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スライド 1
参 考 資 料
平成21年9月
1.空港の整備運営を巡る状況
(1)航空ネットワークとアジア各国の空港整備
(2)我が国の今後の空港整備
(3)複数空港の役割分担
(4)羽田・成田のさらなる容量拡大に向けた動き
(5)関西空港の課題
(6)福岡・那覇空港の整備
(7)効率的な空港運営に向けた動きと対応
2.航空事業の現況等
(1)需要の動向
(2)航空企業経営の動向と路線撤退・運休の現状
(3)航空企業支援パッケージ
(4)羽田発着枠の配分の検討
(5)機材小型化の動き
1.空港の整備運営を巡る状況
(1)航空ネットワークとアジア各国の空港整備
我が国の空港整備状況
種_別
A 拠
点
記号
空
港
供
用
ジ ェ ッ ト化
大
型
化
未
供
28
28
26
0
① 会 社 管 理 空 港
■
3
3
3
0
② 国
港
●
20
20
19
0
③ 特定地方管理空港
○
5
5
4
0
管
理
空
B 地
方
管
理
空
港
▲
53
32
7
2
C そ
の
他
の
空
港
★
10
1
1
0
港
☆
6
5
3
1
97
66
37
3
D 共
_
注
用
合
空
_
計
_
用
A 「拠点空港」とは、空港法(昭和31年法律第80号。以下「法」という。)第4条第1項各号に掲げる
空港(成田国際空港、東京国際空港、中部国際空港、関西国際空港並びに国際航空輸送網
又は国内航空輸送網の拠点となる空港)をいう。
①「会社管理空港」とは、成田国際空港、中部国際空港及び関西国際空港をいう。
②「国管理空港」とは、法第15条第1項に規定する国管理空港をいう。
③「特定地方管理空港」とは、空港整備法及び航空法の一部を改正する法律(平成20年法律
第75号)附則第3条第1項に規定する特定地方管理空港をいう。
B 「地方管理空港」とは、法第5条第1項に規定する国際航空輸送網又は国内航空輸送網を形成
する上で重要な役割を果たす空港をいう。
C 「その他の空港」とは法第2条に規定する空港のうち、「拠点空港」、「地方管理空港」及び「公共用
ヘリポート」を除く空港をいう。
D 「共用空港」とは、法附則第2条第1項に規定する共用空港をいう。
* 公共用ヘリポートは除く。
* 図中の
印はジェット化空港を示す。そのうち、
印(太線)は大型化空港を示す。
* 空港名の下の数字は滑走路長(m)であり、( )印は現在整備中であることを示す。
国内航空ネットワークの構造
平成19年度年間旅客数100万人以上の路線(24路線)
※ 線の太さは、旅客数の多寡を示す
その他路線数
空港
その他 29路線
※ 年間100万人以上の路線を持つ空港を掲載
(新潟は参考掲載)
※ 円の大きさは、国内線旅客数の多寡を示す
新千歳
佐渡
その他 9路線
函館
新潟
小松
その他10路線
その他 5路線
その他 4路線
仙台
広島
その他21路線
その他 29路線
福岡
その他 9路線
伊丹
その他1路線
北九州
長崎
大分
神戸
その他 3路線
その他 31路線
その他 17路線
その他 6路線
関空
その他 7路線
熊本
羽田
宮崎
その他 18路線
鹿児島
その他 6路線
その他 30路線
その他 6路線
那覇
石垣
その他9路線
松山
その他3路線
中部
その他 20路線
高松
※ 航空輸送統計年報より航空局作成
国際拠点空港における国際・国内ネットワークの現状
関西国際空港
成田国際空港
就航先(国際線)
36カ国、2地域
(98都市) 1726便/週
外航56社、本邦6社
就航先(国際線)
25カ国、3地域
(68都市)
760便/週
外航46社、本邦5社
就航先(国際線)
就航先(国際線)
14カ国、2地域
(32都市) 344便/週
外航24社、本邦3社
※2008年冬ダイヤ
※2008年冬ダイヤ
※2008年冬ダイヤ
イギリス フランス ドイツ オランダ
イタリア スウェーデン フィンランド
ウズベキスタン ロシア
イギリス フランス ドイツ オランダ
オーストリア イタリア デンマーク
スイス フィンランド ロシア
ウズベキスタン カザフスタン
アメリカ カナダ
メキシコ ブラジル
エジプト イラン
ルコ
中部国際空港
ト
成田国際空港
韓国 中国 (台湾)(香港)モ
ンゴル ベトナム タイ フィ
リピン シンガポール インド
ネシア マレーシア インド
パキスタン
スリランカ
モルディブ
オーストラリア
フィ
ジー ニュージーランド
パプアニューギニア
アメリカ
アメリカ
エジプト アラブ首長国連邦
エジプト アラブ首長国連邦
カタール トルコ
カタール トルコ
韓国 中国 (台湾) (香港)
タイ フィリピン シンガポール
ベトナム インドネシア
韓国 中国 (台湾) (香港)
(マカオ) ベトナム タイ フィリ
