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政治経済学研究科

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政治経済学研究科
Graduate School of Political Science and Economics
政治経済学研究科
国際性と創造性にあふれる
人材を養成する
政治経済学研究科は、学部卒業後更に政治経済学を学
び、学識を高めようとする人のために、総合的・学際的な教
育体制を整えています。本研究科には政治学と経済学の 2 つ
の専攻があり、 それぞれの学問領域の理論 ・ 歴史 ・ 政策につ
いて学ぶことが出来ます。 政治学専攻に社会学関係の科目が
多数設置されていることは、 本研究科の特色の一つでもあり
ます。 また、 いくつかの科目では英語による授業も行われてい
て、交換留学などで海外で勉学する機会もあります。
本研究科は、研究職を目指す人のためだけにあるのではあ
りません。学問研究の発展が著しい今日、 研究職以外の仕事
でも、高度な専門的知識が求められるようになってきているか
らです。 このような社会的要請に応えるために、 本研究科の
博士前期課程には、
「研究者コース」
と「高度職業人コース」と
いう2つのコースが設けられています。 また博士前期課程修了
後、より学問研究を深めたい人のために、博士後期課程が設
置されています。近年、博士学位取得者の数は増加傾向にあ
り、さまざまな分野へのステップアップの可能性が開かれてい
窓口開室時間(グローバルフロント 5F)
平 日▶ 9:00 ~ 11:30 / 12:30 ~ 18:30
土曜日▶ 9:00 ~ 15:00
電 話▶ 03 - 3296 - 4150
U R L ▶ http://www.meiji.ac.jp/dai_in/political_science-economics/
ます。
政治経済学研究科の人材養成その他教育研究上の目的
政治経済学研究科には、政治学専攻と経済学専攻が設けられ、横断的に
ことを使命としている。両専攻とも、博士前期課程と博士後期課程がある。
は政治学、社会学、経済学その他隣接諸科学を包含し、縦断的学問構造と
なお、前者は研究者コースと高度職業人コースに分かれている。これらを通
して、理論、歴史、政策の三位一体体系から構成される総合社会科学の追究
じ、自立性・創造性・革新性に優れたオリジナリティにあふれる気鋭の研究
を教育研究上の目的としている。そして、高度な専門的知識とそれを応用で
者の育成と、グローバルに活躍できる高い判断能力を備えた高度専門職業
きる研究手法を備え、新たな課題に挑み、社会に貢献できる人材を育てる
人の育成を目指している。
政治学専攻の人材養成その他教育研究上の目的
政治学専攻では、政治学、社会学及びその関連領域の学問を修得させ、特
分通用できる自立した研究者の養成を目指す。他方、高度職業人コースでは、
定分野のみならず、政治・社会現象全体に対する総合的視野と分析能力を有し
関連分野の幅広い知識を習得して、複雑な現代の政治的及び社会的現象に十
た専門的な研究者や高度職業人を養成する。博士前期課程の研究者コースで
分対応できる高度専門職業人の養成を目指し、アナリスト、公務員、政治家、
は、博士前期・後期課程の一貫した研究指導体制をとることによって、早期の
教員、ジャーナリスト等各種専門職として専門知識と研究能力を生かして、広
博士学位取得を推進するとともに、先端的な課題に取り組み、国際的にも十
く社会で活躍できる人材の育成を目指す。
経済学専攻の人材養成その他教育研究上の目的
経済学専攻では、経済学及びその関連領域の学問を修得させ、特定分野
通用できる自立した研究者の養成を目指す。他方、高度職業人コースでは、
のみならず、経済社会全体に対する総合的視野と分析能力を有した専門的
関連分野の幅広い知識を習得して、複雑な現代の経済的現象に十分対応で
な研究者や高度職業人を養成する。博士前期課程の研究者コースでは、博
きる高度専門職業人の養成を目指し、エコノミスト、アナリスト、公務員、教
士前期・後期課程の一貫した研究指導体制をとることによって、早期の博士
員、ジャーナリスト等各種専門職として専門知識と研究能力を生かして、広
学位取得を推進するとともに、先端的な課題に取り組み、国際的にも十分
く社会で活躍できる人材の育成を目指す。
032 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015
■
専 攻
専攻
課程
標準修業年限 定員
■ 政治学専攻 博士前期課程 2 年
博士後期課程 3 年
■ 経済学専攻 博士前期課程 2 年
博士後期課程 3 年
コース
学位
研究者コース
修士(政治学)
高度職業人コース
修士(政治学)
5名
─
博士(政治学)
35 名
研究者コース
修士(経済学)
高度職業人コース
修士(経済学)
─
博士(経済学)
25 名
7名
カリキュラム一覧 ■ 政治学専攻 博士前期課程
■ 経済学専攻 博士前期課程
■授業科目
■授業科目
理論系
理論系
理論経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
計量経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
統計学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
経済数学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
経済学史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
政治学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
比較政治論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
政治体制論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
政治過程論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
政治行動論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
国家論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
歴史・思想史系
国際政治学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
西洋経済史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
日本経済史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
経済思想史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
社会思想史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
歴史・思想史系
政治学説史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
西洋政治史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
経済政策系
外交史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
日本政治思想史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
経済政策演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
財政学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
金融経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
社会保障論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
労働経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
食料経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
人口学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
日本経済論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
NPO演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
日本政治史演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
政治思想演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
行政学系
行政学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
地方自治論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
都市政策演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
危機管理演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
国際経済系
社会学系
マス・コミュニケーション学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
社会学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
比較社会学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
社会心理学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
産業社会学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
福祉社会学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
社会人類学演習Ⅰ~Ⅳ,演習Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
政治学専攻共通科目
地域・環境系
経済地理学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
地域政策演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
地域産業論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
中小企業論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
環境経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
協同組合論演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
経済学専攻共通科目
政治学特殊講義Ⅰ~Ⅵ
社会学特殊講義Ⅰ~Ⅵ
経済学特殊講義Ⅰ~Ⅵ
■ 政治学専攻 博士後期課程
■ 経済学専攻 博士後期課程
■授業科目
政治学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
比較政治論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
政治体制論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
政治過程論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
政治行動論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
国家論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
