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<教育訓練内容詳細:北海道大学大学院>

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<教育訓練内容詳細:北海道大学大学院>
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
<教育訓練内容詳細:北海道大学大学院>
回数
第1回
日時
2004 年 10 月 1 日(金)
テーマ
ガイダンス
目標
オープンシステムの全体像および要素技術の位置付けを確認し、本講座で学習する内容
や、本講座の進め方等について理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
前提スキル
ガイダンスとオープンシステム概論
• 特論と演習の関係
• オープンシステムと要素技術
• 12 テーマ、及び各要素技術の概要
(特になし)
講師所属・氏名
北海道大学大学院情報科学研究科教員:大谷真、奥野拓
講師業務実績等
大谷真:特任教授、(株)日立製作所において、オペレーティングシステム、ミドルウェア、
オープンシステム等の研究開発に従事。
奥野拓:特任助教授、(株)情報科学センターにおいて、アプリケーションシステム開発、
Web サービスミドルウェアに関する研究開発等に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
共通演習ガイダンス
• 演習の形式と進め方
- この共通演習は、テーマ毎の個別テーマ演習とは別のプロジェクト形式のシ
ステム開発演習 (PBL)で、4∼5 名で 1 グループとし演習を行う。
- 複数の個別テーマの横断的技術テーマを中心としたグループ演習とする。
- 各グループで 1 名のリーダーを決め、グループの取りまとめ、講師との連絡
等を行う。また、各グループで 1 名のマシン管理者を決め、個別テーマ演習
のソフトウェア準備などの責任を持つ。
- グループごとに異なる横断的技術テーマに取り組み、最終日に成果につい
てプレゼンテーションを行う。
- 横断技術テーマの例は担当教員より提示するが、テーマの詳細化や進め方
については、グループで自主的に行う。
- 演習の授業内で中間発表を行い、担当教員・講師のレビューを受ける。
• 演習課題の例
- 既存 Web アプリケーションシステムをベースとしたソリューション提案プロトタ
イプシステムの構築
- Web サービス開発:単に既存のフレームワークを利用して作成するのではな
く、最新の技術標準の導入、オープンソースソフトウェアの利用など、動作検
証などを含めた実験的な開発とする。
前提スキル
演習開始(10月)時点では、Web アプリケーションを中心としたオープンシステムの技術
要素の最低限の知識があればよい。グループ勉強会などにより、演習計画プレゼンテー
ションまでに、テーマとして取り上げる技術を理解し、演習テーマニ取り組める程度までス
キルを拡充しておくこと。
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
使用教材
(同上)
(1) クライアント用のノート PC は、必要に応じて演習期間を通して学生に貸与し、授業時
間外の作業ができるようにする。
(2) サーバは、学内から常時アクセス可能な状態にしておく。
(3) 必要に応じてグループ単位でサーバにコラボレーション環境を構築し、円滑に作業
を進めるものとする。
(4) サーバで CVS、Subversion などをグループ単位で運用し、開発物の版管理に用い
る。
講師により当日配布
参考文献
(特になし)
使用環境(演習用)
1
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第2回
日時
2004 年 10 月 8 日(金)
テーマ
Java 言語に関する技術動向(歴史から最近の話題まで)
目標
Java が広く使われるようになった背景について多面的に学び、Java についての理解を深め
る
特論(13:00∼14:30)
特論内容
Java 言語とその関連技術について、その誕生から最近の話題まで多面的に解説します。
• Java 言語誕生の歴史的背景
• 標準化プロセスと Java コミュニティ
• EoD (Ease of Development) への取り組み
• 4 デモ (Java Studio Creator, Looking Glass 等)
前提スキル
何らかのプログラム言語に関する知識があることが望ましい。
講師所属・氏名
サン・マイクロシステムズ(株):山口浩
講師業務実績等
同社システム技術統括本部にてITアーキテクトとして、Java、J2EE 等に関する開発業務、
技術教育活動等に従事。技術講演等の実績多数。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
Java
•
•
プログラミング入門
BlueJ オブジェクト指向プログラミング入門:
開発ツール BlueJ (www.bluej.org) を用いたオブジェクト指向プログラミングの実習
を行います。分数を扱うクラスを作成し、逆ポーランド記法を用いた分数電卓を実装
します。
以下の3つのうち1つを選び実習します。事前に選んでおくこと。
a. JDK5.0 で導入される新しい言語仕様:
Generics, Enum, Enhanced for-loop, Static import, Varargs 等を用いたプログラ
