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50余年間埋土したイグサ種子及び水田 雑草種子の発芽と生育
5 0余 年 間埋 土 し た イ グ サ 種 子 及 び 水 田 雑草種子の発芽と生育 笠 原 安 夫 ・西 克 久 ・上 山 良 人 緒 雷、 ききに笠原 ( 1 9 4 4 )は,今から 2 3年まえ, すなわち, 1 9 4 2年 2月に本研究所昆虫部地 下室の建設のとき, 地表約 60cm下に 1 3cm巾の暗灰色の水田層を見つけ, よく調べて 見ると水稲のヒゲ根らしいものがあったので,それを煉瓦形の大きさの土塊に切取り,故 9 1 3年に 近藤万太郎所長(初代〉に伺ったところ,この層は研究所創立の前年,すなわち. 1 0年を経ていることが判明した. それで 水田を山土で埋め,敷地としたものであり, 約 3 土境の一部を気乾し, 同年 3月から翌年 2月まで 3固にわたって直径 8cmの小さな素焼 鉢に土を盛って発芽試験を行った. 2 6ケの素焼鉢から 3本のキカシグサ ( R o t a l ai n d i c a ( E l a t i n et r i a n d r aSCHK.) 幼植物〈推定〉が発生した.し かし.前者は子葉時代,後者は 3対本葉まで生育したが,古い埋土雑草種子からの幼纏物 KOEHNE), 1本のミゾハコペ 風乾〉 で生育が弱いためか,栽植方法が不適当のためか中途で枯死した.また埋土lOg( . 5粒が検出された. この結果 中より内容のある雑草種子平均 5粒と果種皮のみのもの 8 3 0年間水田雑草種子の埋土とその発芽"と題して本誌 3 6巻に発表した. を " 本研究所再建築の第 2次工事は 1 9 6 3年の夏,第 3次工事は 1 9 6 4年夏から始められた. ∞ 9 4 2年の時のものより西に 60-1 m隔てているが, その基礎工事で掘られたザンゴウは 1 r kb r o w n i s hG r a y )本の 8-20cm巾の水困層が 地表下 37-ωcmにうすい暗茶灰色(Da 見られ,それはさきに発表したものと一連の関係のある水困層であることが確認された. 0年またはそれ以上埋土していたことになる. そこでこの土壌に含まれる水田雑草種子は 5 0カ年埋土雑草種子につづいて 5 0余年の埋土種子の生存試験として, 1 9 6 3 6 5 年 さきの 3 に水田雑草種子を含む土壌からの幼植物の発芽および生育ならびに埋土種子の分離検出を 試みた. その結果, 1 9 6 3年採土では 1本のアゼナ ( L i n d e r n i a乃 ' x i d a ri aL . ) . 5本の双子葉幼 植物, ミゾハコベ ( E l a t i n et r i a n d r aS cHK.) (またはキカシグサ,アゼナ'D. 6本の単 C y t e r u sdも f ! o r m i s1 . )またはコゴメカ・ヤツリ ( C y . ρe r u sl r i a 子葉幼植物,タマガヤツリ ( L . ) また 1 9 6 4年には多数のイグサ Uuncuse f f u s u sL .v a r .d e c 妙i e n sBUCH町). 4本の Mazusj a t o n i c u sO .KUN官 E). 2本のタマガヤ ツリ,ミズワラピ (C e r a t o ,Jト トキワハゼ ( t e r i st h a l i c t r o i d e s BRONGN.) と 1本のトキンソウ ( C e n t 妙e d aminima A.BRAUN e t AscHERSふ タ ガ ラ シ ( R a n u n c u l u ss c e l e r a t u sL . ) などの発芽を見た. それらのうちシ ャーレで発芽したものはシャーレ中で若干枯死し, また 1cm前後の草丈のものをポット に移植した場合は多数が中途枯死したが,アルミ魚箱を代用した大きな発芽器を用い,か • G u i d et oCol o u r ( _ S t a n d a r d日本色彩研究所による. phu nd なり大きく生育してから移継したものは大部分が生育を全うした.また 1 9 6 4年の夏に掘ら れたザンゴウのある地点の垂直面には多数のイグサと若干のトキワハゼ,タガラシ, レン ゲ ( A s t r a g / u ss i n i c u $Lふ カラスノェ γ ドウ ( V i c i as e ρiumL.) と推定される幼植物 , が自然に発生していた. 当地は,地下水位が高いのでこの層の土壌は握りしめれば因子となるほどの多湿土で, .8 2 3 .J%(Wetb a s e )であり, pH5 .8--6 ,8Eh260~44伽nV. であった. その水分は 21 これを風乾してから赤座(19 41)の方法, すなわち, 1 . 4 7比重の炭酸加里液中でかきま ぜて土粒を沈澱せしめ上層液から埋土種子を分離検出したところ,多数のイグサ,少数の タマガヤツリ, F i m b r i s t y / i sm i l i a c e aVAHL) および種類が判 ミゾハコベ. ヒデリコ ( 明しないものがかなり検出された. 本研究所は,創立 5 1年を迎え,本誌は,その発展を祝して 5 0周年記念、号として発刊さ れた.ここに当所の創立当時に敷地としたため埋没された水困層に含まれていたイグサお 0余年間の長命を保ち, それから発芽した植物体が十分な よび水田雑草種子が今日まで 5 生育をするのを見い出したことも何らかの奇縁と考え,主題について報告する次第である. なお本実験には,著者らの他に岡本和加子.武田満子,生和繁子,井上怜子の諸氏が助力せられたの でここに記して感謝の意を表する. なお本研究の一部は, 1 9 6 4年 4月 4日日本作物学会第 1 3 7回講演 9 6 5年 4月 7日日本雑草防除研究会第 4回講演会, 1 9 6 5年 5月 1 6日日本箱物学会中四国支部第 会 , 1 2 2回山口大会で,それぞれ発表した. 埋土種子の発芽生育館験方法 第 1回試験の供試土壌は, 1 9 6 3年 9月 3日より数日まえに掘られたザンゴウの垂直断 面で,地表下 3 7 5 5cm に横たわっていた 8~20cm 巾 (15cm 巾の部分が多 L 、〉のうす い暗茶灰色の水困層の 5カ所(A--E) から小万で表面を除いて土塊のままえぐり取って採 取した.採取当時の土壌水分は 22.3%( 21 .8 2 3 .3% Wetb a s e ) であった. 翌日その 埋土20gを直径 9cmのシャーレに 7gのパーライトを入れて水却 c cを満たして平らに した上に砕いて薄く ( 0 . 3cmの厚さ〉敷いて置床し, 水分をほぼ飽和状態に保ち,まず 3 1 C) に入れた.そして 1 0月 24日までに発芽してい 戸外においたヵ・ラス発芽器(12 0 . 2 2cm) を径 13cmの素焼ポットに回土を盛った土の表層に殺菌土 た幼槌物(草丈 0 (蒸気高圧殺菌土〉を 5cmの厚さに敷いて, その中にピンセットでていねいに移植し 3 50 C) に置いたが生長がよくないので, 1 1月 た. 移植後は最初には前述の発芽器(82 1日に戸外に置いたコイトトロ γKB型 ( 2 0 2 50C) に入れ替え, さらに 1 1月 29日温 0 室 (20--30 C)に移した. ; アルミ平箱での埋土の 第 2回試験の方法は, a; シャーレによる埋土の発芽試験, b 発芽試験, c; ザンゴウ霊直断面での発生幼植物の観察などの 3方法が行われた. a ) 1 9 6 4年 9月 2 9日,前年より西に 40m隔てた敷地で、新たに掘られたザンゴウから, 地表 40~60cm 下 10--20 cm巾(平均 15cm) に横たわっていた,前年同様にうすい暗 2 0 .1~23 % Wet 茶灰色の水田層の 3カ所から土塊を採った.当時の土壌水分は 22.7%( 5gを敷き, 2 0シャー b a s e ),発芽試験は翌日 7gのパーライトを盛ったシャーレに埋土 2 0 1 13 7 C) に入れて, 水分は飽和状態に保っ レに置床し,それを戸外のガラス発芽器 ( た.そして第 1回移檎は 1 0月 27日までに発芽していた幼植物(1-1 .5cm草丈〉を殺菌 -76- 土を表面に敷いた径 16cm樹脂製ポットに移植し.最初室内の窓ぎわにおかれたコイトト 2 4 . . . . . . . 2 70 C)に入れて生育させたが,生育が不十分で,中には祖色するもの ロン-KB型 ( 1月 17日に戸外のガラス発芽器(7. . . . . . . 2 90C) に戻し, が見られたので 1 さらに 1 1月 27 日に温室 ( 1 4 . . . . . . . 2 80 C )に入れた.また第 2回は 2月 3日に移植し温室で生育させた. b) 同年 10月 19日によく洗った移植ゴテをもって同じ個所の水回層から約 15kg ( 当 時採取土壌の水分は 26~ぎになっていて乾土 10.7kg) の土を採って 35x57x 14cmのアル ミ製の平箱に 8cmの探さに詰め水分を飽和状態に保って, 前記のコイトトロ γKB型 0 ( 2 4 . . . . . . . 