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S-882Z シリーズ - Seiko Instruments
S-882Z シリーズ 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 超低電圧動作チャージポンプ IC www.sii-ic.com Rev.2.0_00 © Seiko Instruments Inc., 2005-2010 S-882Z シリーズは、従来のチャージポンプ IC とは異なり、完全空乏型 SOI(Silicon on Insulator)技術を使用した、超 低電圧動作が可能な、昇圧 DC-DC コンバータ起動用チャージポンプ IC です。 0.3~0.35 V の非常に低い入力電圧を昇圧できるため、微弱なエネルギー源を有効活用できます。昇圧電力は外付けの起 す。 UC T 動用コンデンサに蓄えられ、設定された放電開始電圧に達すると、昇圧 DC-DC コンバータの起動電力として放電しま また、パワーオフ機能を内蔵しており、接続した昇圧 DC-DC コンバータの出力電圧が一定値以上となった場合は動作 を停止し、消費電力を大幅に低減して電池の長寿命化を実現します。 OD 小型の SOT-23-5 パッケージのため、高密度実装が可能です。 特長 0.3~3.0 V 動作時:0.5 mA Max.(VIN = 0.3 V 時) PR ▪ 動作入力電圧 ▪ 消費電流 パワーオフ時:0.6 μA Max.(VIN = 0.3 V 時) 1.8~2.4 V(0.2 V ステップで選択可能) ▪ パワーオフ電圧 放電開始電圧+0.1 V(固定) ▪ 発振周波数 350 kHz typ.(VIN = 0.3 V 時) ▪ 外付け部品 起動用コンデンサ(CCPOUT)1 個 D ▪ 放電開始電圧 NU E ▪ 鉛フリー、Sn 100%、ハロゲンフリー *2. *2 昇圧 DC-DC コンバータの出力平滑コンデンサ容量値、出力電圧値により、ショットキーダイオードや電源平滑 コンデンサ等の追加が必要です( 昇圧 DC-DC コンバータとの接続例参照)。 詳細は「 品目コードの構成」を参照してください。 ON TI *1. *1 用途 ▪ 太陽電池、燃料電池などの低電圧電源からの昇圧 ▪ RF タグ内部電源電圧の昇圧 DI パッケージ SC ▪ 間欠動作するシステムへの間欠電力供給 ▪ SOT-23-5 セイコーインスツル株式会社 1 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 ブロック図 CCPOUT CPOUT 5 VIN 4 UC T *1 チャージポンプ回路 M1 *1 寄生ダイオード D NU E *1. PR VREF 2 DI SC ON TI 図1 2 3 VM *1 OD 発振回路 VSS OUT COMP1 − + CLK 信号 EN− 1 セイコーインスツル株式会社 − + COMP2 *1 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ 品目コードの構成 S-882Z シリーズは、放電開始電圧を用途により選択指定することができます。製品名における文字列が示す内 容は「1. 製品名」を、パッケージ図面は「2. パッケージ」を、詳しい製品名は「3. 製品名リスト」を参照 してください。 1. 製品名 xx - M5T1 x UC T S-882Z 環 境コ ード U:鉛 フリ ー( Sn 100%) 、ハ ロゲ ンフ リー G:鉛フリー(詳細は 弊社 営業 部ま でお 問い 合わ せく ださ い) *1 パッケージ NU E 2. テーピング図面を参照してください。 D *1. パッケージ名 SOT-23-5 製品名リスト パッケージ図面 図面コード テープ図面 リール図面 MP005-A-P-SD MP005-A-C-SD MP005-A-R-SD ON TI 3. PR 放電開始電圧値 18: 1.8 V 20: 2.0 V 22: 2.2 V 24: 2.4 V OD パッケージ略号と IC の 梱包仕様 M5T1:SOT-23-5、 テー プ品 表1 放電開始電圧 パワーオフ電圧 製品名 DI SC 1.8 V ± 0.1 V 1.9 V ± 0.1 V S-882Z18-M5T1x 2.0 V ± 0.1 V 2.1 V ± 0.1 V S-882Z20-M5T1x 2.2 V ± 0.1 V 2.3 V ± 0.1 V S-882Z22-M5T1x 2.4 V ± 0.1 V 2.5 V ± 0.1 V S-882Z24-M5T1x 備考 1. 上記放電開始電圧値以外の製品をご希望の場合は、弊社営業部までお問い合わせください。 2. x:G または U 3. Sn 100%、ハロゲンフリー製品をご希望の場合は、環境コード = U の製品をお選びください。 