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学科パンフレット
Department of Applied Computer Engineering Campus School of Information Science and Technology SH ON A N 学 科 案 内 湘南 コンピュータ応用 工学 科 2 017 東海大学 情報理工学部 Department of Applied Computer Engineering School of Information Science and Technology コンピュータ応用工学科 東海大学 東海大学では建学の精神に基づき、 が育成 「自ら考え、集い、挑み、成し遂げる」 これら4つの力を する ●●●● 力 身につけ、 時代に即応できる人材を育成します。 情報理工学部コンピュータ応用工学科では次のように教育 目標を定めています。 これからの高度情報化社会、高福祉化社会の技術的基盤と して必要とされている、実社会における機器やシステムへコン ピュータを高度に応用するための知識と技術を有し、社会に貢 献できる人材を育成します。高度情報化・高福祉社会において 基盤となるコンピュータ技術を極め、実社会で必要な様々な機 器・システムに応用できる専門教育を目指します。また、技術革 新に適応できる高度な応用能力も育成します。さらに、幅広い 教養とグローバルな価値観を培うことにより諸問題に対して解 決策を見出し社会貢献できる人材を育成します。 この教育目標を理解し、その目標を達成するために自ら学ぶ 意欲を持った人を求めます。 本 学全体及び各入学試験のアドミッション・ ポリシーは、東海大学オフィシャルサイトにて ご確認ください。 スマホ専用▶ ▶ http://www.u-tokai.ac.jp/admissionpolicy ・ 学 び の 分 野 ・ 現代社会に貢献する コンピュータ応用技術を習得 コンピュータ応用工学科は現代社会に寄 与する「コンピュータ」を21世紀で最も重要 なツールとして捉え、その高度な応用技術、 効果的な運用技術を学びます。 ソフトウェア技術とハードウェア技術を バランスよく学習できる 02 を創造的システム設計や実験を通して学習 することで、 「ハードの分かるソフトウェア技 術者」、 「ソフト のできるハードウェア技 術 者」を目指します。 プログラミング技術を基盤に 電子機械の創造を目指す 今後ますます発展が期待される、知能情 報システム、ロボット、乗り物の分野へのコ ンピュータ応用の理論と技術を横断的に学 コンピュータプログラミングによって、パ びます。人間と同じように知能を持ったロ ソコンのアプリケーションの開発や、実社会 ボットや乗り物を創造できるコンピュータ応 のシステムを効果的に動かすことができる 用技術を習得することが目的です。 コンピュータの仕組み(ハードウェア)と 能力を育成します。さらにコンピュータを駆 コンピュータの利用(ソフトウェア)の両面 使して電子製品を創り出す力を養います。 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 知能情報システム、 ロボット、 乗り物の 分野にコンピュータを高度に応用する 理論と技術を学ぶ DA 学 び の スケ ジュー ルと カリキュラム コンピュータ応用工学科では、実習や少人数ゼミを多く含む 一貫したカリキュラムで、きめ細かい指導を受けながら コンピュータ応用技術を基礎からじっくり学べます。 ソフトウェア技術とハードウェア技術をバランスよく学べます 就職先 大学院進学 幅広い進路 情報システム業 情報サービス業 製造業 建設・設備・プラント業など 卒業 知能情報システム ロボット 乗り物 (コンピュータシステム分野) (知能ロボット分野) (コンピュータ制御分野) 卒業研究 コンピュータアーキテクチャの研究 LSIテスト手法の研究 ヒューマンインタフェースの研究 幾何的捜索問題の研究 救助・介護ロボットの開発 多脚歩行ロボットの開発 自律移動ロボットの研究 パワーアシストの研究 電動二輪車の開発 電気自動車のスリップ制御 サイクリングシミュレータの開発 電動車いすの研究 専門科目 マルチメディアプログラミング マイクロコンピュータ ディジタル回路 ロボット設計学 先端ロボット工学 人間機械制御システム 機械運動学・同演習 電気自動車工学 先端車両制御工学 基礎科目 入学 プログラミング・同演習 コンピュータグラフィックス 基礎ロボット工学 創造工学演習 コンピュータ応用実験1・2 マルチメディア演習 センサ工学 システム制御理論・同演習 コンピュータ制御 メカトロニクス実験 画像処理 神経信号処理 選べる専門性 幅広く ハード・ソフトを 学ぶ −主な専門科目と研究− 一貫したカリキュラムで基礎から応用まで学びます コンピュータソフトウェアとコンピュータハードウェアの両面をカバーするコンピュータ応用技術は普遍的であらゆる分 野に適用できます。そのため、カリキュラムにコースは設けず、 「知能情報システム (コンピュータシステム分野) 」 「ロボット (知能ロボット分野) 」 「乗り物(コンピュータ制御分野) 」の各分野の科目群を選択できます。 少人数でのゼミナール科目を豊富に用意しています 入学直後の「コンピュータ応用工学入門ゼミナール」、3年次の「コンピュータ応用ゼミナール」、4年次には「プロジェク トゼミナール1・2」 と 「卒業研究1・2」を用意。学年に応じたきめ細かい指導を受けることができます。 