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オーシン フィットネス
1 研修期間・期 7 月 28 日(水)~30 日(金)の 3 日間 2 研修機関・施設名 スポーツジム「オーシン 3 研修の概要 ① 健康の増進と怪我の防止のスキルを身に付ける フィットネス」(三方郡美浜町) ② お客様第一の観点に基づいた活動を徹底する ③ 若者や高齢者、男性や女性など一人ひとりに合わせた対応を身に付 ける 4 研修を体験しての感想・意見・要望等 私は、サッカー部の顧問をしており日頃より生徒の健康増進や怪我の防止に役立つスキルを身に 付けたいと考えておりました。そこで今回、研修先を探すにあたり「健康」に関する企業で研修し たいと考え、以前から親交のあるスポーツトレーナーの 大塩真一氏 に依頼することになりました。 今回の研修を引き受けて下さった大塩氏は現在、美浜町でスポーツジム「オーシン フィットネ ス」を経営しておられ、過去にはプロ球団「中日ドラゴンズ」や韓国プロ球団「サムソンライオン ズ」等で活躍された経歴を持っておられます。そんなトレーナーとしてのスペシャリストから学ぶ ことは多く、トレーニングの指導だけでなく、利用者のニーズに合わせた対応の大切さを感じまし た。 まず、私がこの研修の中で、取り組んだのが「清掃」でした。私は商業科の教員で「マーケティ ング」を専門としております。授業の一環として販売実習「敦高きらめき☆マーケット」を市内各 イベントで展開していますが、販売実習を行う際は「店内美化」にも努めるよう指導しています。 これは「来店されるお客様には不快な思いをさせず、販売員には販売活動がしやすいように」との 考えからです。このように日頃より「マーケティング」授業を教えている立場からも清掃の重要性 を認識していましたので、トレーニング器具の整理整頓やロッカールーム・トイレの清掃、駐車場 の草むしりなど利用者に快適にトレーニングしてもらえるよう「お客様第一」という観点に基づい て、清掃には全力を注ぎました。 私がこの研修の中で最も学んだことは「一人ひとりに合わせた 対応の大切さ」です。この施設の利用者は若者から高齢者までと 幅広く、一日に利用されるお客様は20名程度です。日中は高齢 者が夜間は仕事帰りの若者がおもに利用しています。また、継続 利用している方ばかりでなく、見学・体験に来られる方が1日に 2~3名はいらっしゃいます。高齢者の多くは腰痛や膝痛を持っ ており、施設を利用した際に「痛みが和らぎ体質改善できた」と 腰痛予防トレーニング いう評判が広まって利用者も増え続けているようです。私が研修 時に出会った方は脳梗塞の手術を受けた50代の男性でした。そ の男性は左足が不自由で歩くたびに痛みが出るとおっしゃってい ました。病院でのリハビリもなかなか効果が現れず、この日は施 設の利用者に紹介されて見学・体験に来られたそうです。男性は、 膝痛予防トレーニング 一人ひとりに合わせた大塩氏の丁寧な指導の下、数種類の器具を使ったトレーニングに一生懸命取 り組んでいました。その様子を近くで見ていて、専門的な知識に基づく適切なトレーニングにより 健康を増進させ、怪我の防止につながることを学びました。さらに、専門的な知識だけではなく「一 人ひとりに合わせた対応の大切さ」と「やる気を持たせるアドバイス」の必要性を感じました。ト レーニングに関する専門的な知識を持ち、エネルギッシュで気さくな大塩氏には人を引きつける魅 力があります。さらに、こうした人柄に加え、問題を抱えているお客様一人ひとりに合わせた適切 なアドバイスをすることでお客様の満足が得られるのだと感じました。トレーニングを終えた男性 は気持ちの良い汗を流し、満足した様子で帰っていかれました。先日、再び施設を訪れたところト レーニングしているこの男性をお見かけしました。大塩氏に伺ったところ、体験した後日入会され たとのことでした。トレーニングの効果を実感されただけでなく、こうした大塩氏の対応に満足さ れてのことではないかと感じました。 この研修を通して学んだことは、「一人ひとりに合わせた対応の大切さ」と「やる気を持たせる アドバイス」を常に心がけ、画一的ではないきめ細かい指導に努めることです。さらに、学ぶ、ま たは指導するのにふさわしい環境づくり、目に見えない部分への配慮が必要です。今回学んだこと をサッカー部顧問・商業科教員として、今後の学校現場にも大いに活かしていきたいと考えており ます。