国際政治学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
政治学説史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
西洋政治史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
外交史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
日本政治思想史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
日本政治史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
国際経済政策演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
開発経済学演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
国際金融演習Ⅰ~Ⅳ,研究Ⅰ・Ⅱ
外国語文献研究Ⅰ・Ⅱ
■授業科目
政治思想特殊研究Ⅰ・Ⅱ
行政学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
地方自治論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
都市政策特殊研究Ⅰ・Ⅱ
危機管理特殊研究Ⅰ・Ⅱ
マス・コミュニケーション学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
社会学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
比較社会学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
社会心理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
産業社会学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
福祉社会学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
社会人類学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
※ 2014 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
理論経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
計量経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
統計学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済数学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済学史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
西洋経済史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
日本経済史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済思想史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
社会思想史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済政策特殊研究Ⅰ・Ⅱ
財政学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
金融経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
社会保障論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
労働経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
食料経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
人口学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
日本経済論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
NPO特殊研究Ⅰ・Ⅱ
国際経済政策特殊研究Ⅰ・Ⅱ
開発経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
国際金融特殊研究Ⅰ・Ⅱ
経済地理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
地域政策特殊研究Ⅰ・Ⅱ
地域産業論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
中小企業論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
環境経済学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
協同組合論特殊研究Ⅰ・Ⅱ
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015 │ 033
政 治 経 済 学 研 究 科
2015 年度より、現行のコース名称をそれぞれ「研究者
コース」
「高度職業人コース」とし、目的に適合した教育を
行う制度・環境を整備します。
また、学際的な研究を可能とする本研究科の特徴をよ
り積極的に打ち出すために、学生の多様なニーズに柔軟
に対応することを目的として、修了要件を変更します。
政治経済学研究科
■
Graduate School of Political Science and Economics
院生・修了生メッセージ
院生からのメッセージ
M e s s ag e #
1
博士前期課程
経済学専攻 2 年
ロブサンサンブー ニャムダワー
LUVSANSAMBUU Nyamdavaa
自分の道を自分で選び、目的を実現させよう
私は明治大学大学院で、モンゴルの経済発展に影響
課題になっています 。 する中小企業の役割について研究をしています。具体的
そこで私は、天然資源分野における外国資金投資と
には先進国における中小企業の発展、政府の経済政策
同時に中小企業や国内産業を発展させることが大事だ
のあり方について研究していきたいと考えています。我
と感じ、明治大学に進学することを決めました。
が国は1992 年に社会主義から資本主義となり、民間も
本学大学院を受験する当初は、自信がなく困っていま
資本を持つことが可能となりました。この大きな変化か
したが、せっかく日本に来ているからこそ自分の入りた
ら現在までのモンゴルが辿った経済的な発展過程は、
い大学に入らないと意味がないと思い、試験の前日まで
輸入に依存していたと言っても過言ではありません。近
頑張ることが出来ました。そして、現在は資料が豊富な
年、私の国では世界最大の鉱物資源が発見され、鉱業
図書館を利用したり、先生方からご指導を頂きながら、
と建設業への投資が増加し、モンゴルの経済発展が期
先輩や同級生とのディスカッションなどを通じて日本や
待されています。しかし、地下資源に限界があるのは当
他の先進国の中小企業の発展についての研究に励んで
然のことであり、地下資源を使い果たした後にどういう
います。
方法で国の経済を支えていくのか、ということが今後の
院生からのメッセージ
M e s s ag e #
2
博士後期課程
政治学専攻 2 年
小島 望
KOJIMA Nozomu
困難や怠惰さに負けずに研究の完遂を!
私は現在、政治史の立場から、近世イギリスの
「国民
書くにしても、先行研究の確認、必要な資料の収集と
[nation]」を巡る政治言説の研究を行っています。今日
読解、何らかの命題の導出といった過 程を経る必要
の世界では、ほとんど全ての人間が、自分は何らかの
「国
があります。中々執筆が進まず、時にはウンザリしてし
民」に所属していると認識しているでしょう。一般にこ
まったり、本当に自分はこのテーマで学位論文を執筆
うした見方は、19 世紀に形成されたとされていますが、
出来るのかと不安になることもあります。また、大学院
そうした考え方をより早期に見いだせることが出来るの
生に特徴的な悩みとして、学資や生活費をどのように
ではないかという問題意識のもと、私は17 世紀のイン
調達するのかという問題があり、多くの大学院生の頭
グランド、スコットランドのパンフレットやバラッド( 世
痛の種であることはまず間違いないでしょう。けれど
俗歌謡 ) などに見られる
「国民」認識を追求しています。
も。こうした困難に負けずに研究を続け、自分の問題
この研究を通じて、
「国民」意識に彩られた「近代」とい
意識につながる発見をすることは、無上の喜びをもた
う時代の形成そのものを問い直したいと考えています。
らしてくれます。これから大学院へ進学される皆さま
大学院での研究は、恐らく専攻に関係なく、意外な
が、さまざまな問題に打ち勝って、御自分の研究を完
ほどに地味な作業の連続であると思います。論文一つ
遂出来るよう、心よりお祈り申し上げます。
修了生からのメッセージ
M e s s ag e #
博士後期課程
経済学専攻 2012 年度修了
博士(経済学)
金 亨美
KIM Hyungmi
3
研究者への訓練を積 ん で く れ た 明 治 大 学 大 学 院
私は社会人だったのですが、より人間的な経済の構
ると指導教授と先輩、同僚たちの批判的な意見と指摘
築に向けての協同組合の可能性を探求したいという希
を受けることで新たな問題意識を感じ、より深い研究へ
望で大学院進学を心に決めました。その際、知人から明
進むという、研究者への訓練が繰り返されました。統計
治大学院の政治経済学部を推薦され、研究者養成コー
学や外国語文献読解、Academic Writing など、方法
スとして博士前期課程に、引き続き後期課程に進みまし
論と研究能力を積むための授業も多く、意志と時間さえ
た。大学院では、協同組合運動の経済思想-利潤よりも
あれば十分な実力を育てられます。また、膨大な蔵書の
人間を優先する-を学びながら、自分の研究テーマとし
ある図書館では自由にレファランスに接することが出来
て韓国生活協同組合運動の史的考察と経済思想的解釈
るし、大学院の支援で海外での発表の機会も得られた、
を研究しました。これは、今日に活発に展開されている
申し分ない研究環境に包まれた5 年でした。博士学位を
韓国生協運動の、ヨーロッパや日本の生協運動とは異
取得した今は、韓国の協同組合研究所に籍を置きなが
なる特質を究明するもので、私の寡聞ではまだ追究され
ら大学で協同組合論の講義を行っています。自分の講義
ていないテーマでありました。
を準備するたびに、大学院での研究ノートと先生方の講
大学院では、毎週のゼミで自分が研究内容を報告す
義録を見ながら刺激を受けています。
034 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015
■
論文テーマ・博士学位授与
2013 年度 修士論文テーマ
経済学専攻
▶リチャード・ローティの政治哲学 ―リベラル・ユートピアの考察―
▶所得税における人的控除の研究
▶自治体行政統制の課題と展望 ―住民監査請求の動向を手掛かりに―
▶消費税制度改革の動向 ―逆進性緩和の試み―
▶現代政治キャンペーンにおける党首効果
▶法人税に関する研究 ―交際費課税制度の問題点とあり方―
▶同性愛問題とパートナーシップ制度に関する一考察
▶女子教育と結婚行動 ―女性向け教育機関への就学による影響の分析―
▶自衛隊の災害派遣 ―我が国の危機管理体制―
▶明治期日本の地方取引所の実態 ―横浜における取引所の事例―
▶『天下りは悪なのか ―官僚機構の一考察―』
▶日本における固定資産税に関する考察 ―土地の負担調整措置を中心に―
▶日本の対ミャンマー関与政策の考察
―1980 年代後半から1990 年代の制裁的関与を中心に―
▶タイと中国の輸出競争力比較 ―雁行形態論の変容について―
▶マレーシア政治体制のメカニズムとその動揺
▶中国の義務教育財政制度に関する一考察 ―日本の義務教育財政制度との比較―
▶アメリカの環境運動団体の動向とその中国への示唆
▶中国の政治改革はなぜ成功しなかったか?