ほかの学科にはないユニークな演習科目で専門科目のスタートとまとめができます (詳しくは7ページをご覧ください) 1年次春の「創造工学演習」でスタート、3年次秋の「システム開発演習」で総まとめ。 Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 03 DA 教 育 研究分野 コンピュータ応用技術の適用分野は無限です。 知能情報 システム その中でも本学科では特に 「知能情報システム (コンピュータシステム) 」 、 「ロボット (知能ロボット) 」 、 「乗り物 (コンピュータ制御) 」 に 注目しています。 知能情報 システム ◎コンピュータシステム分野◎ コンピュータ 乗り物 ロボット キーワード プログラミング、コンピュータインタフェース、コンピュータグラフィックス、 画像処理、拡張現実感、人工知能、生体信号、筋電位、ウェアラブルコンピュータ、 マイクロプロセッサ、LSI 特色ある研究テーマ ▼三次元グラフィックス バーチャルな世界とリアルな世界とを3 次元グラフィックスに よってつなぎます。グラフィックスを実現するプログラムによって アニメーション化を行います。 ▼角膜表面反射画像を用いた視線計測 人の眼(角膜) には見ているものが反射しています。眼球の3 次 元モデルを用いて歪みを取り除いた画像を生成することで、何 を見ているのか特定する技術の研究を行っています。 特色ある研究テーマ ▼コンピュータアーキテクチャの研究 ゲーム機、パソコンなどのコンピュータハードウェアを分析して、 04 ▼筋電位によるコンピュータインタフェース 腕や指を動かすと筋肉から微弱な電気信号が発生します。その 特色のあるオリジナルなコンピュータシステムを開発していま 信号を電極で取り出し、電圧や周波数から指の動きを検出する す。これまで教育用マイクロプロセッサ、並列処理型コンピュー ことでキーボードやマウスがなくてもコンピュータへ入力でき タシステム、 カード型コンピュータなどを開発しました。 るシステムを研究しています。 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 Department of Applied Computer Engineering S chool of Information Science and Technology ロボット キーワード 知能ロボット、移動機構、人間機械協調、メカトロニクス、 ◎知能ロボット分野◎ ロボットビジョン、センシング、遠隔操縦、災害救助、競技ロボット、 ハプティックインタフェース 特色ある研究テーマ ▼箸をもつ食事介助ロボット ▼災害救助ロボット用ハイブリッド駆動システム 屋外での災害救助にロボットを利用しようとすると、従来の電動 高齢化社会にともない介護・介助の現場でのロボットの活躍が モータとバッテリでは稼働できる時間に限界があります。そこで 期待されています。箸を持つ食事介助ロボットならば、決まった 本研究では、エンジンと電動モータを併用したハイブリッド駆動 形の食べ物だけでなく、 ご飯や麺類にも対応できる、より人に優 型の歩行ロボットを開発しています。複数のマイクロプロセッサに しいシステムとなります。 (NHKテレビで紹介されました) よる協調処理がポイントです。 特色ある研究テーマ ▼ アクティブ骨導音センシング ▼ LIDARを搭載した知能ロボット これからの社会では、ロボットが身近で人の活動を支える時代に 骨に能動的に入力した振動で関節角度を推定する「アクティブ 骨導音センシング」の研究開発に取り組んでいます。世界的にも なると考えられています。本研究では、人と共存する環境において、 ユニークである本手法は、推定した関節角度でロボットハンドを センサで計測した周囲の三次元情報等をもとに、 歩行者の妨げに 制御すると、指先のセンサ情報を用いてユーザにフィードバック ならずに目的地に行くためにどのように動けばよいか、 ロボット自身 することも可能です。 が考えながら案内してくれるような賢いロボットを開発しています。 ..........................Top ics! 学 科トピックス 3Dプリンタや CNCを 多数導入 電 子回路やプログラミング、CAD など ものづくりに必要な授業がカリキュラ ムとして配置されていますが、3 Dプリンタや CNCを導入したことにより、授業や卒業研究 において、 システムに必要なパーツを容易に製 作できるようになりました。 Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 05 DA 教 育 研究分野 乗り物 ◎コンピュータ制御分野◎ キーワード 自動車、バイク、電動車いす、パーソナルモビリティ、シミュレーション、 フィードバック制御、倒立制御、自動操縦、運転支援、衝突回避 特色ある研究テーマ ▼電気自動車のスリップ制御 ▼視線駆動型電動車いす 雪や雨など滑りやすい路面でアクセルやブレーキを急激に踏み 手の不自由な人でも眼の動きによって操縦することができる視 込むとスリップ現象が起き、 大きな事故の原因となります。そのス 線駆動型の電動車いすの研究を行っています。また、 レーザー技 リップ現象を抑えるためのコンピュータ制御を研究しています。 術を用いて障害物回避や位置推定などを実現し、電動車いすが プログラムはC言語で開発しています。 安全・安心な乗り物となるように取り組んでいます。 特色ある研究テーマ ▼ドライブシミュレーションの研究 ▼電動二輪車の研究 レース中の加減速やカーブに応じて働く慣性力を、シートの傾き で感じさせるレーシングシミュレータを開発しています。