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平成22年分
発生日 2010/1/1 2010/1/5 都道府 市区町 県 村 東京 京都 現象 調布市 漏えい 着火 長岡京 市 漏えい 着火 2010/1/5 埼玉 比企郡 漏えい 小川町 着火 2010/1/18 大阪 東大阪 漏えい 市 着火 2010/1/19 2010/1/21 2010/1/21 2010/1/24 埼玉 愛知 東京 東京 川口市 漏えい 着火 名古屋 漏えい 市 着火 板橋区 江東区 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 2010/1/31 漏えい 神奈川 横浜市 着火 2010/2/2 兵庫県 芦屋市 新宿区 着火・爆 発 不完全 燃焼 給湯使用中に音がして変形したと通報を受けて現場確認したところ、RF式給湯暖房機の前面カバーの一部が変形し ていた。なお、当該建物は外壁塗装中であり、給排気トップ付近に養生したと思われる痕があった。調査の結果、灯 外内管から器具栓までの漏えいはなく、当該機器内部のガス通路及び水通路には漏れもなく、焼損痕等がないことを 風呂釜 確認した。現場状況から推測すると、当該機器の給排気トップが養生シートで閉塞されていた影響から点火不良にな (RF式) り、繰り返しの点火操作で未燃ガスが滞留し、再点火時のスパークに引火し、機器前面カバーの一部が変形したもの とみられる。 0 0 0 0 0 型式 ガ ガス事業 ス 者等 種 9.5mmソ (株)ダン フトコー ロップ 東京ガス ド(2008 TG ホームプ (株) 年8月製 ロダクツ 造) 大阪ガス 品番: 080大阪ガス TG 0161 (株) (1985年 製造) GRQ203A (株)ノー 角栄ガス (1993年 CG リツ (株) 10月製 造) LT-003 (大阪ガ 大阪ガス ス品番: TG (株) 0120610) HOL1670AQ (東京ガ ス品名: KG(株)ガス 東京ガス A816RF TG ター (株) WHBRA) (2002年 12月製 造) 都市ガス ゴム管 用ゴム (迅速継 (株)ブリ 東邦ガス 管(1999 TG ぎ手な ヂストン (株) 年10月 し) 製造) BF式風呂釜を使用中にガス臭気があり、確認すると当該機器のケーシングが一部変形していた。調査の結果、灯外 内管から器具栓までの漏えいはなく、当該機器内部にガス漏えいはなく、焼損痕や喫水線がないことを確認した。現 場状況から推測すると、何らかの要因で点火しづらい状況になっていたと考えられ、当該機器の点火操作を繰り返し 行ったことから、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火操作時の火花により異常着火したため、当該機器のケーシング 風呂釜 (株)ノー 0 が変形したものとみられる。 (BF式) リツ 需要家より給湯器を点火したところ、機器の側面が変形したとの通報があり、確認したところ、BF式風呂釜のケーシン グの一部が変形していた。需要家に使用状況を聞いたところ、シャワーを使用するため、点火操作を行ったが点火せ ず、再度、点火操作を行ったところ大きな音がしたとのことであった。調査の結果、灯外内管から器具栓までの漏えい はなく、当該機器内部にガス漏えい及び水漏れはなく、燃焼状態に異常のないことも確認できた。需要家から聞いた 状況から推測すると、シャワーを使用する際、点火操作を繰り返し行ったため、機器内部に未燃ガスが滞留し、再点 風呂釜 0 火操作時のスパークに引火したことにより異常着火したものとみられる。 (BF式) 0 漏えい 着火 東京 杉並区 0 0 0 2010/1/29 0 テーブルこんろに接続されたゴム管から漏れたガスにテーブルこんろの火から引火し、ゴム管、蛍光灯カバー等を一 部焼損した。ゴム管のガス栓側に亀裂があることが確認された。ゴム管に亀裂が生じた原因は、局部的に曲げがか かった状態であったことと、熱による劣化の組合せで生じたものと推定される。 0 メーカー クッキングテーブル使用時にテーブル下部に着火し、当該器具組み込みの迅速継手ソケットが一部溶融、テーブル下 家庭用こ (株)ター ダ(現 部が一部焼損した。原因は当該器具組み込みソケット内のコンセントパッキン部が経年劣化(使用約32年)し、この部 んろ 0 分からガスが漏えいし、こんろの火から着火したものと推定される。 (クッキ (株) ングテー ハーマン ブル(ソ プロ) 0 0 機種 給湯機能付き風呂釜が故障としたとして協力会社に修理の依頼があり機器の交換対応をした。当該機器内部でガス が漏れたことにより内部配線部を焼損したことが判明した。原因は、経年劣化等によりガス圧調整のためのダイヤフラ ムに亀裂が生じ、亀裂から微少漏えいしたガスに着火し、機器内部を焼損したもの。当該風呂釜については、供給ガ 風呂釜 0 ス圧の変動を調整するガスガバナの設計不良から、長期間使用による劣化のためガス圧調整のためのダイヤフラム (RF式) に亀裂が生じ、亀裂から微少漏えいしたガスに着火するおそれがあるとして、平成19年6月からメーカーによるリコー ルが実施されている対象製品である。 0 0 事故概要 炊飯器に点火してから数分後にガスコードの機器接続部付近から炎が上がり、ガスコードの器具側ソケット部分を焼 損した。何らかの原因でガスコード器具側ソケット部分のアダプター本体に亀裂が入ってガスが漏えいし、炊飯器の ゴム管 住友ゴ 火が漏れたガスに引火したものと推定される。なお、亀裂に至った原因を特定することはできなかった。 (迅速継 0 ム工業 ぎ手あ (株) り) 0 0 0 負 傷 ガスファンヒーターを使用中、当該機器から火が出たため、使用者がガス栓を締めて、機器ファンヒーター側のゴム管 (ソフトコード)を引き抜いて消火した。その際に2名が軽い火傷を負った。当該機器は、「迅速継ぎ手付ガスコード」を ゴム管 接続する仕様であったが、実際には接続部分の形状が異なる「ソフトコード」が接続されていたことから、接続が緩 (迅速継 2 み、接続部付近からガスが漏れ、これに当該機器の火が着火したものと推定される。 ぎ手な し) 0 0 東京 東京 0 中 毒 世田谷 漏えい 区 着火 2010/1/24 2010/2/2 死 亡 高木産 業(株) GUQ-5A (東京ガ ス品名: 東京ガス NRTG 705BFDP (株) Z) (2006年7 月製造) TPDPS51 (東京ガ ス品名: 東京ガス TPTG (株) 705BFD P)(2005 年5月製 造) シャワーを使用中にCF式風呂釜の点火確認窓付近から火が見えたので点火確認窓を壊し、水をかけて消火した。調 査したところ、当該機器内部に焼損があること、当該機器内部にガス漏れ箇所があることが確認された。さらに調査 TA-CUした結果、ガス通路部にあるダイキャスト製フランジが腐食により一部欠損していることを確認した。原因は、当該機 16S(東 器前面カバーの一部に隙間が生じ、水が恒常的に機器内部に侵入したことにより、機器内部の腐食が進行し、腐食 京ガス品 の進行によりガス通路部にあるフランジの一部が欠損し、未燃ガスが流出して、燃焼炎から引火したものと推定され (株)世田 名:ST風呂釜 東京ガス 0 る。 谷製作 706CFS TG (CF式) (株) 所 AN) (1991年 12月製 造) 0 定期保安調査の作業中にBF式風呂釜のケーシングに一部変形を確認した。需要家は、異常に気がつかなかった。ガ ス事業者及びメーカーが調査したところ、灯外内管から器具栓までの漏えいはなく、機器内部にも漏えいが無いこと が確認された。さらに、メーカーによる機器調査の結果、当該機器の燃焼性能に異常は無く、喫水線などの冠水痕も 風呂釜 無いことから、異常着火した原因の特定には至らなかった。推定できる要因としては、需要家の使用状況や使用環境 (BF式) により、点火しづらい状況となり、当該機器の点火操作を繰り返したことから、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後 の点火操作によって異常着火に至った可能性が推察される。 ガス事業者の協力企業の作業員が開栓作業における機器使用説明において、BF式風呂釜の点火試験を実施したと ころ、口火は着いたがメインバーナーに着火しなかった。再度点火試験を実施したところ、当該機器のケーシングが一 部変形した。調査の結果、灯外内管から器具栓までの漏えいはなく、当該機器内部にガス漏えい及び水漏れはなく、 風呂釜 0 配線等にも焼損がないことを確認した。原因は、開栓作業の点火試験時に、点火操作を繰り返したことで、未燃ガス (BF式) が機器内に滞留し、再点火操作時のスパークに引火し異常着火したものと推定される。 レストランのガスこんろで加熱開始後しばらくしてボンと音がして小爆発が発生し、厨房の窓ガラスが割れた。こんろ 下部の不使用オーブンの器具栓が開放されていた。原因は、従業員が器具栓を誤開放したことにより、オーブン庫内 業務用 0 にガスが滞留し、こんろ使用時の火が引火したものと推定される。 レンジ 2 一般集合住宅で屋外式給湯付き風呂釜を使用中、気分が悪くなった住民2名が病院での診断の結果、一酸化炭素中 毒(軽症)と判明した。事故直後に、開放廊下壁面の凹状スペース内に設置されている当該機器を点火して調べたと ころ、浴室内の空気から高濃度の一酸化炭素が検出された。高濃度の一酸化炭素が発生した原因は、スリット板下 部の隙間が荷物等で塞がれて当該風呂釜が給気不足になり、熱交換器が閉塞されたためと推定される。当該機器を 風呂釜 使用した際に高濃度の一酸化炭素を含んだ排ガスが発生し、当該機器排気部の直上にある風呂の窓の隙間から浴 0 (RF式) 室内に流入したことにより、住民が一酸化炭素中毒となるに至ったものと推定される。 GUQ-5A (株)ノー (2003年 東京ガス TG リツ 2月製 (株) 造) GUQ-5A (株)ノー (1999年 東京ガス TG リツ 11月製 (株) 造) OJ9230 タニコー (2007年 大阪ガス TG (株) 1月製 (株) 造) T-164A (株)ノー (1996年 東京ガス TG リツ 8月製 (株) 造) 2010/2/2 2010/2/2 2010/2/2 2010/2/2 2010/2/5 千葉 東京 東京 大阪 大阪 八千代 着火・爆 市 発 葛飾区 中野区 漏えい 着火 着火・爆 発 藤井寺 漏えい 市 着火 東大阪 漏えい 市 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 帰宅した需要家が、BF式風呂釜を見ると器具栓つまみが口火の位置にあったため、消し忘れと思い口火を消そうとし た。点火つまみを押しながら戻そうとしたが、戻らず何度も操作しているうちに当該機器内部で爆発し機器側面のケー シングが変形した。需要家は口火が消えたかの確認をせずに、その後も繰り返し、器具栓つまみを押しながら消火位 風呂釜 0 置に戻そうとしているうちに、機器内にパイロットから放出された未燃ガスが滞留し、なんらかの原因で器具栓つまみ (BF式) を点火位置にしたことにより爆発着火に至ったものと推定される。 飲食店の厨房に設置されている小型湯沸器のガス管接続部から火が出たとの需要家からの通報を受けたガス事業 者が現場確認したところ、当該機器の電池ケース付近が一部溶解していた。漏えい検査を行ったところ、当該機器と 接続具の接続箇所にガス漏えいがあった。接続部を確認したところ、パッキンが取り付けられていないことを確認し た。また、接続具も適正なものではなく、水道用金属製フレキシブル管で接続されていた。当該機器の取り付けは内 その他 装工事業者が行っていた。原因は、接続が適切でなかったことから、接続部が徐々に緩み少量のガスが漏えいし、 0 (接続 当該機器使用時の炎に引火したため、電池ケース付近が一部溶解したものと推定される。 具) GUQ-5A 千葉ガス (株)ノー (2005年 TG (株) リツ 8月製 造) 不明 不明 TG 東京ガス (株) ガスこんろを使用中に突然ガスオーブンの扉が開いたとの需要家からの通報を受けたガス事業者が現場を確認した ところ、ガスオーブンの扉が破損していること、オーブン一体型こんろの天板が外れていることを確認した。また、ガス オーブンの器具栓が少し開いていた状態であった。原因は、オーブンの器具栓が開いた状態に気がつかないで、ガ DR-1200 スこんろを使用したところ、オーブン内部に滞留した未燃ガスにこんろの火が引火し、オーブンの扉が破損したものと 家庭用 ロジェー (1987年 東京ガス 0 TG 推定される。 オーブン ル 7月製 (株) 造) 給湯器を使用したところ、ボンと音がし、黒い煙が出て、給湯器のケーシング前蓋が変形した。調査の結果、当該機 器の給排気口等が外壁タイル補修作業のためビニールシートで覆われていたことが判明した。原因は、外壁タイル補 修業者が養生のため給湯器の給排気筒先端部を十分な開口を設けないままビニールシートで覆った状態で、当該顧 客が知らずに給湯器を使用した時、着火不良が発生して機器内にガスが滞留し、次の点火操作の際に大きな音を伴 瞬間湯 (株) 0 い異常着火が発生し、排気口が閉塞されていたため燃焼ガスが正常に排出されず、ケーシング前蓋の変形に至った 沸器(FF ハーマン ものと推定される。なお、外壁タイル補修業者は、給排気口をビニールシートで覆う危険性は認識しており開口を設け 式) プロ ていたが、開口面積が不足していた。 高等学校において実験中に、一口バーナー(ブンゼンバーナー)に接続しているガス栓と迅速継ぎ手の接続部より漏 れたガスに引火し、迅速継ぎ手が焼損した。焼損状態が激しいため、回収品から漏えい箇所や原因を断定することが できなかったが、コンセントパッキンのシール部及び本体には亀裂や劣化等のガス漏れに繋がるような異常は見られ その他 0 なかった。異物付着防止用のゴムキャップが取り付けられていなかったことから、シール面とガス栓との間に異物が (接続 具) 噛み込み、気密不良で漏洩したガスに実験で使用していたバーナーの火が引火した可能性が推定される。 YS2401F C(大阪 ガス品 大阪ガス 番:033- TG (株) 0956) (1994年6 月製造) ゴム管用 ソケット: (株) OJ-100 ハーマン (1972年 プロ 製造(推 TG 大阪ガス (株) 定)) 2010/2/7 2010/2/8 2010/2/8 2010/2/8 2010/2/11 2010/2/13 2010/2/15 2010/2/15 東京 広島 大阪 青梅市 広島市 大阪市 着火・爆 発 漏えい 着火 漏えい 着火 着火・爆 北海道 札幌市 発 大阪 千葉 千葉 東京 漏えい 豊能町 着火 市川市 漏えい 着火 着火・爆 印西市 発 新宿区 着火・爆 発 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 給湯器を使用中に異常音(爆発音)がして、排気筒がとれたとの需要家からの通報を受けたガス事業者が現場を確認 したところ、FE式瞬間湯沸器の排気筒トップが外れており、室内排気筒に施してある化粧リングに損傷があった。さら に当該機器を調べたところ、フロントカバーの正面と側面の給気口部に埃の付着があり、給気が妨げられた状態と なっていたこと、また、バーナーユニット上面部及び点火装置付近及び集熱フィンに大量の燃焼生成物が付着されて おり排気に障害がある状態となっていることが確認された。原因は、長年(13年間)にわたる使用に伴い当該機器の PH燃焼室に燃焼生成物が蓄積し、その不純物が点火装置付近に付着したため、点火時においてメインバーナーへの一 瞬間湯 16CWF 時的な着火不良になり、機器内部に滞留した未燃ガスへ異常着火したものと推定される。なお、不純物の付着につい パロマ工 青梅ガス 0 沸器(FE (1996年 TG ては、給気量の不足により排気の露点が通常より低い状態であり、また給湯器から立ち上がる排気筒の延長が長い 業(株) (株) 式) 2月製 ために、燃焼により発生した水蒸気が凝縮され結露しやすい条件となることから不純物が付着しやすい環境であった 造) とも推定される。 ビルトイン式ガスこんろの下キャビネットにある検査孔付ガス栓の検査孔についていた蓋(ボルト状)が抜け落ち、併 せてガス栓が半開の状態となったためガスが漏えい、引火し、キャビネット内部が一部焼損した。引き出しタイプの キャビネットの開閉の際に収納されていた鍋がガス栓つまみに接触したことで、検査孔側に開状態になったものと推 ガス栓 (株)藤 0 定される。漏えいしたガスがキャビネット内に滞留し、こんろから引火したものと推定される。検査孔の蓋が外れた原 (検査孔 井合金 有り) 製作所 因については、自然に外れたものではないと推定されるが、詳細は特定できなかった。 ガスストーブを点火した際、接続部分で出火し、ストーブ及び接続していたゴム管(ソフトコード)のそれぞれ一部を焼損 した。原因は、当該ガスストーブは迅速継手が付いたガスコードで接続すべきところを、需要家が迅速継手が付いて いないゴム管を直接ガスストーブの接続口に差し込んで使用した誤接続をしたことにより接続箇所から漏えいしたガス ゴム管 に引火したものと推定される。 住友ゴ (迅速継 0 ム工業 ぎ手な (株) し) BF式風呂釜の口火を点火してシャワーから出湯したが、10秒ほどで水になったため、20秒ほどして水を止め口火消火 の操作をした後、10秒ほどして口火の点火操作をしたところ、爆発着火した。浴室入り口扉のガラスが破損した。原因 風呂釜 0 は、何らかの理由でシャワー使用中に立ち消えを起こし、その直後はノズルから生ガスが出ており、機器内に生ガス (BF式) が滞留した状態で再点火操作をしたため、異常着火したものと推定される。 給湯器を点火した際、異音がして、給湯器本体ケーシングの前面と側面が変形した。当該機器を調べた結果では、不 具合に繋がる異常箇所は認められなかった。原因は、機器排水部分が雨水樋に接続されていたため雨水が機器内 瞬間湯 部に逆流し、一時的に排気通路部が閉塞された状態となったため、異常着火を起こしたことにより当該機器の変形に 0 沸器(RF 至ったものと推定される。 式) FV612Y 広島ガス (2005年 TG (株) 2月製 造) メーカー 形式無し (大阪ガ ス品番: 大阪ガス TG 080(株) 0142) (1997年 製造) RBF(株)ガス SRDP2 ター(リン 北海道 (2007年 TG ナイ(株) ガス(株) 2月製 販売分) 造) 高木産 業(株) (大阪ガ ス(株) 販売分) GHS246AW( 大阪ガス TG 大阪ガス (株) 品番: 135T100) 小型湯沸器を点火後、温度調整つまみを高温側にしたところ消火してしまったので、何度か点火したが点火しなかっ ためそのままにしていた。しばらくすると機器内部が燃えていた。当該機器の内部が焼損し、点火つまみが焦げ落ち た。調査した結果、当該機器にガス漏れや燃焼異常はなく明確な原因を特定することはできなかったが、当該機器内 RUS部に大量の砂埃のようなものが堆積していたことやバーナー内部にクモの死骸及びクモの巣等が確認されたことか V521B(W 瞬間湯 ら、点火の際にノズルとメインバーナーの間に虫等が入ったことで、メインバーナー内部のガス流路が閉塞されること リンナイ H) 京葉ガス TG 0 により、ガスがメインバーナーから機器内部にあふれ出てメインバーナー下部で燃焼したことや、内部に侵入した埃等 沸器(開 (株) (2006年 (株) 放式) 何らかの可燃物に着火し、操作部等の樹脂部品が焼損したものと推定される。 