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平成 19 年度実績報告書

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平成 19 年度実績報告書
平成 19 年度実績報告書
豊能町
1. はじめに
豊 能 町 で は、地球 温暖 化の原 因と なる 温室効 果ガス の排 出を 削減す るた め、
「豊 能 町
地 球温 暖化 対 策実 行計 画」
(以 下「 第1次 実行計 画」という 。)を 平 成14年3月 に 策 定
し ま し た 。こ の 計 画は 、 平 成1 2 年 度を 基準 年 度 とし 、 平 成1 4 年 度か ら 平 成1 8 年
度 までの 5年間 に温 室効果 ガスの排出量 を 5.0%削 減することを目標としていまし た。
こ の 取 り組 み は 一定 の 成 果を 得 ま した が 、 シ ー トス の ワ ール プ ー ルの 増 設 等が 大 き
な 要因 とな り 、 目 標の 5.0%削減 は達 成 でき な かった とい う結 果にな りま した。
この ため 、引き 続き 、平 成19年4月に「第2 次豊 能町地 球温 暖化対 策実 行計画 」
(以
下「 第 2 次実 行計 画」という 。)を策 定し 、温室 効果 ガスの 排出 量の削 減に 取り組 む こ
と とし まし た 。
本報 告書 は、
「 第 2次 実行計 画 」の平 成19年度 の実 施状況 を取 りまとめたもので す。
2 .計 画の 概 要
( 1) 計画 期 間
基 準 年度 を 平 成1 7 年 度と し て 、 平 成1 9 年 度か ら 平 成2 3 年 度ま で の 5 年間
として い ます 。
( 2) 計画 の 対象範 囲
①
②
対象 の 事務・ 事業 の範 囲
庁 舎内 ・出先 機関 にお けるす べて の事務 ・事業 を対象 とし ます 。
なお 、 他者 (民 間等) に委 託して 行う、 事務・ 事業 は対 象外 と しま す。
対象 の 温室効 果ガ ス
本 計画 に おい て排 出量の 削減 対象と する温 室効果 ガス は、
「地 球温 暖化対 策 の 推
進に 関 す る法 律」 及び 「第1 次実 行計画 」と同 様に、 次の 6種 類とし ます 。
二酸化 炭素
メタン
一酸化 二窒素
ハイド ロフル オロ カー ボン
パーフ ルオロ カー ボン
六フッ 化硫黄
(CO 2 )
(CO 4 )
(N 2 O)
(HFC)
(PFC)
(SF 6 )
1
( 3) 計画 の 目標
基 準 年 度を 平 成 17 年 度 とし て 、 平 成 23 年 度 まで に 、 温室 効 果 ガス 総 排 出 量を
5.0% 削減 する ことを 目標 としま す。
( 4) 取り 組 み
①温 室効 果 ガス の削 減のた めの 直接的 な重要 取組み 項目
○ 電気 の 使用 に関 する取 組み
○ 公用 車 の使 用に 関する 取組 み
○ 灯 油・ ガスの 使用 に関 する取 組み
②温 室効 果 ガス の削 減のた めの 間接的 な取組 み項目
○ 備品 の 購入 ・ 使 用・廃 棄に あたっ ての配 慮
○ 水・ エ ネル ギー の使用 にあ たって の配慮
○ 公共 施 設の 設計 ・施行 ・維 持管理 ・修理 ・解体 段階 にあ たって の配 慮
( 5) 基準 年 度の 温室 効果ガ ス排 出量 と 削減目 標値
平 成 1 7 年 度 を 基 準 と し て 5.0 % 削 減 す る こ と を 目 標 と し ま す 。
基 準 年 度 ( 17 年 度 )
温 室 効 果 ガスの総 排 出
目 標 年 度 ( 23 年 度 )
温 室 効 果 ガスの総 排 出
量
量
4,391t - CO 2
4,171t - CO 2
2
3 .平 成1 9 年度 温室 効果ガ ス排 出状況
( 1) 総排 出 量
町 の事 務・事 業に 伴う温 室効 果ガス 総排出 量は 、3,513t-CO 2 で あ り 、平 成 1 7 年
度 ( 基 準 年 度 ) に 対 し 、 20.0 % の 削 減 と な り ま し た 。
○年度別温室効果ガス排出量
単 位 : kg - CO 2
平成 17 年度
温室効果ガス総排出量
4,390,630
平成 19 年度
3,513,046
基準年 度比( % )
△ 20.0
( 2) 温室 効 果ガ ス種 類別排 出量
二 酸 化 炭素 、 メ タン 、 一 酸化 二 窒 素 の 排出 量 は 次の と お りで あ り 、二 酸 化 炭 素が
