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ベンチャーファイナンス応用研究
講義1.イントロダクション 社会人MBA ベンチャー・ファイナンス応用研究 { { { { { 神戸大学大学院経営学研究科 助教授 忽那憲治 Email: [email protected] URL: http://www.b.kobe-u.ac.jp/kutsuna/index.htm { { 担当教官とTAの自己紹介 講義の目的と進行チャート 成績評価 受講生の自己紹介 メーリング・リスト管理者の決定とメーリング・リスト の作成 各講義の課題およびグループ分けを確認する担当 者の決定 各講義課題のためのグループ分け 1 担当教官・TA { { z { 講義の目的 担当教官 忽那憲治 ティーチング・アシスタント z { { 高橋陽二(前期博士課程2年) 小山陽平(前期博士課程1年) { 「ベンチャー・ファイナンス応用研究」受講者 のメーリングリスト(管理担当者の決定) z 2 { 連絡、講義資料の配付、質問等に使用 { 企業家活動(アントレプレナーシップ)の重要 性およびわが国の現状・課題を理解する。 企業家活動における「ファイナンス」の重要 性およびわが国の現状・課題を理解する。 企業家活動に伴うリスクをできる限り小さく するための「手法」について理解・実践する。 企業家活動を実践するための準備作業とし て、ビジネス・プランを作成する。 企業家活動「研究」の重要性および分析枠 組み、リサーチ・デザインの設計を理解する。 3 成績評価 { 課題(講義2) 5つのレポートによる評価(20点*5) z z z z z 4 { ベンチャー企業の企業分析 ベンチャー・キャピタルの企業分析 ビジネス・プランの作成 中小企業・ベンチャー企業向け施策の評価・提 言 企業家活動研究のリサーチ・デザイン { { 5 デイビッド・ストーリー『アントレプレナーシップ入門』 の第1章と第2章を読んで、企業家活動の重要性 および、企業家活動を対象とした研究の重要性を 報告(2グループ程度) London Business School, Global Entrepreneurship Monitor, 2002 Executive Reportを読んで、国際比較の視点から日本の企 業家活動の現状を報告(2グループ程度) 『中小企業白書』2002年版、2003年版の第1部、 第2部、『新規開業白書』 2002年版、2003年版を 読んで日本の企業家活動の現状と制約要因につ いて報告(2グループ程度) 6 1 テーマ1 講義2.企業家活動の役割・現状・課題 { { { 企業家活動(アントレプレナーシップ)の重要 性、企業家活動を対象とした研究の重要性 を理解する。 国際比較の視点から見た日本の企業家活 動の現状と課題を理解する。 日本の企業家活動の現状と制約要因を理 解する。 { 企業家活動の重要性 z z { 企業家活動を対象とした研究の重要性 雇用創出、経済活性化、技術革新 (資料) z デイビッド・ストーリー『アントレプレナーシップ入 門』有斐閣、2003年。 7 テーマ2 { { テーマ3 国際比較の視点から見た日本の企業家活 動の現状と課題 z 8 { { Total Entrepreneurial Activity (TEA) Index 日本の企業家活動の現状と制約要因 (資料) z (資料) z z z z London Business SchoolのGEM 2002 Executive report 下記のホームページから入手 http://www.london.edu/fem/Research/ research.html 中小企業庁『中小企業白書』2002年版、2003年 版。 国民生活金融公庫総合研究所『新規開業白書』 2002年版、2003年版。 9 課題(講義3) { { { 10 講義3.ベンチャー企業の分析(1) 経営戦略分析(産業分析、競争戦略分析、企業戦 略分析)の基礎知識の習得のため、パレプ他『企業 分析入門』の第1章と第2章、マイケル・ポーター 『競争戦略論Ⅰ』の第1章と第2章を読んでおく。 企業家(経営チーム)の分析の基礎知識の習得の ため、ティモンズ『ベンチャー創造の理論と戦略』の 第6章と第7章を読んでおく。 企業分析で取り上げるタリーズ・コーヒー・ジャパン (現フードエックス・ブローブ)と、比較対象企業のス ターバックス、ドトールの企業データ(ホームページ、 有価証券報告書、発行目論見書等)を入手しておく。 