―鄧小平のブレーンたちの改革プランについて―
▶臨時軍事費特別会計に関する一考察 ―児玉誉士夫と昭和通商の関係を中心に―
▶国家公務員法附則第9条に基づくS - 1試験に関する一考察
▶環境協力による東アジア共同体の構築
▶フランス原子力政策の歴史的変遷 ―戦後から1974 年まで―
▶台湾問題に関する日米中三国の国益 ―国家安全保障戦略の視点から―
▶地域的情報の活用によるまちづくりに関する研究
―山形,長野の事例を通して考える―
▶日本の剰男剰女
▶エンターテイメント・コンテンツにおけるプロダクト・プレイスメントの実証的考察
▶「キャラクタービジネスとキャラクター文化における日本と中国の比較分析」
▶日本における相続税の意義
▶日本銀行のゼロ金利政策と量的緩和政策
▶今後のわが国の医療制度のあり方について ―海外主要国との比較を通しての検討―
▶中国の年金制度の課題とOECD 諸国における年金制度改革
▶中国における所得格差問題と社会保障制度の改革
▶若年フリーターの雇用と処遇に関する研究 ―正社員化に向けて―
▶日本農産物流通とブランド化についての研究 ―主に青果物に焦点をあわせて―
▶対中直接投資による地域間経済格差に関する研究
▶航空産業における規制緩和 ―日米の航空産業をめぐる比較研究―
▶ベトナム繊維・アパレル産業の形成と展開
―グローバル・バリュー・チェーン(GVC)論からの考察―
▶地域資源活用による内発的発展の可能性
―広島県仁方やすり産業を主な事例として―
▶地域産業における地域ブランドの可能性
―倉敷市児島地区におけるジーンズ産業を事例として―
▶環境経済学における強持続可能派の発展
▶中国市民社会の展開と課題
近年の博士学位授与
課程博士
学位の種類
論文タイトル
授与年度
博 士(政 治 学) 近代日本における政軍関係の新制度論的分析
博 士(政 治 学) IMPORTANCE OF HUMAN RESOURCES IN THE PERFORMANCE OF MANUFACTURING SECTOR: A CASE STUDY OF TEXTILE INDUSTRY IN TANZANIA
博 士(経 済 学) 経済発展と制度的枠組み ―レントおよびレント・シーキングの視角から
2011 年度
2011 年度
2011 年度
博 士(経 済 学) フラグメンテーションの進展プロセスに関する研究 ―東アジアを中心として―
2011 年度
博 士(政 治 学) PERFORMANCE MANAGEMENT IN THE HIERARCHICAL PUBLIC SECTOR : THE ROLE PLAYED BY COORDINATION AND EMPOWERMENT
2012 年度
博 士(政 治 学) Lobbying the EU : A Case of Lifting the Arms Embargo on China
博 士(政 治 学) 震災復興における被災地のガバナンス
博 士(経 済 学) 韓国生活協同組合運動論 ―経済における倫理的価値と協同組合―
博 士(政 治 学) アフリカ地域における社会保障制度発展に関する比較分析 ―南アフリカとナミビアを事例にして―
博 士(政 治 学) The Impact of Decentralization on Development: A Study of the Provincial Council System in Sri Lanka
博 士(政 治 学) 高碕達之助における経済自立主義 ―実業家出身政治家の思想と行動―
2012 年度
2012 年度
2012 年度
2013 年度
2013 年度
2013 年度
論文博士
学位の種類
論文タイトル
授与年度
博 士(政 治 学) ことわざ社会心理学の探求
2010 年度
博 士(政 治 学) 所有論
2010 年度
博 士(政 治 学) 裁判官幹部人事の研究 ─
「経歴的資源」を手がかりとして─
博 士(経 済 学) スラッファの経済
2010 年度
2010 年度
博 士(政 治 学) 都市のガバナンスに関する実証研究 ―自治体の計画行政と危機管理を中心として―
2011 年度
博 士(経 済 学) 共済の保険経済学的研究 ―共済規制論の検討を通して―
2011 年度
博 士(政 治 学) 移動する理論 ―ルカーチの思想
2013 年度
博 士(経 済 学) 投下労働量分析の発展と展開
博 士(政 治 学) 体系比較地方自治
2011 年度
2012 年度
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015 │ 035
政 治 経 済 学 研 究 科
政治学専攻
政治経済学研究科
■
Graduate School of Political Science and Economics
教員一覧
※ 2014 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
土屋 光芳
TSUCHIYA Mitsuyoshi
ANADA Yoshiyuki
博士(政治学) 研 究
教授
分野
現代日本社会の常識(Common sense
=共有感覚)
・非常識の研究
市川 宏雄
ICHIKAWA Hiroo
【最終学歴】東洋大学大学院【担当授業科目】社会心理学研究【研究
テーマ】上記テーマを中心に、
「ことわざ社会心理学」の視点から、
主にことわざをデータとして人間のこころ・行動、相互作用、社会
現象、文化事象などを考える。
【主な著書・論文】著『
「ことわざ社
会心理学」の探究−ことわざの新たな見方とその魅力−』
(人間の
科学新社、2012 年 3 月)/著『知的大人への手がかり−ことわざ社
会心理学入門−』
(人間の科学新社、2013 年 7 月)
木谷 光宏
教授
KIYA Mitsuhiro
研 究 「仕事と職業選択」や「広告と消費者行
分 野 動」に関するライフスタイル分析
教授
OGO Osamu
研究
分野
日本の島嶼社会における構造的特質の
研究
竹下 俊郎
TAKESHITA Toshio
教授
DAIROKUNO Kousaku
研究
分野
グローバル化が国民国家に与える影響
山内 健治
KOIKE Yasuo
教授
研究
分野
博士(社会学) 研 究
教授
分野
教授
YAMAUCHI Kenji
外池 力
教授
TOIKE Tsutomu
マス・コミュニケーション/ジャーナリズ
ム/行政情報論/地域情報論
【最終学歴】上智大学大学院【担当授業科目】マス・コミュニケーショ
ン学研究【研究テーマ】情報の社会的共有に関する研究【主な著書・
論文】
「地域的情報メディアの実態」
(共著・東大出版会)/「メディ
アと情報化の現在」
(共著・日本評論社)/「地域メディアを学ぶ人
のために」
(共著・世界思想社)
036 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015
大都市圏における計画と政策
マスコミュニケーション論/政治コミュニ
ケーション論
研究
分野
アジア・沖縄・日本の社会構造
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】社会人類学研究【研究
テーマ】東アジアにおける家族・親族論・移民研究・戦争の記憶【主
な著書・論文】
『東アジアの文化人類学』
(共著・八千代出版)/『社
会人類学からみた日本』
(河出書房新社)
研究
分野
デモクラシー論/
民主化研究
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】政治体制論研究【研究
テーマ】民主化や人権侵害の具体的事例を分析しながら、デモクラ
シーや人権の諸理論を考察する。
【主な著書・論文】
『政治学をみる
眼』
(共著)/「移行期の正義における諸問題」/「寛容論」/『政経論
叢』
【最終学歴】明治大学大学院 【担当授業科目】比較政治論研究【研
究テーマ】高位公職者の報酬と「汚職」に関する比較研究【主な著書・
論文】
( 共 著 )ʀeʷard for ʜiɡʰ Pubˡic Office : Asian and Pacific ʀiⅿ
States(London:Rouledge, 2002)./“Corruption and Rewards for
High Public Offices:A Japanese Experience,”Asian ʀevieʷ of Pubˡic
Adⅿinistration,vol. 8, no. 1, 2001.
