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取 扱 説 明 書 - ヤマダコーポレーション
Doc.No. 発 行 AUT 012U-00 2005-6 取 扱 説 明 書 フロンガス蒸発器 製品番号 : RE-10 853562 警 告 安全のため、本製品のご使用の前には必ずこの取扱説明書をよく熟読し、記載されている重要警告事項 をよく理解してください。 また、本取扱説明書をいつでも使用できるように大切に保管してください。 YAMADA CORPORATION はじめに 本書は、お使いになる本機が故障なく充分に皆様のお役にたちますことを念願して、正しい使用方法と使用上 の注意について説明したものです。 この説明書を読む前に、本機の取扱い操作は行なわないでください。 特に、注意事項について熟読されると共に、本書を常に手元に置いてご活用ください。 尚、ご使用中にご不明の点・不具合がございましたら、お買い上げの販売店又は裏面記載の弊社営業所までご 連絡ください。 * 取扱説明書、注意ラベル等を汚損・紛失した場合には、速やかにお買い上げの販売会社からご購入いただ き保管・貼付してください。 目 1 2 3 4 5 5.1 6 6.1 6.2 7 7.1 8 8.1 8.2 9 9.1 9.2 10 10.1 10.2 11 12 13 次 使用目的 警告・注意事項 使用上の注意事項 設置前の確認 各部の名称 梱包内容品の確認 取付け・接続方法 取付け方法 フロン回収装置(RRS-20)との接続 運転方法 回収 故障・修理 トラブルシューティング ボックスの分解 付属品と部品表 付属品 部品表 仕様と外観寸法 仕様 寸法図 接続図 MEMO 保証規定 - 1 ― 2 2 2 3 3 3 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 7 8 8 8 9 10 巻末 1. 使用目的 バスやトラックなど、一般乗用車より高圧状態で使用されるフロンガスを、よりスピーディーに回収することが出 *1 来、また高圧液体であるフロンガスを回収する際に発生するリキッドハンマーからコンプレッサーを保護することを 目的としたフロンガス蒸発器であります。 弊社のフロンガス回収器(RVC-22) と組み合わせて、より性能を発揮 することが出来ます。 (*1:フロンガスの液圧縮による衝撃波) 2. 警告・注意事項 安全にご使用いただく為に 本機を安全にご使用いただく為に、下図の警告マークを付して注意事項を記載しております。 人身事故・物損事故等を起すことのない様に、注意事項を必ず守っていただくようにお願いします。 警 告 注 意 警 告 この取扱説明書では、「警告」 「注意」 について次のような定義と警告表示を使用しています。 警告表示は、安全作業のための重要な事柄です。 人身事故や物的損害防止のための重要な事項が記載されていますので、必ずよく理解してから使用して ください。 警告 注意 NOTE :取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重症を負う可能性が想定される場合。 :取扱いを誤った場合に、使用者が障害を負う危険が想定される場合、及び物的損害 の発生が想定される場合。 :作業の効率化及び機器の保全がはかれる場合に記載しております。 3.使用上の注意事項 下記の警告・注意事項は、大変重要ですので必ず守ってください。 警 告 ● 所定のフロンガス回収以外の目的で使用しないでください。フロンガス回収以外に使用された場合、重大な 人身事故や物的損害を引き起こす恐れがあります。 ● 最高使用圧力 (1 MPa)以上では使用しないでください。 ラジエターの破裂や漏れが発生し、人的又は物的な損害を被ることがあります。 ― 2 ― 警 告 ● 本機の内部に高圧のフロンガスを入れたまま放置しないで下さい。 周辺の温度変化により内部圧力が上昇 し破裂する可能性があります。 使用しないときや保管するときは、内部圧力を大気圧に戻してから保管して ください。 ● ホースを取り外す際には、内部に圧力が掛かっていないか確認し、十分に注意して取り外してください。 また、接続口には顔を近づけないでください。圧力が残っている場合、ガスが一気に吹き出し火傷や失明な ど重症事故を引き起こす恐れがあります。 注 意 ● IN と OUT は正しく接続してください。 