使用する プログラムによってバランスを保って走行する電動二輪車の研 アクチュエータはパワーや可動範囲が限られるため、慣性力を感 究を行っています。立ち乗り型及び車いす型を開発し、安定した じやすい方向や周波数帯域を利用して、このような限界のあるア 走行を実現するため、制御手法の研究に取り組んでいます。 クチュエータでも効果的に体感させる手法を検討しています。 先 輩 からのメッセ ージ 柴田 翔 さん 大学院 修士課程 2 年次 私がコンピュータ応用工学科への入学を決めたのは、コンピュータ分野の知識を幅広く学 べると思ったからです。 コンピュータ応用工学科では、アナログ信号処理に関する実験や、ディジタル信号処理に関 する実験など、多くの実験を通してコンピュータ応用技術を習得することができます。 また、私はチャレンジセンター「学生ロケットプロジェクト」に所属しており、学生主体でハイ ブリットロケットの開発をしています。皆さんも授業や、さまざまな活動を通して成長できる環 ............................. Message 境でキャンパスライフを送ってみませんか。 06 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 DA 学 科ユニーク科目 競技ロボットを創造する「創造工学演習」で 1年次春の専門科目の学習をスタート。 3 年次秋には、コンピュータ応用システムを開発する 「システム開発演習」で総まとめできます。 1年次春学期科目「創造工学演習」 ●学科オリジナルのマイコンボードを搭載した自律マシンを、 プログラミングし設計・製作します。 ●競技会で成果を発表するRobocon型の授業です。 ●ものづくりの楽しさや難しさを体感しながら、学科専門科目の必要性や関連性を確認できます。 3年次秋学期科目「システム開発演習」 ●コンピュータ応用システムの開発を通じて専門科目の総まとめができます。 ●複数のテーマから興味に応じて選択して取り組みます。 ●専門科目の関連性を再認識し、進路決定や卒業研究への基礎固めになります。 システム開発演習テーマ 3次元CGとダイナミックシミュレーション FPGAによるコンピュータシステムの実現 動きのシミュレーションを3次元アニ ハードウェア記述言語を用いてオリジ 不安定な振り子をシステム制御理論 ナルなディジタルプロセッサをプログ を駆使したコンピュータプログラム ラミングします。 で安定化します。 メーションソフトで可視化します。 回転型倒立振子の安定化プログラミング Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 07 DA カ リ キュラ ム 必修 選択 単位数 選択 2 物理学A 選択 微積分1 4 ディジタル回路 選択 2 人工知能 選択 選択 微積分2 2 2 福祉情報工学 選択 選択 2 2 脳科学 選択 科学英語 選択 2 2 知能情報処理 選択 テクニカルプレゼンテーション 選択 2 2 マルチメディアプログラミング 選択 科学と倫理 選択 2 基礎ロボット工学 選択 工業科教育法1 2 選択 工業科教育法2 2 4 ロボット設計学 選択 選択 2 2 先端ロボット工学 選択 知的財産権法 選択 2 2 人間機械制御システム 選択 職業指導 ※ 4 2 機械運動学・同演習 選択 日本国憲法 ※ 2 4 神経信号処理 選択 教職実践演習(中・高) ※ 2 2 電動機制御工学 選択 基礎電気回路・同演習 選択 4 2 電気自動車工学 選択 電気磁気学 選択 2 先端車両制御工学 選択 2 システムの数学・同演習 選択 4 4 基礎制御理論・同演習 選択 電気回路 選択 4 2 システム制御理論・同演習 選択 電子回路 4 選択 2 創造工学演習 必修 2 線形代数・同演習 選択 4 メカトロニクス実験 必修 2 基礎コンピュータ工学 選択 2 電気電子基礎実験 選択 2 コンピュータ演習 選択 2 ロボット工学演習 選択 選択 2 必修 プログラミング・同演習 選択 2 画像処理 選択 2 コンピュータ応用実験2 2 必修 4 コンピュータ応用実験1 2 マルチメディア演習 システム開発演習 必修 2 センサ工学 選択 2 コンピュータ応用工学入門ゼミナール 必修 2 コンピュータ情報処理 選択 4 コンピュータ応用ゼミナール 必修 選択 2 選択 2 コンピュータグラフィックス 選択 2 プロジェクトゼミナール1 4 コンピュータ制御 選択 2 高機能プログラミング 選択 2 必修 2 マイクロコンピュータ 選択 2 必修 2 教養科目 専門基礎科目 014 年8月6日に、チャレンジセンター「3.11生活復興支援 プロジェクト」のコミュニティケアチームとコンピュータ応 用工学科の学生有志が協力し、岩手県大船渡市三陸町越喜来泊 地区公民館で 「東海大学生と電子工作キットでマイコンゲームをつ を実施しました。学生たちは 5月ごろから くろう!& バーベキュー」 準備を開始。浅川ゼミナールが開発したマイコンを用いた工作 キットを使用するため、同チームのメンバーへ作り方の事前講義を 行ったほか、当日のプログラムについて打ち合わせを重ねてから 現地入りしました。当日は現地の小学生と保護者約 40 名が参加 し、 学生と浅川教授の指導のもと、 半田ごてを使ってライトを製作。 その後、全員でバーベキューを楽しみながら交流を深めました。 08 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 科 目 名 プロジェクトゼミナール2 卒業研究1 卒業研究2 .........................................Top ics! 