12月製 造) 浴室暖房乾燥機を使用していたが衣類が乾燥していないので、パイプシャフト内に設置されているFF式給湯暖房機を 確認したところ機器前面カバーの変形に気づいた。調査の結果、機器内部にガス漏れや水漏れ及び焼損痕は無いこ とを確認した。また、燃焼試験の結果、点火状態や燃焼状態には異常はないことを確認した。当該機器に異常はない 瞬間湯 ことから、前面カバーの一部が変形した原因の特定には至らなかった。推定できる要因として、給排気トップか養生 沸器(FF 0 シート等で閉塞された場合、燃焼用空気が供給されないことから機器内部に未燃ガスが滞留し、機器使用時のス 式) パークに偶発的に引火したことにより、前面カバーの一部変形に至った可能性が考えられる。 需要家からガス事業者の協力企業に風呂釜の修理要請があり、修理作業の際、当該機器のケーシングに一部変形 があることが確認された。調査の結果、当該機器の燃焼性能に異常はなく、喫水線などの冠水の痕も無いことから、 異常着火したと思われる原因の特定には至らなかった。推定できる要因としては、需要家の使用状況や使用環境に より、点火がしづらい状況となり、当該機器の点火操作を繰り返した場合、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の 点火操作により、異常着火に至った可能性が考えられる。 風呂釜 0 (BF式) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) AT245FAAQ 東京ガス TG (株) (1995年 11月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ) (1996年 8月製 造) 2010/2/18 2010/3/3 2010/3/4 2010/3/6 2010/3/9 2010/3/9 千葉 船橋市 漏えい 着火 東京 八王子 市 千葉 漏えい 市川市 着火 北海道 札幌市 北海道 千歳市 東京 練馬区 漏えい 着火 着火・爆 発 着火・爆 発 着火・爆 発 0 0 0 0 0 0 0 0 ガスファンヒーターを使用していたら煙が出て、やがて機器背面から火が出た。調査の結果、機器内部にガス漏れは 無いことが確認された。また、事故当時の接続の状態(接続用具+スリムプラグ+ガスコード)を再現したところ、ガス コードを引っ張るとスリムプラグが接続用具の部分から容易に外れた。原因は、接続方法の誤りによりスリムプラグと その他 0 接続用具の間が緩んだことによりガスが漏れ、ファンヒーターに吸い込まれたガスがバーナー部の炎に引火したもの (接続 と推定される。 具) 0 0 定期保安調査時にガスストーブに接続されているガス機器用プラグの一部が溶けていることを確認した。需要家に聞 いたところ、昨年12月頃にガスストーブを使用した際にストーブの背面で火が出たので消火したとのことであった。現 場調査の結果、灯内内管からストーブまでの漏えい検査に異常はなく、また、ストーブ内部にも漏えいがないことが確 認された。原因は、需要家にて取り付けたガス機器用プラグの差し込みが浅かったため、ストーブとの接続口から未 燃ガスが流出し、使用中のガスストーブの燃焼炎が引火したものと推定される。 0 0 0 BF式風呂釜の口火の点火を確認してカランから出湯しようとしたが、湯が出てこなかったため、口火を再確認したとこ ろ失火していた。再度点火操作をしたところ異常着火し、当該機器のケーシングが変形した。原因は、立ち消えした直 後は、バーナーノズルから生ガスが出ており、機器内に生ガスが滞留した状態で再点火操作をしたために異常着火し たものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) 0 0 2010/3/9 埼玉 2010/3/10 兵庫 所沢市 西宮市 着火・爆 発 漏えい 着火 鹿児島 漏えい 2010/3/10 鹿児島 市 着火 2010/3/11 埼玉 入間郡 漏えい 三芳町 着火 2010/3/14 東京 漏えい 町田市 着火 2010/3/16 東京 2010/3/22 東京 渋谷区 目黒区 2010/3/23 神奈川 横浜市 着火・爆 発 着火・爆 発 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 京葉ガス (株) 不明 TG 東京ガス (株) (株)ター ダ(現 (株) 不明 ハーマン プロ) TG 京葉ガス (株) SR-DP (株)ガス 北海道 (製造年 TG ター ガス(株) 不明) RBF(株)ガス SRDP2 風呂釜 ター(リン 北海道 (2006年 TG (BF式) ナイ(株) ガス(株) 8月製 販売分) 造) 協力企業より開栓作業中にBF式風呂釜のケーシングが一部変形していることを確認したとの連絡があり、ガス事業 者が現場訪問し当該機器ケーシングの一部変形を確認した。調査の結果、当該機器の内部にガス漏えいはなく、焼 損痕等も無いこが確認された。また、点火・火移り性能及び燃焼性能にも不具合はなかった。ケーシングの変形状態 より原因を推定すると、当該機器は、何らかの要因で点火しづらい状態になり、その状態で点火操作を繰り返したこと により、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により、異常着火が発生し、ケーシングが一部変形したも 風呂釜 0 のと推定される。 (BF式) 需要家が3口こんろとオーブン一体型機器のこんろ部分を使用中に「ボン」と爆発し、オーブンの扉が開き、オーブン 下部のカバーが変形した。需要家が誤ってオーブンのツマミを開にした状態で、上部のこんろを使用したために、オー ブン庫内に滞留したガスにこんろの火が引火して爆発したものと推定される。 TG その他 (接続具 日東工 (ガス機 器(株) 器用プラ グ)) 中学校の理科室にて実験中に、迅速継ぎ手付きのゴム管を介してブンゼンバーナーを接続していたガス栓付近から 着火し、迅速継ぎ手に焦げが生じた。原因は、迅速継手の差し込み不足によりガスが漏えいしていた状況で、ブンゼ ゴム管 ンバーナーを使用したため、漏えいしたガスがバーナーの炎により引火したものと推定される。 (迅速継 ぎ手あ り) BF式風呂釜で給湯している最中に水になったことに気がつき、給湯を停止したときに、当該機器のケーシングが変形 した。原因は、給湯使用中に立ち消えを起こし、点火操作をしたことで機器内に滞留したガスに異常着火したものと推 定される。 不明 不明 GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ) (1999年 1月製 造) 不明(製 造年不 サンウ 明(製造 家庭用 武州ガス エーブ工 後約20 TG オーブン (株) 業(株) 年の機 器と推 定)) ガスストーブを点火したまま1.3mほど移動させたところ、機器背面に炎が見え、機器との接続部の迅速継ぎ手が一 部焼損した。迅速継ぎ手(ガス機器用ソケット)を分解調査したところ、接続シール部には多量の異物(繊維状のもの) その他 が付着していることが確認された。原因は、接続シール部に多量の異物が付着していたことから接続部の気密が確 (接続具 保できず、接続部から漏出したガスにストーブの炎から引火したものと推定される。 (迅速継 (株) 0 ぎ手(ガ ハーマン ス機器 プロ 用ソケッ ト))) 二口こんろで湯を沸かしガスを止めた後に、ツマミ部分が燃えた。調査の結果、当該機器のツマミ内側にある右側 バーナー器具栓のメインロッド用Oリングが異常摩耗していること及びメインロッドに煮こぼれが付着していることが確 認された。原因は、ツマミ内部に煮こぼれが侵入して付着した状態で使用を継続したため、メインロッド用Oリングに異 家庭用こ リンナイ 0 常摩耗が起こり、そこから漏えいしたガスにバーナーの火が引火したものと判明した。 んろ (株) ガスストーブを使用中に焦げ臭さを感じ、確認するとガスストーブとゴム管接続付近が焼損していた。原因は、ストーブ の燃焼中にストーブを動かしたことによりゴム管に外力が加わり、経年劣化したゴム管(製造後約36年経過)に亀裂が ゴム管 (迅速継 (株)十 0 生じ、そこから漏れたガスがストーブの火から引火したものと推定される。 ぎ手あ 川ゴム り) 小型湯沸器内部の部品の一部が熱により溶解した。原因は、需要家が購入した湯沸器を自分で取付して、使用した 際、接続箇所(ゴム管口(ホースエンド))にパッキンを入れ忘れて接続したため、当該接続箇所から漏えいした少量の その他 0 未燃ガスが湯沸器使用時の炎に引火したものと推定される。 (接続 具) 需要家からBF式風呂釜の修理要請があり、修理作業の際、当該機器ケーシングの一部が変形していることを確認し た。需要家に聞いたところ、点火操作時に大きな音がした、また、当該機器は日頃から点火しづらい状況であったた め、点火操作を繰り返したとのことであった。調査の結果、機器内部にガス漏えい、水漏れ及び焼損痕はないことが 確認された。また、点火性能、燃焼性能にも不具合はみられなかった。原因は、当該機器が何らかの原因で点火しに くい状態となり、点火操作を繰り返したことから機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火が 風呂釜 0 発生したため、ケーシングの変形に至ったものと推定される。 (BF式) 需要家からBF式風呂釜の修理要請があり、修理作業の際、当該機器ケーシングの一部が変形していることを確認し た。需要家に聞いたところ、風呂を沸かすため点火操作をしたが、口火が付かないため繰り返し点火操作を行ったとこ ろ大きな音がした、また、当該機器は日頃から口火の点火がしづらい状況であったとのことであった。調査の結果、機 器内部にガス漏えい、水漏れ及び焼損痕はないことが確認された。また、点火性能、燃焼性能にも不具合はみられ 風呂釜 0 なかった。原因は、当該機器が何らかの原因で点火しにくい状態となり、点火操作を繰り返したことから機器内部に未 燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火が発生したため、ケーシングの変形に至ったものと推定される。 (BF式) 不明 OJ-010 (大阪ガ ス品番: 081大阪ガス 0256) TG (株) (1972年 ~1979年 販売商 品) RTS3SGE1-R 日本ガス (1993年 TG (株) 12月製 造) 植毛ゴ ム管 大東ガス TG (1974年 (株) 製造) 不明 TG 東京ガス (株) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ) (1991年 8月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ) (1999年 10月製 造) ガス事業者の協力企業の作業員が点火試験を伴う開閉栓作業中に漏えいしたガスに着火してRF式風呂給湯器付近 の網戸の一部焼損及び同機器の一部が変形した。給湯器はリフォーム業者の協力企業にて設置したものであった が、設置作業時に金属可とう管の接続を失念していたとのことであった。給湯器とガス管が接続されていない状態 金属可と 不明 0 で、ガス栓を開にしリフォーム業者が湯栓を開けたため、ガス管から漏えいしたガスに給湯器の点火動作時のスパー う管 クで引火したもの。 不明 TG 東京ガス (株) 集合住宅において、台所に設置している給湯器を点火したところ、大きな音がして、給湯器のケーシング側面が一部 変形した。調査の結果、ケーシングの変形以外には機器性能や動作には異常はみられなかった。何らかの原因によ り給排気口が閉塞された状態で運転操作を繰り返したため、機器内部に未燃ガスが溜まり異常着火が発生し、ケーシ ングの一部変形に至ったものと推定される。 2010/3/23 大阪 2010/3/25 山形 2010/3/25 岐阜 2010/3/28 大阪 吹田市 鶴岡市 岐阜市 河内長 野市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/3/29 神奈川 逗子市 漏えい 着火 世田谷 区 漏えい 着火 2010/3/29 東京 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 消防からの火災通報によりガス事業者が需要家宅に出向いたところ、ガスこんろ付近のステンレスの壁、換気扇カ バーの一部、こんろのソフトコードの一部及び二口ヒューズガス栓のツマミ部が焦げていることが確認された。調査の 結果、灯内内管からの漏えいは無く、ガス栓の気密性及び過流出安全機構(ヒューズ)についても異常はみられな かった。不使用ガス栓のホースエンド部分には、ビニールテープが巻かれていた。現場の状況から推測すると、ガス 0 栓にビニールテープが巻かれていた状態でガス栓を誤開放したことによりヒューズが作動しない程度に少量のガスが 漏れ、こんろの点火時の火から引火したものと推定される。 松下電 器産業 瞬間湯 (株)(現 沸器(FF パナソ 式) ニック (株)) GW5RH5F (大阪ガ スコー 大阪ガス ド:033- TG (株) 0827) (1999年 1月製 造) ガス栓 (LB二 光陽産 口ヒュー 業(株) ズコック) G925-25 (1992年 鶴岡ガス TG 3月製 (株) 造) ガスファンヒーターを使用中に当該機器後部から出火した。当該機器は、「迅速継ぎ手付ガスコード」を接続する仕様 であったが、器具用ソケットを用いて接続していた。原因は、ガスコードで接続すべきところを器具用ソケットで接続し その他 OJ010 ていたため、器具用ソケットとファンヒーターの接続部からガスが漏えいし、ファンヒーターの火に引火したものと推定 (接続具 (迅速継 (株)ハー (1982年 東邦ガス 0 される。 TG ぎ手(器 マンプロ 10月製 (株) 具用ソ 造) ケット))) スーパーマーケットにてフードコーナーの担当者が、焦げ臭いにおいに気が付き厨房内をみたところ、茹麺器の下の ガス接続部でビニルが溶けて燃えており、またガス管の周りからも青白い炎が出ているのを発見した。原因は、機器 接続時、金属可とう管継手部の袋ナットの締め付け不足により、微少のガス漏えいが発生し、そのガスに茹麺器バー JFEス ナーの火が引火すると共に金属可とう管のビニ-ル外被にも燃え移ったものと推定される。締め付け不足の原因に 金属可と 0 チール ついては判明できなかった。 う管 (株) 2010/4/3 2010/4/7 千葉 東京 2010/4/12 東京 2010/4/16 東京 2010/4/21 三重 2010/4/23 千葉 世田谷 着火・爆 区 発 印西市 町田市 新宿区 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 八王子 漏えい 市 着火 四日市 漏えい 市 着火 佐倉市 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 河内長 TG 野ガス (株) 外壁工事業者から、「給湯器から大きな音がした」との通報があり確認したところ、屋外式風呂給湯器の前面カバー の一部変形があった。塗装工事業者及び需要家に問診したところ、当該建物は外壁塗装工事中であり、外壁塗装工 事に伴い当該機器を養生シートで覆った。その後30分程後に需要家が給湯を使用した際大きな音がしたとのことで GTあった。原因は、外壁工事業者が養生シートで当該機器を覆い排気トップや空気口を閉塞してしまったため、機器が 2428SA 風呂釜 (株)ノー 東京ガス 0 正常燃焼できず、未燃ガスが機器内部に滞留し、給湯使用時のスパークに異常着火したものと推定される。 WX(2007 TG (RF式) リツ (株) 年6月製 造) 需要家から、「ガスこんろ機器内部に火が見えたため、水をかけて消火した」と通報があり確認したところ、当該機器 内部の器具栓付近の樹脂部分が熱により熔解していた。調査の結果、ガス通路部に腐食があり、漏えいしていること PKDが確認された。原因は、ガス通路部の腐食箇所から漏えいしたガスが、当該機器の燃焼炎に引火し、内部部品の一 家庭用こ パロマ工 36KG 東京ガス TG 0 部を溶解したものと推定される。 (株) んろ 業(株) (製造時 期不明) ガス事業者の協力会社が需要家からの修理依頼を受けて風呂釜を確認したところ、BF式風呂釜のケーシングの一部 が変形していることを確認した。需要家に尋ねたところ、いつ変形したのかは判らないとのことであった。調査の結 果、機器内部にガス漏えいはないことが確認された。また、点火性能、燃焼性能にも異常はなく、異常着火の原因の 特定には至らなかった。推定できる原因は、当該機器が何らかの原因で点火しにくい状態となり、点火操作を繰り返 したことから機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火に至った可能性が考えられる。 2010/3/31 東京 不明 0 風呂釜 (BF式) GUQ5A-1(東 京ガス品 名:NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PB-H) (2010年 2月製 造) ガス事業者の協力企業へ需要家から「ガスこんろ使用中に火が出た」と連絡があり。ガス事業者が出動したところ、こ んろに接続されていたソフトコードが焼損していることを確認した。原因は、こんろと接続していたソフトコードにゴム管 止めを装着していなかったため、使用中に徐々に緩み、接続部から流出した少量のガスにこんろの火が燃え移ったも ゴム管 (迅速継 のと推定される。 0 不明 ぎ手な し) ガス事業者の協力会社が需要家からの修理依頼を受けて風呂釜を確認したところ、BF式風呂釜のケーシングの一部 が変形していることを確認した。需要家に尋ねたところ、入浴時に口火からシャワーに切り替えたとき大きな音がした とのことであった。調査の結果、機器内部にガス漏えい、水漏れ及び焼損痕はないことが確認された。また、点火性 能、燃焼性能にも不具合はみられず、原因の特定には至らなかった。ケーシングの一部変形から推定される原因 は、シャワー点火操作時に誤って点火つまみを消火位置の方向に中途半端に戻したことにより口火が消火し、それ 風呂釜 0 に気付かずシャワーに切り替えたため、ガスの電磁弁が閉弁するまでの間に未燃ガスが放出され機器内部に充満 (BF式) し、再度点火操作を行った際に異常着火したものとみられる。 ガス事業者の協力会社が需要家からの修理依頼を受けて風呂釜を確認したところ、BF式風呂釜のケーシングの一部 が変形していることを確認した。需要家に尋ねたところ、2010年4月1日の入居以降、口火が点火しづらいことから使 用していないとのことであった。調査の結果、機器内部にガス漏えい、水漏れ及び焼損痕はないことが確認された。 また、点火性能、燃焼性能にも不具合はみられなかった。原因は、当該機器が何らかの原因で点火しにくい状態とな 風呂釜 0 り、点火操作を繰り返したことから機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火が発生したた (BF式) め、ケーシングの変形に至ったものと推定される。 