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第11号 - 千葉JICAシニアボランテイアの会

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第11号 - 千葉JICAシニアボランテイアの会
2009年8月31日
平成二十一年度定例会日程
日時 十二月五日 土
午後一時~四時
引続き懇親会を予定
会場 浦安市国際センター
「
氏、及川 淳一 氏、寺島 得司
氏(当 日 欠 席)が 紹 介 さ れ ま
した。
進 行 司 会 は 黒 田 副 会 長、議
事書記は大澤トシエ氏と柿沼
豊 氏、閉 会 宣 言 は 山 本 副 会
長でした。
閉 会 宣 言 後、黒 田 副 会 長 よ
り七月の第七回帰国報告会の
案内とSVニュースへの寄稿
要請などが行われました。
総会終了後、会場近くの 美
弥 和 に て 懇 親 会 を 行 い三 十 数
名参加の盛会でした。
」
品川会長挨拶
創立から今
年で六年目を
迎 え、会 員 数
は家族会員を
含め九十七名
と な り、活 動
範囲も広がり
県 内 国 際 交 流 団 体、J I C
A、J O C V 内 で の 存 在 感 が
高 ま っ て い ま す。各 会 員 は 任
地 で 多 大 の 貢 献 を さ れ、帰 国
後は将来の海外援助発展のた
め の 社 会 還 元、 社 会 貢 献 の た
めの献身的努力を行っていま
す。当 会 は 引 き 続 き 長 期 的 展
望 を 持 ち 、質 の 高 い ボ ラ ン
ティア活動の核となるべく努
力を続けたいと思います。
本年四月
より千葉県
総合企画部
長に就任い
たしました
小川でござ
います。
県で は 様 々な 主 体と 連携 し
た 国 際 交 流・協 力 を 通 じて、
千 葉 県 の 国 際 化 を 推 進 して い
ます。千葉 県JIC A シニ ア
ボランティアの会の皆様に
は、J I C A 出 前 講 座 を 始
め、イ ベ ン ト へ の 出
展 や 、国 際 理 解 推 進
会議等多岐にわたる
活 動 に よ り、本 県 の
国際化に大きく貢献
していただいており
ま す こ と に 対 し、心
から敬意を表しま
す。
本県における国際
協 力 は、N P O や J
I C A、ユ ニ セ フ、
市町村などと連携
し、国 際 協 力 の 輪 を 県 内 に 広
め て い く こ と と し て お り、 そ
の 基 本 と な る 考 え は「 地 域 が
有 す る 人 材・技 術・資 源 等 を
活 用 して いく」こ と で す。そ
のような意 味で、海外で の 豊
富 な 経 験 を お 持 ち で 、特 に 多
様な異 文化 社会の中で ご活躍
さ れて こ ら れ た 方 々 の 集 ま り
で あ る 貴会 は、まさに 千葉県
が 誇 る「人 財」の 宝 庫で あ る
と考えております。
現 在、千 葉 県で は ベ トナ ム
に 対 す る 国 際 協 力 を 行 って い
る と こ ろ で す。当 初、障 害 児
教育事 業及 び水環 境改 善事 業
を、主 に 県 が 主 体 と な っ て ス
タート しま したが、途 中 から
様々な 方々 の参加、協 力を得
て、現 在 で は、大 学 や 高 校、
市町村、N POと いっ た多岐
にわ たる県 内機関 に国 際協力
の 輪が 広が って お り ま す。こ
れもひとえに県内の多くの
「人 財」の ご 協 力 に よる も の
で あ り、心 から 感謝す るとと
も に、こ れ ま で の 県
の 活 動 が、県 内 の 国
際協力ネットワーク
構築の一助となった
ことをうれしく思っ
ております。
本県といたしまして
は、今 後 も 県 内 の 豊
富 な 人 材、技 術 等 を
活かした国際協力を
推進していく所存で
あ り ま す。千 葉 県 J
ICAシニアボラン
ティア の会 の皆様方に おかれ
ま し て は 、本 県 の 国 際 化 に 対
し、今 後 ま す ま す の ご 理 解、
ご協力をお願いいたします。
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
SV ニュース
第 11 号
」
」
「
」
Aボランティアの現況と課
題 、千葉県国際室宇井グルー
プ 長 か ら は 国 際 協 力 の原 点 ~
日本・メキシコ交流四百年 と
題する講演と吉田JOCV千
葉OB会長からのご挨拶を受
け ま し た。講 演 の 大 要 は 第 二
頁に掲載してあります。
品 川 会 長 が 議 長 を 務 め、次
の 議 案 が 上 程 さ れ 、そ れ ぞ れ
原案どおり可決されました。
「平成二十年度活動報告」
「平成二十年度会計報告」
「会計監査報告」
「平成二十一年度活動計画」
「平成二十一年度予算案」
「規約改正案」
「平成二十一年度役員選出」
続いて 広報およびホーム
ペ ー ジ を 山本 副 会 長 と 堀 端 ウ
エ ブ マ ス タ ー が、 国 際 理 解
(開 発)教 育 を 増 田 幹 事 が 報
告しました。
次 いで 黒 田 副 会長 の 司 会で
JICAおよび千葉県と会員
の意見交換が行われました。
最後に上田事務局長により
新 会 員 の 田 中 忠 昭 氏、羽 関
総 一 郎 氏、堀 甲 子 男 氏、
大久保 邦衛 氏、河田 眞智子
氏(当 日 欠 席)と 再 派 遣 帰 国
者 の 寺 田 博 義 氏、浜 崎 丘
千葉県総合企画部
部長 小 川 雅 司
平成二十一年度通常総会開催
平成二十一年度通常総会が
五 月 十 六 日(土)午 後、千 葉
市 国 際 交 流 プ ラ ザ(千 葉 市 中
央 ツ イ ン ビ ル)会 議 室 に て 開
催されました。
会 員 出 席 者 三 十 三 名、委 任
状 提 出 者 三 十 九 名 で 、来 賓 と
して J I C A 青 年 海 外 協 力 隊
事務局長 伊藤隆文氏、国際協
力推進員 木野本まゆみ氏、千
葉県総合企画部国際室国際交
流協力グループ長 宇井隆浩
氏、青 年 海 外 協 力 隊 千 葉 O B
会会長 吉田憲司 氏が 出席され
ました。
品 川 会 長 挨 拶 に 引 き 続 き、
JICA伊藤局長より JIC
「JICA シニアボランティア