大 船 渡 市 で 電 子 工作 教 室を 行 いました 2 ゼミナ ー ル 科 目 学 科トピックス 実 験・演 習 科 目 コン ピュー タ・制 御 関 連 科 目 ※教員免許取得のための科目 乗り物関連科目 基礎数学 分類 ロボット関連科目 単位数 科 目 名 情報システム関連科目 必修 選択 分類 DA 主な専 門 科目(コンピュータ関 連 ) コンピュータ応用工学科では、コンピュータのソフトウェア・ハードウェアに 関するものだけでなく、その応用分野であるロボットや自動車、産業システムなど 基礎から先端知識まで幅広く系統立てて学べます。 基礎コンピュータ工学 プログラミング・同演習 コンピュータ演習、 マルチメディア演習 コンピュータの内部構造を知る Web技術の基礎を学ぶ コンピュータを高度に応用するに ネットワークは社会において必要不 C言語を通して学ぶ は、その内部構造についての知識も 可欠なものとなっており、日本がリード コンピュータを実践的に応用する 必要です。本科目ではコンピュータシ してきたモノ作りにおいても Webと には、市販のアプリケーションの利用 ステムの構成やデータ構造などの基 本的な考え方を中心に、コンピュータ に関する基礎的な事項を学びます。情 報処理技術者試験の足固めの科目で もあります。 コンピュータ情報処理 プログラミングの基礎を の連携が求められています。そこで、 本科目ではHTML 、JavaScript な だけでは解決できない問題が発生し ます。そのためには、自分自身でソフト どを用いた Web ページの作成方法 ウェアを開発する必要があります。本 な表現方法を実習を行いながら学び も多く利用されているC 言語を通し やProcessingを用いたグラフィカル ます。 科目ではコンピュータ制御の現場で最 てプログラミングの基礎を学びます。 コンピュータグラフィックス コンピュータと情報の基礎知識を マイクロコンピュータ シミュレーション結果などを 組込み型マイコン技術を 視覚的に分かりやすく表現する 追究する する情報処理システムの設計、管理、 ロボットの動きなどをシミュレーショ 現在、携帯電話やデジタルカメラな 運用に関する基礎的知識を修得しま ンした結果を数値やグラフで表した ど、あらゆる電気製品にコンピュータ す。コンピュータシステムの構成と管 としても、直感的には分かりにくいも が組み込まれています。これらには組 理、オペレーティングシステム、ファイ のです。 しかし、 コンピュータグラフィッ 込み型マイコンと呼ばれる小さなコン ルとデータベース、アルゴリズム、ネッ クス (CG )を用いて動きのあるアニ ピュータが利用されています。本科目 メーションで表現できれば、視覚的に では、組込み型マイコンシステムを開 ポート試験、基本情報処理技術者試 非常に分かりやすくなります。本科目で 発するために必要なハードウェアとソ 験におけるシステム分野、ソフトウェ は CG に関する理論的な原理からプ フトウェアの知識や技術を学びます。 確実に身につける 本科目ではコンピュータを中心と トワークシステムなどを学び、IT パス ア分野の内容をカバーします。 1 加 ログラミング手法までを学びます。 コンピュータ情報処理とセンサ技術を駆使して、 人に優しい医療技術を革新する 齢により血管が硬化した高齢者や、人工 が分かりました。さらに、 コンピュータ情報処理に 透析や長期入院による注射で血管が瘢痕 よって、超音波の散乱の様子を画像化し、数値パ 化した患者に対して、適切な注射箇所を決めるの ラメータで表現できるようにしました。今後は、 こ は難しい場合があります。そこで、超音波センサ の計算したパラメータの値に基づいて、適切な はんこん を用いて体表近くの血管の組織性状を推定し、 注射箇所を自動的に決定するシステムを開発し 注射箇所決定の補助に利用する研究を行ってい ていきます。注射を受ける人にとって負担の少な ます。 くなる、人に優しいコンピュータ応用技術の一つ 実験の結果、体表面に超音波を当て、後方に散 です。 乱するパターンの違いで組織診断が行えること Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 09 DA 主な専 門 科目(実験・実習・ゼミナ ー ル 関 連 、専 門 関 連 科目) コンピュータ応用工学入門ゼミナール メカトロニクス実験 コンピュータ応用実験1・2 大学生活は まずコンピュータを体験しよう 実験を通して論理的思考と 少人数ゼミからスタート 本科目ではソフトウェア分野からハー 工学的センスを養う 学科教員 1 人に対し少人数の学生 ドウェア分野まで幅広くコンピュータ コンピュータ応用システムに必要な でグループを作るゼミナール形式の の利用技術について体験します。コン 知識を実験で確認できる複数のテー 科目です。学生生活全般から、学科で ピュータミュージック、回路シミュレー マを要しています。実験結果をレポー の学修についてなど、大学生活の順調 ション、ヒューマノイドロボット、 マイコ トにまとめ、データ処理とその表現技 なスタートが切れるようにきめ細かい ン入門、 マイコン応用、パソコン分解・ 術、結果を検討・考察することで論理 指導を行います。さらに、学科の各研 組み立て、メカ工作、電子工作を体験 的な思考力などを身につけ、工学者と 究室を見学する機会も設け、初年次の します。 して必要なセンスを磨きます。 うちから興味あるテーマや分野を探す ■実験テーマ ことができるようにしています。 