2 8 C)に入れたが, 1 1月 27日 (30日後)までに 6本のイグサが生えたのみで、そ 1月 27日に表層を浅く耕やし,前述の温室(夜間照明〉 の生育も不良であった.それで 1 に入れ,十分な水分を注いで発芽生育させた.この方法ではきわめて発芽がよく,またそ の発生幼縞物はほとんど全部が生育し, その後, 第 l回 2月 3日に 8株 , 第 2回 5月 8 日に26株を樹脂製または磁器製ポヅトに移植した. c ) 10月 21日にザンゴウの水困層で南向の垂直断面に発生したイグサおよび雑草幼植 物を観察した. 埋土種子の分隊検出方法 9 6 3年 9月採土風乾後にlOgを砕いてビーカに入れ, 第 1回;埋土種子の分離検出は, 1 液(比重1.3 2 ) 50ccを加えてガラス棒でかきまぜ,しばらく放置すると土 炭酸加里 33% 壌と,種子,有機物とが二層に分離するので上層液をロートに敷いた浦紙に静かに移して浦 紙上でうずい泥土に混じているものを実体顕微鏡 ( x 1 0 . . . . . . . ω〉で見て内容のある種子, 内 容のない果種皮のみのもの,またイネおよびコナギの根などにピンセットでよりわけた. 第 2回 ; 第 2回採土では炭酸加里叩%液(比重1.4 7 )叩 . . . . . . . 7 0c cで前年同様に処理し た.第 2回のほうが有機物.種子の上層液と土嬢の沈澱層との分離がやや容易なように考 えられた. 埋土種子の発芽生育鉱験成績 第 1回総験成績; 1 9 6 3年に採取した埋土種子の発芽生育は第 1, 2表のようであった. すなわち, 12シャーレ(埋土 240g風乾土 1 8 7g) 中 9シャーレから(1)双子葉幼植物 のアゼナ(またはミゾハコベ,キカシグサ) (2) 単子葉幼植物タマガヤツリまたはコゴ メガヤツリと推定される幼雑草が置床 1 4日目 (9月 1 7日〉から同 4 3日目 ( 1 0月 16日) , (2)2本がシャ までに各 6本発芽した.それらは 10月 24日の移植日までは, (1) 5本 ーレ中で子葉時代に枯れた. 10月 24日に予め殺菌土を 5cmの深さで、 表層に盛った径 1 3 . . . . . . . 2 c m長のものを移植し, 戸 外 cmの素焼ポットに(1)は 2mm長のもの, (2) は 1 1 2 . . . . . . . 3 20 C) に.次の 1週間は戸外のコイトトロ に置かれたガラス発芽器 ( γKB型 (20. . . . 0 2 0 . . . . . . . 3 0 C)に置いた. (1)は 1本のみ移植されたが,それはき 25 C)に,その後は温室 ( 0 . わめてかんまんな生育で発芽後 97日目で草丈1.6cm ,茎数 2本 , 7対生薬で小雑草は這う 傾向が見られ,同日萎調しはじめた. ( 第 1図版 a),当時はミゾハコベの生育中途のもの と観察し,それをぬき取って措葉にしたのちに廓大鏡で見ると,小さい種子のない 3つの 不完全果と 1 2種子を内蔵した小さし、 1萌果を着けていた. その種子は最初ミゾハコベと 推定したが, ミゾハコベは表面の網状斑紋は横に細長くやや明瞭で側面が曲った細長であ -77ー るのに比べて本種子はやや短大で表面の網状斑紋は不規則ではっきりしない.なお措葉を よく検査すると葉は 3脈 が 明 ら か で あ り , 果 実 も ア ゼ ナ に 似 て い て , 嬢 小 な き わ め て 発 育 第 1表 て事来百 埋土雑草種子の発芽と生育(第 1回シャーレ試験〉 2 0日後 3 0日後 40日後 5 0日後 6 0日後 1 2 0日後 1 8 0日後 2 4 0日後 9月2 4日 1 0月 4日 1 0月1 4日 1 0月2 4日 1 1月 2日 1月 1日 3月 1日 4月3 0日 一 ミゾハコペ 9 9 .釦ふ A2 x10.24 .却ム-x9.27 D1 9 ( または) キカシグサ ア ゼ ナ E1 9 .176-x9.3 0 / 1 9 .却ムー-x9.27 .176-x9.28 E2 9 ア ゼ ナ C2 9 .2 Q e : . タマガヤツリ 。〈草丈 2mm)一一一一一圏1 2 . 2 6 一一一一一一O( 草丈l Omm)一一一-x12.19 9.276 B2 v ム一一一一一向。( /1 2 0 /1 / 1 D1 1 0 . 1 6 ム一一一-X10.26 w / 1 窃2.1 0 -・4.24 ) 1 1 6 : 一 司 吋 山由 x10.30 。〈草丈2 Om m) 9 . 2 0 ム ()2.18-4 t 4 . 2 4 ムー一一一一0( /1 1 8 /1 ) ー . . . , . . _x12.1 9 . 2 9 E1 9月 4日置床, 1 0月 2 4日移植,ム発芽 第 2表 x枯死 O移 植 。 開 花 ・ 成 熟 圏 不 十 分 な 開 花 . 向上 1 0月 2 4日移植後の草丈,業数,開花および枯死状態 官、事~雑正EE調査\ 1 1 1 1 ( 9 0 5 6 1 月 3 日 2 年 4 目 日〉 1 9 6 4 月 年2 1J 32 1日 2月 1日 27 月 02 0日 3月 6日 1 5 1日目) ( ( 14 0日目〉 ( 1 節目目) 1 日目) ( 1 2 1 0 7 月 1 9日 ( 日目) 日 覇 支 障 覇 支 障 │ 状 態 覇 支 障 │ 益 菱│ま│霊 霊│支障│蟻 覇 支 障 │ 競 Ull CI l l B2 タマガヤツリ ' CI 1 I 12 3 119 1 11 3 114 5 半枯れ 6健 全 C2 ア ゼ ナ D1 タマガヤツリ 4しおれる 110.2 212 1 .61 E1 タマガヤツリ 11 2月 7日枯死 .8 13 1 機 t械 R が-雑¥草盆項¥之目¥ タマガヤツリ タマガヤツリ 均 6 7健全 3 7 13 3 14153 82 1 1 1 25 76 3 1 5 向上タマガヤツリ成熟株の調査(19 6 4 . 4 .2 4採取) 乾重 g B2 D1 平 C I I I 枯死 1 2 13 116 14 健 全 第 3表 CI I l 4 !健全 4 3 1 2 9 1 13 21 9 1 2 1 1 0 9 164 83 5 . 8 7 . 2 6 . 5 1 庭教 茎長 花茎激 穂数穂当種子数措 1定株種子数 当 CIH 3 1 .5 3 7 . 5 3 4 . 5 4 6 6 0 5 3 2 9 2 4 2 6 . 5 1 0 7 9 1 9 9 9 7 2 1 , 3 6 8 1 7 0 1, タマガヤツリの結実の開始は両株とも 3月 1 7日.穂は小穂が集った球形のもの, -78一 9 0 4 1 0 3, 1 1 3 . 4 8 8 1 0 8, 6 9 6 の不良のアゼナ植物体と同定された(第 2図版 a),これはさきに 30カ年埋土のミゾハコ ベ,またはキカシグサと推定した幼植物が子葉または 3業 時 代 に 枯 死 し 十 分 な 生 育 で な かったのと事情がやや似ている. 一方,単子葉幼植物では, おそく置床 43日目に 2本発芽したものは, 死,早く置床 17~26 日までに発芽した 4 本は. シャーレ中で枯 51日目に移植され,そのうち 2本は. 64 ~84LJ U .3, . . . _5cm草丈のとき衰弱枯死し,残りの 2株も初期は生長が不良で、あったが温 a . 埋土のイグサおよびタマガヤツリの浴券と生育(第 2凶シャーレ試験〉 針 J4表 芽 発 数 又三~査a ' w 日 後 初 日 後 30日 後 回 日 後 間 日 後 1∞ 日 後 125日後 1回 日 後 計 綿織所'"10月10日 10月初日 10月初日 11月19日 12月19日 1月 刊 2月2日 間 引 伺日後 1 2 5日後 1 冊目後筑)()日後 却日後 30日後 印日後 同臼後 Z 1 計 4 1 3 2 4 1 3 1 2 4 3 1 9 2 1 6 4 3 噌 。 6 5 361 1-RU i 。。 。 。。 。 計 宅 C 1-5 回 (2) d 内 a400au B 1-5 1 4 2 3 2 2 (1) 'E‘ A' 1-5 4 (1) 1 1 (2) , uηdAUFbAUoonLqoauτ n'n E An4U 唱 A 1-5 0 数 死 m f 1 10日後 盤車重重¥ 2 1 (1) JFD 枯 2 内 2 5 。 5 の JUAU 04qOAUOB 計 3 噌 C 1-5 7 06nUAU E A B 1-5 6 E U 4 4 F D 唱i 唱 --n4ω A 1-5 A ' 1-5 9 " 月3 0日置床.27旬以前i i; ンャーレー中で. 3 0日以後の上段はポット,下段はシャーレー中で枯死. 第 4表 0 8 0 0 aaτcuoD FDFhu 0 AUAUOO 宅 A 唱 a 内 an 。 。 0 4 AUAU AUnuoo l l (2) 5 ηO ovphvnE AU ooqdqo ArD 唱 3 1 0 3 1 。