ピン シンガポール
インド
インドネシア
マレーシア
就航先(国内線)
函館
花巻 秋田
福島 羽田*
高知 松山
福岡 佐賀*
鹿児島 那覇 石垣 宮古
*関空/羽田・佐賀の定期貨物便
を含む
札幌
8都市 133便/週 3社
※2008年11月現在
16都市
中部国際空港
オーストラリア
オーストラリア
ニュージーランド
就航都市 : 札幌 女満別 釧路 旭川 函館
就航都市 : 札幌 女満別 旭川
就航都市 : 札幌 小松 仙台 中部
大阪 広島 福岡 那覇
アメリカ
アラブ首長国連邦
関西国際空港
就航先(国内線)
就航先(国内線)
ドイツ フランス ロシアフィ
ンランド
青森
新潟
松山
熊本
女満別
旭川
札幌
21都市
函館
花巻 仙台
米子 徳島
大分 長崎
鹿児島 那覇
札幌 旭川
函館
※2008年11月現在
青森
※2004年7月現在
秋田
秋田
花巻
仙台
女満別
釧路
560便/週 3社
390便/週 4社
※2008年11月現在
※2006年4月現在
秋田
成田
福岡
宮崎
花巻
仙台
新潟
福島
小松
米子
羽田
成田
広島
伊丹
中部
成田国際空港
福岡
福岡
松山
佐賀
高知
福岡
長崎
関西国際空港
: 2008年11月現在就航している都市
中部国際空港
宮崎
鹿児島
那覇
: 2008年11月現在就航している都市
徳島
大分
熊本
鹿児島
松山
石垣
宮古
那覇
那覇
: 2008年11月現在就航している都市
(なお、台湾、香港及びマカオは地域としてカウントしている。)
地方空港における国際航空ネットワークの展開
地方空港22空港において
週423便の定期国際旅客便が就航
就航都市数:21都市
新千歳空港(8都市43便)
旭川空港
ソウル:2便
福岡空港(16都市166便)
ソウル:7便 釜山:4便
香港 :7便 上海:3便
北京 :2便 大連:2便
台北 :13便 グアム:4便
ユジノサハリンスク:1便
秋田空港
ソウル:25便 釜山:21便 済州:3便
北京:11便(うち大連経由7便、青島経由4便)
大連:14便(うち北京行7便)
青島:4便(北京行)
上海:21便
広州:2便
瀋陽:3便
台北:21便(うち香港行7便) 香港:14便(うち台北経由7便)
シンガポール:5便 バンコク:7便 マニラ:5便
ホーチミン:3便 グアム:7便
ソウル:3便
新潟空港(6都市19便)
ソウル:7便 上海:2便
ハルビン:4便
ウラジオストック:2便
ハバロフスク:2便
グアム:2便
小松空港(3都市10便)
広島空港(7都市39便)
ソウル:4便 上海:4便 台北:2便
ソウル:7便 上海:7便
北京 :5便(大連経由)
大連 :9便(うち北京行5便)
台北 :7便 バンコク:2便
グアム:2便
函館空港(2都市5便)
青森空港
ソウル:4便
ソウル:3便
ユジノサハリンスク:2便
仙台空港(7都市30便)
ソウル:7便 台北:5便 長春:2便
北京:6便 (うち大連経由2便、上海経由4便)
大連:2便(北京行) 上海:4便(北京行) グアム:4便
福島空港(2都市5便)
ソウル:3便 上海:2便
美保空港
富山空港(4都市11便)
ソウル:3便
ソウル:3便 上海:2便 大連:3便
ウラジオストック:3便
高松空港
長崎空港(2都市5便)
ソウル:3便
上海:2便 ソウル:3便
大分空港
ソウル:3便 上海:2便
宮崎空港(2都市7便)
ソウル:3便
静岡空港(2009年6月開港予定)
ソウル:7便 上海:7便
北京:3便(大連経由) 大連:3便(北京行) グアム:2便
松山空港(2都市5便)
ソウル:3便
熊本空港
岡山空港(5都市22便)
ソウル:5便 台北:2便
鹿児島空港(3都市7便)
ソウル:3便 上海2便 香港:2便
那覇空港(3都市28便)
ソウル:5便
台北:14便
上海:2便
香港:7便
※2008年10月26日現在の定期旅客便数。(※2008年冬期期首事業計画による)
便数は週当たりの往復便数。経由便の場合、経由地も1便としてカウント。
就航都市数には経由地も含む。
仁川空港の日韓路線と成田・関西両空港の国内路線
国際ネットワーク
国際ネットワーク
成
田
国
際
空
都市数
便数
8都市
133便/ 週
国際ネットワーク
仁
川
国
際
空
港
都市数
便数
24都市
331便 / 週
関
西
港
国
際
空
港
都市数
便数
15都市
399便/ 週
アジア各国における国際拠点空港の整備状況
東アジア地域で複数の滑走路を有する大規模空港が次々に整備される中、我が国も国際競争力向上の観点から国
際拠点空港の整備推進が重要。
5,358
1,272
北京首都
4,087
3,123
40.0
4000m
3750m
3750m
万回
3800m
3800m
3200m
2,892
1,309
3400m
3800m
4000m
3,075
