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2016赴任前留意事項(PDF/422KB)

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2016赴任前留意事項(PDF/422KB)
2016 年 2 月 24 日
JICA マダガスカル事務所
ボランティア赴任前留意事項
■青年海外協力隊(長期)
■青年海外協力隊(短期)
□シニア海外ボランティア(長期)
□シニア海外ボランティア(短期)
□日系社会青年ボランティア
□日系社会シニア・ボランティア
※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。記載内容
については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いかねますのでご了承
ください。
※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含まれている
可能性があることをご承知おきください。
記載項目
《全ボランティア共有》
1. 携行荷物について
・ 赴任時に必ず持参するもの
2. 別送荷物について
・ アナカン・郵送等の利用について
・ 通関情報について
3. 通信状況について
・ パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ
ー、E-mail の利用状況など)
・ 固定電話、携帯電話の普及状況
4. 現金の持ち込み等について
・ 現金持込にかかる注意
・ 両替状況
・ 赴任時に用意することが望ましい金額について
5. 治安状況について
6. 交通事情について
7. 医療事情について
8. 蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ
・ 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か
《青年海外協力隊対象》
9. 運転免許証について
※該当なし
《シニア海外ボランティアのみ》
10. 車両の購入・輸送について
※該当なし
11.その他(一般生活情報)
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1.携行荷物について
赴任時に必ず持参するもの
以下のものは、国際郵便等で郵送せず、赴任時に持参して下さい。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
公用旅券及びパスポート携帯用ポーチ又は腰巻ベルト
表敬用の服(関連省庁、大使館など):ジャケット、パンツ又はスカート、革靴
JICA ボランティアハンドブック
共済会ハンドブック
個人常備薬
Medical Information
戸籍抄本の最新版(パスポート紛失の際の再発行手続きに利用)
E チケット及び赴任時使用の航空券半券
現金:当面の生活費及び初回の住居費立て替え分に必要な 10 万円程度(最低限)、及びその
他貴重品
・ その他身の回り品(衣類、靴、日用品、ノート PC、コンタクトレンズなど)
2.別送荷物について
国際郵送小包(EMS、航空便など)、別送手荷物(アナカン)等の利用について
マダガスカルへの荷物の輸送は、国際郵便(EMS、国際小包(航空便/船便)、国際宅急便(DHL、
クロネコ国際宅急便など)、別送手荷物(通称アナカン)などを利用しての方法があります。引き
取りについては、手数料が必要で、場合によっては、かなりの時間を要するので注意が必要です。
どの輸送法を選ぶかは、各人が送付時の経済性や利便性を考慮して判断して下さい。国際郵便小包、
アナカンについて、過去の経験から以下のとおり簡単に説明します。
(1)国際郵便小包(EMS、航空便、船便)
・ 日本全国どこでも郵便局から発送が可能。
・ 専用の伝票に、内容品、内容量、内容品の価格を記入するのみ。手続きは比較的容易。
・ 時々、遅配や内容物の破損・紛失、物品が抜き取られたケースがある。
・ EMS、航空便などはネットで番号追跡が可能。(追跡出来ても、紛失する場合もある。)
・ 通常、EMS は 4~7 日程度、航空便は 10~2 週間程度、船便は 2~4 ヶ月で到着。
・ 荷物到着時は、通常、到着知らせが来る。その知らせを持って、郵便局に取りに行き、引き
取ることが出来る。通常引き取り料は、10.000Ar~30.000Ar 程度。
・ 輸送が禁止されているもの(アルコールや薬品など)があるので、事前にウェブサイト上や
郵便局で確認すること。
・ その他、詳細は日本郵便ウェブサイトを参照
http://www.post.japanpost.jp/int/index.html
