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カード紛失時の総合案内 ドイツの Sparkasse 連合が中心となり、新しい

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カード紛失時の総合案内 ドイツの Sparkasse 連合が中心となり、新しい
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カード紛失時の総合案内
ドイツの Sparkasse 連合が中心となり、新しい形の 「カード紛失時の届け出番号」 が
準備されています。
現在のシステムでは、カード所有者がそのカードを紛失したり盗まれたりした場合、個々
の銀行やカード会社に連絡しなければなりません。 最近はよく週刊誌などの特集で、そ
のような番号のリストが出るようになり、小生の場合はその切抜きを事務所に置いていま
す。 財布に入れておいても、カードをなくすというケースでは、財布ごと盗られるか紛失す
る場合が多いはずと考えるからです。
また、電話番号も、無料ダイヤルはなく、しかも通常の市外局番と電話番号でという形態
がほとんどでした。 特に銀行などでは、そのキャッシュカードとクレジットカードの事故情報
を、週日の平均的な労働時間しか受け付けないところもあり、問題となっていました。
今回、Sparkasse 連合が検討しているのは、ドイツ・テレコムから新しい全国共通、無料
の 4 桁のダイヤルを取得し、新しいサービスに使う予定です。 キャッシュカードを最も多
く発行している - 約 7-8 割とされています− 同連合が 365 日 24 時間対応のコール
センターを作る予定です。
クレジットカードや他の銀行のキャッシュカード(デビットカード)の場合は、このセンターから
それぞれのカード会社に電話を繋ぎ(有料通話になります)、そこでサービスが提供され
るようになります。
ドイツ国外からは、有料通話でこのサービスを利用できます。 今後はメモを持ち歩いたり、
または緊急時の番号を探し回らなくても、4 桁のサービス番号だけを覚えておけばよいこ
とになります。 来年早々にはスタートする予定です。
カード社会のインフラ整備として、このような仕組みも是非必要ではないか、と思われます。
しかしコールセンターでは、電話だけでどのようにして本人確認をするのか、注意が必要
です。 さもないと、カードを紛失していない人のカードが、第三者の不正な通報により利
用停止になってしまう可能性があります。
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空き缶、空き瓶の返却と GeldKarte
この春からドイツでは、缶やプラスチック入りの小型(500cc 前後)飲料 (コーラやビール
など) に対し、小売店はデポジット料(ドイツ語で Pfand) を加算して販売するようになり
ました。 店側は反対だったのですが、行政側に寄り切られ、現在もこの規制が続いてい
ます。 瓶に入っていたものは、今までもほとんどの場合 Pfand があり、しかも企業や一
般家庭ではケース買いが普通でした。 (ドイツの多くの企業では、水やコーラなどのボト
ル入り飲料を、ケース単位で購入し、従業員用や訪問客用に提供しています。 そのほ
かにコーヒーも常備品です。)
この規制のために、面倒を嫌った小売店やスーパーはほとんどの店が缶飲料を棚から撤
去してしまい、今もそれが続いています。 瓶の場合はケースがあったため空き瓶の処理
もそれなりにシステム化されていたわけですが、小型の缶のプラスチックボトル の場合は
大きさが違うこととケースがないため、いくら環境のためとはいえ Pfand と回収義務が増
えた小売店にとっては、非常に手間暇がかかることは 確実です。
また、瓶や缶を一つでも販売するところでは、自社のレシートを Pfand 対象の空き缶・
空き瓶返却時に、提出することを要求しており、これはまたこれで、消費者にとっては面
倒なものとなっています。
つまり、規制の前までは小さな空き缶やボトルは自由にゴミ箱に捨てることができ、また
大型の空き瓶は、どこのスーパーやキオスクでも持っていけば Pfand を返してもらえた
のに、今はそれを買った店にわざわざレシートを持って行かなければならないからです。
このような不便を解消し、また失った缶飲料の売上を回復させるために、現在この空き缶
とボトルの処理専用の自動返却機の構想が出てきています。 これは、ドイツの小売店
協会、規制当局、金融機関、物流研究機関、メーカー、消費者団体などが集まり、研究
しているものです。
返却機は街角に設置し(ドイツは歩道が広いため、問題はありません)、空き缶を入れた
らその Pfand を GeldKarte だけに加算(書き込む)という案が有力になってきています。
これには、
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Pfand 用の現金を用意する手間 (一個 50 セント)、
この返却用の現金を狙ったバンダリズム(破壊行為)のリスク
返却機に印刷(領収書もしくは Pfand 引き換え証などの)装置をつけない
返却機にレシートの読み取り装置をつけない
返却機に GeldKarte のターミナルだけを取り付ける
5 千万人近くの人が GeldKarte 機能のついたキャッシュカードを持っている
などの利点があるとされています。
現在ドイツのこの環境のための規制は、EU でもやりすぎであり、メーカー、消費者、小売
店などに不便を強いているとして問題になっています。
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小生は、まずキャッシュカード(GeldKarte)を持たない小中高生に、口座と連結しないホワ
イトカード仕様の GeldKarte を配るべきではないか、と思慮するものです。 小型飲料の
一番のユーザーは彼らだからです。 そして、小型飲料は、移動しながら飲むことが多い
からです。
果たして GeldKarte カードしか使えないような空き缶返却機が出現するのかどうか 、個
人的には難しいのではないかと思います。
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ドイツの EMV カード
2003 年 11 月 3 日
この秋から Sparkasse 連合が新規に発行するキャッシュカードは、すべて EMV 仕様
で年末までには 800 万枚が交換される予定です。 ご存知のとおり、ヨーロッパの金融
機関はそのカードやターミナルを2004 年度中に EMV 対応にすることになっています。
2005 年 1 月からは、EMV 仕様でないカードや端末での事故は、すべて当該金融機関
や端末設置者の責任となります。
フランスの CB などで EMV 仕様の導入はかなり進んでおり、ドイツでも来年中には少
なくとも Sparkasse が発行するキャッシュカードは全量が切り替わる予定です。 但し、
一般の銀行(ドイツ銀行やドレスナー銀行など) や クレジットカード会社、そして特に小
売 店 ターミナルでは、どの程度交換されるのか、まだはっきりしない、というのが実情です。
一部では、小売店ターミナルや ATM の交換を促進するという目的を絞った投資組合と
特別融資枠の設定が、叫ばれています。
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