小池 保夫
研究
分野
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】マス・コミュニケーショ
ン学研究【研究テーマ】メディアと世論に関する理論的・実証的研
究【主な著書・論文】
『メディアの議題設定機能(増補版)』
(学文社)
/『講座社会学 8・社会情報』
(共著・東京大学出版会)/『メディア
と政治(改訂版)』
(共著・有斐閣)
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】社会人類学研究【研究
テーマ】
〈島〉をキーワードとして、島のもつ意味を伝統文化の変容
などから多面的に調査・実証していく【主な著書・論文】
『日本人
と贈答』
(共著)/『日本人と持続可能な社会』
(共著)
大六野 耕作
Ph.D.
教授
【最終学歴】ウォータールー大学大学院【担当授業科目】都市政策研
究/危機管理研究【研究テーマ】大都市圏での都市問題発生のメカ
ニズムとその政策対応を、東京と世界の大都市を例に分析する。
【主な著書・論文】
『東京の未来戦略』
(東洋経済)/『日本の未来を
つくる』
(文藝春秋)/『グローバルフロント東京』
(都市出版)/『文
化としての都市空間』
(千倉書房)/『首都圏自治体の攻防』
(ぎょう
せい)、
『東京都を読む事典』
(東洋経済)/『世界都市の成長と基盤
整備』
【最終学歴】明治大学大学院 【担当授業科目】産業社会学研究【研
究テーマ】情報社会のワークスタイルや消費者行動に関する理論
的・実証的研究【主な著書・論文】
『産業・組織心理学入門』
(共著・
福村出版)/『情報社会の人と労働』
(共著・学文社)/『大学生の就
職と採用』
(共著・中央経済社)/『世代間コミュニケーションの心
理学』
(共著・文真堂)
大胡 修
利益集団論/近現代中国政治と日中関
係
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】政治過程論研究【研究
テーマ】20 世紀中国・台湾の民主化と対日政策【主な著書・論文】
『汪
精衛と民主化の企て』
(人間の科学新社・2000 年)/『開発 NGO と
市民社会』
(ハドック 共訳・人間の科学新社・2002 年)/『汪精衛
と蒋汪合作政権』
(人間の科学新社・2004 年)/『中国と台湾の「民
主化の試み」』
(人間の科学新社・2005 年)/ガイ・ピータース(訳)
『新制度論』
(芦書房・2007 年)/『汪兆銘政権論─比較コラボレー
ションによる考察』
(人間の科学新社・2011 年)
政治学専攻
穴田 義孝
博士(政治学) 研 究
教授
分野
小西 德應
KONISHI Tokuou
教授
研究
分野
近現代日本政治史
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】日本政治史研究【研究
テーマ】近現代日本政治の歴史的・実証的研究【主な著書・論文】
『新
版 日本政治の変遷』
(北樹出版)/『首相列伝』
(東京書籍)/『三木
武夫研究』
(日本経済評論社)
西川 伸一
NISHIKAWA Shinichi
博士(政治学) 研 究
教授
分野
現代国家に関する理論的・実証的研究
石川 雅信
TAKAHASHI Kazuyuki
博士(政治学) 研 究
教授
分野
西欧政治思想史/政治理論・方法論
【最終学歴】駒澤大学大学院【担当授業科目】社会学研究【研究テー
マ】家族と地域社会における高齢者に関する研究【主な著書・論文】
『テキストブック家族関係学』
(ミネルヴァ書房・2006 年)/「回想
法と地域社会 ─愛知県北名古屋市の事例から─」/
『政経論叢』
(79-1・2・明治大学・2010 年)
堀金 由美
HORIKANE Yumi
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】政治学説史研究【研究
テーマ】西欧政治思想史、政治理論・方法論【主な著書・論文】
『所
有論』
( 御 茶 の 水 書 房・2010)/『 知 的 所 有 論 』
( 御 茶 の 水 書 房・
2013)
井田 正道
教授
IDA Masamichi
研究
分野
政治意識論
ITO Go
Ph.D.
