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第 3 章 飲料水

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第 3 章 飲料水
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
C3.
第3章
飲料水
C3.1.
適用範囲
本章は、飲料水供給に関する基準について定める。
C3.2.
定義
C3.2.1.
濃度。
対処レベル
水システムへの適切な処理となる水中のある物質の
C3.2.2.
適切な国防省医療当局 国防省現地部隊司令官により、国防省各
軍の施設において安全な飲料水を供給するのに必要な医学的な問題の解決
を担当するよう指定された医療専門家。
C3.2.3.
濃度/時間(CT) 最初の利用者あるいはそれ以前に定められた
1 リットル当たり mg 単位で測った残留消毒濃度 C(mg/L)及びこれに対応
する分単位で測った消毒接触時間 T。CT 値は表 C3.T11 から C3.T24 に示す。
C3.2.4.
標準的な処理
化学凝固、凝集、沈殿、ろ過などの水処理。
C3.2.5.
珪藻土ろ過 支持膜上に沈着させた珪藻土コーティングに水を通
しながら、給水に追加珪藻土を継続的に追加してコーティングの透過性を
維持し、水から大量の粒子状物質を除去する水処理プロセス。
C3.2.6.
直接ろ過 化学凝固、場合により凝集、及びろ過などの水処理法
で、沈殿は含まない。
C3.2.7.
消毒剤 水中の病原性微生物の死滅または不活性化を目的とする
あらゆる酸化物で、塩素、二酸化塩素、クロラミン、オゾンを含むが、これ
に限定されない。
C3.2.8.
国防省水施設
公共用水施設または非公共用水施設。
C3.2.9.
緊急評価 自然災害、事故または破壊行為による水源、処理、貯
水、配水設備のサービス障害に対する感受性の評価。
C3.2.10. 開栓直後の試料 配管に最低 6 時間滞留していて、蛇口から勢い
よく流さずに採取された水道水 1 リットルの試料。
C3.2.11. 地表水の直接影響下にある地下水(GWUDISW) 昆虫または他
の微生物、藻類またはランブル鞭毛虫のような直径の大きい病原体の顕著
な発生、または気候または地表水の状態と関連する濁度、温度、伝導性及
び pH のような水質特性に顕著で比較的急激な変化を伴う地表面下のすべて
の水。
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JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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C3.2.12. ハロ酢酸(HAA5) 1mg/L 単位で測ったハロ酢酸化合物(クロロ
酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、モノブロモ酢酸、ジブロモ酢酸)の
総濃度で、足し算後、有効数字 2 桁まで四捨五入する。
C3.2.13. 無鉛 最大鉛含有量が、はんだ及びフラックスにおいては 0.2%、
パイプや金具では 8.0%。
C3.2.14. 鉛給水管 給水本管から建物の注入口まで接続する鉛の給水管及
びこのような管に接続されたあらゆる鉛のピグテール、S 字形管または他の
接続金具。
C3.2.15. 最大汚染濃度(MCL) ろ過の後に最大許容レベルが測定される
濁度を除く、公共用水施設の最終利用者の放水口に配水される水中の汚染
物質の最大許容レベル。水質を原因とするパイプや水道施設の腐食による
ものを除き、利用者の管理状況下で水に加えられる汚染物質は除外する。
C3.2.16. 最大残留消毒剤濃度(MRDL) 消費者の蛇口で測定される水処理
のための消毒剤のレベルで、健康に悪影響を与える可能性がある濃度を超
過してはならない。
C3.2.17. 人口地点(POE)処理装置 施設全体に配水される飲料水内の汚染
物質を減らすために施設に入ってくる飲料水に用いられる処理装置。
C3.2.18. 使用地点(POU)処理装置 蛇口での飲料水中の汚染物質を減ら
すために、その蛇口に用いられる処理装置。
C3.2.19. 飲料水 本章中の基準を満たすために検査、処理され、適切な国
防省医療当局により飲料に適していると認定された水。
C3.2.20. 公共用水施設(PWS) 人の消費用に一般市民に水道水を供給す
る施設で、当該施設が少なくとも 15 の給水接続口を有する、または年間少
なくとも 60 日間毎日、少なくとも平均で 25 人に定期的に給水する場合をい
う。これは、当該施設の運用者の管理下にあるあらゆる集水、処理、貯水、
配水設備、または主に当該施設に接続して利用され、当該管理下にないあ
らゆる集水、前処理貯水施設を含む。公共用水施設(PWS)は、コミュニテ
ィ用水施設または非コミュニティ施設のどちらかとなる:
C3.2.20.1. コミュニティ用水施設(CWS) 年間を通しての利用者によ
り利用される最低 15 の給水接続口を有するまたは最低 25 人の年間を通
しての利用者に定期的に給水する公共用水。
C3.2.20.2. 非コミュニティ用水施設(NCWS) 市民に給水するが、年
間を通して同じ人々に給水しない公共用水施設。
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C3.2.20.2.1. 一時的ではない非コミュニティシステム(NTNCWS) 1
年当たり(しかし年間を通してではない)最低 6 ヶ月、少なくとも 25
人の同じ人々に水を供給する公共用水施設。例えば、独自の水施設
を持つ学校、工場、オフィスビル、病院である。
C3.2.20.2.2. 一時的非コミュニティシステム(TNCWS) 1 年当たり
最低 6 ヶ月、25 人以上(25 人は含まない)に水を供給する公共用水
施設。例えば、独自の水源を持つガソリンスタンド、モーテル、キ
ャンプ場であるが、これらに限るわけではない。
C3.2.21. 衛生検査 飲料水の供給及び配水の適正性を評価するための公共
用水施設の水源、施設、設備、運転及び維持管理に関する現地検査。
C3.2.22. 緩速砂ろ過 原水が砂床を低速(1.2ft/hr)で通過する水処理プロ
セスで、物理学的・生物学的仕組みにより微粒子を除去する方法。
C3.2.23. 総トリハロメタン クロロホルム、ブロモホルム、ジブロモクロ
ロメタン、ブロモジクロロメタンの mg/L 単位の濃度の合計。
C3.2.24. 地下注入 深さが最大地表寸法より大きなボーリング、掘削、掘
り抜きまたは穴掘りによる井戸で作られた固定設置物で、井戸の主要機能
が何らかの液体の置き場であるもの。
C3.2.25. 脆弱性評価 司令官が、人、家族、施設の安全性への全ての脅威
に対する感受性を決定するために用いるプロセスで、テロリストの攻撃か
ら人や資産を守れるテロ対策を決定するための根拠を提供する。
C3.3.
基準
C3.3.1.
国防省の水施設は、水を供給するか購入するかにかかわらず、以
下の要件を満たす:
C3.3.1.1.
飲料水用水施設全体の地図または図面を維持・整備する。
C3.3.1.2.
最低 5 年に 1 回は飲料水施設のマスタープランを更新する。
C3.3.1.3.
井戸の適切な設置と建設、全ての水処理施設への新しい取
水口の適切な設置、汚水処理タンク方式と現地水処理装置の配置と保守
管理、そして国防省施設での適切な土地利用管理により、全ての給水帯
水層(地下水)と地表水源を汚染から保護する。
C3.3.1.4.
地表水を用いる施設では少なくとも 3 年おきに、地下水を用
いる施設は 5 年おきに、正当な理由があれば必要な水質分析の検討を含
め、水施設の衛生検査を実施する。軍施設外の調査は、適切な日本政府
当局と調整する。
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C3.3.1.5.
全ての水源に適切な処理を講じる。地表水の給水は、地表
水の直接影響下にある地下水(GWUDISW)を含め、表 C3.T1 に示す地
表水処理要件に従わなければならない。最低でも、地下水の給水を消毒
しなければならない。
C3.3.1.6.
配水設備で少なくとも 20 ポンド/平方インチ(psi)の持続
的な陽圧を維持する。
C3.3.1.7.
以下の項目の配水設備の運転と保守管理を行う:
C3.3.1.7.1.
配水設備全体での残留消毒剤の保守管理(適切な国防省
医療当局により不必要と判断された場合は除く)
C3.3.1.7.2.
を含む)
給水本管の適切な修繕及び交換手順(消毒及び細菌試験
C3.3.1.7.3.
年 1 回の効果的な給水本管洗浄プログラム
C3.3.1.7.4.
貯水タンク及び貯水池の適切な運転と保守管理
C3.3.1.7.5.
配水設備付属品の保守管理(給水栓及びバルブを含む)
C3.3.1.8.
る。
効果的な交差接続管理及び逆流防止プログラムを構築す
C3.3.1.9.
地下水供給源を守るため国防省軍施設での地下注入を管理
する。最低限、近隣の地下水給水への地下注入井戸の影響を測定するた
めのモニタリングを実施する。
C3.3.1.10. 自然災害による断水や給水の停止があった場合にも、飲料
水の供給を確保するために危機管理課計画を作成し必要に応じて改訂す
る。最低限、計画には以下を含む:
C3.3.1.10.1. 意図的または非意図的な途絶の場合に実行または活用
される計画、手順及び設備の特定
第3章
C3.3.1.10.2.
主要職員の特定
C3.3.1.10.3.
給水復旧手順
C3.3.1.10.4.
破損した給水管を分離する手順
C3.3.1.10.5.
代替給水源の特定
C3.3.1.10.6.
軍施設の公示手順
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C3.3.1.11. 軍施設内または飲料水用の水施設及び配管設備の修繕には、
無鉛のパイプ、はんだ、フラックス、接続金具だけを用いる。配水また
は配管設備に用いられる材質の鉛含有量について、または鉛汚染された
水に接した場合、健康被害の可能性のある鉛浸出の原因となる水の腐食
や、取られうる改善措置について軍施設内で公示を行う。
C3.3.1.12. 毎月の運転報告は最低 3 年間、細菌検査結果については 5 年
間以上、化学試験結果については 10 年以上、記録を保管する。
C3.3.1.13. 基準違反を改善するために講じられる改善措置を文書化し、
最低 3 年間、その記録を保管する。交差接続と逆流防止試験及び修復記
録は、最低 10 年間、保管しなければならない。
C3.3.1.14.
