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平成 27 年 6 月 28 日 龍ケ崎市公共施設再編成ワークショップ (B

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平成 27 年 6 月 28 日 龍ケ崎市公共施設再編成ワークショップ (B
平成 27 年 6 月 28 日
龍ケ崎市公共施設再編成ワークショップ
(Bグループ)
目
次
はじめに ................................................................................................................................ 1
1.出張所の現状と課題 ........................................................................................................ 2
(1)西部出張所と東部出張所の位置図 ........................................................................ 2
(2)西部出張所と東部出張所の比較 ............................................................................ 3
① 基本情報 .................................................................................................................... 3
② 市民課窓口(住民票・印鑑登録証明書)の取扱件数の推移 ............................ 5
③ 納税課窓口(市民税・固定資産税など)の取扱件数の推移 ............................ 8
④ 龍ケ崎市の出張所の特徴 ...................................................................................... 10
(3)西部出張所と東部出張所の課題 .......................................................................... 11
2.出張所機能の見直し ...................................................................................................... 13
(1)西部出張所と東部出張所の今後の方向性 .......................................................... 13
(2)西部出張所と東部出張所の統合に伴うイメージ図 .......................................... 14
(3)西部出張所と東部出張所の統合による課題解決策 .......................................... 15
3.その他残したい意見・大事にしたい意見 .................................................................. 16
おわりに .............................................................................................................................. 17
参考資料 .............................................................................................................................. 18
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
はじめに
この報告書は,龍ケ崎市の西部出張所と東部出張所について,ワークショップで検討した結果
をまとめたものです。
また,ワークショップでの検討に当たっては,
西部出張所と東部出張所の現地視察を行った後,
それぞれの出張所の利用状況や施設の老朽化の
現状のほか,今後,少子高齢化による人口減少
と高齢化率の上昇,さらにライフスタイルの変
化などに伴う社会経済状況の変化などを踏まえ,
検討を行いました。
スケジュール
第1回
平成26年12月21日(日)
「なぜ公共施設再編成が必要か?」
現地視察
平成27年1月28日(水)
(西部出張所と東部出張所の現地視察)
第2回
平成27年1月31日(土)
「保健福祉施設の複合化・多機能化」
第3回
平成27年3月1日(日)
「出張所機能の見直し」
第4回
平成27年4月12日(日)
「保健福祉施設の複合化・多機能化」
「出張所機能の見直し」
第5回
平成27年5月30日(土)
「ブラッシュアップ~アイディアに磨きをかける~」
第6回
平成27年6月13日(土)
「出張所の機能見直しにかかる発表会に向けたグループ案の最終見直し」
第7回
平成27年6月28日(日)
「発表」
1
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
1.出張所の現状と課題
(1)西部出張所と東部出張所の位置図
牛久へ
JR佐貫駅
西部出張所
東部出張所
龍ケ崎市役所
東京へ
(敷地内に自動交付機設置)
西部出張所
東部出張所
※東部出張所は,さんさん館内に
あります。さんさん館は,東部
出張所,子育て支援センター,