教授
研究
分野
重田 園江
現代国際政治の理論と政策/対外政策
の実証分析
USHIYAMA Kunihiko
教授
研究
分野
行政学・地方自治論・地域政治論
ZHONG Jiaxin
博士(社会学) 研 究
教授
分野
加藤 彰彦
KATO Akihiko
【最終学歴】筑波大学大学院 【担当授業科目】福祉社会学研究【研
究テーマ】社会福祉の歴史・現状に関する社会学的分析/社会構造
と社会変動に関する日中比較研究【主な著書・論文】
『日本型福祉
国家の形成と「十五年戦争」』
(ミネルヴァ書房・1998 年)/『中国民
衆の欲望のゆくえ』
(新曜社・1999 年)
ヨーロッパ政治社会思想史/現代思想
博士(文学)
教授
研究
分野
比較社会学・家族社会学・人口学
【最終学歴】早稲田大学大学院 【担当授業科目】比較社会学研究【研
究テーマ】家族・人口・社会構造の国際的ならびに歴史的比較研究、
近 代 化 論 の パ ラ ダ イ ム 転 換【 主 な 著 書・ 論 文 】A Quantitative
Picture of Contemporary Japanese Families: Tradition and
Modernity in the 21st Century(共著・東北大学出版会・2013 年)
/「未婚化を推し進めてきた 2 つの力――経済成長の低下と個人主
義のイデオロギー」
(『人口問題研究』67-2 号・2011 年)
川嶋 周一
KAWASHIMA Shuichi
社会福祉政策/少子高齢化問題/
エスニシティとナショナリズム
東アジアの開発と政治/ポリティカル・
エコノミー/開発援助論
【最終学歴】東京大学大学院【担当授業科目】政治思想研究【研究テー
マ】ミシェル・フーコー研究/社会連帯の思想史 【主な著書・論文】
『社会契約論―ホッブス・ヒューム・ルソー・ロールズ』
(ちくま新
書・2013 年)/『ミシェル・フーコー—近代を裏から読む』
(ちくま
新書・2011 年)/『連帯の哲学Ⅰ─フランス社会連帯主義』
(勁草書
房・2010 年)/『フーコーの穴—統計学と統治の現在』
(木鐸社・
2003 年)/『偶然を飼いならす』
(共訳・木鐸社・1999 年)
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】地方自治論研究【研究
テーマ】地方分権改革と地方政府研究/自治体経営と地方政府再編
【主な著書・論文】
『広域行政と自治体経営』
(編著・ぎょうせい・
2003 年)/『自治体の創造と市町村合併』
(共著・第一法規・2002 年)
鍾 家新
研究
分野
研究
分野
教授
OMODA Sonoe
【最終学歴】米国デンバー大学大学院 【担当授業科目】国際政治学
研究【研究テーマ】日本・アメリカ・中国関係/対外政策分析/ア
ジア太平洋地域国際関係【主な著書・論文】
『同盟の認識と現実』
(有
信堂・2002 年)/ Alliance in Anxiety(New York : Routledge, 2003)
/
『比較外交政策』
(明石書店・2004 年)/『自由の帝国』
(翻訳・N
TT出版・2000 年)
牛山 久仁彦
Ph.D.
教授
【最終学歴】ケンブリッジ大学大学院【担当授業科目】比較政治論研
究【研究テーマ】東アジア「開発主義」の比較及びその現代世界に
お け る 意 味 と 変 容【 主 な 著 書・ 論 文 】“The Political Economy of
Heavy Industrialization : The Heavy and Chemical Industry(HCI)
Push in South Korea in the 1970s” / Modern Asian Studies vol.39
no.2(2005).
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】政治行動論研究【研究
テーマ】現代日本人の政治意識/国政選挙、地方選挙の分析【主な
著書・論文】
『日本政治の潮流−大統領制化・二大政党化・脱政党−』
(北樹出版・2007 年)/『政治・社会意識の現在』
(北樹出版・2008 年)
伊藤 剛
家族社会学/社会問題研究
博士(法学)
准教授
研究
分野
ヨーロッパ国際関係史・
ヨーロッパ統合史
【最終学歴】北海道大学大学院【担当授業科目】外交史研究【研究テー
マ】ヨーロッパ統合の成立と深化の史的研究【主な著書・論文】
『独
仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序』
(単著・創文社・2007 年)/『ヨー
ロッパ統合史』
(共著・名古屋大学出版会、2008 年)/『原典 ヨー
ロッパ統合史』
(共著・名古屋大学出版会・2008 年)/『ヨーロッパ
統合とフランス』
(共著・法律文化社・2012 年)/『EU の規制力』
(共
著・日本経済評論社・2012 年)
瀧澤 忠徳
TAKIZAWA Tadanori
特任教授
研究
分野
危機管理・防災/地方財政運営
【最終学歴】東京大学法学部【担当授業科目】危機管理研究【研究テー
マ】実務経験を基にした理論と実務の両面からの実践的な危機管
理・防災の在り方と、地方財政運営【主な著書・論文】
「(改訂新版)
消防防災と危機管理」
(単著・近代消防社・2012 年)/「地方公共団
体の行財政運営」
(共著・第一法規・1986 年)
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015 │ 037
政 治 経 済 学 研 究 科
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】国家論研究【研究テー
マ】日本の裁判所行政についての実体分析【主な著書・論文】
『日本
司法の逆説』
(五月書房・2005 年)/『楽々政治学のススメ』
(五月書
房・2007 年)/『オーウェル『動物農場』の政治学』
(ロゴス・2010 年)
/
『裁判官幹部人事の研究』
(五月書房・2010 年)/『最高裁判官国
民審査の実証的研究』
(五月書房・2012 年)/『これでわかった!内
閣法制局』
(五月書房・2013 年)
高橋 一行
研究
分野
教授
ISHIKAWA Masanobu
政治経済学研究科
中林 一樹
NAKABAYASHI Itsuki
工学博士
特任教授
研究
分野
Graduate School of Political Science and Economics
都市防災論/災害復興論/
防災まちづくり論/都市計画論
飯田 和人
IIDA Kazuto
【最終学歴】東京都立大学大学院【担当授業科目】危機管理研究/危
機管理演習/政策研究【研究テーマ】自然災害時の大都市自治体と
コミュニティの防災対策・災害対応対策・復興対策の研究【主な著
書・論文】
『市町村合併による防災力空洞化』
(共著・ミネルヴァ
書房・2013 年)/『あなたの都市に地震が来たらどうしますか?』
(マガジンハウス・2011 年)/『大震災に備える』
(共著・丸善・
2009 年)/『東日本大震災からの復興と課題』
(生活経済学研究・
No.36・107 ~ 116 頁;2012 年) ANZO Shinji
博士(経済学) 研 究
教授