19.5
3,424
仁 川
21.3
万回
47
124
2180m(2500m)
4000m
※2本目の滑走路を‘09年度末までに延長予定
関 空
4,630
上海(浦東)
1,662
香 港
25.4
万回
4,630
バンコク
(スワンナブーム)
3,548
万回
1,583
3,954
成 田
12.6
1,106
万回
557
4000m
3500m
30.5
万回
中 部
3800m
3800m
3,163
1,186
10.4
558
万回
628
3500m
3,522
26.6
3700m
4000m
791
シンガポール
万回
3,522
4000m
4000m
22.3
万回
凡 例
発着
回数
旅客数(万人)
国際線
国内線
※ 国土交通省、ICAO、ACI、各空港HP等の資料に基づき航空局作成。
※ 発着回数及び旅客数についてはACIデータ2007。
滑走路
整備中
供 用
世界主要空港の滑走路本数及び貨物量
ヒースロー
羽 田
(イギリス)
(2010年供用予定)
2,500
2,500
3,000
3,000
131
1,962
3,658
3,891
130
1
スキポール
仁 川 (韓
145
(オランダ)
2,014
3,300
3,400 145
3,450
3,500
3,800
フランクフルト
212
シャルル・ド・ゴール
100
2,722
3,137
3,384
3,394
224
86
223
2,180
(2,500)
4,000
1
186
関 空
84
4,000
184
359
メンフィス
80
3,500
15
(アメリカ)
4
3
浦 東
177
(中 国)
184
344
(フランス)
2,700
2,700
3,600
3,600
(アメリカ)
212
(ドイツ)
4,000
4,000
4,000
186
67
成 田
国)
4,000
4,000
3,750
3,750
ロサンジェルス
67
183
チャンギ
169
(シンガポール)
チェックラップコック
340
4,000
4,000
(香 港)
4,000
4,000
8
4,000
183
340
4,000
2,700
2,700
2,800
3,300
160
24
空港名 (国・地域)
滑走路(m)
計画中
(供用予定時期)
3,800
3,800
供 用
貨物量(万t)
国際線
国内線
出典:滑走路はエアポートハンドブック2006及びACIデータ
貨物量は継越貨物を含む(ACIデータ2005)
(2)我が国の今後の空港整備
大都市拠点空港の機能強化
○
○
○
大都市圏拠点空港の整備を推進。
羽田の容量制約が国内ネットワークのボトルネック。再拡張が急務。
今後の国際航空需要に向けて、着実な整備が必要。
成
田
羽
2010年3月の供用を目指し北伸による平行滑走路の2,500m化等を推
進し、発着枠を20万回から22万回へ拡大。
平行滑走路2180m
未買収地を避けて北側に滑走路を延長
関
空
中
空港連絡橋
(20年度:道路部分売却)
一期空港島
A滑走路(3,500m)
滑走路
一期国際貨物地区
鉄道駅
旅客ターミナルビル
二期国際貨物地区
(20年度:事業実施)
二期空港島
A滑走路(3,500m)
B滑走路(4,000m:平成19年8月2日供用)
N
走路
B滑
00m
2,5
A滑走路
3,000m
国
際
線
地
区
多
摩
川
第
タ2
ー旅
ミ客
ナ
ル
第
タ1
ー旅
ミ客
ナ
ル
C滑走路
3,000m
東
京
湾
連絡誘導路
m
路 2,500
新設滑走
部
2005年2月17日に開港。現在、航空会社における燃油費の高騰等に
よる不採算路線の見直しなどもあって、旅客・貨物とも利用状況に伸
び悩みがみられる。
約 4.3㎞
2007年8月2日に2本目
の滑走路が供用開始さ
れ、我が国初の完全24
時間運用可能な国際拠
点空港が誕生。2本の
旅客船バース
滑走路を「フル活用」し、
更なる国際競争力の強
化を図るため、物流施設
の二期島への展開や連
絡橋道路売却に伴う料
金引下げによるアクセス
改善等を推進。
2010年10月の供用を目指し、新
たに 4本目の滑走路等を整備
し、年間の発着能力を約1.4倍の
40.7万回に増強。また、供用開始
時に国際旅客定期便を昼間約3
万回、深夜早朝約3万回就航
(昼間は羽田にふさわしい近距
離アジア・ビジネス路線を展開し、
深夜早朝は欧米を含む世界の
主要都市に就航し、首都圏全体
の国際航空機能を24時間化す
る)。
田
3,500m
3,500m
【空港島全景】
中
中部国際空港
部 連絡道路
国
中部国際空港
際
連絡鉄道
空
港
地
域
開
発
用
地
空港連絡橋
平成19年8月15日撮影
約1.9㎞
1.9㎞
対
岸
地
域
開
発
用
地
(3)複数空港の役割分担
世界の大都市圏における複数空港の役割分担事例
