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唯念寺保育園 - 長崎市保育会
唯念寺保育園 社会福祉法人 グループ研究 わらべうたを歌うと、子ども達は落ち着き、保育士と一緒に楽しく遊ぶことができました。 何 わらべうた 度もくり返し歌うことを喜び、保育士や友だちとかかわりながら、ゆったりと過ごすことができた ようです。 わらべうたは、子どもが覚えやすく、リズムも取りやすいので、0歳児から年長まで、 楽しむことができました。これからも生活のなかにわらべうたを取り入れ、子どもたちの豊かな 心とからだの成長を育んでいきたいと思います 0歳児 おちょず おちょず おちょず おちょず ねんねつぼ ねんねつぼ かいぐり かいぐり かいぐりこ おつむてんてん 保育士の歌に合わせて、手遊びを楽しんだり、 また、保育士の膝に座り、ゆったりとわらべうたを 楽しむことができました。 1歳児 ねったか ねったか ねらんかあと まくらにきけばよお まくらものゆにゅあ ねたとゆうた 山田先生に教えていただいた子守唄です。お 昼寝の時に保育士が歌っていました。お人形遊 びをしている時に保育士が歌うと、歌に合わせ てトントンと優しく人形をたたく子どもの姿が見ら れ、自然にリズムを合わせることができていた ようです。 1歳児 たなわたし たなわたし たなわたし しずかにわたす こがねのゆうひ おにのいないうちに おにのいないうちに 歌い終わってから、友だちに渡していくわらべう たです。渡してもらうことを楽しみに待つ姿が見ら れました。 5歳児 たなわたし コップの中に水を入れて遊びました。歌を覚 えて一緒に歌いながら、こぼさないように気を 付けて歩いたり渡したりしていました。渡しても らうことをとても心待ちにしている姿が見られま した。生活の中でもお盆を使い、食事のお茶や ミルクを配るお手伝いを喜んでしてくれていま す。 3・4・5歳児 カラスカズノコ 3・4・5歳児 カラスカズノコ カラスカズノコ、ニシンノコ、オシリヲネラッテ、カッパノコ、 活発な男の子が多い4歳児、わらべうたのなかで、歌に合わせておしりに触れるという、カ ラスカズノコを山田先生に教えていただき、みんなで遊んでみました。子どもたちは、おしり に触れることをとてもおもしろがり、楽しくあそぶことができました。歌に合わせて歩いたり触 れたりなどの動きのなかでリズム感を養い、また、触れる力を加減するようになり、友だちと の触れ合いも歌を通して楽しむことができたようです。 4・5歳児 うめぼしゅ うめぼしゅ たべても さねかむな なかにてんじん ねてござる 梅の実がなる時期に、一緒に歌ってみました。梅の実の熟した においをかいでみたり、触れたり、また、給食で梅干しを使った献 立の時に、種や種の中の実を見たりと、梅や梅干しに興味を持ち ながら、楽しく歌うことができました。 4・5歳児 やんばらのふねが やんばらのふねが、たきぎっこつんで、ぎしてぎし ぎしてぎし おおなみこなみ、いりふねでふね、しくてしく しくてしく 櫂に見立てた棒を友だちと一緒に持ち、歌に合わせて進んだり、交代して遊びました。 はじめは、歌に合わせながら手と足を動かすことが難しいようでしたが、友だちと息を合 わせながら、楽しむことができました。 9月 敬老会 おじいちゃん おばあちゃんを保育園に招きました。そのなかで、一緒にわらべうたあそびを 楽しむことができました。 オヤユビネムレ なかなかほい カラスカズノコ 膝に座ったり向き合いながら、歌に合わせて優しく指を触ってもらいました。 歌の歌詞に合わせて、なかで二人で手を合わせ、そとで自分の膝をたた いてあそびました。 歌に合わせて、おじいちゃんおばあちゃんの周りを子どもが歩き、オシリヲ の歌のところで、保育士が身体の場所を替えて歌い、子どもがおじいちゃ んおばあちゃんの身体に触れてあそびました。 わらべうたのグループ研究に参加して・・・ 「なかなかほい」のわらべうたは、1歳児は手や膝をたたいてリズムをとって楽しんだり、3 歳以上児では、歌のリズムで跳び、歌詞に合わせて足を開いたり閉じたりしながらあそび、 また、敬老会では、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に楽しく過ごすことができました。ひと つの歌で、リズム感を養うなど音楽的な要素を含みながら、0歳児から大人までぬくもりを 感じながら、楽しむことができました。 子どもたちにとってわらべうたは、音階をみてもとても歌いやすく、子どもの声幅に合い、 音程、リズムなど音楽的に無理なく歌えることがわかりました。また、歌を通して人とのぬく もりを十分に感じることができ、子どもの心の安定に良い影響を与えると思います。 また、 長崎のわらべうた、「ともさんともさん」「ねったか」「まちでまんじゅうこうて」などに出会い、 子どもたちに伝えることができました。 わらべうたには、子どもの成長によい影響を与える要素がたくさんあることを改めて認識 することができました。ゲームなどの玩具が多くなった時代に、昔から伝承されてきたわら べうたをこれからも日頃の保育に取り入れ、子どもたちの豊かな心を育むことができるよう 取り組んでいきたいと思います。