分野
協同組合/社会的企業およびボランタ
リィ組織の「福祉社会」における役割
黒田 晁生
教授
NAKAMURA Fumitaka
研究
分野
東アジア諸国の経済発展と産業政策
教授
SUZUKI Toshio
秋元 明
AKIMOTO Akira
NITTA Isao
教授
人口学
研究
分野
各国の経済政策、特に通商政策につい
ての研究
研究
分野
生活の質(QOL)の数量分析
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】統計学研究【研究テー
マ】生活の質(QOL)の数量分析【主な著書・論文】
「クオリティ・
オブ・ライフの数量化と幸福計算」
(論文)/「ニーズの概念とその
数量化の理論的枠組み」
(論文)/『経済・経営時系列分析』
(共著、
白桃書房)/『持続可能な発展の経済学』
(共訳、みすず書房)など
038 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015
研究
分野
金融政策および金融システム論について
の研究
経済学博士
教授
研究
分野
技術・知識生成理論の研究:経済成長の重要な
要因である技術や知識の生成メカニズムの分析
【最終学歴】中央大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研究
テーマ】技術・知識の生成・発展に関する理論的研究【主な著書・
論文】
『技術進歩と研究開発』
(同文舘出版)/『経済学基礎理論』
(共
著・中央経済社)/『民主化と市場経済化』
(共著・人間の科学社)
池宮城 秀正
IKEMIYAGI Hidemasa
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】国際経済政策研究【研
究テーマ】アメリカ、EU、東・東南アジア地域における経済政策の
比較分析【主な著書・論文】
「今日の地域主義と世界経済 —EU、
NAFTA の事例を通し て—」
(『政経論叢』第 63 巻第 2・3 号)/「中国
における市場経済への移行と農村部・都市部間の経済的格差」
(『政
経論叢』第 69 巻第 2・3 号)
新田 功
研究
分野
【最終学歴】エール大学大学院【担当授業科目】金融経済学研究【研
究テーマ】日本銀行の金融政策(1945 年~ 2008 年)
【主な著書・論
文】
『日本の金利構造』
(東洋経済新報社・1982 年)/『日本の金融市
場』
(東洋経済新報社・1988 年)/『金融システム論の新展開』
(編著・
金融財政事情研究会・2008 年)
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】開発経済学研究【研究
テーマ】経済開発理論とレント【主な著書・論文】
「東アジア諸国に
おける工業化政策の類似性と相違性について」
(明大社研・39 − 2)
/
「東アジア経済の奇跡とパッケージ型外国直接投資」
(政経論叢・
67 − 5・6)
鈴木 利大
教授
KURODA Akio
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】協同組合論研究【研究
テーマ】市場経済のグローバル化と協同組合の役割【主な著書・論
文】中川他編著『協同組合を学ぶ』
(日本経済評論社・2012 年)/キー
ス・フォークス著・中川訳『シチズンシップ』
(日本経済評論社・
2011 年)/『非営利・協同システムの展開』
(日本経済評論社・2008
年)/『社会的企業とコミュニティの再生』
(大月書店・増補版 2007
年)/『キリスト教社会主義と協同組合』
(日本経済評論社・2002 年)
中村 文隆
Ph.D.
教授
【最終学歴】南カリフォルニア大学大学院【担当授業科目】人口学研
究【研究テーマ】人口学(結婚と離婚に関する要因分析と少子化問
題)/応用人口学(ビジネス・デモグラフィー)
【主な著書・論文】
『社
会調査の公開データ』
(共著・東京大学出版会)/「応用人口学」
『人
口大事典』
(培風館)/『日本人の意識と行動』
(東京大学出版会・
2008 年)/『人口減少時代の社会保障』
(原書房・2008 年)
経済学専攻
NAKAGAWA Yuichiro
市場と資本の経済理論
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研究
テーマ】市場と資本に関する理論的研究【主な著書・論文】
『グロー
バル資本主義論 日本経済の発展と衰退』
(日本経済評論社・2011
年)/『市場と資本の経済学』( ナカニシヤ出版、2006 年 ) /『市場経
済と価値−価値論の新基軸』( ナカニシヤ出版、2001 年 )、以上、単
著/編著書『危機における市場経済』( 日本経済評論社、2010 年 )
安藏 伸治
中川 雄一郎
博士(経済学) 研 究
教授
分野
博士(経済学) 研 究
教授
分野
地域経済と地方財政の在り方
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】財政学研究【研究テー
マ】政府間財政関係についての研究【主な著書・論文】
『地域の発展
と財政』
(編著・八千代出版)/『琉球列島における公共部門の経済
活動』
(同文舘出版)/ “The Great East Japan Earthquake and the
Japanese Economy” Japanese Studies Journaˡ Vol.28, Thammasat
University
伊藤 正昭
ITO Masaaki
博士(経済学) 研 究
教授
分野
地域産業の理論的・実証的研究
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】地域産業論研究【研究
テーマ】地域産業の機能に関する理論的および実証的研究【主な著
書・論文】
『新地域産業論』
(学文社・2011 年)/『地域産業・クラス
ターと革新的中小企業群』
(学文社・2009 年)/『新事業創造論』
(東
洋経済新報社・2003 年)
永野 仁
NAGANO Hitoshi
商学博士
教授
研究
分野
雇用労働を中心とした人的資源に関する
研究
秋谷 紀男
HIROMATSU Satoru
博士(理学)
教授
研究
分野
ポリティカルエコノミ−と空間形成およ
び変容
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】日本経済史研究【研究
テーマ】日本の地方産業金融史に関する実証的研究/日豪貿易史研
究【主な著書・論文】
『日本史小百科・金融』
(共編著・東京堂出版・
2000 年)/『日本産業革命期における地方の政治と経済』
(共著・東
京堂出版・2006 年)/『尾佐竹猛研究』
(共著・日本経済評論社・
2007 年)
森下 正
MORISHITA Tadashi
【最終学歴】東京大学大学院 【担当授業科目】経済地理学研究【研
究テーマ】ポリティカルエコノミーと新たな空間管理上の諸問題/
フロンティアを巡るニューポリティカルエコノミー【主な著書・論
文 】World City Formation in Local Context in World Class Cities.