○ニューヨークにおいては、ラガーディア空港の容量制約等から、同空港にペリメーター規制が設けられている。
○ロンドンにおいては、ほぼ自然な形で空港の棲み分けがされているが、一部混雑緩和の為の規制が設けられている。
○パリにおいては、オルリー空港の容量制約・環境問題に対応するための規制が設けられている 。
ニューヨーク
スタンステッド
ラガーディア
ニューアーク
空港
JFK
(24km)
ニュー
アーク
ニュ ー ヨ ー ク 24km
(25km)
ラガー
ディア
(15km)
JFK
滑走路
機能分担の考え方
機能分担の現状
制限無し
国際線(全方面)過半数、
国内線
制限無し
国内線過半数
(国際線は中南米、
欧州方面中心)
2134m×2
ヒースロー
10km
国際線に関してはプレ
クリアランス施設のある
空港に限る。
また、土曜日の運行に
関しては規制適用除外
ロンドンシティー
25km
パ リ
1508m
ガトウィック
14km
3316m
オルリー
3650m
3320m
2400m
滑走路
機能分担の考え方
機能分担の現状
(都心からの距離)
空港
滑走路
機能分担の考え方
機能分担の現状
ヒースロー
3901m
3660m
混雑時間帯から
貨物専用便・
ジェネアビを排除
国際線全方面及び
国内線(全体の1割未満)
シャルル・
ド・ゴール
4215m
4200m
2700m×2
制限無し
国際線全方面及び
国内線(フィーダー路線)
3316m
混雑時間帯から
貨物専用便・
ジェネアビを排除
国際線(オセアニアを除く)及び
国内線(全体の1割未満)
オルリー
(24km)
ガトウィック
(43km)
スタンステッド
国内線主体
ルートン
(50km)
ロンドン
シティー
(10km)
◆2000年に施行されたAIR-21(21世紀の航空投資と
改革に関する法律)により、ラガーディア、JFKでは69
年より実施されていたスロット制限を2007年に廃止す
ることが決定。
4215m
4200m
2700m
2700m
空港
(都心からの距離)
(国際線は中南米、
カナダ方面中心)
◆ラガーディア空港に適用されるペリメーター・ルール
(1500マイルを超える路線の運行は不可)を除き、運航
形態を制約するルールは存在しない。
43km
リ
シャルル・ド・ゴール
3048m
ロンドン
3901m
3660m
(51km)
1500マイル以内の国内線
及び国際線並びにデンバー
51km
2160m
4442m
3460m
3048m
2560m
4442m
3460m
3048m
2560m
3353m
3048m
2073m
50km
24km
3353m
3048m
2073m
(都心からの距離)
ルートン
2134m
2134m
15km
25km
パ
ロ ン ド ン
3048m
制限無し
2160m
制限無し
1319m
制限無し
欧州方面国際線・国内線
貨物専用便・LCC拠点
欧州方面国際線・国内線
LCC拠点
欧州方面国際線
及び国内線
(25km)
(14km)
3650m
3320m
2400m
企業毎の便数の上限
(1日4便)を設定
ただし路線毎の年間旅客数に
応じて一定座席以上の航空機
を使用すれば制限を免除
国内線及び
国際線
(欧州・アフリカ方面主体)
(ビジネス需要に特化)
◆EU理事会規則(路線参入)により、ロンドン都市圏内
の路線配分は自国が権限を有す。
◆ロンドン都市圏内に適用された省令(86年、91年改
正)により、 ヒースロー及びガドウィックでは、貨物専
用便・ジェネアビの運航が混雑時間帯に限り原則禁止。
◆ヒースロー及びガドウィック以外に路線配分に関する
規制は無いものの、空港間での着陸料体系・水準に
差異があること等から、航空会社による空港選択の結
果として、空港毎の機能分担がされているところ。
◆EU理事会規則(路線参入)により、パリ都市圏内の
路線配分は自国が権限を有す。
◆パリ都市圏内に適用された省令(94年制定)により、
①EU域内路線はシャルル・ ド・ゴール及びオルリー空
港で運航、②オルリー空港での便数制限(各社1日往
復4便以内)、③使用機材による便数制限免除 等が
定められた(大陸間国際線への規制は無い)。
→オルリー空港の空港容量制約・環境問題が規制の
背景に。
参考)2003年 「複数空港における機能分担」(花岡伸也)等により航空局作成
東京における空港等の分布図
茨城空港
80km
横田飛行場
38km
首都圏空港(成田・羽田)における国際航空機能拡充プラン
~「世界と結ぶ成田」と「世界に開く羽田」の一体的活用による国際航空機能の最大化~
● 首都圏空港(成田・羽田)における国際線の拡充については、国のみで決定できるものではなく、千葉県をはじめとする
地元自治体等の協力を得て進めることが不可欠。以下の考え方を基本に、今後、地元自治体等の関係者とよく相談。