TG 東京ガス (株) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ(U)) (2005年 1月製 造) GUQ-5A (株)ノー (1993年 東京ガス TG リツ 5月製 (株) 造) ベランダに隣接している居室で使用していたガスファンヒーターのガスコードを外し、ベランダに設置されている衣類乾 燥機に接続し使用したところ、しばらくして当該機器付近より異音がしたため、ベランダに出ると機器及びカバーが燃 えていたので水をかけて消火した。原因は、当該機器を使用する際、ガスコードの差し込みが不完全であったため、 ゴム管 (迅速継 不明 0 機器側から微量のガスが流出し、当該機器のカバー内に滞留し、当該機器の燃焼炎に引火したものと推定される。 ぎ手あ り) 一般集合住宅にてBF式風呂釜を使用した際に大きな音(着火)がして当該機器の一部が変形した。需要家に聞いた ところ何度か点火操作を繰り返したとのことであった。原因は、現場において何らかの要因で点火しにくい状態になっ ていたと考えられ、その状態で繰り返し点火操作をしたことで未燃ガスが滞留し、滞留したガスに点火時のスパークが 引火したものと推定される。点火不良の原因については特定できなかったが、製造事業者による調査により当該機 風呂釜 0 器内部で水漏れが生じていたことが確認されたことから、水漏れによる機器内部の湿度上昇又は一時的な異物の付 (BF式) 着等が考えられる。 不明 不明 TG 東京ガス (株) GUS-50 (製造年 (株)ノー 東邦ガス 不明(約 TG リツ (株) 10年間 使用)) ビルトイン式こんろのグリルを使用中にこんろ下の引き出し型キャビネット内で漏えいしたガスに着火しガス栓ツマミの 焼損及びこんろの底板が焦げた。キャビネット内に設置されている空気抜き孔ガス栓の空気抜き孔のビスが外れてい た。また、ガス栓が半開状態であった。このため、微少のガスが空気抜き孔から漏えいし、こんろの火が引火したもの ガス栓 光陽産 0 と推定される。キャビネット内には多量の収納物があり、引き出し開閉時にガス栓空気抜き孔のビスへの干渉が繰り (空気抜 業(株) き孔付) 返されたことにより外れたものと推定される。 G333UP T3 角栄ガス (2004年 TG (株) 6月製 造) 2010/4/26 東京 2010/4/27 東京 府中市 北区 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/4/27 東京 大田区 2010/4/28 東京 漏えい 足立区 着火 2010/4/28 千葉 千葉市 2010/4/28 神奈川 横浜市 2010/4/30 東京 北区 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2010/5/1 愛知 名古屋 漏えい 市 着火 0 0 2010/5/3 愛知 名古屋 漏えい 市 着火 0 0 2010/5/4 2010/5/6 2010/5/6 2010/5/7 2010/5/8 兵庫 漏えい 川西市 着火 東京 漏えい 大田区 着火 新潟 千葉 千葉 燕市 千葉市 松戸市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 需要家から台所のガス栓付近から火が出たと通報を受け現場を確認したところ、ガス栓のホースエンド側にガス栓用 プラグが使用されており、ガス栓用プラグの一部が溶解していることを確認した。調査の結果、灯内内管の漏えい検査 に異常はなく、台所で使用していたガスこんろ及び接続具に漏えいがないことを確認した。原因は、ガス栓とガス栓用 その他 プラグの差し込みが不完全であったため、接続箇所が緩み、ガス栓との接続箇所からガスが流出し、ガスこんろの燃 (ガス栓 日東工 0 用プラ 器(株) 焼炎に引火したものと推定される。 グ) 台所からガス臭気がするとの消防からの通報を受け、ガス事業者が現場を確認したところ、一般集合住宅の台所に 設置された二口ガスこんろの標準バーナーキャップをハイカロリー用のバーナーに装着しており、ハイカロリー用の バーナーキャップは無くなっていた。左側バーナーの機器内部には焼損痕があり、電磁弁から微量のガスが漏えいし ていることを確認した。通報者に使用状況を聞いたところ、当該建物は寮で複数の者が当該機器を使用しており、い 家庭用こ (株)パ 0 つから標準バーナーキャップをハイカロリー用のバーナーで使用しているかは不明とのことであった。原因は、標準 んろ ロマ バーナーキャップをハイカロリー用のバーナーに装着して使用したことにより、こんろ使用時にバーナー本体とバー ナーキャップの隙間から燃焼炎が機器内部にあふれ、熱影響により電磁弁のOリングが溶けて微量のガスが流出 し、こんろの炎から引火したものと推定される。 風呂釜の修理コールを受け需要家宅にて修理作業中に当該機器のケーシングの一部に変形があることを確認した。 使用状況について聞いたところ、以前から点火が悪く異常着火を起こしたことはある。当該機器のケーシングの変形 には気付かず使用していたとのとのことであった。調査の結果、当該機器内部に水漏れ及び焼損痕はないことが確 認された。原因は、当該機器が何らかの原因で点火し難い状態になり、点火操作を繰り返したことで機器内部に未燃 ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火したため、当該機器のケーシングが一部変形したものと推定され 風呂釜 0 る。 (BF式) ガス栓用 プラグ (2006年 11月製 造) TG 東京ガス (株) PA東京ガス E25CF TG (2007年6 (株) 月製造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG リツ (株) PZ(U)) (2008年 4月製 造) 需要家からガスこんろ使用時に台所のガス栓に火が着いたとの通報を受け現場確認したところ不使用のガス栓に取 り付けてあるガス栓用プラグが一部焦げていることを確認した。原因は、不使用側のガス栓とガス栓用プラグの取付け ガス栓 が不完全な状態にて、不使用側のガス栓を誤って開いたことにより、ガスが流出し、こんろ点火時の火に引火したも 0 (ホース 不明 のと推定される。 エンド) 不明 TG 東京ガス (株) 飲食店の需要家から「業務用レンジ使用中に煙が出た」との連絡があり、現場を確認したところ、業務用レンジに接続 されていたソフトコードが一部焼損していた。調査の結果、13mmソフトコード器具側の焦げた接続部に縦方向の刃物 13mmソ 傷と思われる切り込みがあること、及び切り込み箇所からの漏れがあることが確認された。原因は、ソフトコードの切 ゴム管 東京ガス り込み箇所からガスが漏れ、漏れたガスにこんろの炎から引火したものと推定される。当該箇所に刃物傷と思われる (迅速継 ダンロッ フトコー 0 TG ぎ手な プ ド(製造 (株) 切り込みが何故付けられたについては判明しなかった。 年不明) し) 通報者(訪問看護)が訪問時にガス臭を感じ、住人に確認したところ「IHこんろの後ろで火が着いていた」と話を聞い た。ガス事業者が現場を確認したところIHこんろの背面を通しているファンヒーターに接続されているガスコードが一 部焼損していた。また、IHこんろの背面には、ガスこんろで使用されていたバネホースガス栓が設置されており、不使 用の状態であった。当該ガス栓には、ゴムキャップが装着されず、バネ部分がIHこんろに接触している状態であった。 ガス栓 0 原因は、ガス栓のバネ部分がIHこんろに接触している状態で、誤ってガス栓を開にしたことにより微量のガスが流出 (ホース 不明 し、何らかの着火源により引火したため、ガスコードの一部を焦がしたものと推定される。 エンド) 9.5mmLB 東京ガス バネホー TG (株) スガス栓 飲食店の厨房内にて業務用オーブンが点火時に異常着火したとの通報を受け、現場確認すると業務用オープンを点 火する際に異常着火し、従業員が顔に火傷を負って病院へ搬送されたことを知った。当該店舗の責任者に聞いたとこ S-TGRろ、当該機器を着火10分後に確認すると点火していなかったため、再点火操作を行った際に、異常着火したとのこと であった。原因は、当該機器が点火していないことに気が付かず、再点火操作を行ったことから、オーブン庫内に滞 業務用 タニコー 150A 東京ガス 1 留した未燃ガスに異常着火したものと推定される。 (2004年 TG オーブン (株) (株) 1月製 造) ビルトイン式ガスこんろに点火しようとしたが、火が着かないため、何度か点火操作をしたところ、こんろの点火ツマミ 部から火が出て、点火ツマミの一部が溶解した。調査したところ、バーナーの混合管に腐食があり、また、混合管の 下部カシメ部にも亀裂が発生していることが確認された。原因は、吹きこぼれた煮汁などを清掃せずに使用したため、 C3W27R バーナーキャップが浮いた状態となり、混合管が異常な高温となり、高温条件下での酸化の進行により混合管が腐食 (株) S して、点火プラグや熱電対の付近にも亀裂や穴が開きバーナーに正常に点火しない状態となっており、その状態で何 家庭用こ 東邦ガス 0 ハーマン (1995年 TG 度も点火操作を行ったことにより未燃ガスが滞留し、滞留したガスに点火時のスパーク又はバーナーに着火した炎に んろ (株) プロ 10月製 引火し、その炎が長年の使用により堆積した埃などに引火して難燃性樹脂ではない点火ボタンやボタン枠などに類焼 造) したものと推定される。 一般集合住宅にて浴室内に設置されたBF式風呂釜を使用した際に大きな音がして当該機器の一部が変形した。浴 室の排水口が詰まっていた。原因は、浴室の排水口が詰まって排水状態が悪く機器が冠水したため点火不良とな 風呂釜 0 り、その状態で何度も点火操作を行ったことにより未燃ガスが機器内に滞留し、滞留したガスに点火時のスパークか (BF式) ら引火したものと推測される。 「風呂釜使用時に風呂釜から火が出た。」との顧客からの通報を受けガス事業者が出動したところ、風呂釜の焼損を 確認した。当該風呂釜のバーナーはガスガバナ(ガス圧力の変動を調整する部品)の不具合に係る製造事業者((株) 世田谷製作所)の自主回収対象製品であった。調査の結果、自主回収と同じ原因(ガスガバナの設計不良により、長 風呂釜 期間使用するとダイヤフラムの劣化が進んで亀裂が入り、ガス漏れが発生する。)により、燃焼時にガバナ蓋の大気 0 (RF式) 開放孔を通じて漏えいしたガスに引火し、機器の一部焼損に至ったものと推定される。 GUS-5A 東邦ガス (株)ノー (1996年 TG (株) リツ 4月製 造) (株)世 田谷製 作所 ((株)オ カキン販 売分) 需要家から、「こんろとソフトコードの接続部から火が出た」との通報を受け、現場確認するとソフトコードの先端が焦 げていることを確認した。需要家に聞いたところ「こんろで煮物をしようと点火したとき、こんろ背面から火が出た」との ゴム管 (迅速継 ことであった。原因は、機器本体と接続していたソフトコードにゴム管止めを装着していなかったため、使用中に徐々 不明 0 ぎ手な に緩み、流出した少量のガスにこんろの火が引火したものと推定される。 し) BF式風呂釜を点火、追い焚きを行いその場を離れたところ、しばらくして近隣住民が浴室の窓から煙が上がっている のに気づき当該住人に伝え、住人がガス栓を閉止し浴槽の水で消火した。現場を確認したところ、点火ツマミ、水量調 整ツマミ、シャワーヘッド、金属可とう管等の焼損及び、当該機器接続部のTU金具の接続継手部に2cm程度の亀裂、 風呂釜 0 漏えいがあることが確認された。原因は、機器接続部のTU金具の接続継手部に何らかの外力が加わったことで亀裂 (BF式) が発生し、漏えいしたガスが付近に滞留し、種火及びメインバーナー炎に着火し発火したものと推定される。 ガスこんろのグリルで魚を焼いているときにその場を離れ、しばらくしたらこんろ下部より火が出た。出動したガス事業 者がソフトコード、家庭用こんろ及び周辺壁紙が一部焼損していること及びソフトコードはグリル下側に接触した状態 となっていたことを確認した。原因は、グリルを消し忘れていたことからグリル受け皿の水がない状態での使用となり、 グリル下側が異常に温度上昇した。ソフトコードが長めの寸法でこんろ下部に巻かれグリル下側に接触した状態と 0 なっていたため、ソフトコードの軟化、焦げが発生し、ソフトコードが焼けてガス漏れしたところにグリルから引火したも のと推定される。 TA大阪ガス 097UET TG (株) (1998年2 月製造) 不明 TG 東京ガス (株) GBSQ3S (株)ノー 白根ガス (1998年 TG (株) リツ 7月製 造) ゴム管 (迅速継 不明 ぎ手な し) ガスこんろを使用中、炎が上がりこんろの一部を焼損した。調査の結果、こんろ用のソフトコードがこんろの下に巻き 込まれた状態で使用されており、一部が劣化、損傷した状態であった。原因は、ソフトコードをこんろの下に巻き込ま れた状態で使用したため、テーブルこんろのグリルの熱により劣化し、劣化したソフトコードから漏えいしたガスにテー ゴム管 (迅速継 不明 0 ブルこんろの炎が引火したものと推定される。 ぎ手な し) 不明(ソ フトコー ド) TG 大多喜ガ ス(株) 不明(ソ フトコー ド) TG 京葉ガス (株) 2010/5/8 神奈川 横浜市 2010/5/10 東京 2010/5/14 東京 2010/5/15 東京 2010/5/15 千葉 2010/5/15 東京 2010/5/18 東京 2010/5/18 京都 2010/5/19 京都 2010/5/20 新潟 2010/5/24 東京 新宿区 豊島区 渋谷区 柏市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 世田谷 漏えい 区 着火 江東区 京都市 京都市 燕市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 0 こんろの点火ツマミ部から火が出て、点火ツマミの一部が溶解した。調査したところ、点火ツマミの器具栓結合部から 漏えいがあることが確認された。原因は、異物が閉子またはOリングに付着したための閉子ずれ等により一時的な気 密不良が発生し、そこから漏れたガスにこんろの点火操作によるスパーク又は着火したバーナーの炎から引火したも のと推定される。 0 0 0 0 0 0 0 0 0 国分寺 排ガス中 0 市 毒 2010/5/26 北海道 小樽市 漏えい 着火 0 ドロップイン型ガスこんろを使用中にバーナーリングカバーの隙間から火が出たため、息を吹きかけ消火した後に、点 火ツマミを閉止した。調査の結果、当該機器内部の一部に焦げ及び漏えいがあることを確認した。メーカーによる調査 の結果、当該機器内部のガス量調節器の配管接続部から漏えいがあることが確認された。原因は、こんろを覆うよう 家庭用こ パロマ工 0 な大きな鉄板類やなべ等を使用して調理したことで、当該機器内部が輻射熱の熱影響により接続部のOリングが硬 業(株) 化、収縮しガスが漏れたと推測される。また、機器内部に漏れたガスが、使用中のこんろの炎に引火し、機器内部の んろ 焼損及び点火ボタンの溶解に至ったものと推定される。 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 需要家から、業務用機器(北京ダック窯)の点火時に異常着火を起こし、従業員が着火時に顔と両手に火傷を負って 病院へ搬送されたとの連絡をうけた。従業員に事故発生時の状況を確認したところ、当該機器の前面扉を開けて点 火操作を行う際、ガス臭気を感じたため点火操作を中止し、しばらくしてから窯の中へ上半身をのぞき込む体勢で点火 操作を行ったところ、異常着火したとのことであった。原因は当該機器のバーナーの器具栓が何らかの原因で開いて 1 おり、機器内部に未燃ガスが滞留して点火操作時にガス臭気を感じたため、窯の扉を開放し滞留したガスを拡散させ たが、窯上部の排気口が塞がっていたことから、窯内上部に滞留したガスが点火時の炎に引火したものと推定され る。 リンナイ (株)(サ 家庭用こ ンウエー んろ ブ工業 (株)販 売分) PD-205東京ガス 1(2004 TG (株) 年9月製 造) RBR310ED2 (サンウ エーブ工 東京ガス 業型番: TG (株) SB-3SE2)(1992 年12月製 造) 業務用 その他 (北京 ダック 窯) (株)三 栄コーポ 特注品 東京ガス レーショ (製造年 TG (株) ンリミ 不明) テッド 一般集合住宅にて、ガス事業者の協力企業が開栓作業に訪れた際、需要家から「風呂釜のケーシングが変形してい る」との連絡を受けた。ガス事業者が現場を確認したところ、BF式風呂釜のケーシングが一部変形していることが確 認された。当該建物の大家に聞いたところ、いつ変形したかは不明とのことであった。調査の結果、灯内内管から器 具栓までの漏えい検査に異常はなく、また、機器内部にも漏えいがないことが確認された。また、点火・火移り性能及 び燃焼性能に異状はなく、異常着火したと思われる原因の特定には至らなかった。推定できる原因としては、使用状 風呂釜 0 況や使用環境により、点火がしづらい状況となっていたところ、当該機器の点火操作を繰り返したことから、機器内部 (BF式) に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火に至った可能性が考えられる。 GUQ-5A 東京ガス (株)ノー (1996年 TG (株) リツ 12月製 造) 需要家から風呂釜異常着火の連絡を受け、ガス事業者が現場に出動したところ、風呂釜のケーシングが変形してい ることを確認した。需要家に聞いたところ、風呂釜が点火しなかったため、2回点火操作を繰り返し、3回目の操作で GUQ-5A 異常着火した。着火しないときは、5分間程度間隔を開けて再操作を行わなければいけないことは判っていたが、つ 日本ガス い間隔を開けずに再操作してしまったとのことであった。原因は、一度目の点火操作で種火が着かず、間隔を開けず 風呂釜 (株)ノー (2003年 CG 0 (株) 9月製 (BF式) リツ に点火操作を繰り返し行ったため、風呂釜内に滞留したガスに異常着火したものと推定される。 造) オーブン上のこんろを使用していたところ、焦げ臭く、音がしてオーブンの扉が開き、足をぶつけて打撲した。ガス事業 者が現場を確認したところ、オーブンの前扉が破損していた。調査の結果、灯内内管から器具栓まで、及び器具栓か ROSIER ら下流側までの漏えい検査に異状は無かった。原因は、何らかの理由でオーブンの器具栓が開き、オーブン庫内に 1045SL 東京ガス ガスが滞留した後、オーブン排気口やこんろの隙間からガスが漏れ、使用していたこんろの火に引火し、小爆発を起 家庭用 ES(ロ 1 (製造年 TG (株) オーブン ジェー こしオーブンの前扉を破損したものと推定される。 不明) ル) ガスこんろを使用中に不使用側ガス栓付近から火が出て、ガス栓に装着していたプラスチック製のキャップの一部が 焦げた。現場の状況は、不使用側のガス栓が開の状態であった。使用状況を聞いたところ、以前から不使用側ガス 栓からガス臭気を感じていたとのことであった。原因は、不使用側のガス栓が誤って開の状態になっていたところ、プ ラスチック製のキャップを装着していたため、過流出安全機構が作動せず、微量のガスが流出し、使用中のこんろの炎 ガス栓 0 (ホース 不明 に引火したものと推定される。 エンド) 台所のガス栓付近で炎が上がり、湯沸器に接続している両端継ぎ手付き強化ガスホース等を焼損したため、消防及 びガス事業者が現場を確認したところ、強化ガスホースの焦げた箇所からガスが漏えいする状態であった。