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和田さんのWVOの取り組みプレゼン資料

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和田さんのWVOの取り組みプレゼン資料
説明内容
説明内容
‹ 地球温暖化防止にむけて
カーボンニュートラルモデルとは
カーボンニュートラルモデルとは
‹ 個人でできるカーボンニュートラルモデル
‹ 廃食用油利用の意義
‹ ガソリンとディーゼルエンジンの違い
‹ 軽油と植物油燃料の比較
‹ SVO仕様のしくみ
VO仕様のしくみ
‹ 廃食用油での運用
申請方法、車検と濾過方法
‹ 課題
‹ まとめ
‹ ディーゼル車の排気ガス規制
個人でできる地球温暖化防止
への試み(1)
身近な廃食用油で車を走らそう
身近な廃食用油で車を走らそう
2008/05/1
2008/05/17
Rev
Rev.1
和田竹彦
地球温暖化が進むと…
地球温暖化が進むと….
地球温暖化防止にむけて
カーボンニュートラルモデル
‹
‹
カーボンニュートラル
植物の炭酸同化作用によって炭酸ガスを固定して
できた植物を燃料として利用し、地表の炭酸ガスの
収支バランスがとられた状態。 (化石燃料→増加)
‹
北極海の氷河の後退による海水面上昇
- 海岸の浸食
例 : 60cm, 88%
- 島の水没による領海の消失、排他的
経済水域への影響 例 : 沖の鳥島
- 国土の水没
例 : モルジブ
平均気温の上昇
- 農作適地の北上
植物
C
CO2
化石燃料
C
国土交通省 : HP より
NASA : HP より
モルジブ 平均標高 1.5m
過去 100年間で
100年間で 10~
10~20cm 上昇
バンコク
個人でできるカーボンニュートラルモデル
(1)
個人でできるカーボンニュートラルモデル(1)
廃食用油利用の意義
廃食用油利用の意義
CO2
‹
既存の化石燃料(石油・天然ガス)
既存の化石燃料(石油・天然ガス)
輸送(タンカー)
採掘
陸送(トロリー)
軽油
LPG
CNG
ガソリン
ディーゼル車
LPG車
LPG車
天然ガス車
ハイブリッド車
ガソリン車
精製(含、脱硫)
精製(含、脱硫)
スタンド
[精製・濃縮
(ウラン)]
(ウラン)]
水素抽出
水素
燃料電池車
充電
電気
電気自動車
発電
エネルギ変換
送電・変電
40%
85%
‹ 個人でできる廃食用油利用カーボンニュートラルモデル
個人でできる廃食用油利用カーボンニュートラルモデル
廃食用油(天ぷら油等)
WVO
植物油
沈殿・濾過
植物(光合成)
SVO
(WVO)
SVO仕様
SVO仕様
ディーゼル車
CO2
廃棄物を利用
食用油ではなく、廃棄物を車の燃料として利用
のため、食用油の消費を増加させない
廃棄物処理とエネルギー利用を同時進行
‹ 地産地消
地域で発生した廃棄物を直接利用の為、
輸入・輸送・精製のためのエネルギーを削減
‹ 安全性
食用油は引火点が高い為、ガソリン・軽油・灯油
のような危険物指定でなく貯蔵・扱いが容易。
子猫がなめても安全(野外ろ過作業等)
‹
ねらい : 移動・精製に化石燃料゙を使わない、植物油のエネルギ利用モデル
1
廃食用油の濾過作業(軒先)
廃食用油の濾過作業(軒先)
ガソリンとディーゼルエンジンの違い
例 : フォルクスワーゲン ゴルフ3
ゴルフ3
点火プラグ
インジェクタ
副燃焼室
(過流室式)
燃焼室
インジェクタ
燃料:軽油
燃料:軽油
バイオディーゼル燃料
バイオディーゼル燃料
燃料:ガソリン
燃料:ガソリン
電気点火
圧縮比 10.0
自然着火
圧縮比 22.5
ピストン
クランク
ディーゼルエンジン
ガソリンエンジン
軽油と廃植物油燃料
の比較
軽油と廃植物油燃料の比較
原料
製法
軽油
原油
化石燃料
蒸留選別
比重
0.83
引火点
59℃
59℃
粘度(
1
粘度(比)
適用
ディーゼル車
バイオディーゼル
(廃)植物油
一部リサイクル
アルカリ触媒
メチルエステル化
0.87
0.87
128℃
128℃
1.6
ディーゼル車
SVO仕様のしくみ
軽油タンク
軽油タンク
2タンクシステム
SVO(WVO)
SVO(WVO)
植物油
リサイクル燃料
濾過
燃料タンク
1タンクシステム
‹
燃料を加熱 粘度を下げる
2) 温水加熱
燃料
変更部分
(改造に該当せず)
熱交換機
SVO(WVO)
SVO(WVO) 燃料戻り
温水
(90℃
(90℃~110℃
110℃)
インジェクタ
0.89
280℃
280℃
13
SVO仕様
SVO仕様
ディーゼル車
(過流室式、予燃焼式、
(過流室式、予燃焼式、
直噴式、コモンレール)
別々のユニット
エルスベット(
エルスベット(ドイツ)
ドイツ)
一体型のユニット
ラブクラフト (アメリカ)
アメリカ)
油水分離器
ラジエータ
グロープラグ
噴射ポンプ
電気ヒータ
1) ヒータ加熱
ディーゼルエンジン (過流室式)
廃食用油(
廃食用油(SVO・
SVO・WVO)
WVO)での運用
‹
申請方法
車検証備考欄に「廃食用油併用」と記載変更
車検証備考欄に「廃食用油併用」と記載変更