る:
限定はしないが、以下の見直しを含む脆弱性評価を実施す
C3.3.1.14.1. パイプ及び配管、物的障壁、採水、前処理、処理、貯
水及び配水施設、電子機器、コンピューターまたは公共用水施設で
利用される他の自動システム
C3.3.1.14.2.
様々な化学薬品の使用、保管、取扱
C3.3.1.14.3.
貯水、水処理、配水施設の運転及び維持管理
C3.3.2.
国防省の水施設は、水を生産するか購入するかにかかわらず、独
自の検査または認証供給業者の検査により、以下の要件に適合する:
C3.3.2.1.
総大腸菌類に対する要件
C3.3.2.1.1.
公共用水施設を担当する軍施設は、人の飲料水として
供給される水の安全性を確保し、総大腸菌類の最大汚染濃度(MCL)
の評価を可能とするために、細菌モニタリングプログラムを実施す
る。最大汚染濃度は総大腸菌類の有無にのみ基づいている。この最
大汚染濃度は、一ヶ月に 40 個以上の試料を検査する施設については
陽性試料が 5%以下、施設が一ヶ月に 40 個未満の試料を分析する場合
の陽性試料は 1 個以下である。更に、ルーチン試料が糞便大腸菌類ま
たは E.Coli に関して陽性である場合、あるいはいかなるリピート試料
も総大腸菌類について陽性である場合には、最大汚染濃度は超過し
たことになる。
C3.3.2.1.2.
各施設は、書面で施設独自のモニタリング計画を作成
し、表 C3.T2「総大腸菌モニタリング頻度」に従ってルーチン試料を
採取しなければならない。
第3章
C3.3.2.1.3.
初期試料で総大腸菌類について陽性だった施設は、可
及的速やかに、できれば同日中にリピート試料を採取する。リピー
ト試料の採取場所は、元の試料を採取したのと同じ蛇口に加え、元
の試料から 5 個の給水接続口以内の上流及び下流でそれぞれ一つずつ
必要となる。追加のリピート試料が必要な場合は、適切な国防省医
療当局に従って実施する。モニタリングは、総大腸菌類が検出され
なくなるまで継続する。
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C3.3.2.1.4.
いかなるルーチンまたはリピート試料が総大腸菌類に
ついて陽性反応を示す場合、糞便性大腸菌または E.Coli について検査
する。糞便性大腸菌類または E.Coli が存在すると推測される場合は、
総大腸菌類陽性試料での糞便性検査は実施しなくてもよい。
C3.3.2.1.5.
ある施設で総大腸菌類について最大汚染濃度を超えた
場合、軍施設は C3.3.3 項の通知を以下の通り行う:
C3.3.2.1.5.1. 適切な国防省医療当局に、可及的速やかに行うこ
ととするが、いかなる場合でも、公共用水施設の運転を担当する
司令官にその結果を知らせた同日中でなければならない。
C3.3.2.1.5.2. 適軍施設の人々に可及的速やかに行うこととする
が、当該施設が公共衛生への重大なリスクがあり得るとの検査結
果の通知を受けてから 72 時間以内でなければならない。
C3.3.2.2.
無機化学物質に対する要件
C3.3.2.2.1.
公共用水施設の責任を負う軍施設司令官は、消費者に
配水される水が表 C3.T3 で定めた基準を超えないようにする。四半期
ごとまたはそれ以上の頻度でモニタリングされている施設内の硝酸
鉛、亜硝酸塩及び総硝酸・亜硝酸塩を除いて、無機化学物質の年間
継続平均濃度が最大汚染濃度を超過する場合は、施設は基準を遵守
していないことになる。年 1 回またはそれ以下の頻度でモニタリング
されている施設については、一つの試料が最大汚染濃度を超過する
場合は、施設は基準を遵守していないことになる。硝酸鉛、亜硝酸
塩及び総硝酸・亜硝酸塩の基準遵守は、最大汚染濃度を超過する一
つの試料と確認用試料を平均することで判断される。この平均値が
最大汚染濃度を超過する場合は、その施設は基準を遵守していない
こととなる。
C3.3.2.2.2.
施設の無機化学物質は表 C3.T4「無機物モニタリング要
件」に定める頻度でモニタリングする。
C3.3.2.2.3.
施設が基準を遵守していない場合、当該軍施設は可及
的速やかに C3.3.3 項の通知を行う。硝酸塩、亜硝酸塩または総硝酸・
亜硝酸塩の最大汚染濃度が超過した場合、重大な健康リスクとみな
され、当該軍施設は以下の通り通知を行う:
C3.3.2.2.3.1. 可及的速やかに適切な国防省医療当局に通知を行
うが、いかなる場合でも、公共用水施設の運転を担当する司令官
に結果を通知した同日中でなければならない。
C3.3.2.2.3.2. 可及的速やかに軍施設の人々に通知を行うが、い
かなる場合でも、施設が試験結果の通知を受けてから 72 時間以内
でなければならない。適切な国防省医療当局の命令に基づいて、
年 1 回しかモニタリングを行っていない場合は、改善措置が完了
し、当局がこの施設は信頼に足り、一貫性があると判断するまで
は、軍施設は表 C3.T4「無機物モニタリング要件」に従って直ちに
モニタリング回数を増やす。
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その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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C3.3.2.2.4.
砒素の最大汚染濃度はコミュニティ用水施設と一時的
ではない非コミュニティシステムに適用する。
C3.3.2.3.
フッ化物に対する要件
C3.3.2.3.1.
公共用水施設の責任を負う軍施設司令官は、飲料水の
フッ素化合物含有量が表 C3.T3「無機化学物質最大汚染濃度(MCL)」
で規定した 4mg/L を超えないようにする。
C3.3.2.3.2.
フッ素のモニタリングは、地表水施設は年 1 回、地下水
施設は 3 年に 1 回、配水設備の取入口において処理水試料を 1 つ採取
することによって行われる。表 C3.T5「異なる温度での推奨されるフ
ッ素濃度」の基準を用いてフッ素添加を実施している施設では、毎日
モニタリングすることを推奨される。
C3.3.2.3.3.
いかなる標本も最大汚染濃度を超えた場合は、当該軍
施設は可及的速やかに C3.3.3 に規定する通知を行うが、いかなる場合
も違反から 14 日を超えてはならない。
C3.3.2.4.
鉛及び銅に対する要件
C3.3.2.4.1.
国防省コミュニティ用水施設及び一時的ではない非コ
ミュニティシステムは、腐食防止処理、公共教育、または適切な場
合には鉛給水管の除去が必要か否かを判断するために、鉛について
は 0.015mg/L、及び銅については 1.3mg/L の対処濃度(最大汚染濃度
とは別)を遵守する。鉛または銅の濃度が、全ての試料蛇口の 10%超
で対応濃度を超えている場合には、対応する必要が発生する。
C3.3.2.4.2.
影響を受けた国防省施設は、表 C3.T6「鉛及び銅に関す
る水質パラメーターモニタリング要件」の規定に従ってモニタリング
を実施する。危険度の高い試料採取場所を対象として、配水設備の
材料評価を行う。試料採取場所は表 C3.T6 の定めに従って選択する。
C3.3.2.4.3.
対処濃度を超えた場合、当該軍施設は表 C3.T6「鉛及び
銅に関する水質パラメーターモニタリング要件」に規定する追加的な
水質試料を採取する。最適腐食防止処理を遂行する。適切な腐食防
止処理と源水処理の実施後も対処濃度を超える場合は、鉛の給水管
が鉛の対処濃度超過の原因となっている場合には給水管を交換する。
軍施設司令官は、軍施設職員(日米両者に)に対して 60 日以内に教
育プログラムを実施し、C3.3.3 で定める通知を可及的速やかに行うが、
いかなる場合であっても違反から 14 日を超えてはならない。
C3.3.2.5.
合成有機物質に対する要件
C3.3.2.5.1.
国防省コミュニティ用水施設及び一時的ではない非コ
ミュニティシステムの責任を負う軍施設は、人々へ配水する水の合
成有機化学物質が表 C3.T7「合成化学物質の最大汚染濃度(MCL)」
に記載する規制値を超えないようにする。3 ヶ月ごとまたはそれ以上
の頻度でモニタリングされる施設については、有機化学物質の年間
常時平均濃度が最大汚染濃度を超過する場合は、要件を満たしてい
ない。1 年に 1 回またはそれ以下の頻度でモニタリングされる施設に
ついては、単一試料が最大汚染濃度を超過する場合は、要件を満た
していない。
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その定義は必ずしも一致するとは限らない。
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日本環境管理基準
C3.3.2.5.2.
表 C3.T8「合成有機化学物質モニタリング要件」に記載
される表に従って、水施設の合成有機化学物質についてモニタリン
グする。
C3.3.2.5.3.
水施設が要件を満たしていない場合には、C3.3.3 にある
通知を可及的速やかに行うものとするが、いかなる場合も違反から
14 日を超過してはならない。軍施設は直ちに 3 ヶ月ごとのモニタリン
グを開始し、表 C3.T8「合成有機化学物質モニタリング要件」に記載
されるとおり、いかなる汚染物質が検出限界にあっても最大汚染濃
度に満たない場合は 3 ヶ月ごとのモニタリング数を増やし、軍施設司
令官が水施設の要件を満たすレベルに回復し、かつ必要な改善措置
を実施していると判断するまで、それを継続する。
C3.3.2.6.
消毒副生成物(DDBP)に対する要件
C3.3.2.6.1.
その処理過程のいずれかの過程で消毒剤(塩素、二酸化
塩素、クロラミン、オゾンなどの酸化剤)を添加する(地元の水道供
給業事業者による消毒剤の添加も含む)コミュニティ用水施設及び一
時的ではない非コミュニティシステム担当の軍施設は、以下のこと
を行う:
C3.3.2.6.1.1. 飲料水において総トリハロメタン類(TTHM)
0.08mg/L、ハロ酢酸(HAA5)0.06mg/L、亜塩素酸塩 1.0mg/L 及び
臭素酸塩 0.01mg/L の最大汚染濃度基準を超過していないこととす
る。
C3.3.2.6.1.2. 飲料水において、アンモニアが塩素処理されてい
る間に付加される際の塩素 4.0mg/L、クロラミン 4.0mg/L(総塩素
と併せて測定)の最大残留消毒剤濃度(MRDL)、及び二酸化塩素
0.8mg/L の最大残留消毒剤濃度基準を超過していないこととする。
運用者は、配水管の故障、雨水の流出、源水の汚染または交差接
続のような状況が原因の特定微生物汚染問題に対処し、国民の健
康を保護するために必要な間、配水設備中の塩素とクロラミン
(二酸化塩素ではない)の残留消毒剤濃度をあるレベルにまで高
めてもよい。
C3.3.2.6.2.
