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PDFで見る - 石川県芸術文化協会
44 号 2015年3月10日発行 格調高い演奏で幕開けを飾った県箏曲連盟の出演者=北國新聞赤羽ホール いしかわ芸術文化祭 2014 創造性豊かなステージ 文化のさらなる飛躍を感じさせ ﹁いしかわ芸術文化祭2014﹂は9月 26 日から3日間、北國 団体が舞台や展示で磨き抜いた技 17 新 聞 赤 羽ホールと同 交 流ホールで 開 催され 、 一般 財 団 法 人 石 川県芸術文化協会の加盟 27 を披露しました。 北國新聞赤羽ホールでは舞台公演が開かれ、 日には、邦楽 や洋 舞など6団 体が熱演を繰 り 広 げ、ふるさとの豊かな文 化 土壌を伝えました。 県箏曲連盟は4流派が優美な調べを奏で、県邦楽舞踊協会は 3社中が唄と三味線を格調高く響かせました。県洋舞連盟は 15 独 創 性 あふれるダンスで 大 き な拍 手 を浴び、県 婦 人コーラス 18 連 盟は澄 んだ歌 声 を披 露しました。県リズムダンス協 会のス テージでは 人が軽快にステップを踏み、県太鼓連盟の 人が 日の最終日は、 6団体が公演を行い、加賀友禅と太鼓、三 28 威勢の良いばちさばきで客席を圧倒しました。 1 味線などが﹁和の競演﹂を華麗に繰り広げた着物ショーをはじ め、創 造 性 豊かなステージはふるさとの文 化のさらなる飛 躍 を感じさせました。 県吟剣詩舞道総連盟が県俳文学協会と組み﹁第4回ゆわく 50 氷室俳句大会﹂の入賞作を吟詠で発表、県三曲協会は箏、 三弦、 尺八の情感あふれる調べを奏でました。県音楽文化協会は 人の合唱団が美しいハーモニーを響かせました。県民謡協会は 人が津軽三味線の力強い旋律を披露、同協会と県和装文化 協会は着物ショーでコラボレーションし、和太鼓や和楽器の演 日から3日間 、生 け花 、編み物 、 26 奏に合わせ訪問着姿のモデルが優雅にステージを飾りました。 北 國 新 聞 交 流ホールでは 25 服飾、 水墨画、書の力作が展示され、来場者でにぎわいました。 県いけ花文化協会は7流派が 点を出品、独創的な生け花が 点を、県水墨画連盟は 点を展示し、県書美 16 会場を彩りました。県編物協会は繊細な手仕事の技が光るニ ット素材の作品 術連盟は﹁石川の書展﹂で入賞した 点を、北陸服装文化協会 は斬新なデザインのファッション7点を寄せました。 27 15 30 発行 ■ 一般財団法人石川県芸術文化協会 〒920-0919 石川県金沢市南町2番1号 TEL 076 (263) 6080 FAX 076 (263) 5999 ホームページ http://www.geibunkyo.or.jp/ Eメール offi[email protected] 第 ビ 金 沢 ㈱ 金 城 納 豆 食 品 鳥羽システム㈱金沢営業所 ㈲ホクハイサービス ㈱ ア ド バ ン ス 社 ク シ マ デ ザ イ ン 冨 ㈱ 北 陸 火 工 ㈱ ㈱ ㈱ ィ ㈱ 店 ㈱ 北 陸 共 立 ANAクラウンプラザホテル金沢 ㈱ ケ ィ・ シ ィ・ エ ス ナ ㈱ 北陸綜合警備保障㈱ (公財)石川県音楽文化振興事業団 ㈱ 中 村 留 精 密 工 業 ㈱ 北陸電力㈱石川支店 泉 ㈱ サ ウ ン ド・ソ ニ ッ ク 中 子 北 医療法人金沢宗広病院 榊 中 豊 ほ っ こ く 観 光 ㈱ ㈱ イ ン プ レ ス サカタインクス㈱北陸支店 日本新聞インキ㈱大阪支店 ㈱ ㈱ う つ の み や 沢 石 日本製紙㈱関西営業支社 ㈱ 道 塩 柳 の と 共 栄 信 用 金 庫 北國新聞駅西販売㈱ ㈱ エ フ エ ム 石 川 ㈱ 出 野村證券㈱金沢支店 北 江 子 ㈱ ル ㈱ ㈱ 門 渋 川 流 剣 詩 舞 道 八 田 製 本 印 刷 ㈲ ホ テ ル 日 航 金 沢 マ 畝 幸 村 マ 長 リ 左 ク 志 石 守 大 ッ 衛 グ ル 光 社 岳 井 浦 柴 ヴ 画 原 野 ー 光 レ ㈱ 浅 野 太 鼓 楽 器 店 ド 梅 テ 清 ア 元 ㈱ アーク引越センター北陸㈱ 水 幸 理 舟 小 シ ・ ピ ・ エ 木 医 中 療 島 カ 器 商 ダ 村 村 旗 屋 ㈱ ホ ク 陸 放 北 北 送 國 國 国 ス 新 不 北 銀 聞 動 陸 産 銀 イ ㈱ 行 社 ㈱ 行 大 島 宗 翠 清水建設㈱北陸支店 ㈱ 会 堀 井 聖 水 小 川 伸 洋 ㈱ 車 多 酒 造 ㈱バルデザイングループ 前 史 雄 奥 田 理 和 ㈱ シ ョ セ キ ピ ア ノ デ ザ ン ジ ュ ㈲ マ ル チ・ブ レ ー ン 乙田修三歌謡研究所 ㈱ 白 や Piano House 竹 田 楽 器 ㈱ ㈱ ラ ㈲ ゼ ス ト 兵 ㈱ ㈱ 三 谷 サ ービスエンジン 学校法人金沢医科大学 ㈱ 双 建 岡 紫 穂 三 学校法人金沢学院大学 損害保険ジャパン日本興亜㈱金沢支店 岡 理 樹 ㈱ ミュ ー ジック ク ラ ブ ㈱ガーデンホテル 金 沢 大王製紙㈱大阪支店 ㈱ 福 光 屋 村 ㈱金沢エクセルホテル東急 ダイダン㈱北陸支店 藤 枝 め い て つ・エ ム ザ 金 庫 太平ビルサービス㈱ 富 士 ゼ ロック ス 北 陸 ㈱ ㈱山田写真製版所金沢支店 台 大 和 タ ク シ ー ㈱ 富士フィルムグローバルグラフィックシステムズ(株) ㈲ ラ イ タ ー ハ ウ ス 甫 ㈱ 藤 ㈱ 河 オ 沢 ト 信 金 崎 ム 用 沢 金 舞 雪 ツ ー テ ッ ク 英 庫 蔭 間 商 製 喜 勘 紙 代 寿 丸 谷 田 産 業 省 藤 ㈱ 蔵 々 (順不同、敬称略) 一般財団法人石川県芸術文化協会TEL076 (263) 6080/FAX076 (263) 5999 Eメール office@geibunkyo.or.jp/ホームページ http://www.geibunkyo.or.jp/ 8 いしかわ芸術文化祭 9月26日(金)∼28日(日) 県吟剣詩舞道総連盟は精進の成果を披露=北國新聞赤羽ホール 格調高い調べを奏でる県邦楽舞踊協会の出演者=北國新聞赤羽ホール 「ゆわく氷室俳句大会」の入賞句を発表する吟士 =北國新聞赤羽ホール 軽快なステップで観客を楽しませたリズムダンス=北國新聞赤羽ホール 味わい深い音色を奏でる県三曲協会の出演者=北國新聞赤羽ホール 澄んだ歌声が響いた合唱ステージ=北國新聞赤羽ホール 合唱ステージで伸びやかな歌声が響いた=北國新聞赤羽ホール 躍動感のある舞台を繰り広げた津軽三味線=北國新聞赤羽ホール 県洋舞連盟は独創性あふれるダンスを繰り広げた=北國新聞赤羽ホール あでやかな着物ショーを披露した県民謡協会と県和装文化協会=北國新聞赤羽ホール 3 威勢のよいばちさばきで客席を圧倒する朝霞太鼓のメンバー=北國新聞赤羽ホール 2 芸文協コンサート 第 148 回 秋のピアノコンサート ∼夢の行き先∼ 9月20日(土) 北國新聞赤羽ホール 出演:ピアノ/竹田理琴乃、篠永紗也子、ヴァイオリン/坂口昌優、チェロ/福野桂子 国内外で活躍する金沢出身の若手ピアニスト2人が、 ふるさとの聴 衆を魅了しました。 