ファミリーサポートセンターの
3 つで構成される複合施設です。
2
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
(2)西部出張所と東部出張所の比較
① 基本情報
西部出張所と東部出張所の平成 25 年度における利用件数は,市民窓口課と納税課の業
務に関する利用が多く,全体の約8割を占めています。
業務割合でみると,西部出張所では住民票の交付など,市民窓口課の業務が最も多く,
次いで市税納付などの納税課の業務となります。
東部出張所では,納税課の業務が最も多く,次いで市民窓口課の業務となります。
また,西部出張所と東部出張所の総コスト(維持管理及び運営貹用)は,約 3,500 万円
です。どちらの出張所も人件貹が全体の約9割を占めています。
このほか,西部出張所は,築 28 年を超えていることから,東部出張所より老朽化が進
行しています。
(西部出張所と東部出張所の平成25年度実績)
西部出張所
建築年度(築年数)
昭和61年(築28年)
延床面積
東部出張所
平成 5 年(築22年)
110㎡
職員数
正職員
61 ㎡
:3名
正職員
非常勤職員:2名
非常勤職員:1名
合
合
計:5名
開館日数
計:3名
244日
利用件数
244日
市民窓口課:13,377 件
市民窓口課: 5,633 件
税 務
課: 2,459 件
税
務
課: 1,525 件
納 税
課: 9,589 件
納
税
課: 7,784 件
そ の
他: 1,779 件
そ
の
他: 1,624 件
合
計:27,204 件
合
総コスト
歳出
(維持管理及び運営貹用)
維持管理経貹:
歳出
894 千円
(内人件貹:16,025 千円)
減価償却貹:
減価償却貹:
687 千円
計:24,185 千円
小
入: 4,249 千円
収
- 千円
計:16,344 千円
歳入
総 コ ス ト :19,936 千円
(市民1人当たり)
62 千円
(内人件貹:22,272 千円)
歳入
(1日当たり)
維持管理経貹:
事業運営貹:16,282 千円
収
(利用件数1件当たり)
計:16,566 件
事業運営貹:22,604 千円
小
単位コスト
:2名
入: 1,905 千円
総 コ ス ト :14,439 千円
81,705 円
59,176 円
732 円
872 円
250 円
181 円
3
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
西部出張所と東部出張所の利用件数の比較
そ
の
他
納
税
課
税
務
課
1,624
1,779
東部出張所は
納税課の利用が
最も多い
東部出張所
西部出張所
7,784
9,589
1,525
2,459
西部出張所は
市民窓口課の
利用が最も多い
5,633
市民窓口課
13,377
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
西部出張所と東部出張所の利用件数の比較
東部出張所
5,633
1,525
西部出張所
7,784
13,377
0
5,000
14,000
16,000
西部出張所は
東部出張所より
1.6 倍の利用率
1,624
2,459
9,589
10,000
15,000
市民窓口課
税務課
納税課
1,779
20,000
その他
西部出張所
25,000
30,000
東部出張所
西部出張所は
市民窓口課の
利用が約半数
6.5%
9.8%
34.0%
49.2%
35.2%
47.0%
東部出張所は
納税課の利用が
約半数
9.0%
市民窓口課
税務課
納税課
その他
市民窓口課
4
9.2%
税務課
納税課
その他
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
② 市民課窓口(住民票・印鑑登録証明書)の取扱件数の推移
住民票の交付件数は,ほぼ横ばいで推移していますが,印鑑登録証明書の交付件数は減
少傾向にあります。特に,印鑑登録証明書は,窓口での交付件数が大幅な減少傾向にあり
ます(4,253 件(24%減))
。
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
本庁
西部出張所
窓口
東部出張所
小
計
自動交付機
窓口
以外
コンビニ
小
合
計
計
住民票
22,686
21,666
21,899
21,281
22,495
22,334
印鑑登録証明書
10,737
10,400
10,474
9,640
9,432
8,692
住民票
4,641
5,305
4,819
4,849
5,740
4,303
印鑑登録証明書
5,040
5,059
4,352
4,201
3,767
3,157
住民票
1,938
1,993
2,079
2,055
2,324
2,039
印鑑登録証明書
1,944
1,827
1,896
1,746
1,699
1,619
住民票
29,265
28,964
28,797
28,185
30,559
28,676
印鑑登録証明書
17,721
17,286
16,722
15,587
14,898
13,468
7,176
6,804
6,837
6,405
6,676
5,742
11,410
11,077
10,550
10,157
8,996
8,245
住民票
1,148
2,522
2,827
印鑑登録証明書
1,401
2,804
3,205
住民票
印鑑登録証明書
住民票
7,176
6,804
6,837
7,553
9,198
8,569
印鑑登録証明書
11,410
11,077
10,550
11,558
11,800
11,450
住民票
36,441
35,768
35,634
35,738
39,757
37,245
印鑑登録証明書
29,131
28,363
27,272
27,145
26,698
24,918
※窓口以外(自動交付機・コンビニ交付)で住民票・印鑑登録証明書を取るには?