コンピュータシミュレーション ディジタル信号処理 ロボット制御システム 創造工学演習 システム開発演習 画像処理応用 コンピュータ間通信 リアルタイム制御システム ほか 自律走行ロボットの コンピュータ応用システムの 創造を通して多彩な能力を養う 構築技術を体得する 入学初年度に開講される本学科のユ 学科の教育研究分野に対応した複 ニーク科目の一つです。モータ、ギア、 数のテーマを用意しています。たとえ コンピュータ、センサなど与えられた ば 倒 立 振 子 の 安 定 化プログラムの 所属した研究室において、背景と目 キット部品を組み合わせて走行マシン テーマでは、コンピュータと制御対象 的 、新 規 性 、実 現 可 能 性 、研 究スケ を製作、プログラミングし、競技会で成 とのインターフェース回路、制御対象 ジュールなどを検討しながら研究テー 果を発表するロボコン型の授業です。 のモデリング、制御理論を用いた設計、 マを策定して一人またはグループ単 グループワークを通じてものづくりの コンピュータシミュレーションプログ 位で卒業研究をスタートさせます。教 面白さやむずかしさを体験できます。 ラミングといった、 システム開発のエッ 員や大学院生の指導を受けながら、理 センスと魅力を一気に体験することが 論的考察、実験装置の設計製作、実験 できます。 とその評価などを行い、卒業論文を完 卒業研究1・2 学科で学んだ知識と技術の集大成 成させ発表会に臨みます。 2 写 システム全体を考えて総合的に 創り上げることの難しさと面白さ 真は、計測制御技術を駆使したコンピュータ応用計測制御 システムの実験風景。これは4年次の卒業研究の一環とし て行われたものです。 リアルタイムオペレーティングシステムの応 用システムで、総合的な信号解析が可能です。写真は、音声のリア ルタイム解析をしている様子ですが、そのほかにも多くの機能が 搭載されています。コンピュータの基礎知識、計測や制御、コン ピュータのソフトウェアやハードウェアの知識などを総合すると、 有用なシステムを自分の手で創ることができます。このように、 コ ンピュータ応用工学科では、高度なコンピュータ応用技術の開発 も積極的に行っています。 10 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 Department of Applied Computer Engineering S chool of Information Science and Technology マルチメディアプログラミング 知能情報処理 ディジタル回路 音楽、画像、映像などを 賢いコンピュータシステムの コンピュータの プログラムで表現する 実現を目指して 構成回路について学ぶ インターネット上の仮想空間に代表 人間が持っている知識や判断力を コンピュータのハードウェアはディ されるバーチャルリアリティには、画 コンピュータで実現することは、コン ジタル回路で構成されています。本科 像、映像、音楽、アニメーションなどの ピュータの発展とともに常に望まれて 目ではディジタル回路について理解を マルチメディアが使用されています。本 いる技術です。 「人工知能」では記憶や 深め、その応用として回路検証法や設 学科ではこれらマルチメディアを扱う 学習、連想、推論などの情報処理の要 計について学習します。 ためのプログラミング技術を学びます。 素技術を扱います。さらに「知能情報 処理」では、人間特有のあいまいな情 報処理や遺伝子の振る舞いを模した 遺伝的アルゴリズムなど、いくつかの 応用的な概念を学びます。 基礎ロボット工学 先端ロボット工学 人間機械制御システム ロボット工学の 高度な機能と知能を持った 人間にとって使いやすい 基礎から応用までを幅広く学ぶ ロボットの創造を目指す 機械システムを追究する 工場などで用いられる産業用ロボッ ロボットを必要とする分野は、宇宙・ 介護補助用パワーアシストシステム トだけでなく、現在ではオフィスや家 海洋開発、医療・福祉、災害現場での救 など、人間と身近に接するロボットや 庭でもロボットが活躍することが期待 助活動、さらには一般家庭へと拡大し 機械が期待されています。従来のよう されています。本 科目ではこれらロ ています。本科目では、 これらいろいろ に工場で人間から離れて動作するロ ボットを解析、制御、応用するために必 な場面で供給される作業を柔軟に処 ボットとは異なり、その動きが直接操 要な基礎知識として、ロボットの運動 理できる高度な機能と知能を持ったロ 作する人間に影響するため、人間に 学や動力学、視覚や触覚センサなどの ボットの実現のために必要な、高度な とって使いやすく制御することが非常 基本技術について学びます。 運動学や機構学、知能化情報処理など に重要になります。本科目では人間と を総合的に学びます。 機械からなるシステムの扱い方を中 心に学びます。 電動機制御工学 先端車両制御工学 電気自動車工学 ものを動かすための技術を学ぶ 自動車をコンピュータで 電気自動車を学ぶ 電気自動車はもちろん、ロボットな 制御するための理論と技術を学ぶ 二酸化炭素による地球温暖化が進 どの機械は電気モータなどの電動機 現 在 の 乗 用 車 で はエンジンやブ んでいる現在、二酸化炭素を排出しな で駆動することがほとんどです。その レーキなどの駆動装置もコンピュータ いクリーンな移動手段としての電気自 ため、ものを思い通りに動かすには電 で制御され、機能や性能が飛躍的に高 動車は私たちの生活にとって必要不 動機に関する知識が必要になります。 められています。本科目では、自動車 可欠なものとなりつつあります。