RLuEaU4 0 4 第{発芽数 ー{枯死数 回l 生存数 1 0日後 20日後 3 0日後 50日後回日後 1 0 0日後 1 2 5日後 1 5 0日後 3 ∞日後 計 ~塑杢日 項目 b . 同各期におけるイグザおよびタマガヤツリの発芽,枯死,生存数 o 16+2 0 4 0 0 3 1 1 7 (2) 1 2 (2) 1 2 (2) 1 2 (2) 8 (2)5+2 (2) 5 1 )2 0シ+ーレー (5∞ Eの土嬢〉からのイグザとタ マカ'ヤツリ(括孤内〉の発芽及び枯死数. 2) 第 1回 1 0月 2 7日に 5 3本,第 2回 2月 3日に 1 4本ポァトに移植. -79ー 室 内 で 12月下旬から生長が盛んになり, 2本のうち 1本は, 2月 10日(発芽後 137日目), : l (発芽後 152日目〉に開花を始め,タマガヤツリと同定された(第 他の 1本は, 2月 18f 1図 版 b).3月 6日茎数 10--12,草丈 52--57cmとなり, 3月 17日頃に果実の最初の成 熟が見られ, 4月 24日に(発芽後 211--216日目)抜取った成熟株は,第 3表のように乾重 5.8--7.2g,最長の稗長は 31 .5--37.5cm,球形穂 91-107, 1株の推定種子数は実に 10 余万粒をもっ大株に生育した.これは,水田で大きく生育したものと比較して何ら遜色が なかった〈第 2図 版 b ) . 第 2図録芽生育賦..成績; 3方法別にその成績を述べる. .シャーレでの鉱敵成績;9月 30日 3ケ所 A,B,Cの水困層から採取した土(埋土 500 a. 埋土イグザ幼植物 10 月 24 日移植後の生育(l964~65) 第 5表 A'EA 噌・ E a 唱 " " v 内 X U W 平 5 . 6 1 1 4 均 1 2 5 1 4 . 0 8 1 3 20 8 1 0 . 5 3 1 7 2 5 . 0 1 5 2 2 5 . 04 2 0 4 1 2 . 0 1 8 3 6 33 1 1 9 2 1 業 数 襲 妻を 2 4 . 5 7 3 剖 2 : 7 . 0 4 3 5 0 1 6 . 0 4 0 6 3 2 4 . 0 6 3 5 9 2 5 . 0 57 6 7 3 5 . 0 8 1 9 3 .0 9 1 1 0 5 31 2 . 0 0 4 3 . 2 4 8 2 . 00 4 0 . 3 8 . 116.4 8 14.99.318.6 8 2 .31 1 . 881 3 . 1 1 3 . 2 5 6. 56 5 . 6 b.向上イグサ幼植物 2月 3日以後の生育および成熟 8月 1 8日 3 月 22 日 茎数 2 8 3 0 5 穂数 1 .5 3 . 5 1 3 1 5 57 83 57 22 2 . 5 1 4 70 n u n ' a笹 山 u 1 9 2 5 •. • A 唱 枯 57 5 7 , 唱E 2 お8 乾重 。4 C 0 6 0 唱E 8. 5 43 枯死 枯死 茎数 FDn4n44e n d A宮 噌 ・A 。 句 E - 1 1 6 草丈 成 熱株 EUAEAUaa rγM A a a宮 a 笹 唱 A Z7 噌 噌- A ・噌 1 . 5 噌 6 E ' 1 a u n 4 唱a n d 2 A 1 8 唱 3 1 B 1 1 本数 . ・ a ・ 0. 5 葉数 ・eDaaτ E‘ E E・ 噌 ・ . 噌目・晶噌 7 hunbaa官 唱 A A U a 噌 1 . 5 6. 5 1 1 丸茎 nhvAunu 2 丈一刷 草一 6 1 0 E A E 噌 平 均 2 . 8 2 1 4 6 1 6 1 2 7 . 0 4 1 0 唱---噌 タマガヤツリ " 1 1 1 5 6 本数 C 数 7 f z イ グサ A 業 8. 5 6 1 7 1 .5 1 2 24 1 9 3 第 5表 孟 8重 撃ま f 義妻 3月 2 2日 2月 3 目 ヌ“・ ・・ , , ‘ 4~ 5 2 . 5 1 1 2 1日 1月 2 n ' i a a a電 唱 A a u q d a a τ ‘u 4 -q E E A B 内U 唱 AO B 1 .0 0 E 唱4 A' 4 ~ 5 5 . 2 1 1 5 E a 唱 A' 1~3 車 E a 唱 曹 曲目 3 . 00 E E a 唱 4~ 5 a 唱 A 草丸 丈茎 業数 環警 1月 5 日 8 1 4 0 6 2 5 1 0月 24日第 1回イ グサ 53本を 8ポットに移植し, 1月 5日まで 8本が生存,他は中途枯死. 2月 3日第 2回イグサ 1 2本 , タマガヤツリ 2本移繍,うちイグサは 3月 2 2日までに 4本 , 8日まで+ こ3本が枯死, B月 1 一ωー g……風乾土 3 8 7g) を 20コのシャーレにとって,その発芽と移植後の生育会しらベた結 果は第 4, 5表のようであった.すなわち.イグサが 1 0月 9日〈方 3図版 a)より 1 1月 3 1 日までに 8 0本,タマガヤツリが 1 1月2 7日,同 3 0日各 1本ずつ計 8 2本が発芽した.後述 〈 第 8,9表〉するように,風乾土 1 g中のイグサは 1 0 6粒 , 2 0コのシャーレの乾土 3 8 7g 中推定 4 1 0粒の埋土数であり,それを 0.3cmの厚さに敷いたとき 8 0本の発芽は,その発芽 率は 19.5%と推定される.それら幼植物は,第 1回 1 0月 2 7日にイグサ 5 3本,第 2回 2月 3日にはイグサ 1 2本,タマガヤツリ 2本 ( 3 4粒中 2本の発芽なので 6 %発芽率)がポット ∞ 0日目までに枯死が多く,全期で 5 6本が枯 に移植された.すなわち,第 1回移植では,移植 2 れ,生存は 8本にすぎない(第 3図版 b ) . また第 2回 2月 3日に 1 2本移植したイグサは, 3月 2 2日までに 4本,その後 3本,計 7本が枯れ, 8月中旬現在, 2本は生育不良, 3株が順 調な生育をつづけている.すなわち草丈 40-49cm,茎数 42-288本になった.一方,タマ 8日現在,草丈 57cm,茎数 2 2,成熟株は ガヤツリは枯死がなく 2株ともよく生育し. 8月 1 0であり,発芽がおくれたので第 1回試験のものよりやや小株であった. 乾重 2.5g,穂数 7 結局,シャーレ試験で発芽したイグサは,シャーレ中で少数が枯死し,子葉時代にポッ トへ移植したものはその活着が不良で、 ,8 0本発芽して 1 1株が生育を全うしたに過ぎな い. しかし一方,タマヵ・ャツリは 2本のみの発芽であったが 2株とも結実するまでに生育 した. 2面積のアルミ平籍に埋土 1 b . 7)1,.ミ箱での発芽生育成績;約 Z削 cm 5kg(乾土 1 0 . 7 k g ) を深さ 8cm に盛って温室に置いた試験では,発芽したイグサを第 1回 2月 3日に 8本(草 丈 10-12cm, 分けつ 1- 3,8-10葉〉を径 16cmのポットに,第 2回 5月 8日に任意 2 6株(草丈 20-50cm,分けつ数 20-120本)を,また同日 5薬,草丈約 2cm長のミズワ ラビを移植し,他の 3本のトキワハゼ, 1本のトキ Yソウ,タガラシはそのままアルミ箱 に残しそれらの生育を観察した(第 4,5図版).その結果は第 6,7表のようであった. 2面積内で 1 ( 胸 cm 1月幻自より 1月 5日(再置床 4 0日後)までに 6 2本発芽, すなわち 2 その中 6本は 1月 2 0日から 2月 3日までに枯れ, また 2月 3日から 3月 1 9日までに 1 7 本が発芽し,その期間に 4本が枯れた.この箱 2 α ) ( )cm2の深さ 0.3cm中の換算した埋土 種子数は,後述(第 9表)のように 6 4 4粒となり,この箱での 7 9本の発芽率は 12.3%と 推定された.イグサの幼植物は最初子葉先端に種皮を着生し,やや曲っていて 1 . . . . . . . . 5葉頃 までは,剣状葉(巾 0.5m) をもってコナギの幼植物に似ているが(第 8図版 c , ) 以後 丸葉の分けつ茎となり,その基部に短い葉をつけ, 調査では,全部丸葉であった(第 6図版). イグサの形態を示した. 3月 1 9日の 結局,この平績での生育は,シャーレの場合よりも発芽率は若干低下するようであるが, 発芽幼植物の生育はきわめて良く,シャーレ試験では 8 0本中 6 7本が中途枯死したのに比 べ,アルミ箱では 7 9本中 1 0本が枯れたにすぎない.それの分けつ 1-3本 , 5-8葉時代 6本移植 に 8本移植したが 2本が枯れ, 6本が活着した.また分けつ 20-120本のものを 2 6日に草丈 52-65cm, 茎数 115-411, 6月上旬に 1株は結 したが全部が活着し, 8月 2 実茎 1本,他の 1株は結実茎 7本をもった.また,このアルミ箱では 1月上旬から 3月中旬 までに,トキワハゼ 4本(但し 1本は 3葉時に標本として抜取る), 2月上旬にトキンソウ, タガラシ各 1本 , 3月上旬にミズワラビ 2本が発芽し,ミズワラビは 5月 8日にポ y トに移 植し,他は同箱で生長して成熟株となった.その生育ならびに成熟株の調査は第 7表のよ -81一 / 内 , 。 