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あわや大惨事! また、部品落下事故!

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あわや大惨事! また、部品落下事故!
あわや大惨事!
また、部品落下事故!
厚木基地の米軍機が部品落下
2 月 8 日の午後 2 時頃、厚木基地のそば大
和市上草柳の県道に、米空母艦載機の機体の
一部が落下するという事故が発生しました。
落下物のひとつは県道を走行中の乗用車にぶ
つかりました。最も大きな落下物は、
218cm×107cm もの大きさのパネル状のもの
で、死傷者が出なかったのが幸いで、大惨事
の瀬戸際でした。爆音ばかりでなく、こんな
落下物まで降ってくるなんてまったく恐ろし
いことです。
厚木基地北側の県道で回収される落下部品。
【写真】神奈川新聞より
周辺に全部で 40 個の落下物が発見されて
います。県道となりの相鉄線の線路にも落下物があっ
た可能性もあるわけですが、米軍は相模鉄道に通報し
ませんでした。鉄道事故が発生しなかったのも幸運で
した。
繰り返される事故
このような事故は、今回に始まったことではありま
せん。昨年 2 月にも寒川町での落下事故があり、この
場で抗議の声を上げたばかりですし、毎年のように繰
り返されています。
米軍は原因究明もせずに飛行再開
このような事故を起こす度に、米軍は口先では「原
因究明と再発防止」と言いますが、途絶えることなく
事故は繰り返えされています。明らかに、地上の住民
を虫けら扱いしています。神奈川県民、日本国民を愚
【2 月 9 日の神奈川新聞より】
弄しているとしか言いようがありません。今回の事故の際も、現場検証の最中から、厚木基地での飛行訓
練が再開されるというあり様です。県知事と周辺 9 市長による県基地関係県市連絡協議会は、同型機の飛
行停止と原因究明、再発防止を、米軍と政府に緊急要請しました。それにも関わらず、米軍は事故の調査
結果を明らかにすることもせずに、11 日には同型機の飛行を再開させています。国民が怒りの声を上げな
い限り、米軍や日本政府が周辺住民の命を軽視している現状を変える事ができません。事故の原因と責任
が明らかにされるまで、空母艦載機の飛行を停止するよう求めて声を上げていきましょう!
(2012.2.19)
http://www.jca.apc.org/~p-news/
お問合せは [email protected]
ピース・ニュース TEL 090(7245)7761
普天間の早期返還!
辺野古新基地断念を!
海兵隊のグアム移転先行 普天間とは切り離し
2月8日、日米政府は2006年になされた米軍再編のロードマップ合意の見直しを実施するという共同発表
を行いました。在沖縄海兵隊のグアム移転と沖縄本島南部の5施設の返還を「普天間移設」と切り離して
先行させるという方針が明記されると共に、普天間代替施設として辺野古へ新基地を建設する計画を、こ
の期に及んでまだ「唯一有効な進め方」として堅持するという内容となっています。
沖縄の粘り強い闘いが「ロードマップ」を破綻させた!
沖縄の粘り強い闘いが「ロードマップ」を破綻させた!
「ロードマップ」は、グアム移転、辺野古新基地、普天間返還、その他の基地再編が「パッケージ」で
あるとして、「沖縄の負担軽減」を口実に、「3兆円」にものぼる再編費用を日本に負担させるという内容
を持ったものでした。
「パッケージ」であるという虚構を打ち破り、「ロードマップ」を破綻させたのは、沖縄の粘り強い新
基地建設反対の闘いです。辺野古の新基地の目途がまったくたたないので、米国がしびれを切らして、米
国自身の新国防戦略遂行のために海兵隊の先行移設に踏み出したということです。
それならば、グアム移転費用を含めて米軍再編に日本の財政からお金を出すのはやめさせるべきです。
辺野古への新基地を追求する野田政権に新基地NO
辺野古への新基地を追求する野田政権に新基地NOを突きつけよう!
NOを突きつけよう!
ロードマップ合意の見直し方針を
示したにもかかわらず、「名護市辺
野古への移設方針は変わらない」と
沖縄の民意を無視した野田政権の対
応は変わっていません。世界一危険
な普天間基地の早期無条件返還への
道筋も検討されていません。沖縄の
民意を懐柔する意図をもって打ち出
したと見られる南部5施設の先行返
還にしても、「早期に」とは言って
いても具体的な時期を示すことはで
きていません。普天間も「返還」と
2 月 18 日、大和市で辺野古への新基地建設に反対する神奈川集会
が開催され、厚木基地の艦載機からの落下物事故への抗議と共に、
辺野古新基地建設の撤回を求めることが宣言されました。
写真は大和市内でのデモ行進。
新聞一面を飾ってもうすぐ16年になろうとしているわけですから、空文句となる可能性もあります。
今こそ日本政府は、辺野古新基地建設計画を断念し、普天間の早期閉鎖・返還を求めて米国と交渉に入
るべきだと、声を上げていきましょう。
(2012.2.19)
http://www.jca.apc.org/~p-news/
お問合せは [email protected]
ピース・ニュース TEL 090(7245)7761
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