消毒剤を添加する水施設は、表 C3.T9「消毒副生成物モ
ニタリング要件」に従って、総トリハロメタン類及びハロ酢酸をモニ
タリングする。二酸化塩素、クロラミンまたはオゾンを活用する水
施設の追加的な消毒副生成物モニタリングも、表 C3.T9 に含まれる。
C3.3.2.6.3.
配水設備中で採取された試料全ての四半期平均の年間
継続平均値が、総トリハロメタン類 0.080mg/L、ハロ酢酸が
0.060mg/L の最大汚染濃度を超過する場合は、水施設は要件を満たし
ていない。クロラミンと二酸化塩素の遵守要件は、表 C3.T9 を参照の
こと。表 C3.T9 に記載されているとおりに要件を満たしていなければ、
当該水施設は、C3.3.3 にある通知要件を可及的速やかに遂行するが、
いかなる場合も違反から 14 日を超過してはならず、かつ改善措置を
講じる。
C3.3.2.7.
放射性核種に対する要件
C3.3.2.7.1.
軍施設にてコミュニティ用水施設の責任を負う者は、
水施設が表 C3.T10「放射線核種に対する最大汚染濃度(MCL)及び
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その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
モニタリング要件」に含まれる該当放射性核種の限度量を遵守してい
るか試験する。
C3.3.2.7.2.
水施設は、表 C3.T10 に記載されているとおり放射性核
種モニタリングを実施する。
C3.3.2.7.3.
総アルファ線量の平均年間最大汚染濃度を超過してい
る場合は、軍施設は C3.3.3 の手順に従って 14 日以内に通知を完了さ
せる。改善措置が完了し、かつ平均年間濃度がそれぞれの最大汚染
濃度を超えなくなるまでモニタリングを続ける。総アルファ線関連
の汚染の継続モニタリングは 3 ヶ月ごとに行うが、総ベータ線関連の
モニタリングは毎月行う。総ベータ線最大汚染濃度を超過している
ものがある場合は、主たる放射能成分を特定する。
C3.3.2.8.
地表水処理に関する要件 地表水源あるいは地表水の直接
影響下にある地下水を用いる国防省の水施設は、表 C3.T1 に規定する地
表水処理に関する要件を満たす。表 C3.T1 中の濁度が超過している場合
は、軍施設は C3.3.3 にある通知を可及的速やかに行うが、いかなる場合
においても違反から 14 日を超過してはならない。消毒副生成物の要件
(C3.3.2.6 項)を満たすために、消毒手順を変更する(例えば消毒剤また
は作用ポイントの変更)地表水施設及び地表水の直接影響下にある地下
水は、微生物病原菌の予防が危険にさらされないようにする。
C3.3.2.9.
非公共用水施設 国防省の非公共用水施設は、最低限、総大
腸菌類及び残留消毒剤については定期的にモニタリングを行う。
C3.3.2.10. 代替給水 国防省軍施設は、人口地点/使用地点の処理器
具及び軍施設司令官によって承認されたびん詰め水などの代替水源にの
みを活用する。
C3.3.2.11. 膜の逆流洗浄に対する要件 病原菌及び他の汚染物質が、
処理済みの飲料水を通過し、混入することを防ぐために、国防省公共用
水施設は、回収した水(例えば、回収膜逆流洗浄水、汚泥濃縮槽浮遊物、
脱水処理から出た液体)が直接ろ過法及び一般ろ過法により処理するこ
ととする。この要件は、下記の国防省公共用水施設にだけ適用される:
C3.3.2.11.1. 地表水または地表水の直接影響下にある地下水を使用
する公共用水施設
C3.3.2.11.2.
直接ろ過法または一般ろ過法を用いる公共用水施設
C3.3.2.11.3. 使用済み膜逆流洗浄水、汚泥濃縮槽浮遊物または脱水
処理から出た液体を回収する公共用水施設
C3.3.3.
通知に関する要件 国防省の水施設が、前述の基準に示す基準を
満たさない場合は、適切な国防省医療当局及び軍施設の職員(米国及び日
本)に通知する。通知書は違反の内容、健康影響の可能性、危険にさらされ
ている人口、当該違反を是正するのにとられている措置、あれば代替給水
を求める必要性、及び当該違反が是正されるまでに利用者が採るべき何ら
かの予防措置に関して、明快かつ分かりやすい説明を提供する。軍施設外
第3章
飲料水
37
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
の人口が危険にさらされる場合は、適切な国防省医療当局が日本政府当局
への通知について調整する。
C3.3.4.
施設オペレーターに関する要件 国防省の軍施設は、職員が国防
省の水施設を運転するための適切な訓練を受けることを確保する。
第3章
飲料水
38
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T1.
日本環境管理基準
地表水処理に関する要件
1.未ろ過施設
a. ろ過されていない地表水又は地表水の直接影響下にある地下水(GWUDISW)を使った施設は、原水における全大腸菌群又は糞
便大腸菌群の検査を最低でも週に一回、濁度検査を最低でも一日に一回行い、未ろ過施設が稼働中の間、継続しなければならな
い。過去6ヶ月で採集された試料10%超のうち、全大腸菌群及び/又は糞便大腸菌群が、それぞれ100mL中100mL超及び100 mL中
20mL超の場合、適切にろ過しなければならない。適切なろ過は、水源の濁度が、消毒剤を最初に又は唯一使用する直前に、5NTU
(比濁計濁度単位)を超過する場合も行わなければならない。
b. 消毒は、適切なCT値を満たすことにより、少なくとも99.9%(3-log)のランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化、及び99.99%(4-log)の
ウイルスを不活性化を達成しなければならない。(表C3.T11~C3.T24参照)
c. 殺菌システムは、稼働中に殺菌が途切れないことを確実にするため、余剰成分がなければならない。
d. 殺菌直後の残留消毒剤モニタリングは、システム稼働中、4時間毎に一回行う必要がある。配水システムにおける残留消毒剤測定
は、全大腸菌群の試料採取と同時期に行う。
e. 配水システムに入る水の残留消毒剤は、4時間を超える間、0.2mg/L未満であってはならない。
f. 従属栄養細菌数測定により従属栄養細菌数が500/mL以下であった配水システム内の水は、地表水処理要件を遵守しているか判断
する目的のために検知可能な残留消毒剤が含まれているとみなされる。
g. 配水システム内の残留消毒剤が、毎月採取する試料のうち5%を超えるものの中から2ヶ月間連続で検出されない場合、適切なろ
過を行わなければならない。
2.ろ過施設
a. ろ過施設は、99.9%(3-log)のランブル鞭毛虫嚢胞を除去し、99.99%(4-log)のウイルスを除去することができる消毒及びろ過
の両方を行う。
b. ろ過された水の濁度は、少なくとも4時間ごとに測定される。直接ろ過システム及び一般ろ過システムによってろ過された水の
濁度は、1ヶ月間に分析されたものの95%が0.5NTU(緩速砂ろ過及び珪藻土ろ過の場合は1NTU)を超過せず、最高値は5NTUと
する。
c. 消毒により、ろ過技術を用いることによっては達成することのできないランブル鞭毛虫嚢胞及びウイルスの残留logを除去しなけ
ればならない。*
d. 残留消毒剤の管理・測定要件は未ろ過施設の要件と同じである。
* 適切な通常の処理では一般的にランブル鞭毛虫嚢胞2.5-log、ウイルス2.0-logを除去する。適切な直接ろ過及び珪藻土ろ過では、ラ
ンブル鞭毛虫嚢胞2.0-log、ウイルス1.0-logを除去する。緩速砂ろ過では、一般的にランブル鞭毛虫嚢胞2.0-log、ウイルス2.0-logを除
去する。処理が適切でない場合、これより低い除去結果もあり得る。
3.地表水又は地表水の直接影響下にある地下水施設は最低でも99%(2-log)のクリプトスポリジウムの除去を行う。以下の場合、
施設はクリプトスポリジウムの除去要件を満たしているとみなされる。
a. 一般的な直接ろ過施設の場合、施設のろ過装置の組み合わせからの排水の濁度が、毎月なされる測定のうち最低でも95%は0.3NTU
を超過せず、如何なる場合にも1NTUを超過しない。
b. 緩速砂ろ過及び珪藻土ろ過の場合、施設のろ過装置の組み合わせからの排水の濁度が、毎月なされる測定の最低でも95%は1NTU
を超過せず、如何なる場合にも5NTUを超過しない。
c. その他の施設の場合、施設は、消毒処理との組み合わせにより、他のろ過技術が一貫してランブル鞭毛虫嚢胞の3-log の除去及び
/又は不活性化、ウイルスの4-log の除去及び/又は不活性化、クリプトスポリジウムの2-logの除去を常に達成することを適切
な医療機関に示す。
d. 未ろ過施設の場合、施設が上記の1.aに示した未ろ過を維持するための源水測定要件を満たし続ける。
4.個々のろ過排水測定 通常型または直接ろ過施設は施設で使用される個々のろ過装置の濁度を継続して(15分毎)測定しなけ
ればならない。2台以下のろ過装置の場合、個々のろ過装置の濁度を測定する代わりに、継続的にまとめてろ過装置からの排水の
濁度を測定してもかまわない。施設が、連続した3ヶ月間(同じろ過装置にて)の測定中、2回連続で1.0NTUを超過した場合、軍
施設は14日以内に自己査定を執り行なわなければならない。自己査定は、少なくとも以下の要素を含まなければならない:ろ過
能力の査定、ろ過装置の概要書作成、ろ過能力を制限している要因の特定及び順位付け、是正の適用性評価、自己査定報告書の
作成。連続した2ヶ月間の測定中、(15分おきに連続した2回の測定で)施設が2.0NTUを超過した場合は、90日以内に第三者によ
り、包括的性能評価(CPE)が実施されなければならない。
5.処理済水貯蔵施設のカバー 各施設は、全ての処理済水の貯水槽、貯水タンクまたは貯水施設を物理的に覆わなければならな
い。
第3章
飲料水
39
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T2.