噌 EA QUooqO booη'ooaaτ 内 -EEWvnu 。 oaaτ 3 . 5 3 . 5 叫叫 ,齢、 叫頃 十均 E ・ = 一 一 " a L 1 1 1 2 IEEW 2 2 8 27 1 1 5 2 8 4 5 9 7 1 2 2 2 4 6 6 1 4 1 0 4 1 1 2 6 5 n 1, 509 0 1 2 1, 1 .0 1 2 9 7 1 " 9 1 1 .。事 丈一個8 草一品 4 1 1 白 5 2 教一広 3 3 1 8 1 平均 1 2 事 平均 4 6 . 5 eo 一 PRU 1 2 回一致 3 1 。一茎 3 4 ι 1 1 1 本数 事丈 月 一 2 1 茎数 1 6 . 3 1 5 . 2 1 8 . 6 1 1 14 1 3 . 8 2 3 1 6 . 6 1 8 . 5 葉数 1 2 。 3 1 5 8 本数 草丈 茎数 d. 同上アルミ箱に残っているものの生育 部 命:一 3 1 .3 草丈 第 6表 鑓 数一 2 櫨一川 2 2 3 2 3 1 5 . 4 1 6 . 2 担当山 備考 .11月 2 7日以後の発芽生育を示した a 葉 数 ( )内は分け つ茎をもっ株数,なお 9月 2 6日刈取り平均生重は aでは 2 7g bでは 3 3.8g,対照 50.3gであった. 1 2 2 1 2 0 到恒守一 日 召 1 0 2 1 茎一日 5月 12日 6 月 10 日 ¥項目 句 ロ 本 数 草 丈 茎 数 本数 、京査 B 6 . 5 r a 数一 i 本一氏 対 1 0 2 轟 俄 . 岨 区点空本数草丈本数草丈茎数本数草丈鋪茎の太さ S 月2$日 位 。 , “ 3月 1 9日 5 . 5 5 .7 (2) 1 5 1 2 . 8 1 3 1 8 . 2 1 5 . 0 1 4 . 0 1 9 . 5 白凶 草丈 3月 1 9日 C. 向上第 2回 5月 8日移植後のポットでの生育 iRU 第 6表 4 . 3 唱 2月 3日 3 . 6 nuoocuaaτeo 一 一 一 4 (4) 3 . 5 (5) 7 .5 官 b. 向上第 1回 2月 3日移植後のポットでの生育 2 . 3 2 . 4 .9 (3) 4 . 6 6 .5 (4) 5 . 2 (1) 本数 An'FbFU06 咽 、指日 噌 E4Fhuw 4 . 0 (1) 3 . 6(1) 4 . 1 (2) upon'oon'a 3 . 9 2 . 8 1 A ι q 一ρ 1 2 -F一 465733576 6表 2 . 0 0 . 9 8 oqO booη 3 . 0 3 . 4 (1) 5 (1) 8 . 0 (3) 6 .9 (7) 7 .2 (2) 葉数 2月 3 日 丈一四 第 3 . 3 2 . 5 1 .9 2 . 1 3 . 3 2 . 1 i 2 . 6 2 . 4 1 . 4 1 . 5 6 . 0 (1) 5 . 3 、 。 4 .4 (2) 3 . 4 1 9 本数 唱 1 .3 1 .8 1 . 1 2 . 3 1 .7 5 .3 (1) 4 .4 (3) 葉数 3 . 8 eln 草丈 8 本数 a-zη'qoaaτ Aan 。 1 .7 1 .1 3 .3 (2) 3 . 2 3 .9 (2) 業数 2 . 2 2 . 6 草丈 0日 1月 2 (l964~65) 咽 白D 戟一閉山口 3 . 7 2 . 3 本数 。 。 。 1 .5 3 . 8 葉数 1 月 1 3日 a . アルミ平箱での埋土イグサ種子の発芽と生育(1) 噌E i 噌 O 4 z d E 三 塁 本 数 1月 5日 第 6表 04 。 革対一一削 'A4 巴』 。 。 状態 1 1 3 トキワハゼ 2 ミズワラビ 1 2 6 2 3 0 . 1 0 . 1 5 1 .9 タ *胞子を着生した葉, ズワラビ 神抜取り以前に枯葉した. 9 4 1 1 トキンソウ 主' 1 6 18 . 5 0 . 4 1 1 2 4 * 3 7 3 0 2 1 1 .3 1 .6 5 トキワハゼ ブ 生育中 1 * * 1 9 88 3 5 9 3 4 5 魯(薬草 草丈 すf 5 2 茎数 3 2 6 4 2 0 2. 5 5 . 5 5 . 5 3 8 . 9 4 C白血 草丈 5月 1 2日 2 成熟 成熟 3 3 8 本数 茎数 2 6 . 5 4 0 . 4 7 3 . 2 草丈 ι ' " 6月 1 0日 4 . 5 2 1 4 6 1 5 2 . 5 2 6 6 9 1 t a .I t 6 9 7 援 護 b. 同 上 成 熟 株 の 大 き さ と 結 実 数 乾重 二bF? 第 7表 トキワハゼは 1本 2月 1臼 (3葉期)標本にした. トキワハゼは 4本 1月上旬- 3月中旬, 2 1 .6 1 3 1 本数 1 1 3 8. 2 5 4 6 . 5 . 5 4 1 2 . 5 2 2 3 結実 1 1 0 . 5 5 つぼみ 1 0 状態 3 8 葉数 生育中 48 ・ . 本数草丈茎数 9 日 3 月 2 a . アルミ平箱での埋土雑草種子の発芽と生育(2) (1964-65) 2 3 8 本数 9 . 1 3 5 4 3 5 2 5 3 7 5 41 .9 5 1 3 2 . 7 3 6 4 9 6 4 6 1 , 働問問晴子歎 1 茎数 2 3 . 3 1 2 CIIl 草丈 8月 1 2日 トキ γ ソウは 2月上旬,タガラシ, ミズワラピは 3月上旬発生し. 5月 8日ポットに移植したもの, 生育中 1 1 開花 1 1 トキンソウ タガラシ イ 48 1 5 . 4 1 6 . 3 生育中 CI" 本数草丈茎数 S月 1 9日 グザ 主主 第 7表 うであった. すなわち,タガラシは草丈 26cm , 茎数 1 9, 花数 1 5 , トキ γ ソウは草丈 4 cm, 葉数 8 8, 花数 4 6で,両種( 1 / J 、,中株であったが, トキワハゼは通常闇場に生育す るものに比べて遜色がなく,草丈 1 9 . . . . . . . 3 0 c m,葉数 3 5 . . . . . . . 9 3,花数 2 1 . . . . . . . 9 1, 1株結実数 9 , 0 . . . . . . . 4 2 , α ) ( ) 粒をもっと推定され,大きな成熟株となった(第 7図版). C:.ザンゴウ垂直断面での幼雑草の観察;掘られたサ'ンゴウの南向きの垂直断面で 20cm巾 の水困層を 225cm長で 2カ所を区画し, 1 0月 2 1日に発芽した幼植物を観察した結果は, 5 O ( ) c m2にイグサ 72本.B個所では 21本が 後述(第 9表)のように A個所では垂直断面 4 ∞ . 4 叩粒となるので,A4.3% 発生していた.これは 0.3cm厚さに含まれる換算種子数が 1 とB1 .4%の発芽率となり,シキーレ, またはアルミ平箱での発芽試験の場合よりもかな り低率である.これは垂直断面からの発芽が表層の場合より困難なためと解せられる.ま た調査個所以外の同垂直断面では,各 1本ずつのタガラ九 レγ ゲ,カラスノェ γ ドウと 数本のトキワハゼ(第 8図版)が発芽していたが.このザ γ ゴウはまもなく建築のため埋 められたので生育状況の観察は中止せねばならなかった. 土接種子の分隊検出の成績 第 l回拭験成績;風乾土 10gをピーヵーにとり炭酸加里 33% 液5 0c cを加えかきまぜて 放置,土粒は沈澱せしめ上層液をロート上の浦紙で溜し,紙上に附着した埋土種子を実体 0試料(乾土 1ωg)中 顕微鏡でくまなく視野に出して検査した結果,第 8表 aのように 1 5粒,果種皮のみのもの 1 5 7粒が検出された.この粒中タマガヤツリ 1粒. に内容ある種子 3 ミゾハコベと推定されるもの各 2粒で,他は球形粒のもので,その種類は不明 ヒデリコ, であった. なお黄色のイネの小板片 8 7 ,コナギ C M o n o c h o r i av a g i n a l i sPR 目。の紫色 第 8表 a .埋土(風乾)1 0 0 g中の種子と恨片の検出(第 1回) (l963~64) t 陣司君f ヤツリ ヒデリヨ 事 量 形 ~司事f 3 2 2 4 1 1 0 2 8 1 87 6 3 者ゾ , 、 : : 1 " 賞 草 寺 小球形 大.形 の 4 4 E 噌E 04 唱 -84ー 18 a a宅 nnvni 内べ 3 5 針 P 0 9 0 4告 un ,. ‘ a-- 1 aeo'unL ' h u i 噌 nu 4 ••. その他 AU AU u FnvnHvnぺ v ヮ“ヮ“ n 490Ad 9 3 5 玉 、 ' / " 、 : : r ( 第 2回) (1964~65) 上 ヤ7 ¥ 1 ・ 3 0 噌・ E 2 の 4 2 1 0 6 勾 計 イグザ 9 aaτqun4 主主主 in4 b. 同 2 AHWFnvFhd 唱 計 1 1 EUFhdFhd 4 i 噌 1 1 1~4 ヨナギ の 狼 ベの破片 c o 1 イネの根 針 内品勾 噌EA 噌 。4aAn i ABCDE 1~4 ミゾ " 、 : : r " 177 がかった小根片 6 3が見られた. 