ポーランド国立ショパン音大2年の竹田理琴乃(りこの) さんによるシ ョパンの「バラード」で幕を開け、東京音大3年の篠永紗也子さんがス クリャービンの「ピアノ・ソナタ第4番」、詩曲「焔(ほのお) に向かって」 手仕事の技が光るニット作品=北國新聞交流ホール 斬新なデザインのファッションが並ぶ会場=北國新聞交流ホール などを力強く奏でました。 竹田さんがヴァイオリンの坂口昌優(まゆ) さん、 チェロの福野桂子さ んとともにメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」 を繰り広げ、華やかに 締めくくりました。 第 149 回 竹田理琴乃さん 篠永紗也子さん ダンスの贈り物 12月21日(日) 北國新聞赤羽ホール ナ・レイ・プアラニ・フラスタジオのメンバー約50人が出演 し、 心安らぐフラとハワイアンのステージが温かな聖夜を演 出しました。 ハワイの言葉でメリー・クリスマスを意味する「メレ・カリ キマカ」などでは、子どもたちがサンタふうの衣装で、愛ら しいフラを披露し、 「ワイキキ」 「アロハオエ」などが続き、 満 員の観客が手拍子を送りました。 湘南を拠点に活動するハワイアン・デュオ、 LauLaが演 奏を務め、古典的フラ 「カヒコ」では、打楽器の素朴なリズ ムに合わせ、 メンバーが詠唱を挟みながら神聖な踊りを舞 いました。 書の奥深さを伝える力作に見入る来場者=北國新聞交流ホール 秋を感じさせる生け花に心を和ませる来場者=北國新聞交流ホール 第 150 回 (火・祝) クリスマス・キャンドルコンサート 12月23日 北國新聞赤羽ホール ハンドベルやバレエ、 ジャズなどの7団体 が華やかなステージを繰り広げました。 北陸学院高ハンドベルクワイアの「クリス マス組曲」で開幕し、県洋舞連盟に加盟 するバレエスタジオが「ジングル・ベル」など に合わせて優美な踊りを披露しました。 もりのみやこ少年少女合唱団はクリスマ スソングを、 もりのみやこ合唱団は讃美歌 で伸びやかな歌声を響かせました。 ジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ− 21」が軽快なリズムで「ウインター・ワンダーランド」 を演奏し、 最後は出演者全員で「きよしこの夜」 を歌いました。 巧みな濃淡で表現された水墨画=北國新聞交流ホール 5 4 石川こども芸術祭2014 こども芸術劇場 第 151 回 バレンタイン音楽会 2月8日(日) 北國新聞赤羽ホール 出演:指揮/石川公美、ピアノ/高田寛子、フルート/坂井郁恵、金沢邦楽アンサンブル、石川県合唱協会 8月3日 (日) 北國新聞赤羽ホール 地元の芸能、文化の未来を担うこどもたち162人が出演して日々の稽古の成果を堂々と披露し、観客の盛大な拍手を浴びました。 県洋舞連盟の越井輝代モダンバレエ教室、北森一枝バレエスタジオ、前多敬子・田中勉バレエ教室による華麗なバレエで幕 を開け、県ピアノ協会の子どもらはショパンやバッハの名曲を優雅に奏でました。県リズムダンス協会のジュニアリズムダンス羽咋 教室は、息のあったダンスを元気いっぱいに披露。県太鼓連盟の手取亢龍若鮎組は「手取の虫送り」などを力強く響かせました。 県邦楽舞踊協会は、 日本舞踊の藤間勘佐萠、藤間勘広実、泉幸志、藤間勘菊、藤間勘菊久、藤間勘繁、藤蔭美友喜の各社中 の子どもらが愛らしく踊ったのに続き、県民謡協会は、 「りんご節」 「祝いめでた」の唄や踊り、津軽三味線を味わい深く繰り広げ、 県吟剣詩舞道総連盟による吟詠や詩舞、剣舞が舞台を引き締めました。