‹
車検
SVO仕様は改造
扱いにならない為、
SVO仕様は改造扱いにならない為、
継続車検可能でメーカー保証も受けられる
継続車検可能でメーカー保証も受けられる
‹
濾過のしかた(WVO)
濾過のしかた(WVO)
新油に近い廃食用油の上澄み使用
冬場使用
する場合は夜間に戸外で濾過
冬場使用する場合は夜間に戸外で濾過
課題
‹
ディーゼル車の入手
ディーゼル車の入手
最新型よりも10
年以上前の車種のほうが向いている
最新型よりも10年以上前の車種のほうが向いている
SVO化の実績のある中古車価格は近年高騰
SVO化の実績のある中古車価格は近年高騰
東京、埼玉、千葉、神奈川、名古屋、三重、大阪、神戸地域では
ディーゼル車に対するNOx
・PM規制をクリアする必要がある
ディーゼル車に対するNOx・
PM規制をクリアする必要がある
‹
SVO仕様にする
SVO仕様にする
使用最低気温によって1タンクシステムか2
使用最低気温によって1タンクシステムか2タンクシステムか検討必要
‹
植物油(SVO
)、廃食用油(WVO
WVO)
)入手ルートを確保する
植物油(SVO)、廃食用油(
入手ルートを確保する
地域での協力が不可欠
(大学生協、社員食堂、給食センター、お豆腐屋さん、家庭廃油等)
‹
連続使用実績がまだ4年程度
連続使用実績がまだ4年程度
SVO化への初期投資が
15000km走行以下で回収可能なことが立証
走行以下で回収可能なことが立証
SVO化への初期投資が15000km
‹
冬場の寒冷地での使用対策(燃料・配管の予熱)
冬場の寒冷地での使用対策(燃料・配管の予熱)
‹
走行中にトラブルが発生しても、冷静に判断し対処できる知識と創意工夫が必要
特にろ過不良によるトラブル
2
今後の方向性
今後のカーボンニュートラルモデルの予定
WVO利用拡大
WVO利用拡大
‹ 寒冷地での利用拡大
- 低温濾過方法の効率化
例:静的遠心濾過
- 低温での燃料配管システム改良
例:インタンクブースターポンプ、熱交換配管
‹
‹ コジェネレーションへの応用
- ディーゼル、マイクロガスタービンにて電気、
熱発生源として利用
‹
都市型エコハウスの建設。
都市型エコハウスの建設。(2008年
2008年4月 – 9月)
屋根一体型ソーラーパネル(インテグラルタイプ)で発電
積極的に売電(化石燃料に頼らず送電ロスを削減)
家庭消費電力低減
LED照明の利用
蛍光灯より低い消費電力 (15W→
(15W→6W)
地中熱利用
ヒートポンプ効率40%
以上向上
ヒートポンプ効率40%以上向上
エアコンによるヒートアイランド現象を防止
夏・冬利用による地中熱の均一化
軽電気自動車または軽ディーゼル乗用車
ソーラーパネルから充電用電源確保
まとめ
建設中の地中熱利用工事
‹
‹
カーボンニュートラルモデルとして 100% 廃食用油を燃料に
したSVO
仕様ディーゼル乗用車を2004
2004年
年10月
したSVO仕様ディーゼル乗用車を
10月より
廃食用油で走ら
せている。
廃食用油で走らせている。
SVO仕様化は全ての車種に適したものではなく、向か
SVO仕様化は全ての車種に適したものではなく、向か
ない車種もある。
‹
冬季での耐寒テストでは信州安曇野(シャロムヒュッテ)
冬季での耐寒テストでは信州安曇野(シャロムヒュッテ)
-7℃でエンジン始動できた。 --- 2006年
2006年1月
‹
今回の小さなカーボンニュートラルモデルの事例
を
今回の小さなカーボンニュートラルモデルの事例を
今後増やすことで今後
二酸化炭素排出を削減。
今後増やすことで今後二酸化炭素排出を削減。
ディーゼル車の排気ガス規制
‹
参考資料
バイオディーゼル燃料使用と低硫黄軽油の排気ガス比較
通常使用燃料
バイオディーゼル
低硫黄軽油
触媒交換後
3ヶ月
1ヶ月
検査時使用燃料
低硫黄軽油
低硫黄軽油
NOx 0.48g/km以下
0.37g/km
0.49g/km
0.48g/km以下
PM 0.055g/km以下
0.052g/km
0.09g/km
0.055g/km以下
結果(
合格
不合格
結果(新短期規制)
新短期規制)
注) 2台とも
VW Golf 使用
2台とも 94年式
94年式VW
‹
NOx/PM規制をクリアして日
NOx/PM規制をクリアして日
本で初めてディーゼル乗用車
の使用車種規制解除をおこ
なった VW Golf 3 Diesel
3
植物油燃料の違い
SVO : Straight Vegetable Oil
純植物油を直接燃料として利用。仕様変更要。
植物油を直接燃料として利用。仕様変更要。
‹ WVO: Waste Vegetable Oil
廃食用油を直接燃料として利用。仕様変更要。
‹ バイオディーゼル燃料 : 植物油にメタノールを
使って水酸化ナトリウムを触媒にメチル
エステル化。
VDF、
VDF、BDF(登録商標)と同義語。
BDF(登録商標)と同義語。
‹
WVOと
WVOとBDFの住み分け
BDFの住み分け
4
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