本来の性能を得られないばかりか、接続したフロンガス回収装置な どの故障の原因となります。 ● 本機の使用中は、逆さまにしたり横にしないでください。 本来の性能が得られないばかりか、接続したフロ ンガス回収装置などの故障の原因になります。 ● 付属のサービスコンセントは、最大 10A まで使用することが出来ますが、これ以上の容量を必要とする機器 は接続しないでください。 電源ケーブルや電装部の発熱などから火災の原因となります。 ● 本機を改造することは絶対にしないでください。 機能変化を起こすだけでなく人身事故や故障を生じるお 恐れがあります。 ● 前面と裏面の通気口は塞がないでください。 本来の性能が得られないばかりか、故障の原因となります。 ● アースコードを接続する際には、ガス管には接続しないでください。 4.各部の名称 ハンドル 付属品 (ボールバルブ) 付属品 (ホース) OUT (接続ニップル付) ラジエター パイロットランプ (運転中点灯) サービスコンセント (AC100V 10A) スイッチ ヒューズ (1 A) I N (接続口ニップル付) 電源コード (アース付 5m) 5.設置前の確認 5.1 梱包内容品の確認 梱包を開梱し、製品の損傷ならびに付属品の有無を確認してください。 ①本体 RE-10 1 台 ②付属品 (ボールバルブ 2 個、ホース 1 本) ― 3 ― ③取扱説明書(本書) 1 通 6.取付け・接続方法 6.1 取付け方法 この蒸発器は、弊社のフロンガス回収器 (RVC-22) と組み合わせて使用することが出来、下図のように回収 器のハンドル部に吊り下げて使用します。 注注意意 1) 取付けに際しては、平らな安定した場所を選び、フロン ガス回収器のハンドル部に本機のハンドルを引っかけて ・ 使用中は、逆さまにしたり横にしないでください。 性能が発揮出来ないばかりか、接続した回収器の 吊り下げてください。 (下図写真) 2) 接続の詳細は、9頁の接続図を参照すると共に次項に 故障の原因になります。 ・ 使用中は、前面と裏面の通気口を塞がないでくださ したがってください。 い。 故障の原因になります。 RE-10 フロンガス回収機(RVC-22) RE-10 RVC-22 ゲージマニフォールド ― 4 ― 6.2.フロン回収装置 (RVC-22) との接続 弊社のフロン回収装置 (RVC-22)をご使用の時には、9頁の接続図を参照しながら、次の接続を行ってくださ い。 1) 本機の IN 側接続ニップルに付属品のボールバルブを取付け、ゲージマニホールドとホースで接続してくださ い。 注 意 2) ゲージマニホールドの高圧側と、対象車両の高圧口 をホースで接続してください。 3) ゲージマニホールドの低圧側と、対象車両の低圧口 をホースで接続してください。 4) 本機 (RE-10) の OUT 側接続ニップルに付属品 のボールバルブを取付け、RVC-22 回収装置の回収 口とホースで接続してください。 5) 9頁の接続図のように確実に接続されたことを確認し ・ 接続口のニップルやボールバルブなどに、ゴミ などの異物を付着させないように留意してくだ さい。 ・ 接続したホースに本機が引っ張られて極端に 傾かないようにしてください。性能が発揮できな くなります。 て接続準備は完了です。 [NOTE] 付属品のボールバルブのハンドルは 180 度回転形です。 “開”位置は、通常のボールバルブと同様 に 90 度回転位置が “開”となります。 7.運転方法 7.1 回収 前項の接続方法が終了していれば回収作業を始めることが出来ます。 1) 本機の電源コードを AC100V コンセントに差込み、RE-10 のスイッチを ON にしてください。 パイロットランプ が点灯し、ラジエターファンが回り始めます。 2) 本機の IN 及び OUT のボールバルブを開き準備完 警 告 了。 3) 回収操作は、「RVC-22 フロンガス回収装置」 に付属 ・ ホースを取り外す際には、ボールバルブを閉 じ、しっかりとホースを握って、ゆっくり取り外し の取扱説明書にしたがって操作してください。 4) 回収完了後、蒸発器のスイッチを切ってください。 IN 及び OUT のボールバルブを閉じて作業終了。 5) ホースは、蒸発器内の残圧力がゼロになったことを、 操作を行ってください。 万一、内部に高圧のフロンガスが残存していた 場合には、ホースを吹き飛ばし人体へ重症を 回収装置側のゲージで確認してから取り外してくださ 負わせる恐れや、車両へ損傷を与えることがあ い。 