第 2回賦験成績; 1 9 6 5年 1月 1 9日- 3月 2 2日に乾土 1 0gをビーカーにとり炭酸加里 5 0 %液 5 0-70ccで , 前年同様処理し埋土種子を分離検出した結果は,第 8表 bのように風 ∞ g中,各種の形の内容のある種子としてイグサ 1 0 6粒,タマガヤツリ 9粒,ミゾハ 乾土1 コベ 4粒,小球形やその他種類不明のもの 5 7粒,萱科種子 l粒,イグサとイネの根の小片 0本が検出された(第 9図版).このようにイグサ種子多数の検出は,前述のイ 合わせて 8 グサの幼植物の多数発生とよく一致しまたタマガヤツリ 9粒とミゾハコベ 4粒が検出さ れた.おそらく第 2回試験の敷地場所はその一部で何年かイグサが栽培されていたと思わ れる.また稲田あるいはイグサ田の雑草として,タマガヤツリ,タガラシ, その周囲の畦畔雑草としてトキワハゼ, ミズワラピや トキンソウが発生した.さらに比較的長寿といわ れるレンゲ,カラスノエンドウなどの発生を見たのは稲田での監畔若しくは同裏作麦回で の生育に由来したものと考えられる. 5 0余年埋土水困層の pH と Eh 1 9 6 3年 9月 1 7日 , 1 9 6 4年 9月 2 9日に採取した水困層の土を風乾後にビニール袋に入 9 6 5年 8月に取り出して pH は東亜電波 KKのガラス電極 れて室内に置いた. これを 1 pH計 DM-1A型で, Ehは同社の小型携帯用 Eh測定器 RM-1 型を用いて測定した. その結果は, 1 9 6 3年の採土は pH5 .2-6.0,Eh4 ∞ -490mV ,1 9 6 4年採土は pH5.2仇 9 6 5年 8月にそれらより約 1 ∞ m 東で地表下 5 . 9,Eh370-47 nVであった.また新しく 1 ωcmの水困層から土を採取し,その直後にしらベた結果は, pH5 .8-6.8 .Eh2 印440 mV,同風乾後では pH5 .2-6.4 ,Eh4 ∞ -470mV ,また同土嬢をアルミ箱に盛って飽和 ∞ mVであった。なお対照として湛水 水分として却日間保った後の測定では, Eh240-3 ∞ mV ,湛水下の水図表層 (3cm下〉は pH5.8-7.0 ,Eh2 ∞ 筑)() 田の水は, Eh240-3 mV,水より出た畝立栽培の畦上では Eh320-3 加 mV ,水面下 5-15cmでは pH6.16 . 4,Eh280-3切 mV,畑土表層から 20cmまでは pH6.4-7.2,Eh渓氾-440mVであ ったので,この 5 0余年間敷地に埋没した水困層の pHは,当所圃場の水田,畑地状態の ものよりやや酸性であり,同 Ehは湛水下の水田のものよりやや大きく,水面から出た水 1 田鮭上の場合または畑地状態、に近いようである. 考 察 種子の寿命については,古く B e c q u e r e l( 1卯 7 ) がパリの N a t u r a lh i s t i r y博物館の ∞種を試料として試験している. そのうち L e g u m i n o s a eマメ科, Nym種子標本から 5 p h a e a c e a eスイレン科,M a l l 日 a c e a eアオイ科, L a b i a t a eシソ科に属する 2 0種が 28-87 年の寿命があった. また Ewart( 1閉めはオーストラリヤで約 8 ∞種の新しいものから M i c r o b i o t i cs e e d ) 3年以内のもの, 叩年以上の古種子を発芽試験して種子の寿命を短命 ( 田b i o t i cs e e d ) 3-15年のもの, 常命 (Me 長命 ( M a c r o b i o t i c現 e d )15-1∞年のものに 3区分した.長命種子にはマメ科 1 3 7種,アオイ科 1 5,M y r t a c e a eフトモモ科 1 4, スイ レン科,シソ科各 2,その他 6科に属するものが各 1種あった.わが国での近藤 ( 1 9 3 3 ) の実験では,短命 1-?'年 ド聞のもの 2-3年,長命 4-5年またはそれ以上に区別し -85ー た.その後, B e c q u e r e l( 19 3 4 )は C a s s i am u l t i j i t g a カワラケツメイ属のものが 1 5 8年間 寿命があったという. このようにマメ科などに属するものが長命なのは,一般に水が調書透 3 6 )らは,ガラス しない果種皮をもった硬実種子で、あるためである.近藤,笠原,一色(19 7, 8年後に 3粒発芽したので,その生育と開花 管ピンの水中に貯えたレンゲの硬実粒が 1 および結実した次世代種子の硬実率についてしらベ,普通のものと変りないことを発表し 2 3,2 6 .2 7 )の古代のハス ( Nelumbon u cザ' e r a )種子の発芽生育につい た.故大賀博士(19 ての研究は有名である.その第 1報は南満洲の泥炭地の埋土種子を供試したもので,これ らは少なくとも 1 2 0年 ( 1印. 250 年)以上,または 2∞ ~4∞年埋れていたとし,それが発 芽し通常の生育をしたと記している. このハス種子の長命は堅い皮をもつためで・あるとい う.さらに同氏は,後に弥生時代のものとされた千葉県検見川の遺跡で丸木舟の断片の出 9 4 8年には 3粒. 1 9 5 1年には多数のハス種子を発見, た同一地層で・ 1 それから発芽した幼 植物が開花したことを報告している.今日,周知のようにこの古代ハス種子からの植物体 が各地の公園などで花を咲かせている. L ibby ( 1 9 5 4 ) は,この丸木舟の破片を放射性炭 , 0 7 5土 1 8 0年以前のものとした.小沢(19 叩〉によれば,故 素によって年代測定した結果, 3 9 2 5 .2 8年の両年に 6 9種の樹木種子を素焼鉢で畑土を混ぜて地表下 30cmの位置 小山が 1 に埋めておいたものを引きついで実験した結果. 2 3年開発芽力を保ったものは, ホホノ キ,ネムノキ,クズ,ニセアカシヤ,ヌルデ,エゴノキ,ハクウンポク,イヌザンショウな どであり,それらの幼植物は普通に生育したという.マメ科,ハゼ科に属して硬実粒をも っ種類が長命であった.それら埋土種子は,地中にある聞は休眠状態で地表に出ないかぎ り発芽しない.それらの種子はなお 10~100 年聞は寿命があると推定している. 以上の長寿種子は,堅い果種皮をもっ例であるが,微小で果種皮の薄い雑草種子が,深 h u l lがある池の堤防 く土中に埋った場合に長命であるという報告が数例ある. 古くは S 決療のため 7 0年来初めて地底を現わした池の泥土を 1 9 0 4年 1 1月に発芽試験した時, 多 くの水生植物の他に .P l a n t a g omajorオオバコ ,Daucusc a r o t a ニンジン.Polygonum a v i c u l a r eニワヤナギ.Rumexc r i s ρu sナカ事バノギシギシ,T r i f o l i u mρ r a t e n s eアカツメ クサなど 8種が発芽したことを見ている.また B r e n c h l e y( 1 9 1 8 )は,イギリスの Rotham0年前に耕 s t e d農事試験場の圃場で 1~12 インチの深さに採土して, 現在, 牧草地で 5 地であった当時の雑草の発生を認めた.近年,また Tur i 1 1( 19 5 7 ) は,同農試の一部牧場 では. 3∞年も以前に埋没した耕地雑草種子が発芽し,また他の場所では 30~40 年前のも のが発芽したと言っている. 雑草,野草,作物などの草本植物の埋土種子の寿命について実際に管理して,その年代 l( 1 9 0 4 )の試験が最初であろう.すなわち, 1 8 7 9年 を正確にしている実験は,恐らくBea 2 0種(樹木種子を加えて 2 3種)を試料として各 1 , αm粒を適当に水分をもった川砂に混じ 8インチに てピンに入れ, 水の浸入をさけるためピン口を封じないで下向にして地表下 1 埋め以後, 5年. 1 0 年おきに取り出して発芽試験した.その実験は D a r l i n g t o n( 1 9 5 1,6 1 ) らが引きつづ担当し 7 0 .8 0年後の発芽成績を発表している.すなわち, 4 0年後には 8種 , 7 0 .8 0 年後には Q n o t h e r ab i e n n i sメマツヨイグサ.Rumexc r i s ρ ,u sナカハギシギシ, Verbascumb l a t t a i a ニワタバコが発芽した〈しかしニワタパコは 4 0年以前の発表の原表 oss ( 1 9 2 4 ) . その後 T∞l eおよび Brown( 19 4 6 ) の報告には, 1 9 0 2 には記載がない). G 年 に D uv e lが 1 0 7種の種子を殺菌した土壌と混じポットに入れその上に多孔質の皿で蓋 , -86ー をし. 8 .2 2 .4 2インチの深さに埋めて後に数回取り出して発芽試験したところ 1年後に 7 1 .3年後 6 1 .6年後 6 8 .1 0年後 6 9 .1 6年後 5 , 12 0年後に 5 1 .3 0年 後 4 4 .3 9年後 3 6種が 以上の高い発芽率を示したのは 1 6種 発芽したという.