日本環境管理基準
総大腸菌モニタリング頻度
給水人口
試料数
25 ~1,000 2
1
給水人口
試料数
1
59,001 ~ 70,000
70
1,001 ~ 2,500
2
70,001 ~ 83,000
80
2,501 ~ 3,300
3
83,001 ~ 96,000
90
3,301 ~ 4,100
4
96,001 ~ 130,000
100
4,101 ~ 4,900
5
130,001 ~ 220,000
120
4,901 ~ 5,800
6
220,001 ~ 320,000
150
5,801 ~ 6,700
7
320,001 ~ 450,000
180
6,701 ~ 7,600
8
450,001 ~ 600,000
210
7,601 ~ 8,500
9
600,001 ~ 780,000
240
8,501 ~ 12,900
10
780,001 ~ 970,000
270
12,901 ~ 17,200
15
970,001 ~ 1,230,000
300
17,201 ~ 21,500
20
1,230,001 ~ 1,520,000
330
21,501 ~ 25,000
25
1,520,001 ~ 1,850,000
360
25,001 ~ 33,000
30
1,850,001 ~ 2,270,000
390
33,001 ~ 41,000
40
2,270,001 ~ 3,020,000
420
41,001 ~ 50,000
50
3,020,001 ~ 3,960,000
450
50,001 ~ 59,000
60
3,960,001 以上
480
1
注意:
1.1ヶ月あたりのルーチン試料の最低数
2.地下水を使用し、1,000人以下に給水している非コミュニティ用水施設は、
過去5年間に実施された衛生検査において、施設が保護された地下水源から
のみ供給しており、衛生上問題がないと示された場合、給水期間中、四半
期ごとに1度の測定で構わない。
地下水を使用し、4,900人以下に給水し、異なる場所で試料採取をする施設は、
全ての試料を同日中に採取することができる。他の全ての施設は、月内に一定
の間隔で試料を採取しなければならない。
第3章
飲料水
40
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
表 C3.T3. 無機化学物質最大汚染濃度(MCL)
汚染物質
最大汚染濃度
1
0.010
mg/L
アンチモン
1
0.006
mg/L
アスベスト
1
7 x 106
fibers/L(10um 超)
砒素
2.0
mg/L
ベリリウム
1
0.004
mg/L
カドミウム
1
0.005
mg/L
0.1
mg/L
0.2
mg/L(遊離シアンとして)
4.0
mg/L
0.002
mg/L
0.1
mg/L
10
mg/L(窒素として)
1
mg/L(窒素として)
10
mg/L(窒素として)
0.05
mg/L
バリウム
クロム
1
シアン化物
2
フッ化物
水銀
1
1
1
ニッケル
硝酸塩
3
亜硝酸塩
3
総硝酸・亜硝酸塩
セレン
3
1
ナトリウム
4
N/A
0.002
タリウム
mg/L
注意:
1.最大汚染濃度は、公共用水施設(CWS)と一時的ではない非コミュニティ用
水施設(NTNCWS)に適用される。
2.フッ化物については、二次的な最大汚染濃度2.0mg/Lもある。この最大汚染
濃度は、公共用水施設(CWS)にのみ適用される。
3.最大汚染濃度は公共用水施設(CWS)、一時的ではない非コミュニティ用水
施設(NTNCWS)及び一時的非コミュニティ用水施設(TNCWS)に適用される。
4.最大汚染濃度は設定されていない。要求に基づき汚染度を判定するにはモ
ニタリングを要する。分析が終わり次第、ナトリウム濃度は国防省医療機関
に報告されるものとする。
第3章
飲料水
41
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
表 C3.T4. 無機物測定要件
地下水基準要件 1
汚染物質
砒素
アンチモン
バリウム
ベリリウム
カドミウム
クロム
シアン化物
フッ化物
水銀
ニッケル
セレン
タリウム
ナトリウム
アスベスト 3
総硝酸・亜硝酸塩
地表水基準要件
3 年に 1 度の試料採取
1 年に 1 度の試料採取
9 年に 1 度の試料採取
1 年に 1 度の試料採取
9 年に 1 度の試料採取
四半期に 1 度の試料採取
硝酸塩
1 年に 1 度の試料採取 4
四半期に 1 度の試料採取 4
亜硝酸塩
1 年に 1 度の試料採取 4
四半期に 1 度の試料採取 4
1回
1回
腐食性
8
測定頻度を
増加する条件
2
最大汚染濃度を超過
--最大汚染濃度を超過
硝酸塩の最大汚染濃度
の 50%を超過
最大汚染濃度 5 の 50%
を超過
最大汚染濃度 5 の 50%
を超過
---
測定頻度
の減少
--------------------------可
--可6
可7
---
注意:
1.試料は以下のように採取するものとする:地下水施設では、各水源におい
て処理した後の代表試料として配水設備の各入り口地点で最低1試料を採取
するものとする。地表水施設では、各水源において処理した後の代表試料と
して処理の適用後、配水設備の各入り口地点、または配水設備内で最低1試
料を採取するものとする。
2.測定頻度が増加された場合、地下水施設に関しては四半期に最低2試料(2
四半期連続で、各四半期ごとに1試料)、地表水施設に関しては四半期に最低4
試料(4四半期連続で、各四半期ごとに1試料)が求められる。
3.分析の必要性は公共用水施設によって実施される衛生検査に基づき決定さ
れる。
4.窒素の分析値が0.5mg/L以上(亜硝酸塩最大汚染濃度の50%)である試料採取地
点は、硝酸塩と亜硝酸塩について個別に試料採取しなければならない。施設は、
亜硝酸塩は容易に硝酸塩に変化するため、試料の硝酸塩・亜硝酸塩の全体値が
亜硝酸最大汚染濃度の50%未満であれば、試料中の亜硝酸塩の値も最大汚染濃
度の50%未満と結論づけることができる。
5.硝酸塩・亜硝酸塩の試料値が最大汚染濃度の50%を超える場合、四半期ご
との測定頻度を増加するものとする。
6.適切な国防省の医療機関は、地表水施設での1年間の結果が最大汚染濃度の
50%未満だった場合、試料採取頻度を1年毎に減じることができる。
7.適切な国防省の医療機関は、結果が最大汚染濃度の50%であった場合、試
料採取頻度を1年毎に1個の試料に減じることができる。
第3章
飲料水
42
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
8.地表水と地表水の直接影響下にある地下水を使用する施設においては、2つ
の試料(冬期半ばに1、夏期半ばに1)を配水施設の入り口地点で採取する。
試料の1つは地下水のみ使用する施設で採取する。水の腐食性の指標は、pH、
カルシウム、硬度、アルカリ度、水温、総溶解固形分の計測、及びラングラー
彩度指数の計算を含むものとする。
第3章
飲料水
43
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T5.
日本環境管理基準
異なる温度での推奨されるフッ素濃度
1日の最高気温の年間平均
( F)
50.0 - 53.7
53.8 - 58.3
58.4 - 63.8
63.9 - 70.6
70.7 - 79.2
79.3 - 90.5
表 C3.T6.
下限
0.9
0.8
0.8
0.7
0.7
0.6
管理範囲(mg/L)
最適値
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
上限
1.7
1.5
1.3
1.2
1.0
0.8
鉛及び銅に関する水質パラメーター測定要件
基準測定の
施設数 1, 2
給水人口
100,000 超
10,001 - 100,000
3,301 - 10,000
501 - 3,300
101 – 500
100 未満
100
60
40
20
10
5
測定減の
施設数 3
50
30
20
10
5
5
水質パラメーター
のための
施設数 4
25
10
3
2
1
1
注意:
1.鉛と銅は6ヶ月毎に実施。
2.試料採取場所は体系的な取り組みに基づくこと。コミュニティ用水施設に
関しては、まず1982年より後に導入された鉛はんだを用いた銅パイプを含有、
鉛パイプを含有、または鉛パイプにより給水される一家族用の住居が優先され
る。その後、前述の特性を持つ複数家族用の住居、最後に1983年より前に導入
された鉛はんだを用いた銅パイプのある住居及び構造物とされる。一時的では
ない非コミュニティシステムに関しては、試料採取場所は1982年より後に導入
された鉛はんだを用いた銅パイプを含有、鉛パイプを含有、及び/又は鉛パイ
プにより給水される構造物によって構成される。開栓直後の試料は、台所の冷
水蛇口または浴室洗面台の蛇口から採取する。住宅以外の建物からの試料は、
飲料水として汲まれる室内蛇口から採取する。
3.鉛と銅に関しては、対処濃度が連続した6ヶ月間の測定期間の2回分それぞ
れにおいて遵守される場合、1年毎に採取する。小規模もしくは中規模の施設
(50,000人未満)は、連続した3年間において鉛及び銅の対応濃度を達成した
場合、鉛及び銅の1年毎のモニタリングを3年毎に減じてもよい。1年毎あるい
は3年毎の試料採取は1年のうちの最も気温の高い4ヶ月の間に実施される。
4.この測定は大規模施設(50,000人超)では必ず実施されなければならない。
小規模もしくは中規模の施設では、対応濃度を超えた場合、水質パラメーター
の測定を行わなければならない。試料は、配水施設全体における水質の代表と
され、入口から配水施設において採取される試料を含む。試料は、(ラングラ
ー彩度指数計算または他の適当な彩度指数による)腐食性の測定を可能にする
pH、アルカリ度、カルシウム、伝導性または全溶解性の固体のため、及び水
温のために控えを備える。追加パラメーターは、リン酸塩反応阻害物質が使用
第3章
飲料水
44
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
される場合はオルトリン酸塩、ケイ酸塩反応阻害物質が使用される場合は、二
酸化ケイ素。
第3章
飲料水
45
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T7.