セイコーインスツル株式会社 3 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 ピン配置図 表2 SOT-23-5 1 4 2 端子番号 端子記号 1 2 3 4 5 OUT VSS VM VIN CPOUT 3 図2 絶対最大定格 項目 記号 VIN 端子電圧 CPOUT 端子電圧 OUT 端子電圧 VM 端子電圧 許容損失 VIN PR 表3 NU E D VCPOUT VOUT VVM PD Topr Tstg (特記なき場合:Ta = 25 °C) 絶対最大定格 単位 VSS-0.3~VSS+3.3 VSS-0.3~VSS+3.3 VSS-0.3~VSS+3.3 VSS-0.3~VSS+3.3 300(基板未実装時) 600*1 -40~+85 -40~+125 ON TI 動作周囲温度 保存温度 *1. 基板実装時 [実装基板] (1) 基板サイズ (2) 名称 絶対最大定格とは、どのような条件下でも越えてはならない定格値です。万一この定格値を越えると、 製品の劣化などの物理的な損傷を与える可能性があります。 600 許容損失 (PD) [mW] DI 700 500 400 300 200 100 0 図3 4 V V V V mW mW °C °C :114.3 mm×76.2 mm×t1.6 mm :JEDEC STANDARD51-7 SC 注意 端子説明 出力端子(昇圧 DC-DC コンバータ接続端子) GND 端子 昇圧 DC-DC コンバータ出力電圧モニタ端子 電源入力端子 起動用コンデンサ接続端子 OD 5 UC T Top view 0 100 50 周囲温度 (Ta) [°C] 150 パッケージ許容損失(基板実装時) セイコーインスツル株式会社 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ 電気的特性 表4 (特記なき場合:Ta = 25 °C) 記号 Min. 条件 放電開始電圧 *1 VCPOUT1 VIN = 0.35 V 放電停止電圧 *2 VCPOUT2 VCPOUT1(S) = 1.8 V VCPOUT1(S) VCPOUT1(S) -0.1 VCPOUT1 - -0.60 VCPOUT1 - -0.67 VCPOUT1 - -0.74 VCPOUT1 - -0.80 VCPOUT1(S) = 2.0 V VCPOUT1(S) = 2.2 V V, V, V, V, V, V, V, VCPOUT VCPOUT VCPOUT VCPOUT VCPOUT VCPOUT VCPOUT 測定 回路 V 1 V 1 V 1 V 1 V 1 VCPOUT1(S) +0.1 VCPOUT1 -0.33 VCPOUT1 -0.33 VCPOUT1 -0.33 VCPOUT1 -0.33 3.0 V 2 0.30 - 3.0 V 2 - - 0.3 V - - 34 100 Ω 3 - 7 25 s 2 - ±150 ±550 ppm / °C - - - - - - - - 0.1 0.5 1.2 - - - - 0.5 1.5 3.0 0.6 0.7 0.7 0.8 mA mA mA μA μA μA μA 4 4 4 5 5 5 5 VOFF(S) -0.1 VOFF(S) VOFF(S) +0.1 V 6 - ±150 ±550 ppm / °C - - - 0.1 μA 7 - - 1.0 350 1.9 - μA kHz 8 - D NU E 0.3 0.6 1.0 0.3 0.6 1.0 2.0 単位 - = = = = = = = 0 0 0 0 0 0 0 V V V V, V, V, V, VVM VVM VVM VVM = = = = 3.0 3.0 3.0 3.0 V V V V VIN = 0.3V, VCPOUT = 0 V ΔVOFF Ta = -40~+85 °C ΔTa • VOFF VIN = VCPOUT = 0 V, ILEAK VOUT = VVM = 3.0 V IVM VVM = 3.0 V fOSC VIN = 0.3 V SC パワーオフ電圧 温度係数 放電制御スイッチ リーク電流 *6 VM 端子入力電流 発振周波数 VOFF -40~+85 °C ON TI 発振開始電圧 VST 放電制御スイッチ RM1 抵抗 *4 放電開始遅延時間 tOUT CPOUT1 Δ V 放電開始電圧温度 Ta = ΔTa • VCPOUT1 係数 動作時消費電流 ISS VIN = VIN = VIN = パワーオフ時消費 ISSS VIN = 電流 VIN = VIN = VIN = Max. 0.35 PR VCPOUT1(S) = 1.8~2.4 V, Ta = -40~+85 °C VCPOUT1(S) = 1.8、2.0 V, Ta = -30~+60 °C 外付けなし、VIN に電圧を印加 VCPOUT = 1.8~2.4 V, IOUT = 3 mA VIN = 0.35 V, CCPOUT = 10 μF VIN パワーオフ電圧 *5 OD VCPOUT1(S) = 2.4 V 動作入力電圧 *3 Typ. UC T 項目 DI *1. VCPOUT1:実際の放電開始電圧値、VCPOUT1(S):放電開始電圧設定値 *2. OUT 端子への放電が停止する電圧 *3. 起動用コンデンサから OUT 端子へ放電を開始するのに必要な入力電圧 *4. VIN 端子に電力が入力されてから、起動用コンデンサの電荷が OUT 端子へ放電されるまでの遅延時間 *5. VOFF:実際のパワーオフ電圧値(実際にパワーオフ状態となる VM 端子電圧値) VOFF(S):パワーオフ電圧設定値(パワーオフ状態となる VM 端子電圧設定値) VOFF(S) = VCPOUT1(S)+0.1 V に自動設定されます。 *6. 放電制御スイッチのオフリーク電流により、OUT 端子から IC 内へ流入する電流 注意 接続される昇圧 DC-DC コンバータへ入力される電圧は、昇圧 DC-DC コンバータの消費電流や、電源平滑用コン デンサにより変わります。実際の使用条件において、温度特性も含めた十分な評価を行い、放電開始電圧を決定 してください。 セイコーインスツル株式会社 5 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC 測定回路 VIN CPOUT VM OUT 1 MΩ VSS 1 μF V 10 μF UC T 1. 図4 CPOUT VM OUT 1 MΩ V VIN NU E 図5 10 μF PR VSS 1 μF 3. OD VIN D 2. CPOUT VM OUT IOUT ON TI VSS V A 4. SC 図6 VIN A CPOUT VM DI 1 μF OUT VSS 図7 6 セイコーインスツル株式会社 Rev.2.0_00 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 5. VIN CPOUT VM A 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ OUT VSS VIN CPOUT VM A OUT OD 6. UC T 図8 PR VSS VIN CPOUT VM NU E 7. D 図9 OUT A ON TI VSS 図 10 8. A CPOUT SC VIN VM OUT DI VSS 図 11 セイコーインスツル株式会社 7 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 動作説明 1. 基本動作:放電開始電圧 2.0 V 品の場合 (1) S-882Zシリーズは、VIN端子に0.3 V以上の電力が入力されると、その電力で発振回路が動作を開始し、 発振回路からCLK信号を出力します。 (2) このCLK信号によりチャージポンプ回路が駆動し、チャージポンプ回路でVIN端子の電力を昇圧電力に 変換します。 徐々に充電され、CPOUT端子の電圧が徐々に上昇します。 UC T (3) チャージポンプ回路から出力した昇圧電力は、CPOUT端子に接続した起動用コンデンサ(CCPOUT )に (4) CPOUT端子電圧(VCPOUT)が放電開始電圧(VCPOUT1)以上に達すると、コンパレータ(COMP1)の出 力信号がハイレベルからロウレベルになります。それにより、オフになっていた放電制御スイッチ(M1) がオンになります。 OD (5) M1がオンになると、CCPOUTに充電された昇圧電力がOUT端子から放電されます。 (6) 放電によりVCPOUTが放電停止電圧(VCPOUT2)まで低下すると、M1がオフになり、放電を停止します。 (7) VM端子電圧(VVM)がパワーオフ電圧(VOFF)以上に達すると、コンパレータ(COMP2)の出力信号 PR (EN-)がロウレベルからハイレベルになります。これにより発振回路が動作を停止し、パワーオフ状 態となります。 (8)VVMがVOFF以上に達しない場合、CCPOUTにチャージポンプ回路からの昇圧電力を再充電します((3)の D 動作へ戻る)。 NU E 注意 OUT端子への放電を停止し、起動用コンデンサ(CCPOUT)を再充電する場合は、CPOUT端子電圧(VCPOUT) が放電停止電圧(VCPOUT2)以下になるまでCCPOUTを放電する必要があります。この場合、以下の条件を 満たす設定にしてください。 ON TI 条件:OUT端子電圧(VOUT)<放電停止電圧(VCPOUT2) CCPOUT 充電動作 放電動作 5 SC 4 DI VIN CPOUT チャージポンプ回路 1 OUT 3 VM M1 COMP1 − + CLK 信号 検出動作 発振回路 VREF − + EN− COMP2 VSS 2 図12 8 動作説明図 セイコーインスツル株式会社 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 昇圧 DC-DC コンバータ出力電圧モニタ端子(VM 端子) モニタする昇圧DC-DCコンバータの出力電圧が上昇し、VM端子電圧(VVM )がパワーオフ電圧(VOFF)以上 に達すると、パワーオフ状態となります。パワーオフ状態になると内部の発振回路が動作を停止するので、 チャージポンプ回路の動作が停止し、消費電流が大幅に抑えられます。図13にVM端子の構造を示します。 表5 VM 端子 VM 端子 VVM<VOFF VVM≧VOFF UC T + − 図 13 OD VREF 内部回路 動作 停止 VM 端子の構造 PR なお、パワーオフ状態のVVMは、以下のように設定してください。 VVM≧VIN+1.0 V D VVM≧VOUT VVM<VIN+1.0 Vとなった場合は、パワーオフ時消費電流が増大します。 注意1. VM端子を使用しない場合は、必ずVSS端子に接続してください。VM端子がオープンの場合、誤動作 の原因となります。 