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仕 様 書 1.件 名 平成27年度汚水処理施設保守管理請負業務 2.履行
仕 1.件 名 様 書 平成27年度汚水処理施設保守管理請負業務 2.履行期間 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで 3.履行場所 東京都国分寺市戸倉1-15-1 4.仕 (別紙図面区域内) 様 (1)当所の汚水処理施設は,活性汚泥法により汚水を処理する施設である。1 日の汚水処理能力は、平均160m3であり、最高200m 3まで処理できるものである。 乙は、当該施設を正常に運転し、排出水が法定の水質基準を保つよう当該 施設を保守管理することとする。保守の具体的な内容は、以下のとおりとす る。 ア 別表1記載の保守業務の項目及び基準に従って設備機械の保守及び活性 汚泥の維持に努めること。 上記以外に当該施設に必要な処置は、水質分析結果等から判断し的確に 行うこと。 設備機器の故障及び水質の低下が生じた場合には、速やかに修復するこ と。 イ 排出水が法定の水質基準(国分寺市下水道排出基準特定施設の設置者50m3 /日以上)を保つよう水質分析を行うこと。その際、下水道法施行規則第1 5条、下水の水質の検定方法に関する省令に規定されている基準にしたが い、結果を報告すること。 ウ 保守業務終了後は、別表2の汚水処理施設管理報告書により報告を行う こと。 (2)保守管理業務に通常必要な消耗品の費用は、乙が負担すること。ただし、 乙の責めによらず発生した故障等により必要となった消耗品及び修理費用は、 甲が負担するものとする。 別紙 汚水処理施設 貯留槽 別表1 保守業務の項目及び基準 汚水処理施設保守管理に関する仕様書に定める保守業務は、下記のとおりとする。なお、 本紙で月12回は週3回(月、水、金)×4を意味し、年末年始等においても同様とする。 記 (1)動物舎汚水処理施設保守管理 1.設備機械の保守 項 目 作業区分 制御盤(2面) ポンプ#ポンプ(2台) ヤンソンスクリーン(1台) ベルトコンベア(1基) 貯溜槽ポンプ (4台) エアレーター(1基) 同付属オイルポンプ(1台) 返送汚泥ポンプ(2台) 一沈引抜ポンプ(1台) 濃縮引抜ポンプ(1台) 脱水機(1台) 薬品ポンプ(1台) ブロアー(3台) 自動バーススクリーン B B A・B A・B B A・B B A・B A・B A・B A・B A A・B B 回数 備 考 作業区分におけるAとは、注油、 グリスアップによる点検整備のこ とをいう。 作業区分におけるBとは、制御盤 の電流計指示値確認のことをい う。 月12回 CS-2型脱水機濾布、XS-90H滅菌 剤、塩化第2鉄液45ボーメ、V ベルト、その他油、グリス等消耗 品については、当所にて用意す る。 2.活性汚泥の維持 作 業 内 容 回数 1.生物相,フロックの性状並びに活性 汚泥の色合,臭い及び増殖の観察 月12回 2.流入汚水量及び返送汚泥量の調整 備 考 畜舎清掃(午前及び午後に実 施)に伴う汚水に対応し、水量調 整を行うこと。 3.その他 作 業 内 容 回数 1.沈殿汚泥及び余剰汚泥の引抜作業及 び脱水機の運転操作(引抜いた汚泥 の水分の搾り) 2.滅菌剤の補充 3.薬品(塩化第2鉄)の補充 4.汚水処理施設内外の清掃 月12回 備 考 滅菌剤、薬品等消耗品について は、当所にて用意する。 4.貯留槽設備の保守・点検 項 目 制御盤(1面) ブロワーポンプ(1台) 移送排水ポンプ(2台) 槽内の点検 作業区分 回数 B A・B B 月2回 備 考 作業区分は1.設備機械の保守と 同様 (2) 水質分析について 当所報告用 項 目 1.