11 { { { 経営戦略分析(産業分析、競争戦略分析、 企業戦略分析)の基礎を理解する。 企業家(経営チーム)分析の基礎を理解す る。 ベンチャー企業の分析を実践する。 12 2 テーマ1 { { { { テーマ2 経営戦略分析(産業分析、競争戦略分析、 企業戦略分析)の基礎 Five Forces Analysis セグメンテーション、ポジショニング (資料) z z { { { 企業家(経営チーム)の分析 報酬とインセンティブ (資料) z ジェフリー・ティモンズ『ベンチャー創造の理論と 戦略』ダイヤモンド社、1997年、第7章。 パレプ、ヒーリー、バーナード『企業分析入門(第 2版)』東京大学出版会、2001年。 マイケル・ポーター『競争戦略論Ⅰ』ダイヤモンド 社、1999年。 13 テーマ3 { { { { { { 課題(講義4) 企業分析の実践 グループに分かれて産業分析、競争戦略分析、企業戦略分析、 経営チーム分析を進める。 分析業界はコーヒー・ショップ 分析対象企業はタリーズ・コーヒー 比較対象企業はスターバックスとドトール (資料) z z 各社のホームページ、有価証券報告書、発行目論見書等。 創業者(経営者)の著書。 { { { 14 { { { 松田公太『すべては一杯のコーヒーから』新潮社、2002年。 鳥羽博道『想うことが思うようになる努力:ドトールコーヒー成功の原 理・原則』プレジデント社、1999年。 ハワード・シュルツ、ドリー・ジョーンズ・ヤング『スターバックス成功 物語』日経BP社、1998年。 財務分析の基礎知識の習得のため、パレプ 他『企業分析入門』の第3章と第9章を読ん でおく。 各グループでタリーズ・コーヒーの産業分析、 競争戦略分析、企業戦略分析、経営チーム 分析を進める。 財務分析を行うために、分析対象企業と比 較対象企業のデータを入手し、ノート・パソコ ンに入力しておく。 15 講義4.ベンチャー企業の分析(2) { { { 16 テーマ1 財務分析(比率分析)の基礎を理解する。 財務分析(キャッシュ・フロー分析)の基礎を 理解する。 ベンチャー企業の分析を実践する。 17 { 財務分析(比率分析) z z 時系列分析 クロス・セクション分析(対象企業との比較) 18 3 テーマ2 { テーマ3 財務分析(キャッシュ・フロー分析) z z z { 営業キャッシュフロー 投資キャッシュフロー 財務キャッシュフロー の推移を分析。 企業分析の実践 z グループに分かれて財務分析(比率分析と キャッシュ・フロー分析)を進める。 19 課題(講義5) { { { 20 講義5.新規事業のコンセプトと戦略 新規事業のアイデア(ビジネス・アイデア)を各自で 考えておく。 新規事業のコンセプトに関する基礎知識の習得の ため、マグレイス、マクミラン『アントレプレナーの戦 略思考技術』の第1章∼8章を読んでおく。 新規事業を実施・継続するための戦略に関する基 礎知識の習得のため、マグレイス、マクミラン『アン トレプレナーの戦略思考技術』の第9章と大江・北 原『儲けの戦略』の第5章を読んでおく。 { { { 新規事業のコンセプトを固めるための基礎 を理解する。 企業分析における産業分析、競争戦略分析、 企業戦略分析、経営チーム分析の逆の視 点からの分析 ビジネス・プランの作成 21 テーマ1 { { z z { { テーマ2 新規事業のフレームワーク 製品サービスの差別化と再構築 z { { Q&A法 消費チェーン分析 アトリビュート分析 { { 市場セグメントの見直し (資料) z z 22 参入戦略 儲けの戦略 反撃戦略 (資料) z リタ・マグレイス、イアン・マクミラン『アントレプレナーの戦 略思考技術』ダイヤモンド社、2002年。 大江建、北原康富『儲けの戦略』東洋経済新報社、2002 年。 23 z リタ・マグレイス、イアン・マクミラン『アントレプレ ナーの戦略思考技術』ダイヤモンド社、2002年。 大江建、北原康富『儲けの戦略』東洋経済新報 社、2002年。 24 4 テーマ3 { { { 課題(講義6) ビジネス・アイデア 各自で考えたビジネス・アイデアを出し合う グループ討論と全体討論 { { { 忽那『中小企業金融とベンチャー・ファイナ ンス』の序章と終章を読んでおく。 わが国で利用可能な資金調達方法をリスト アップしておく。 板倉『社長失格』を読んで、ハイパーネット 社の資金調達のどこに問題があったかにつ いて各グループで意見をまとめておく。 25 テーマ1 講義6.ベンチャー企業の資金調達方法 { { { { 26 資金供給方法(融資と出資)の違いについ て理解する。 