2. NU E VVM<VOUTとなった場合は、放電制御スイッチリーク電流が増加します。 パワーオフ状態が解除されても、CPOUT端子電圧(VCPOUT)が放電停止電圧(VCPOUT2)を越えてい ON TI る場合は、昇圧DC-DCコンバータを再起動する動作は再開されませんのでご注意ください。この動 SC 作は、起動用コンデンサ(CCPOUT)の放電によって、VCPOUTがVCPOUT2以下になると再開されます。 DI 2. 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ セイコーインスツル株式会社 9 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 製品と起動用コンデンサ(CCPOUT)の選定 S-882Zシリーズで昇圧DC-DCコンバータを確実に起動するために、起動させる昇圧DC-DCコンバータとその 外付け部品や出力負荷に応じて、放電開始電圧値(VCPOUT1)、外付けする起動用コンデンサの容量値(CCPOUT) を選定してください。 一般的に昇圧DC-DCコンバータには、出力端子に大きな容量値の出力平滑コンデンサと出力負荷を接続して使 用します。そのため、このように接続した昇圧DC-DCコンバータを起動する場合、起動用コンデンサの容量値 を大きくする必要があります。 UC T 参考例として、S-882Zシリーズで起動させる昇圧DC-DCコンバータの、出力端子(OUT)と電源端子(VDD) 間にショットキーダイオード(SD1)を追加する接続方法を示します(図14参照)。これにより、小さな容量 値の起動用コンデンサで昇圧DC-DCコンバータを起動することが可能です。 なお、図14のCVDDは昇圧DC-DCコンバータの電源平滑コンデンサです。 OD VIN CCPOUT OUT VIN S-882Z シリーズ VSS VM OUT VSS NU E CIN VDD 昇圧 DC-DC コンバータ D VIN CVDD PR CPOUT 図14 参考接続図 ON TI 図14に示す参考接続を行った場合のVCPOUT1とCCPOUTの選定方法を以下に説明します。 VCPOUT1とCCPOUTは、以下の条件式を満たすように選定してください。 ⎛ VCPOUT1 • CCPOUT ⎞ - 0.1 • IVDD-VDDL ⎟ • (CCPOUT+CVDD )>2tS • IVDD ⎜ ⎝ CCPOUT+CVDD ⎠ SC VCPOUT1>VDDL+0.2 V DI CCPOUT>10CVDD 10 VOUT SD1 VCPOUT1 :S-882Zシリーズの放電開始電圧値(単位:V) CCPOUT :起動用コンデンサの容量値(単位:μF) CVDD :昇圧DC-DCコンバータ用電源平滑コンデンサの容量値(単位:μF) IVDD :昇圧DC-DCコンバータの消費電流値(単位:mA) VDDL :昇圧DC-DCコンバータの最低動作電圧(単位:V) tS :昇圧DC-DCコンバータの起動時間≒ソフトスタート時間(単位:ms) セイコーインスツル株式会社 CL 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ なお、ショットキーダイオード(SD1)の逆方向電流が多い場合や、S-882ZシリーズのOUT端子にプルダウ ン抵抗を追加する場合は、これらから発生する電流値を、昇圧DC-DCコンバータの消費電流値(IVDD)に加算 してください。 また、S-882ZシリーズのOUT端子と昇圧DC-DCコンバータの電源端子(VDD端子)間にショットキーダイオー ドを追加する場合は、前述の条件式で求めた放電開始電圧値(VCPOUT1)よりも、追加するショットキーダイ オードの順方向ドロップ電圧(VF)分、高くなるようにVCPOUT1を設定してください。 注意 1. S-882Zシリーズは放電開始電圧値(VCPOUT1)が高く、起動用コンデンサの容量値(CCPOUT)が大き UC T いほど、確実に昇圧DC-DCコンバータを起動できます。ただしその場合、入力電力が入力されてから 昇圧DC-DCコンバータが起動するまでの時間が長くなりますのでご注意ください。 2. S-882ZシリーズはVCPOUT1が高いほどCCPOUTを小さくできますが、VCPOUT1≧2.2 Vに設定した場合、 動作入力電圧のMin.値(S-882ZシリーズのOUT端子から電力が出力されるのに必要な最低入力電圧 表6 動作入力電圧の Min.値 1.8, 2.0 V 1.8~2.4 V 0.3 V 0.35 V 接続図および定数は動作を保証するものではありません。実際のアプリケーションで十分な評価の上、 NU E D 定数を設定してください。 ON TI 標準回路 DI SC VIN 注意 温度範囲 -30~+60 °C -40~+85 °C PR 注意 放電開始電圧値 OD 値)が0.3 Vから0.35 Vに上昇しますのでご注意ください(表6参照)。 CCPOUT CPOUT OUT S-882Z シリーズ VSS VM 図 15 上記接続図および定数は動作を保証するものではありません。実際のアプリケーションで十分な評価の上、 定数を設定してください。 