合成有機化学物質最大汚染濃度
合成有機化学物質
アラクロール
アルジカルブ
アルジカルブスルホン
アルジカルブスルホキシド
アトラジン
ベンゾ[a]ピレン
カルボフラン
クロルダン
ダラポン
2,4-D
1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン (DBCP)
アジピン酸ジ (2-エチルヘキシル)
フタル酸ジエチルヘキシル
ジノセブ
ジクワット
エンドリン
エンドタール
二臭化エチレン (EDB)
グリホスフェート
ヘプタクロル
ヘプタクロルエポキシド
ヘキサクロロベンゼン
ヘキサクロロシクロペンタジエン
リンデン
メトキシクロル
オキサミル (バイデート)
ポリ塩化ビフェニル
ペンタクロロフェノール
ピクロラム
シマジン
2,3,7,8-TCDD (ダイオキシン)
トキサフェン
2,4,5-TP (シルベックス)
ベンゼン
四塩化炭素
o-ジクロロベンゼン
シス-1,2-ジクロロエチレン
トランス-1,2-ジクロロエチレン
1,1-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,2-ジクロロエタン
ジクロロメタン
1,1,2-トリクロロエタン
1,2,4-トリクロロ-ベンゼン
1,2-ジクロロプロパン
エチルベンゼン
第3章
日本環境管理基準
飲料水
mg/L
農薬/PCB
0.002
0.003
0.003
0.004
0.003
0.0002
0.04
0.002
0.2
0.07
0.0002
0.4
0.006
0.007
0.02
0.002
0.1
0.00005
0.7
0.0004
0.0002
0.001
0.05
0.0002
0.04
0.2
0.0005
0.001
0.5
0.004
0.00000003
0.003
0.05
揮発性有機物質
0.005
0.005
0.6
0.07
0.1
0.007
0.20
0.005
0.005
0.005
0.07
0.005
0.7
検出限界 mg/L
0.0002
0.0005
0.0008
0.0005
0.0001
0.0009
0.0002
0.0001
0.00002
0.00002
0.00001
0.00004
0.00002
0.00002
0.0001
0.0001
0.00004
0.001
0.0002
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
46
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T7.
日本環境管理基準
合成有機化学物質最大汚染濃度
mg/L
0.1
0.075
0.1
0.005
0.005
1.0
0.002
10
その他有機物
1 ppm 1 に 0.05%投与
処理技術 20ppm 1 に 0.01% 投与
合成有機化学物質
モノクロロベンゼン
パラジクロルベンゼン
スチレン
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
トルエン
塩化ビニル
キシレン(総計)
アクリルアミド
エピハイドロクロリン
検出限界 mg/L
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
0.0005
注:
1.高分子凝集剤を処理工程において付加する場合のみに適用される。規定の限度内の
投与をしていると認定された施設は、サンプリング不要。
表 C3.T8.
合成有機化学物質モニタリング要件
汚染物質
基礎要件
VOC
1
地下水
地表水
モニタリングの
増加要因 2
四半期ごと
四半期ごと
0.0005mg/L を超過
可
3, 4
5
可
4, 6
最も存在すると思われる期間に
3 年間で四半期ごとの試料を 1 回
農薬/PCB
検出限界を超過
モニタリングの
減少
注意:
1.地下水設備は、各取入口にて処理済みの源泉の代表試料として、最低1回
試料を採取するものとする。地表水施設では、給水施設への各取入口にて
処理済みの水源の代表試料として、最低1回試料を採取する。(四半期ご
とのサンプリング4回を3年分は、四半期毎のサンプリング1回を3年以内に
連続する四半期4回と同等(3年毎に4回のサンプリング))
2.モニタリング頻度を増加した場合、地下水施設に関しては四半期ごとの試
料を最低2回(連続する四半期2回で四半期毎のサンプリング1回)、地表水
施設に関しては四半期ごとの試料を最低4回(連続する四半期4回で四半期
毎のサンプリング1回)求められる。
3.リピートサンプリングの頻度は、1年間検出が見られなかった場合は1年
ごとに、それが3期検出されなかった後は、3年ごとの試料採取に減じても
よい。
4.公共用水施設の衛生検査に基づき保証された場合、モニタリング頻度を減
じてもよい。
5.表C3.T7に記載されている検出限界、または利用できる最適な検査方法によ
って判断される。
6.リピートサンプリングの頻度は、1期検出がなかった場合、各リピート遵守
期間中、給水人口3,300人超の施設は、四半期ごとの試料を同年中に最低2
回(3年の間、1年以内の四半期毎に1回のサンプリングを2四半期以上継続
する)、給水人口3,300人未満の施設は、3年ごとに最低1回に減じてもよい。
7.遵守基準は、四半期ごと、またはそれ以上の頻度でモニタリングしている
施設の各試料採取地点における年間平均に基づく。1 年ごと、またはそれ未
満の頻度でモニタリングしている施設については、適切な国防省の医療機
関が確認用試料を求めない限り、遵守基準は 1 回分の試料に基づく。汚染
第3章
飲料水
47
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
物質が一つでも最大汚染濃度を超過する場合、その施設は基準を遵守して
いるとはされない。
第3章
飲料水
48
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T9.
日本環境管理基準
消毒副生成物モニタリング要件
水源タイプ
給水人口
10,000 以上
地表水(SW)または
地表水の直接影響下にある
地下水(GWUDISW)
500 ~ 9,999に給水
499 以下
10,000 以上
地下水(GW)
全て
9,999 以下
検体 & 試料採取頻度
総トリハロメタン類・ハロ酢酸 –
四半期ごと1,2
総トリハロメタン類・ハロ酢酸 四半期ごと4
総トリハロメタン類・ハロ酢酸 –
1年ごと
試料数
41,2,3
総トリハロメタン類・ハロ酢酸 –
四半期ごと9
総トリハロメタン類・ハロ酢酸 –
1年ごと12
110,11
15,6
17,8
113,14
塩素 – 1日ごと 、
月ごと15,16,17,18
臭素酸塩 – 月ごと19,20
塩素21,22
クロラミン23,24
二酸化塩素25,26,27
TOC28
注意:
1.総トリハロメタン類及びハロ酢酸に関しては、地表水または地表水の直接
影響下にある地下水を使用し、化学消毒剤によって水を処理している国防省
の施設は上に列挙された試料数を採取しなければならない。そのうちの一箇
所は、給水設備において人口(住人もしくは勤務している人)が最大になる
時間を反映する場所を選ばなければならない。残りの試料は、給水設備の代
表点において採取するものとする。
2.モニタリング頻度を減じることが適当とされるには、施設は、以下の全て
の条件を満たさなければならない:a)総トリハロメタン類の年間平均値が
0.040mg/Lを超過しない、b)ハロ酢酸の年間平均が0.030 mg/Lを超過しない、c)
最低1年間のルーチンモニタリングが実施されたこと、d)未処理である水源の
総有機炭素の年間平均値が4.0mg/L以下である。これらの条件を満たした上で、
施設は総トリハロメタン類及びハロ酢酸のモニタリング頻度を処理施設毎に
四半期につき1試料の採取に減らすことができる。その年採取された全ての試
料の平均値が総トリハロメタン類では0.060mg/L、ハロ酢酸では0.045 mg/Lを
超過しない限り、その施設は減少させた頻度のままでよい。その値が達成で
きなかった施設に関しては、次の四半期からはルーチンモニタリングに戻さ
なければならない。
3.年間平均値が、総トリハロメタン類最大汚染濃度の0.080mg/L、またはハロ
酢酸最大汚染濃度の0.060mg/Lをいかなる四半期で超過しても、その施設は不
適格とされる。
4.試料は給水設備において、処理施設ごとに最大使用人口となる時間を反映
する場所で採取されなければならない。
5.注意2の適正要件を満たしている施設は、モニタリング頻度を処理施設毎に
年1回、1試料に減らすことができる。試料は給水施設内にて最大使用人口で、
かつ水温が最も高い月に採取されなければならない。その年採取された全て
の試料の平均値が総トリハロメタン類では0.060mg/L、ハロ酢酸では0.045mg/L
を超過しない限り、その施設は減少させた頻度のままでよい。その値が達成
できなかった施設に関しては、次の四半期からはルーチン(四半期毎)モニ
タリングに戻さなければならない。
6.その年採取した全試料の年間平均が総トリハロメタン類最大汚染濃度の
0.080mg/L、またはハロ酢酸最大汚染濃度の0.060mg/Lを超過した場合、その施
設は不適格とされる。
7.試料は給水施設内にて最大使用人口で、かつ水温が最も高い月に採取され
なければならない。年間試料が最大汚染濃度(総トリハロメタン類もしくは
ハロ酢酸)を超えた場合は、その施設のモニタリング回数を増加し、処理設
備ごとに1試料を住民が給水施設に最大数存在する時間帯に四半期ごと採取
しなければならない。その後、四半期ごとに採取した試料の年間平均値が総
トリハロメタン類0.060mg/L、ハロ酢酸0.045mg/L以下であれば、通常のモニタ
リングに戻すことができる。
第3章
飲料水
49
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2016 年 4 月
日本環境管理基準
8.モニタリングの減少は予定されていない。年間の試料(あるいは、年間試
料の平均)が、総トリハロメタン類最大汚染濃度の0.080mg/L、またはハロ酢
酸濃度が最大汚染濃度の0.060mg/L超過した際は、その施設は不適格とされる。
9.総トリハロメタン類及びハロ酢酸に関しては、地表水の影響を受けていな
い地下水を使用し、化学消毒剤で水の処理をしている国防省施設は上述の試
料を採取しなければならない。試料は給水施設内にて最大使用人口となる時
間を反映する箇所で採取されなければならない。
10.以下の条件を満たした施設は、モニタリング頻度を1処理施設につき1
年間に1つ試料にまで減じてもよい: a)総トリハロメタン類の年間平均が
0.040mg/Lを超過しない。 b)ハロ酢酸の年間平均が 0.030mg/Lを超過しない。