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(2)アナカン
・ 飛行機を利用する際、超過手荷物料金より安い料金で貨物として別便または同一便で運
送される手荷物のこと。
・ 手続きが煩雑で、通常はアナカン代行業者に依頼する。その際は、手数料がかかる。
・ 詳しくは、アナカン代行業者に各自で問い合わせること。
(3) 荷物の宛先は、郵送、アナカン、国際宅急便ともに以下のとおりです。郵送をお願いす
る家族や友人たちにも伝えて下さい。
【宛名書き例】
ボランティアの氏名【Mr.KOKUSAI Taro】
JICA Madagascar Office
B.P.7552, Antananarivo 101, MADAGASCAR
Tel: 261-20-22-300-13
3.通信状況について
PC 普及状況(現地で購入可能な PC の機種・価格、プロバイダー、E-mail の利用状況な
ど)
PC については、ボランティアの多くがノート型 PC を持参しています。事務所や配属先からの貸
し出しは行っていません。日本で購入するノート型 PC は専用コンセントプラグ(フランス式/C タ
イプ)をつければ 220V でも対応可能です。PC は、当地で購入も可能ですが、通常日本で購入する
より割高になります。また、マダガスカルは電圧が不安定なため、電気製品が故障しやすく、予備
のバッテリーや変圧器(サージプロテクター機能付のもの)を持参するのも一案です。
インターネット事情については、一般的に Orange(フランス系)、Telma(マダガスカル系)、
Blueline などの民間プロバイダー会社によるサービスが普及しており、電話回線を利用する方法や
USB 方式などでの契約が可能です。料金やひと月の使用制限容量などのサービスは各社によって異
なりますので、興味のある方は各自で調べた上で、きちんと責任を持って契約及び解約手続きをし
て下さい。(特に離任時の解約トラブルを避けるために、契約時に契約内容や期間を確認するよう
お願いします。
)また任地によっては、利用出来ないサービスがあったり、速度が遅かったりする
ことから動画などが見られないケースもあります。その他、各都市には通常インターネットカフェ
があり、1 時間 1200Ar 程度で利用が可能です。なお、事務所のボランティア室では、個人 PC を利
用し、インターネットに接続することが可能です。
各社のサイト
-
Telma http://www.telma.mg/index.php
-
Orange http://www.orange.mg/
Blueline http://www.blueline.mg/
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固定電話、携帯電話の普及状況
固定電話、携帯電話ともにかなり普及しています。ボランティアには、安全管理・確保の点から、
着任時に事務所から携帯電話を貸与しています。なお、事務所関係者の多くは、Airtel 社を利用し
ていますが、任地によっては、Orange 社や Telma 社の方が電波が良い場合もあります。
4.現金の持ち込み等について
現金持込にかかる注意・両替状況・赴任時に用意することが望ましい金額
現金持込は 7,200 ユーロ相当までで、超える場合は申告が必要です。首都では日本円も交換する
ことが出来ますが、ユーロや米ドルの方が取扱い両替所や銀行が多く、またレートも良いので便利
です。トラベラーズ・チェックを持参する場合は、購入時に受け取る購入控え(小切手番号が記載
されているもの)の提示を換金時に求められることがありますので、必ず持参してください。クレ
ジットカード(主に VISA)は、首都では取扱う店舗もありますが、地方においては難しいと言えま
す。その他首都では、キャッシュカード(主に VISA カード)でのキャッシングや国際キャッシュ
カード(PLUS マーク)での引出も可能です。
到着時には市内の銀行にて、当面必要な金額を現地通貨のアリアリ(Ariary)に替えてください。
着任後、現地の銀行口座を開設します。着任時の現地生活費の四半期分は、現地で小切手にてお
支いします。生活の立ち上げのため、冷蔵庫、ガスコンロ、ガスボンベなどの生活必需品の購入や、
新居の家賃の立て替えに現金が必要になる場合があります。赴任経費の移転料(105,250 円)相当
のユーロ又はドルを最低限持参することをお勧めします。
また、私事任国外旅行や国内旅行を考えているボランティアは、その分の経費をどうするかも考
えておいてください。日本からの振込送金やキャッシングを利用することもできますが、これらの
入金手段を持たない場合は、多めに現金を持参することをお勧めします。
5. 治安状況について
