉妬を
表す色でもある。
紫+赤=華やかでも気品のある組み合わせ。白や
シルバーを加えると明るく豪華に。
紫+黄=強いメリハリの利いた緊張感ある組み
合わせ。爽やか。
9
着きを与えている。
赤…興奮させる色。元気の出る色。強い印象を
与える色。刺激的だが疲れる。情熱的。
愛と勇気をもたらす色。怒りを表す色でもある。
赤のみ=強さを強調したいとき。
赤+パステル=赤がアクセントになり引き締まる。
赤と青の上品な組み合わせ。
レモンイエローのチューリップ
がきいている。
青…冷静で不安な気持ちを落ち着かせる。冷涼感を呼ぶ。沈んで見える色なので目立
たせたいときは、たくさん使う。
青+白=爽やか。青と白は6:4くらいが良い。濃い青と白はコントラストが
生まれシャープでモダンな雰囲気に。
青+ピンク=華やか。暖かみがある。
青+赤=シャープで美しい。これにプラスするなら白かグレーを。青と赤が
1:2か1:3の割合なら、上品でも
インパクトのあるものになる。
夏向きな組み合わせは、青や紫:黄やオレ
ンジ=2:1 か 3:1。
赤+緑=コントラストが強く印象的。
赤+暗赤色=赤をシックにみせ、より鮮明に印象づける。
赤+オレンジ=トロピカル。
赤が多くてうるさくなったら、白の小花やシルバーリーフを加えるといい。
橙…暖かみがあり、実りの色。秋色。強いエネルギー
ビオラのオレンジとチューリ
ップのピンク。パステル調に
を感じる色。トロピカル。
すると、春のイメージに。
オレンジ+黄+赤=カラフルで元気。赤を暗い
ものにすると落ち着いた雰囲気に。秋のイメージ。
オレンジ+紫=落ち着きのある鮮やかさ。
白を加えるとすっきりした感じに。
オレンジ+白+ピンク=陽気で楽しい感じ。
オレンジ+ピンク=あわせにくい。下品になりがち。
パステル調にするか白を加えると OK。
オレンジ+暗色(茶)=シックで印象的。秋の定番。
茶…粋な色。注目を集める花色。茶色の葉ものは、鮮やかな花色を目立たせる名脇役
となる。庭に落ち着きを与えシックなものにする。葉ものでは、アキランサス、
メギ、ベゴニア・センパフローレンス、アルテルナンテラ、ペニセタムなど。
花ものでは、ヒマワリ、チューリップ、クリスマス
ローズ、チョコレートコスモスなどがある。
茶+黄・白=すっきりモダン。上品。
茶+黄緑=シックで華やか。
10
オレンジ、黄色、青など鮮やかな色
の組み合わせも、茶色を入れると
うまくいく。
茶色が入ると奥行き
が出る
シルバー…明るさ、華やかさを与える。
どんな色にも合う。つなぎの役割をする。上品さを作
る。花色がうるさいと思ったら、迷わずシルバーリー
フを加えると落ち着く。
シルバー+ピンク=大人びた印象。
シルバー+黒っぽい暗色=個性的。
シルバー+紫=上品で高貴。
リーフプランツ…赤い葉(銅葉)やライム色の葉、銀色の葉などのカラーリーフを
入れると、花が引き立ち、植物の組み合わせも楽になり、作品に変化が出る。
ライム色で縞模
様の葉を持つカ
ンナ、アラマンダ
(黄)、サンタン
カ(赤)の組み合
わせ
ヒマワリ、赤葉ハイ
ビスカス、赤葉のカ
ンナ、ルドベキア(黄
色 )、 ニ チ ニ チ ソ ウ
(白)の組み合わせ)
銀色の葉のセントーレア・ギ
ムノカルパ(手前)と、赤葉
のアカバセンニチコウ、ライ
ム色のシモツケ‘ライムマウ
ンド’を使った初夏の花壇。
参考文献:タキイ種苗株式会社 園芸新知識 2002 年~2004 年掲載
中山正範氏「ガーデニング花色レッスン」
(4)植え付けのしかた
① テーマに沿った色やデザインが決まったら、植える場所にそれぞれの苗を置いてみる。
植える間隔や配置などを目で確かめてから、実際に植えつけると失敗を減らせます。
② 大きなハンギングバスケットやコンテナには、鉢底用のネットを敷き、排水を良くす
るために大玉赤玉土を入れる。
③ ハンギングバスケットは、土をスリットの下端のあたりまで入れ、苗を下から順番に
入れていく。苗は、根鉢の肩を少し削っておき、スリットを片手で開きながら、
株の根元をスリットに通して入れていく。一番下の段に苗を入れたら、根鉢の間
に隙間のないようにしっかりと指先や割り箸などを使って、隙間のないように土
11
をしっかりと入れる。2段目の苗を入れ、同じように、根鉢の間に土を同様にしっ
かりと入れる。上部に苗を植えるときは、苗を少し斜め前に倒して植えると見栄え
がよくなる。植え終わったら、奥を少し低めにして土をしっかりと間に入れ、土の
表面を湿らせた水ゴケで厚1cmくらい覆って(乾燥防止、用土の流出防止のため)
完成。完成したら、水をたっぷりとあげる。植物を新しい環境になじませるために、
1週間くらい半日陰で休ませてから、日なたに飾る。
④ 土は、容器の縁までめいっぱい入れず、水やりをしたときに、水がたまる空間(ウォ
ータースペース)を必ず確保する(土の流出を防ぐため)。
C ハンギングバスケット、コンテナ、オーナメントの飾り方
出来上がった、ハンギングバスケットやコンテナを配置してみます。最初に決め
た大きなテーマを大切に、倉庫などに眠っている、古いジョウロや、ザル、椅子、
置物といった雑貨やオーナメントも飾ってみます。木製のものや鉄製のもの、土も
のの陶器は、植物とよく合います。置物は、大きさに配慮して主張しすぎないよう
に注意します。いろいろと組み合わせてみましょう。きっと、しっくりといく組み
合わせがあるはずです。
植物園で貸し出しをするレンガの大きさは約 23cm×7.2cm×6cm で、一人 25 個、
インテリアバークは2~3cmくらいの大きさで、バケツに1/3くらいの量です。
(両
方とも要返却です)
レンガは、アン
ティーク調で
23cm×7.2cm
×6cm 位。
インテリアバー
クは、2~3cm
の大きさで平た
い。
3.管理について
A 水やりについて
頻度・・・表面から奥まで指を入れて触り、乾いていたら行う。
目安としては、春・秋は2日に一度朝に1回、夏は毎日朝晩一回ずつ、
冬は週に二度昼間に1回。
特に、ハンギングバスケットは、乾きやすいので水切れに注意する。
仕方・・・容器の底から水が流れ出すまでゆっくりたっぷりと。
ハス口は使わず、土に水をかける。
水をかけるところは、同じところばかりにしない(容器の中に水みちがで
きてしまう)。
B 肥料について
12
植え付け時に肥料が入っていても、長い期間楽しむためには、2ヶ月に一度は、粒状
の緩効性肥料(少々)をあげます。液肥の場合は、10日に一度くらい葉や花にかか
らないようにあげるとよいです。
そのほか、咲き終わった花をこまめに取り除き、必要があれば、切り戻しも行い手入
れをします。
13
Fly UP