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東日本大震災 現地調査実施報告(PDF, 888KB)
3・11津波のエネルギー解析イメージ図 NOAA 米国海洋気象局HPより 1 最近3日間の地震活動 気象庁ホームページより 2 東日本大震災・津波 被災地調査(気仙沼地区) 気仙沼終末処理場 水道:約5割が復旧 しかし漁協、海岸沿いは目途たたず 下水道:下水管陥没、破断、終末処理場が壊滅的破壊 3年から5年か? 気仙沼終末下水処理施設 (9800m3/日処理) ポンプ場 曝気槽上 嫌気好気活性汚泥法 分流式、砂ろ過、炭化炉新設 敷地面積:約5万m2 当初建設費:94.7億円(昭和59年)完成 大型フェリーが桟橋ごと陸に 大島(気仙沼市) 米軍海兵隊「ともだち作戦」 応急給水 (湧水をプールに蓄え、浄化) 大学産業製非常用浄水機 島民3400人に給水 2L/日ー>20L/日ー>200L/日? トラックにタンクを積み給水 市内からの海底配管が破断、電気も復旧していない(4月2日時点) 陸前高田市(2万3千人の街が消えた) 高台から市内展望 陸前高田市 死亡者:1152人、行方不明者:1231人 避難所生活:約1万4千人(4月1日時点) 災害対策本部は給食センター 今後の復旧・復興案 • 被災地のランク分け 復旧か復興か、新都市作り(エコタウン) ・ 新都市作りでの水インフラ 水道は2元給水(飲料水、雑用水) 下水道は膜処理で汚泥の資源化 (バイオガス、肥料、炭化) ・自立再生可能エネルギー ・IT管理による集中制御 ・水インフラ東北モデル確立ー>海外へ売り込み 最近の話題 • 水道水中の放射性物質 除染処理方法 • 福島原発事故について 9 水道水中の放射性物質の変遷 資料提供 東京大学 沖大幹教授 10 水道水源から放射能除染 • • • • 活性炭吸着法(約3割低減可能) 精密フィルター(MF,NF膜):9割低減可能 低圧RO膜(逆浸透膜):完全除去可能 イオン交換樹脂:完全除去可能 しかし、濃縮された廃液、および放射化された 膜、機器の取り扱いが問題 ーーー> 減容化、固形化(地中保管) 11 バラバラな被ばく基準値 I-131 飲料水 飲料水 飲料水 乳用 飲料水 健康影響 基準値 年間被曝値 リスク Bq/kg mSv/y % 3000 26 0.1300 IAEA緊急時 災害応急対策 300 2.6 (成人1.65L/日) 0.0130 (原子力安全委員会) 7.85 (幼児1.0L/日) 0.0400 10.3 (乳児0.71L/日) 0.0500 WHO緊急時 100 10? 0.0500 原子力事故対応 食品衛生法 100 1(乳児)? 0.0050 暫定規制値 WHO 10 0.1 0.0005 水道水質基準 ※WHO(2006)を参照して健康影響リスクを5%/Svとして計算 http://www.who.int/water_sanitation_health/dwq/GDW9rev1and2.pdf すべての電源喪失で コントロールが出来ない状態 13 今後どうする? • • • • • • 非常手段で注水・冷却(数か月) 安定した機器で注水・冷却(3年~5年) 放射能除染(気体、液体、固体)作業 燃料棒取り出し、搬出ー>?(6年後) 原子炉 コンクリートで永久封印 原発地区の永久立ち入り禁止 • 災害補償問題 • 原子力行政ー>エネルギー政策 14