埋土は深い方が発芽率が高く .15% 8種は 6 %以下であった.それらは雑草,野生植物が大部分で作物種子は 1 であり,また 1 年後に大部分が発芽力を失った.作物では 3 9年間の生存は, ただ N i c o t i a n atabacumタ r i f o l i u mr e ρe n s eシロツメクサの 2種のみであった. Gossおよび B r o w n ( 1 9 3 9 . パコと T 4 0 ) によれば,栽培水稲種子は耕起される土嬢層に埋めた場合,第 1年目の冬の聞に発芽 力を失うが,雑草の赤米は抵抗性が少し強い.一般に,種子は潜水しない地区で埋土するよ りは灘水地区下での埋土の方が長命であった.また赤米はカリフォルニアでの土壊温度に おける乾燥貯蔵は 3冬後にもよい発芽力があり,アーカンサスでは溝甑土嬢下に埋められ 0年後にも若干発芽したという て1 Brownおよび P o r t e r( 19 4 2 ) は.雑草種子を埋土 し. 3年後にその深さと発芽力との関係をしらベた. Le ρidiumdrabaアカウグンパイ, Le p i d i m nr e ρe n s コセウソウ属など 3種は, 埋土 4 . . . . . . . 6インチの深さのものが早く発芽 ρh o r b i ae s u l aハギクソウは 6 . . . . . . . 1 8インチのものがよく発芽した. しか 力は減少し. Eu olanumc a r o l i n e n s eナス属では深さの関係が逆であり, 地表下 4 . . . . . . . 6インチ下で しS 6 . . . . . . . 1 8インチでは実質的にはほとんど生存種子がなかっ は 98%の発芽率であったが. 1 j a e r( 19 4 8 )は 1 0カ年間埋土後に発芽した 9種の種子は乾燥貯蔵のものよりも湿土 た. K a r t o n(19 6 1 ) の書には,埋土雑草種子の長 の中の貯蔵が実際に長く生命が残るという. B 命について特に注目すべきことは,不諸島透性の果種皮をもたないそれらの種子は,湿土に あえば直ちに吸水するはずである,にもかかわらず,長い間発芽力を保つことである.た だ,いくらかの種類は第 2次休眠に導かれるのであろうが,それら種子の殆んどは休眠性 種子とは考えられないし, d e e pdormancy)への導入も考えら 埋土によって深い休眠 ( れないと記じている. しかし,我が国では夏期湛水する水稲田,年中湛水する湿田やイグ サ回での雑草種子の生態はそれとちがうものがあろう.たとえば,荒井,片岡(19 5 6 ) .荒 6 1 ) . 荒井,宮原(19ω. 6 2 ) らが,裏作のスズメノテッポウと水稲田のタイ 井,千坂(19 ヌピエの両種について第 1次,第 2次休眠,埋土中の寿命などの研究報告をしているが, それによれば,スズメノテヅポウの寿命は一般に短い,畑地水分下では第 1年目の秩まで に大部分が地中発芽しているが,常時湛水下では第 3年目の秋まで生存している. この種 1月に入り低温低酸素分圧下で第 2次 子の第 1次休眠は夏の湛水下で目ざめ, 湿田では 1 休眠に導入され,これがまた夏の高温湛水(低酸素分圧)下で目ざめる.すなわち,冬一 . . . . 休眠,夏一目ざめのサイクルを繰返している.またタイヌビェの第 1次 休 眠 は 低 温 (3 o 50 C) においては. Z O . . . . . . . 3 0 C (発芽温度)よりもその休眠の目ざめが早く進行し, 水分 が多いほど目ざめの進行が早 L、,目ざめた種子を乾燥すると休眠性に逆戻りする.また目 ざめた種子は,発芽に対する温度,酸素のある期間の不足条件下では,環境休眠のまま第 2次休眠に入る.この 2次休眠は高温(または低温〉湛;j(処j型で Uざめる.すなわち,湛 . . . . . . . 5月に Hざめ. 8 . . . . . . .9月に休眠し,そのサ・イクルを繰返しているので前述ス 水団では 3 ズメノテッポウと対照的であるとした.またタイヌピ ェの発芽に及ぼす環境要因としての . . . . . . 3 50 C . 最高 4 50 C. 最低 1 0 . . . . . . . 1 5 " C . pHは 4 . 7 . . . . . . . 8 . 3までの聞は 発芽温度は最適3O. 0 . . . . . . . 9 5 % .湛水土嬢中で表層を徐けば 直接的影響がない,発芽の最適土嬢水分は容水量の 7 ∞ Eh3 5 0 . . . . . . . . " mV以下では Ehの低下にともなって発芽歩合はほぼ直線的に低下する. -87ー これは酸素濃度の低下と還元性物質の生成によるものと考えられるといい.なお土中での 極子は休眠中には死滅が起らない.死滅は休眠から目ざめた種子が酸素と水分が与えられ 生理作用が活発となったとき起こるもので,したがって年中湛水されている湿田での埋土 種子は休眠のまま長く生存するという.また一般に,水田雑草種子は湛水の条件下で保存 されやすいと言われている. z 5 1 )が甘藷畑でメヒシパの無除草地 10cm 次に埋土雑草の粒数については, 蔭山(19 の土塊から平均 2 1 8 .1粒 (a当換算約 2 1 8万粒)を得ている. R o b i n s o n(1949) はアメリ カの Minne叩胞の作物畑で1ft 平方で 6 インチの深さの土嬢中に活力種子 98~3068 粒 (1 a 当り1O.9~341 万粒〉を得た.また Robert ( 1 9 5 6 ) はイギリスの W e l l e s b o u r n eの 2 ,~削万粒 (a 当り 572.5 万粒〉の雑草種子を検 耕地 lエーカー当り(表層 15cm)日種, 2 出した.粟野, 飯泉(19 5 6 )らの畑地雑草の坦土 1 ∞c c当りの調査によれば. a) 無除草 4 . 5種数, 3 4 6 . 6粒 , b) 牧草畑. 1 0 . 3種 , 2 1 3 . 2粒 , c) 大豆畑 1 1 .2種 , 1 4 1 耕地は平均 1 粒 (lcmの深さに含まれる種子数は a当り 1 4 1万粒〉という. また沼田 ( 1 9 6 4 )らは,地表 下O~30cm内を 6 段階の深さで採土し埋土種子を分離検出した.それによれば, e . e . a) ヒメ 9 6 0年 6月,土嬢 20 中 2 4種 , 2 ,6 0 7粒,同 1 2月は 1 .6 中 1 4種 , 2 , ∞6 ジョン群落で 1 粒 , b) チガヤ群落では同年同量の土で,それぞれ 1 1種 5 7 1粒 , 1 1種 712粒を得た. a は,その大部分が 0~2cm までの層に含まれ, bは , O~10,または O~20cm 層に保持さ れているという. 荒井,片岡 ( 1 9 5 6 ) らは,水稲田耕土を表層から 3cmずつに区分し 第 1~5 層のスズメノテッポウの生存種子数をしらべているが, z当 不耕起区では 75cm り全層で 2 2 4 . 3粒 , (a当り換算して約 3 ∞万粒〉が検出された. 笠原は,さきに 3 0 年間埋没した地表下 ωcmの水困層を採土して 2 6ポットからキカシグ サ 3本,ミゾハコベ 1本が発芽したが,前者が子葉時代,後者は 3対葉で枯死したことを報 0 0g中内容のある種子 20粒のうちキカシグ 告した. この時の埋土種子の分離では,乾土 1 Z . 5粒が検出された. 26ポットの表面積は 8 ∞ cm ,表層 1cmの深さに敷いたと仮定す サ7 るとその埋土数は推定 4 ∞粒, (a当り換算田万粒)うちキカシグサ 3 9粒で 3本の幼植物 6 3年の採土)では既述した の発芽(発芽率 8%)をみた. また本報告の第 1回試験(19 ∞ g中の内容のある種子は 3 5粒で 1 2シャーレ(風乾土 1 8 7g) 中 第 8表 aのように. 1 4 5 . 5粒が含まれ全部で 1 2本の幼植物が発生しているので発芽率約 26%となる. しかし, この発芽率は第 2回試験に比べてやや高率であり, また埋土 18Hからの検出のタマガヤ ツりは 2粒であるが 6本が発芽したのは.坦土種子粒が十分に検出されなかったものと考 6 4年の採土)での乾土 1 ∞ g中検出粒数は第 8表 bのように 1 7 7 えられる.第 2回試験(19 粒,うち,イグサ 1 0 6粒,タマガヤツリ 9粒なので,それを表層 1cmの厚さに敷いたと仮 定して a当りに換算すれば,それぞれ 1 0 6万粒, 7 1万粒,合わせて 1 7 7万粒となる.それ らは前述の畑地埋土種子教の文献例のうち,きわめて大き L 、 1 例を除けば,そのほぼ 1/2~ 1 / 3なので, そう大差がないものといえる. このように, 地表下 30~60cm の水困層で は,水稲,イグサ,コナギの桜ととも にイグサ,タマガヤツリなどの種子が長期間にわた ってほとんど腐敗しないで生存していると 考えられる. さて,次にこの第 2回試験の供試面積当りの発芽率は第 9表のようである.