企業の成長ステージと資金調達方法の変遷 について理解する。 ベンチャー企業にとっての資金調達方法選 択の重要性について理解する。 コーポレート・ファイナンスとベンチャー・ファ イナンスの違いについて理解する。 { { { 融資と出資の違い 融資資金の提供者(銀行)は何を重要視す るか。 出資者(ベンチャー・キャピタル)は何を重要 視するか。 27 テーマ2 { z z z z { テーマ3 企業の成長ステージと資金調達方法の変遷 z 28 シード期 スタートアップ期 その他のアーリーステージ 成長期 成熟期 { { { { ベンチャー企業にとっての資金調達手段選 択の重要性 板倉『社長失格』のケースで議論 アメリカのケースとの比較 (資料) z タリーズ・コーヒーのケース z 29 板倉雄一郎『社長失格』日経BP、1998年。 ジェリー・カプラン『シリコンバレー・アドベン チャー』日経BP、1995年。 30 5 テーマ4 { { { { 課題(講義7) コーポレート・ファイナンスの基礎理論(DCF, Discount Rate, Net Present Value) ベンチャー・ファイナンスへのNPV理論適用の問題点 コーポレート・ファイナンスとベンチャー・ファイナンスの違い (株主の価値最大化と起業家の価値最大化)(分散投資が可 能な投資家と分散投資が困難な起業家) (資料) z z z { { 大江、北原『儲けの戦略』を読んでおく。 付録のソフトウェアをノート・パソコンにイン ストールしておく。 ブリーリー、マイヤーズ『コーポレート・ファイナンス(上)』日経 BP、2002年、第2章∼第6章。 Richard Smith and Janet Smith (2003) Entrepreneurial Finance (2nd Edition), Wiley. 山本一彦「21世紀のアントレプレナー・ファイナンス」『月刊資本 市場』2003年、10月号。 31 講義7.新事業のコンセプトとシュミレー ション { { { { 32 テーマ1 リスク分析とシュミレーション(モンテカルロ・ シュミレーション)の基礎について理解する。 DDP (Discovery Driven Planning)の基礎に ついて理解する。 逆損益計算法の基礎について理解するとと もに、具体的ケースで実践する。 マイルストン計画法の基礎について理解す るとともに、具体的ケースで実践する。 { { { 新事業のリスク分析の基礎 モンテカルロ・シュミレーションの基礎 クリスタル・ボールを使った実践 z z z z ①コストの見積もり ②事業計画(複数プロジェクト)の中での選択 ③売上予測 等々 33 テーマ2 { z z z { テーマ3 DDP (Discovery Driven Planning)の基礎 z { 目標設定 プロフィット・モデルの作成 仮説の抽出 事業の評価と分析 z 逆損益計算法の実践 z z { (資料) z 34 (資料) z リタ・マグレイス、イアン・マクミラン『アントレプレナーの戦 略思考技術』ダイヤモンド社、2002年。 大江建、北原康富『儲けの戦略』東洋経済新報社、2002 年。 35 ケースの紹介 各グループで各自の新事業プランを検討 z リタ・マグレイス、イアン・マクミラン『アントレプレ ナーの戦略思考技術』ダイヤモンド社、2002年。 大江建、北原康富『儲けの戦略』東洋経済新報 社、2002年。 36 6 テーマ4 { マイルストン計画法の実践 z z { 課題(講義8) { ケースの紹介 各グループで各自の新事業プランを検討 { (資料) z z リタ・マグレイス、イアン・マクミラン『アントレプレ ナーの戦略思考技術』ダイヤモンド社、2002年。 大江建、北原康富『儲けの戦略』東洋経済新報 社、2002年。 { { 忽那『中小企業金融とベンチャー・ファイナンス』の 第1章∼3章、忽那・山田・明石『日本のベンチャー 企業』の第5章を読んでおくこと。 ストーリー『アントレプレナーシップ入門』の第7章を 読んでおくこと。 リレーションシップ・バンキングとクレジット・スコアリ ングに関する文献を読んでおくこと。 池田銀行、八光信用金庫のヒアリング記録集を読 んでおくこと。 37 38 講義8.銀行融資 { { { テーマ1 { 日本の中小企業およびベンチャー企業向け 融資の現状について理解する。 銀行の融資審査に関する基礎(リレーション シップ・バンキングとクレジット・スコアリン グ)について理解する。 銀行の融資担当者をゲストに、銀行融資の あり方や問題点について議論する。 