本科 本科目では各種電動機の構造や動作 などの機械システムをコンピュータで 目では、電気自動車の歴史、現状の課 原理と基本特性、さらにその制御手法 制御するために必要となる、 リアルタ 題、駆動機構、電気自動車用モータ及 など、電動機をコンピュータで制御す イム制御システムの構築手法や、離散 び電力供給装置、走行特性、実例など るための理論と技術を学びます。 時間制御系の設計手法などの理論や について総合的に学びます。 技術を修得します。 Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 11 DA 教 員 紹 介 コンピュータ応用工学科では、先端技術に精通した専任教員が密度の高い授業を展開しています。 ここでは、本学科で教鞭をとる教授、准教授、講師の研究内容、メッセージを紹介しましょう。 実用的なコンピュータ応用を目指す 考える非線形制御から使える非線形制御へ 浅川 毅 教授 大内 茂人 教授 博士 (工学) 博士 (工学) S.Oouchi T. Asakawa ・研究テーマ・ ・研究テーマ・ マイクロプロセッサの応用、 高速処理プロセッサの開発 クレーン制御、自動車制御、非線形制御 ・専 門 分 野・ ・専 門 分 野・ LSIテスティング、コンピュータアーキテクチャ 制御工学、パワーエレクトロニクス さまざまな分野に応用できるというコンピュー 非線形制御理論を用いて、従来の制御方法で タの特性を活かし、 マイクロプロセッサの応用と高 は困難な対象物の制御システムの研究を行って 速処理プロセッサについて研究しています。コン います。qコマのジャイロ効果を利用して、自転 車・オートバイなどの2 輪車を自立走行させるシ ピュータの応用分野は、製品への組み込みから大 コンピュータシステムの開発 規模ネットワークシステムまで、規模と分野ともに ステムの開発、wジャイロ効果を利用したクレー 多岐にわたっており、 今後もわれわれの生活の中 ン吊り荷のねじれ抑制制御の開発、e風が吹い でいっそう利用されることと思われます。 このよう にますます多様化、複雑化する現代社会のなかで逞しく生きていける人材育 ジャイロアクチュエータを用 いた自立走行バイクの開発 たくま たときなどでも吊り荷の振れを最小限に抑制 し、目的の場所に短時間で吊り荷を移動できる 成を目指して指導していきます。浅川研究室では、 「改善と解決」 「 、自然環境へ クレーンの振れ止めシステムの開発、r雪道などの過酷な環境でも、車の発 の配慮」 を視野に入れて実用的なコンピュータ技術に取り組んでいきます。 進・減速が誰でも簡単にできるような自動車の駆動制御システムの開発 エンジン駆動型歩行ロボット実現への挑戦 ディジタル画像の大いなる可能性 稲垣 克彦 教授 曽根 光男 教授 博士 (工学) 博士 (工学) K.Inagaki M.Sone ・研究テーマ・ ディジタル画像処理、 リモートセンシング ・研究テーマ・ ・専 門 分 野・ 多脚歩行ロボットの機構設計とその制御 制画像の補間アルゴリズムに関する研究、3×3メ ディアンフィルタの高速アルゴリズムに関する研 究、ディジタル画像処理アルゴリズムの調査研究、 ほかに卒業研究生が希望するテーマ (相談可) ・専 門 分 野・ ロボット工学 講義は「基礎電気回路・同演習」 「マイクロコン エンジン駆動型の歩行ロボット の開発研究 ピュータ」 「先端ロボット工学」などを担当していま 今後、 ディジタル画像処理アルゴリズムの開発 す。専門分野はロボット・メカトロニクス関連。エンジ と、そのリモートセンシングへの応用を行ってい ン駆動型の歩行ロボットの開発を中心に研究を進 こうと思っています。最近、個人的に興味をもって めています。ロボットの駆動源にエンジンを用いる いる研究は、多重解像度(たとえばフラクタル、 ピ ことは非常に困難ですが、エンジンを用いることに ラミッド、 ウェーブレット) を用いた階層的画像処 よって実用的な連続稼働時間を実現することが可 理アルゴリズムの開発です。 能です。各脚の関節制御はパウダクラッチ式関節駆 動装置という機構をコンピュータを使って制御する ことによって非常に滑らかな運動を実現できます。 人と機械の新しい関係を追究する 新編画像解析ハンドブック (東京大学出版会)の編集委員 をやっています 稲葉 毅 教授 譚 学厚 教授 博士 (工学) 博士 (工学) X.Tan ・研究テーマ・ ・研究テーマ・ 最短路アルゴリズム、 移動目標の捜索アルゴリズム 操作性の高い人間̶機械協調システムの制御 ・専 門 分 野・ ・専 門 分 野・ 人間̶機械制御系、制御工学 計算幾何学、アルゴリズム工学 近い将来、人と一緒に働くロボットや機械が身 高校で幾何学を苦手とする人は多いでしょう。 近な存在になるでしょう。それらは一方的に人か コンピュータも幾何が苦手です。しかし、幾何的 ら操縦されるものではなく、人と互いに影響し な対象を扱う情報処理の分野は数多くあり、たと えば、CG、画像処理、VLSI設計、ロボティックス、 合って動作します。重いものを一緒に運んでくれ るロボットなら、相手の力加減によって人に合わ せたり、時には人をリードするでしょう。このよう 12 テーマにも取り組んでいます。 高速情報処理へのアルゴリズム的アプローチ T.Inaba 人間̶ 機械協調作 業系 の 制御研究 また、3×3 メディアンフィルタの高速アルゴリ ズムに関する研究や、卒 業 研 究 生が 希 望 する な動作の手本はもちろん人自身です。そこで、人 が機械や道具を利用するとき、 どのような性質を パターン認識などが挙げられます。幾何学的な 幾 何 学 的 アル ゴリズム の 研究 開発とその応用 問題をいかに効率よく処理するかが私の研究 テーマです。