すなわち a) z で,この中にイグサ種子は 4 2 0シャーレ〈乾土 3 8 7g)の表面積は 1270cm 1 0粒が含まれ, 8 0本の幼植物発生は発芽率 1 9 . 5弘 タマガヤツリ 3 5粒からの幼植物 2本の発生は,発 -88- 第 9表 忌瓦主 旦¥ アルミ平箱 シ ・ 号 一 レ ザ γ ゴウ垂直面 A 埋土イグサ,タマガヤツリ種子の数と発芽数および発芽率 {共試面積 2 . α' J ) d 1 . 2 7 2 4 . 5 B " ∞ 埋土種子数 同左発芽数 6 4 4 4 1 0 ( お) 1 . 4 5 0 " 嘗 7 9 8 0 (2) 事 7 2 2 1 ホ 発芽司E 1 2 . 3 ‘' 1 9 . 5 ( 5 . 8 ) 4 . 3 1 . 4 1a生 当 りの 発 数 3 9. 5 0 0 6 2 . 9 0 0 1 6 . α附 4 . 7 α > * 註 地表面より深さ 0.3cmの上演中に含まれる種子数. *は 1 0月 2 1日の幼械物数 ( )はタマガヤツリ. 2中に 6 に当る. b) アルミ平績では, 2 ( 削 cm 4 4粒,発芽幼植物が 79本,発 芽率 5.8% , c) ザンゴウの南向き垂直断面では 4~削 cm2 中 1 , 450 粒,幼植物 21 , 7 2 芽率 12.3% 本の発芽率は1.4 ,4.3% で、 あった.それで発芽率はシャーレにおいて最もよく,ついで平 箱であって,平箱では中途枯死もきわめて少なかった.またザンゴウ垂直面では,発芽が 困難のためかそれらよりかなり低率で、あった. さらにイグサの換算 a当り発生は, 6 2 ,鋭川本, b) 3 9 , 5 ∞本, c) 4 , 7 ∞ -16 , α治本であり, a) 2当りにして a, bの3 1m 9 5 -629 本はかなりの発生密度といえよう. 結局,この多湿水困層 ( 21 .8-23.3%)は,かなり多数の雑草種子を,またある地区では 0余年間も腐敗することが少なく,し きわめて多数のイグサ種子を含んでおり,それらが 5 0余年後においてイグサは 12.3-19.5%の発芽率をも っていることがわかった. かも, 5 その発生幼植物の生育は,第 1回試験で双子葉楠物は 6本のうち 5本が枯れ,生存はアゼ ナ 1本のみで,それもきわめて不十分な生育であったが,ともかく種子を結実した.単子 0日間生存後に枯死したが, 2本のコ 葉植物は, 6本発芽のうち 2本が子葉時代, 2本が 8 ゴメガヤツりは,その生育がきわめてよく,大きな成熟株となり 1 0万粒の種子をつけた. また,第 2回試験での生育は,シャーレ試験では, イグサ 8 0本中大きく生育したのは 1 3 株のみであるが,発芽したタマガヤツりは 2株ともに成熟株となったJ アルミ平箱では, 9本中 1 0本の中途枯死のみで他は生育を全うし,同時に農家の栽培イグサをポッ イグサ 7 トに移植したものに比べて草丈,茎数も大差がない.ただ茎の太きが普通商の直径1.5mm に比べ埋土種子からのイグサは直径 1m mでかなり細いのは実生首の特徴を示している. また著者らの調査で. ザンゴウの垂直断面で見られたレンゲ, カラスノエンドウなど は,それが硬実粒のために長く生存したという考え方もあるが,その他イグサとアゼナ, タマガヤツリ, トキワハゼ, トキ ンソウ,タガシラ, ミズワラビ(胞子)などの埋土水田 雑草種子は,いずれも微小種子で,種皮もうすく容易に吸水すると思われる.また,それ らには強い第 1次休眠は考えられない.ただ採取聞もないトキワハゼの種子は,近藤,笠 原( 1 9 41)らが,明らかにしたように変温で発芽がよいので多少の第 1次休眠があるかもし れない.また,タマガヤツリは明所でのみ発芽する特性があるので埋土下で発芽しないの は当然であろう .その他のものも地表下 37-ωcmにおかれた湿った土層 (pH5 .8-6.8 . Eh260-440mV),や L低温(当所露場での 1 9 6 4年の測定によれば,地表下 50cmの地温 は,月平均 6.4-28.50 Cであり, 4-8月は地表下よりも約 40 C低い,逆に 11-2月は 0 約 3 C高しうの条件下で,それらが 5 0余年閉その生命を全うしたのは,おそらく空気の不 -89- 足といく分低温のため発芽の機会を得ずに,よぎなくいわゆる環境(強制)休眠をつづけ, 仮死状態のゆえに生理作用がきわめて不活発となり,そのため長く生存したものと思われ 0年後に発生を認めたミゾハコベ,キカ る.そして発芽した幼横物には,さきの報告での 3 シグサ,本報告での 5 0年後のアゼナのように一部勢力の弱し、ものもあったが,その他,ト キワハゼ,トキンソウ,タガシラ,ミズワラビなどはよく生育し,それぞれ通常の成熟株と なった.とくにイグサ,タマガヤツリは旺盛な生長を見たことは注目すべきであろう. 嫡 要 1 ) 当研究所の敷地は今から 5 2年前(19 1 3 )に水田の上に山土を盛って作られた.研究 室の再建築工事のため一昨年と昨年の夏 2回にわたってザシゴウが掘られた.著者らは敷 地の地表下 37~60cm に平均 15cm 巾のうすい暗茶褐色 (dark b r o w n i s hg r a y ) の水困層 2 .5% wetb a s e ; pH5 .8~6. 8 ,Eh を見たので,その土層から採取した土壌(土壌水分 2 2伺~44伽nV) 中の埋土種子は少なくとも 50 年以上貯え られたことになる .実験はその埋 土種子の発芽生育試験と埋土中の種子の分離検出について 2年にわたって行なわれた. 2 ) 第 1回試験は 1 9 6 3年 9月 3日 に 採 土 し 翌 日 直 径 9cmのシャーレに 7gのパーラ 0.3cm) 敷いて飽和水分とし. 戸外のガラス発芽 イトを置きその上に埋土 20gを薄く ( 器(12~31 0 C) に置床したのちに発芽した幼柄物をポ ットに 移摘して温室 (20~300C) に 入れた.第 2回試験は 1 9 6 4年 9月 2 9日に採土し, (a)翌日に埋土 2 5gを前年同係シャー レに置床し,ガラス発芽器 (ll~370C) に入れ,のちに温室(1 4~280C) に入れかえて生 育させた.またアルミ平箱 ( 3 7x5 4x1 7cm)に埋土 15kgを入れて飽和水分として温室で 0月 2 1日に発生幼植物を観察した. 発芽生育せしめた. (c) ザンゴウ垂直断面において 1 3 ) 理士雑草種子の分離検出は,第 1回試験では風乾土lOgを炭醍加里の1.3 2比重液 5 0 c cに,第 2回試験では同1.47 比重液,回~70cc に混じてかきまぜ,土粒沈澱後に上 層液を浦紙で櫨過して紙上の埋土種子,イネ,コナギなどの小根片を実体顕微鏡下で分離 検出した. 4 ) 埋土発芽試験の第 l回試験結果は, 1 2シ ャ ー 仏 壇 土 2 4 0g中から双子葉幼植物と 単子葉幼植物が各 6本発芽した.しかし移植後生育したものは,アゼナ 1本,タマガヤ ツリ 2本T . アゼナは生育が不良で発芽 97日目で草丈1.6cm茎数 2,7対生葉で萎凋し 2種子を含んでいた. タマガヤツリは大きく生育してその成熟株 たが.小さい萌果には 1 0万粒の種子を着けた. は 1株平均 1 5 ) 埋土発芽試験の第 2回試験結果は, a) 2 0シャーレ,埋土 5 0 0g中からイグサが 8 0 本,タマガヤツリ 2本が発芽した.そして,第 1回 1 0月 2 7日に草丈 1 " , 1 .5cmのイグサ 5 3本,第 2回 2月 3日イグサ 1 2本,タマガヤツリ 2本を移植したが,イグサは全期で 5 6 本が枯れ,生存は 8本にすぎなかった1 しかしタマガヤツリは枯死することなく 2株と もよく生育し成熟株となった. b) アルミ平箱での理土置床ではイグサ 7 9本とトキワハ , (うち 1本は幼植物標本とした)トキンソウ 1本,タガラシ 1本,ミズワラビ 2本 ゼ 4本 0本が中途枯死したのみで, が発芽した. それらの中イグサ 1 熟株となった. c) ザンゴウ蚤直面の発生幼植物は, ∞ 他はよく生育しそれらは成 2, cm 4 5 2カ所にイグサ 7 2本 , 2 1本の発生が見られ,またその他の場所において各 1本のタガラシ,レンゲ,カラスノエ ンドウと数本のトキワハゼが発生していた.この観察のつづきは建築のために中止した. -90一 6 ) 埋土種子検出の第 1回試験の結果は,乾土 1 ∞ g中内容のある種子 35粒,果種皮の みのもの 1 57粒,イネの小根片が 87. コナギの小根片が 63見出された.また, 験 の検 出では,乾土 1 ∞ g中イグサ 1 0 6粒,タマガヤツ リ 9粒 , 第 2回試 ミゾハコベ 4粒 , その他 77粒 あった. で計 1 7 ) 埋土粒数から見て第 2回試験での幼植物の発芽率は. a) シャーレではイグサ 19 . 5 %.タマガヤツ リ5.8%.b) アルミ平箱ではイグサ 1 2.3%. c) ザ γ ゴウ垂直面ではイ グサ 1 .4 .4 . 3%であった.そのイグサ幼植物の a当り換算では a)6 2 .筑旧本.b) 39. 印O ω 本.c)4. 7 ∞ .1 . ∞ 本であり. (a) (b)では,かなりな発生密度といえよう. 