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第4回 宇陀市子ども・子育て会議 会議録
第4回 宇陀市子ども・子育て会議 会議録 開催日時 平成26年7月19日(土)午前9時30分〜 開催場所 宇陀市役所 大会議室 〇子ども・子育て会議開催 (1)開会 (2)委員の紹介 ・委員の紹介 (3)議事案件 事務局 ・子ども・子育て支援事業計画(素案)について 宇陀市の尐子化の動向と子育ての状況について説明した後、ニーズ調査の分析結果を基に、教育・保育・ 子育て支援事業の量の見込みと提供体制について説明。 ・新制度における主な改正点・スケジュールについて 1号~3号の認定区分、保育の必要性の事由の拡大等及び新制度に向けた条例の制定、今後のスケジ ュールについて事務局より説明を行った。 ・認定こども園教育・保育要領について、今まで幼稚園教育要領と保育所保育指針の二本立てで実施し ていたが、適合性の確保として一本化されたことについて、教育委員会 指導主事より説明を行った。 新制度での認定こども園は、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持った先生が保育教諭として教育・保 育にあたります。そして、同じクラスで幼稚園児・保育所児が共に午前中は、教育を受けます。 そうした中、多くの先生が研修を受け、教育・保育要領の中身を十分に理解していく必要があります。 質疑・意見 会長 ・厚労省と文科省の違いがあるが、宇陀市には、子ども支援課があり、また、幼稚園、保育所の先生の人事 交流もしているので、非常に良いのではと思う。 委員 ・私の孫は堺のほうで私立の幼小中一貫校へいっていた。同じ友達と仲良く中学校まで行っている。 宇陀市でもやっていただけたらと思う。 委員 ・0~2歳が保育で3~5歳が教育と変わるということで、私とすれば、橿原市のような子育て支援の建物が あってと想像していたが、認定こども園をしていくということが打ち出され、今後、先生方の質が十分高めら れ子ども達の教育が充実していけるよう願う。 小学校の記述の中に自尊感情が入っている、自尊感情は0歳の包み込まれ感覚等から育てられる、小学 校から突然ではないと思うので、そこを検討頂きたい 委員 ・保育所として、先ほど説明があった、教育・保育要領の勉強をさらに深め、教育・保育の充実に努めなけれ ばと感じた。 委員 ・菟田野の子育て支援センターで感じたことは、保育所・幼稚園・支援センターのいづれにも繋がってい ない子ども達が、まだまだたくさんいることに目を向けることが大事だと思う。認定こども園ができれば、 室生、大宇陀にも支援センター的なものが設置されるということで、菟田野の支援センターに、なかなか 来れない室生の子ども達を把握しきれていないということがあるので、広く宇陀市の子ども達をサポート していく体制が必要だと思う。 委員 ・学童保育で一年生から5・6年生までをみさせていただいているが、保育教諭という制度ができるというこ とで、一年生になったとき、勉強するということを解らせてあげられるのが、年長の3学期かと思う。それを していただけるのがありがたい。 委員 ・素案のP29、提供体制だが、定員に対して現状の人数が尐ない、定員というのは、これだけのキャパシティ があるということだと思うが、広さ・設備・先生の人数等を昔から備えているということか? もう一つは、今後ニーズの減尐に応じてスタッフの人数も減らしていくのか疑問に思っている。 事務局 ・定員については、施設が整備された時に定められたものです。 特に榛原地域については、20~30年前ほどになりますが、住宅開発でクラスが増え、学年4クラス、5クラ スという状況でした。 現在は、子ども数が激減しており、定員の半分以下になっています。 現在空き教室は多目的に利用しているところです。保育士配置につきましては、幼稚園教諭ですが、クラス に1人、特別支援という形で配置しています。 今後については、榛原地区、菟田野地区も含めて幼保一体化をめざすことになりますが、市と教育委員会で 検討していくことになります。 会長 ・保育所と幼稚園の児童と教員の定数はどうなっていますか。 ・子どもの数に対する保育士・幼稚園教諭の配置基準について説明 事務局 保 育 所 子 ど も 数 保 育 士 数 0歳 3 1 1歳 5 1 2歳 6 1 3歳 20 1 4歳~5歳 30 1 幼 稚 園 子 ど も 数 教 諭 数 3歳 25 1 4歳~5歳 35 1 会長 ・この定数により、今後の施設、教員の数等が調整されるということですね。 