ります。 残圧力“ゼロ”を確認 注 意 ・ ご使用中に異音等が発生しました時は、直ち にご使用を停止し、最寄りの営業所又は販売 店までご連絡ください。 ― 5 ― 8.故障・修理 故障が発生しました場合には、もう一度下記の 「トラブル 注 意 シューティング」 をご確認の上、お買い上げの販売店に 修理を依頼してください。 ・ 修理は、必ず販売店に依頼してください。 ・ 修理のために輸送されます場合には、内部か ら液漏れなどが発生しないように、IN や OUT 接続口には適当なメクラをして輸送業者にお 渡しください。 8.1 トラブルシューティング 症 状 電源が入らない。 原 因 ・ 電源コードがつながっていない。 ・ コードが断線している。 ・ ヒューズが切れている。 対 策 ・ 電源コードを接続する。 ・ コードの交換、又はコードの修理 ・ ヒューズの交換 (AC100V 1A) ラジエターファンは回ってい ・ パイロットランプ故障 ・ るがランプが点灯しない。 回収作業中にフロンガスが ・ 接続口がしっかり接続されていない。 ・ ・ 漏れる。 ・ 接続口ニップルのシール面が傷 ついている。 フロンガスの回収に時間が ・ 通気口が塞がっている。 かかる。 ・ 本機を横向きにして使用している。 ・ IN/OUT のボールバルブが閉じ かかっていないか。 パイロットランプ交換 しっかり締め直し接続してください。 ニップル交換修理を販売店に依頼 してください。 ・ 通気口を塞がない。 ・ 正しい取付姿勢でご使用ください。 ・ ボールバルブのハンドル位置を正 しい“開“位置に直す。 8.2 ボックスの分解 パイロットランプ、コードの断線修理などでボックス内部を開ける時は、ボックスカバーをとめているプッシュリベッ ト(4個)を下記の要領で抜いてください。 <プッシュリベットの分解> ① 中心のプッシュピンを 2.5mm程度へこむように、 中に押し込む。 プッシュリベットピン 鋼板 ② ここをマイナスドライバーで少しこじり開く。 ③ 隙間が出来たら、真っ直ぐリベット全体を引き抜く。 <プッシュリベットの組立> ① 上記分解時に押し込んだプッシュピンを、反対に押し戻す。 ② 鋼板の穴に差込み、中心のプッシュピンを面一まで押してロックする。 ― 6 ― 9. 付属品と部品表 9.1 付属品 本機をより効率的にご使用頂けるように、次の付属品を添付しております。 No A1 A2 部品番号 684447 695669 部品名 ボールバルブ ホース 備 考 7/16-20 UNF 2個 7/16-20 UNF (ホース外観:黄色) 1本 9.2 部品表 1 6 7 2 9 3 10 4 5 8 15-1 11 12 13 15-2 A1 A2 14 No 部品番号 9 683357 プッシュリベット 10 832393 カバーA 組立 スイッチ 11 684445 ラジエター 684991 ヒューズボックス 12 791015 ラベル (Max 10A) 5 680557 ヒューズ (100V 1A) 13 684993 サービスコンセント 6 714350 アミ 14 802493 電源コード (アース付) 7 832394 カバーB 組立 15-1 790906 ラベル (OUT) 8 790396 ラベル (製造情報ラベル) 15-2 790906 ラベル (I N) No 部品番号 1 570152 収縮チューブ 2 684990 ネオンブラケット 3 684992 4 名称 (パイロットランプ) ― 7 ― 名称 10.仕様と外観寸法 10.1 仕 様 型 製 品 番 式 RE-10 号 853562 使 用 可 能 フ ロ ン ガ ス 使 用 電 源 消費電力 (※1) 耐 圧 外形寸法 (※2) 質 量 付 属 品 (*3) 付属コード長さ (*3) CFC-12 及び HFC-134a AC100V 50/60Hz 36W(50Hz) / 31W(60Hz) 3MPa (30kgf/cm2) 220 (W)×105 (D)×230 (H) 4.4 kg ボールバルブ 2 個、 ホース 1 本 約 5m ※1 本体付属のサービスコンセントを使用した場合にはこの限りではありません。 ※2 突起部及びハンドル含まず。 *3 付属品のボールバルブとホースを不要の場合には、製品番号853517となります。 10.2 寸法図 付属品 ― 8 ― 12 . MEMO 10 13. 