c)最低1年間のルーチンモニタリングを完了している。試料は給水施設内に
て最大使用人口で、かつ水温が最も高い月に採取されなければならない。年
間の総試料の平均値が総トリハロメタン類では0.060mg/L、ハロ酢酸では
0.045mg/Lを超過しない限り、その施設は減少させたモニタリングのままでよ
い。その値が達成できなかった施設に関しては、次の四半期からはルーチン
モニタリングに戻さなければならない。
11.四半期ごとに実施されている全ての試料の四半期平均から出した年間平
均値が、総トリハロメタン類最大汚染濃度の0.080mg/L、及びハロ酢酸が最大
汚染濃度の0.060mg/L超過した際は、その施設は不適格とされる。
12.総トリハロメタン類及びハロ酢酸に関しては、地表水の影響を受けてい
ない地下水を使用し、化学消毒剤で水の処理をしている国防省施設は上述の
試料を採取しなければならない。試料は給水施設内にて最大使用人口で、か
つ水温が最も高い月に処理設備ごとに1試料を施設内で採取されなければな
らない。試料が最大汚染濃度を超過した場合、その施設はモニタリングを四
半期ごとに増やさなければならない。
13.以下の条件を全て満たした場合、その施設はモニタリングを3年に一度
の試料の周期にまで減じてもよい。a)総トリハロメタン類の年間平均値が
0.040mg/Lを超過しない b)ハロ酢酸の年間平均値が0.030mg/Lを超過しない
c)最低1年間のルーチンモニタリングが実施されている。試料は給水施設内
にて最大使用時間で、かつ水温が最も高い月に採取されなければならない。
その年採取された全ての試料の平均値が総トリハロメタン類では0.060mg/L、
ハロ酢酸では0.045mg/Lを超過しない限り、その施設は減少させたモニタリン
グのままでよい。その値が達成できなかった施設に関しては、ルーチンモニ
タリングに戻さなければならない。モニタリングを増加させた施設において、
四半期ごとの試料での総トリハロメタン類の年間平均が0.060mg/L、ハロ酢酸
が0.045mg/Lを超過しない場合は、通常モニタリングに戻してもよい。
14.年間採取試料(あるいは、年間試料の平均)が、総トリハロメタン類最
大汚染濃度の0.080mg/L、またはハロ酢酸が最大汚染濃度の0.060mg/Lを超過
した際は、その施設は不適格とされる。
15.消毒もしくは酸化処理に二酸化塩素を使用している施設は、亜塩素酸塩
について給水施設の入口で毎日試料を採取する。月毎の亜塩素酸塩の試料は
給水施設内にて以下のように採取される:1つはできる限り最初の消費者に
近いもの、1つは平均的な使用人口がいる時間を反映する場所、そして1つ
は給水施設の採集地点にできる限り近いもの(給水施設内にて最大使用人口
を反映する)。
16.1日ごとの試料で亜塩素酸塩最大汚染濃度の1.0mg/Lを超過した場合、追
加モニタリングが求められる。翌日、3つの試料からなる1セット(月毎の試
料セット規定に従う)の採取が求められる。それ以上の給水設備のモニタリン
グは給水設備の入口で亜塩素酸塩濃度が再び最大汚染濃度の1.0mg/Lを超過
しない限り必要ではない。
17.亜塩素酸塩に関して、採取され全試料亜塩素酸の濃度が最大汚染濃度の
1.0mg/Lを下回った場合、施設は給水設備の1年間のルーチンモニタリングを
月毎から四半期ごとに減じてよく、追加モニタリングの実施は求められない。
1日ごとの試料はそれでも採取されなければならない。1日ごとの試料の1
つでも最大汚染濃度の1.0mg/Lを超過した場合、月毎の試料セットのモニタリ
ングを再開しなければならない。
18.3つの試料セット(つまり給水施設内部から月毎の試料セットを1つ)の平
均濃度が最大汚染濃度の1.0mg/Lを超過した場合は、その施設は亜塩素酸塩に
関して不適格とされる。
第3章
飲料水
50
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
19.消毒用あるいは酸化処理にオゾンを使用している施設は、給水施設の入
り口からか、正常な稼働状況におけるオゾンを使用している施設の処理設備
ごとに、少なくとも月に1度の試料採取が求められる。原水の臭化物濃度の
年間平均が1年間の月毎の計測に基づいて0.05mg/L未満であることが実証さ
れた場合、その施設は月毎のモニタリングを四半期ごとにまで減じてもよい。
20.試料の年間平均値に基づき、四半期ごとに算定し、最大汚染濃度の
0.01mg/Lを超えると、不適格とざれる。
21.塩素の試料は全大腸菌と給水設備の同じ地点で、同時に測定されなけれ
ばならない。公衆衛生を保護する必要がある時は、管理者は、最大残留消毒
剤濃度に抵触せず、特定の微生物汚染物質の問題に取り組むために給水施設
内の残留塩素レベルを増やしてもよい。
22.全試料の月間平均による年間平均値に基づき、四半期ごとに算定し、最
大残留消毒剤濃度の4.0mg/Lを超えると、不適格とされる。
23.クロラミンの試料(全塩素、合成塩素とも)は給水施設の同地点で、全大
腸菌の試料と同時に測定されなければならない。公衆衛生を保護する必要が
ある時は、管理者は、最大残留消毒剤濃度に抵触せず、特定の微生物汚染物
質の問題に取り組むために給水施設内の残留塩素レベルを増やしてもよい。
24.全試料の月刊平均による年間平均値に基づき、四半期ごとに算定し、最
大残留消毒剤濃度の4.0mg/Lを超えると、不適格とざれる。
25.消毒用あるいは酸化処理に二酸化塩素を使用している施設は、給水施設
の入口から1日1度の試料採取をしなければならない。最大残留消毒剤濃度の
0.8mg/Lを超過した場合は、翌日、追加の3つの試料を以下のように採取をし
なければならない:1つはできる限り最初の消費者に近いもの、1つは平均
的な使用人口がいる時間を反映する場所、そして1つは給水施設の採集地点
にできる限り近いもの(給水施設内にて最大使用人口の時間を反映する)最
初の消費者の後、増圧塩素処理を使用していない施設は、給水施設内で、で
きる限り最初の消費者に近い地点で6時間以上時間を空けて3回試料を採取
しなければならない。
26.給水施設からの1日ごとの試料で1度でも最大残留消毒剤濃度を超過す
るか、翌日、同施設内で採取された3つの試料が最大残留消毒剤濃度を超過す
る場合、その施設は最大残留消毒剤濃度に違反しておりC3.3.3に従い、その
ことが公示されなければならない。連続した2日間の1日ごとの試料が最大残
留消毒剤濃度を超過し、給水試料ではどれも最大残留消毒剤濃度を超過して
いない場合は、施設は最大残留消毒剤濃度に違反となる。二酸化塩素の最大
残留消毒剤濃度超過の翌日、給水施設の入口におけるモニターを怠った場合
も最大残留消毒剤濃度に違反となる。
27.二酸化塩素の最大残留消毒剤濃度に関しては、特定の微生物汚染物質の
問題に取り組むために短期間でも超過してはならない。
28.一般的なろ過処理を使用している施設は、TOCのために各処理装置の水源
を月毎をベースとしてモニターしなければならない。試料は処理前の水源と
処理後(濁度測定の箇所以前)で採水されなければならない。水源のアルカ
リ度も同時にモニターされなければならない。地表水及び地表水の直接影響
下にある地下水の施設で、処理水の平均TOCが2年連続2.0mg/L未満又は1年
間1.0mg/L未満の場合、TOC及びアルカリ性のペア試料を施設ごとに四半期ご
とにまで減じてもよい。
第3章
飲料水
51
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T10.
日本環境管理基準
放射性核種の最大汚染濃度及びモニタリング要件
汚染物質
最大汚染濃度
15pCi/L
総アルファ線
ラジウム-226、ラジウム-228 複合体
5pCi/L
30µg/L
ウラン
ベータ粒子 及び 光子
2
4mrem/年
注意:
1.ラジウム-226を含む総アルファ放射能、ただしラドンとウランは含まない。
給水システムが脆弱であると指定された際、基地は、ベータ粒子及び光子
のみサンプリングが要件とされる。給水システムが脆弱であるか否かにつ
いての判断は、JEGS C3.3.1.14で要求される脆弱性評価に基づく。
2.ベータ粒子及び光子は、人工の放射線核種からの総ベータ放射能ともいわ
れる。
モニタリング要件:
地下水、地表水を使用している全てのコミュニティ用水施設、もしくは地下・
地表水のどちらも使用している施設は各給水施設への地点(すなわちサンプリ
ングポイント)で正常な稼働状況において使用されている全ての水源の代表例
としてサンプリングをしなければならない。
総アルファ放射能及びラジウム-226、ラジウム-228及びウランに関しては、施
設は4年に1度検査を行う。検査は給水施設の代表的な地点で採取された4期連
続した四半期ごとの試料を一つの年間試料としたものか、四半期ごとに得られ
た4つの試料の平均に基づいて実施される。
総アルファ線は放射能が 1 リットルにつき 5 ピコキュリー(pCi/L)未満の場合に
単体で分析される。放射能が 2pCi/L 超の場合、ラジウム-228 が存在する可能性
のある所は、ラジウム-226 及び/又はラジウム-228 の分析も実施されるべきで
ある。年間の平均濃度が最大汚染濃度の半分未満の場合、1つの試料分析(4 年
毎に 1 つのサンプリング)
を四半期ごとのサンプリング手順の代替としてよい。
2カ所以上の水源があり、それぞれ放射能の濃度が違う施設は、追加として蛇
口からの放流水で水源のモニターを行うものとする。施設が新規の水源を導入
した場合は、これらの有毒物質は導入後1年間モニターされる。
ベータ粒子及び光子のモニタリングは、給水システムが脆弱であると指定され
た場合にのみ必要となる。システムについては、供給システムのそれぞれの入
口において、ベータ放出物の四半期毎のサンプル、トリチウム及びストロンチ
ウム 90 は年間サンプルを収集しなければならない。最大汚染濃度は、人工の放
射性核種から全身または、いかなる内臓器官への同等の年間線量である。総ベ
ータ粒子から自然発生するカリウム 40 のベータ粒子を差し引いた際に適正レベ
ル(50pCi/L)を超過した場合、サンプルに含まれる主要な放射性抗生物質を特
定するためにサンプルの分析が実施されなくてはならず、適正な放射線量を算
出し、最大汚染濃度との整合性について判断するため総括されなくてはならな
第3章
飲料水
52
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
日本環境管理基準
い。整合性について判断するため、線量を算出し、計測されたトリチウム及び
ストロンチウムのレベルと組み合わせられなければならない。
第3章
飲料水
53
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T11.