最後は子どもらが勢ぞろいし、会場は熱演をねぎらう拍 手に包まれました。 会場では、煎茶道松月流北陸支部のもてなしで茶席が設けられました。北國新聞交流ホールでは県美術文化協会、県いけ 花文化協会、北陸服装文化協会、県和装文化協会の協力でワークショップが開かれ、児童が絵画や生け花の体験に夢中にな っていました。 ソプラノ歌手の石川公美さんが指揮を務 め、 「想い出をあなたに」で幕を開けました。 ピアノの高田寛子さん、 フルートの坂井郁恵 さん、金沢邦楽アンサンブル、石川県合唱協 会のメンバー約80人が出演しました。 邦楽アンサンブルと合唱協会は合同で「さ くら」、 「荒城の月」、 を披露しました。 最後は、坂井さんも加わって「平城山」で 締めくくり、 来場者は和洋の楽器の調和を楽 しみました。 0歳からの音楽会 ぷるめりあトリオのサマーコンサート ∼おんがくとの出会い∼ 7月13日 (日) 北國新聞赤羽ホール 出演:ヴァイオリン/坪倉かなう、 フルート/秋元三奈、ハープ/山徳理紗 出場者が勢ぞろいしたフィナーレ=北國新聞赤羽ホール 月亭方正独演会 ヴァイオリンの坪倉かなうさん、 フルートの秋元三奈 さん、ハープの山徳理紗さんの「ぷるめりあトリオ」 が、 「トルコ行進曲」、 「となりのトトロ」、 「アナと雪の女 王」など20曲を奏でました。 3人の息が合った軽快な 音色に、 こどもたちは手拍手をしたり体でリズムをとっ たりして楽しんでいました。 10月25日(土) 北國新聞赤羽ホール 落語家の月亭方正さんが巧みな話術と表現力で、満席の会場を笑いの渦に巻き込みまし た。方正さんは家族や芸人仲間の話などで観客を引き付けた後、古典落語「猫の茶碗(ちゃ わん)」 と 「井戸の茶碗」を聞かせました。頑固な武士ら登場人物を生き生きと演じ、会場から 大きな拍手が送られました。 特別ゲストとして桂三度さんが出演し、親が子どもの算数問題に苦戦する「宿題」を軽妙 な語り口で披露しました。白山市出身のお笑いコンビ「ぶんぶんボウル」 も舞台に立ちました。 テンポの良い語りで観客を引き付ける方正さん 音楽の絵本 ∼アミーゴ∼ 出演:ズーラシアンブラスほか 海外研修 動物に扮(ふん) したプロの演奏家が 軽快な音色を奏で、乳幼児と保護者など で満席となった会場を盛り上げました。 一般財団法人石川県芸術文化協会は、平成26年9月4日から12日までの日程で、音楽と芸術の街ウィーンやプラハなどを訪れ伝 ライオンやトラ、 クマなどの動物でつくる 「ズーラシアンブラス」 とウサギのピアノ奏者 「弦うさぎ」などが出演。 トランペットやパーカ 統文化を学ぶ海外研修を実施しました。 ウィーンでは、歴史あるコーブルク宮殿内で行われたソプラノ歌手中嶋彰子さんやバリトン歌手セバスチャン・ハウプマンさんの音 楽会を鑑賞。世界屈指の規模を誇る美術史美術館も訪れ、ハプスブルグ家が400年にわたって収集した美術品などを鑑賞しました。 プラハでは、旧市街地にある「カフェ・モーツァルト」でソプラノ歌手ルイザ・アルブレヒトヴァさんのコンサートを堪能しました。世界 遺産の街チェスキークルムロフでは、中世の街並みや城郭の美しさに触れました。 7 ッションなど多彩な楽器で、 ショパンの「革 命」、 「ビタースイートサンバ」などを披露し、 最後は童謡メドレーで締めくくりました。 6 11月1日 (土) 北國新聞赤羽ホール