ニュース千葉」 に寄せて
)
(
SV ニュース 千葉
1
「
「
」
「
2
SV ニュース 千葉
2009年8月31日
総会来賓ご挨拶要旨
事務局長
伊籐 隆文 氏
JICA青年海外協力隊事務局
J I C A ボ ラ ン テ ィ アの 現 況
と課題
昨年十月一日にJBIC円
借款部門との統合により新J
I C A が 誕 生 し た。統 合 式 典
において 緒方理事長 は 有償資
金 協 力(円 借 款)、無 償 資 金
協 力、技 術 協 力、と と も に、
ボランティ ア事業を第四の柱
として位置づけた。
新生JICAの活動 指針の
一つとして統合効果の発揮を
挙 げ て お り、積 極 的 に そ の 役
割 を 果 た し た い。ま た、こ の
十 年、減 少 中 の O D A 予 算 の
内で今年 度の技術協力と無償
資金協力 予算は減って いない
のは明るい兆しの予感がす
る。な お、事 務 局 は 今 年 九 月
に麹町へ二度目で 最後の移転
を予定している。
JIC Aボランティ ア事業
の 現 状 と し て 、現 在 派 遣 中 の
ボランティ アは約三千五十人
(う ち シ ニ ア 五 百 五 十 人)、
二〇〇七年現在の帰国者数は
協 力 隊 で 三 万 人 を 突 破 し、 シ
ニアは間もなく累計四千人を
突破する。
本年度のボランティ ア派遣
数 は 二 百 人 増 で、補 正 予 算 で
さらに百人増え二千百人とな
る 見 込 み で あ る。派 遣 前 研 修
は、二 〇 〇 七 年 秋 か ら 青 年 海
外協力隊とシニアボラ ンティ
アの駒ケ根と二本松での合同
訓練を実施している。
次 に 今 年(平 成 二 十 一 年
度)春 募 集 の 説 明 会 に は 青 年
海 外 協 力 隊 で 二 十 五 ㌫ 、シ ニ
アボラ ン ティアで 三 十 ㌫増の
方 々 に 参 加 頂 い た の で、是 非
応募者のほうも増えることを
期待している。
最 後 に ボ ラ ン テ ィ ア O B・
O G の 皆 様 へ の 期 待 と し て、
日 本 の 社 会 の 現 状 を ふ ま え、
開 発 途 上 国 の た め に も、日 本
のためにも 貢献して いるJI
CA事業に一層のご協力をお
願いしたい。
シ ニ ア ボ ラ ン テ ィ ア O B・
O G の 体 験、経 験 を 社 会 還
元・社 会 貢 献 に 活 か さ れ、日
本を元気にするよう 期待した
い。そ れ が こ の 事 業 に 国 が 税
金を使って いる理由の一つで
あると考える。
グループ長
宇井 隆浩 氏
千葉県国際交流グループ
「国 際 協 力 の 原 点 ~ 日 本・メ
キシコ交流400周年」
まず貴会の県への協力にお
礼を申し上げたい。
今 年 は 日 本・メ キ シ コ 交 流
四百周年にあたるので是非こ
の故事に つ いて のお 話 をした
い。(資 料:千 葉 県 文 書 館 発
行 日墨交易四百年の夢)
今から四百年前の一六〇九
年 九 月 三 十 日、フ ィ リ ピ ン
(当 時 は メ キ シ コ と 同 様 ス ペ
イ ン 領 で あ っ た)か ら メ キ シ
コ に 向 か う ド ン・ロ ド リ ゴ 一
行三百七十三名を乗せた一艘
のガレオン船が御宿沖で遭
難、そ の う ち の 三 百 十 七 名 の
乗 組 員 が 御 宿(岩 和 田)の 村
人 ら に 救 助 さ れ た。こ の 村 人
達 の 自 然 発 生 的 で 人 種 、国 境
を越えた人類愛が四百年経っ
た今も日本とメキシコをつな
ぐ原動力となって いる事を証
明している。
ロ ド リ ゴ の 一 行 は、 徳 川 家
康 の 計 ら い も あ り、翌 年、メ
キシコに帰還することが出来
た。
つまり国と国を繋ぐもの
(友 好 関 係)は 金 銭 よ り も、
相手の心に残る人間同士の
Face to Faceの外交が必要で
あ る と 考 え る。一 九 七 八 年 メ
キシコのロペス大統領が御宿
町、大 多 喜 町 を 訪 問 し、町 民
に「エ ル マ ー ノ(兄 弟)よ」
と 呼 び か け た こ と は 、あ ま り
に も 有 名 で あ る。ま た、こ の
様な史実を残すことの重要性
を 強 調 さ れ、ド ン・ロ ド リ ゴ
が 残 し た「日 本 見 聞 録」の 存
在が今日の我々に四百年前の
事実を思い起こさせる唯一の
資料となっている。
現 在、日 本・メ キ シ コ 交 流
四百周年実行委員会が設立さ
れ、二 〇 〇 九 年、二 〇 一 〇 年
をメキシコの年とするべく国
を挙げて の記念事業を計画し
て い る 。是 非 多 く の 関 係 者 の
参加をお願いしたい。
最 後 に、こ の「日 本 と メ キ
シ コ の 交 流」が モ デ ル と な
り、人 間 の 善 意 と 人 類 愛 こ そ
が国際協力の原点になりうる
ことを全世界に知らしめた
い。
千葉県が発祥の地であるこ
の史実を 多くの人に 知 って頂
き た い と、県 で は 広 報 啓 発 活
動に取り組んでいる。
平成二十一年度役員紹介
千葉市)
優
(総務 船橋市)
及川 淳一
(開発教育 千 葉 市 )
横田 勝徳
(開発教育 千 葉 市 )
増田 定雄
(会計 千 葉 市 )
後藤
(広報
山本 茂穂
(柏市)
黒田 昭太郎
(鎌 ヶ谷市)
品川 洋之助
五月十六日に開催された
総会で平成二十一年度役員
として次の諸氏が選出され
ま し た。及 川 淳 一 氏 が 新 し
く就任されました。
会長
副会長
副会長
幹事
幹事
幹事
幹事
酒井 國 彦
(千葉市)
会計監査
津田 正臣
上田 義晴 氏
(千葉市)
事務局長
退任
同 氏 は、 永
年 に わ た り、
役員として 活
躍されまし
た。
な お 、同 氏
は本年度第一
回役員会において顧問を委
嘱されました。
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
「
」
2009/06/28
08:50~12:00 パラグアイの教育環境の実例
山本茂穂
12:50~16:00 チュニジアでのSV活動報告
酒井國彦
16:10~19:20 ラオスでの生活・観察・体験
後藤 優
08:50~12:00 モンゴルにおける海外ボラン
ティアから学ぶ国際理解
横田勝徳