調査の結 果、強化ガスホースの焼損した部分には、貫通(ガス漏えい)箇所があったが、焼損していない部分には貫通箇所は 無かった。消防の見解では、火災の原因は特定できず不明、また、強化ガスホースに貫通箇所が生じた原因につい ても特定できず不明とのことであった。強化ガスホースからのガス漏えいは、火災による焼損で二次的に生じたとも考 ゴム管 えられ、漏えいガスへの引火が火災の原因とは特定できず、事故原因を特定することはできなかった。 (迅速継 0 ぎ手な し) 「一口こんろを使用中、火が着きガス栓が焦げた。」との需要家からの通報を受けたガス事業者が出動したところ、壁 埋め込みガス栓と迅速継ぎ手(一口こんろに接続)の焼損を確認した。さらに調査した結果、迅速継ぎ手(ゴム管用ソ ケット)のスライドパイプに本来装着してあるはずのゴムパッキンが離脱して無くなっていたことが判明した。原因は、当 該ゴムパッキンが無い状態で使用したため、ガス栓との接続部のシールができずにガスが漏えいし、漏れたガスに引 0 火したものと推定される。なお、ゴムパッキンがどのような原因でいつ離脱したかは不明である。また、引火源につい ても不明である。 TG 東京ガス (株) AB400800001500L(大 (株)十 阪ガス品 川ゴム 大阪ガス 番: (大阪ガ TG (株) (4)80ス(株) 725) 販売分) (1994年 1月製 造) その他 (接続具 髙橋産 (迅速継 業(株) ぎ手)) 金属熱処理工場内にて、ガス漏えいによる火災が発生したとの通報を消防から受け、現場を確認したところ、連続熱 処理炉との鉄管接続部に設置してあった検圧ゲージを折損し、漏洩したガスに熱処理炉の炎が着火し、監視盤の一 部を焼損したことを確認した。原因は、部品運搬スペース付近にガス検圧ゲージ防護のためガード板が設置してあっ たが、仮置き台と一体になっており、また、仮置き台は固定されていなかったため、部品かごを一次仮置き台に置い 接続具 0 た際に仮置き台が動き、ガード板が検圧ゲージに接触し、ニップルを折損。漏えいしたガスに熱処理炉の火が引火し (鉄管接 不明 続) たものと推定される。 消防から飲食店厨房内にて食器洗浄機を使用したところ従業員2名が病院へ搬送されたとの通報を受け、ガス事業 者が現地に出動したところ、食器洗浄機の排気から高濃度のCOが測定された。さらに調べたところ換気設備の給排 気部に大量の埃が詰まっており、定格排気量の10分の1程度の換気しか行われていなかったことが判明した。従業 員に聞いたところ、食器洗浄機から異臭を感じたため、厨房天井に設置されていたエアコンの風を当該機器に向けて いたとのことであった。メーカー調査の結果、当該機器の熱交換器部に水漏れがあることが確認された。水漏れの原 因は、熱交換器の受熱器の内部に大量のスケールが付着したために、熱交換が不十分な状態で燃焼していることに 業務用 0 より、熱影響により繰り返し応力を受け、熱交換器に亀裂が生じ水漏れが生じたものと考えられる。COの発生につい 食器洗 ては、水漏れにより当該機器の給気フィルター上に滴下したことにより、給気フィルターから吸入する空気量が低下し 浄機 たことによるものと推定される。これに、換気設備の給排気量不足及びエアコンの風の影響などの複合的な要因が重 なった結果、従業員がCO中毒となるに至ったものと推定される。 不明 三洋電 機(株) 普段使ってないガス炊飯器を使ったらホースの根元に火が付いたので見てほしいとの需要家からの連絡を受け、ガ ス事業者が現場に出動したところ、迅速継手が溶けていることを確認した。使用状況を聞いたところ、炊飯器は、普段 は棚に収納され、収納時は、迅速継ぎ手に専用のゴムキャップを装着していなかったとのことであった。迅速継手を調 ゴム管 (株) 査した結果、パッキンのシール面に傷は確認されず、迅速継ぎ手及びゴム管からの漏えいはなかった。原因は、迅速 (迅速継 ハーマン 0 継手にゴムキャップを装着していなかったため、パッキンのシール面に何らかの異物が挟まり、発生した隙間からガス ぎ手あ プロ が漏えいし、炊飯器のバーナーの炎から引火したものと推定される。 り) A-01 大阪ガス (1993年 TG (株) 1月製 造) 不明(検 圧ゲージ 蒲原ガス 取付け TG (株) 用ニップ ル) DW-DR54UG 東京ガス (2009年 TG (株) 4月製 造) JG200 北ガス (1989年 CG ジェネッ 9月製 クス(株) 造) 2010/5/29 東京 2010/6/1~ 京都 6 2010/6/6 2010/6/7 2010/6/8 2010/6/9 広島 港区 京都市 広島市 神奈川 川崎市 大阪 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 泉大津 漏えい 市 着火 神奈川 横浜市 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/6/11 東京 文京区 2010/6/13 東京 漏えい 豊島区 着火 2010/6/15 北海道 札幌市 2010/6/17 神奈川 2010/6/17 佐賀 2010/6/19 新潟 漏えい 着火 橫須賀 漏えい 市 着火 西松浦 漏えい 郡有田 着火 町 糸魚川 漏えい 市 着火 漏えい 2010/6/20 神奈川 三浦市 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 一般集合住宅にて、ガス事業者の協力企業が開栓作業に訪れた際、需要家から「風呂釜のケーシングが変形してい る」との連絡を受けた。ガス事業者が現場を確認したところ、BF式風呂釜のケーシングが一部変形していることが確 認された。需要家に聞いたところ、いつ変形したかは不明とのことであった。調査の結果、灯内内管から器具栓まで の漏えい検査に異常はなく、また、機器内部にも漏えいがないことが確認された。また、点火・火移り性能及び燃焼性 風呂釜 0 能に異状は見られなかった。原因としては、当該機器の点火操作を繰り返したことで、機器内部に未燃ガスが滞留 (BF式) し、その後の点火操作により異常着火したためケーシングが変形するに至ったものと推定される。 炊飯時にスイッチを押したところ、炊飯器の接続部分から出火したため、消火したとの連絡があった(使用者本人は正 確な日時を記憶していないため、発生日は不明。)。需要家宅を訪問したところ、当該機器の背面の焦げ及び漏えいを 確認した。さらに調査の結果、当該機器のアルミダイカスト製のガス接続口に腐食があり、そこからガスが漏えいする ことが確認された。原因は、ガス接続口のプラグ抜け止め金具用の溝穴からアルカリ性洗剤が内部に侵入し、かつ溝 穴がカバーで覆われれていることにより、長期間にわたり濡れた状態が続いたことにより腐食し、接続口内部に生じ 家庭用 0 た腐食生成物の体積膨張による応力がかかったために亀裂が入り、微量のガスが漏れ炊飯器のバーナーの炎から 炊飯器 引火したものと推定される。 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 TPDPS51 東京ガス (1997年 TG (株) 7月製 造) リンナイ (株)(大 阪ガス (株)販 売分) RR05MRT (大阪ガ ス品番: 大阪ガス 111TG (株) R520) (2007年 11月製 造) 住宅の台所で火災が発生し、こんろ台の一部を焼損した。原因は、需要家が、二口ヒューズガス栓に接続している長 さ約3mのゴム管(ガス機器には未接続)の先端を食品保存用ラップでくるんだ状態で接続していたところ、家庭用こん ろ使用時に、誤ってこんろが接続されていない側のガス栓ツマミを開操作したため、ゴム管の先端からガスが漏えい ガス栓 (株)藤 し、こんろの火により着火したものと推定される。 0 (ホース 井合金 エンド) 製作所 需要家から風呂釜を点火し、追い焚き操作した後しばらくして大きな音がしたという通報を受け、現場確認するとBF式 風呂釜のケーシングの一部が変形していることを確認した。調査の結果、灯内内管から器具栓までの漏えい検査に 異常はなく、また、機器内部にも漏えいがないことが確認された。また、点火・火移り性能及び燃焼性能に異状はな く、異常着火したと思われる原因の特定には至らなかった。推定できる原因としては、使用状況や使用環境により、 風呂釜 (株)ノー 0 点火がしづらい状況となっていたところ、当該機器の点火操作を繰り返したことから、機器内部に未燃ガスが滞留し、 (BF式) リツ その後の点火操作により異常着火に至った可能性が考えられる。 小型湯沸器を使用中に内部で火残りしたようになり燃えたものがポタポタと下に落ちてきた。調査したところ、小型湯 沸かし器の下部にある電装基盤下に黒い焦げがあること、強化ガスホースのパッキンに亀裂があることが確認され た。2009年12月頃に設備業者が強化ガスホースの付け外しをしていたとのことであった。原因は、強化ガスホース接 0 続時の締め付けトルクが過大であったためにパッキンに亀裂が生じてガスが漏えいし、漏えいしたガスに着火したも のと推定される。 ガス事業者の協力企業が、需要家より修理コールを受け現場出動したところ、風呂釜のケーシングの一部が変形し ていることを確認した。 需要家に当時の状況を聞いたところ、シャワーを使用するため点火操作を行ったが着火しなかったため、再度点火操 作を行った際に大きな音がして、焦げた臭気を感じたとのことであった。原因は、何らかの要因により点火不良となり、 需要家が再点火を急いだことにより機器内部の未燃ガスに引火し、異常着火したものと推定される。 0 高木産 業(株) 0 ゴム管 (迅速継 不明 ぎ手な し) 風呂釜 (BF式) ゴム管 (迅速継 不明 ぎ手な し) 小学校の家庭科室にて調理実習中にテーブルこんろを使用していたところ、こんろ点火後20分を経過したときに迅速 継ぎ手本体から炎が出たため、担当教師が家庭科室の元ガス栓を閉めて消火した。原因は、迅速継ぎ手本体内部を その他 シールしているコンセントパッキンに、長期使用(製造後約33年)によるゴムの劣化と伸び縮みを繰り返すことが原因 (接続具 で亀裂が発生し、微少のガス漏れが発生し、漏えいしたガスにこんろの火が引火したものと推定される。 (迅速継 0 ぎ手(ゴ ム管用ソ ケット))) 「給湯器付近から音がした。」との需要家からの通報を受け現場確認したところ、当該機器前面カバーの一部が変形 し、機器内部及び機器付近の給水配管の断熱材の一部等が焼損していることを確認した。当該機器内部を確認した ところ、ガス通路部が腐食しており、腐食部よりガスの漏えいがあることが確認された。原因は、腐食したガス通路部 から漏えいしたガスが給湯点火時のスパークに引火したものと推測される。ガス通路部が腐食した原因は、ガス通路 部及び底板部に長期間水分が残留したことによるものと推測される。水分の残留は、異常繁殖したツル状の植物が 風呂釜 0 機器内部に入り込み雨水等の侵入経路及び保水部分となったものと推測される。 (RF式) RF式風呂釜の内部が焼損した。当該風呂釜のバーナーはガスガバナ(ガス圧力の変動を調整する部品)の不具合に 係る製造事業者((株)世田谷製作所)の自主回収対象製品であった。調査の結果、自主回収と同じ原因(ガスガバナ の設計不良により、長期間使用するとダイヤフラムの劣化が進んで亀裂が入り、ガス漏れが発生する。)により、燃焼 時にガバナ蓋の大気開放孔を通じて漏えいしたガスに引火し、機器の一部焼損に至ったものと推定される。なお、3 風呂釜 0 年前の自主回収告知において、当該団地(簡易ガス区域)には、対象機器が無いものと思いこみ、調査・点検に漏れ (RF式) があった。 (株)ター ダ(現 (株) ハーマン プロ) 不明 TG 大阪ガス (株) 不明 TG 東京ガス (株) 不明(ソ フトコー ド) TG 東京ガス (株) OJ-000 北海道ガ (1977年 TG ス(株) 7月製 造) GT1611AR X(東京 ガス品 東京ガス (株)ノー 名:NRTG (株) リツ A816RFRFA) (1997年 10月製 造) (株)世 田谷製 作所 ((株) ハーマン 販売分) 需要家が帰宅した際にガス臭を感じていたが、テーブルこんろの近くに行った際、漏えいしていたガスに引火し、こん ろに接続されていたゴム管、こんろ等が焼損した。こんろを調べたところ、こんろ背面のガス接続部から15cmほどの 位置の焼損がひどかったが、機器内部にはガス漏えいは見られなかった。原因は、ゴム管の途中部分に何らかの不 ゴム管 (迅速継 不明 0 具合があったところ、こんろの点火操作ボタンを押した際に、ゴム管から漏えいしていたガスに引火したものと推測さ ぎ手な れる。 し) 「シャワーを使用した際に風呂釜から音がした。」との通報を受け現場出動したところ、当該機器の前面カバーが一部 変形。機器内部の調査の結果、ガス通路部に漏えいがあることを確認した。さらにメーカーにて調査した結果、当該 機器設置時に落下させたものと思われる外傷があり、底板と背板の重なる部分に隙間があることを確認した。原因 は、変形により隙間が生じている箇所から機器内部に水が侵入しやすい状況となり、乾燥、湿潤を繰り返したことで底 風呂釜 0 板とガス通路部に腐食、穴あきが発生し、この穴から漏えいしたガスにシャワー使用時の点火動作のスパークにより (RF式) 引火したため爆発的な着火を生じたものと推定される。 GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR東京ガス 705BFD TG (株) PZ) (2006年 2月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR東京ガス (株)ノー 705BFD TG (株) リツ PZ(U)) (2008年 8月製 造) 小型湯沸器を使用中に火が出て、当該機器の下部にある電池ケースの一部を焼損した。調査の結果、接続箇所(ゴ ム管口ねじ部)からガスが漏えいすることが確認された。当該小型湯沸器は、リフォーム工事においてリフォーム業者 その他 が設置し、接続されたゴム管口は、以前設置していた小型湯沸器のゴム管口を再使用していた。原因は、以前設置さ (接続具 不明 0 れた小型湯沸器のゴム管口を再利用したため、ゴム管口ねじ部の深さが異なることから、ねじ部から微量のガスが漏 (ゴム管 れ、当該機器の使用時の炎により引火したものと推定される。 口)) ガスこんろの左バーナーを点火した際に、ガスこんろの後方から火が出て、ガスこんろに接続しているゴム管(ソフト コード)の一部が焼損した。ゴム管には、ねずみがかじったものと思われる複数の傷が確認された。原因は、ねずみ 0 がゴム管をかじったことにより少量のガスが漏えいし、こんろの燃焼炎に引火したものと推定される。 N-290A25 広島ガス (1987年 TG (株) 2月製 造) TAR137B (ハーマ (株)JA ン品名: ライフサ CG ポート佐 YF702) 賀 (1999年 4月製 造) 不明 糸魚川市 TG ガス水道 局 GT2412SA (株)ノー RX 東京ガス TG (株) リツ (1998年 4月製 造) 2010/6/22 2010/6/22 愛知 大阪 名古屋 漏えい 着火 市 松原市 漏えい 着火 需要家が給湯器を使用したところボンと音がして使えなくなった。事故発生の約2時間ほど前に修理業者が当該機器 を修理していた。原因は、修理業者が修理時に取りはずしたガス通路部の接続が不完全であったためガスが漏えい し、機器点火時の火が漏えいしたガスに引火したものと推定される。 0 0 0 0 0 FT4205A RSSW6C 風呂釜 (株)ノー 東邦ガス (2006年 TG (RF式) リツ (株) 4月製 造) 炊飯時に炊飯器から出火し、ガス栓を閉じて消火したことを消費者から聞き取り、機器本体の背面の焦げを確認した (本件は、炊飯器事故にかかる自主点検に伴う」巡回の際、協力店より情報があったもの。)。調査の結果、アルミダ イカスト製のガス接続口がひどく腐食しており、接続口に亀裂があることが確認された。原因は、接続口のプラグ抜け 止め金具用の溝穴から腐食性のある液体(アルカリ性の洗剤等)が内部に侵入し、かつ溝穴がカバーで覆われれて 家庭用 0 いることにより、長期間にわたり濡れた状態が続いたことにより腐食し、接続口内部に生じた腐食生成物の体積膨張 炊飯器 による応力がかかったために亀裂が入り、微量のガスが漏れ炊飯器のバーナーの炎から引火したものと推定され る。 リンナイ (株)(大 阪ガス (株)販 売分) RR07MRT2 (大阪ガ ス品番: 大阪ガス 111TG (株) 5014A) (2007年 11月製 造) 風呂釜 (BF式) 高木産 業(株) TPDP11S (東京ガ ス品名: TP東京ガス 705BFD TG (株) PSLZ(U)) (1988年 3月製 造) 協力企業より、定期保安点検に巡回した需要家宅にて、風呂釜が変形していると通報を受け現場出動したところ、風 呂釜のケーシングの一部が変形していることを確認した。原因は、当該機器の点火操作を繰り返し行ったことで機器 風呂釜 0 内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火が発生したためと推定される。 (BF式) 高木産 業(株) TPDP11S (東京ガ ス品名: TP- TG 東京ガス (株) 不明 CG 名張近鉄 ガス(株) 協力企業より、定期保安点検に巡回した需要家宅にて、風呂釜が変形していると通報を受け現場出動したところ、風 呂釜のケーシングの一部が変形していることを確認した。原因は、当該機器の点火操作を繰り返し行ったことで機器 内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火が発生したためと推定される。 2010/6/24 2010/6/25 中野区 東京 漏えい 中野区 着火 0 0 漏えい 着火 0 0 2010/6/26 三重県 名張市 2010/7/3 2010/7/4 漏えい 着火 東京 富山 大阪 中新川 着火・爆 郡上市 発 町 堺市 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 需要家が外出中にガスこんろが設置されている台所にて火災が発生した。消防による調査が行われたが、ガスこん ろからの出火であるかどうかも含めて、火災原因の特定には至らなかった。 家庭用こ 不明 んろ 一般集合住宅にて需要家がBF式風呂釜を点火するため、器具栓つまみを開け、圧電ハンドルを回したが、点火しな かったため、何回か圧電ハンドルを回し続けていたところ、異常着火が発生して、風呂釜本体全体に変形生じ、前面 パネルが外れたときに需要家が左太腿に軽い打撲を受けた(軽いあざ程度。医師による加療は無し。)。需要家は事 風呂釜 0 故前日に入居したばかりであり、機器操作の不慣れにより器具栓つまみを15秒以上押したまま点火に至らず、その後 (BF式) も機器内にガスが滞留したまま再点火操作を行ったために異常着火が発生したものと推定される。 「ガス炊飯器の接続部から火が出て消えた。」との需要家からの通報を受け確認したところ、炊飯器に接続されている ゴム管(ソフトコード)の一部が焼損していること、当該炊飯器は、迅速継手が付いたガスコードを使用すべきところ、 ゴム管をガス接続口に差し込んで使用されていたことを確認した。需要家から聞いたところ、約1年前に、需要家が家 0 電量販店にて当該炊飯器を購入した際、同店の担当者がゴム管で接続したとのことであった。原因は、当該炊飯器 の接続には、ガスコードを使用すべきところ、誤って、ゴム管をガス接続口に差し込んだ状態で使用したため、当該接 続部から漏れたガスに引火したものと推定される。 