ミング
b. RMI による分散ネットワークプログラミング:
複数のコンピュータを同時に使用して円周率の計算を行うプログラムを RMI
を使って実現します。
c. JDNC (JDesktop Network Components):
Java で書かれたコンポーネントを XML ベースのマークアップ言語によって組
み合わせることでアプリケーションを作成するオープンソースプロジェクトを紹介
します。
前提スキル
Java あるいはC/C++言語などのプログラミング経験があり、簡単な Java コードの断
片(1ページ程度)を読めること。
講師所属・氏名
サン・マイクロシステムズ(株):谷本徹
講師業務実績等
同社システム技術統括本部にてITアーキテクトとして、Java、J2EE 等に関する開発業務、
技術教育活動等に従事。
使用環境(演習用)
・J2SE 5.0 (現在はベータ)が動作すること
・BlueJ (www.bluej.org 1.3.5 or 2.0) が動作すること
・WWW ブラウザ(Java API ドキュメント参照用)
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・キャシー シエラ他著
Head First Java ― 頭とからだで覚える Java の基本
オライリージャパン ISBN 4873111730 (2004/03)
(これから Java プログラミングをと考えている方にはおすすめです。)
・演習については、以下のサイトを見ておいてください。
1. BlueJ について: http://www.blue.org
2-1. JDK 5.0 の新しい言語仕様について
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/relnotes/features.html#lang
2-2. RMI について: http://java.sun.com/docs/books/tutorial/rmi
2-3. JDNC について: http://jdnc.dev.java.net
2
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第3回
日時
2004 年 10 月 15 日(金)
テーマ
.NET Framework
目標
.NET Framework の全体像と構造を把握し、.NET Framework 上のアプリケーションの動作の
仕組みを理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
.NET Framework の全体像と構造を説明し、.NET Framework 上のアプリケーションの動作
の仕組みを解説する。
• 共通言語ランタイム(Common Language Runtime)
• MSIL と JIT コンパイラ
• C#言語
• 基本クラス
• C++言語と.NET Framework
前提スキル
何かしらのプログラミング経験
講師所属・氏名
マイクロソフト(株):田中達彦
講師業務実績等
同社デベロッパーマーケティング本部アカデミック情報教育推進部にてマネージャとし
て、OS、.NET Framework、C#言語等に関する開発業務、技術教育活動等に従事。技術
講演等の実績多数。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
.NET Framework SDK を使用して、Windows アプリケーションや Web サービスを構築する。
• Web サービスの構築
• Windows アプリケーションの構築と Web サービスの利用
• Web アプリケーションの構築
前提スキル
何かしらのプログラミング経験
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
(同上)
使用環境(演習用)
Windows XP、.Visual Studio .NET 2003
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・Web サービスについての以下のページ
http://www.microsoft.com/japan/msdn/webservices/understanding/readme/default.aspx
・.NET Framework、C#に関して以下の雑誌記事
「見せます .NET Framework クラスライブラリの全部」 (特集記事)
C MAGAZINE 2002 年 7 月号
「プログラミングの技」 (p124-)
日経ソフトウエア 2003 年 12 月号
3
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第4回
日時
2004 年 10 月 22 日(金)
テーマ
XML
目標
XML 言語の文法を理解するとともに、XML を基盤とする Web 上での企業間システム等の発
想等を修得する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
XML−WG 議長であった Jon Bosak 氏の論文から XML の特徴を理解する。XML を基盤
とする Web 上での企業間システム等の実例を紹介し、XML がもたらすビジネスの変革と効
果を考察する。
• XML の特徴:
Jon Bosak の論文等から、XML 制定の重要な視点を講義
- Web パブリッシング言語
- 業界統一交換形式(標準化)
• XML 表記
- XML の文書構造:
宣言、インスタンス、ツリー構造、整形式 XML 文書と
妥当 XML 文書
- Schema
- 名前空間
• XML と標準化
- 日本での XML 普及と標準化。
前提スキル
ある程度のXMLの基礎知識
講師所属・氏名
(株)アルゴ21:今給黎道明
講師業務実績等
同社研究開発センターシステム基盤技術研究部にて XML ツール開発、XML の業務応
用、XML 標準化作業等に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
演習では具体的に、教育産業や製造業におけるマニュアルの分野、また金融分野におけ
る例(XBRL)を紹介し、各産業がXMLに期待しているビジネス効果を分析してみる。
また、現代の業務システム等で効果的と思われる XML の利用形態と仕組みを考察する演
習を行う。
例題:小口物流、流通電子購買等事例を予め紹介する。
対象とする業界毎にグループ分けを行い、発想した結果をまとめて発表する。
前提スキル
Java、DOM 等についての基礎知識
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
(同上)
使用環境(演習用)
<H/W> CPU:500Mz 以上、メモリ:256MB 以上、OS:Windows98 以上
<S/W> EXSCO 社 Documentor(評価版を使用)
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・別途配布の論文 JonBosaK 著「XML,Java,and the future of the Web」を必ず熟読すること
(日本語訳有り)。
・岡部恵造著「XML がビジネスを変える」の一部を引用予定。
・鶴木眞著「高度情報化社会における国際テロリズムへの対応」警察政策学会誌
(上記は、2001 年度に東京大学社会情報研究所鶴木眞教授の論文を講師が XML 化し
たインターネット教材としての XML 文書)
4
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第5回
日時
2004 年 11 月 5 日(金)
テーマ
Web サービス技術/標準化動向
目標
Web サービスについて、表面的なものだけでなく、その技術が生み出された背景や経緯な
どを理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
インターネットのプラットフォームのシステム構成要素として重要な位置を占めつつある
Web サービスは、インターネットを利用した情報交換の規格として XML が注目され、関連
技術が飛躍的に発展したことに伴い、2000 年ごろに新しいコンセプトとして登場した。
Web サービスのベースとなる WSDL や SOAP といった技術はすでに広く定着し、現在は
セキュリティや非同期メッセージ等、Web サービスを実際のソリューションとして利用するた
めに必要となる多岐に渡る技術の仕様策定に焦点が移っている。この講座では、Web サ
ービスについて、表面的なものだけでなく、その技術が生み出された背景や経緯などを
含めて概観する。
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
富士通(株):成田雅彦
講師業務実績等
同社 IT アーキテクトとして、分散オブジェクト技術、Web サービス技術等に関する仕様策
定、基盤ソフトウェア製品企画等に従事。技術講演等の実績多数。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
Web サービスの基本プロトコルである SOAP と、その API である JAX-RPC を利用したシス
テムの仕組みとアプリケーションの書き方・設計の考え方を理解するため、下記の演習を
行う。
1. SOAP/HTTP の流れの観察 (tcpmon を利用)
2. SOAP Monitor を使い、プログラムの動きの観察
3. JAX-RPC を利用したアプリケーションのプログラミング
4. (3)のアプリケーションを利用し、リモートマシンと接続
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
(同上)
使用環境(演習用)
Java (JDK 1.4.2)、jakarta-tomcat-4.1.27 (または Open SOAP 等)、axis_1.1
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・SOAP/WSDL/ebXML Web サービス・アプリケーション開発技法 (ソフト・リサーチ・セン
ター)
5
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第6回
日時
2004 年 11 月 12 日(金)
テーマ
アプリケーションサーバ
目標
アプリケーションサーバの歴史と基本的機能、及び今後の動向について理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
アプリケーションサーバについて、IBM の WEB ベースサーバである WebSphere を例に説
明する。