4歳から5歳というのは、第1次反抗期に入ってきますし、先生方もたいへんです。昔は子ども55人で、先生 1人で保育していたが、今は、25人、35人ということですね。 市として、これに補助をつけているとかありますか。 事務局 ・特別支援として、発達や身体に障害の持っておられる子どもに対して基本、3対1という形で保育士を配置し ていますが、やはり子どもの状況に応じて、配置させていただいております。 また、保育所においては、家庭的に配慮が必要なケースに対応するため、家庭支援保育士として各園2人 づつ配置させていただいています。 他に、早朝・延長保育専任の保育士を常時配置し、担任が、子どもから離れないようにしています。 会長 ・かなり手立てをして頂いているようですね。 委員 ・27年度から、大宇陀、室生では、こども園開園に向けて取り組むとのことだが、榛原・菟田野は、こども園に 向けて検討を図るという文面だけで、見通しが見えないので不安を感じている。 榛原は区内に保育所と幼稚園があり選択できる施設があるが、菟田野地区は、幼稚園ニーズがあるが、大 宇陀小学校区の幼稚園に通っている状況にある。 個人的には、菟田野保育所は、利用人数41名と尐数だが、その中で家庭的な保育をして頂いて子どもも安 心して通っており、満足しているが、子どもたちが学びあう環境という点では、不足する場面もあるのではな いかと思う。 大宇陀幼児園との交流があるが、先生方も戸惑っていると聞く。また、国の施策にも子どもの減尐地域をしっ かり支援するとあるので、小学校に入るまで地域に見守られて巣立っていく環境を大事にしてほしいと思う。 この計画の段階で、保護者にとって目途がつくような形でしっかり段階を追って解るようにしてほしいと思う。 会長 ・只今の意見に対し、もし、見通しなどが解りましたらお願いします。 事務局 委員 ・昭和48年に菟田野保育所が建設され、かなり老朽化しています。現在、市として菟田野地域の保育所の あり方について市又は教育委員会で検討を進めているところです。 ○年度にどうするというところまでは、本日お答えできませんが、前向きに検討しているところです。 その時期になりましたらご報告致しますし、ご意見も頂きたいと思っております。 ・現在、榛原小学校と榛原幼稚園に通っている子どもがいる。小学校に入学して、60人の内、クラスの3分 の2が榛原幼稚園から来た子ども達で、子ども達はすぐに仲良くなったみたいですが、保護者からみると授 業参観の時に名前もわからない保護者の方がいるので、認定こども園になると、小学校区が同じなので、 お互いの保護者が判るので、幼稚園と保育所が一緒になって小学校へ行けるのは、いいことだと思う。 委員 ・菟田野保育所が古いから、認定こども園は新しい建物が出来てからというのはいかがなものか、器が古く ても、出来るのであれば早急に計画をやるべき。逆に阻害するものがあるならば、市なり教育委員会がき っちり考えてやるべきではないかと思う。検討頂きたいと思う。 私が住んでいる室生は、既に子ども園という名前が定着しており、去年PTA会長をさせていただき、園長 より運営の仕方についてレクチャー頂き、先ほどの話しも去年の段階で聞かせて頂いており重々納得のい く話しだったので、ぜひ、認定こども園を前向きに進めていってもらいたいと思う。 その一方で、アンケートの中にあったものですが、認定こども園になれば、従来、幼稚園・保育所の分けら れていた予算が合わさって薄くなるのではという意見があったように、誤解されている市民の方がいるので はないかと思う。認定子ども園とは、こういうものだとパンフレット等により周知することが将来にわたってい いのではないかと思う。 最後に、病児保育が現在なく、素案で宇陀市全域で一ヶ所とあるが、これだけ広い宇陀市なので何カ所か を検討していただきたい。 事務局 ・菟田野保育所については、老朽化しているため、前向きに検討しております。できるだけ早い時期にお示し したいと思っています。 こども園の周知につきましては、「すくすく」という情報誌を活用いたします。 病後児保育の一ヶ所については、看護師確保が難しいことなどがありますが、整備を目指したいと考えて います。 会長 ・できるだけ、宇陀市全体として検討して頂くことが大切ではないかと思います。 委員 ・小学校に上がったとき、父兄同士がなかなかなじめないというのがあるので、認定こども園になれば小さ いときから子どもも父兄も顔なじみになるので交流もしやすいのではないかと思う。 