一般集合住宅の台所にてガスこんろまわりの火災が発生した。原因は、ガス導管と右こんろ用又はグリル用の器具 栓(器具栓の特定は不可)の接続部Oリングの劣化により、ガス漏えいが発生し、漏えいしたガスに引火したものと推 定されるが、器具栓部分の焼損が激しいため、原因の究明には至らなかった。 2010/7/4 2010/7/7 2010/7/7 2010/7/7 2010/7/8 大阪 大阪 東京 東京 埼玉 2010/7/12 東京 2010/7/16 東京 大阪市 漏えい 着火 羽曳野 漏えい 市 着火 渋谷区 練馬区 さいた ま市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 新宿区 着火 練馬区 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 RBF61S2K3 リンナイ 日通商事 (2005年 CG (株) (株) 8月製 造) ゴム管 (迅速継 不明 ぎ手な し) 不明 TG 大阪ガス (株) LC-270< 量販店 向け品 (株) 番:HG大阪ガス 家庭用こ ハーマン 305> TG (株) んろ プロ (1986年 ~1987 年頃製 造) 炊飯器を使用中に焦げたにおいがあり、機器接続部より出火した。アルミダイカスト製のガス接続口がひどく腐食して おり、接続口に亀裂があることが確認された。原因は、接続口のプラグ抜け止め金具用の溝穴から腐食性のある液 体(アルカリ性の洗剤等)が内部に侵入し、かつ溝穴がカバーで覆われれていることにより、長期間にわたり濡れた状 態が続いたことにより腐食し、接続口内部に生じた腐食生成物の体積膨張による応力がかかったために亀裂が入 家庭用 0 り、微量のガスが漏れ炊飯器のバーナーの炎から引火したものと推定される。 炊飯器 「2日前に風呂釜の点火時に音がして点火確認窓が割れた」との需要家からの通報を受け、確認したところBF式風呂 釜の点火確認窓の一部が破損していた。調査したところ、機器内部に漏えいがあることが確認された。さらに調査し た結果、当該機器のガス入口とガス入口パイプとの接続を固定しているビスが無いことを確認した。ビスがないことに より使用中の振動や衝撃等により当該箇所のシール性が損なわれ、徐々にガスが漏えいし、機器内部に滞留したガ 風呂釜 0 スが点火操作時のスパークに引火して異常着火したことにより点火確認窓の一部が破損したものと推定される。な (BF式) お、ビスが無い原因について特定することはできなかった。 「乾燥機付近からガス臭がする。」と需要家から通報を受け現場確認したところ、 当該機器側面にある吸気フィルター の網が一部熔解していた。原因は、燃焼用空気を供給するためのファンを駆動するベルトが切れたためファンが回転 せず、さらに排気口が埃で閉塞されていたことにより点火時に適切な空気が供給されず、着火が遅れたため、機器内 その他 家庭用 0 部に滞留した未燃ガスに引火し、吸気フィルターの一部を溶解したものと推定される。 (衣類乾 燥機) リンナイ (株)(大 阪ガス (株)販 売分) RR10MTK2 <品番: 大阪ガス 1111TG (株) 5020> (製造年 不明) 高木産 業(株) 不明<品 番:TP東京ガス 704BFD TG (株) P> (1992年7 月製造) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) NHG40A2 (東京ガ 東京ガス ス品名: TG (株) MA040B-S) (1995年 一般業務用建物にて業務用ガス七輪を点火するためガス栓を開けて点火したところガス栓付近にに火がつきソフト コードの一部が焦げた。二口バネガス栓の不使用側のガス栓には、青ゴム管が5cm程接続されていたため、バネが 少し押し込まれ安全アダプターが作動しない状態であった。原因は、需要家が七輪を点火する際、安全アダプターが ガス栓 0 作動しない状態で不使用側のガス栓を誤って開放したためにガスが流出し、点火に使用した点火棒の火が引火した (ホース 不明 ものと推定される。 エンド) 協力企業が定期保安巡回時に一般集合住宅の需要家宅で風呂釜のケーシングが変形しているのを確認した、3年く らい前に異常着火により風呂釜が変形し、隙間が出来たため、修理を依頼しコーキング補修を行っていた。修理依頼 先については不明とのことであった。調査の結果、当該内管から当該機器の器具栓までの漏えい検査に異常はな く、機器内部にも異常はなかった。給排気トップを調べたところ、本来直径150mmのところ、他社製の直径100mmの給 風呂釜 0 排気トップが取り付けられていた。原因は、給排気トップの口径が縮小していることにより、風の影響等で給排気が正 常に行われず、点火し難い状況で点火操作を繰り返したことから、機器内部に未燃ガスが滞留し、点火操作時の火 (BF式) 花により異常着火したため、ケーシングが変形したものと推定される。 不明 TG 東京ガス (株) RBFSRDPリンナイ FX-R-T 東京ガス TG (株) (株) (2004年 4月製 造) 「ガスこんろを使用中、ガス栓に火がついた。」と需要家から通報があり、現場確認したところ、不使用側のガス栓 キャップに一部焦げがあった。当時の使用状況を聞いたところ、ガスこんろを使用する際に、接続側のガス栓と不使用 側のガス栓を開の状態にして調理したところ、不使用側のガス栓に火が着いたとのことであった。調査の結果、不使 用側に装着していたガス栓キャップの内部に、微量のゴミが付着していることが確認された。原因は、不使用側のガ ガス栓 0 ス栓キャップ内に微量のゴミが付着していたことにより、正しく装着されていない状態でガス栓を誤開放したため、微 (迅速継 不明 ぎ手) 量のガスが流出し、ガスこんろの燃焼炎より引火したものと推定される。 不明 TG 東京ガス (株) 2010/7/18 東京 豊島区 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 2010/7/18 山口 宇部市 0 0 2010/7/31 東京 世田谷 排ガス中 1 区 毒 0 2010/8/1 新宿区 東京 漏えい 着火 0 0 「シャワー使用中に大きな音がした。」と需要家から通報があり、現場確認したところ、当該機器のケーシングが一部 変形していた。使用状況を聞いたところ、日頃から口火の点火が悪く、口火の位置でしばらく燃焼を保持し、シャワー に切り替えたがメインバーナーに着火しなかったため、再度、口火の点火操作を行ったところ異常着火したとのことで あった。調査の結果、点火・火移り性能及び燃焼性能に不具合はなく、口火がつきづらいことについても異常は見ら れなかった。原因は、口火点火操作において口火点火保持位置を戻しすぎたことにより口火が消火し、そのことに気 風呂釜 0 が付かずシャワーに切り替えたため未燃ガスが滞留し、再度点火操作を行ったことにより異常着火したものと推定さ (BF式) れる。 「風呂釜の一部が燃焼したので調べてほしい。」と需要家から通報があり現場を確認したところ、CF式風呂釜の操作 プレートが焼損していた。使用状況を聞いたところ、風呂釜を点火して10分程度後に操作プレート部から煙がでてい た。なお、風呂釜使用時に洗濯機の排水を浴室洗い場に流していたとのことであった。さらに当該機器を調べたとこ ろ、内部に水没によると思われる喫水線跡が見られるた。原因は、洗濯機の排水が浴室洗い場に滞留したことによ GSU-5 宇部市ガ 風呂釜 (株)ノー 0 り、機器底部の燃焼用給気口を塞ぐ状況が一時的に発生したことにより、給気バランスが崩れ、一部発生した未燃ガ (製造年 TG ス水道局 (CF式) リツ スがバーナー前管手前にあふれ、再燃焼したことにより操作プレート等が焼損したものと推定される。 不明) 住宅の地下の浴室で住民1名が死亡していた。司法解剖の結果一酸化炭素中毒の疑いがあると判明した。浴室の外 GQ瞬間湯 の開口部(からぼり)には、屋外式の都市ガス給湯器が設置されていた。警察にて原因を調査中。 東京ガス (株)ノー 1612WE TG 沸器(RF (1998年 (株) リツ 式) 12月製 「小型湯沸器からガス臭気がする。」と需要家から通報を受け、現場確認したところ、小型湯沸器下部の電池ケース に一部焼損があった。当該小型湯沸器は、需要家自身が設置を行い、ゴム管口(ホースエンド)は、取りはずした小型 湯沸器のものを再使用していたとのことであった。現地調査の結果、当該小型湯沸器のゴム管口に漏えいがあり、ゴ その他 東京ガス (接続具 0 ム管口の内部にパッキンが装着されていない状態で接続されていたことが確認された。現場の状況から、需要家が 不明 不明 TG (株) 取りはずした小型湯沸器のゴム管口を再使用したこと、及び、パッキンの間装着を失念したため、接続箇所から少量 (ゴム管 口)) のガスが漏えいし、当該小型湯沸器の燃焼炎から引火したものと推定される。 0 瞬間湯沸器を消そうとしたところ、機器内部に火が付いていた。調査の結果、機器内部に一部焼損を確認した。原因 は、ガスガバナ内にあるゴムの部品に亀裂が入り微少のガスが流出し、更にガスガバナのキャップの取付が不十分 であったため、キャップの隙間から漏れたガスに種火の炎が引火したもの。キャップの取付が不十分であった原因に ついては、メーカーと当ガス事業者による修理履歴が無いことから特定することができなかった。 2010/8/2 2010/8/5 2010/8/5 2010/8/6 東京 群馬 大阪 長野 2010/8/10 愛知 板橋区 高崎市 漏えい 着火 漏えい 着火 東大阪 漏えい 市 着火 上田市 瀬戸市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/8/12 東京 江東区 2010/8/17 東京 漏えい 品川区 着火 2010/8/18 長野 2010/8/24 東京 長野市 豊島区 0 0 0 0 0 0 0 排ガス中 0 毒 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0 GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR東京ガス (株)ノー 705BFD TG (株) リツ PZ(U)) (1996年 8月製 造) 0 PH-12号 BFA-5 (東京ガ ス品番: 瞬間湯 東京ガス パロマ工 PA沸器(BF TG (株) 業(株) 112BFZ) 式) (2004年 4月製 造) 「ガス栓から火が出た。」と需要家から通報を受け現場確認したところ、ゴム管用ソケットの一部が焦げていることを確 認した。原因は、ガス栓とゴム管用ソケットの差し込みが不十分であったため、接続箇所から微量のガスが漏出し、使 その他 用中のこんろの燃焼炎から引火したものと推定される。 (接続具 (迅速継 0 不明 ぎ手(ゴ ム管用ソ ケット))) 「風呂釜付近が焦げている、ガス臭気なし。点検してほしい。」との需要家からの通報で出動し、風呂釜付近を調査し た結果、機器バーナーカバー及び配線の一部が焦げているのを確認した。当該風呂釜は、ガスガバナ(ガス圧力の変 動を調整する部品)の不具合に係る製造事業者((株)世田谷製作所)の自主回収対象製品であった。調査の結果、 自主回収と同じ原因(ガスガバナの設計不良により、長期間使用するとダイヤフラムの劣化が進んで亀裂が入り、ガ 風呂釜 0 ス漏れが発生する。)により、燃焼時にガバナ蓋の大気開放孔を通じて漏えいしたガスに引火し、機器の一部焼損に (RF式) 至ったものと推定される。 (株)世 田谷製 作所 不明 TG 東京ガス (株) TA大阪ガス 270UET TG (株) (1997年 製造) 「風呂リモコンで全自動スイッチを入れたが、約15分後に燃焼していないことに気が付き、再度、全自動スイッチを入れ RUFたところ、しばらくして機器から爆発音がし、リモコン表示が消えた。」との需要家からの連絡を受け、現場出動したと 2000AP ころ、湯沸器本体ケーシングが一部変形していることが確認された。原因は、電装基盤の燃焼制御部分に異常が発 瞬間湯 上田ガス リンナイ W 0 生し、「一時的に空燃比のバランスが崩れた」又は「着火遅れが発生した」等の理由により異常着火が発生したものと 沸器(RF TG (株) (株) (1991年 推定される。 式) 8月製 造) 住宅の台所にて清掃のためガスこんろを移動させた際にガスが出る音がしたので、こんろが開状態だと思い、こんろ の点火操作したところこんろ裏側から火が出た。原因は、こんろを移動したことにより、ゴム管に力が加わり、ゴム管と ゴム管 ガス機器との接続部からガス漏えいが発生し、こんろの点火操作の火に引火したものと推定される。 住友ゴ (迅速継 0 ム工業 ぎ手な (株) し) 需要家から、「小型湯沸器使用中にガス接続部付近から火が出ていたのでガス栓を止めて消火した」と連絡を受け、 現場確認したところ、 小型湯沸器下部の電池ケースが一部溶解していた。需要家に聞いたところ、当該湯沸器は、 需要家自身により設置を行い、取りはずした以前の小型湯沸器のゴム管口を再利用したとのことであった。調査の結 その他 果、ゴム管口に漏えいが認められ、ゴム管口にはパッキンが入っていないことが確認された。原因は、需要家が当該 (接続具 0 湯沸器とパッキンがない再使用したゴム管口を接続したことにより、接続箇所から少量のガスが流出し、当該機器使 不明 (ゴム管 用時の燃焼炎に引火したものと推定される。 口)) ガスこんろを使用中に炎があがり、水をかけて消火した。原因は、こんろに接続されているゴム管(青ゴム管)の接続 部が常に応力がかかる取り回しになっているため、ゴム管の経年劣化に伴い接続部から漏れたガスにこんろの火が ゴム管 (迅速継 引火したものと推定される。 0 不明 ぎ手な し) 公民館内の料理教室施設にて5台中3台のガスこんろが不点火となったため、利用者がガス事業者に連絡した。現 場に出動した結果、7名中3人が気分が悪いなどCO中毒の疑いのある症状を訴えたため、念のため全員7名を病院 に搬送した。警察とガス事業者がガスこんろに鍋を載せて再現試験をしたところ、大鍋(直径45cm及び35cmの2種 類)を載せた状態で燃焼させると、人体に悪影響を及ぼす可能性がある濃度のCOが発生することが確認された。な お、当該こんろの取扱説明書によると「不完全燃焼防止のため30cm以上の鍋は使用しないでください。」という旨の 記載があった。また、事故当時はエアコンを使用中で窓等は全て締め切られていた。以上から原因は、こんろのサイ ズに合わない大きな鍋を使用していたため、二次空気不足によってCOが発生した。また、酸素不足によるリフトが発 家庭用こ リンナイ 0 生し、立ち消え安全装置が作動したため不点火になったが、料理を続けるため、点火ツマミをひねったまま保持し、強 んろ (株) 制的に火を付けていた。このようにガスこんろを正しく使用していなかったためCOが発生し、閉め切った部屋にいた全 員がCO中毒となったものと推定される。 協力企業から、定期保安点検時に需要家宅にて風呂釜が変形していると通報を受け現場出動したところ、風呂釜の ケーシングの一部が変形していることを確認した。ガス事業者及びメーカーが調査したところ、灯外内管から器具栓ま での漏えいはなく、機器内部にも漏えいが無いことが確認された。さらに、メーカーによる機器調査の結果、当該機器 の燃焼性能に異常は無く、喫水線などの冠水痕も無いことから、異常着火した原因の特定には至らなかった。推定で 風呂釜 0 きる要因としては、需要家の使用状況や使用環境により、点火しづらい状況となり、当該機器の点火操作を繰り返し (BF式) たことから、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作によって異常着火に至った可能性が推察される。 都市ガス 用ゴム 東邦ガス 管φ9.5 TG (株) (1979年 製造) 不明 TG 東京ガス (株) 不明 東京ガス (1993年 TG (株) 製造) RTS2KDS 長野都市 (2001年 TG ガス(株) 7月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG (株) リツ PZ(U)) (2000年 4月製 造) 2010/8/24 東京 2010/8/25 東京 2010/8/29 大阪 2010/8/31 東京 2010/9/4 2010/9/4 目黒区 渋谷区 漏えい 着火 漏えい 着火 大阪市 漏えい 着火 杉並区 神奈川 平塚市 神奈川 横浜市 漏えい 着火 不明 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2010/9/5 神奈川 鎌倉市 漏えい 着火 0 0 2010/9/5 北海道 函館市 漏えい 着火 0 0 2010/9/6 2010/9/7 2010/9/9 山形 愛知 東京 2010/9/12 東京 鶴岡市 碧南市 新宿区 葛飾区 不完全 燃焼 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 4 0 0 0 需要家から、「風呂釜点火時にガス接続部付近から火が出たので、ガス栓を止めて消火した。」との通報を受け現場 出動したところ、ガス接続部付近の機器本体に貼付された銘板シールの一部が溶解していることを確認した。翌日さ らに調べたところ機器内部の配線等も焼損していたことが確認された。メーカーによる調査の結果、当該機器の内部 に冠水跡等が残っており、頻繁に水が侵入していた模様であることが判明した。原因は、冠水によりバーナーが水に 浸かった影響でガスの噴出が妨げられ、機器手前側に溢れたガスが口火の炎により着火し、配線類や過熱防止装置 に熱影響を与えたものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) 高木産 業(株) 需要家から、業務用レンジに点火したところ大きな音がしてオーブンの扉が開いたと通報を受け現場出動したところ、 当該機器の変形及び物損被害がないことを確認した。需要家は左手首に軽度の火傷を負った。需要家に使用状況を 聞いたところ、庫内を温めるためにオーブンに点火し約5分後、湯を沸かそうと上部レンジに点火した際に大きな音が してオーブンの扉が開いたとのことであった。使用状況から推察すると、オーブン庫内を約5分間温めた後に弱火に火 業務用 1 力調整した際に、当該機器バーナーの炎が消えたことに気が付かず、庫内に未燃ガスが滞留し、オーブン排気部か 不明 オーブン ら流出したガスに上部レンジ点火時の炎が引火し、オーブン庫内で異常着火したものと推定される。 家庭用ガス炊飯器を使用中に、当該機器下部から火が出て、炊飯器の一部を焼損した。原因は、当該機器は、ガス コードで接続すべきところ、需要家が誤って器具用ソケット(ホースエンドタイプの接続口に取り付けるアダプター)を当 その他 該機器のガス接続口に差し込んで使用していたため、当該接続部から漏れたガスに引火・焼損に至ったものと推定さ (接続具 (株) れる。 (迅速継 0 ハーマン ぎ手(器 プロ 具用ソ ケット))) TPDP111 (東京ガ ス品名: 東京ガス TPTG (株) 908BFD P-SL) (1999年 8月製 造) 不明 TG 東京ガス (株) JG4000 大阪ガス (1996年 TG (株) 11月製 造) ガス事業者の協力会社が、需要家宅へ修理訪問した際に小型湯沸器内部の一部焼損とガス通路部からの漏えいを PH確認しガス事業者に通報した。