セイコーインスツル株式会社 11 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 昇圧 DC-DC コンバータとの接続例 条件により、以下のような接続例となります。 なお、接続図中で使用している記号は表 7 のとおりです。 表7 CVDD SD2, ROUT R1 , R 2 PR VOUT≦3.0 V、 CL≦CCPOUT×0.1、 無負荷状態 VIN CPOUT VIN VIN 昇圧 DC-DC コンバータ VM ON TI DI VIN VSS CL 図 16 VIN CIN CCPOUT CVDD VDD OUT VIN S-882Z シリーズ VSS VOUT SD1 CPOUT 昇圧 DC-DC コンバータ VM VSS 図 17 12 OUT VOUT≦3.0 V、 CL>CCPOUT×0.1 SC 2. S-882Z シリーズ VOUT VDD OUT VSS CIN NU E CCPOUT D 1. UC T SD1 説明 昇圧 DC-DC コンバータ起動時の出力コンデンサ CL による VDD 端子電圧低下防止のための ショットキーダイオードです。 昇圧 DC-DC コンバータの電源平滑コンデンサです。容量値は CVDD≦CCPOUT×0.1 に設定し てください。 S-882Z シリーズの OUT 端子電圧が絶対最大定格電圧を越えるのを防止するためのショット キーダイオードとプルダウン抵抗です。 S-882Z シリーズの VM 端子電圧が絶対最大定格電圧を越えるのを防止するためのブリーダ 抵抗です。 OD 記号 セイコーインスツル株式会社 OUT CL 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 3. 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ VOUT>3.0 V、 CL≦CCPOUT×0.1、 無負荷状態 VIN VOUT SD2 CCPOUT CPOUT S-882Z シリーズ VM VSS CIN VIN 昇圧 DC-DC コンバータ ROUT VSS VIN SD2 VIN ON TI VSS VIN VM SD1 VDD 昇圧 DC-DC コンバータ ROUT OUT R1 VSS R2 CL 図 19 接続図および定数は動作を保証するものではありません。実際のアプリケーションで十分な評価の上、定数 SC を設定してください。 DI 注意 S-882Z シリーズ OUT NU E CPOUT VOUT CVDD D CCPOUT CL OD PR VOUT>3.0 V、 CL>CCPOUT×0.1 CIN R1 R2 図 18 4. OUT UC T VIN VDD OUT セイコーインスツル株式会社 13 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 注意事項 ・ パワーオフ時消費電流(ISSS)を 0.8 μA 以下に抑える必要がある場合は、VM 端子電圧(VVM)を以下の条件(1)、 (2)を満たす設定にしてください。 (1)VVM≧VOFF (2)VIN+1.0 V≦VVM≦3.0 V ・ 起動させる昇圧 DC-DC コンバータの動作電圧より本 IC の放電開始電圧(VCPOUT1)が低い場合、昇圧 DC-DC と起動用コンデンサ(CCPOUT)の選定参照)。 UC T コンバータが起動できなくなる場合があります。製品選定の際は、実機で十分評価を行ってください( 製品 ・ 起動用コンデンサには十分大きい容量値のコンデンサを選定してください。容量値が不足しているコンデンサ の場合、昇圧 DC-DC コンバータを起動できなくなる場合があります。選定の際は、実機で十分評価を行ってく OD ださい( 製品と起動用コンデンサ(CCPOUT)の選定参照)。 ・ 放電開始遅延時間(tOUT)は、以下の条件(1)~(3)により長くなります。また各条件を組み合わせることに より、さらに長くなりますのでご注意ください。 PR (1)動作入力電圧(VIN)が低い。 (2)放電開始電圧(VCPOUT1)が高い。 (3)起動用コンデンサ値(CCPOUT)が大きい。 ・ OUT端子への放電を停止し、起動用コンデンサ(CCPOUT)を再充電する場合は、CPOUT端子電圧(VCPOUT)が D 放電停止電圧(VCPOUT2)以下になるまでCCPOUTを放電する必要があります。この場合、以下の条件を満たす設 定にしてください。 NU E 条件:OUT端子電圧(VOUT)<放電停止電圧(VCPOUT2) ・ パワーオフ状態が解除されても、CPOUT端子電圧(VCPOUT)が放電停止電圧(VCPOUT2)を越えている場合は、 昇圧DC-DCコンバータを再起動する動作は再開されませんのでご注意ください。この動作は、起動用コンデン サ(CCPOUT)の放電によって、VCPOUTがVCPOUT2以下になると再開されます。 ON TI ・ 本資料に掲載の応用回路を量産設計に用いる場合は、部品の偏差、温度特性に注意してください。また、掲載 回路に関する特許については、弊社ではその責を負いかねます。 ・ 本 IC は静電気に対する保護回路が内蔵されていますが、保護回路の性能を越える過大静電気が IC に印加され ないようにしてください。 ・ 弊社 IC を使用して製品を作る場合には、その製品での当 IC の使い方や製品の仕様また、出荷先の国などによっ DI SC て当 IC を含めた製品が特許に抵触した場合、その責任は負いかねます。 14 セイコーインスツル株式会社 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ 諸特性データ(Typical データ) 放電開始電圧(VCPOUT1)、放電停止電圧(VCPOUT2)-入力電圧(VIN) 3.0 2.5 VCPOUT1 2.0 VCPOUT2 1.5 1.0 0.5 3.0 2.0 1.5 1.0 0.5 2.0 0.5 0 2.0 1.5 1.0 VIN [V] OD 1.5 1.0 VIN [V] 放電開始電圧(VCPOUT1)、放電停止電圧(VCPOUT2)-温度(Ta) VCPOUT1 1.8 1.6 VCPOUT2 D 1.4 VCPOUT1, VCPOUT2 [V] 2.0 1.0 -40 -20 0 20 40 Ta [°C] NU E 1.2 60 VCPOUT1(S) = 2.4 V 2.5 PR VCPOUT1(S) = 1.8 V VCPOUT1, VCPOUT2 [V] VCPOUT2 0 0.5 0 3. VCPOUT1 2.5 0 2. VCPOUT1(S) = 2.4 V Ta = 25 °C UC T VCPOUT1(S) = 1.8 V Ta = 25 °C VCPOUT1, VCPOUT2 [V] VCPOUT1, VCPOUT2 [V] 1. VCPOUT1 2.3 2.1 VCPOUT2 1.9 1.7 1.5 80 -40 -20 0 20 40 Ta [°C] 60 80 放電制御スイッチ抵抗(RM1)-CPOUT端子電圧(VCPOUT) 30 25 20 Ta = 85 °C Ta = 25 °C SC RM1 [Ω] 35 ON TI VCPOUT1(S) = 1.8 V 40 Ta = -40 °C 4. DI 1.7 1.8 1.9 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 VCPOUT [V] 放電開始遅延時間(tOUT)-入力電圧(VIN) 8 VIN ≤ 0.6 V CCPOUT = 10 μF Ta = 25 °C 1.0 0.8 VCPOUT1(S) = 2.4 V 4 2 tOUT [s] 6 tOUT [s] VIN ≥ 0.6 V CCPOUT = 10 μF Ta = 25 °C 0.6 VCPOUT1(S) = 2.4 V 0.4 0.2 VCPOUT1(S) = 1.8 V VCPOUT1(S) = 1.8 V 0 0 0.25 0.3 0.35 0.4 0.45 0.5 0.55 0.6 0.65 VIN [V] 0.5 0.7 0.9 1.1 1.3 1.5 1.7 1.9 2.1 VIN [V] セイコーインスツル株式会社 15 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ VIN ≤ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.0 V Ta = 25 °C 8 VIN = 0.35 V VIN = 0.6 V 40 VIN = 0.4 V 4 20 2 0 0 20 100 40 60 80 CCPOUT [μF] 20 tOUT [s] 60 VIN = 0.4 V 40 VIN = 0.6 V D 20 0 NU E 0 VIN ≥ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.4 V Ta = 25 °C 4 VIN = 1.0 V 2 VIN = 2.0 V 0 100 40 60 80 CCPOUT [μF] VIN = 0.6 V 6 0 20 放電開始遅延時間(tOUT)-温度(Ta) ON TI 20 VIN ≥ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.0 V CCPOUT = 10 μF 1.0 VIN = 0.3 V 10 VIN = 0.35 V 5 0 -20 0 20 40 Ta [°C] DI -40 SC VIN = 0.4 V VIN = 0.6 V VIN = 0.6 V 0.8 tOUT [s] 15 tOUT [s] 100 40 60 80 CCPOUT [μF] VIN ≤ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.0 V CCPOUT = 10 μF 0.6 VIN = 1.0 V 0.4 0.2 VIN = 2.0 V 0.0 60 80 -40 -20 0 VIN ≤ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.4 V CCPOUT = 10 μF 20 40 Ta [°C] 60 80 VIN ≥ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.4 V CCPOUT = 10 μF 20 1.0 0.8 VIN = 0.35 V 10 VIN = 0.4 V VIN = 0.6 V tOUT [s] 15 tOUT [s] 100 8 VIN = 0.35 V 20 0.0 0.0 0 20 40 Ta [°C] 60 80 VIN = 1.0 V 0.4 0.2 -20 VIN = 0.6 V 0.6 5 -40 16 VIN = 2.0 V 40 60 80 CCPOUT [μF] 10 PR 80 VIN = 1.0 V 0 VIN ≤ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.4 V Ta = 25 °C 100 VIN = 0.6 V 6 OD tOUT [s] 60 0 tOUT [s] 10 VIN = 0.3 V 80 VIN ≥ 0.6 V VCPOUT1(S) = 2.0 V Ta = 25 °C UC T 100 6. Rev.2.0_00 放電開始遅延時間(tOUT)-起動用コンデンサ容量値(CCPOUT) tOUT [s] 5. 超低電圧動作チャージポンプ IC VIN = 2.0 V -40 セイコーインスツル株式会社 -20 0 20 40 Ta [°C] 60 80 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 7. 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ 動作時消費電流(ISS)-入力電圧(VIN) 2.0 Ta = -40 °C ISS [mA] 1.5 Ta = 25 °C 1.0 Ta = 85 °C 0.5 0.0 8. 2.0 1.0 1.5 VIN [V] 0.5 UC T 0.0 パワーオフ時消費電流(ISSS)-入力電圧(VIN) VVM = 2.0 V VCPOUT1(S) = 1.8 V VVM = 3.0 V VCPOUT1(S) = 1.8 V, 2.0 V, 2.2 V, 2.4 V 0.4 0.3 ISSS [μA] Ta = 85 °C 0.1 Ta = -40 °C Ta = 25 °C 0.1 0.0 0.0 Ta = -40 °C 0.5 1.0 1.5 2.0 VIN [V] 2.5 3.0 NU E パワーオフ電圧(VOFF)-入力電圧(VIN) Ta = 25 °C VOFF(S) = 2.5 V 2.5 2.0 1.5 ON TI VOFF [V] 2.0 1.0 1.5 VIN [V] 0.5 3.0 VOFF(S) = 1.9 V 1.0 0.5 0.0 0.0 0.5 2.0 1.0 1.5 VIN [V] パワーオフ電圧(VOFF)-温度(Ta) SC 10. Ta = 25 °C 0.0 0.0 9. Ta = 85 °C 0.2 PR 0.2 D ISSS [μA] 0.3 OD 0.4 3.0 VOFF [V] 2.0 DI VOFF(S) = 2.5 V 2.5 VOFF(S) = 1.9 V 1.5 1.0 -40 -20 0 20 40 Ta [°C] 60 80 セイコーインスツル株式会社 17 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 11. 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 放電制御スイッチリーク電流(ILEAK)-入力電圧(VIN) VVM = 2.0 V VVM = 3.0 V 0.8 Ta = 85 °C 0.6 ILEAK [μA] Ta = 25 °C 0.4 Ta = -40 °C 0.2 0.0 Ta = 25 °C 0.4 Ta = -40 °C 0.2 0.0 0.0 12. Ta = 85 °C 0.6 0.5 1.0 2.0 1.5 VIN [V] 2.5 UC T ILEAK [μA] 0.8 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 VIN [V] VM端子入力電流(IVM)-VM端子電圧(VVM) VOFF(S) = 1.9 V Ta = 85 °C 1.0 1.0 0.8 Ta = 25 °C 0.4 Ta = -40 °C 0.2 1.0 1.5 2.0 VVM [V] 2.5 3.0 0.0 D 0.5 NU E 発振周波数(fOSC)-入力電圧(VIN) Ta = 25 °C 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 VIN [V] 2.5 3.0 DI SC 0.0 ON TI fOSC [MHz] 13. 0.4 18 Ta = 25 °C Ta = -40 °C 0.0 0.0 Ta = 85 °C 0.6 0.2 0.0 VOFF(S) = 2.5 V 0.8 PR 0.6 IVM [μA] IVM [μA] 1.2 OD 1.2 セイコーインスツル株式会社 0.5 1.0 1.5 2.0 VVM [V] 2.5 3.0 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 Rev.2.0_00 超低電圧動作チャージポンプ IC S-882Z シリーズ 応用回路例 VIN = 0.3 V、VOUT = 3.0 V、IOUT = 1 mAをターゲットとした応用回路例を、図20に示します。 