Comments
Description
Transcript
28 5月号
仮設校舎から見た校舎 熊本県を中心に 4 月 14 日以降続く「熊本地震」。一連の地震では観測史上 初めて震度7を2回記録し、大きな被害が出ています。家を失い、余儀な く車やテントで生活を強いられる多くの人々。未だ続く大きな余震に不安 の日々を送っています。 そのような惨状を見聞きした生徒達から、被災された人々に対する募金 活動を行いたいとの声が上がりました。早速、生徒会執行部が中心となっ て、5 月 12 日に募金活動を行いました。生徒達一 人一人から善意が寄せられ、1日で 48, 944 円 も の募金額となりました。 困 っ て い る 人 を 見 た ら 、 憐 れ み 助 けて あ げ たい と 思 う 気 持 ち は と て も 大 切 で す 。 そ して 、 自 らの 意思で行動したことに拍手を送りたいと思います。 1年A組学級通信より 今週の月曜日(5月18日)、4時間目の美術から戻るのが遅く、給食の準備 が遅れていました 。給食 当番の一生懸命に働く姿に心を動かされ、私も手伝 おうと茶碗を取り 出した ところ、手を滑らせてしまい2つが落下。無残に割 れ て し ま い ま し た 。 一 人 寂 し く 破 片 を 拾 い 上 げ て い る と、「 先 生 、 手 伝 い ま す!」と國本くん と門馬 くんがほうきとチリトリを持って参上!細かな破片 を一つも残さず、きれいに片付けてくれました。どうもありがとう! サッカー部 5 月 1 日 カブスリーグ 5 月 3 日 カブスリーグ 5 月 14 日 カブスリーグ 卓球部 5 1 0 名寄 SC ー 上富中 0 北星中 ー 上富中 0 F-S 永山 ー 上富中 0 テニス部 5 月 14 日 春季沿線大会 男子団体 準優勝 男子個人 優勝 浜本・小田組 3位 上坂・山本組 女子個人 優勝 神谷・及川組 3位 鈴木(歩)・杉本組 陸上部 5 月 15 日 富良野沿線春季卓球大会 男子ダブルス 優勝 久田・橋本組 3位 松田・園部組 男子シングルス 3位 久田琉仁 3位 園部太一 野球部 5 月 14 ~ 15 日 富良野沿線野球大会 1回戦 上富良野6-1富良野東 準決勝 連 合 1-8上富良野 決 勝 富良野西3-4上富良野 (8回促進ルール適用) 優秀選手賞 谷口 打撃賞 高橋 (※紙面の都合上 3 位まで掲載) 道北記録会第1戦 5 月 1 日 第 26 回道北春季陸上競技選手権大会 5 月 15 日 男子 3000m 1 位 谷川純也 9:51.64 中学女子 100m 1 位 鈴木くるみ 12.52 2 位 道言亜夢 10:13,26 (※大会記録) 男子砲丸投 1 位 桑折龍真 8m90 2 位 加藤璃里香 13.07 2 位 座間遥大 8m68 女子 4 × 100MR 2 位 上富良野中A 50.59 女子 100m 1 位 鈴木くるみ 12.50 中男子走幅跳 2 位 小野郁真 5m64 3 位 加藤璃里香 12.92 3 位 宮ヶ丁大登 5m32 女子 200m 1 位 安藝奈々美 26.27 中男砲丸投 3 位 桑折龍真 9m37 2 位 鈴木くるみ 26.75 女子 4 × 100MR 3 位 上富良野中A 52.13 道北記録会第2戦 5 月 8 日 男子 3000m 3 位 谷川純也 10:21.44 中男砲丸投 3 位 桑折龍真 9m26 女子 100m 1 位 加藤璃里香 13.09 3 位 鈴木くるみ 13.69 女子 200m 加藤璃里香 28.31 女子 4 × 100MR 1 位 上富良野中A 51.68 嫌がらせ弁当 校長 塚 澤 栄 一 今年度初めての「お弁当の日」が5月11日にあった。 教室を覗いて見ると、生徒達はいつにも増して、満足した 表情でお弁当をほおばっていた。月に一回のお弁当の日な ので、忘れないように今年度からマメールでお知らせする こととした。 以前、勤務した中学校でも月1回「ふれあい弁当の日」 があった。全て給食にしてほしいと保護者からの要望があ り、PTA役員会でも協議したが、ある役員が「お弁当が あることで、『今日のお弁当おいしかったよ。』などと親子 の対話が生まれていいことだ。」との意見があり、その時は 存続で意見がまとまった。 そんなお弁当にまつわる本が今年1月に発刊された。八丈島に住む Kaori さんが書い た「今日も嫌がらせ弁当」だ。その内容は、高校生の娘のために、キャラ弁でメッセー ジを送り続けた泣き笑いの 3 年間を綴った1冊で、発売以来これまでに 14 万部を超え る大ヒットとなっている。高校生になって反抗期に入った娘が、無視したり、返事をし ない態度にカチンときて、仕返しの意味を込めて Kaori さんはキャラ弁作りを始めたそ うだ。「気を付けろ!赤ずきん」と名付けられたは作品は、おにぎりの赤ずきんちゃん に、ウィンナーのオオカミ。込めたメッセージは「ママの口が大きいのはお前を怒鳴る ためさ!」。また、海苔を巧みに使い、「大きな声で返事しろ!」「無駄と思うことも本 気でやれ!」などの”小言”を書いたり、木工用ボンドや缶コーヒー、さらには貞子を かたどったキャラ弁などを娘に持たせ続けた。手間暇の掛かるキャラ弁を作る時間的余 裕があるのかと思いきや、シングルマザーの彼女は昼はお菓子工場で働き、帰宅後は内 職をしているそうだ。そのため、寝るのが深夜になることや、風邪をひいて体調が悪い 日があっても、必ず朝 5 時半に起きてアイデア豊かなキ ャラ弁を作り続けた。 そんな彼女の毎日も、とうとう娘の高校卒業とともに 終わりを迎えることになる。3 年間を振り返り、彼女は 「お弁当作りは一言で言うと『結び目』ですね。家族を まとめて、記憶をつなぎとめてくれる。裕福じゃなくて も、一緒に過ごす時間が少なくても、思いを込めれば必 ず心と心をつないでくれる。」と言う。そして、卒業式の日の最後のキャラ弁は、キャ ラ弁を食べ続けた娘を称える表彰状を描いた。最後の弁当を作り終えた Kaori さんが、 「終わった!」という歓びと「もう作れないのか・・・」という寂しさを感じながら書 いたブログは涙無くしては読めない。反抗期だった娘も、「今まで私のためにやってく れたこと、すべてに感謝しています。」と母親に伝えた。 中学生を持つご家庭では、Kaori さんのように親の思いが子どもに通じず、悩んだり、 辛く苦しい時もあるだろう。だが、いつかは分かってくれると信じ、子どもへの愛情を 注ぎ続けることが大切だと思う。子育ては二度と戻ってこない時間だから。