自動交付機,またはコンビニ交付を利用して,住民票または印
鑑証明書をとるには,サービス利用登録と利用登録暗証番号設定
された「住民基本台帱カード(住基カード)
」が必要です。
また,暗証番号登録している「市民カード」を所有している場
合は,自動交付機で住民票と印鑑登録証明書をとることができま
す。
ただし,平成 28 年 1 月から個人番号カード(マイナンバー
カード)の発行がスタートするため,住基カードの発行は平成
27 年 12 月までとなります。
平成 27 年 12 月までに発行した住基カードの有効期限は,有
効期間発行の日から 10 年間となります。龍ケ崎市から転出した
場合も,他市において継続利用することができます。さらに,個
人番号カードがスタートしても,引き続き,コンビニで住民票・印鑑登録証明書をとることが出
来ます。
5
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
住民票の交付件数の推移
25,000
20,000
10,000
22,686
21,666
21,899
6,804
6,837
22,495
22,334
21,281
8,000
7,176
6,676
6,405
5,740
15,000
自動交付機と西部
5,742
6,000
出張所での交付件
出張所での交付
5,305
4,819
4,641
件数は減少傾向
数は減少傾向
4,849
4,303
10,000
4,000
2,079
1,993
1,938
5,000
2,324
コンビニ交付
件数は増加傾向
2,827
2,522
2,055
2,000
2,039
東部出張所での交
付件数は横ばい
1,148
0
0
平成21年度
平成22年度
本庁
平成23年度
西部出張所
平成24年度
東部出張所
平成25年度
自動交付機
平成26年度
コンビニ交付
住民票の交付割合の推移
100%
3.2%
19.0%
19.7%
80%
5.3%
12.7%
19.2%
5.6%
5.8%
14.8%
13.5%
17.9%
5.8%
13.6%
60%
6.3%
7.6%
16.8%
15.4%
5.8%
5.5%
14.4%
11.6%
東部出張所の
交付割合が最も
少ない
本庁での交付
割合が最も多い
40%
62.3%
60.6%
61.5%
59.5%
56.6%
60.0%
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
20%
0%
本庁
西部出張所
東部出張所
6
自動交付機
コンビニ交付
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
印鑑証明の交付件数の推移
12,000
11,410
10,000
11,077
10,550
10,000
10,737
10,157
本庁と自動交付機
8,000
での交付件数は
減少傾向
9,432
10,474
10,400
8,692
9,640
8,996
8,000
8,245
5,040
6,000
5,059
6,000
4,352
4,201
3,767
4,000
コンビニ交付
件数は増加傾向
4,000
3,205
2,804
1,944
1,896
1,827
3,157
1,746
2,000
1,699
1,401
西部出張所での
交付件数は減少傾向
2,000
1,619
0
東部出張所での
交付件数は微減
0
平成21年度
平成22年度
本庁
平成23年度
自動交付機
平成24年度
西部出張所
平成25年度
東部出張所
平成26年度
コンビニ交付
印鑑証明の交付割合の推移
100%
80%
5.2%
37.4%
60%
6.7%
17.3%
6.4%
7.0%
17.8%
16.0%
40%
20%
12.9%
38.7%
39.1%
39.2%
10.5%
33.7%
33.1%
6.4%
6.4%
6.5%
15.5%
14.1%
12.7%
36.9%
36.7%
38.4%
35.5%
35.3%
34.9%
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
0%
本庁
西部出張所
東部出張所
7
自動交付機
コンビニ交付
東部出張所の
交付割合が最も
少ない
本庁と自動交付機の
本庁と自動交付機で
の交付はほぼ同等
交付割合は同等
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
③ 納税(市民税・固定資産税など)の取扱件数の推移
市民税や固定資産税などの市税の納付件数は,増加傾向にあります。ただし,口座振替
はほぼ横ばいで推移していますが,コンビニでの納付件数は増加傾向にあります。
また,本庁・金融機関,西部出張所及び東部出張所での納付件数は減少傾向にあります。
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
窓口
本庁・金融機関
114,532
111,058
106,143
西部出張所
7,480
7,333
6,899
東部出張所
5,494
5,815
5,050
52,395
59,380
66,728
179,901
183,586
184,820
79,233
79,402
80,215
79,233
79,402
80,215
259,134