マダガスカルにおいては、2009 年 3 月に、ラジョエリナ前アンタナナリボ市長を首班としたグル
ープが軍を掌握し、
「暫定政権」を樹立したため(ラバルマナナ元大統領は亡命)
、以降、同政権は
国際社会の承認を得られない状況が続いていました。2011 年 1 月末には、SADC(南部アフリカ開発
共同体)特使が提示したマダガスカル政治危機解決のためのロードマップが同年 9 月に署名され、
このロードマップに従い、憲法秩序に則った新政権の発足に向けて、政治危機脱出が図られました。
2013 年 12 月に行われた大統領選決戦投票の結果、暫定政権大統領派のヘリー・ラジャオナリマ
ンピアニナ氏が元大統領派のロビンソン氏に勝利し、2014 年 1 月 25 日第4共和制・初代大統領(民
選による)に就任し、国民議会議員選挙もつつがなく行われました。
その後、首相指名、組閣にあたり新大統領と前暫定大統領との対立や関係派閥との調整等に時間
を要しましたが、ようやく 4 月 11 日にクル新首相が指名され、4 月 18 日に内閣が発表されて新政
権体制が整備されました。一方、10 月中旬にはラバルマナナ元大統領が亡命先の南アフリカ共和国
から急遽帰国し、政府に拘束された状態が続きましたが、その後釈放され、歴代大統領による話し
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合いが行われる等、国民和解プロセスも遅々としているものの最重要課題として取り組まれていま
す。2015 年 1 月中旬には内閣改造が行われ、ラベルナリブ新首相の下、新内閣が発足しました。新
政権は国際社会の支持を得て順調に推移してきてはいますが、電力水公社の運営管理問題や紫檀密
輸取締りなどの諸問題が解決されず、経済状況の改善も遅れており、国民の不満が解消されたとは
言い難い状況にあります。
一般治安は全般的に注意を要する状況が続いています。最近でも、JICA 関係者がタクシー乗車中
の歩行者によるひったくり、住宅侵入盗に加え、携帯電話の盗難などの被害に遭っています。滞在
中は気を抜かずにご注意ください。
不測の事態が発生する可能性も念頭に置いて、昼夜を問わず周囲の状況には注意してください。
また、着任後に配布する携帯電話、及び、カルトブルー(長期滞在者用の身分証明書)を必ず携帯
するようにしてください。
その他、参考サイト
-
外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
6.交通事情について
当地の運転マナーや道路の状況、車両の整備状況は一般的に劣悪と言えますので十分に留意が必
要です。市内通行時は狭い道路に人やリヤカー、自転車、バイクが錯綜しますので、歩行時、横断
時には注意が必要です。同じく市内タクシーや乗合タクシー(タクシーベ)は整備状態が悪い車両
が多いため、利用する場合はできるだけ状態の良さそうな車両を選ぶようにしてください。また夜
間は(特に女性の場合)一人でのタクシー乗車は避けるようにしてください。「なじみ」のタクシ
ー運転手の携帯電話番号を聞いておき、必要に応じ呼び出すという方法もあります。
都市間の移動については、タクシーブルースと言われる乗合タクシーが運行しており、ボランテ
ィアは移動に利用します。走行中は、防犯・交通事故対策として、居眠りをしないよう心掛けてく
ださい。
また、夜間は、走行中の車両を狙った強盗が多発しているほか、居眠り運転による事故もしばし
ば発生していますので、タクシー、レンタカー、バスを問わず、日没後・日の出前の陸路での都市
間移動は原則禁止しています。
その他、活動上必要なボランティアには、自転車の貸出を行っていますが、利用時はヘルメット
を着用する、定期的に自転車の整備を行う等、十分に留意した上で利用する様にしてください。
7.医療事情について
当事務所は在外健康管理員が配置されていません。傷病時には(マダガスカル人の事務所顧問医
や提携病院に対応を仰ぎつつ)現地の病院を受診しますが、医療機関の設備・機材の状況や医療レ
ベルは十分とは言えませんので、自身で予防意識を高く持ち、日頃から健康管理を行うことが必須
です。特に、当国においては、衛生面においては、十分に注意する様にして下さい。ボランティア
がかかりやすい疾病は、下痢、腹痛等で、細菌・ウイルスに汚染された食べ物から感染する場合が
多いので、食前、トイレ後の手洗いの徹底、口にする物は十分に火を通す、不衛生な場所で調理さ
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れた物は食べない等、日頃から注意が必要です。
その他、注意が必要な傷病としては、河川や沼の水に触れることで感染する住血吸虫症、野犬や
キツネザル、コウモリ等狂犬病に感染した唾液により感染する狂犬病、トアマシナ、マジュンガ等