12:50~16:00 コスタリカから日本を見る
増田定雄
ワ ー ド と し、学 校 教 員 を 目 指 る と 同 時 に、自 由 に 世 界 の 情
す 学 生 を 対 象 に し た 授 業 で 報にアク セ スして 自分 たち の
興味を高
す。国 際 理 解、国 際 開 発、国
め た り、
際交流に関する概念理解と技
深化した
能 育 成 を 図 る べ く、『海 外 事
りするこ
情 と 関 連 指 標 の 理 解』と い う
とが可能
講座名で開講しております。
です。
現 在 国 際 教 育 は、将 来 の
国際社会で 活躍する日本を担
各SV
う、す べ て の 児 童・生 徒 が 学
講師の講
ぶ必要のある重要な 学習内容
義 後、学
で す が 、そ れ を 指 導 す る 学 校 生 た ち は 、 学 習 対 象 国 の 人 々
教 員 に は(換 言 す れ ば「決 し の「日 本 に 対 す る 期 待、要
て 海 外 で 職 務 を 担 当 す る こ と 望」に つ い て 考 え ま す。こ の
の な い」立 場 か ら は)極 め て よ う な 感 情 移 入、必 要 な デ ー
実 感 を 持 ち に く い 指 導 対 象 と タ の 収 集、 予 測 、 創 案 の 知 的
なっています。
活 動 は 、高 度 の 認 知 機 能 の 活
従 っ て、授 業 で は、S V の 用 が 必 要 な 学 習 で、 国 際 に
方々の貴重な 経験を 単なる事 つ いて 学 ぶ 機 会 の 限 ら れ た 教
例 の 外 観 と し て 紹 介 す る の で 育 学 部 学 生 に は 、貴 重 な 体 験
は な く、学 生 の 意 識 化 し た 学 となっております。
習対象として事例が理解され
そ の 結 果、昨 年 度 履 修 し た
学 生 の 中 に は 、自 主 的 に 学 習
ることが必要となります。
そ の た め に、ま ず 授 業 の 場 継 続 し て、 国 際 に 関 係 し た
で 学 生 が 自 由 に イ ン タ ー ネ ッ 活 動 し た り、海 外 渡 航 し て 資
ト に ア ク セ ス で き る よ う に し 料 収 集 し た り す る な ど 、他 の
て い ま す。国 際 機 関 や 各 国 政 授 業 で は な か な か 見 る こ と の
府の公開データへのアクセス できない派生した効果も生ま
を 通 し て、海 外 事 情 の 理 解 に れています。
必 要 な、各 種 統 計 デ ー タ の 読
も ち ろ ん、今 後 も 授 業 の 質
み 取 り や、情 勢 の 理 解 を 学 び を 精 緻 す る こ と は 必 要 で、運
ます。
営 法 に つ い て は、こ れ で 固 定
一 方、授 業 で の Chalk and す る こ と な く、S V の 方 々 と
(板 書 筆 記 に 追 わ れ る 授 相 談 の う え、毎 年 改 善 し て ゆ
Talk
業)を 極 力 減 ら す た め に、e く 予 定 で、時 代 の 変 化 に 対 応
ラーニン グを活用した授業資 した 国際教育 の提供を継続
料 提 供 を 行 っ て い ま す。こ れ し て 提 供 で き た ら と 考 え て お
に よ り、授 業 中、学 生 た ち ります。
は、S V 講 師 の 話 に 集 中 で き
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
学 生 た ち は 熱 心 に 受 講、鋭
い 質 問 も あ り、本 年 の 講 義 内
容も及第点に達したと思われ
ます。
この連携授業は来年度も実
施 が 検 討 さ れ て お り ま す 。吉
田教授の試案は学年度後期
(十 月 ~ 三 月)、五 講 師、各
講 師 持 ち 時 間 百 八 十 分 で、詳
細はこれから検討される予定
です。
「
「
吉 田 雅 巳 教 授 よ り、 シ ニ ア
ボ ラ ン テ ィ ア(S V)と の 連
携 授 業 の 開 発 と 改 善」 の 狙 い
に 付 き、左 記 の 寄 稿 を 戴 き ま
した。当会の今後の 国際理解
教 育 活 動」 の 一 方 向 を 示 唆 さ
れております。
」
「
」
* * * * *
昨 年 度 よ り、千 葉 県 J I C
Aシニアボランティアの会と
連 携 し た 大 学 授 業 開 発 ・実 施
を千葉大学教育学部の授業を
通 し て 行 っ て お り ま す。こ の
授 業 は、 国 際 教 育 を キ ー
eラーニング画面
国際理解 開(発 教)育
推進活動
がシニアボランティア参加の
動 機、赴 任 国 で の 活 動 内 容 、
直面した問題点とそれに対す
る 解 決 努 力 、活 動 に よ る 成 果
などを説明しました。
更 に、赴 任 国 に 関 す る 各 種
統 計 資 料、 情 報 の 入 手 手 段 の
説 明 や 政 治 体 制、日 本 と の 関
係、国 民 の 生 活、教 育、な ど
学生の研究に役立ち そうな情
報 を 提 供 し、付 録 と し て、国
民 性、地 理、風 景、旅 行 情
報、生 活 環 境 な ど を 説 明 し ま
した。
上段右より上田講師、酒井講師、横田講師
下段右より山本講師、後藤講師、増田講師
吉田教授の補足講義
千葉大学教育学部で
連携授業を実施しました
08:50~10:20 日本の国際協力/貢献とボラン 上田義晴
ティア
平成二十一年五月から七月
に か け て 、千 葉 大 学 教 育 学 部
吉田教授の受講生を対象に連
携 授 業 を 実 施 し ま し た。講 義
の詳細は左表をご覧下さい。
この連携授業は昨年初夏に
も 行 わ れ、 今 年 が 二 年 目 と な
ります。
本 年 の 講 義 で は、ま ず 上 田
講師が日本の国際協力の中で
のODAの仕組みとそれに関
わ る J I C A の 活 動、 そ の 中
でのボラ ンティア事業の説明
を 行 い、引 き 続 き 五 人 の 講 師
2009/05/26
「
」
「
「
」
2009/07/05
師
講
テ ー マ
時
日
2009年8月31日
SV ニュース 千葉
3
「
」
国際理解 開(発 教)育
推進活動 (続き)
八街市高齢者学級に出前