• その誕生の背景、e-commerce における位置付け、J2EE、Framework 等の機能要件
について解説し、アプリケーション サーバがどういうものかを説明。
• WebSphere Application Server (WAS)を用いてアプリケーションサーバの構造を解
説。
• 現在の課題、Technology の動向、将来の製品の拡張について触れる。
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
日本アイ・ビー・エム(株):米持幸寿
講師業務実績等
同社シニア・テクノロジー・エバンジェリストとして、J2EE を始めとする最新技術の普及・教
育活動に従事。技術講演等の実績多数。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
WAS/UDB を導入済みのシステムにおいて、簡単な Application を書くことにより、Client よ
り WAS 経由で DB にアクセスできる事を実感し、理解を深める。
• WAS を起動し、稼動確認と設定を行う。
• WebSphere Studio を使用して、JavaBeans/Servelet/JSP を作成し、稼動確認を行う。
• 同様に Enterprise JavaBeans を作成、稼動確認を行う。
前提スキル
Windows 2000、Java
講師所属・氏名
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株):田中陽子
講師業務実績等
同社 Web&トランザクション・システム部において、Web アプリケーションサーバ等に関する
開発業務、教育業務に従事。
使用環境(演習用)
<H/W> PC with 1GB bytes of memory
<S/W> Windows 2000 Server
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・基礎から学ぶServlet/JSP:
(http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai2/jspservlet01/jspsevlet01_1.html
http://www.atmarkit.co.jp/…/jspservlet01/jspsevlet01_4.html まで)
・インターネットのしくみ徹底解剖
http://www-6.ibm.com/jp/developerworks/tips/ytech/selib.html#se13
6
から
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第7回
日時
2004 年 11 月 19 日(金)
テーマ
B2B 技術の概要
目標
SOA、BPEL の基本的な考え方と技術的課題を理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
•
XML 応用
- XML Schema, XPath の復習
- Travel XML などの日本で決めた標準の紹介
•
BPEL
- BPEL の概要
- BPEL1.1 の説明
前提スキル
XML、Web サービス概要を理解していること。
講師所属・氏名
日本オラクル(株):鈴木潤一
講師業務実績等
同社シニアエンジニアとして、リレーショナルデータベース技術、XML 技術、Web サービ
ス技術、ビジネスプロセス技術等に関する開発、普及・教育業務に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
•
•
Oracle BPEL Designer を用いた、BPEL 設計
Oracle BPEL Manager を用いた、BPEL モニタリング
前提スキル
Eclipse の利用経験あり。
講師所属・氏名
日本オラクル(株):佐藤直生
講師業務実績等
同社アプリケーションサーバグループにおいて、シニアエンジニアとしてアプリケーション
サーバ技術、ビジネスプロセス技術に関する開発業務に従事。
使用環境(演習用)
<H/W> 各自持ち込みノート PC
<S/W> 事前に製品のダウンロード
使用教材
講師により当日配布
参考文献
@IT での BPEL 解説
7
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第8回
日時
2004 年 11 月 26 日(金)
テーマ
Linux カーネル
目標
Linux カーネルの主要機能とコアテクノロジーを理解するともに、ソースコードの読み方やコミ
ュニティの役割を理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
「詳解 Linux カーネル」をベースに下記の通り、講義する。
• Linux の概要説明
• Linux の機能解説:
Linux カーネルの重要な機能を解説する。
• Linux2.6 の新機能:
演習につながる糸口として新機能を説明する。
前提スキル
オペレーティングシステムについての基本的な知識。
講師所属・氏名
(株)日立製作所:高杉昌督
講師業務実績等
同社 OS 設計部において主任技師として Linux カーネル技術に関する業務に従事。リナ
ックス・プロフェッショナル協会理事。オライリージャパン「詳解 Linux カーネル」の共訳、技
術解説記事等多数。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