私は榛原西小校区ですが、幼稚園は年尐が5名と尐ない、将来的に施設の統合等、他のお母さん方も 心配していると聞く、その辺は、市のほうで話ししていただきたいと思った。 委員 ・認定こども園は、とてもいいと思った。 核家族化が進み社会との接点は幼稚園に入ってからという子どもが多いと思う。 支援センター「すくすく」があることを、子どもが1歳になるまで解らなかったが、すくすくに行き、妻も友達が できとてもよかった。「すくすく」を知らない人が、多いのでは。 保育所へ行きたいが、校区を考え仕方なく幼稚園にという人もいる。 できれば、榛原の2号・3号認定の子どもも小学校区内で入れたら助かるなと思う。 長い保育時間のなか、先生方も生活リズムがあり、小さいお子さんが居る方も多いと思う。生活リズムが 変わることでヒアリング等により先生方の充足感を満たすことも大切ではないかと思う。 委員 ・上の子が保育所から小学校になり、環境が変わるので不安が大きかったが、大宇陀幼稚園の子ども達 も一緒に上がれたので、子どもは、場所が変わっただけで楽しく通学している、一緒に教育して頂いて良 かったと思っている。保育園と幼稚園の親の会の会長をさせていただいたが、行事が幼稚園に合わせた ものが多く、保護者にとっては平日、仕事を休むことになり負担が大きかったので、その辺考えて頂けれ ばと思う。 委員 ・他の市町村からいろんな情報を聞かせて頂くのだが、宇陀市は幼稚園と保育所の人事交流をいち早くさ れており、いいことをされているなと常々感じていた。 子育て文化を慈しむということで、子どもを対象とした犯罪や虐待が増加する中、子どもたちの育ちを保 障するというところでは、保育園の果たすべき役割は、発達段階を見据えた展開を果たしていく必要があ ると思う。展開していく上で、人材育成に取り組もうと思うが、報道にもあった保育士不足が非常に言われ ている。県も保育士バンクが創られるとのことで、私立の保育園でも働きやすい環境、雇用契約も考えて いかなければならないと思っている。 たとえば、小さいお子さんを抱えた保育士であれば、そのような雇用契約も必要となってくるでしょうし、長 時間の保育を実施するうえで、繋ぎでローテーションを組まないといけないところでは難しい面があるなと 思う。認定子ども園をするにおいても、宇陀市全体で雇用促進していければと思っている。 委員 ・菟田野地域の認定子ども園の話しがあったが、榛原も視野に入れながら検討ということになっている。 昔から、小学校へ上がった時に、幼稚園ではこうだった、保育園ではこうだったというようなことも、一つに なることで、そのような不安がなくなるのではないかと思う。 榛原の幼稚園も古くなっており、西幼稚園は人数も尐なくなっている。 子育て支援を大宇陀と室生では子ども園で行うとのことだが、榛原もそのような方向性にしていただけれ ば保護者の不安もなくなるのではと思う。 委員 ・平成15年に大宇陀幼稚園の統合に携わっていました。そういった中で当時、幼保一元化が進められてお り、合併後、市の総合計画では幼保一元化をめざしていくということで進めてきました。 平成23年度に室生も統合し、子ども園を発足させていただいたわけですが、意見を聞かせていただいて いると、やはり、保護者の就労等の関係で子どもさんの環境が変わらないことが一体化の大きなメリットだ と思いました。 その中で、PTA活動をする中で、保育所利用の保護者と幼稚園利用の保護者と会議等の時間帯が合わ ないところは非常に難しいところで、大きな課題ですが、子どもさんの環境が変わらないことが、かなりの メリットであると、そして、子ども園になると省庁間の縦割りがなくなり、先生方の仕事ももっと軽減されると 思います。 事業計画に皆さんの意見を反映させて頂き、また総合計画にも反映していきたいと思いますので今後も 貴重なご意見をお願いいたします。 委員 ・事業計画策定について皆様の意見を反映しながら創っていくということですので、出来ないこともあろうか と思いますが、市として前向きに進めたいと思います。 ただ、時期的な部分とか明快な答えが出来ないという状況もありますが方向はそういうことです。 会長 ・要望もありました、また、建設的な意見もありました、どう進めていくのがよいかなど意見を頂きました。 事務局 会長 (5)閉会 ・意見のありました、菟田野・榛原地域の子ども園の関連については、現在、検討しているところですので、 今日のご意見につきましては、市の方にも報告させて頂き、検討させて頂きますのでよろしくお願いいた します。 ・次回は9月中旬の開催ということで、本日はこれにて閉会いたします。