<2010年に向けた施策>
2010年の供用開始当初の首都圏空港(成田・羽田)の増枠を最大限活用し、国際航空機能を最大化
羽田空港
国際定期便を昼夜合わせて約6万回就航
成田空港
〔昼間:約3万回〕
羽田にふさわしい近距離アジア・ビジネス路線を展開
 羽田の増枠は、管制官及びパイロット双方の慣熟により安全を
確保しつつ段階的に実施するが、供用開始当初の増枠分を
できるだけ(約3万回)国際線に振り向ける。
 羽田にふさわしい近距離アジア・ビジネス路線として、ソウル、
上海等の都市、更に、北京、台北、香港まで就航。
〔深夜早朝:約3万回〕
欧米を含む世界の主要都市に就航し、首都圏全体の国際航空機能を24時間化
 騒音問題により成田が閉鎖されている深夜早朝(23時~翌6時)に、
国際定期便を約2万回増
豊富な国際線ネットワークを更に強化
首都圏空港の
一体的活用
 約2万回の増枠を国際線に充当
して、我が国の国際航空需要に
応える。
• 滑走路延伸を踏まえた長距離
路線の充実
• 需要の伸びの著しいアジア諸国と
国際ネットワークの拡充
• 高需要路線のデイリー化 等
 都心とのアクセスを改善
国際定期便を就航させ、首都圏空港一体として国際航空機能の
(日暮里=成田間を51分から
羽田空港
23時
24時間化を実現。
連携リレーにより
36分に大幅短縮)
22時
24時間化
〔深夜・早朝〕
 23時~翌6時の時間帯だけでは欧米便等について
〔昼間〕
約3万回増
旅客利便性の良いダイヤの設定が困難であり、また、成田では
(羽田)
 貨物地区の整備等による
約5万回増
6時
(成田約2万回
国際物流拠点機能の高度化
6時台の出発・22時台の到着がないこと等を踏まえ、6時台・
+羽田約3万回)
7時
22時台に羽田からの国際線の就航を可能とし(これまで羽田は
羽田空港
近距離アジア・
6時台の到着・22時台の出発のみ特定時間帯として国際線の
連携リレーにより
ビジネス路線
24時間化
就航が可能)、同時間帯を成田と羽田の国際航空機能をリレー
成田空港
するための時間帯(リレー時間帯)として活用。
これにより、欧米をはじめとした世界の主要
上記の具体的施策を実現できるよう所要の航空交渉を精力的に推進
都市へ国際旅客定期線の就航を実現。
<2010年以降の将来の方向性>
成田・羽田両空港を一体的に活用し、増大する首都圏航空需要に24時間通して質・量ともに最大限対
応
● 首都圏の空港容量については、2010年以降、約17万回(成田:約2万回、羽田:昼間約11万回、
深夜早朝約4万回)の段階的な増枠を予定(これにより、現在でも国内・国際合わせて発着回数、
旅客数ともにアジア最大である首都圏空港の機能を更に強化。)
現在のアジアの主要都市の空港の発着回数の実績
東京(成田・羽田)
上海(浦東・虹橋)
北京
香港
ソウル(仁川・金浦)
52.6万回
(2010年以降、さらに17万回増加)
41.0万回
37.7万回
29.0万回
27.7万回
● さらに、当該増枠によっても、概ね10年後には首都圏の空港容量が再び満杯になると予想される
ため、管制、機材、環境、施設等あらゆる角度から可能な限りの空港容量拡大施策を検討。
● 羽田は、国内線需要に適切に対応しつつ、国内・国際双方の需要の伸びを勘案し、
昼間(6時~23時)は、羽田のアクセス利便性を活かせる路線を中心として国際線の増加を推進。
成田からの国際線就航のない深夜早朝は、欧米をはじめとした世界の主要都市への就航により、
首都圏全体の国際航空機能を24時間化。
● 成田は、世界各地との豊富なネットワークを有する我が国最大の国際空港としての強みを一層強化。
さらに、成田新高速鉄道等の空港アクセス改善の進展を踏まえ、国内線も充実。
● なお、個々の具体的施策は、地元自治体や航空企業等の関係者の意見を十分に踏まえて推進。
また、空港容量の拡大に伴う騒音問題等の社会的コスト負担についても留意。
都心と羽田・成田両空港及び両空港間の鉄道アクセスの現状
成田高速鉄道アクセス線
(平成22年度開業予定)
日暮里~成田空港第2ビル
51分→36分へ
成田新高速鉄道
日暮里駅の駅改良
(平成21年度完成予定)
日暮里~空港第2ビル
最速36分(予定)
土屋
印旛日本医大
小室
押上
池袋
日暮里
上野
秋葉原
東京
新宿
泉岳寺
品川
成田
京成高砂
短絡線の整備イメージ
渋谷
東京
京成本線
押上
成田空港
成田エクスプレス
都営浅草線
浜松町
日暮里~空港第2ビル
現行最速51分
泉岳寺
品川
京
急
線
千葉
東京~空港第2ビル
現行最速50分
〔都心と成田空港の鉄道アクセスの現状〕
○都心から成田へは、現在、整備中の成田新高速鉄道が開業(平成22年度)すると、
浜松町~羽田第1ビル
日暮里~成田空港(空港第2ビル)間のアクセス時間は51分→36分
品川~羽田空港