•
•
•
Linux 2.6 の新機能調査:
文献・ソースコードから Linux2.6 の新機能を全体的に調査し、その中から調査する機
能を選択する。
Linux 2.6 の新機能報告:
演習で調査した内容を最後に発表する。
コミュニティへの提案:
調査中に新機能や性能向上の提案が見つかれば、コミュニティへも提案し、実際の
オープンシステム開発に触れる。
前提スキル
Linux カーネルの C 言語が読めること。
講師所属・氏名
(株)日立製作所:小幡昇
講師業務実績等
同社 OS 設計部において Linux カーネル技術に関する業務に従事。オライリージャパン
「Linux セキュリティクックブック」共訳等。
使用環境(演習用)
<H/W> Linux カーネルのソースコードを読めるマシン
カーネルソースのためのディスク 150M 程度
インターネット接続環境
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・詳解 Linux カーネル第 2 版(オライリー・ジャパン)
著者 BOVET & CESATI
監訳者 高橋 浩和 北海道大学電子工学科卒
8
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第9回
日時
2004 年 12 月 3 日(金)
テーマ
インターネットセキュリティ
目標
セキュリティポリシーとセキュリティ技術について理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
•
•
インターネット上でのセキュリティリスクとその対策や今後の課題
Web システムにおけるセキュリティ強化(PKI を利用した高度な認証システムとその運
用)について解説。
- セキュリティポリシーや ISMS などの基準についての解説。
- インターネット上でのさまざまなセキュリティリスクと、それらに対し企業等で一
般に施されている対策について解説。
- PKI(電子署名・暗号)についての解説。
- 認証局運用規定、証明書ポリシーについての解説。
- WEB システムで必要となるセキュリティについて解説。(認証、暗号化、ハッ
キング方法とその対策など)
- インターネットセキュリティにおける問題点と今後の課題について検討
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
(株)日本システムディベロップメント:池澤龍児
講師業務実績等
同社システムコンサルタントとして、PKI(公開鍵インフラストラクチャ)を中心としたセキュリ
ティ関連業務に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
UNIX 上でのオープンソースアプリケーションを利用した Web システムでのさまざまな認証
方式(特に証明書による認証)について実習を交えて学ぶ。
使用するアプリケーションは以下の通り:
• Apache (SSL)
• Openssl
• MySQL
• Netscape 7.1 (X window)
前提スキル
UNIX のシェル操作、簡単な C プログラミング、Web システムの基本理解
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
(同上)
使用環境(演習用)
<H/W> Linux ( root ログイン可能なこと)
<S/W> Apache, Openssl, MySQL, Netscape が予めインストールしてあること。
(すべて最新バージョンが望ましいが、すべての端末でバージョンが揃っていればよい)
使用教材
講師により当日配布
参考文献
・PKI に関する基礎知識として、
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/pki01/pki01.html
・CP のサンプルとして、http://www.ufjbank.co.jp/houjin/jimushikin/ec_kessai/
9
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第 10 回
日時
2004 年 12 月 10 日(金)
テーマ
オープンソース
目標
オープンソースのメリット/デメリット、ライセンス、及び利用技術を理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
•
•
•
•
•
オープンソースとは
- オープンソースの成り立ち、定義について
主要なオープンソース
- 活用されているオープンソースを目的別に紹介
OS、インターネット、3 層サーバ(Web/AP/DB サーバ)、開発環境、など
オープンソースのライセンス
- ライセンスの種類、比較(フリーソフトとの違いなど)、注意点などについて説
明
オープンソースのメリットとリスク
- 利用者、開発者、SIer にとってのメリットとリスク
- IP 問題(事例をまじえての説明)
- 商用ソフトウェアとの比較および連携
オープンソースの最新動向
- オープンソースの世の中の最新動向について様々な方面から説明
・ 北東アジア OSS 推進フォーラム、日本 OSS 推進フォーラムの活動紹介
・ オープンソース活用事例
前提スキル
コンピュータ用語の一般的知識
講師所属・氏名
日本電気(株):高橋千恵子
講師業務実績等
同社 Linux 推進センターにてグループマネージャーとして Linux を中心としたオープンソ