(Univ. of Ottawa Press)"A City That Once Worked Well:An Attempt
of New Urban Regional Geography Part Ⅰ / Ⅱ "
星野 泉
教授
HOSHINO Izumi
研究
分野
財政学・地方財政論
SUTO Isao
博士(経済学) 研 究
教授
分野
永原 裕一
NAGAHARA Yuichi
アメリカ経済史、特に金融史/
アメリカ通貨金融史
教授
KIKUCHI Ryoichi
研究
分野
農産物市場
加藤 久和
KATO Hisakazu
KATSU Etsuko
教授
研究
分野
博士(学術)
教授
博士(経済学) 研 究
教授
分野
大森 正之
教授
OOMORI Masayuki
国際通貨制度および金融システムの
理論的・実証的研究
【最終学歴】慶應義塾大学【担当授業科目】国際金融研究【研究テー
マ】国際資本取引の自由化と金融規制の国際的調和/為替レジーム
と金融政策/アジアにおける通貨制度と金融システム【主な著書・
論文】
『グローバル・キャピタル革命—資本移動のダイナミズムと
金融業—』
(東洋経済新報社)/『金融のメカニズム』
(共著・中央経
済社・2006 年)/『国際金融理論』
(共著・有斐閣・2008 年)
研究
分野
統計科学 金融工学
公共経済分野の実証分析
【最終学歴】筑波大学大学院【担当授業科目】社会保障論研究【研究
テーマ】社会保障制度の持続可能性/少子高齢化の原因と経済社会
への影響【主な著書・論文】財政学講義』
(文眞堂・2003 年)/『年
金改革の経済分析』
(共編著・日本評論社・2006 年)/『人口経済学』
(日本経済新聞出版社・2007 年)
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】食料経済学研究【研究
テーマ】生鮮食料品の流通についての研究【主な著書・論文】
「卸売
市場法制定までの市場行政」
(「政経論叢」第 70 巻 5・6 号)/「卸売
市場法制定以降の市場行政」
(「政経論叢」第 71 巻 1・2 号)/『環境
の思想と倫理』
(共著・人間の科学社)
勝 悦子
ベンチャー・中小企業経営の理論と
実証研究
【最終学歴】総合研究大学院大学【担当授業科目】統計学研究【研究
テーマ】時系列解析・確率分布論及び証券市場の実証研究【主な著
書・ 論 文 】“The PDF and CF of Pearson type Ⅳ distributions” /
“Non-Gaussian Stochastic Volatility Models” / “A Method of
Simulating Multivariate Nonnormal Distributions by the Pearson
Distribution Systems”
【最終学歴】名古屋大学大学院【担当授業科目】西洋経済史研究【研
究テーマ】アメリカの銀行・通貨制度に関する歴史的研究【主な著
書・論文】
『アメリカ巨大企業体制の成立と銀行』
(名古屋大学出版
会・1997 年)/『エレメンタル欧米経済史』
(共著・晃洋書房・2012
年)/
『戦後アメリカ通貨金融政策の形成』
(名古屋大学出版会・
2008 年)
菊池 良一
博士(経済学) 研 究
教授
分野
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】中小企業論研究【研究
テーマ】理論と実証に基づくベンチャー・中小企業経営の成長戦略
と活性化政策に関する研究【主な著書・論文】
『空洞化する都市型
製造業集積の未来』
(単著、同友館)/『中小企業 これからの成長
戦略』/『新事業創造論』
(以上、共著・東洋経済新報社)/『ネット
ワーク社会の経営学』
(共著・白桃書房)
【最終学歴】立教大学大学院【担当授業科目】財政学研究【研究テー
マ】財政・税制の国際比較をつうじた日本の財政・税制の検討【主
な著書・論文】
『現代の地方財政 第 3 版』
(共編・有斐閣)/『分権
型税制の視点』
(ぎょうせい)/『スウェーデン 高い税金と豊かな生
活』
(イマジン出版)
須藤 功
日本産業金融史
研究
分野
環境経済学説史の研究/内水面環境保
全制度の研究
【最終学歴】慶應義塾大学大学院【担当授業科目】環境経済学研究
【研究テーマ】環境経済理論/理論形成の過程および環境政策につ
いての研究【主な著書・論文】
『J.S. ミルにおける自然保護の理論と
実践』/『マーシャルにおける都市アメニティ保全の理論と政策』
/『ケンブリッジ環境経済思想の形成と発展』
小林 和司
KOBAYASHI Kazushi
教授
研究
分野
計量経済学における分析方法
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】計量経済学研究【研究
テーマ】計量経済学における分析方法の課題と対策【主な著書・論
文】
『計量経済学の基本』
(世界書院)/『経済学の世界』
(八千代出版)
/(共著)/「計量経済学の方法における構造的問題」
(『政経論叢』
71 巻 3・4 号)
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015 │ 039
政 治 経 済 学 研 究 科
【最終学歴】慶應義塾大学大学院【担当授業科目】労働経済学研究【研
究テーマ】雇用政策および人材マネジメントに関する応用経済学的
な実証分析【主な著書・論文】
『企業グループ内人材移動の研究』
(多
賀出版)/『日本企業の賃金と雇用』
(中央経済社)
廣松 悟
研究
分野
教授
AKIYA Norio
政治経済学研究科
長峰 章
教授
NAGAMINE Akira
研究
分野
Graduate School of Political Science and Economics
経済学の歴史
生方 卓
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】経済学史研究【研究
テーマ】イギリスにおける経済学の歴史の研究
八木 尚志
教授
YAGI Takashi
研究
分野
生産構造変化分析とマクロ経済分析の
統合
ONOJIMA Makoto
博士(経済学) 研 究
教授
分野
財政学(国際課税)
高橋 輝好
教授
TAKAHASHI Nobukatsu
研究
分野
英仏古典派経済思想
教授
TAKEDA Takumi
研究
分野
藏本 忍
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研究
テーマ】多様な経済システム間の比較制度分析/制度と制度変化の
経済学【主な著書・論文】
「レントと政治経済学」
(共著・八千代出版)
/「取引費用節約原理から考察する日本型経済諸制度」/「入門ミク
ロ経済学」/「入門マクロ経済学」
(共著・実教出版)
浅井 澄子
ASAI Sumiko
博士 教授
研究
分野
産業組織論の情報産業への応用
【最終学歴】埼玉大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研究
テーマ】コンテンツを含む情報産業の競争政策に関する実証的研究
【主な著書・論文】電気通信事業の経済分析 −日米の比較分析 増補改訂版』1999 年 日本評論社/『情報産業の統合とモジュール
化 』2004 年 日 本 評 論 社 / “Demand Analysis of Hit Music in
Japan,” Journal of Cultural Economics, 35 (2) pp.101-117. 2011 年
“Efficiency of Japanese Local Broadcasters,” Journal of Media
Economics, 24 (3), pp.158-173. 2011 年
040 │ MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015
研究
分野
経済学/経済理論
准教授
研究
分野
ドイツ産業革命の研究
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】西洋経済史研究【研究
テーマ】19 世紀におけるドイツの経済的統一及び鉄道業の発展【主
な著書・論文】
『1818 年のプロセイン関税法について』
藤永 修一
FUJINAGA Shuichi
制度の経済学
ヘーゲルの社会哲学