沿岸地域においては、マラリアも発生していますので、健康管理の意識を高く持ち、予防すること
が求められます。
また、近年ペストも再流行していますので、野ねずみが住む様な不衛生な場所には近づかない様
注意してください。
その他当地の医療事情、感染症等については、以下、在外公館医務官情報を熟読して下さい。
-外務省サイト、世界の医療事情マダガスカル
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/madagas.html
8.蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ
当地は、マラリア・デング熱の汚染地域で、とりわけ、海岸地域(トアマシナやマジュンガなど)
は通年高温多湿の熱帯気候でマラリアの発生も高頻度です。ボランティアの住居には網戸の設置を
必要最低条件の一つとしていますが、とりわけ海岸部においては、就寝時の蚊帳の使用は必須です。
マダガスカルにおいては、薬局で蚊帳(3000 アリアリ程度~)の購入が可能ですが、日本で販売さ
れている殺虫剤が塗布された蚊帳は品質がよく、防虫に効果的なので、マラリア流行地域のボラン
ティアは持参をお勧めします。
9.運転免許証について
当地の青年海外協力隊員のバイク・車の運転は禁止されているため、活動上で運転免許証が必要
になることはありません。
10.車両の購入・輸送について
・ 免税輸入の可否
・ 運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否)
・ 現地運転免許の取得手続き
当国にはシニア海外ボランティアの派遣がないため、当該手続きは不要です。
11.その他(一般生活情報等)
衣類・靴・雨具など:
中央高地(首都やアンチラベ市など)派遣のボランティアの方は、冬期(7~8 月)は 1~5℃位
まで冷え込むこともありますので、セーターやフリース、ダウンジャケットなどの冬物が必要です。
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他の任地のボランティアも首都上京時に備えて、フリースやブルゾン、ジャケットなどを持参する
と良いでしょう。また全土において、雨季(12~3 月)には降水量も多いため、雨具(傘、レイン
コート、長靴など)の丈夫なものを日本から持参すると良いでしょう。(現地でも購入は可能です
が、質は保証出来ません。
)どの地域も日中は日差しが強いため、日よけの帽子等紫外線対策用の
物を持参することを勧めます。
その他、マラリア流行地域派遣の方は、ハマダラ蚊が活動する夕方以降は、長袖、長パンツ、靴
下を着用し、防蚊対策に努めて下さい。
食料品・日用品など:
マダガスカルの主食は米で、屋台や食堂でとる外食では、朝食にはお粥、昼食にはおかず(少量
の肉や野菜)と大盛りのご飯のワンプレートのものを比較的リーズナブルな値段で食べることが可
能です。肉類は牛、豚、鶏、あひる肉などがあり、野菜類はトマト、青梗菜、キャベツ、ネギ、ト
マト、玉ねぎ、ピーマンなど比較的種類が豊富で市場やスーパーで購入が可能です。また季節を通
して、マンゴ、ライチ、パイナップル、りんご、桃などフルーツの種類も豊富です。調味料に関し
ては、中国製の醤油などは首都や地方都市でも手に入りますが、ほんだし、味噌、キッコーマン製
の醤油などは手に入りません。
日用品については、一般的にフランス製等の化粧品(日焼け止めを含む)、シャンプーやリンス、
衛生用品(生理用品、コットンなど)もスーパーや薬局で購入が可能です。コンタクトレンズの保
存液(RENU など)は、首都で購入が可能ですが、35.000Ar(350ml)と比較的高価です。防蚊スプ
レー、防虫スプレー、蚊取り線香、電気蚊取器についても、フランス製の物が現地で販売されてい
ます。またホテルの宿泊用など、ダニなどが気になる方は寝袋を持参するのも一案でしょう。
電化製品・カメラなど:
CD ラジカセ、テレビ、ラジオ、DVD プレーヤー、デジカメ、デジタルビデオ、扇風機、冷蔵庫、
電子レンジ、炊飯器、洗濯機、電気蚊取り器などは購入することができます。ただ電気・電子機器
類は一般的に日本で購入するより高価です。
電圧については、ほとんどの地域において 220V で、プラグは色々なタイプが流通していますが、
多くはフランス式 C タイプです。変換プラグは、現地のスーパーや金物屋などでも購入が可能です
が、必要最低分は持参すると良いでしょう。
医薬品及び健康管理:
本邦の医師に処方されている薬があれば、各自で持参してください。現地でボランティアがよく
使う薬品は、風邪薬、解熱剤、虫刺され薬、虫除け塗り薬、下痢止め、鎮痛剤などですが、マダガ
スカルで販売されている医薬品はフランス製が大半で、日本製の薬は一切入手出来ません。
(特に、