0.5°C 以下における遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化
に関する CT 値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
3.0
0.5
1.0
1.5
3.0
0.5
1.0
1.5
3.0
0.5
1.0
23
46
69
91 114 137
27
54
82 109 136 163
33
65
98 130 163 195
40
79 119 158 198 237
0.6
24
47
71
94 118 141
28
56
84 112 140 168
33
67 100 133 167 200
40
80 120 159 199 239
0.8
24
48
73
97 121 145
29
57
86 115 143 172
34
68 103 137 171 205
41
82 123 164 205 246
1
25
49
74
99 123 148
29
59
88 117 147 176
35
70 105 140 175 210
42
84 127 169 211 253
1.2
25
51
76 101 127 152
30
60
90 120 150 180
36
72 108 143 179 215
43
86 130 173 216 259
1.4
26
52
78 103 129 155
31
61
92 123 153 184
37
74 111 147 184 221
44
89 133 177 222 266
1.6
26
52
79 105 131 157
32
63
95 126 158 189
38
75 113 151 188 226
46
91 137 182 228 273
1.8
27
54
81 108 135 162
32
64
97 129 161 193
39
77 116 154 193 231
47
93 140 186 233 279
2
28
55
83 110 138 165
33
66
99 131 164 197
39
79 118 157 197 236
48
95 143 191 238 286
2.2
28
56
85 113 141 169
34
67 101 134 168 201
40
81 121 161 202 242
50
99 149 198 248 297
2.4
29
57
86 115 143 172
34
68 103 137 171 205
41
82 124 165 206 247
50
99 149 199 248 298
2.6
29
58
88 117 146 175
35
70 105 139 174 209
42
84 126 168 210 252
51 101 152 203 253 304
2.8
30
59
89 119 148 178
36
71 107 142 178 213
43
86 129 171 214 257
52 103 155 207 258 310
3
30
60
91 121 151 181
36
72 109 145 181 217
44
87 131 174 218 261
53 105 158 211 263 316
0.4 以下
2.5
pH= 8
塩素濃度
2.0
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
1.5
2.0
pH = 9.0
不活性化対数
2.5
2.0
不活性化対数
0.5
1.0
46
92 139 185 231 277
55 110 165 219 274 329
65 130 195 260 325 390
0.6
48
95 143 191 238 286
57 114 171 228 285 342
68 136 204 271 339 407
0.8
49
98 148 197 246 295
59 118 177 236 295 354
70 141 211 281 352 422
1
51 101 152 203 253 304
61 122 183 243 304 365
73 146 219 291 364 437
1.2
52 104 157 209 261 313
63 125 188 251 313 376
75 150 226 301 376 451
1.4
54 107 161 214 268 321
65 129 194 258 323 387
77 155 232 309 387 464
1.6
55 110 165 219 274 329
66 132 199 265 331 397
80 159 239 318 398 477
1.8
56 113 169 225 282 338
68 136 204 271 339 407
82 163 245 326 408 489
2
58 115 173 231 288 346
70 139 209 278 348 417
83 167 250 333 417 500
2.2
59 118 177 235 294 353
71 142 213 284 355 426
85 170 256 341 426 511
2.4
60 120 181 241 301 361
73 145 218 290 363 435
87 174 261 348 435 522
2.6
61 123 184 245 307 368
74 148 222 296 370 444
89 178 267 355 444 533
2.8
63 125 188 250 313 375
75 151 226 301 377 452
91 181 272 362 453 543
3
64 127 191 255 318 382
77 153 230 307 383 460
92 184 276 368 460 552
0.4 以下
1.5
2.5
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
*CT99.9 =不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
54
2.5
3.0
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表C3.T12.
5.0°Cにおける遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関
するCT値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.4 以下
16
32
49
65
81
97
20
39
59
78
98
117
23
46
70
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116
139
28
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111
138
166
0.6
17
33
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67
83
100
20
40
60
80
100
120
24
48
72
95
119
143
29
57
86
114
143
171
0.8
17
34
52
69
86
103
20
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61
81
102
122
24
49
73
97
122
146
29
58
88
117
146
175
1
18
35
53
70
88
105
21
42
63
83
104
125
25
50
75
99
124
149
30
60
90
119
149
179
1.2
18
36
54
71
89
107
21
42
64
85
106
127
25
51
76
101
127
152
31
61
92
122
153
183
1.4
18
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73
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130
26
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1.6
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132
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192
1.8
19
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135
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108
135
162
33
65
98
131
163
196
2
19
39
58
77
97
116
23
46
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92
115
138
28
55
83
110
138
165
33
67
100
133
167
200
2.2
20
39
59
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23
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93
117
140
28
56
85
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141
169
34
68
102
136
170
204
2.4
20
40
60
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100
120
24
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95
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29
57
86
115
143
172
35
70
105
139
174
209
2.6
20
41
61
81
102
122
24
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2.8
21
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181
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3
21
42
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126
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30
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152
182
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111
147
184
221
pH= 8
塩素濃度
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
pH = 9.0
不活性化対数
不活性化対数
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
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0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.4 以下
33
66
99
132
165
198
39
79
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157
197
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0.6
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204
41
81
122
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203
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0.8
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201
251
301
1
36
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156
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312
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134
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267
53
107
160
213
267
320
1.4
38
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151
189
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46
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183
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219
274
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1.6
39
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155
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141
187
234
281
56
112
169
225
281
337
1.8
40
79
119
159
198
238
48
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144
191
239
287
58
115
173
230
288
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2
41
81
122
162
203
243
49
98
147
196
245
294
59
118
177
235
294
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2.2
41
83
124
165
207
248
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100
150
200
250
300
60
120
181
241
301
361
2.4
42
84
127
169
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253
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102
153
204
255
306
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123
184
245
307
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2.6
43
86
129
172
215
258
52
104
156
208
260
312
63
125
188
250
313
375
2.8
44
88
132
175
219
263
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106
159
212
265
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64
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255
318
382
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45
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162
216
270
324
65
130
195
259
324
389
*CT99.9 = 不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
55
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T13.
10°C における遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関
する CT 値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
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0.5
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1.2
13
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117
140
1.6
14
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119
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120
144
1.8
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20
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122
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2
15
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125
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2.2
15
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105
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2.4
15
30
45
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133
160
2.8
16
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47
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114
137
28
55
83
111
138
166
0.4 以下
pH= 8
塩素濃度
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
pH = 9.0
不活性化対数
不活性化対数
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
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174
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0.6
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1
27
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176
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1.8
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143
179
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43
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173
216
259
2
30
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121
152
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147
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265
2.2
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226
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2.4
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230
276
2.6
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187
234
281
2.8
33
66
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3
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203
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146
195
243
292
0.4 以下
*CT99.9 =不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
56
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T14.
15°C における遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関する
CT 値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
8
16
25
33
41
49
10
20
30
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12
23
35
47
58
70
14
28
42
55
69
83
0.6
8
17
25
33
42
50
10
20
30
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50
60
12
24
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72
14
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43
57
72
86
0.8
9
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26
35
43
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10
20
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41
51
61
12
24
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1
9
18
27
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63
13
25
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63
75
15
30
45
60
75
90
1.2
9
18
27
36
45
54
11
21
32
43
53
64
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63
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46
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77
92
1.4
9
18
28
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11
22
33
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1.6
9
19
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56
11
22
33
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66
13
26
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53
66
79
16
32
48
64
80
96
1.8
10
19
29
38
48
57
11
23
34
45
57
68
14
27
41
54
68
81
16
33
49
65
82
98
2
10
19
29
39
48
58
12
23
35
46
58
69
14
28
42
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69
83
17
33
50
67
83
100
2.2
10
20
30
39
49
59
12
23
35
47
58
70
14
28
43
57
71
85
17
34
51
68
85
102
2.4
10
20
30
40
50
60
12
24
36
48
60
72
14
29
43
57
72
86
18
35
53
70
88
105
2.6
10
20
31
41
51
61
12
24
37
49
61
73
15
29
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89
107
2.8
10
21
31
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52
62
12
25
37
49
62
74
15
30
45
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74
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18
36
55
73
91
109
3
11
21
32
42
53
63
13
25
38
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63
76
15
30
46
61
76
91
19
37
56
74
93
111
0.4 以下
pH= 8
塩素濃度
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
pH = 9.0
不活性化対数
不活性化対数
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
17
33
50
66
83
99
20
39
59
79
98
118
23
47
70
93
117
140
0.6
17
34
51
68
85
102
20
41
61
81
102
122
24
49
73
97
122
146
0.8
18
35
53
70
88
105
21
42
63
84
105
126
25
50
76
101
126
151
1
18
36
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90
108
22
43
65
87
108
130
26
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78
104
130
156
1.2
19
37
56
74
93
111
22
45
67
89
112
134
27
53
80
107
133
160
1.4
19
38
57
76
95
114
23
46
69
91
114
137
28
55
83
110
138
165
1.6
19
39
58
77
97
116
24
47
71
94
118
141
28
56
85
113
141
169
1.8
20
40
60
79
99
119
24
48
72
96
120
144
29
58
87
115
144
173
2
20
41
61
81
102
122
25
49
74
98
123
147
30
59
89
118
148
177
2.2
21
41
62
83
103
124
25
50
75
100
125
150
30
60
91
121
151
181
2.4
21
42
64
85
106
127
26
51
77
102
128
153
31
61
92
123
153
184
2.6
22
43
65
86
108
129
26
52
78
104
130
156
31
63
94
125
157
188
2.8
22
44
66
88
110
132
27
53
80
106
133
159
32
64
96
127
159
191
3
22
45
67
89
112
134
27
54
81
108
135
162
33
65
98
130
163
195
0.4 以下
*CT99.9 =不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
57
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T15.