262,988
265,035
コンビニ
小
計
口座振替
窓口
以外
小
合
計
計
西部出張所取扱件数
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
市県民税
1,624
1,670
1,383
固定資産税
3,340
3,147
3,047
軽自動車税
363
375
345
2,153
2,141
2,124
7,480
7,333
6,899
国民健康保険税
合
計
東部出張所取扱件数
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
市県民税
989
1,157
982
固定資産税
2,681
2,753
2,324
軽自動車税
478
389
403
1,346
1,516
1,341
5,494
5,815
5,050
国民健康保険税
合
計
8
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
市税の納付件数の推移
140000
114,532
120000
111,058
106,143
100000
79,233
80,215
79,402
80000
コンビニ交付
件数は増加傾向
66,728
59,380
60000
52,395
40000
20000
0
平成21年度
平成22年度
本庁・金融機関
平成23年度
西部出張所
6,899
7,480
7,333
5,494
平成24年度
5,815
平成25年度
東部出張所
西部出張所と
東部出張所での
納付件数は微減傾向
5,050
平成26年度
口座振替
コンビニ
市税の納付割合の推移
コンビニでの納付
割合は増加傾向
100%
20.2%
22.6%
25.2%
80%
30.6%
60%
0%
0.0%
平成21年度
0.0%
平成22年度
本庁・金融機関
0.0%
平成23年度
西部出張所
2.2%
2.8%
44.2%
42.2%
40.0%
平成24年度
平成25年度
平成26年度
東部出張所
9
30.3%
2.1%
2.9%
40%
20%
30.2%
口座振替
1.9%
2.6%
コンビニ
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
④ 龍ケ崎市の出張所の特徴
龍ケ崎市の出張所は,他市町村の出張所と比較すると戸籍謄本の交付や,出生届や死亡
届などの戸籍届出の受付を行っており,多くの業務を取り扱っています。いわゆる支所と
しての機能を有している状況です。しかしながら,現在ではコンビニで住民票・印鑑証明
書をとることができるほか,市税の納税ができるため,コンビニで出張所の用件の約7割
を済ませることができます。
西部出張所と東部出張所の利用件数の比較
1,624
1,779
その他
東部出張所
西部出張所
7,784
納税課
9,589
1,525
2,459
税務課
5,633
市民窓口課
13,377
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
西部出張所とコンビニで対応可能の比較
そ
の
他
納
税
課
2,256
税
務
課
2,459
1,779
市民窓口課
介護保険料など
9,507
6,000
8,000
住民票
10,000
印鑑証明書
12,000
東部出張所とコンビニで対応可能の比較
の 他
納
税 課
税
務 課
1,525
市民窓口課
1,610
1,624
介護保険料など
1,969
0
西部出張所
西部出張所と東部出張所
の窓口でなくてもコンビ
ニでの対応可能!
7,333
戸籍関連4,000
2,000
そ
16,000
コンビニで対応可能
市税
3,870
0
14,000
14,000
16,000
東部出張所
コンビニで対応可能
市税
西部出張所と東部出張所
の窓口でなくてもコンビ
ニでの対応可能!
5,815
4,023
戸籍関連
2,000
住民票
4,000印鑑証明書
6,000
8,000
10
10,000
12,000
14,000
16,000
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
(3)西部出張所と東部出張所の課題
西部出張所と東部出張所の現状を踏まえ,ワークショップで課題の抽出を行いました。そ
の結果,以下の 5 点について意見をまとめました。
❶ 市役所を含め,3つの市役所の窓口施設が必要か?
(ワークショップでの主な意見)
▶利用件数が減少傾向にあり,今後も出張所は必要?
▶そもそも人口 8 万人のまちに,市役所を含めて 3 カ所必要?
▶出張所の利用者が少ない,減少傾向にある!
▶コンビニで出張所の 7 割の用件は済ませることが出来る!
❷ 費用対効果(コスト削減)を考えた出張所?
(ワークショップでの主な意見)
▶西部出張所の 1 件当たりのコストは 732 円
▶東部出張所の 1 件当たりのコストは 872 円
▶どちらの出張所も高コスト!
▶西部出張所と東部出張所の年間コスト(3500 万円)の貹用に見合うのか?
▶生産性(貹用対効果)が悪い?
❸ 場所・立地,開庁(館)時間の見直し!
(ワークショップでの主な意見)
【共通】
▶交通の便が丌便!
▶開館時間が短い!
▶静かすぎて,入りづらい!
【西部出張所】
▶西部出張所は立地場所が丌便,わかりづらい!