現行最速16分
京急
○東京駅から成田へは、成田エクスプレスを利用すると、
現行最速14分
蒲田
東京~成田空港(空港第2ビル)間のアクセス時間は50分
〔都心と羽田空港の鉄道アクセスの現状〕
川崎
○東京~(京浜東北線)~浜松町~(東京モノレール)~羽田空港(1ビル) 24分
羽田空港
東京~(京浜東北線)~品川~(京急線)~羽田空港 28分
〔両空港間の鉄道アクセスの現状〕
○羽田空港~(京急線)~(都営浅草線)~(京成線)~成田空港(2ビル) 106分(直通電車)
京急蒲田駅の駅改良
〔高速化に向けた検討〕
(平成24年度完成予定)
横浜
短絡線整備等により、都心と成田空港のアクセス30分台、都心と羽田空港のアクセス20分台、
直通運転6本→9本/時
両空港間のアクセス50分台の実現を目指し、調査・検討中
東京モノレール
※アクセスの現状の各所要時間は現行最速の値
関西地域における空港分布図
伊丹空港
12km
神戸空港
33km
関西国際空港
41km
関西三空港(関空、伊丹、神戸)のあり方について
平成17年11月
関西3空港懇談会にて航空局より説明し了承
関西3空港については、関空二期2007年限定供用、大阪国際空港の運用見直し、神戸空港の開港を
踏まえた上で、関空を核としつつ、伊丹、神戸を加えた3空港をトータルとして最適運用を図るという観
点から、以下のように運営されていくことが適当と考えている。
関西国際空港は西日本を中心とする国際拠点空港であり、関西圏の国内線の基幹空港。国際線が就航す
る空港は、今後とも関空に限定することが適当。2007年の2期限定供用に向けては、平成16年12
月の大臣合意を踏まえ、2007年度13万回程度、2008年度13.5万回程度の発着回数を確保す
べく、利用促進が大きな課題。現在、関西国際空港全体構想促進協議会による「関西国際空港集客・利用
促進事業」や地元企業による「関空利用促進宣言」などの取り組みがなされているところであるが、引き
続き、地元経済界、自治体、関空会社が一体となって、関空の集客・利用促進を実施。
伊丹空港は国内線の基幹空港。環境と調和した都市型空港とするという観点から、平成16年に運用見
直しの方針を決定した。これにより、発着回数は総枠370(うちジェット枠については200)を上限、
運用時間は7時から21時までの14時間。また、空港整備法上の位置付けに関しては、空港整備法上の
空港種別の在り方の見直しの必要性等の論点を踏まえ、第2種A空港への変更につき、次期社会資本整備
重点計画の策定の中で、交通政策審議会航空分科会において検討を行う。
神戸空港は150万都市神戸及びその周辺の国内航空需要に対応する地方空港。運用時間は15時間。
3空港間の役割分担を踏まえつつ、安全かつ円滑な航空機の運航の観点から、1日の発着回数は60回、
年間の発着回数は2万回程度が上限となる。
(4)羽田・成田のさらなる容量拡大に向けた動き
成田空港の容量拡大に向けて
○ 成田空港は、平成22年3月に年間発着容量が22万回に増加。
○ 平成22年の成田空港の北伸整備や羽田空港の再拡張事業による発着容量の増大によっても、概ね10年後に、首都圏の空港
容量は限界に達する。
○ 平成20年3月に、成田空港会社から地元に対し、空港容量拡大の方向と可能性について説明。
【説明要旨】現行の運用時間(6時~23時)のままでも、環境面、施設面及び運用面の制約が解消されればA・B滑走路で最大
約30万回までの処理が可能。
成田空港のポテンシャル(最大処理能力の可能性)
約15万回/年
運用面等の制約を解消
することで約15万回まで
は処理可能
約15万回/年
B滑走路も運用面等
の制約を解消するこ
とでA滑走路同等の
処理が可能
(現状)
13.5万回/年
(現状)
6.5万回/年
A滑走路
(4,000m)
B滑走路
(2,500m)
環境面、施設面
及び運用面の制約が
解消されれば
最大約30万回
までの処理が可能
成田空港の容量拡大に向けてはB滑走路
をA滑走路同等の処理能力にすることがポ
イント
平成21年1月23日 成田空港に関する四者協議会開催
国、千葉県、成田空港圏自治体連絡協議会を構成する市町及び成田空港会社が、成田空港の更なる容量拡大の検討
の着手に合意。これを受け、成田空港会社は30万回を前提に作業を行う旨表明。
※「成田空港に関する四者協議会」とは、
成田空港の機能充実と地域との共生の推進に向けた課題について、関係4機関で協議する場として平成13年5月に設置され、これまでに
10回開催されている。北伸による平行滑走路の整備を行うにあたっても、騒音対策など様々な課題について本協議会で調整を行った。
構 成/国(航空局長)/千葉県(知事)/成田空港圏自治体連絡協議会を構成する市町(成田市、富里市、山武市、香取市、芝山町、多古町、