8) これらの発生した植物は,いずれも水稲田, イグサ 囲内の雑草か,もしくはその畦 畔雑草であり, それらは少なくとも. 50年間あるいはそれ以上埋土されていて発芽した ものであ る. これらは微小で薄い種皮をもっ種子にもかかわらず,その長命なのは,当地 方の地下水位はかなり高く,地表下 37-60cm下 の埋土 水困層は湿 った状態、なので,おそ らく空気の不足と低温 C50cm 下の地視は 4- 8月に地表よりも 約 40 C低しうのため発芽 の機会を得ず,いわゆる環境(強制)休眠をつづけて .50余年間の長期にわたって生存し たものと思われる . またイグサ,タマガヤツ リの旺盛な生育ば注目されるところである . 怠 考 文 献 1 . 荒井正雄.片岡孝義.千坂英雄.1 9 5 6.' 5 8. 水田製作雑草スズメノテッポウの生態的研究. 第 3, 4.5.6報. 日作紀 2 4(4):3 1 9 -3 2 3 .2 7(1):1 2 9 1 3 2 . 2. 荒井正統宮原謎次. 1 9 6 0 .' 6 2 . 水田雑草タイヌピエの生理生態的研究.第 , 1 2.3.4.5. 9(1):1 3 かー1 3 2,3 1(1):7 3 -7 7,3 1(2):186-194.3 1(4):3 6 2 6報. R作紀. 2 3 7 0. 9 61 . 水田英作雑草スズメノテッポウの生態的研究.第 7.8.9報. 3 . 荒井正雄.千坂英雄. 1 9(4):4 2 8 -4 3 2,30(1):4 34 6. 自作紀. 2 4. 赤座光一. 1 9 4 1 . 農地雑草の土嬢種子の検出法とその一成績. 農業及閣芸. 1 5(4):9 8 1 9 9 0 . 9 5 6. 矧地における雑草穐子群の検出について.日生態会誌. 5(4): 5 . 粟 野 仁 . 飯 泉 茂. 1 0 ー1 4 4. 1 4 6 . B a r t o n,L .V.1 9 6 1 . Seedp r e s e r v a t i o nandl o n g e v i t y .NewYork. a l, W.J .1 9 0 5 . 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Ohga,1 3 7 :8 7 9 5 . 2 8 . Ohga,1 .1 9 2 7 . Ont h eageo ft h ea n c i e n tf r u i to ft h eI n d i a nl o t u swhicb i sk e p t .Mag.Tokyo.4 1:1~. i nt h ep e a tbedi ns o u t hM a n c h u r i a .Bot 2 9 . 小沢準二郎. 1 9 5 0. 土中に埋もれた林木種子の発芽力.林試集報.5 8 :2 5 ー 飽. R o b i n 9 0 n ,R .G .1 9 4 9 . Annualw創姐s ,t h e i rv i a b l es e e dp o p u l a t i o ni nt b es o i l ,and 百e c tony i e l d so fo a t s ,wheat ,andf t a x .A g r o n .J o u r .4 1:5 135 1 8 . t b e i re 1 . R o b e r t s ,H.A.1 9 5 8 .S t u d i e sont h eweeds o fv e g e t a b l ec r o p s .J o u r .E c o l .4 6:7 5 9 3 鈎 ~. 3 2. 清水正元. 1 9 5 5.メヒシパ属組物の生理生態,第 4報.九大学芸雑誌 1 5 (2):鰯 ー2 1 2 . e ,E.H.andBrown,E.1 9 4 6 .F i n a lr e s u l t so ft h eDuvel b u r i e ds e e de x p e r i 3 3. T∞l ー1 0 . m e n t .F .A g r i c .R e s .7 2(6):2 0 1 34. T u r r i l l ,W.B .1 9 5 7 . Ge r m i n a t i o no fs e e d s:5 .Tbev i t a l i t yandl o n g e v i t yo fs e e d s . Gd n r s .C h r o n . ,1 4 2(2)3 7 .(6より号開〉 -9 2ー a b a .ア ゼ ナ Li n d e r n i ap y x i d a r i aL . ( 1 9 6 3.1 2 .2 4撮影〉 b . タ マガヤツリ C y p e r u sd i f f o r m i sL . 第 1図版 ( 1 9 6 4 .2 .2 7撮影) 埋土種子よりの雑草およびイグザの生育 a アゼナ 第 2図 版 ( 1 9 6 3 .1 2 .2 5採取〉 ( 1 9 6 4 .4 .2 4採取〉 b . タマガヤ ツ リ Cy ρe r u sdi . f f o r m i sL . x% 埋土種子よりの成熟株(1 9 6 5 .2 .1 2撮影〕 L i n d e r n i aP y x i d a r i aL . x6 a b イグサ J u n cω e f f u s u sL .v a r .d e c i p i e n sBuchen a 発 芽 開 始 x1 5 ( 19 6 4 .1 0 .1 9撮影) b . 生 育 中 x% ( 19 6 5 .2 .1 4撮影) 第 3図版 イグサの発苦手と生育 a . トキンソウ C e n t ψedaminimaA.Braune tA s c h e r s . a n u n c u l u ss c e l e r a t u sL . b .タガラシ R c トキワハゼ l v f a z u sj a p o n i c u s .0 Kuntze なお b,cにはイグサの茎と株元が見える. 第 4図版 アルミ平箱での雑草の生育および成熟株 ( 1 9 6 5 .3 .2 3撮影〕 a . 移植後のイグサ J u n c u se . f f u 3 u sL .v a r .d e c i p i e n sBuchen (生育中) - ー ・- b . ミズ、ワラビ C er a t o ρt e r ; s r o n g n .(生育中) t h a l i c t r o i d e sB c . 手 前 タ マ ガ ヤ ツ リ Cy ρe r u sdi j J o r m i sL . (開花期〉 後方イグサ 第 5図版 J u n c u se . f f u s ωL .v a r . d e c i ρi e n sBuchen(生育中) 埋土種子よりのイグサおよび雑草の生育,開花 6 5 .7 .2撮影) ( 19 a b c 第 6図版 e d a . 発芽 3 日後 x7 b. 発芽後 5日経過 x7 c . "15日 " x4 d. "60日 " x1 e . "110日 " x豹 埋土種子イグ I f " ( J u n c u se l / l ωu sL .V a r .d e c i ρi e n sB日 日 田N) の発芽および各生育期 a . トキンソウ C e n t i t e d aminimaA .B r a u ne t .A s c h e r s . (6月 8日採取〉 f p ,列 b . トキワハゼ Mazusj a t o n i c u sO . ; : K u n t z e . c . タガラ シ R a n u n c u / u ss c e / e r a t u s . (6月 1 7日採取〉 第 7図版 (5月 2 5日採取) 埋土種子より生育した雑草成熟株 ( 19 6 5 .8 .2 8線影) 第 8図版 d . f jガ ラ シ Mazusj a p o n i c u so .Kuntze. R a n u n c u l u ss c e l e r a t u s : L . ( 1 9 6 4 .1 0 .7および 1 0 . 2 0撮影〉 トキワハゼ b. ザンゴウ垂直面(南向〉に発生したイ草および雑草幼植物 c .イグサ J u n c u se j J u s u sL .v a r .d e c i P i e n sB u c h . a . カラスノエンドウ V i c i as e P i u mL . B A 1 2 ψ 。 3 . A B 1 . ミゾハコベ E l a t i n et r i a n d r aS c h k . 2 . イ グ 埋土種子 x38 対照種子 x38 x35 1 / x33 x40 1 / x30 サ J u n cω e f f u s u sL .v a r .d e c i p i e n sBuchen " 3 . タマガヤツリ C y p e r u sd i f f o r m i sL. 1 / 第 9図 版 埋 土 種 子 の 分 離 検 出