ースソフトウェア製品技術に関する業務に従事。リナックス・プロフェッショナル協会理事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
共通演習(計画プレゼンテーション)
共通演習ガイダンスで行った技術テーマの選択とグループ分けに従い、以下を実施:
• グループ単位による演習計画の説明
• ディスカッション (参加者: ITS 教員、当日の特論講師、他の演習受講者)
前提スキル
前回までの特論・演習を受講し、テーマ技術について理解していること。
講師所属・氏名
北海道大学大学院情報科学研究科教員:大谷真、奥野拓
日本電気(株):高橋千恵子氏
講師業務実績等
(同上)
•
使用環境(演習用)
•
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 用 PC 、 ソ フ ト ウ ェ ア (OpenOffice.org Impress 、 Microsoft
PowerPoint、Web ブラウザなど)
演習で使用しているノート PC を共通演習の開発・プレゼンテーションで使用するため
に貸し出し可
使用教材
講師により当日配布
参考文献
◆特論
・OpenSource システム導入マニュアル
技術評論社 ISBN4-7741-1788-9
・オープンソースがビジネスになる理由
米持幸寿著 日経BPJavaプロジェクト編 日経BP社 ISBN4-8222-2105-9
・オープンソース http://opensource.org/
◆演習
・藤沢晃治著
「分かりやすい表現」の技術、「分かりやすい説明」の技術
http://www.fkohji.com/pc-top.htm
10
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第 11 回
日時
2004 年 12 月 17 日(金)
テーマ
統合システム運用管理技術
目標
現実的な運用管理の概要を理解し、サービスマネジメントの考え方や ITIL 等の運用管理技
術を理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
•
•
•
企業で重要な問題になっている運用管理の概要を理解することを目的として
OpenSystem の運用管理について概要を説明する。
- 概要(歴史的背景など)
- ネットワーク管理
- システム管理
- その他、システムの構成要素の管理
運用管理のプロセスと実際について説明する。
- 運用管理プロセスとしての ITIL 概要
- Web サービスの管理
運用管理ツールの概要について説明する。
- パッケージツールの概要と機能について
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
日本ヒューレット・パッカード(株):桑本謙介
講師業務実績等
同社ソフトウェア統括本部にて、システム運用・管理製品技術、ITIL に関する業務に従
事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
•
•
実習の前提となる各種運用管理プロセス・ツールの説明、特に ITIL のプロセスにつ
いての説明
実習
- 紙の情報でネットワーク構成図・ツールからあがってきたアラート・組織情報・
特定の人からのコール・その他を整理する。
- それらばらばらな紙の情報からシステム全体でどんな問題が起こっているか
をグループに類推する。
- グループで話し合った内容をプレゼンする。何が起こっているか問題を類推
してもらい、プライオリティをつけて発表してもらう。
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
(同上)
講師業務実績等
(同上)
使用環境(演習用)
(特になし)
使用教材
講師により当日配布
参考文献
(特になし)
11
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第 12 回
日時
2004 年 12 月 24 日(金)
テーマ
情報システム戦略
目標
ITを導入する側(ユーザ)の視点から考慮すべき点についてケーススタディを通して理解を
深める。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
現在の企業活動においてITの重要性は益々高まっており、企業内におけるIT導入部門
が果たすべき責任は非常に大きい。しかし、現実的にはIT導入の責任部門はおろか責任
者すら設置されていない企業も多く存在する。企業経営として経営方針に連動した的確な
IT戦略立案力や遂行能力が極めて重要であるが、現実的には様々な障壁が存在する。
本特論ではITを導入する側(ユーザ)の視点から考慮すべき点についてケーススタディを
通して理解を深めていく。また、ブロードバンド技術等による技術革新が今後のIT戦略に
与える影響についても受講生とともに考察していく。
【キーワード(順不同)】
- IT戦略、情報システム企画
- 情報システム部門の組織
- ITの投資対効果(ROI)測定
- 情報システムの外部調達
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
(株)ソフトバンクBB:竹田吉樹
講師業務実績等
同社システム&サプライチェーン本部副本部長として、同社の IT 戦略立案、CRM 導入等