横芝光町、栄町、神崎町の9市町)の首長/成田国際空港株式会社(社長)
羽田空港
C滑走路延伸事業
羽田空港において、深夜早朝時間帯に就航する長距離国際線の大型化が可能となるよう、C滑走
路を南側へ約360m延伸する。
【概要】
事業費 約300億円
事業期間 概ね5年
【効果】
陸域(北側の市街地方面)への騒音軽減に
より、深夜早朝時間帯における3000m級
滑走路の使用が可能となることから、長距
離国際線の大型化が可能となり、首都圏
国際空港機能の強化が見込まれる。
羽田空港の総合的容量拡大調査
羽田空港の更なる容量拡大・機能強化について、事業効果の比較的早期の発現が期待できる方
策を中心に、あらゆる角度から可能な限りの方策を総合的に検討する。
D滑走路(2,500m)
【平成22年10月供用予定】
【主な調査内容】
ジェット噴射(エンジンブラスト)が航空機に
与える影響の調査・検討
C滑走路延伸(360m)
A滑走路とB滑走路の干渉解消の検討
格納庫による風向・風速の変化に関する調
査・検討
各種風洞実験
B滑走路(2,500m)
駐機スペースの確保の検討
空港容量推計
A滑走路(3,000m)
出発
飛行ルート・空域等の完成方式の検討
容量拡大に伴う騒音対策の検討
B滑走路への到着機がA・B
滑走路交差点を過ぎなければ
A滑走路からの出発が出来な
い
~エンジンブラストの干渉による問題点(イメージ)~
首都圏国際ハブ空港の実現のための総合的調査
我が国の首都圏空港である成田空港、羽田空港について、東アジアにおける国際ハブ空港間の
競争に勝ち抜くために必要な調査、検討を総合的に実施する。
【主な調査内容】
成田国際空港
欧米・アジアの国際ハブ空港の現状
の調査・分析
将来需要の分析
首都圏国際ハブ空港を実現するた
めに必要な課題整理と解決方策の
検討
北伸整備事業完了後【H22.3】
20万回 → 22万回
(課題例)
-空港容量拡大に伴う国際、国内ネッ
トワークの拡充のあり方
-空港内及び空港間における乗り継ぎ
の円滑化
-施設利用料金、運賃のあり方
東京国際空港
(羽田空港)
D滑走路供用開始【H22.10】
※発着回数の増加は、管制の安全確保等を図りつつ段階的に実施
30.3万回 → 40.7万回(※)
(5)関西空港の課題
関西3空港の経緯
昭和39年
伊丹空港へのジェット機乗り入れ開始
平成3年11月
昭和44年以降
伊丹空港周辺住民より国を相手とした訴訟・調停の申請が
多発
第6次空港整備5カ年計画閣議決定(神戸空港を
「予定事業」として組み入れ)
関空の開港
昭和46年10月
運輸大臣、航空審議会に「関西国際空港の規模及び位置」
を諮問
昭和48年3月
神戸市長、神戸沖新空港反対表明
関空の位置決定
昭和49年8月
航空審議会答申「関西国際空港の位置は泉州沖が最適」
「関西国際空港は、大阪国際空港の廃止を前提として、
その位置及び規模を定める(※)」
平成7年12月
2期事業着手決定
平成8年度予算政府原案において、関空2期事
業着手決定
(※ この意味は、大阪国際空港の廃止を決定したものではなく、
「仮に同空港が廃止されても、その役割を十分に果たし得る新空港
の建設を推進すること」と解されている)
平成11年7月
関空2期事業現地着工
平成16年9月
伊丹空港において高騒音機材の就航禁止及び
YS代替ジェット枠の見直しの段階的実施を決定
昭和57年6月
神戸市「神戸沖新空港計画試案」発表
平成6年9月
同年12月
関空事業に着手
同年12月
昭和59年1月
昭和58年度予算案に関西空港に対する着工準備調査費
を計上
泉州沖案について、地元3県(大阪府、兵庫県、和歌山県)
の同意(注)細田運輸大臣と坂井兵庫県知事共同コメント:
神戸沖空港の整備のための調査については運輸省としても
できるだけ協力
伊丹の存続決定
平成2年
存続後の伊丹空港の運用形態等をとりまとめた協定書
(いわゆる存続協定)を調停団及び11市協との間で
11月~12月調印
同年12月
平成17年11月
関西空港供用開始。伊丹空港の国際便等100
枠(50便)が関西空港に移転
平成7年度予算政府原案において、神戸空港着
工準備調査費を計上
16年大臣間合意
財務大臣・国土交通大臣間合意:2007年2期限
定供用に向けた施設整備について合意
第4回関西3空港懇談会:関西3空港の役割分担
について国土交通省から地元に説明し、了承
平成18年2月
神戸の開港
神戸空港供用開始
平成19年8月
関西空港B滑走路供用開始
3空港会社の貸借対照表比較(平成20年度連結決算ベース)
関空は用地造成事業に多額の費用を要したため、有利子債務1兆1,175億円、資本金8,100億円、総資産1兆9,800億円と
成田や中部に比べて巨額。
関西国際空港株式会社
【資産の部】
19,800
固定資産
19,500
(単位:億円)
【負債の部】
13,800
社債
7,300