講座を行いました
国際理解教育推進会議が
開催されました
シ ョ ン が 生 徒 の 関 心 を 引 く、
等出前講座改善に役立つ多く
のアイデアが提案されまし
た。
第七回帰国報告会開催
ボ ラ ン テ ィ ア で、報 告 者・報
告題名は次のとおりです。
(チュニジア/水産物加工)
大久保 邦 衛 氏
「 チュニジア水産業の現状
と私が見た同国社会状況」
(タイ/生産工学)
寺田 博義 氏
氏
「 チェンマイでの ボランティア
生活」
浜崎 丘
(アルゼンチン/環境
プロジェクト運営)
「豊かな国 アルゼンチン」
(トルコ/農業一般)
吉原 久雄 氏
「 トルコの大地と人々」
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
スキルアップセミナーを実
施しました
平成二十一年七月十一日
(土)午 後 一 時 三 十 分 ~ 四
時、千 葉 市 国 際 交 流 プ ラ ザ に
おいて JICA地球ひろ ばと
当会の共催で第七回千葉県J
ICAシニアボランティア帰
国報告会が開催されました。
千葉県国際室から宇井グ
ループ長が来賓として 参加さ
れ、一 般 県 民 十 三 名 の 方 々 を
含め総勢四十二名の参加を得
て、内 容 豊 富 な 報 告 と 活 発 な
質疑応答があり盛会でした。
参加された一般県民の方々
から次のようなアンケート回
答が寄せられました。
寺田博義氏の報告
その後の懇親会ではさらに
シニアボランティア体験など
の話題が盛り上がりました。
総会後の懇親会寸描
・パ ワ ー ポ イ ン ト を う ま く
使って、写真入りデータが
わかりやすかった。
・こ の 三 月 に 定 年 退 職 し た
が、これまでの経験をボラ
ンティアで役立てたい。帰
国報告を聞き、大変参考に
なり有難うございました。
JICA 山本健一郎氏挨拶
三 月 二 十 四 日(火)午 前、
八街市教育委員会 社会教育課
八街市老人福祉センター高齢
者学級に出前講座を 実施しま
し た。受 講 者 は 約 六 十 名 で し
た。
国際理解開発教育推進会議
の 一 環 と し て 、よ り 良 い 出 前
講 座、注 目 さ れ る 質 の 高 い 出
前 講 座 を 提 供 す る 目 的 で、
財( )青年海外協力協会(JO
C A)か ら 講 師 派 遣 を 受 け て
スキルアップセミナーを開催
しました。
八月二十二日(土)
十三時半~十六時半
千葉市国際交流プラザ
参加者は千葉県JICAシ
ニ ア ボ ラ ン テ ィ ア の 会 会 員、
千葉県青年協力隊OB会会員
ほ か で、講 話 の 内 容 は 受 講 者
を意識し た絵や写 真を 使った
フォトランゲージ手法の紹
介、実 技 と 講 話 技 術 の 訓 練 な
ど多彩で有益でした。
・海外ボランティアは難しく
考えないで、まず実行する
という点が参考になった。
・シニアボランティアの現地
活動写 真 展を 行って は 如何
か。
」
・JICAのシニアボラン
ティ アにな っ た経 緯をも っ
とパワーポイントをうまく
使詳しく教えて頂きたい。
今回の報告者は平成二十年
夏~二十一年春帰国のシニア
参加者より質問
講師
竹花 晃
会員
テーマ
定年後の
第二の人
生を考え
る
旭市に出前講座を行いま
した
八 月 二 十 日(木)、千 教 研
国際理解教育部会 に出前講
座 を 実 施 し ま し た。対 象 は
小・中 教 員 約 四 十 名 で、シ ニ
ア 海 外 ボ ラ ン テ ィ ア 経 験 談、
国際理解教育推進のための情
報提供を行いました。
講師
横田勝徳
役員
テーマ
定年後の
私の選択
三月四日に開催された第一
回推進会議でこれからの方向
が討議されました。(既報)
こ れをう
け て、第 二
回会議 四
(
月二十二日
十三名出
席 で
) は、
① 出 前講 座
開 拓にあ た
り、ニ ー ズ
を先取した
経 歴 の 講 師 紹 介 を す る、② パ
ワ ー ポ イ ン ト を 使 い こ な す、
③講座実施後の評価を把握し
改 善 に 役 立 て る、④ 出 前 講 座
の開拓先と して 福祉協 議会や
経 済 界(商 工 会 議 所、ロ ー タ
リ ー ク ラ ブ ほ か)に 広 げ る 等
多数の有益な意見が 出されま
した。
第 三 回 会 議(六 月 十 日 十 五
名 出 席)で は、① リ ピ ー ト 要
請 が 出 る よ う な 、感 銘 深 い プ
レゼンテーション三例の再講
演 と そ の 研 究、② プ レ ゼ ン
テーション技術のレベルアッ
プ の 具 体 的 方 法 の 研 究、③ 準
備 に は、受 講 者 の 要 望 を 把 握
し た 準 備 を す る 、現 地 派 遣 後
の空白時間の情報変化を埋め
る 工 夫 を す る、小 中 学 校 で は
パワーポイントをうまく使っ
た紙芝居風のプレゼンテー
スキルアップセミナーの実技演習
白板前が JOCA 白木明子講師
4
SV ニュース 千葉
2009年8月31日
「
会 員 投 稿
気 候(ア ン タ ル ヤ 市 の 年 平 均
気温十八.五度 、)内陸の山間
部は気温が下がる。
温 暖 な 気 候 に 恵 ま れ て 、野
菜 と 果 樹 の 生 産 が 盛 ん。日 本
と ほ ぼ 同 類 の 果 菜 類・葉 菜
類・根 菜 類・豆 類 が 国 内 用 と
輸 出 用 に 栽 培 さ れ て い る 。大
型ガラ スハウスなど 施設栽培
が普及している。
果 樹 生 産 は 高 原 部 で、 リ ン
ゴ、西 洋 梨、 ブ ト ウ、 マ ル メ
ロ、 カ リ ン、 モ モ、 ス モ モ、 ネ ク
タ リ ン、 ア ー モ ン ド、 オ リ ー ブ、
ザ ク ロ、 イ チ ジ クな ど。海 岸 部
で ネ ー ブ ル オ レ ン ジ、 マ ン ダ リ ン
オレンジ、 レモン、 バナナが栽培
さ れ て お り、外 貨 獲 得 に 一 役
買っている。
花卉生産では カーネーション
の 生 産 と 輸 出 が 有 名。 チ ュ ー
リップはトルコが原産地。
アクデニス大学 農学部
創 立 一 九 八 〇 年、農 学 部、
医学部など十三学部の総合大
学、ア ン タ ル ヤ に あ る。学 部
学 生 総 数 約 一 万 七 千 人 (内 農
学 部 約 千 三 百 人)、大 学 院 生