に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
共通演習(中間プレゼンテーション)
共通演習ガイダンスで行った技術テーマの選択とグループ分けに従い、以下を実施:
• グループ単位による演習計画の説明
• ディスカッション (参加者: ITS 教員、当日の特論講師、他の演習受講者)
実施に際しての注意:
• 今回のプレゼンテーション資料
• 前回のディスカッションでの質問やコメントとそれに対する回答、取り組みなどの一覧
表
前提スキル
これまでの特論・演習を受講し、テーマ技術について理解していること。
講師所属・氏名
北海道大学大学院情報科学研究科教員:大谷真、奥野拓
講師業務実績等
(同上)
•
使用環境(演習用)
•
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 用 PC 、 ソ フ ト ウ ェ ア (OpenOffice.org Impress 、 Microsoft
PowerPoint、Web ブラウザなど)
演習で使用しているノート PC を共通演習の開発・プレゼンテーションで使用するため
に貸し出し可
使用教材
講師により当日配布
参考文献
(特になし)
12
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第 13 回
日時
2005 年 1 月 7 日(金)
テーマ
性能管理
目標
性能管理の具体的な重要性、方法論について理解する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
システム・ライフサイクルにおける性能管理の大切さと、性能管理の方法論について、その
概要を説明する。
• 性能管理の問題提起:
システム性能に関するバックグラウンドを与えると共に、システム・ライフサイクル全般
に渡って性能管理を実施することの困難さや大切さについて言及する。
• 性能管理の技法:
性能管理を実施するために必要な要素技術を概説する。シミュレーション、ベンチマ
ーク、モニタリングといった要素技術の説明が中心になる。
• 性能評価作業の実施方法:
性能評価作業の実施手順について、効率的に高い成果をあげるための工夫と共に
説明する。
• 事例紹介またはデモ:
Webシステムの案件事例を紹介するか、あるいは簡単なデモを行う。
前提スキル
システム開発方法論の一般知識
講師所属・氏名
新日鉄ソリューションズ(株):荒川和進
講師業務実績等
同社システム研究開発センターにて、大規模システム構築における性能評価に関する業
務等に従事。
演習(14:45∼18:00)
演習内容
共通演習(中間プレゼンテーション)
第 12 回 共通演習(中間プレゼンテーション)に同じ
前提スキル
これまでの特論・演習を受講し、テーマ技術について理解していること。
講師所属・氏名
北海道大学大学院情報科学研究科教員:大谷真、奥野拓
講師業務実績等
(同上)
•
使用環境(演習用)
•
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 用 PC 、 ソ フ ト ウ ェ ア (OpenOffice.org Impress 、 Microsoft
PowerPoint、Web ブラウザなど)
演習で使用しているノート PC を共通演習の開発・プレゼンテーションで使用するため
に貸し出し可
使用教材
講師により当日配布
参考文献
◆特論
・日経インターネットテクノロジー: “性能と拡張性,可用性を考慮した Web システムのアー
キテクチャ設計”. (2002.5, pp.104-111).
・日経インターネットテクノロジー: “Web システムの高負荷環境試験の方法と注意点”.
(2002.7, pp.116-123).
13
教育訓練内容詳細(北海道大学大学院実施分)
回数
第 14 回
日時
2005 年 1 月 21 日(金)
テーマ
オープンシステムまとめ
目標
後期 12 テーマを振り返り、オープンシステムの技術課題を整理する。
特論(13:00∼14:30)
特論内容
•
•
•
12 テーマのサマリと技術課題の位置づけの解説
今後の技術動向のまとめ
アンケートの実施
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
北海道大学大学院情報科学研究科教員:大谷真、奥野拓
講師業務実績等
(同上)
演習(14:45∼18:00)
演習内容
共通演習成果発表会
• チーム毎にプレゼンテーションを行う。
- 開発成果のプレゼンテーション(デモを含む)
- 原則として全員がプレゼンテーションを行う
- 最終目標はチャレンジングなものに設定すること。よって、最終目標に到達
• 質疑応答
• 連携企業参加者からのコメント
前提スキル
(特になし)
講師所属・氏名
講座担当教員
連携企業20社
講師業務実績等
(同上)
•
使用環境(演習用)
•
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 用 PC 、 ソ フ ト ウ ェ ア (OpenOffice.org Impress 、 Microsoft
PowerPoint、Web ブラウザなど)
演習で使用しているノート PC を共通演習の開発・プレゼンテーションで使用するため
に貸し出し可
使用教材
(特になし)
参考文献
(特になし)
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