長期借入(有利子)
3,500
成田国際空港株式会社
長期借入(無利子)
2,400
その他
600
【純資産の部】
6,000
資本金
8,100
流動資産
300
利益剰余金
△2,100
【資産の部】
10,100
【負債の部】
7,900
固定資産
9,600
有利子負債
5,700
無利子負債
900
その他
1,200
流動資産
500
【資本の部】2,200
資本金・資本準備金 1,500
利益剰余金
600
(注1)「流動資産等」は流動資産及び繰延資産 (注2)航空局調べ。なお、各項目は百億円未満四捨五入。
中部国際空港株式会社
【資産の部】
5,300
固定資産
5,200
流動資産等
100
【負債の部】
4,500
有利子負債 2,800
無利子負債 1,600
その他
100
【資本の部】800
資本金
利益剰余金
840
△30
3空港会社の収支構造比較(平成20年度連結決算ベース)
○関空は、売上に比して支払利息が過大であり、経営を圧迫。
○関空は、売上高992億円に対し有利子債務が1兆1,175億円とおよそ11倍であるのに対し、成田はおよそ3倍、
中部はおよそ6倍。(有利子債務に対し売上が少ない)
成田国際空港株式会社
経常利益
142
支払利息
減価償却費
504
(単位:億円)
売上
1,895
92
航空系収入
980
関西国際空港株式会社
経常利益
支払利息
227
減価償却費
330
38
補給金
90
売上
992
航空系収入
429
経費等
1,157
非航空系収入
915
経常利益
△18
開業費償却
18
支払利息
41
非航空系収入
563
経費等
中部国際空港株式会社
減価償却費 161
487
経費等
282
(注1)「経費等」は上記以外の経費と営業外収益の差。
(注2)航空局調べ。なお、各項目は億円未満四捨五入。
売上
航空系収入
484
208
非航空系収入 276
(6)福岡・那覇空港の整備
那覇・福岡空港の利用状況
○那覇空港は、滑走路1本の空港としては、旅客数は国内第2位、発着回数は第2位。
○福岡空港は、滑走路1本の空港としては、旅客数は国内第1位、発着回数は第1位。
国内主要空港の旅客数(平成19年度)
国内主要空港の年間発着回数(平成19年度)
(万人)
(万回)
8,000
7,000
40
国際線
6,690
35
33.5
国内線
6,000
30
万
5,000
25
4,000
20
19.5
3,233
3,000
14.2
14.2
15
1,828
2,000
1,783
1,649 1,594
12.9
12.3
12.3
10.3
10.2
10
1,494
1,159
1,000
13.0
5
0
0
羽田 成田新千歳福岡 関西 伊丹 那覇 中部
3
2
2
1 2
2 1 1
羽田 成田 福岡 関西 伊丹 那覇 中部 新千歳
3
2
1
(注)赤数字は滑走路の本数
2
2
1
1
2
〔出典〕空港管理状況調書(平成19年度)
福岡空港の抜本的な空港能力向上に向けた取り組み
H14.12
H19.6
交通政策審議会航空分科会答申
~H14年度
交通政策審議会航空分科会答申
H15~H20年度
調査段階
事前調査段階
福岡空港の
総合的な調査
H21年度
H22年度予定
構想・施設計画段階
・空港概略計画策定
・具体的な施設計画
・具体的な施設計画
環境影響評価
工事段階
※ 調査段階に引き続き、住民等の
意見を把握しながら計画を策定。
・21~22年度にかけて、滑走路増設案を基本として、構想・施設計画の検討を行う。
〔福岡空港の総合的な調査で示した滑走路増設案の概要〕
西側配置(滑走路間隔210m)改良案
国内線ターミナル
現滑走路2800m
増設滑走路2500m
国際線ターミナル
○処理容量:18.3万回/年(19.7万回/年)
※( )内書は昼間時間帯の有効活用時
○工事期間:約7年
※他に環境影響評価、用地買収、埋蔵文化財調査
などの期間が必要
○概算費用:約2,000億円
那覇空港の抜本的な空港機能向上に向けた取り組み
H14.12
H19.6
交通政策審議会航空分科会答申
交通政策審議会航空分科会答申
~H14年度
H15~H19年度
H20年度
H22年度予定
H21年度
調査段階
事前調査段階
那覇空港の
総合的な調査
構想段階
環境影響評価
施設計画段階
工事段階
・21年度は、20年度に構想段階で選定した滑走路増設案を基に、具体的な施設配置の検討を行う。
・22年度は、環境アセスメントに必要な現地調査を実施する。
〔那覇空港の構想段階で選定した滑走路増設案の概要〕
○処理容量:509回/日
○工事期間:約7年
*他に環境アセスメントや漁業補償等の
期間が必要
○概算費用:約1,900億円
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