ガス事業者による調査の結果、灯外内管から器具栓までの漏えい検査に異常は認め 507B(東 られなかった。需要家に焼損した時期を聞いたが不明とのことであった。製造事業者による調査の結果、ガス側組立 瞬間湯 京ガス品 部と水側組立部の接続部からガス漏れがあることが確認された。ガス漏れの原因は、ガス側組立部のガススピンド 東京ガス パロマ工 0 ルのシール用Oリングの内面が摩耗していたことにより気密不良を生じ、ガスが流出し、流出したガスが機器使用時 沸器(開 名:PA- TG (株) 業(株) 放式) 405SH) の燃焼炎に引火し、部品の一部が焼損したものと推定される。 (2000年 月製造) 協力企業の修理員から、屋外式給湯器の前面カバーに一部変形があると通報を受け現場出動したところ、屋外式給 湯器の前面カバーが変形していることを確認した。需要家に確認したところ、いつ変形したかは分からないとのことで あった。調査した結果、当該機器内部には漏えいも、損傷もなかった。また、当該機器の動作確認を行ったところでは 風呂釜 0 正常に動作しており、前面カバーの一部変形に至る要因について確認できなかった。 (RF式) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) 需要家から、ガスこんろ下の収納庫から火が出たと通報を受け、現場出動したところ、こんろ下収納庫内のガス栓の 空気抜き孔のビスが無く、ガス栓のつまみが半開状態であることを確認した。原因は、需要家宅のリフォーム工事に 伴う台所キャビネットの取替及び移設工事を行った際、当ガス事業者が新たな設置を禁止している空気抜き孔付きガ ス栓を、リフォーム工事請負会社の作業員が設置したことと考えられる。また、その際に空気抜き孔のビスの取付け ガス栓 光陽産 0 が行われなかったとともに、当該ガス栓の設置後、何らかの原因でガス栓の開閉つまみが半開状態になり、空気抜 (空気抜 業(株) き孔付) き孔から漏れたガスに着火したものと推定される。 AT245AF-S 東京ガス (1996年 TG (株) 9月製 造) フレキUL ねじガス 東京ガス 栓 TG (株) (2000年 1月製 造) 需要家から、「ガスこんろ付近から火が出た」と通報を受け、現場出動したところ、ガス栓開閉ツマミ及びソフトコード 9.5mmLB の一部と金属可とう管継ぎ手カバーの一部が焦げていることを確認した。需要家に聞いたところ、ガスこんろを使用時 ペア に2口あるガス栓を両方開けて使用していたとのことであった。原因は、ガスこんろを使用中に未使用側のガス栓を開 ガス栓 ミツワガ ヒューズ 東京ガス 0 けて使用していたことに加え、ガス栓に装着されていたキャップが当該ガス栓用ではないため、過流出安全機構が作 (迅速継 ス機器 ガス栓 TG (株) 動しない程度の微量のガスが漏えいし引火したものと推定される。 (株) (1982年 ぎ手) 12月製 造) 住宅の台所において、2口ガス栓の迅速継ぎ手側(左)に炊飯器、ホースエンド側(右)にガステーブルを接続し、いず れのガス栓も開放の状態でガステーブルのみを使用中、ガステーブルの下から火が見え、さらにガス栓のあたりから その他 も火が見え、直後、壁紙に燃え移った火災事故が発生した。調査の結果、迅速継ぎ手の摺動輪が縮んでいる状態で (接続具 JG2000 焼損・固着していたが、他には異常は認められなかった。迅速継ぎ手が正常に接続された状態では、摺動輪は伸び (迅速継 (株) 北海道ガ 0 た状態となることから、需要家が意図しない何らかの力が加わって摺動輪が縮んだ状態となり、不完全な接続状況と ハーマン (製造年 TG ス(株) ぎ手(ゴ 不明) プロ なってガスが漏えいし、ガステーブルの火が引火したものと推定される。 ム管用ソ ケット))) 保育園の厨房で作業をしていた調理スタッフ4名が、気分が悪くなり病院に搬送され、CO中毒と診断された(いずれも 軽症)。事故発生当時、厨房内では業務用一口こんろを覆うような大鍋(直径54cm)を使って調理をしていた。また、窓 が全て閉め切られていた状態で排気装置を稼働していなかった。こんろに大鍋を載せて燃焼試験を行ったところ、人 体に悪影響を及ぼす程度のCOが発生していることが確認された。以上から、こんろを覆うような大鍋を使用したため、 業務用こ サンウ 0 二次空気の不足によりこんろが不完全燃焼となりCOが発生したところ、室外に排出されずに室内に滞留したためCO エーブ工 んろ 業(株) 中毒に至ったものと推定される。 工場にて工業炉(熱処理炉)の立ち上げ作業を行ったところ、大きな音がして当該炉の扉等が損傷した。原因は、立ち 上げ作業時に、手動バルブを意図せず開放してしまったことと、その先の電磁弁にシールテープが噛み込んでいたこ とが重なりガス漏れが発生し、漏れたガスが炉内に滞留し、電熱ヒーターの熱により着火し当該炉の一部が損傷した 業務用 その他 ものと推定される。 0 (工業炉 (熱処理 炉)) ガス事業者の協力企業から、定期保安点検時に需要家宅にて風呂釜が変形していると通報を受け現場出動したとこ ろ、風呂釜のケーシングの一部が変形していることを確認した。需要家に確認したところ、いつ変形したかは分からな いとのことであった。調査した結果、当該機器のガス通路部にガス漏えいは無く、種火点火や本火への火移り性能に 異常はなかった。原因は、何らかの要因で点火し難い状態になっていたと考えられ、その状態を繰り返したことで、機 器内に未燃ガスが溜まり、その後の点火操作によって異常な着火に至り、機器内に内圧がかかったために変形した 風呂釜 0 ものと推定される。 (BF式) LG-66 鶴岡ガス (1988年 TG (株) 10月製 造) NRT2425226 DOWA 東邦ガス サーモ 18HPAQ TG (株) テック (1984年 (株) 5月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG (株) リツ PZ(U)) (2003年 7月製 造) 消防から火災、ガスこんろが燃えたと通報を受け、現場出動したところ、ビルトイン式三口ガスこんろの点火ボタンが 焼損している事を確認した。需要家に問診したところ、こんろ左側の標準バーナー使用中に点火ツマミから煙と火が 出たとのことであった。メーカーによる調査の結果、当該機器内部のガス通路部に漏えいがあったことが確認された。 (株) 原因は、当該事故発生前に魚等、食材が直接燃えるグリル発火が発生したことにより、グリルケースの腐食による穴 から燃焼炎が溢れた。その際に標準バーナーと小バーナーの器具栓部が高温状態となりパッキンの熱劣化が発生 家庭用こ ハーマン プロ(TO 0 し、使用するとガスが漏えいする状況となった。そのことに気が付かず、標準バーナーを使用したため、燃焼炎が漏え んろ TO(株) いしたガスに引火し、器具栓近傍の樹脂部品(点火操作部)が焼損したものと推定される。 ブランド) DG3123 (TOTO 東京ガス 品番: TG (株) KNMG06 3F) 2010/9/13 奈良 2010/9/14 神奈川 2010/9/24 東京 2010/10/5 東京 2010/10/7 茨城 2010/10/7 新潟 2010/10/8 埼玉 2010/10/11 福岡 2010/10/11 東京 桜井市 不完全 燃焼 横須賀 漏えい 着火 市 漏えい 墨田区 着火 漏えい 杉並区 着火 潮来市 新潟市 川口市 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 筑紫野 排ガス中 0 市 毒 稲城市 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/10/14 東京 練馬区 2010/10/16 東京 漏えい 立川市 着火 2010/10/19 東京 0 排ガス中 0 毒 漏えい 2010/10/13 神奈川 川崎市 着火 2010/10/18 埼玉 0 漏えい 川口市 着火 新宿区 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 ショッピングセンター内の鮮魚部の厨房の従業員が魚焼き器を約2時間使用していたところ体調が悪くなり、4名が病 院に搬送されCO中毒(軽症)と診断された。調査のため当該魚焼き器を燃焼させたところ、排気中から高濃度のCOが 検出された。また、厨房の換気扇は、事故当日の朝に発生した落雷のため使用不能であった。これらのことから、換 業務用 1010D イーシー 気扇が稼働していない状況で当該魚焼き器を使用し続けたため、当該魚焼き器から発生したCOを含む排気が厨房内 桜井ガス 焼き物 (2002年 0 に滞留しCO中毒に至ったものと推定される。 工業 TG (株) 器(魚焼 11月製 (株) き器) 造) 需要家からガスこんろのホースが燃えたため、ガス栓を止めて消火したとの通報を受け、ガス事業者が出動したとこ ろ、ガスこんろ、ソフトコード(ゴム管)等が焼損していることを確認した。需要家に問診したところ、バーナーで煮物調 理をしていたが、ガスを止めて隣家に行き、戻ってきた際にガスこんろ背面から出火していたとのことであった。原因 ゴム管 は、ソフトコードに何らかの要因で漏えいがあり、需要家がガスこんろ使用中に引火したことに気が付かずに外出した (迅速継 0 不明 ぎ手な ため、徐々に焼損範囲が拡大して火災に至ったものと推定される。 し) ガス事業者の協力企業から、需要家宅のガス栓付近が焼損しているとの通報を受け、ガス事業者が現場出動したと ころ、不使用側のガス栓キャップの溶解及び、ガスこんろに接続しているソフトコードの一部が焼損していることを確 認した。原因は、不使用側のガス栓キャップが完全に装着されていない状態でガス栓を開放したことにより、過流出安 ガス栓 0 全機構が作動せず、微量のガスが流出し、ガスこんろ点火時の炎により着火したものと推定される。 (迅速継 不明 ぎ手) 「ガス乾燥機の側面フィルターが溶けて焦げ臭い。」と需要家から通報を受け現場確認したところ、 当該機器側面に ある吸気フィルターが一部溶解していた。需要家に聞いたところ、当該機器使用時に運転が停止したため吸気フィル ターを掃除したが、その後も運転が停止するため、繰り返し運転操作を行ったところポッと音がして、吸気フィルターが 溶解したとのことであった。 原因は、燃焼用空気を供給させるためのベルトの断線、ファンケース排気口部の埃による閉塞により、点火時に適 0 切な空気が供給されなかったために正常に着火せず、機器内部に滞留した未燃ガスが点火操作時のスパークに引 火したものと推定される。 その他 家庭用 (衣類乾 燥機) 風呂釜を沸かすために口火に点火後、点火ハンドルをメインバーナーに回した際に異常着火してケーシングの一部が 変形した。 原因は、パイロットノズルが詰まったことにより、パイロットガス量の低下に伴うメインバーナー着火操作後の着火遅れ 風呂釜 0 による異常着火が生じたものと推定される。なお、パイロットノズルが詰まった原因となった付着物は特定できなかっ (BF式) たが、結露水等の水から析出した生成物と考えられる。 給湯付き風呂釜から火が出ているのを発見し水を掛けて消火した。原因は、腐食したケーシングの隙間から機器内 部に雨水が入り、ガス接続継ぎ手が腐食・膨張したことによりクラックが発生し、ガスが漏えいし、何らかの原因で漏 れたガスに着火して形成された小さな炎が継ぎ手接続部のOリングを破断、そこからさらに漏えいしたガスに着火し、 風呂釜 0 機器内部、機器後面を焼損したものと推定される。 (RF式) 労働基準署から、10月8日に一酸化炭素中毒で2名が病院へ搬送されたとの連絡を受け、12月7日にガス事業者 が現地立ち会い調査を実施したところ、一酸化炭素中毒の診断結果を確認した。事故発生時は厨房の自然給気口が 金属製の板で塞がれており、また、自然給気口の防虫網に埃が付着していた。また当該機器バーナーの給気フィル ターに目詰まりがあった。なお、日頃から使用時は、排気筒内のダンパーを閉の状態にしていたとのことであった。こ 業務用 0 れらから、石窯が正常に燃焼するための給気が十分に行われていなかったこと、石窯のフィルターが詰まっていたこ その他 と、並びに排気筒のダンパーを閉の状態で使用していたことの条件が重なったため一酸化炭素が発生したものと推定 (石窯) される。 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) 需要家から、給湯器からガスの臭気がすると通報を受け現場出動した所、当該機器前面カバーの一部が変形してい た。需要家に確認したところ、いつ変形したかは不明とのことだった。お湯が出ないため繰り返し操作を行ったところガ ス臭気を感じ、給湯器のリモコンにエラー表示がされていた。 原因は、リモコンにエラー表示されていたにもかかわらず、繰り返し点火操作を行ったことで、ガス臭気及び機器内部 瞬間湯 0 に未燃ガスが滞留し異常着火を起こし、前面カバーが一部変形したものと推定される。 沸器(FF 式) TG 東京ガス (株) 9.5mmLB ペア 東京ガス ヒューズ TG (株) ガス栓 (製造年 不明) NHG40A2 東京ガス (1996年 TG (株) 3月製 造) RBF65ND リンナイ 日本ガス (1997年 CG (株) (株) 2月製 造) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) GJ24T1R 北陸ガス (1995年 TG (株) 1月製 造) (株)櫛 澤電機 製作所 形式不 明 東京ガス (2004年 TG (株) 4月製 造) 商業施設内の総菜販売店にて、午前9時から業務用フライヤーにて揚げ物を開始し1時間程作業したところ、作業員4 名のうち1名が気分が悪くなり、病院に行ったところ、CO中毒の可能性が高いと診断された。当該フライヤーを調べた ところ、ガス通路の混合管の埃詰まり及びバーナー部の目詰まりにより不完全燃焼が起きることが確認された。原因 は、フライヤーのメインバーナーの一次空気取り入れ口に多量の埃が付着し、不完全燃焼を起こし、高濃度の一酸化 業務用フ (株)マル 0 ライヤー ゼン 炭素が発生したことによる。 消防、警察から「住民が風呂釜の点火操作を繰り返したところ異常な音がして、機器が変形した」との通報を受け、ガ ス事業者が現場確認したところ、BF式風呂釜ケーシングの一部変形、浴室内窓の破損、浴室扉の一部が外れている ことを確認した。 原因は、点火操作を繰り返している間に口火燃焼が維持できる状態になったが、消火位置に戻したため口火が消え、 風呂釜 0 それに気づかずメイン燃焼側に操作したことから、電磁弁が閉弁するまでに機器内部に未燃ガスが滞留し、再度点火 (BF式) 操作をした際に滞留した未燃ガスに異常着火したものと推定される。 不明 MXF046、 MXF筑紫ガス 056 TG (株) (いずれ も2007年 製造) 高木産 業(株) TPA85K 東京ガス (1993年 TG (株) 5月製 造) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) AT2801AFS 東京ガス 1SW3Q TG (株) (2005年 9月製 造) 建物の外壁塗装工事を行っている事業者から、養生ビニールシートを取り外した際に給湯器が変形している部屋を見 GTHつけたとの通報を受け、現場出動したところ、屋外式給湯暖房機の前面カバーに一部変形が認められた。 2401AW 原因は、外壁塗装工事による養生シートが給湯器の排気口や給気通路を塞いでいた状態で給湯器を使用したことに 瞬間湯 東京ガス (株)ノー XH 0 より、機器の給排気バランスが崩れ未燃ガスが機器内に滞留し、給湯使用時の点火操作により異常着火したものと 沸器(RF TG (株) リツ (1997年 推定される。 式) 10月製 造) 商業施設内の業務用厨房において、業務用レンジを使用中、小規模な爆発が起き従業員1名が火傷を負い病院に 搬送された(軽傷)。原因は、レンジに組み込まれている使用していなかったオーブン側の器具栓が開放されていたた めに、オーブン内に未燃ガスが滞留していたところ、従業員がレンジの点火操作を行った際に、オーブン排気口から 業務用 1 漏れ出た未燃ガスに引火・爆発したものと推定される。 レンジ 協力企業から、需要家宅にてゴム管用ソケットの接続部からガス漏えいがあるとの通報を受けた。調査した結果、ゴ ム管用ソケットの一部が焦げていることを確認した。需要家に使用状況を聞いた結果、ガス栓付近よりガス臭気を感じ たため、故意にライターの火を近づけたところ、ゴム管用ソケット接続部に引火したとのことであった。原因は、ゴム管 0 用ソケットの差し込みが不完全であったため、接続箇所から微量のガスが流出し、故意に近づけたライターの火が引 火したものと推定される。 不明 その他 (接続具 (迅速継 不明 ぎ手(ゴ ム管用ソ ケット))) 需要家から、風呂釜の点火操作を繰り返し行ったところ「ボン」と音がして側面カバーが変形していると通報を受けガ ス事業者が現場出動したところ、BF式風呂釜のケーシングの一部が変形していることを確認した。機器を調査した結 果、点火・火移り性能及び燃焼性能に不具合は見られず、異常着火の原因特定には至らなかった。点火不良につい ては、一時的な異物付着などの影響も考えられるが、今回の調査の中では、異常は見られなかった。推測される原 風呂釜 0 因として、何らかの要因で点火不良となり、再点火を繰り返し行ったことで、機器内に未燃ガスが滞留し、その後の点 (BF式) 火操作によって異常着火に至ったものと推定される。 不明 TG 東京ガス (株) ゴム管 東京ガス 用ソケッ TG (株) トS型 GUQ-5A (株)ノー (2002年 東京ガス TG (株) リツ 12月製 造) 2010/10/19 北海道 伊達市 漏えい 着火 0 0 ガステーブルに点火して、その場を離れたところ、ガス栓と接続部付近から着火していたので、消火器を使用して消火 した。原因は、ガス台及びコンロ等の手入れなどで迅速継手の離脱を行い、再度接続の時に迅速継手とガス栓の接 続状態が不完全となりガスが漏えいし、使用中のガステ-ブルの炎に着火し、迅速継手を焼損させたもと推測され その他 る。なお、摺動環が下がっても迅速継手がガス栓から離脱しなかったのは、ガス栓の接続口とガスこんろ台の距離が (接続具 (株) JG200 0 近かったことやガス栓とガスコンロの間に挟まれたことなどによるものと推定される。 ハーマン (迅速継 0 プロ ぎ手)) 協力企業から修理訪問した需要家宅の台所でソフトコードが焦げているとの連絡を受けたガス事業者が現場出動し たところ、ソフトコード及び台所の壁の一部焼損を確認した。需要家に聞いたところ、ガスこんろで湯を沸かしていた際 に、誤って二口ガス栓の不使用側のつまみを誤開放して火が着いたとのことであった。原因は、こんろ使用中にガス 栓つまみを誤開放したことで、安全アダプターが作動しない程度の微量のガスが流出し、こんろの炎から引火したも のと推定される。 2010/10/22 神奈川 川崎市 2010/10/22 東京 2010/10/28 東京 2010/10/29 東京 世田谷 漏えい 区 着火 目黒区 墨田区 2010/10/31 神奈川 横浜市 2010/11/2 滋賀 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 排ガス中 大津市 毒 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 ガス事業者の協力企業が定期保安点検に巡回した際、需要家のBF風呂釜のケーシングが一部変形していることを 確認した。