Comments
Description
Transcript
家族社会学
科目名・科目番号 (023541) 家 族 社 会 学 社会福祉・選択 履修年次 学科等 教員名 1.2 横山 博子 曜日・時限等 火曜2時限・前期 単位数 オフィスアワー 水曜日・3時限 B322研究室 授業概要 とねらい 本講義では、家族について基本的事項を学んだのち、児童虐待問題を家族社会学的に考察す る。社会学的な見方を習得することをねらいとする。 到達目標 1.社会学の基礎用語を理解する。 2.児童虐待の現状を知る。 3.児童虐待発生を“母親の置かれている社会状況”から考察できる力を養う。 準備学習 2 講義内で紹介する文献や資料を必ず読んできて下さい。 授業内容 回 行動目標 1 社会学と家族社会学との関係 社会学の概要と家族社会学の関係を理解する。 家族社会学の歴史を概観する。 2 家族の定義 家族の定義は多様であることを学習する。 3 家族の構造と変化 家族の構造はどのようにとらえられてきたか、また、家族構造はどう変 化してきたかを学習する。 4 家族の機能と変化 家族の機能とは何か、また、家族の機能はどのように変化してきたかを 学習する。 5 児童虐待の実態(1) 児童虐待の統計データをもとに児童虐待の実態を学習する。 6 児童虐待の実態(2) 虐待を受けた側の資料をもとに、虐待が子どもの人生に及ぼす影響を 考える。 7 子育てについて 社会によって子育ての考え方は異なることを学習する。 現在の子育てが歴史的にみて特徴的であることを理解する。 8 子育ての悩み(女性) 育児中の母親の手記をもとに、母親にはどのような悩みがあるのかを 知る。 9 子育ての悩み(女性)の分析 悩みの構造を考察する。 10 子育てに悩み(男性) インターネットの記事をもとに、男性の子育ての悩みを知る。 11 母親像の変遷 望ましい母親像の変化とその背景を学習する。 12 専業主婦の誕生 専業主婦がどのようにして作られてきたのかを学習する。 13 育児不安と育児ストレス 育児不安に関する研究の動向とその成果を学習し、現代の母親の育 児ストレス状況を考える。 授業計画 14 少子化・子育てに関する国の政策 1.57ショック以後の国の子育て支援策の変遷を理解する。 15 児童虐待と育児 成績評価の 方法・基準 虐待された当事者からの意見を集めたビデオをみながら、現代の子育 てと児童虐待との関係を再考する。 試験(60%)+小レポート(40%)により評価する。再試験は実施しない。 書名 著者 発行所 書名 著者 発行所 近代家族の曲がり角 落合恵美子 角川書店 教科書 参考図書 教員からの メッセージ 必要に応じて授業内容を変更することがあります。教科書を指定しないかわりに多くの資料を配布します。