具体的に、可視性に基づいた最短路 を求めるアルゴリズムや移動対象を捜索するア もつのかを研究し、操作がしやすく、人に優しい ルゴリズムについて研究しています。授業では「高機能プログラミング」 「コン 機械システムの設計を目指しています。 ピュータ応用実験」 「基礎数学」などを担当しています。 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 DATA コンピュータに知能を与える制御技術 教授・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 准教授・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 講師・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 非常勤講師・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1人 6人 人とロボットが共存する社会を目指して 平田 弘志 教授 村松 聡 講師 博士 (工学) 博士 (工学) H.Hirata S.Muramatsu ・研究テーマ・ ・研究テーマ・ 自律移動ロボットをはじめとするサービスロボット メカニカル系のインテリジェント適応制御 ・専 門 分 野・ ・専 門 分 野・ ロボット工学 制御工学、 システム同定 自動制御技術は、 今日のハイテク社会を支え ロボットは今後、医療介護や農業、建設など、あ る必要不可欠な基盤技術です。私の研究室では、 らゆる分野で大きな役割を果たし、単なる機械で メカトロニクス制御分野に貢献すべく、 モータド はなく、人と共存する存在となると考えています。 ライブされる各種の機械システムに適応化機能 このような来るべき社会の実現に向けて「人と を付加したチューニングシステムの提案などを 共存可能なロボットシステムの実現」 をテーマに 行っています。q過酷な運転条件にも適応する インテリジェント型モータドライブシステム w人 メカニカル系のインテリジェ ント適応制御研究 7人 1人 の代行ができるような柔らか作業を実現するた めのマスタ・スレーブロボットアーム 上記2つが主な研究テーマです。 一般の公共空間内を自律的 に走行するロボットの研究 研究に取り組んでいきます。 具体的には、多数の人が行き交う実際の街中 を、 ロボットが自ら考え目的地まで行動する自律移 動ロボットの研究や、周りの人に対して親近感を与えるためのロボットのデザイ ン・行動要素の感性工学的なアプローチによる分析に取り組んでいます。 センシングシステムでQOL 向上を 竹村 憲太郎 准教授 K.Takemura 博士 (工学) ・研究テーマ・ 装着型人間行動計測システム ・専 門 分 野・ コンピュータビジョン、 ロボット工学 Quality of Life の向上を担う情報通信技術 やロボット技術において、高度なセンシング技術 は必要不可欠なものです。そこで、 竹村研究室で はカメラや LIDAR などのセンサを用いたセン シング技術・センシングシステムの研究に取り組 んでいます。 中でもロボットの知能化や直感的なヒューマ 視線計測及びアクティブ骨導 音センシングの研究 ンインタフェースに興味があり、人の動作・行動 や環境の変化などの把握が可能なセンシングシ ステムの実現を目指しています。代表的な研究としては、q視線計測技術の 研究開発や w関節角度の推定などがあります。 Department of Applied Computer Engineering School of Information Science and Technology 学科トピックス ...............Top ics! 学科共同開発の 新型モータ搭載バイク発表 アクスルが(株)ゲネシスと共同開発した高効率電 (株) 動モータ「SUMOモータ」を使用した電動バイク を2006年4月4日にプレス発表しました。 「SUMOモータ」は、永久磁石と電磁石を組み合わせた ハイブリッド型可変リラクタンス磁石を応用した次世代型 ハイブリッドSRモータです。ハイパワー・ハイスピードの両 方を実現して高い省エネ効果をもたらすほか、構造的にも シンプルで振動や騒音も大幅に解消されています。 Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 13 DA 学 科 ト ピ ッ ク ス ....................................................................................Topics.1 プログラミングコンテストで 3 年連続学長賞受賞 Y ahoo! JAPAN 主催で開催されているプ ログラミングコンテスト「Hack U東海大学」 1 で本学科の学生が好成績を収めています。 2013 年度から始まったコンテストでは、大学院 生の参加もあるなか、学部生が活躍し3 年連続でコ ンピュータ応用工学科の学生が学長賞を受賞して います。 2015 年度は学部 4年次の長谷川隼人さんと野原 健斗さんが受賞しました。おめでとうございます。 ............................Topics.2 応用情報処理技術者 合格おめでとう 本 学科で独自に運営している サークル「情報処理倶楽部」 2 の部員が国家資格「応用情報技術 者試験」 「セキュリティスペシャリスト」 に合格しました。現在ネットワークス ペシャリストに挑戦しています。 本学科ではコンピュータ情報処理 や基礎コンピュータ工学など、 資格 に関連した科目を用意しています。 ............................Topics.3 コンピュータ応用工学科では 情報系の資格に力を入れています 科 目「コンピュータ 情 報 処 理 」では 3 情報系の資格取得を目 指して授業を展 開して います。 「 応 用 情 報 技 術 者」 、 「基本情報技術者」 「 、IT パスポート」などに合格 しています。 ....................................................................................Topics.4 学部3 年次生がロボコンに参加 2 015 年11月21・22日に開催された第36 回全日本 4 マイクロマウス大会に、コンピュータ応用工学科か ら学部 3 年次生 2 名がマイクロマウスクラシック競技フ レッシュマンクラスに参加しました。結果は舩戸恒宏さん が予選を突破し、決勝へ進出。決勝コースは難しく完走す るのが精一杯でしたが、ロボットのハードウェアを評価さ れ、特別賞を受賞しました。 Department of Applied Computer Engineering School of Information Science and Technology 14 ■ コンピュー タ 応 用 工 学 科 DA 進 路・資 格 ●学生一人ひとりの希望に応じた就職を実現できるよう、 就職担当教職員を中心に全教職員が一丸となってサポートします。 ●学科独自の就職説明会、個別進路面接、受験企業試験対策指導などを行います。 ●就職に有利な資格を在学中に取得できるよう、 授業カリキュラムの面からもサポートします。 主な就職先 資 格・試 験 ● 2015 年度 コンピュータ応用工学科の専門科目な どを履修することで、就職に有利な資格・ ■ 就職先【学部】 東海旅客鉄道(JR東海) 、東芝三菱電機産業システム、富士ソフト、 免許を取得できたり、受験に必要な知識を フジパングル ープ本社、 ノジマ、NHKメディアテクノロジー、エヌ・ティ・ティ エムイー、 修得することができます。 日立ソリューションズ・クリエイト、スターツコーポレーション、TDCソフトウェアエンジニアリング、 東急住宅リース、ライクス、Jストリーム、コムテック、ネクシィーズ、アルバックテクノ、 ●単位修得で得られる免許・資格 卒業までに所定の科目の単位を修得す ジャパンシステム、千代田システムテクノロジーズ、JSS 、コムシス情報システム、ニッセイコム、 れば、以下の免許や資格を取得することが テクノプロエンジニアリング、三興グループ できます。 ■ 就職先【大学院】 ソニーLSIデザイン、三谷産業、レブソニック、三田エンジニアリング ■「高等学校教諭一種免許状(工業)」 ■「司書」、 「司書教諭」 ● 2014 年度 ●専門科目と関連の深い ■ 就職先【学部】 富士ソフト、ハイマックス、サンテック、 トラスト・テック、 資格・教養試験 NECフィールディング、富士ゼロックス情報システム、河西工業、丸和運輸機関、 本学科の専門科目を学ぶことで受験の 富士通ミッションクリティカルシステムズ、三興コントロール、都築電気、 準備ができる試験には以下のようなもの があります。特に情報処理技術者試験には 日立オートモティブシステムズ、臨海、ジョンソンコントロールズ、明光電子、 多くの在学生がチャレンジしています。 アンリツエンジニアリング、日立ソリューションズ・クリエイト、荏原フィールドテック、スズデン、 ■情報処理技術者試験 ショーワ、日本綜合テレビ、大磯町役場 ・ 「基本情報技術者試験」 ■ 就職先【大学院】 日立製作所、三菱電機エンジニアリング、 ・ 「応用情報技術者試験」 ・ 「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」 日立テクノロジーアンドサービス、オリイメック、デジタルプロセス など ■FE試験 ●業種別就職先 50. 0% エンジニアリング・情報通信業 (設計・開発/SE・プログラマなど) 各種製造業 15. 8% 卸売・小売業 15. 8% (さまざまな製品・部品メーカーなど) (問屋や販売など) 建設業 (設備工事など) 2.6% 15. 8% その他 0 10 20 30 40 50 % Dep artmen t of Ap p lied Comp u ter Engineering ■ 15 Department of Applied Computer Engineering School of Information Science and Technology 東海大学は 4 つ の 力 を 育 成 します。 「明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人 間 性をもった人材」に 育つよう、全 学を挙げて取り組んでいます。 常に未 来 を見 据え自らが 取り組 むべき課 題を探 求 する力 多 様 な 人々の 力 を 結 集する力 自ら考える力 困 難 か つ 大きな 課 題 に 勇 気をもって 挑 戦 する力 集い力 挑み力 失 敗 や 挫 折を乗り越 えて 目 標 を 実 現していく力 成し遂げ力 「4つの力」 のイメージキャラクター リッキー 入試広報課 〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1 Tel:0463-58-6422(直通) Fax:0463-50 -2186 ◎本案内は、 特に記載がない限り2016 年 4月現在の内容を掲載しています。 2016.4 DA41