需要家に聞いたところでは、いつ変形したかは不明とのことだった。原因は、点火つまみをメイン燃焼側に 回す際に、誤って消火位置まで回したことにより口火を消してしまい、その状態でメイン燃焼位置に戻したため機器内 風呂釜 0 部に未燃ガスが放出された。その後、口火が消えていることに気付き、再度点火操作をした際に滞留した未燃ガスに (BF式) 異常着火したものと推定される。 需要家から、台所のガス栓付近から火が出たとの通報を受け、ガス事業者が現場出動したところ、台所のガス栓と接 続するガスコードのソケット部に焼損痕を確認した。なお、台所のこんろ台は奥行きが狭く、こんろを少し動かすとガス 栓及び接続されたガスコードのソケット部に当たる位置関係であった。また、事故発生前には台所を掃除したとのこと であった。原因は、事故発生前に台所を掃除した際に、こんろがガス栓及び接続されたガスコードのソケット部に当た 0 り接続不良となった。接続不良となったガス栓とガスコードのソケット部から微量のガスが流出し、こんろの燃焼炎か ら引火したものと推定される。 0 0 2010/11/5 東京 江東区 漏えい 着火 0 0 修理コールを受けた需要家宅を訪問したところ、風呂釜内部の機器配線の被覆が一部溶解していた。原因は、風呂 釜が冠水している状態で、シャワーを使用したことによりメインバーナーへのガスの噴出が妨げられ、機器手前側に 0 溢れたガスが口火の炎に着火し配線の被覆を熔解させたと推定される。 2010/11/7 東京 練馬区 漏えい 着火 0 0 0 2010/11/8 東京 大田区 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 2010/11/9 東京 新宿区 2010/11/10 大阪 漏えい 箕面市 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 ゴム管 (迅速継 不明 ぎ手あ り) メーカーから、風呂釜の修理コールを受けた需要家宅の屋外式風呂釜に一部焼損した痕があり、その後、回収した当 該機器内部から水漏れとガス漏れがあることを確認したとの連絡をガス事業者が受けた。原因は、ガスパイプ上部の 水通路部から水漏れがあることから、ガスパイプが腐食し穴が開くに至ったり、ガスパイプから漏えいしたガスが、給 風呂釜 0 湯使用時の点火スパークにより引火したことで機器内部が焼損したものと推定される。 (RF式) 2010/11/4 兵庫 板橋区 高木産 業(株) 一般集合住宅の住民から屋外式湯沸器を使用したところ頭痛がしたとの連絡を受けて出動したガス事業者が、パイプ シャフト内に設置されている当該湯沸器の排気を測定したところ高濃度の一酸化炭素が発生することを確認した。当 該住民は、その後軽度の一酸化炭素中毒と診断された。なお、事故当時は、台所と風呂場の換気扇を作動していた ため室内が負圧状態となっていたと考えられる。原因は、当該湯沸器の熱交換器の吸熱フィン部に腐食生成物や煤 瞬間湯 TOTO 0 が付着し閉塞したことで、燃焼に必要な空気量が不足して不完全燃焼となり高濃度の一酸化炭素を含む排気が発生 沸器(RF (株) していたところ、パイプシャフト上部の換気口からパイプシャフトを経由して排気が室内に流入したものと推定される。 式) 漏えい 西宮市 着火 0 3/8二 東京ガス 口パネガ TG (株) ス栓 TG 東京ガス (株) 屋外給湯器の前面カバーが一部変形していた。需要家に確認したところ、数年前に当該機器に布団を干した状態で GQお湯を出した際、音がして機器が変形したということだった。原因は、当該機器を覆うように布団を干したことにより排 気口が閉塞されたものと推測される。その状態にて給湯を使用したため、機器が正常燃焼できず、機器内部に未燃ガ 瞬間湯 (株)ノー 1616WX 東京ガス 0 スが滞留し、点火時のスパークにより異常着火を起こしたものと推定される。 沸器(RF (2001年 TG (株) リツ 式) 3月製 造) 茅ヶ崎 市 0 ガス栓 (ホース 不明 エンド) 需要家が入浴後、15分程経って湯沸器の口火を消そうと浴室へ戻ったところ、当該機器の点火つまみ及び点火確認 窓付近が焦げていた。調査の結果、灯内内管及び機器内部に漏えいがあることが確認された。原因は、当該機器の 器具栓がグリス切れにより気密不良を起こし、流出した微量のガスに口火の炎から引火して、点火つまみ及び点火確 瞬間湯 エバホッ EHト工業 0 認窓付近を一部焦がしたものと推定される。 沸器(BF (株)< 113BF 式) 廃業> 2010/11/2 神奈川 2010/11/8 東京 漏えい 着火 0 伊達ガス CG 事業協同 組合 TPDPS51 東京ガス (2002年 TG (株) 2月製 造) 東京ガス ガスコー TG (株) ドS型 RGH160 0VHB (1989年 大津市 TG 6月頃製 企業局 造(推 定)) T248SAR 東京ガス (株)ノー (1997年 TG (株) リツ 1月製 造) 小学校の家庭科教室において、ガスこんろに接続されたゴム管から漏えいしたガスに引火し、ゴム管の一部及びこん ろの内部配線を焼損した。機器の設置状況を調べたところ、ゴム管がこんろ背面より機器内側に近接設置されている ゴム管 ことが確認された。原因は、ゴム管がこんろ背面より機器内側に近接設置されたことでゴム管が熱で劣化し、焼損に (迅速継 住友ゴ 0 至ったものと推定される。 ム工業 ぎ手あ (株) り) 風呂釜 高木産 (CF式) 業(株) 需要家がガスこんろで湯を沸かし始めてからしばらくした頃、ガスこんろの背面から出火し、ガスこんろに接続してい るソフトコード、こんろの背面などを一部焼損した。原因はガスこんろ側に接続されていたソフトコードが何らかの影響 ゴム管 (迅速継 により外れかかり、微量に漏れたガスに左側バーナーの炎が引火したと推定される。 不明 ぎ手な し) (ソフト コード: 型番無 し) TG 大阪ガス (株) TPA31BS 東京ガス (2007年 TG (株) 2月製 造) 9.5mmソ フトコー ド TG 東京ガス (株) 外壁養生のため給湯器の給排気部が養生シートで覆われていたところ消費者が点火操作をしたため、異常着火によ GBFり給湯器ケーシング等が一部変形した。なお、消費者は給湯器を使用しないよう周知を受けていた。原因は、当該機 器の給排気トップを外壁塗装工事に伴い、ビニールシートにて覆ったことから燃焼不良を起こし、機器内部に滞留した 瞬間湯 (株)ノー 1600D 東京ガス 沸器(FF (1994年 TG 0 未燃ガスが給湯使用時の点火操作により異常着火したものと推定される。 (株) リツ 式) 12月製 造) 消費者から「炊飯器のゴム管を外した際に、突然着火した」との通報を受け、ガス事業者が現場調査したところ、炊飯 器側接続のゴム管が外れていること。ガスこんろ及び炊飯器の点火つまみが一部溶解していることを確認した。原因 ゴム管 は、消費者が炊飯器に接続されているゴム管を交換する際、ガス栓を開状態でゴム管を取り外した後、誤って炊飯器 (迅速継 不明 0 の点火ボタンを押したことで流出したガスに着火したと推定される。 ぎ手な し) ガス事業者の協力企業から定期保安点検時に巡回した需要家宅にて「風呂釜が変形している」との通報を受け、現 場を確認したところBF式風呂釜のケーシングが一部変形していた。需要家に聞いたところ、いつ変形したか分からな いとのことであった。機器を調査した結果、ガス通路部に漏えいはなく、正常な運転ができる状態であり、機器変形の 風呂釜 0 原因となる要因を確認することはできなかった。推測される原因として、口火の点火操作を繰り返し行ったことで、機 (BF式) 器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火したものと推定される。 高木産 業(株) 中学校の調理室において、テーブルこんろを使用中、漏えいしたガスに引火し、ゴム管と調理台下の壁が焦げ、ガス 栓のツマミも溶融した。原因は、調理台下のキャビネット内に設置されている二口ガス栓の不使用側のガス栓が誤開 放されたことにより、ゴムキャップが取り付けられていたものの、少量のガスが漏えいし、キャビネット内にガスが滞留 ガス栓 (株)藤 (ホース 井合金 0 し、調理台の隙間から漏出したガスにこんろの燃焼炎から引火したものと推定される。 エンド) 製作所 不明 TG 東京ガス (株) TPDPS40 東京ガス (2001年 TG (株) 2月製 造) FV715A1 207 大阪ガス TG (株) (2008年 製造) 2010/11/12 神奈川 横浜市 2010/11/16 東京 2010/11/17 東京 2010/11/19 愛知 2010/11/19 埼玉 2010/11/23 高知 調布市 杉並区 豊橋市 本庄市 高知市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 着火・爆 発 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 新宿区 漏えい 着火 0 0 東京 練馬区 漏えい 着火 0 0 2010/11/26 千葉 千葉市 漏えい 着火 0 0 2010/11/27 埼玉 漏えい 川越市 着火 2010/11/24 東京 不明 (覚知は 11/24) 2010/11/29 愛知 2010/11/30 富山 名古屋 漏えい 市 着火 富山市 2010/11/30 神奈川 横浜市 漏えい 着火 漏えい 着火 住宅台所のガス栓付近から火が着いたとの通報を受け現場調査をしたところ、ガス栓キャップが一部溶解しているこ とを確認した。需要家からの問診結果から、不使用側のガス栓キャップを装着していない状態で、ガスこんろの左側 バーナーを使用していた。この後、不使用側のガス栓を誤って開にしたため、過流出安全機構が作動する間に流出し た未燃ガスにバーナーの炎が引火したものと推定される。 ガス栓 0 (迅速継 不明 ぎ手) 業務用建物内の厨房にて、業務用こんろを使用中にガスの臭気を感じた従業員がオーブンの扉を開け、しばらくする と異常音がして厨房と食堂を仕切るカウンターの扉が外れたとの通報を受けガス事業者が現場出動した。需要家に 聞いたところ、業務用レンジの操作になれていない従業員がオーブンの器具栓を10分程度誤って開けていたとのこ 業務用 とであった。原因は、オーブンの器具栓を10分程度誤開放したことにより、オーブン庫内に未燃ガスが充満し、未燃 0 レンジ ガスを拡散しようとオーブンの扉を開放したところ未燃ガスにこんろの火が引火したものと推定される。 ガス事業者のガスショップ担当者が新築住宅の開栓作業に訪問し、漏えい確認のためにマイコンメーターの復帰操作 をしたが遮断した。その際に室内にいたハウスメーカー担当者が点火作業をしたところ、ガスこんろ下のキャビネット 内に滞留したガスに着火して、小爆発した。当該ガスこんろとガス栓が接続されておらず、可とう管コックは開の状態 だった。原因は、ガス事業者の指定内管工事店による工事の完了後に、住宅設備機器業者が当該こんろを変更する 0 こととなり、こんろを取り替えたが、可とう管コックと機器を接続せず、また、取替を行ったことをハウスメーカーと当該ガ ス事業者に連絡していなかったことによる。 ガス栓 (可とう 管コッ ク) 需要家から「ファンヒーターから火が出たため、水をかけて消火した。」との通報を受けガス事業者が現場出動したとこ ろ、ファンヒーターが一部焼損していること、当該ファンヒーターは、本来迅速継手で接続すべきところ、ガスコード(ガ ス栓側=迅速継ぎ手、器具側=ホースエンド用)をガス接続口(スリムプラグ)に差し込んで使用されていたことを確認 した。需要家は、当該ガスファンヒーターをスーパーマーケットで当日購入し、本人が取り付けたが、このガスコード 0 は、以前に使用していたものを再使用したものとのことであった。原因は、誤った組合せの接続具の接続により、誤接 ゴム管 続箇所からガスが漏えいしてファンヒーターの給気口から内部に入り着火してファンヒーターを焼損したものと推定さ れる。 メーカーの修理作業者がBF式風呂釜の修理作業後に点火テストを行ったところ、着火・爆発し、浴室入口扉の樹脂板 を破損した。原因は、メーカー部品の交換を行った際に風呂側ガバナ蓋固定用ビスの最終締め込みを怠ったことによ り、風呂側ガバナ蓋部から燃焼用ガスが器具本体底部に滞留し、パイロットバーナーに引火したものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) 0 0 0 0 0 0 0 0 2010/11/30 埼玉 0 0 2010/11/30 千葉 浦安市 漏えい 着火 0 0 群馬 高崎市 漏えい 着火 0 0 形式不 明(青ゴ 東京ガス ム管) TG (株) (1983年 製造) 形式不 明(二口 東京ガス ガス栓) TG (株) (製造年 不明) 不明 形式不 明 東京ガス TG (株) (製造年 不明) 光陽産 業(株) G333N 不明 形式不 明(ガス 本庄ガス コード) TG (株) (製造年 不明) TG 中部ガス (株) GBSQ606 土佐ガス (株)ノー (2001年 CG (株) リツ 12月製 造) 協力会社から「修理訪問した業務用厨房需要家のCF式湯沸器の機器内部に漏えいがあり、リード線が焦げている」 PHとの通報を受け、現場調査したところ、報告どおりの漏えいと焼損を確認した。原因は、業務用機器としては長期間の 101MS 使用(約18年間)の間にパイロット導管部のOリングの弾性が失われ収縮硬化したことによりパイロット導管とOリング 瞬間湯 (東京ガ 東京ガス パロマ工 ス品名: TG 0 のシール性が確保できなくなり、流出した微量のガスに口火の炎が引火してリード線の一部を焦がしたものと推定さ 沸器(CF (株) 業(株) れる。 PA式) 510S) (製造年 需要家宅で定期保安検査を実施した協力会社から、BF式風呂釜のケーシングが一部変形しているとの連絡を受け、 ガス事業者が現場出動したところ当該機器の一部変形を確認した。需要家に聞いたところ、一年程前に繰り返し点火 操作を行ったところ、異常着火したとのことであった。調査の結果、灯内内管から器具栓までの漏えい検査に異常は なく、機器内部にも漏えいがないことが確認された。また、点火・火移り性能及び燃焼性能に異状はないことが確認さ 風呂釜 (株)ノー GUQ-5A 東京ガス 0 れた。原因は、何らかの要因で点火し難い状態となり、点火操作を繰り返したことで、機器内部に未燃ガスが滞留し、 (1998年 TG (株) (BF式) リツ 7月) その後の点火操作により異常着火に至ったものと推定される。 台所のガス栓付近でガス臭を感じて、マッチの火を近づけて確認しようとしたところ着火、ソフトコード及び迅速継ぎ手 の一部が焦げた。消費者はガスストーブを使用するため、ガス炊飯器のコードを外し、ガスストーブのガスコードを接続 その他 (接続具 日東工 0 したとのこと。ガス栓と迅速継ぎ手との接続が不十分であったためにガス漏えいを生じたものと推定される。 (迅速継 器(株) ぎ手)) 飲食店の厨房内において、従業員が湯沸器に点火する際、誤って不使用のガス栓を開放したため、ガスこんろの火 が引火して髪の毛の一部、ガス栓及びゴムホースの一部が焦げた。 漏えい 行田市 着火 2010/12/1 需要家から1週間前ガス栓付近に火が着いたと連絡を受け、現場を確認したところ、青ゴム管に亀裂があり、ゴム管 用ソケットの一部とゴム管用ソケットキャップの一部及びガス栓背面のアルミ製防熱板が焦げていた。需要家が1週間 前にストーブを接続しガス栓の左上部にある小型湯沸器を点火した際、ガス栓付近に火が着いたため、ガス栓を閉止 ゴム管 (迅速継 0 して消火した。原因は、青ゴム管に亀裂があることに気が付かず、ガス栓と接続したことで亀裂部から微量のガスが 不明 ぎ手な 流出し、小型湯沸器の点火時のスパークにより引火したものと推定される。 し) 0 ガス栓 不明 形式不 明(ガス コード) TG 大多喜ガ ス(株) (1997年 3月製 造) 二口ガス 栓 武州ガス (1979年 TG (株) 12月製 造) 集合住宅のパイプシャフトに設置された給湯器の前面カバーが変形していた。当該機器内部に煤などは見られず、電 線関係にも熱変色等はみられなかった。前面カバーの変形状態から機器内部から外部に何らかの力が加わったもの GQと推測される。当該機器を調べたがガス漏れ、点火・火移りの性能に異常は見られず、カバーの変形に至るような不 瞬間湯 1637WS東邦ガス (株)ノー 0 具合は見られなかった。当該建物は以前外壁塗装工事を行っており、外壁塗装工事の養生シートにより給排気を閉 沸器(RF T TG (株) リツ 塞する等の要因で機器内部にガスが溜まり、当該機器の点火操作により引火したことも推測されるが、原因の特定 式) (2008年 には至らなかった。 4月) ガス炊飯器を使用中に、ゴム管との接続部付近から出火した。設置状況から推測すると、当該炊飯器は、接続されて いなかったゴム管の長さに余裕がなかったため、機器本体を移動した際などにゴム管との接続部が引っ張られる状況 ゴム管 にあった可能性がある。原因は、ガス炊飯器の接続部のゴム管が不完全(緩みや差し込不足)であったため、接続部 (迅速継 ブリヂス 0 の隙間からガスが微量に漏えいし、ガス炊飯器の炎を着火源として引火したものと推定される。 ぎ手な トン(株) し) マイコンメーター漏えい検知機能作動で訪問した需要家宅で、現場調査したところ灯外内管に漏えいがあること、及 びBF式風呂釜のケーシングが一部変形していることを確認した。需要家に聞いたところ、いつ変形したのかは不明と のことであった。ガス事業者による調査の結果、灯外内管については、漏えい箇所は台所系統の配管であることが 判明し、再度検査した結果、器具栓まで漏えいはないことを確認した。当該風呂釜を調査した結果、機器内部にも漏 風呂釜 0 えいがないことが確認された。また、点火・火移り性能及び燃焼性能に異状はないことが確認された。原因は、何らか (BF式) の要因で点火し難い状態となり、点火操作を繰り返したことで、機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作に より異常着火に至ったものと推定される。 ガス事業者の協力企業が需要家宅で小型湯沸器の設置作業中、ガス管の接続具加工のため、その場を離れて車に 戻った間に、使用できると思いこんだ家人がガス栓を開け点火したため未接続のガス栓から漏えいしたガスに点火時 ガス栓 のスパークから着火し壁などを一部焼損した。 (その 0 他) TG 日本海ガ ス(株) GUQ-5A (株)ノー 東京ガス (1991年 TG (株) リツ 7月) 飲食店において、需要家が店内の壁埋め込み型ガス栓の付近でガス臭気を感じ、ライターの火を近づけたところ、ガ ス栓から漏えいしていたガスに火が付いてガス栓及び壁の一部を焦がした。原因は、当該ガス栓内のグリス油が潤 ガス栓 滑不足の状態でガス栓を無理に操作したことにより、微量のガス漏えいが発生し、その後、需要家がライターの火を近 光陽産 (迅速継 0 づけた結果、漏えいしたガスに引火したものと推定される。 業(株) ぎ手) 小学校の家庭科室において、テーブルこんろを使用した際にゴム管(ソフトコード)に引火した。二口ガス栓のうち、機 器未接続側(ゴムキャップを装着)のガス栓が何らかの原因で開の状態だったことから、当該箇所から漏えいしたガス 0 にこんろの炎が引火したものと推定される。 