▶駐車場が少ない!
【東部出張所】
▶さんさん館の中(複合施設)でわかりづらい!
11
西部出張所と東部出張所の機能の見直し
❹ 出張所としての機能の見直し
(ワークショップでの主な意見)
▶コンビニとの差別化!
(コンビニだと 200 円で住民票がとれて,自動交付機だと 300 円)
▶どこまでの業務を出張でできるようにするの?
❺ 西部出張所の老朽化
(ワークショップでの主な意見)
▶西部出張所は,築 28 年が経過!
▶老朽化していて古い!
▶トイレが古い,旧式,段差あり!
西部出張所と東部出張所の課題を抽出したほか,良い部分についても意見の抽出を行いました。
ワークショップでの主な意見は以下のとおりです。
(龍ケ崎市の出張所の良い部分)
(ワークショップでの主な意見)
▶出張所は,自動交付機やコンビニ交付と違い,職員が説明してくれるから分かりやすい!
▶出張所に行けば,市の情報がたくさんあるため便利!
▶困りごと相談などの機能をプラスしてみれば?
▶図書の貸し出し・返却の機能をプラスしてみれば?
▶他市の出張所より多くのことが出来るため,もっと PR をしよう!
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
2.出張所機能の見直し
(1)西部出張所と東部出張所の今後の方向性
西部出張所と東部出張所の現状と課題を踏まえ,出張所の今後の方向性を「①現状どおり」
「②統合・移転」
「③廃止」の 3 つのいずれか
を定めてから検討することとしました。
今後の方向性を定めるに当たっては,ワーク
ショップ参加者全員で投票を行い,その結果,
「②統合・移転」が最も多くなりました。ただ
し,
「①現状どおり」
「③廃止」についても,そ
の他残したい意見,大切にしてほしい意見にす
ることとしました。
課題解決の方策
(課題・問題点の解決方策=施
機能イメージをカタチにする方法
(再編成の手法,事業メニューをまとめる)
設の機能イメージをまとめる)
投票欄
(機能イメージ
のウエート付け)
【①現状どおり】
廃止するのは疑問,あれば便利,近くにあ
市役所を含め,3つの市役所
れば利用する。
の窓口施設が必要か?
【②統合・移転】
→現状どおり,統合,廃止の
ショッピングセンター(サプラ)へ移転,
検証
商業施設に入ることにより利便性が向上
2票
10票
し,出張所の利用者増加を図る。
【③廃止】
無くしてよい,本庁で済ませることを前提
3票
とする。
(結論)
西部出張所と東部出張所を総合し,民間商業施設,または駅前に移転!
出張所機能の見直しのキャッチフレーズ
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
(2)西部出張所と東部出張所の統合に伴うイメージ図
これまでの出張所
西部出張所
東部出張所
出張所での
手続きのみで来庁
出勤前または仕事を休ん
で出張所での手続き
(8:30~17:15)
統合して
民間商業施設
(駅前)へ移転
これからの出張所
新たな付加価値
を追加!
新・出張所
装飾店
コンビニ
出勤前,または帰りに駅で
手続きができるため,
利用しやすい!
出張所の手続きと併せて
商業施設で買い物!
雑貨店
出勤前
飲食店
または
帰り
夜間・休日での
手続きができるため,
利用しやすい!
民間商業施設,または駅前に移転
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
(3)西部出張所と東部出張所の統合による課題解決策
西部出張所と東部出張所の現状と課題及び今後の方向性に対し,ワークショップで課題解
決策を話し合いました。その結果,以下の 5 点について意見をまとめました。その後,ワー
クショップ参加者全員でどの取組がよいと思うかの投票を行いました。
❶ 市役所を含め,3つの市役所の窓口施設が必要か?
<課題解決の方策>
→西部出張所と東部出張所を統合し,民間商業施設,または駅前に移転!
【機能イメージをカタチにする方法】
▶商業施設に入ることにより利便性が向上し,出張所の利用者増加を図ろう!
(商業施設または駅前に移転するに当たり,利用者数などを調べよう!)