約 三 百 人(同 約 百 三 十 人)、
教 員 約 六 百 人(同 七 十 二
人)。農 学 部 は 学 内 最 大 学 生
数の学部で九学科がある。
任務
同大学 農学 部で 日本の 作
物栽培技術 を指導した。
1.セ ミ ナ ー と 講 義 は、学 部
生と大学院生を対象に、
①日本の作物栽培技術:
野 菜、果 樹、畑 作 物、土 壌
肥料など
②東南アジアの熱帯農業:
野菜、果 樹、水稲、 サトウ キ
ビ、 パ イナ ッ プ ル、 オ イ ル パ ー
ムなど
③日本文化について:
文 化、生 活、経 済、教 育、
日 本 へ の 留 学、奨 学 金 制 度
など
2. 新 作 物 の 導 入 は 、新 作 物
四 種 類 を 導 入 栽 培 し、 調 理 法
についても紹介
①エダマメ:
ア ク デ ニ ス 大 学 、ア ン タ ル
ヤで始めての試み
②ダイズ:
高品質 ダ イズ品種 の 初めて
の 栽 培、ダ イ ズ 加 工 品 の 紹
介
③サツマイモ:
高品質サツマイモ品種の初
めての栽培
④スイートコーン:
適期収穫、朝採り
3.情報と機材類の提供
① 情報:
日本及び日本の農業につい
て
特にパザールと合気道の仲間
② 日本の図書:
英文雑誌 “Farming Japan” に 大 変 お 世 話 に な っ た。事
バ ッ ク ナ ン バ ー 五 年 分、他 故・病 気 な く 無 事 に 任 務 終 了
できたので感謝している。
に図書とDVD
③ 日本の種苗:
エ ダ マ メ、 ダ イ ズ、 ス イ ー ト
チェンマイでのボランティア
コ ー ンの 種 子、 サ ツ マ イ モの
生活
寺田博義 (タイ)
苗
④ トルコ業者からの提供:
鶏糞 コンポスト、 スイートコー
二〇〇七年
ン種子
三月から二〇
4.日本とトルコの文化交流
〇九年三月ま
でタイ北部の
① 在トルコ日本大使館 田中
国立チェンマ
大 使 に よ る「日 本 の 文 化」
イ大学で過ご
講演会開催
② 日本 大使館の書記官に よる し た ボ ラ ン テ ィ ア 生 活 に つ い
「日 本 留 学 奨 学 金 制 度」 て報告します。
活動の主な目的は工学部生
説明会開催
③ フ ェ ラ ム ズ オ ズ デミ ー ル 産 工 学 科で 自 分 の 経 験 に 基 づ
教 授 と 学 院 生 の 二〇 〇七 年 く 特 別 講 義 、 各 種 イ ベ ン ト
静岡 国際茶学会 参加をアシ へ の 参 加 、 カ リ キ ュ ラ ム へ
スト
の 助 言・指 導 を 行 う こ と で し
④ 二〇〇八年、JICA研修 た。大 学 で の 生 活 で は 公 的 な
制度で 学院生を日本に送り 面 と 私 的 な 面 か ら 報 告 し ま
す。
出す計画を申請
⑤ 二 〇 〇 八 年 、農 学 部 長 ウ
ま ず、公 的 な 面 で は 大 学 着
ズン教授の日本農業視察を 任後カウンターパートから生
企画、実行
産工学科の四十以上の授業科
目リストから大学側との話し
⑥ 日本文化セミナー開催:
二 〇 〇 八 年 禅 と 日 本 文 合いで 特別講義のテーマを選
化 、彫刻家 近藤 隆 氏
びました。
⑦ 二〇〇九年、大学院学生セ
講義は自分で作った英文の
ダ ッ ト 氏 農 業 視 察 で 来 日、 パ ワ ー ポ イ ン ト と 英 語 で 行
全面アシスト
い、社 会 人、学 生(院 生 を 含
む )そ し て 先 生 を 対 象 と し た
アンタルヤでの生活
ト ル コ 有 数 の 海 浜 リ ゾ ー ト も の に 分 け 、社 会 人 に は 隣 接
地 で、多 数 の 歴 史 遺 産 の あ る す る ラ ン プ ー ン 県 の 工 業 団 地
町 で の 生 活 を 満 喫 し た 。私 は で 働 く タ イ 人 を 対 象 に 団 地 内
大 学 内 と 市 内 で 多 く の 方 々、 会 議 室 で 、 学 生 と 先 生 に は 大
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
トルコの大地と人々
吉原久雄 (トルコ)
トルコと日
本の歴史的で
きごと
トルコ人は
とても親日的
で あ る。一 八 九 〇 年(明 治 二
十 三 年)九 月、ト ル コ 軍 艦 エ
ルトゥールル号が日本訪問の
帰 路、台 風 の た め 和 歌 山 県 串
本 沖 で 難 破 し、五 百 八 十 七 名
の 船 員 が 死 亡、六 十 九 名 が 救
助 さ れ、翌 年 イ ス タ ン ブ ル に
送 還 さ れ た。イ ラ ン・イ ラ ク
戦 争 の さ な か、ト ル コ 政 府 は
日本人二百余人をトルコ航空
の緊急便で テヘランから救出
し、ト ル コ 経 由 で 帰 国 せ し め
た。
ア ン タ ル ヤ 県 の 自 然 と 野 菜・
果樹生産
トルコの面積は日本の約
二.一 倍 、人 口 は 約 六 割 で あ
る。赴 任 地 の ア ン タ ル ヤ は イ
スタンブルから東南へ飛行機
で 約 一 時 間 の 距 離。同 県 の 面
積 は 日 本 の 四 国 よ り 大 き く、
七 十 八 ㌫ は 山 地、十 ㌫ が 平
地、十 二 ㌫ が 傾 斜 地。東 西 に
伸びる地中海の海岸線は約六
百 ㎞、高 級 ホ テ ル が 約 二 百 五
十ある 大 海 浜リ ゾー ト 地で あ
る。同 県 の 気 候 は 地 中 海 式 気
候、海 岸 沿 い は 比 較 的 温 暖 な
農学部温室のエダマメ
中央が吉原久雄氏
2009年8月31日
SV ニュース 千葉
「」
「
「」
「」
」
5
」
「
」
「
の 様 々 な こ と を 話 題 と し て、
お互いに個人的な交流を重ね
ました。
こうした公私に亘る活動を
通 じ て 印 象 的 だ っ た こ と は、
学生をはじめ多くのタイの人
達 か ら「笑 顔 の 大 切 さ」と
「絶 や さ ぬ 笑 顔」を 教 え て も
らったことです。
彼らは人と顔を合わせる
と、朝、昼、夜 い つ で も 顔 の
前に両手を 合わ せて 笑顔で サ
ワ デ ィ ー カ ッ プ(女 性 は サ ワ
ディーカー)と挨拶します。
その時の笑顔が男女ともに
何 と も 可 愛 ら し い の で す。こ
の笑顔は誰からもらったのだ
ろ う か?生 ま れ つ き な の か?