日本の風邪薬、いわゆる総合感冒薬の様な薬品はありません。)必要最低限度の医薬品は持参する
と良いでしょう。病気になった際の経口補水液の代用として、粉末のポカリスエットなどもお勧め
です。また、ダニやノミなどの虫による肌トラブルも多いため、住居用の防虫剤(ダニ、ノミ)や
ネズミ捕りの薬、虫刺され後の軟膏などもあると重宝します。(当地にもフランス製のものであれ
ば販売されています)。
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また、当国の歯科治療レベルは、技術・歯科治療材料などの面で日本と同レベルのものは期待で
きないため、赴任前に必ず治療を終えておいてください。赴任後に治療が必要となり、日本での治
療を希望する際の旅費は自己負担となります。
マラリア流行地域(アンチラナナ、マジュンガなど)のボランティアについては、任地配属前か
ら JICA が推奨する予防薬(メフロキン、当地の商品名は Lariam)の内服を勧めています。また関
連ボランティアにはマラリア簡易検査キットとスタンバイとしての治療薬(COARTEM)を配布して
おり、発熱時には自宅で自身での検査を行ってもらっています。
その他当地の医療事情、感染症等については、以下、在外公館医務官情報を熟読して下さい。
-外務省サイト、世界の医療事情マダガスカル
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/madagas.html
着任後の諸注意:
任国到着後は、事務所でオリエンテーションを行い、JICA 及びボランティア事業、健康管理、安
全管理、現地語学訓練などについて説明を行いますが、着任後のスケジュールを以下簡単に説明し
ます。
 オリエンテーション及び関連機関への表敬について
着任後は、在マダガスカル日本国大使館、マダガスカル国外務省、各配属先管轄省庁に表敬訪問
を行います。その際は正装(男性はネクタイ着用、女性はそれに準ずる服装)でお願いします。各
機関においては、自己紹介を行いますので、日本での経験やキャリア、マダガスカル国の印象など、
簡単なコメントができるよう準備しておいてください。
着任地オリエンテーションでは、各種ブリーフィング(健康管理、安全管理、ボランティアの活
動についてなど)に加えて、VISA 延長・滞在許可証申請、海外送金用の現地銀行口座開設などの諸
手続きを行います。
 語学及び現地語学訓練について(長期ボランティアのみ)
現地到着後は、マダガスル語の語学訓練を約4週間程度(80 時間)行います。また、マダガス
カル人の生活や習慣、文化に対する理解を深めることを目的に、1~2 週間程度は、マダガスカル
人家庭でホームステイも行います。
訓練所ではフランス語を学びますが、ボランティアが直接触れ合うことになる多くの人々は一
般市民や農民らで、生活及び活動上マダガスカル語が不可欠なため、マダガスカル語を学びます。
ただし、配属先によっては公用の文書、配属先へ提出するレポートの大部分はフランス語であり、
また、公的手続きにはフランス語が欠かせません。そのため、訓練所で学んだフランス語力を維
持、発展させる努力も必要です。マダガスカルでフランス政府公認の DELF や DALF の試験を受け
ることも出来ます。
 任地配属(長期ボランティアのみ)
着任約1ケ月後、任地に配属となります。配属時には VC が同行します。住居は原則として先方
9
政府及び配属先が用意することになっていますが、特に安全管理の面から、事務所で事前に適否を
判断しており、必要な場合は、一般の物件を探して借り上げています。その場合は、ボランティア
と住居家主間で住居契約を締結し、家賃については、事務所は住居費限度額を上限とし、ボランテ
ィアに実費支給を行います。
(住居費限度額を超える住居への入居は不可。)住居には、鉄格子の設
置など必要な安全対策を講じています。ただし、任地や個別の住宅事情により、住居に優劣があり、
住み心地が異なることをあらかじめ承知しておいてください。場合によっては一定期間ホテル滞在
やホームステイになることもあります。
※短期ボランティアについては、3~5 日程度、首都でブリーフィング等を行ってから地方配属と
なります。
 配属時の荷物運搬について
配属時は、通常、同一任地や近隣の任地に配属になるボランティアが公用車で一緒に出発します。
荷物の積載スペースは限られています。任地で調達できるものは任地で調達することとし、必要最
低限の荷物量にしてください(出発の数日前までに荷物量がどれくらいになるかを VC まで知らせ
てください)。公用車に積載できない大型の荷物は、各自で運搬業者に依頼することになります。
以上
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