20°C における遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関
する CT 値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
6
12
18
24
30
36
7
15
22
29
37
44
9
17
26
35
43
52
10
21
31
41
52
62
0.6
6
13
19
25
32
38
8
15
23
30
38
45
9
18
27
36
45
54
11
21
32
43
53
64
0.8
7
13
20
26
33
39
8
15
23
31
38
46
9
18
28
37
46
55
11
22
33
44
55
66
1
7
13
20
26
33
39
8
16
24
31
39
47
9
19
28
37
47
56
11
22
34
45
56
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1.2
7
13
20
27
33
40
8
16
24
32
40
48
10
19
29
38
48
57
12
23
35
46
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69
1.4
7
14
21
27
34
41
8
16
25
33
41
49
10
19
29
39
48
58
12
23
35
47
58
70
1.6
7
14
21
28
35
42
8
17
25
33
42
50
10
20
30
39
49
59
12
24
36
48
60
72
1.8
7
14
22
29
36
43
9
17
26
34
43
51
10
20
31
41
51
61
12
25
37
49
62
74
2
7
15
22
29
37
44
9
17
26
35
43
52
10
21
31
41
52
62
13
25
38
50
63
75
2.2
7
15
22
29
37
44
9
18
27
35
44
53
11
21
32
42
53
63
13
26
39
51
64
77
2.4
8
15
23
30
38
45
9
18
27
36
45
54
11
22
33
43
54
65
13
26
39
52
65
78
2.6
8
15
23
31
38
46
9
18
28
37
46
55
11
22
33
44
55
66
13
27
40
53
67
80
2.8
8
16
24
31
39
47
9
19
28
37
47
56
11
22
34
45
56
67
14
27
41
54
68
81
3
8
16
24
31
39
47
10
19
29
38
48
57
11
23
34
45
57
68
14
28
42
55
69
83
0.4 以下
pH= 8
塩素濃度
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
pH = 9.0
不活性化対数
不活性化対数
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
12
25
37
49
62
74
15
30
45
59
74
89
18
35
53
70
88
105
0.6
13
26
39
51
64
77
15
31
46
61
77
92
18
36
55
73
91
109
0.8
13
26
40
53
66
79
16
32
48
63
79
95
19
38
57
75
94
113
1
14
27
41
54
68
81
16
33
49
65
82
98
20
39
59
78
98
117
1.2
14
28
42
55
69
83
17
33
50
67
83
100
20
40
60
80
100
120
1.4
14
28
43
57
71
85
17
34
52
69
86
103
21
41
62
82
103
123
1.6
15
29
44
58
73
87
18
35
53
70
88
105
21
42
63
84
105
126
1.8
15
30
45
59
74
89
18
36
54
72
90
108
22
43
65
86
108
129
2
15
30
46
61
76
91
18
37
55
73
92
110
22
44
66
88
110
132
2.2
16
31
47
62
78
93
19
38
57
75
94
113
23
45
68
90
113
135
2.4
16
32
48
63
79
95
19
38
58
77
96
115
23
46
69
92
115
138
2.6
16
32
49
65
81
97
20
39
59
78
98
117
24
47
71
94
118
141
2.8
17
33
50
66
83
99
20
40
60
79
99
119
24
48
72
95
119
143
3
17
34
51
67
84
101
20
41
61
81
102
122
24
49
73
97
122
146
0.4 以下
*CT99.9 =不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
58
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T16.
25°C における遊離塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関
する CT 値*
pH ≤ 6
pH = 6.5
pH = 7.0
pH = 7.5
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
塩素濃度
(mg/L)
日本環境管理基準
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
4
8
12
16
20
24
5
10
15
19
24
29
6
12
18
23
29
35
7
14
21
28
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0.6
4
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13
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25
5
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20
25
30
6
12
18
24
30
36
7
14
22
29
36
43
0.8
4
9
13
17
22
26
5
10
16
21
26
31
6
12
19
25
31
37
7
15
22
29
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10
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26
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19
25
31
37
8
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23
30
38
45
1.2
5
9
14
18
23
27
5
11
16
21
27
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6
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38
8
15
23
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38
46
1.4
5
9
14
18
23
27
6
11
17
22
28
33
7
13
20
26
33
39
8
16
24
31
39
47
1.6
5
9
14
19
23
28
6
11
17
22
28
33
7
13
20
27
33
40
8
16
24
32
40
48
1.8
5
10
15
19
24
29
6
11
17
23
28
34
7
14
21
27
34
41
8
16
25
33
41
49
2
5
10
15
19
24
29
6
12
18
23
29
35
7
14
21
27
34
41
8
17
25
33
42
50
2.2
5
10
15
20
25
30
6
12
18
23
29
35
7
14
21
28
35
42
9
17
26
34
43
51
2.4
5
10
15
20
25
30
6
12
18
24
30
36
7
14
22
29
36
43
9
17
26
35
43
52
2.6
5
10
16
21
26
31
6
12
19
25
31
37
7
15
22
29
37
44
9
18
27
35
44
53
2.8
5
10
16
21
26
31
6
12
19
25
31
37
8
15
23
30
38
45
9
18
27
36
45
54
3
5
11
16
21
27
32
6
13
19
25
32
38
8
15
23
31
38
46
9
18
28
37
46
55
0.4 以下
pH= 8
塩素濃度
pH = 8.5
不活性化対数
(mg/L)
pH = 9.0
不活性化対数
不活性化対数
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.4 以下
8
17
25
33
42
50
10
20
30
39
49
59
12
23
35
47
58
70
0.6
9
17
26
34
43
51
10
20
31
41
51
61
12
24
37
49
61
73
0.8
9
18
27
35
44
53
11
21
32
42
53
63
13
25
38
50
63
75
1
9
18
27
36
45
54
11
22
33
43
54
65
13
26
39
52
65
78
1.2
9
18
28
37
46
55
11
22
34
45
56
67
13
27
40
53
67
80
1.4
10
19
29
38
48
57
12
23
35
46
58
69
14
27
41
55
68
82
1.6
10
19
29
39
48
58
12
23
35
47
58
70
14
28
42
56
70
84
1.8
10
20
30
40
50
60
12
24
36
48
60
72
14
29
43
57
72
86
2
10
20
31
41
51
61
12
25
37
49
62
74
15
29
44
59
73
88
2.2
10
21
31
41
52
62
13
25
38
50
63
75
15
30
45
60
75
90
2.4
11
21
32
42
53
63
13
26
39
51
64
77
15
31
46
61
77
92
2.6
11
22
33
43
54
65
13
26
39
52
65
78
16
31
47
63
78
94
2.8
11
22
33
44
55
66
13
27
40
53
67
80
16
32
48
64
80
96
3
11
22
34
45
56
67
14
27
41
54
68
81
16
32
49
65
81
97
*CT99.9 =不活性化対数 3 に対する CT
第3章
飲料水
59
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T17.
日本環境管理基準
遊離塩素によるウイルス不活性化に関する CT 値
不活性化対数
不活性化対数
不活性化対数
2.0
3.0
4.0
pH 6-9
pH 10
pH 6-9
pH 6-9
pH 10
0.5
6
45
9
66
12
90
5
4
30
6
44
8
60
10
3
22
4
33
6
45
15
2
15
3
22
4
30
20
1
11
2
16
3
22
25
1
7
1
11
2
15
水温 (C)
表 C3.T18.
pH 10
二酸化塩素によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関する CT 値
水温(C)
1 以下
5
0.5-log
10
4.3
4
3.2
2.5
2
1-log
21
8.7
7.7
6.3
5
3.7
1.5-log
32
13
12
10
7.5
5.5
2-log
42
17
15
13
10
7.3
2.5-log
52
22
19
16
13
9
3-log
63
26
23
19
15
11
不活性化
表 C3.T19.
10
15
20
25
二酸化塩素 pH6-9 によるウイルス不活性化に関する CT 値
水温(C)
除去
1 以下
5
2-log
8.4
5.6
4.2
3-log
25.6
17.1
12.8
4-log
50.1
33.4
25.1
表
C3.T20.
10
15
2.8
20
25
2.1
1.4
8.6
6.4
4.3
16.7
12.5
8.4
オゾンによるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関する CT 値
水温(C)
不活性化
1 以下
5
0.5-log
0.48
0.32
10
0.23
15
0.16
20
0.12
25
0.08
1-log
0.97
0.63
0.48
0.32
0.24
0.16
1.5-log
1.5
0.95
0.72
0.48
0.36
0.24
2-log
1.9
1.3
0.95
0.63
0.48
0.32
2.5-log
2.4
1.6
1.2
0.79
0.60
0.40
3-log
2.9
1.9
1.43
0.95
0.72
0.48
第3章
飲料水
60
JEGS は英版が正文である。JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても、
その定義は必ずしも一致するとは限らない。
2016 年 4 月
表 C3.T21.
日本環境管理基準
遊離オゾンによるウイルス不活性化に関する CT 値
水温(C)
1 以下
5
2-log
0.9
0.6
0.5
0.3
0.25
0.15
3-log
1.4
0.9
0.8
0.5
0.4
0.25
4-log
1.8
1.2
1.0
0.6
0.5
0.3
不活性化
表 C3.T22.
10
15
20
25
クロラミン pH 6-9 によるランブル鞭毛虫嚢胞の不活性化に関する
CT 値
水温(C)
1 以下
不活性化
5
10
15
20
25
0.5-log
635
365
310
250
185
125
1-log
1,270
735
615
500
370
250
1.5-log
1,900
1,100
930
750
550
375
2-log
2,535
1,470
1,230
1,000
735
500
2.5-log
3,170
1,830
1,540
1,250
915
625
3-log
3,800
2,200
1,850
1,500
1,100
750
表 C3.T23.
クロラミンによるウイルス不活性化に関する CT 値
水温 (C)
5
10
15
20
25
2-log
1,243
1 以下
857
643
428
321
214
3-log
2,063
1,423
1,067
712
534
356
4-log
2,883
1,988
1,491
994
746
497
不活性化
表 C3.T24.
UV によるウイルス不活性化に関する CT 値
不活性化対数
第3章
飲料水
2.0
3.0
21
36
61
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