と 思 う ほ ど に 可 愛 い の で す。
日本では 経 験したこ とがあり
ま せ ん。 私 も 見 習 わ な け れ ば
ならないと思った次第です。
滞在中 には空港占 拠事件が
あ り 不 安で し たが 微 笑み の 国
タイ では、この笑顔は絶える
ことがありませんでした。
最後に印象的だったこと
は、タ イ 文 字 は ア ル フ ァ ベ ッ
ト に も 対 応 し て お り、 カ タ カ
ナでの英語対応しかない日本
人よりも発音を含めて英語が
うまいと思いました。
JICAシニアボランティアと
し て の 活 動 は 異 文 化 理 解、相
互理解そしてお互いの温かい
絆 を 深 め る 上 で、大 変 重 要 な
役割を担っていることを自覚
す る こ と が で き た と 同 時 に、
こうしたチャンスを与え色々
お 世 話頂 い たJICAの方々に
厚く御礼を申し上げます。
豊かな国アルゼンチン
濱崎 丘 (アルゼンチン)
指 導 科 目「環
境プロジェク
ト 運 営」に つ
いて
アルゼンチ
ンはアンデス
大 山 脈、パ ン
パ の 大 平 原、イ グ ア ス 大 沙
漠、大 氷 河 等 豊 か な 国 土 を 持
つ 国 で す。し か し な が ら こ の
千百年間に森林伐採等の心無
い 行 為 の た め、原 生 林 の 七
四 ㌫ を 失 っ て い ま す。こ れ
は、環 境 教 育 が 国 レ ベ ル で 浸
透していないことに起因す
る、ア ル ゼ ン チ ン の 人 々 の 環
境への無関 心さを物語 って い
るといえます。
なぜ環境プロジェクトを?
私は二〇〇七年三月に環境
教 育 財 団 に 派 遣 さ れ ま し た。
この財団は首都ブエノスアイ
レ ス で、一 七 年 間 環 境 教 育 を
実践してきたNGO団体で
す。環 境 問 題 の 啓 蒙 普 及 の た
めには新たな地方拠点作りが
必 要 と 考 え、サ ン ル イ ス 州 メ
ルロ市にある財団所有の自然
保 護 区 に お い て 、よ り 実 体 験
的な環境教育プロジェクトを
興 す 事 と な り ま し た。こ の 場
所は絶滅危機にあるコンドル
や高山で 清水の所にのみ育つ
樹木等の希少な動植物相が在
り、持 続 可 能 な 環 境 教 育 を 実
施するには絶好の環境教育条
件が整っています。
プロジェクトの進め方は?
私は、 環 境 プ ロ ジ ェ ク ト 運
営 の指導で派遣されました
が、プ ロ ジ ェ ク ト 立 ち 上 げ に
は技術的な 支援と共に資金が
必 要 だ と も 判 り ま し た 。そ こ
で 、 財 団 の 展 開 を 主 と し、 そ
れをJICAの技術とCSR
を推進する民間企業の資金と
で後押しする官民連携の新た
なスキームでプロジェクトを
立 ち 上 げ る こ と と し、 財 団 は
企業の助成金へ応募すること
を決定しました。
プロジェクトの資金獲得は?
応募書類は財団員全十一名
が総出で 作り上げるこ とにな
り、私 は 考 え 方 の 視 点 と 進 め
方のポイントを指摘す ること
」
「
で こ の 作 業 に 参 加 し ま し た。
深夜まで 何度も何度も議論を
繰 り 返 し、 知 恵 を 出 し 合 っ た
こ と も あ り ま し た。記 述 言 語
* *
は ス ペ イ ン 語 な の か、 あ る い
はプロジェクトは環境教育と
自然保全のどちらに重点を置
く の か 等、申 請 の 内 容 に 加
え、貸 借 対 照 表 な ど の 財 務 諸
表、活 動 の 実 績 を 証 明 す る 刊
行物の提出など数多くの付随
作業も発生しました。
申 請 書 は、ま ず ス ペ イ ン 語
で 書き上げ それをベ ー スに日
本 語 に 翻 訳 し、最 後 は 英 語 版
と、三 種 類 の 膨 大 な 資 料 を 苦
労しながら全員で 作り上げま
し た。二 〇 〇 八 年 三 月 に 合 格
の 通 知 を 受 け た 時 の 喜 び は、
言葉では言い表せません。
プロジェクトはスタートしま
した
二〇〇八年四月からはメル
ロ 市 に お い て、ト イ レ、太 陽
光 に よ る 電 源 等、環 境 教 育 の
ための基盤整備工事がスター
ト し ま し た。こ れ と 並 行 し て
環境教育も九月からスタート
し ま し た。助 成 金 が 継 続 す る
三 年 間 を 足 掛 か り に、 財 団 は
自 立 運 営 を 目 標 に、一 歩 一 歩
足元を固 めながら歩き 出して
います。
* *お 断 り
今 号 で は 記 事 輻 輳 の た め、
大 久 保 邦 衛 氏 チ( ュ ニ ジ ア の) ご
寄稿が掲載できませんでし
た。来 年 三 月 発 行 予 定 の 第 十
二 号 に 掲 載 さ せ て 戴 き ま す。
ま た、他 の お 三 方 の ご 寄 稿
も、部 分 的 に 短 縮 さ せ て 戴 き
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
学 の 教 室 で 行 い ま し た。学 生
の中には英語が苦手な人もい
る た め、で き る だ け ユ ッ ク リ
と分かり 易 い言葉を選 んで講
義を行うように努めました。
大学で講義中の寺田博義氏
「
カ リ キ ュ ラ ム へ の 助 言・指
導で は 英 文の 金 属 工 学 実 習 室
の 設 備 計 画 と 授 業 用 教材 を 作
成してきました。
イベントへの参加では新入
生を主体とした毎年恒例の仏
教寺院への登山参拝など数多
くの催しに 参加するこ とがで
き、特 に 学 生 達 の 両 親 に 次 ぐ
先生への尊敬の念を感じ取る
こ と が で き、日 本 に い て は 感
じ取るこ とができな いもので
した。
次 に 私 的 な 面 で は、 大 学 が
主 催 す る 新 入 生 歓 迎 会 、卒 業
祝 賀 会、 在 校 生 と の 懇 親 会 へ
の 参 加 や 、先 生 や 事 務 所 の
方々とタイ人のみぞ知るレス
トランで 幾度となく 夕食や昼
食 を 共 に し て 来 ま し た。こ の