全体 の 99.5%を占 めてい ます 。
単 位 : kg - CO 2
平成 17 年度
二酸化炭素
平成 19 年度
基準年 度比( % )
4,372,177
3,495,341
△ 20.1
メタン
9,001
8,659
△ 3.8
一酸化二窒素
9,452
9,046
△ 4.3
4,390,630
3,513,046
△ 20.0
合
計
3
(3)温室効果ガス種類別内訳
温室効果ガスの排出源内訳の割合は次のとおりです。
○ 二 酸 化 炭 素 ( CO 2 ) 排 出 源 内 訳
単 位 : kg - CO 2
平 成 17 年 度
電気
平 成 19 年 度
基準年度比(%)
3,697,434
2,878,359
△ 22.2
116,201
103,612
△ 10.8
88,756
77,617
△ 12.6
都市ガス
292,928
278,342
△ 5.0
LPG
114,685
103,825
△ 9.5
灯油
62,173
45,999
△ 26.0
0
7,587
-
4,372,177
3,495,341
△ 20.1
ガソリン
軽油
A重油
計
二 酸 化 炭 素 は 基 準 年 度 に 比 較 し て 20.1%( 876.8 ト ン )の 削 減 と な っ て い ま す 。
削減の要因としては、大阪府営水の導入による水道施設の休停止及びスポーツ
センター シー トスの指 定管 理 制 度 導 入 による施 設 運 営で電 気 使 用 量が減 少 となっ
た た め で す 。な お 、A 重 油 の 増 加 は 老 人 福 祉 セ ン タ ー 永 寿 荘 の ボ イ ラ ー 改 修 工 事
が完了して暖房が再開したことによるものです。
4
○ メ タ ン ( CO 4 ) 排 出 源 内 訳
単 位 : kg - CO 2
平成 17 年度
自 動 車 走 行に 伴う 排出
ガ ス 機関に お ける 燃 料 の
使 用 に 伴 う排 出 等
合
計
平成 19 年度
基準年 度比( % )
164
151
△ 7.9
8,837
8,508
△ 3.7
9,001
8,659
△ 3.8
メ タ ン は 基 準 年 度 に 比 較 し て 3.8 % ( 342 kg) の 削 減 と な っ て い ま す 。 削 減 の
要 因 と し て は 、主 に 大 阪 府 庁 等 へ の 出 張 に お い て 、職 員 が 乗 り 合 い 乗 車 を す る こ
と で 、ガ ソ リ ン 使 用 量 及 び 走 行 距 離 が 減 少 し た こ と や 、都 市 ガ ス や L P G を 使 用
している小中学校等の教育施設や出先機関で使用量が控えられたためです。
○ 一 酸 化 二 窒 素 (N 2 O) 排 出 源 内 訳
単 位 : kg - CO 2
平成 17 年度
自 動 車 走 行に 伴う 排出
ガ ス 機関に お ける燃 料 の
使 用 に 伴 う排 出
合
計
平成 19 年度
基準年 度比( % )
4,350
4,094
△ 5.9
5,102
4,952
△ 2.9
9,452
9,046
△ 4.3
一 酸 化 二 窒 素 は 基 準 年 度 に 比 較 し て 4.3 % ( 406 kg ) の 削 減 と な っ て い ま す 。
削減の要因はメタンと同様です。
5
4.エネルギー使用状況
○温室効果ガス排出に伴う活動
単位
電気
平成 17 年度
Kwh
平成 19 年度
基準年 度比( % )
6,662,044
5,186,233
△22.2
エネルギー使用量
ガソリン
L
50,050
44,626
△10.8
軽油
L
33,886
29,632
△12.6
都市ガス
㎥
140,853
133,841
△5.0
㎥
19,112
17,302
△9.5
灯油
L
24,974
18,473
△26.0
A重油
L
-
2,800
-
544,011
521,116
△4.2
液化石油ガス
( LPG )
自 動 車( 公 用 車 )走 行 距
離
km
○ エネルギー使用量
(ア)電気使用量
基 準 年 度 に 比 較 し て 22.2% ( 1,475,811kwh) の 削 減 と な っ て い ま す 。
主 な 削 減 施 設 は、水 道 施 設( 19 箇 所 の浄 水 場 等 施 設 )で 41.4%( 568,270kwh )、
ス ポ ー ツ セ ン タ ー シ ー ト ス で 35.5 %( 745,107kwh)、豊 悠 プ ラ ザ デ イ サ ー
ビ ス セ ン タ ー で 24.8 % ( 25,968kwh)、 豊 悠 プ ラ ザ で 16.7 % ( 74,141kwh)