保証規定 本機は、厳重な検査に合格した後、皆様のお手元にお届けしております。取扱説明書、本体注意ラベル等の 注意書に従って正常なご使用をされたにも拘わらず、保証期間内に万一弊社の責任に基づく故障が起こりまし た場合には、納入日より12か月を保証期間として、当該品を無償にて欠陥部品の手直し、修理、または新品 と交換させていただきます。 ただし、二次的に発生する損失の補償及び次の場合に該当する故障についての保証は対象外とさせていただき ます。 1.保証期間:製品を納入申し上げた日より起算して12か月間といたします。 2.保証内容:保証期間中に、本機を構成する純正部品の材料、もしくは製造上の欠陥が表われ、弊社がこれを認 めた場合、修復費用は全額負担いたします。 3.適用除外:保証期間中であっても、下記の場合には適用いたしません。 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) 純正部品以外の部品を使用された場合に発生した故障。 使用・取扱上の過失による故障、保管・保安上の手入れ不十分が原因による故障。 製品の構成部品を腐食・膨潤、または溶解する様な液剤を使用されて生じた故障。 弊社、又は弊社の販売店・指定サービス店以外の手によって分解修理がなされた場合。 製品に弊社以外の手によって改造・変更が加えられ、これが原因で発生した故障。 パッキン、O‐リング、ボール、バルブシートなどの消耗品の摩耗。 お買上後の輸送、移動、落下などによる故障及び損傷。 火災、地震、水害、及びその他天災、地変などの不可抗力による故障及び損傷。 不純物や過度のドレンが混入した圧縮エアを動力として使用したり、指定の圧縮エア以外 の気体・液体を動力として使用した場合に発生した故障。 (10) 過度に摩耗性を有する材料や、本機に不適当な油脂を使用された場合の故障。 (11) 日本国外においてご使用の場合。 尚、本製品及びその付属品に使用されているゴム部品等、あらゆる自然損耗する部品、消耗部品 ならびに下記部品については、保証の適用から除外させていただきます。 ・ホース類 ・各種パッキン類 4.補修部品:補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後 5 年とさせていただきます。 製造打ち切り後 5 年を経過したものにつきましては、供給いたしかねる場合もございますので、 何卒ご了承ください。 (控) 型 製 式 造 番 号 ご 購 入 年 月 日 ご 購 入 の 販 売 店 安全に関するご注意 / ご使用の前に、取扱説明書をよくお読みのうえ正しくお使いください。 また、性能・寸法など改良のため予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 製品に対するお問い合わせは、下記営業所にお願い致します。 株式会社 ヤマダコーポレーション 本社・営業部 札幌営業所 仙台営業所 東京営業所 名古屋営業所 大阪営業所 広島営業所 福岡営業所 相模原工場 〒143-8504 〒062-0002 〒983-0034 〒143-0025 〒463-0052 〒537-0025 〒733-0833 〒816-0088 〒229-1112 東京都大田区南馬込 1 丁目 1 番 3 号 札幌市豊平区美園二条 6 丁目 3 番 16 号 仙台市宮城野区扇町 2 丁目 2 番 44 号 東京都大田区南馬込 1 丁目 1 番 3 号 名古屋市守山区小幡宮ノ腰 7 番 38 号 大阪市東成区中道 3 丁目 15 番 2 号 広島市西区商工センター5 丁目 3 番 5 号 福岡市博多区板付 5 丁目 18 番 14 号 神奈川県相模原市宮下 1 丁目 2 番 38 号 TEL(03)3777-4101(代) TEL(011)821-0630(代) TEL(022)232-4743(代) TEL(03)3777-3171(代) TEL(052)795-0222(代) TEL(06)6971-5301(代) TEL(082)278-5341(代) TEL(092)581-5477(代) YAMADA AMERICA Inc. 1200 Nuclear Drive West Chicago, Illinois 60185, U.S.A YAMADA EUROPE B.V. 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