❷ 費用対効果(コスト削減)を考えた出張所
<課題解決の方策>
→維持管理経貹,運営経貹の削減(職員配置・人件貹含む)
→利用件数1件当たりの単位コストの削減
【機能イメージをカタチにする方法】
▶開庁時間の短縮(夜のみの開庁など)!【11点】
▶他市よりも便利,市役所よりも待ち時間が少ない出張所を PR しよう!【5点】
▶テナント料を検討(PFI との検討)しよう!【4点】
▶職員,非常勤職員の配置を見直そう!
❸ 場所・立地,開庁(館)時間の見直し!(利便性の向上に向けて)
<課題解決の方策>
→利便性の向上
→交通弱者,駐車場丌足への対応
【機能イメージをカタチにする方法】
▶出張所の休日開庁,時間外開庁の実施しよう!【13点】
▶駅前は駐車場の制限有,通勤者には便利【7点】
▶図書の貸し出し・返却が出来るようにしよう!【4点】
▶学校の転校手続きが出来るようにしよう!【4点】
▶コンビニ交付での対応(利用料の軽減(300 円→200 円))
【1点】
▶利用者を把握しよう!
▶夜8時まで利用可能にしよう!
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
❹ 出張所としての機能の見直し
<課題解決の方策>
→利用者のニーズへの対応
【機能イメージをカタチにする方法】
▶新たな利用者のニーズの把握しよう!【7点】
▶出張所に職員がいることの安心感,コンビニ交付との違いを重視する【1点】
❺ 西部出張所の老朽化
<課題解決の方策>
→建て替え,移転,または廃止を早期に決定
【機能イメージをカタチにする方法】
▶築 28 年を経過していることから老朽化の進行状況を踏まえ,判断【1点】
(内部・外部調整)
3.その他残したい意見・大事にしたい意見
(ワークショップでの主な意見)
▶【現状どおり】廃止するのは疑問,あれば便利,近くにあれば利用する。
▶【廃止】無くしてよい,本庁で済ませることを前提とする。
▶出張所の開庁日を曜日ごとに東部と西部に振り分ける。
▶交通弱者への配慮
▶出張所は夜間専門の開庁にする。(駐車場問題解決)
▶他市の出張所より多くのことが出来るため,もっと PR を!
▶PFI 方式で建て替え,駅前開発,
▶西部出張所と東部出張所を統合して市役所 1 カ所に!
▶民間商業施設の中に移転!
▶東部出張所はたつのこアリーナ内に移転!
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
おわりに
1.都市計画とのリンク
今回の出張所の統合については,単に出張所の合理化という意味合いだけではなく,市の都
市計画の一部に組み込んで検討すべきです。
例)佐貫駅前の再編などとリンクして検討する。
2.将来予測について
さまざまな将来予測に基づいて必要性があるが,同時に予測が外れてもすぐに対応できる体
制にしておくべきです。
(考慮すべき内容)
1)人口減→ 利用者そのものの減少?
2)高齢化→ 移動が丌自由な人が増えるため身近な場所での出張所が必要?
3)マイナンバー制度→ コンビニ等での手続きがより便利になり出張所の役割が低下する
のでは?
↓↓↓
出張所は箱物を作るのではなく,民間施設の賃貸等にしておいて,利用者数の増減を見
ながら,規模を大きくしたり小さくしたり(場合によっては撤退)できるようにしておく。
3.将来を担う世代への福祉を考慮する
高齢化の中で「市民の利便性」を考慮すると,どうしても高齢者向けになりがちです。
例)高齢者が通いやすい場所。高齢者に配慮した時間帯等
↓ ↓ ↓
(ただし・・・・)
↓ ↓ ↓
子育て世代や現役世代の意見はなかなか反映されないが,市の将来を考えると,将来を担う
世代にとっての利便性に目を向けて,若者世代が住みやすい市にする必要があります。
例)子どもを駅前に預けて,若いお母さんが東京で働くことができる。
現役世代のサラリーマンが仕事帰りに,市の手続きができる。
などなど
※その他
西部出張所及び東部出張所には,市政情報モニターがあります。市政情報モニターの設置に
関する協定期間は平成 28 年 3 月 31 日までです。今後,市政情報モニターの設置継続に関す
る意向確認を行う必要があります。
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西部出張所と東部出張所の機能の見直し
参考資料
関東鉄道とコミュニティバスのルート図
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