VIN VOUT SD2 L CCPOUT CPOUT CONT VDD S-8353D30MC S-882Z シリーズ VM VSS VOUT VSS CL PR CIN CVDD OD VIN OUT UC T SD1 図20 S-882Z シリーズ 昇圧 DC-DC コンバータ 上記接続図および定数は動作を保証するものではありません。実際のアプリケーションで十分な評価の SC 上、定数を設定してください。 DI 注意 型番 S-882Z20-M5T1G - セイコーインスツル株式会社 (放電開始電圧値 2.0 V 設定) S-8353D30MC - セイコーインスツル株式会社 (出力電圧 3.0 V 設定) スミダコーポレーション株式会社 CDRH5D18-101(100 μH) L ローム株式会社 SD1, SD2 RB551V-30 - 10 μF(セラミックタイプ) CCPOUT - CIN 47 μF - 33 μF(ESR>50 mΩ) CL - 1 μF(セラミックタイプ) CVDD ON TI コイル ショットキーダイオード 起動用コンデンサ 入力コンデンサ 出力コンデンサ 電源平滑コンデンサ D 記号 NU E 部品名 表8 製造メーカー セイコーインスツル株式会社 19 昇圧 DC-DC コンバータ起動用 S-882Z シリーズ 超低電圧動作チャージポンプ IC Rev.2.0_00 ■ マーキング仕様 (1) SOT-23-5 SOT-23-5 Top view (1) ~ (3) (4) 4 :製品略号 (製品名と製品略号の対照表を参照) :ロットナンバー UC T 5 (1) (2) (3) (4) 2 3 OD 1 製品名と製品略号の対照表 製品略号 (1) (2) (3) S-882Z18-M5T1x Q Y A S-882Z20-M5T1x Q Y B S-882Z22-M5T1x Q Y C S-882Z24-M5T1x Q Y D 備考 1. 上記以外の製品をご希望のときは、弊社営業部までお問い合わせください。 2. x:G または U 3. Sn 100%、ハロゲンフリー製品をご希望の場合は、環境コード = U の製品をお選びください。 DI SC ON TI NU E D PR 製品名 20 セイコーインスツル株式会社 2.9±0.2 1.9±0.2 OD 2 3 +0.1 0.16 -0.06 0.95±0.1 NU E D PR 1 UC T 4 5 No. MP005-A-P-SD-1.2 DI SC ON TI 0.4±0.1 TITLE No. SOT235-A-PKG Dimensions MP005-A-P-SD-1.2 SCALE UNIT mm Seiko Instruments Inc. 4.0±0.1(10 pitches:40.0±0.2) 2.0±0.05 +0.2 4.0±0.1 1.4±0.2 PR OD ø1.0 -0 0.25±0.1 UC T +0.1 ø1.5 -0 5 Feed direction No. MP005-A-C-SD-2.1 DI SC 4 ON TI 3 2 1 NU E D 3.2±0.2 TITLE SOT235-A-Carrier Tape No. MP005-A-C-SD-2.1 SCALE UNIT mm Seiko Instruments Inc. NU E D PR OD UC T 12.5max. 9.0±0.3 Enlarged drawing in the central part ON TI ø13±0.2 (60°) SC (60°) DI No. MP005-A-R-SD-1.1 SOT235-A-Reel TITLE No. MP005-A-R-SD-1.1 SCALE QTY. UNIT mm Seiko Instruments Inc. 3,000 UC T OD PR D NU E ON TI SC DI www.sii-ic.com ● 本資料の内容は、製品の改良に伴い、予告なく変更することがあります。 ● 本資料に記載されている図面等の第三者の工業所有権に起因する諸問題については弊社はその責任を負いかねます。 また、応用回路例は製品の代表的な応用を説明するものであり、量産設計を保証するものではありません。 ● 本資料に掲載されている製品が、外国為替及び外国貿易法に定める規制貨物(又は役務)に該当する場合は、同法に 基づく日本国政府の輸出許可が必要です。 ● 本資料の内容を弊社に断ることなしに、記載または、複製など他の目的で使用することは堅くお断りします。 ● 本資料に記載されている製品は、弊社の書面による許可なくしては、健康機器、医療機器、防災機器、ガス関連機器、 車両機器、航空機器、及び車載機器等、人体に影響を及ぼす機器または装置の部品として使用することはできません。 ● 本資料に記載されている製品は、耐放射線設計はされておりません。 ● 弊社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品はある確率で故障や誤動作する場合があります。故障や 誤動作により、人身事故、火災事故、社会的損害などを生じさせないような冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設 計などの安全設計に十分ご留意ください。