ときはタイ語と英語を織り交
ぜなが ら 日 本 と タ イ に つ いて
カウンターパート達と深夜まで議
論を行うこともあった
6
SV ニュース 千葉
2009年8月31日
」
」
「
会 員 活 動
山野辺会員が居合道でご活
躍中です
私のブータン赴任中に現地
に滞在された当講座の豊田助
教 が 、ブ ー タ ン で J I C A シ
ニア海外ボランティア活動の
一 端 に 触 れ 、そ の 活 動 及 び 土
木屋として の生き方の素晴ら
し さ を 是 非 学 生 に 紹 介 し、覇
気が感じられないと 言われて
いる現代学生の意気を少しで
も高揚出来ればとの要望の元
に実現しました。
当日は担当教官三名を含む
約六十名の学生が出席しまし
た。講 演 は 二 部 構 成 で、第 一
部は私が現役時代に経験した
海外で の大型プロジェクトで
あるバングラデシュでの河口
堰ダム建設プロジェクトの経
験、二 部 は ブ ー タ ン で の J I
CA海外シニアボラ ンティア
と し て の 道路 建 設 の 指 導 や 世
界の笑顔の為に プログラムを
使って の 僻 地の学校へ の運 道
具・音 楽 楽 器 の 提 供 の 活 動 を
紹介しました。
学生に講演するのが初 めて
で反応が 気になって いました
が、学 生 達 は 盛 ん に メ モ を と
り熱心に聞いてくれました。
最後に行った質疑応答及び
後日送付されて来た学生達の
を 読 み、今 回 の 講 演 を
Report
通 して 私 が 訴 え た か っ た 土 木
屋として の生き方の 素晴らし
さ 土木のあり方 は勿論の
事、途 上 国 に 於 け る 土 木 の 実
態や途上国が持つ問題点をあ
る程 度は 理 解して く れ たよう
です。
講師を務められる寺島会員
柿 沼 会 員 が 天 皇・皇 后 両 陛
下のご接見を受けました
ケニアで二年間の柔道指導
を終え、昨年帰国された柿沼
豊 会員が シニア海外ボラン
ティア等の六名の代表の一人
と し て、三 月 十 九 日、J I C
A緒方理事長と伊藤青年海外
協 力 隊 事 務 局 長 の 引 率 の 下、
皇 居 に て 天 皇・皇 后 両 陛 下 の
そ し て 何 よ り う れ し か っ た ご接見を受けました。
の が、多 く の 学 生 が 海 外 に 対
柿沼 豊
し て 目 を 開 け て く れ た 事、ま 御接見の感想
天 皇・皇 后 両 陛 下 に お 目 に
たある程度インフラが整備さ
れた日本 よりもインフラ整備 かかるのは当然生まれて初め
が 早 急 に 必 要 な 途 上 国 で 活 動 て、多 少 の 興 奮 と 緊 張 は あ り
し た い と 云 っ て く れ た 事 で、 ま し た が 不 思 議 に 不 安 と 言 っ
今 回 の 講 演 の 自 分 な り の 目 的 た も の は 無 く、両 陛 下 に 直 接
が 達 成 出 来 た と と も に、多 少 お 会 い し お 話 が 出 来 る 事 へ の
はJIC Aシニア海外ボラン 心の高揚の方が大き かった気
テ ィ ア 経 験 者 と し て 国 内 へ の が致します。
両陛下が ご接見室に 入って
啓蒙活動に役立ったのではと
来 ら れ た 時 の 印 象 は、 私 が テ
自負しています。
レビを通して 拝見し抱 いて お
りました以上にはるかに柔和
藤家会員が著書を出版され
で 温和で そ して 物 静 か な 知的
ました
な お 二 人 で し た。常 に 笑 み を
藤家 梓 会員(元 千葉県農 絶 や さ れ ず、我 々 六 名 に 対 し
業 総 合 研 究 セ ン タ ー 長)が シ て の ご 質 問 や 語 ら い も 大 変 公
リ ア で の 海 平でやさ し いお心配りをされ
外 ボ ラ ン ておられた気が致します。
特 に 驚 き ま し た の は、我 々
ティア経験
を 随 筆 風 に 六名のそれぞれの派遣国の知
ま と め、 社( ) 識 に 関 し て も 誠 に 豊 富 で、ボ
農 山 漁 村 文 ランティア一人ひとりの名
化 協 会 よ り 前、派 遣 国 名、職 種 を 挙 げ ら
出 版 さ れ ま れ ご 質 問 さ れ た 事 で す。お そ
らく両陛下は公務ご多忙中に
した。
も 拘 わ ら ず、こ の 日 の 為 の ご
準備をなされたと想像するに
難くはありません。
両 陛 下、 美 味 し い 茶 菓 を 戴
き な が ら の ご 歓 談、一 生 の 思
い 出 と な り ま し た。有 難 う 御
座 い ま し た。こ れ か ら も ご 健
康でお元 気にお暮ら し下さい
ますように心よりお祈り申し
上げます。
JICA・JOCA
関 連 行 事
新シニアボランティア
(SV)が県庁を表敬訪問
平成二十年度第四次隊の二
名 の S V が 三 月 十 七 日(火)
に 県 庁 を 訪 問、依 田 茂 総 合
企画部長ほかより激励のご挨
拶を受けました。当会 山本副
会長が同席しました。
ま た、平 成 二 十 一 年 度 第 一
次隊の三名のSVが六月十九
日(金)に 県 庁 を 訪 れ、丸 山
公 太 郎 総合企画部次長ほ かに
表 敬 訪 問 を さ れ ま し た。当 会
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
五 月 三 十 一 日〈日)千 代 田
区体育館で開催された中央地
区 居 合 道 大 会 で、山 野 辺 会 員
が五段の部のトーナメント競
技 に 出 場、 準 優 勝 を さ れ ま し
た。おめでとうございます。
寺島会員のご寄稿を紹介い
たします。
寺島会員が信州大学で講師
を勤められました。
中 央 地 区 は 千 代 田 区、中 央
区、文 京 区、台 東 区、都 庁、
消 防 庁、防 衛 庁、警 視 庁、学
生居合道連盟で構成されて い
る由です。
山野辺会員の勇姿
* * * * *
平成二十一年六月十一日
に、母 校 の 信 州 大 学 工 学 部 土
木工学科(現 社会開発工学科
土 木 教 室)で 土 木 屋 の 心 意