と な っ て い ま す 。し か し 、双 葉 保 育 所 、た ん ぽ ぽ の 家 、郷 土 資 料 館 な ど で
使用量が増加しています。
(イ ) ガ ソ リ ン
公 用 車 の 走 行 に か か わ る ガ ソ リ ン 使 用 量 は 、基 準 年 度 に 比 較 し て 10.8 %
( 5,424L) の 削 減 と な っ て い ま す 。
6
(ウ)軽油
基 準 年 度 に 比 較 し て 12.6 % ( 4,254L ) の 削 減 と な っ て い ま す 。 主 な 削
減 施 設 は 、 ユ ー ベ ル ホ ー ル で 38.8% (276L)、 環 境 課 清 掃 事 務 所 で 13.9 %
(3,766L)、 消 防 本 部 ( 署 ) 東 出 張 所 で 16.8%(100L)と な っ て い ま す 。
(エ)都市ガス・液化石油ガス(LPG)
都 市 ガ ス は 、 基 準 年 度 に 比 較 し て 5.0% ( 7,012 ㎥ ) の 削 減 と な っ て い
ま す 。主 な 削 減 施 設 は 、光 風 台 小 学 校 で 20.7 % (3,369 ㎥ )、東 と き わ 台 小
学 校 で 17.9 % (2,031 ㎥ )、い き い き デ イ サ ー ビ ス セ ン タ ー で 16.3 % (1,70 6
㎥ )と な っ て い ま す 。
液 化 石 油 ガ ス ( L P G ) は 、 基 準 年 度 に 比 較 し て 9.5 % ( 1,810 ㎥ ) の
削 減 と な っ て い ま す 。 主 な 削 減 施 設 は 、 東 能 勢 小 学 校 で 18.3 % (757 ㎥ ) 、
吉 川 小 学 校 で 12.9 % (465 ㎥ )で す 。な お 、東 能 勢 中 学 校 に お い て は 、校 舎
改 築 中 は 、仮 校 舎 に て 電 気 を 暖 房 機 器 と し て 使 用 し て い ま し た が 、竣 工 後
は 従 来 ど お り LPG を 使 用 し 、そ の 使 用 量 が 80.0 %( 541 ㎥ )増 加 し て い ま
す。
(オ)灯油・A重油
灯 油 は 、国 保 診 療 所 で ボ イ ラ ー の 故 障 に よ り 使 用 し な く な っ た た め 、基
準 年 度 に 比 較 し て 、26.0 % (6,501L)の 削 減 と な っ て い ま す 。な お 、A 重 油
の 増 加 は 、老 人 福 祉 セ ン タ ー 永 寿 荘 の ボ イ ラ ー 改 修 工 事 が 完 了 し て 暖 房 が
再開したことによるものです。
○自動車(公用車)走行距離
公 用 車 走 行 距 離 は 基 準 年 度 に 比 較 し て 4.2 %( 22,895km)減 少 と な っ て
います。
7
5.今後の課題及び取組み
平 成 1 9 年 度 の 温 室 効 果 ガ ス 総 排 出 量 は 、基 準 年 度 に 比 較 し て 20.0 % の 削 減 と
な っ て お り 、第 2 次 実 行 計 画 の 初 年 度 に し て 、温 室 効 果 ガ ス 総 排 出 量 を 5.0 % 削
減する目標を達成した結果になりました。
達 成 し た 要 因 は 、主 に 電 気 使 用 量 の 削 減 に よ る 、二 酸 化 炭 素 排 出 量 の 削 減 で あ
り 、 第 2 次 計 画 策 定 時 に 見 込 め な か っ た 府 営 水 導 入 に よ る 19 箇 所 の 水 道 施 設 の
休 止 及 び 停 止 に 伴 い 48.8%(616,752kwh)、指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 し 施 設 運 営 を 行
っ た ス ポ ー ツ セ ン タ ー シ ー ト ス で 35.5 % (745,107kwh)に よ る も の で す 。
本 計 画 で は 、庁 舎 内 ・ 出先 機 関 にお け る す べて の 事 務・ 事 業 を 対象 と し てい る こ
と から 、 町 とし て 本 計画 を 推 進 する に は 、 一人 一 人 の取 り 組 みが 重 要 とな り ま す 。
そ のた め 環 境情 報 の 提供 な ど に より 、 職 員 の意 識 啓 発を 図 り より 一 層 の取 り 組 み を
進め ま す 。
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