ガス栓 - 光陽産 業(株) 不明 壁型コン セントカ ラン 東京ガス TG (株) (1978年 6月製 造) LAペア ヒューズ 京葉ガス ガス栓 TG (株) (2003年 4月製 13mmL ネジガス 東京ガス TG (株) 栓(製造 年不明) 江戸川 漏えい 区 着火 0 0 2010/12/1 東京 2010/12/3 漏えい 東京 中野区 着火 0 0 2010/12/5 東京 大田区 漏えい 着火 0 0 2010/12/11 神奈川 川崎市 2010/12/11 2010/12/14 2010/12/16 2010/12/17 2010/12/17 2010/12/17 2010/12/18 2010/12/19 不明 (覚知は 12/20) 埼玉 東京 さいた ま市 足立区 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 着火 埼玉 三郷市 東京 漏えい 大田区 着火 京都 漏えい 京都市 着火 漏えい 着火 兵庫 神戸市 大阪 大阪市 漏えい 着火 東京 東京 江戸川 漏えい 区 着火 西東京 漏えい 市 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 協力企業から定期保安点検に巡回した需要家宅でRF式風呂釜が変形していると連絡を受け、ガス事業者が現場確 認したところ当該機器前面カバーが変形していた。調査の結果、灯外内管から器具栓までの漏洩検査に異常はなく、 また、当該機器内部にも漏えいがないことが確認された。当該機器の状態と現場確認の状況から、当該機器の天板 風呂釜 0 部を中心に塗料が付着しており、一部にマスキングテープを貼付していた形跡があることから、過去に塗装を行う際に (RF式) 養生していたものと推測され、養生された状態での運転により異常着火した可能性が推定される。 富山 富山市 漏えい 着火 0 0 RGE16K S10-S 東京ガス (2002年 TG (株) 11月製 造) ビルトイン式ガスこんろの左バーナーで湯を沸かした後、しばらくして、左バーナーの汁受け皿の隙間から火が見えた ため水で消火した。調査の結果、当該機器のガス通路部に漏えいがあること、煮こぼれによる堆積物がこんろ底板に SSG溜まった状態であることが確認された。原因は、継続的な煮こぼれによる堆積物がこんろ底板に溜まった状態で長期 サンウ 314 東京ガス 家庭用こ 0 間放置されたことで、ガス通路部に腐食が生じ、孔が開き、その孔から漏えいした微量のガスにこんろの炎が引火し エーブ工 (2002年 TG (株) んろ たものと推定される。 業(株) 3月製 造) ガスこんろを点火した際に、二口ガス栓に接続されていたガスストーブ用のガスコード接続部に引火してガスコードの 一部が溶解した。原因は、ストーブを設置した際にガス栓にガスコードの接続部を十分に差し込んでいなかったため接 ゴム管 (迅速継 0 続部から微量のガスが漏えいし、こんろ点火時の炎が引火したものと推定される。 不明 ぎ手あ り) ガスコー 東京ガス ド(F型) TG (株) (製造年 不明) 給湯器付近で大きな音がしたとの通報を受け現場調査したところ、屋外式給湯暖房機のフロントカバーが一部変形し ていることを確認した。なお、当該住宅は、外壁塗装工事中であり、当該機器はビニールシートにて養生覆いがされて GTHいた。なお、需要家に聞いたところ、塗装業者からガス機器を使用しないようにとの安全周知は無かったとのことで C2439A あった。調査の結果、機器内部の漏洩検査に異常はなく、機器の仕様や性能に不具合は見られず正常な状態である 瞬間湯 東京ガス (株)ノー WX3H ことが確認された。状況から推測すると、外壁塗装工事に伴い、養生シートが給湯器全体を覆っていた状態で機器を 0 沸器(RF TG (株) リツ (2010年 使用したため、燃焼の給排気バランスが崩れ未燃ガスが機器内に滞留したことで異常着火したものと推定される。 式) 7月製 造) BF式風呂釜から給湯しようとしたが、湯にならず、種火が消えていたため、再点火したところ異常着火して、当該機器 のケーシングが変形した。原因は、繰り返し点火操作を時間を開けずに操作したため機器内に滞留していた未燃ガス に異常着火したものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) BF式風呂釜の口火の点火操作後に追い炊きへ切り替えた際に、メーンバーナーに着火せず、大きな音と共に当該機 器のケーシングが一部変形した。当該機器を調査した結果、点火・火移り性能及び燃焼性能に不具合は見られな かった。原因は、追い焚き操作時に何らかの原因で口火が消炎したため、メーンバーナーに火移りせず、追い焚きの 状態を少しの間放置したことで機器内にガスが溜まり、その後の点火操作によって異常着火に至ったものと推定され 風呂釜 0 る。 (BF式) 需要家から給湯器を使用した際、大きな音がして焦げ臭いと通報があり、現場確認したところ、FF式給湯器のケーシ ング及び前面カバーの一部が変形していることを確認した。メーカーにて機器を調査した結果、当該機器内部にガス 漏れはなく、動作及び製品本体に異常がないことが確認された。なお、給排気トップ先端の給排気口の近傍に粘着性 のある異物の付着が認められたこと及び給排気口を塞いだ再現試験で未燃ガスの流出を確認したことから、一時的 なシート状のもので閉塞されていたことが考えられる。原因は、給排気口がシート等で覆われたことで、燃焼用空気 瞬間湯 0 不足となり、未燃ガスが機器内部に滞留した状態で点火操作を繰り返したことにより、異常着火が発生し、当該機器 沸器(FF ケーシング及びフロントカバーの一部が変形したものと推定される。 式) 高木産 業(株) GF853SB 日本ガス (2010年 CG (株) 8月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR東京ガス (株)ノー 705BFD TG (株) リツ PZ(U)) (2005年 11月製 造) 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) GW5RH-5F (東京ガ ス品名: 東京ガス MATG (株) 105FFR H-LK) (2000年 11月製 造) 小学校の家庭科室において、授業中に児童がうまく点火できなかったガスこんろを、先生が操作したところ、ゴム管と ガス栓の継ぎ目から火が出た。ガス事業者が現場確認したところ、ガスこんろに接続しているゴム管用ソケットが一部 焦げていることを確認した。原因は、ゴム管用ソケットの接続が不完全な状態であったことで接続箇所から微量のガス 0 が流出し、点火時の炎が引火したものと推定される。 その他 (接続具 (株) (迅速継 ハーマン ぎ手(ゴ プロ ム管用ソ ケット))) JG200 東京ガス (1993年 TG (株) 9月製 造) 焼肉店において、壁用埋め込みガス栓と迅速継ぎ手の接続部から漏れたガスに引火し、ガス栓つまみと迅速継ぎ手 が焼損した。原因は、ガス栓と迅速継ぎ手の接続部から漏れたガスに何らかの火が引火したものと推定される。漏れ た原因については、ガス栓のプラグ部と迅速継手の接続部シール面での異物噛み込みの可能性が高いと推定され 0 る。 その他 (接続具 (株) OJ-000 大阪ガス (迅速継 ハーマン (製造年 TG (株) ぎ手(ゴ プロ 不明) ム管用ソ ケット))) 小学校の教室において、ガスストーブを使用中にガスコードの接続部から青い炎が出て、ガスコードが焦げているの を発見したので、ガス栓を止めて消火した。何らかの原因でガスコードの家具側継ぎ手ホースエンド部のアダプター本 ゴム管 体に亀裂が入りガスが漏れ、漏れたガスにガスストーブの火が引火したことで、ガスコードの一部焼損に至ったと推定 (迅速継 (株)十 0 される。アダプター本体に亀裂が入るに至った原因は不明だが、過去事例より強い衝撃や繰り返し応力等の外的要 ぎ手あ 川ゴム 因で亀裂に至ったと推定される。 り) 鍋用こんろ使用時に着火し、テーブルの底部を一部焼損した。原因は、需要家が鍋用こんろを使用するためにゴム管 を取り付けた際、機器接続部への差し込み不十分によりガスが漏えいし、こんろの火が引火したものと推定される。 ゴム管 (迅速継 (株)十 0 ぎ手な 川ゴム し) 需要家から、風呂釜を点火した時に大きな音がして、機器が変形したと通報を受けガス事業者が現場確認したとこ ろ、BF式風呂釜本体ケーシングの一部変形を確認した。需要家に状況を尋ねたところ、浴槽に水を溜めていたが止水 を失念したことにより水が溢れ、風呂釜の底が浸水した。口火の点火操作と追い焚き操作を繰り返し行った際に異常 着火したとのことであった。機器を調査した結果、点火・火移り性能及び燃焼性能に不具合は見られず、異常着火の 風呂釜 0 原因の特定には至らなかった。点火不良については、風呂釜の底が冠水したことや、一時的な異物付着などの影響 も考えられるが、調査では正常に着火し、異常は見られなかった。原因は、水分の付着等何らかの要因で点火不良 (BF式) となり、再点火を繰り返し行ったため機器内に滞留していたガスに引火したものと推定される。 協力企業から、定期保安点検に巡回した需要家宅にて、風呂釜が変形していると連絡を受け、ガス事業者が現場出 動したところ、BF式風呂釜本体ケーシングの一部が変形していることを確認した。当該機器を調査した結果、機器内 部にガス漏れはなく、燃焼性能及び構成部品に不具合は見られず、異常着火の原因の特定には至らなかった。原因 を推測すると、何らかの要因で点火し難い状態になっていたものと考えられ、繰り返しの点火操作により機器内部に 未燃ガスが滞留し、その後の点火操作に伴って異常着火に至ったものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) 需要家宅において、調理中急にガスの炎が大きくなり出火した。テーブルこんろのソフトコードを接続するガス栓が、 こんろのバーナーより上部に設置されていた為、こんろで中華鍋を使用していた際の炎が、ソフトコードを溶かし漏れ 出たガスに引火したものと推定される。 2010/12/22 TOTO (株) 1 家庭用こ んろ ゴム管 (迅速継 ぎ手な し) 9818048 大阪ガス 8(1997 TG (株) 年製造) 9848012 9 大阪ガス TG (株) (1985年 製造) GUQ5A-1 (株)ノー 東京ガス (2009年 TG (株) リツ 11月製 造) GUQ-5A (東京ガ ス品名: NR(株)ノー 東京ガス 705BFD TG (株) リツ PZ) (2006年 4月製 造) こんろ: RTS2KE こんろ: (2003年 リンナイ 2月製 日本海ガ (株) TG ス(株) 造) ゴム管: ゴム管: 不明 形式不 明(製造 年不明) 小型湯沸器を点火しようとした際に異常着火し、需要家が手に火傷(軽傷)を負った。ガス事業者が需要家に状況を 聞いたところ、点火操作を二度したが着火せず、三度目の点火操作をしたところ異常着火したとのことであった。原因 は、需要家が点火操作を繰り返したため、機器内部に滞留していた未燃ガスに異常着火したものと推定される。 2010/12/23 2010/12/23 12/24 不明 (覚知は 12/25) 2010/12/25 高知 千葉 千葉 南国市 船橋市 千葉市 不明 (覚知は 12/27) 2010/12/27 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 0 0 1 需要家から「風呂のお湯張り操作を行っていたところ、屋外式給湯暖房機付近で異音がした。屋外式給湯暖房機本 体を確認したところ前面パネルが変形しており、焦げ臭い気がする。」との通報があり、ガス事業者が現場出動したと ころ、当該機器の前面カバーに変形があることを確認した。当該機器を調査した結果、樹脂製の給湯用ファンの羽が 割れており、この状態で使用すると空気不足のため異常燃焼となり機器は停止し、リモコンにエラーが表示されること 瞬間湯 0 が確認された。今回の事象は、リモコンにエラーが表示されており、正常に使えない状態であったが、運転を繰り返し 沸器(RF たことにより、点火操作のタイミング、機器内の滞留ガス量、機器内のガス濃度、点火プラグ近傍のガス濃度等が偶 式) 発的に一致したために、異常着火が発生し、当該機器の前面カバーの一部が変形したものと推定される。 2011/12/29 松下電 器産業 (株)(現 パナソ ニック (株)) 需要家からガス臭気がするとの通報を受けガス事業者が現場の住宅に出動した。確認作業中に需要家が小型湯沸 器の点火操作をしてしまい強化ガスホースの接続部に火が着き、小型湯沸器の電池ケースが一部溶解した。原因 は、需要家が模様替えを行うため、小型湯沸器に接続している強化ガスホースを取りはずし、その後、再接続を行う際 にパッキンの装着を失念したことで接続部から流出した微量のガスに、小型湯沸器のスパークが引火したものと推定 金属可と 0 される。 不明 う管 漏えい 着火 東京 新宿区 東京 漏えい 中野区 着火 埼玉 東京 愛知 飯能市 漏えい 着火 漏えい 着火 漏えい 中野区 着火 名古屋 漏えい 市 着火 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 風呂釜 高木産 (BF式) 業(株) 0 需要家から「ガスコードに火が着いた」との通報を受け、ガス事業者が現場確認をしたところ、ガスこんろ後方にある 二口ガス栓に接続されているガスコードの一部が焦げていることを確認した。原因は、ガスコードの差し込み不足によ ゴム管 (迅速継 日東工 0 り、接続箇所から微量のガスが流出し、ガスこんろ点火時の炎に引火したものと推定される。 ぎ手あ 器(株) り) 需要家から「風呂釜が異常着火して変形した」との通報を受け、ガス事業者が現場確認をしたところ、当該機器ケーシ ングの一部変形を確認した。原因は、当該機器が何らかの原因で点火し難い状態で、使用者が点火操作を繰り返し 行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作により異常着火したものと推定される。 風呂釜 0 (BF式) 「湯沸器を使用した際、接続具部分に着火し、コック閉にして自ら消火した」との情報を需要家からの通報を受けたガ ス事業者が現場出動したところ、湯沸器の接続金具の着火痕を確認した。原因は、事故発生日の2週間前に内管漏 えい修理のため、ガス事業者が湯沸器の接続改修工事をした際の接続具のユニオンナット部の締め込みが不十分で あったため、ナットが緩みガスが漏えいし湯沸器の炎に引火したものと推定される。なお、内管漏えい修理の後に気 密検査を実施した際に、当該接続部のガス栓が閉止しており接続部から当該湯沸器の気密検査が実施できていな その他 かった。 0 (接続 具) 協力会社から「需要家のRF式風呂釜の前面カバーの一部が変形している」との通報を受け、ガス事業者が現場調査 したところ、報告どおりの変形を確認した。機器調査したところ、機器内部に漏洩、点火、火移り状態に異常がないこ とが確認された。当該機器の取付金具に機器外装塗装とは違う塗装が塗られていたことから、当該機器設置後にパ 風呂釜 0 イプシャフト扉部の塗装工事をされ、養生シートにより当該機器を覆ったため、給排気部が閉塞されたことで機器内部 (RF式) に未燃ガスが滞留し、点火時のスパークにより異常着火したものと推定される。 大阪 東京 大阪市 荒川区 漏えい 着火 漏えい 着火 0 0 0 0 AT4200AR SAW3Q京葉ガス H TG (株) (2002年 10月製 造) 強化ガス ホース 東京ガス TG (株) (製造年 不明) TPA85K(東 京ガス品 名:TP東京ガス 705BFD TG (株) PA) (1995年 1月製 造) ガスコー ド(S型) 東京ガス (1990年 TG (株) 9月製 造) GUQ-5A 東京ガス (株)ノー (2006年 TG (株) リツ 12月製 造) 13mm 新 S型 自 在ユニオ 西武ガス サンコー ン金具 TG (株) (株) セットA (2007年 11月製 造) GT2022SA 東京ガス (株)ノー WX TG (株) リツ (2000年 10月製 造) 小型湯沸器の温度調節を低温にしているとたびたび立ち消えていたため、立ち消えた際に温度調整を高温にして再 度点火したところ、異常着火し、換気扇に取り付けた汚れ防止フィルターが焦げたとのこと。なお、ガス事業者が確認 RUSした際には、既に当該フィルターは廃棄されており、小型湯沸器の損傷や換気扇の異常は確認できなかった。原因 51JT(東 は、当該機器の着火状態が不安定な状態となっており、着火不良のため機器内部に未燃ガスが滞留した状態で再点 邦ガス形 瞬間湯 火したことにより、滞留していた未燃ガスに引火したものと推定される。 東邦ガス リンナイ 式:RI0 沸器(開 TG (株) (株) 5SR) 放式) (2001年 3月製 造) 台所でお湯を使用した際、小型湯沸器で大きな点火音と同時に換気扇のフィルターに火が着いた。湯沸器を点検した ところ、点火遅れを確認した。原因は、点火プラグの汚れ等によりスパークが弱く、点火が遅れたことにより、機器内に 滞留した未燃ガスに着火し、排気口から瞬間的に炎があふれ、湯沸器上部に設置された換気扇のフィルターを一部 焼損したものと推定される。 2011/12/28 RUS瞬間湯 510 土佐ガス リンナイ 沸器(開 (2004年 CG (株) (株) 放式) 7月製 造) 協力企業から、定期保安点検に巡回した需要家宅にて、風呂釜が変形していると連絡を受け、ガス事業者が現場確 認したところBF式風呂釜本体ケーシングの一部が変形していることを確認した。原因は、口火バーナーに結露水が垂 れた痕が確認されたことから、結露水の影響により口火が点火し難い状態になり、点火操作を繰り返し行ったことで 機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火操作にによ異常着火が発生したため、当該機器ケーシングの一部が 変形したものと推定される。 2010/12/26 神奈川 川崎市 2010/12/27 漏えい 着火 0 YS534 (大阪ガ 瞬間湯 ス品番: (株)ハー 大阪ガス 沸器(開 133TG (株) マンプロ 放式) 9109) (2003年 1月製 造) 機器修理で訪問した需要家宅にて、小型湯沸器の点火スイッチ裏側のプラスチック部品が溶解していること、また、高 温に設定して点火スイッチを押したままの状態にすると点火スイッチの裏側で小火が着くことすることを確認した。メー PH-5BW カーにて機器を調査した結果、当該機器の点火操作を行った際に器具栓を開閉する心棒の貫通部に漏えいがあるこ (東京ガ とが確認された。原因は、心棒の貫通箇所に挿入されているOリングと、それを固定する「止め輪」が外れたことによ ス品名: 瞬間湯 り、点火操作を行うと微量のガスが漏えいし、メーンバーナーの炎が引火する状態となった。そのことに気が付かず需 パロマ工 PA東京ガス TG 0 要家が点火操作を行ったことで、点火スイッチ裏側のプラスチック部品が一部溶解したものと推定される。「止め輪」が 沸器(開 (株) 業(株) 405SG) 放式) 外れた原因は、メーカーにおける機器組立時に「止め輪」が装着穴に対して位置ずれした状態で圧入されて傾き不安 (1998年 定な状態となり、経年使用により「止め輪」が外れたものと推定される。 7月製 造)