気 と 題 し た二 時 間 三 十 分 の 講
演を行いました。
後列左より2人目 依田部長、
4人目 木内SV(メキシコ)、
前列左から1人目 弓 SV(エ
クアドル)
2009年8月31日
SV ニュース 千葉
7
」
「
「
」
」
」
「
「
か ら は 品 川 会 長・津 田 事 務 局
長が同席しました。
JICA SV 秋募集体験
談&説明会 (予告)
当会は現地活動写 真パネ
ルや紹介パンフレットの展
示、シ ニ ア ボ ラ ン テ ィ ア 応
募 相 談 を 行 い、堀 端・酒 井
(徳)両 会 員、品 川・黒
田・上 田・後 藤・津 田・酒
井 各役員が参加しました。
自治体フェスティバル・
事業参加
グローバルフェスタ
に出展参加
Chiba 2009
会 員 動 静
(敬称略)
会員現状
八月二十三日現在 九十八名
CCB便り
今年の夏は
雨が多かった
で す ね 。そ し
て夏が終わる
とボランティ
アの募集が始
まります。
海外ボランティアに関心を
お 持 ち の 皆 様、ぜ ひ 千 葉、船
橋、柏 の 各 市 で 開 催 さ れ る
「体 験 談 & 説 明 会」に お 出 で
下 さ い。千 葉 県 J I C A シ ニ
アボランティアの会の方々
も、パ ネ リ ス ト や よ ろ ず 相 談
員を担当されます。
JICA国際協力推進員
木野本まゆみ
」
編 集 後 記
URL http://chibajicasvob.sv.jocv.net
JICAシニア海外ボラン
ティア春募集に参加協力
千葉会場 十月四日(日)
十時半~十二時半 (SV)
十四時~十六時
(JV)
京葉銀行文化プラザ
柏会場 十月五日(月)
十五時半~十七時半(SV)
十六時~二十一時 (JV)
アミューゼ柏
船橋会場 十月二十四日(土)
十時半~十二時半 (SV)
十四時~十六時
(JV)
船橋市中央公民館
ン シ ョ ン
八月二
十 三 日 日(
千葉大学
けやき会
館、生 協
食堂およ
びテント
で、千 葉
県、国 際 コ
「
・
[email protected]
残暑お見舞い申し上げま
す。小 紙 も 第 十 一 号 を 迎 え、
さらに皆様に密着した紙面づ
くりを目指しております 。
本号は八㌻建てにいたしま
し た が、記 事 が 多 く、や や 窮
屈 な 紙 面 と な り ま し た。ご 了
承をお願いいたします。
(山本茂穂)
[email protected]
ン ベ
新会員紹介
平成二十一年四月以降の新会員
を紹介します。
田中 忠昭 (ドミニカ共和国)
生産・品質管理 船橋市
羽関 総一郎(チュニジア)
起業家育成
船橋市
渡辺 章(パプアニューギニア)
マラリア対策
松戸市
大久保 邦衛(チュニジア)
水産物加工
浦安市
河田 真智子(ネパール)
) 幼児教育
印旛郡
吉原 久雄 (トルコ)
農業一般
印西市
再派遣帰国者
寺島 得司 (フィジー)
土木施工管理
八千代市
寺田 博義 (タイ)
生産工学
いすみ市
濱崎 丘 (アルゼンチン)
環境プロジェクト運営 柏市
反畑 幸治 (タイ)
ビデオ教材制作 流山市
品 川 雅 子 (スリランカ)
日本語指導
鎌ヶ谷市
再派遣活躍中の方々
ご活躍を祈念いたします。
須 郷 隆 雄 (エクアドル)
経済・市場調査 流山市
小松 秀世
(グアテマラ)
水利地質学
大網白里町
鈴木 嵒
(カンボジア)
都市計画
千葉市
加藤 哲男
(シリア)
食品分析 排水処理
流山市
木内 良郎
(メキシコ)
鉄鋼・非鉄金属 茂原市
「
退会者
在会中のご協力ありがとうござ
いました。
豊 永 俊之 氏
佐倉市
橋場 弘長 氏
野田市
千葉県国際協力推進員
043-297-0245 (木野本)
ビ ュ ー ロ ー、 J I C A、 ユ ニ セ フ
千 葉 県 支 部 の 主 催で グ ロ ー バ ル
フ ェ ス タ Chiba 2009
」が 開 催 さ
れました。
当会は海外における活動写真
展 示、国 際 理 解 ク イ ズ実 施、 シ
ニアボランティア応募相談などを
行い、忙しく、また楽しい一日
で し
(The Association of JICA
Senior Volunteers in Chiba)
043-255-3810 (山本)
第三回協力隊祭り に出展
参加
」
「
四 月 二 十 五、二 十 六 日、J
ICA地球ひろばで のJOC
A 主 催、J I C A 共 催、外 務
省 後 援 に よる 第 三 回 協 力 隊 ま
つり に出展参加しました。会
場 で は 各 国 の 料 理、工 芸 品・
写 真 の 展 示、ス テ ー ジ ラ イ
ブ、パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン
な ど で 賑 わ い ま し た。同 時 に
でシニア海外ボランティアと
青年海外協力隊の東京地区募
集説明会も開催されました。
千葉県JICAシニア
ボランティアの会
左列左より 菅井民子NSV
(ドミニカ共和国)、村田
淑 子NSV( パ ラグ ア イ )、
柴 崎 静 江SV( ホ ン ジ ュ ラ
ス)
シニア海外ボランティア春
募 集「体 験 談 & 説 明 会」に パ
ネ リ ス ト 、よ ろ ず 相 談 員 と し
て九名の会員が協力しまし
た。新 た に 柏 会 場 を 加 え た 三
会場で開催されました。
千葉会場 四月四日(土)
十時半~十二時半
京葉銀行文化プラザ
パネリスト:藤家 梓 ・
佐藤 泰助 両会員
よろず相談員:浦山 和良
会員
柏会場 四月十四日(火)
十五時半~十七時半
アミューゼ柏
パネリスト:大格 登 ・
村上 智通 両会員
よろず相談員:大澤トシエ
会員
船橋会場 四月十八日(土)
十時半~十二時半
船橋市中央公民館
パネリスト:渡辺 章 ・
羽関 総一郎 両会員
よろず相談員:柿沼 豊
会員
本紙へのご意見、ちば出前
講座のお問い合せは下記にお
願いします。
当 会(左 側)とJOCA千 葉
OB会ブース
宇井隆浩 千葉県国際交流
グループ長が当会ブース
を来訪された
JICAシニア海外ボランティアの
応募相談に応じる当会役員
8
SV ニュース 千葉
2009年8月31日
Fly UP