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研究
テーマ】恐慌及び産業循環に関する理論的・実証的研究【主な著書・
論文】
「資本の展開と貨幣の存立構造」/「マルクスの産業循環理解
再考—循環の複合性の視点から—」/「日本における 2000 年代初
頭の景気循環」
KURAMOTO Shinobu
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】経済思想史研究【研究
テーマ】セーとシスモンディの経済社会認識および人口思想【主な
著書・論文】
「古典派経済学」金子光男編著『経済思想の源流』
(八千
代出版・2008 年)
武田 巧
准教授
TAKAHASHI Teruyoshi
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】財政学研究【研究テー
マ】経済のグローバル化と税制【主な著書・論文】
『租税論研究』
(共
著・五絃社・2006 年)/『現代財政論』
(共編著・学陽書房・2008 年)
髙橋 信勝
研究
分野
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】社会思想史研究【研究
テーマ】ヘーゲルの法哲学についての研究【主な著書・論文】
『ヘー
ゲルのポリツアイ論』/『ドイツ社会主義研究』
【最終学歴】早稲田大学大学院【担当授業科目】理論経済学研究【研
究テーマ】スラッファ経済学/資本と分配/構造変化と経済成長/
産業連関分析/インフレと金融【主な著書・論文】
『経済学ベーシッ
クゼミナール』
(共著・実務教育出版)/『経済学の諸相』
(論文集共
編著・学文社)/『社会科学を再構築する』
(論文集共編著・明石書店)
小野島 真
准教授
UBUKATA Suguru
准教授
研究
分野
国際経済/経済政策
【最終学歴】明治大学大学院【担当授業科目】国際経済政策研究【研
究テーマ】グローバリゼーション/市場と国家【主な著書・論文】
「市場経済再考」明治大学『政経論叢』/「グローバリゼーションの
是非」明治大学『政経論叢』
■「入学者受入」
、
「教育課程編成・実施」、
「学位授与」方針
入学者受入方針
解決のための卓越した研究能力と高度専門職業を担う能力を育成する
ことの可能な教育課程編成を実施します。そのために本研究科は独自
のカリキュラムを編成し、定められた指導教授による指導とともに複数
政治経済学研究科博士前期課程は2つのコースを有し、博士後期課
を確保することで研究テーマ、研究アプローチさらには理論構築など
程との一貫教育により国際的にも通用できる若手研究者の養成を目
修士論文作成の準備を支援します。
指す研究者コースと、グローバルに活躍できる高い判断能力を備えた
【博士後期課程】 高度職業人の育成を目指す高度職業人コースとがあります。このため、
政治経済学研究科博士後期課程は、卓越した自立性・創造性・革新
本研究科では主に次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け
性を有するオリジナリティにあふれる若手研究者の養成を目指すとと
入れます。
もに、高次の専門的知識を備え、グローバルな活躍が期待される高度
○政 治、社会、経済のいずれかの一般的ならびに専門的素養を持ち、
職業人の養成を目指していることから、基盤的研究能力と応用的研究
明確な問題意識を持つ者。
○外国語文献にも取り組む向学心を持ち、粘り強く研究を続ける意欲
能力とを向上させるカリキュラム編成と各専門分野における高度な職
業的知識に基づく問題解決能力を向上させるカリキュラム編成を実施
します。このようなカリキュラム編成のコアは、各研究分野のなかに各
を持つ者。
以上の入学者受け入れ方針に基づき、学内選考入学試験、コース別
自の研究を明確に位置づけた体系的な研究を推進していく能力と同時
の一般入学試験、外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験、飛び
に、研究成果の国際的な交流を通じて研究協力を企画する能力、研究
入学試験など、多様な受験生に対応した適切な入学者選抜試験制度
成果を国際的に発信する能力、また、研究を国際的に先導する能力と
が設けられています。
を開発、育成するものです。これらの方針を踏まえて、本研究科は、研
なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。
究指導のなかに研究成果の説明能力を高める指導体制と国際的な学
○政 治学、社会学、経済学、またそれらの関連領域において、一般的
術研究の交流を位置づける指導体制とを構築しています。
素養を持ち、研究対象について分析・考察を進めるための基礎的能
学位授与方針
力を修得していること。
○他者の意見を尊重しながら、自分の考えを明確化するために議論で
きるようなコミュニケーション力を備えていること。
○グローバル化が進展する現代社会に対応する能力を備え、幅広い
視野と優れた外国語能力を修得していること。
【博士前期課程】 政治経済学研究科博士前期課程では、本研究科の定める修了要件
を充たし、かつ、学業成績ならびに学位論文から、以下に示す資質や
能力を備えたと認められる者に対し修士(政治学または経済学)の学
【博士後期課程】
政治経済学研究科博士後期課程は、自立性・創造性・革新性に優れ
位を授与します。
たオリジナリティにあふれる、国際的にも十分通用できる研究者の養
○政治学・社会学・経済学のいずれかの研究分野において幅広くかつ
成を目指しています。このため、本研究科では主に次のような資質や
深い学識を備え、問題解決の応用能力を形成する自立した研究者を
意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。
○政 治、社会、経済のいずれかにおいて十分な専門的素養を持ち、明
確な問題意識を持つ者。
○外国語文献の十分な読解力を持ち、粘り強く研究を続ける意欲を持
目指して博士後期課程に進学できる資質・能力。
○国連、行政機関、研究機関、シンクタンク、ジャーナリズム、NPO・
NGO、企業などにおいて高度職業人として国内外で活躍できる資
質・能力。
【博士後期課程】
つ者。
以上の入学者受け入れ方針に基づき、修士学位論文、外国語試験、
政治経済学研究科博士後期課程では、本研究科の定める修了要件
面接試験により公正な入学者選抜が行われています。ただし国費留学
を充たし、かつ、学業成績ならびに学位論文から、以下に示す資質や
生と政府派遣留学生については、送り出し機関ないし日本での受け入
能力を備えたと認められる者に対し博士(政治学または経済学)の学
れ責任者の認定により入学者の選抜が行われています。
位を授与します。
なお、修得しておくべき知識等の内容・水準を以下のとおり求めます。
○研究者・教育者として大学その他の研究・教育機関において自立し
○政治学、社会学、経済学、またそれらの関連領域において、十分な専
門的素養を持ち、自分の専門に関する研究を推進できる能力を修得
た創造的で革新的な活動ができ、かつ問題解決の応用能力を発揮
できる資質・能力。
○政治学・社会学・経済学のいずれかの研究分野における高度な専門
していること。
○学術、研究の高度化とグローバル化が進展する現代社会に対応でき
性を活かして、国連・行政機関・企業のシンクタンクや研究所、ジャー
るような幅広い視野、分析手法、優れた外国語能力を修得し、自分
ナリズム、NPO・NGO、企業など国内外で活躍できる資質・能力。
の専門分野に生かす力を修得していること。
教育課程編成・実施方針
【博士前期課程】 政治経済学研究科博士前期課程では、独自の横断的および縦断的
な研究教育体系に基づいた
「総合社会科学の追究」という目的を達成
するために、高次の専門的知識を修得させ、各専攻分野における問題
※ 2014 年 4 月 1 日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。
MEIJI UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL * GUIDE BOOK 2015 │ 041
政 治 経 済 学 研 究 科
の指導教授による一種の「研究コース」を組み立てて研究発表の機会
【博士前期課程】
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