総合排水分析 内 容 BOD、COD、SS、PHの測定 2.動物舎汚水分析 回数 月1回 月12回 流入汚水 水温、PH、透視度の測定 曝気槽 水温、PH、DO、SV、MLSS、SVI、の測定 沈殿槽 水温、PH、透視度の測定 放流水 水温、PH、透視度、残留塩素の測定 返送汚泥 水温、PH、SVの測定 国分寺市報告用 項 目 水質基準(施行規則第9条の4) 回数 PH COD BOD 浮遊物質量 n-ヘキサン抽出物質 フェノール類 5mg/l以下 銅 3mg/l以下 亜鉛 5mg/l以下 溶解性鉄 10mg/l以下 溶解性マンガン 10mg/l以下 全クロム 2mg/l以下 フッ素 8mg/l以下 ヨウ素消費量 0.1mg/l以下 カドミウム 1mg/l以下 シアン 1mg/l以下 有機リン 1mg/l以下 鉛 0.1mg/l以下 六価クロム 0.5mg/l以下 ヒ素 0.1mg/l以下 総水銀 0.005mg/l以下 アルキル水銀 0.005mg/l以下 ポリ塩化ビニフェル 0.003mg/l以下 トリクロロエチレン 0.3mg/l以下 テトラクロロエチレン 0.1mg/l以下 全窒素 全リン 四半期に1回 水質分析項目詳細 水 温 水温の変化は微生物の活動に影響。特に10℃ 以下になると活性汚泥の沈降(SV)が 悪くなり、水質の低下につながる。季節により左右されるが、理想値は18℃-25℃位。 PH;水素イオン濃度 水の酸性度・アルカリ度を表す。 PH5.8-8.6の範囲にて放流しなければならない。 曝気漕内はPH6.7-7.4が良い。 DO; 溶存酸素 水中に溶解している酸素量の事。水温が低いと多く溶解し高いと減少する。 ブロアー空気調整等にて調節する。 SV;活性汚泥沈降率 曝気漕及び返送の汚泥を1㍑メスシリンダーにて、30分間静置し汚泥の沈降割合を%で 表す。 MLSS;曝気漕混合液中の浮遊物質濃度 曝気漕汚泥の濃度を表す。 適量を濾紙により濾過し、105℃で2時間乾燥し重量を測定する。 SVI;汚泥濃度示標 活性汚泥の沈降特性を表す。 曝気漕の汚泥のSVを測定し、乾燥汚泥1㌘の占める容量を表す。 算出式=SV(%)×10,000÷MLSS BOD;生物化学的酸素要求量 COD;科学的酸素要求量 SS;浮遊物質 汚泥;ここで言うのは好気性微生物の集合体である活性汚泥の事。 別表2 汚水処理施設管理報告書 所 長 検査第一部長 年 月 会 計 課 長 管理日 平成 日 曜日 施設名 動物医薬品検査所汚水処理施設 用 度 係 長 天候 用 気温 度 係 度 測定者 1.水質分析 採取場所 分析項目 水温 ℃ 透視度 cm PH SV % 流 汚 入 水 曝気槽 沈殿槽 放流水 返 汚 送 泥 目 標 数 値 10~30℃ 15cm以上 5.8~8.6 95%以下 (曝気槽のみ) DO ppm MLSS ppm SVI 残留塩素 ppm 2.設備機器の保守管理 項 ポンプ#ポンプ No. ヤンソンスクリーン ベルトコンベア 貯溜槽ポンプ No. ブロアー(曝気漕) No. 返送汚泥ポンプ No. 一沈引抜ポンプ 自動バースクリーン 濃縮槽引抜ポンプ 脱水機 薬品ポンプ 撹拌機 ブロアー(貯水漕) 配電盤 3.脱水機の運転 時 分~ 備 施設名 貯留槽 管理内容 ブロワーポンプ 移送排水ポンプ1 移送排水ポンプ2 排水槽 貯留槽 備考 考 0.5ppm以上 4,000ppm以下 300以下 0.2~0.5ppm 4.活性汚泥の管理 項 目 生物相の観察 流入汚水量の調整 mm 返送汚泥量の調整 mm 活性汚泥の状態 5.清掃 項 目 第一沈殿槽の清掃 沈砂槽の清掃 堆肥舎他の清掃 6.その他 項 目 一沈汚泥の引き抜き t 余剰汚泥の引き抜き t 滅菌剤の補充 kg 塩化第2鉄の補充 kg 目 時 分まで