日本の中小企業およびベンチャー企業向け融資の 現状 z z z z { 時系列分析 クロス・セクション分析(業種別) 金融機関業態別分析 中小企業・ベンチャー企業と銀行との関係(銀行サービス に対する満足度) (資料) z z 忽那憲治『中小企業金融とベンチャー・ファイナンス』東洋 経済新報社、1997年、第1章∼第3章。 忽那憲治、山田幸三、明石芳彦編『日本のベンチャー企 業』日本経済評論社、1999年、第5章。 39 40 テーマ2 { 銀行の融資審査に関する基礎知識 z z { テーマ3 { リレーションシップ・バンキング クレジット・スコアリング { z (資料) z z z 銀行の融資担当者をゲストに議論 (資料) 由里宗之『リレーションシップ・バンキング入門』 金融財政事情研究会、2003年。 エリザベス・メイズ『クレジット・スコアリング』シグ マベイスキャピタル、2001年。 デイビッド・ストーリー『アントレプレナーシップ入 門』有斐閣、2003年、第7章。 41 z z 池田銀行と八光信用金庫のヒアリング記録集 下記のホームページ(業績一覧→ワーキングペー パー)より入手。 http://www.b.kobeu.ac.jp/kutsuna/index.htm 42 7 課題(講義9) { { { 講義9.ベンチャー・キャピタル 忽那『中小企業金融とベンチャー・ファイナ ンス』の第5章と第6章を読んでおくこと。 アメリカのVCを扱ったストルス『eボーイズ』 を読んでおくこと。 株式公開VC5社の企業データ(ホームペー ジ資料、有価証券報告書、目論見書等)を 入手し、データをノート・パソコンに入力して おくこと。 { { { ベンチャー・キャピタル投資の基礎について 理解する。 ベンチャー・キャピタル投資の現状(日米英) について理解する。 日本の株式公開VC5社のデータを分析し、 わが国VCが抱える問題について議論する。 43 テーマ1 { テーマ2 ベンチャー・キャピタル投資の基礎 z z z 44 パートナーシップ形態 資金調達から資金回収まで 投資対象と投資審査(ベンチャー企業の企業価値の評価 方法) DCF法 マルチプル法 { ベンチャー・キャピタル・メソッド { ファースト・シカゴ法 { z z z { { { { ベンチャー・キャピタル投資の現状 (資料) z (資料) z ジェフリー・ティモンズ『ベンチャー創造の理論と戦略』ダイ ヤモンド社、1997年、第14章。 日本 アメリカ イギリス z 忽那憲治『中小企業金融とベンチャー・ファイナ ンス』東洋経済新報社、1997年、第5章、第6 章、第8章。 各国のVC協会のホームページ(忽那ホーム ページのLINKを参照) 45 課題(講義10) テーマ3 { 株式公開VC5社のデータを各グループで分析 z z z z z { 46 { JAFCO NIF Ventures { ソフトバンク・インベストメント 日本アジア投資 フューチャー・ベンチャーキャピタル 忽那『中小企業金融とベンチャー・ファイナ ンス』第4章、6章、7章を読んでおくこと。 タリーズ・コーヒーの発行目論見書(第1部 証券情報)、訂正目論見書を読んでおくこと。 (資料) z 各VCのホームページ、有価証券報告書、発行目論見書 等。 47 48 8 講義10.新規公開市場(IPO) { { { { テーマ1 新規公開市場の現状について理解する。 新規公開のプロセスと証券会社の役割につ いて理解する。 新規公開コストについて理解する。 新規公開企業の特徴について理解する。 { 新規公開市場の現状(日本) z z z { { { JASDAQ マザーズ ヘラクレス(旧ナスダック・ジャパン) 新規公開市場の現状(アメリカ) 新規公開市場の現状(イギリス) (資料) z z 忽那憲治『中小企業金融とベンチャー・ファイナンス』東洋 経済新報社、1997年、第4章、第6章、第7章。 各国証券市場のホームページ(忽那ホームページの LINKを参照) 49 テーマ2 { { テーマ3 新規公開のプロセス z 50 { タリーズ・コーヒーのケース { z 公開価格の決定 z 初値の決定 { (資料) z z z 入札方式とブックビルディング方式 { 新規公開コスト 直接的コスト マーケット・メイキングとダッチ方式 { 間接的コスト(アンダープライシング) { タリーズ・コーヒーのケース 市場全体の傾向 (資料) { タリーズ・コーヒーの発行目論見書と訂正目論 見書。 引受手数料 その他のコスト { z タリーズ・コーヒーの発行目論見書と訂正目論見書。 51 課題(講義11) テーマ4 { 新規公開企業の特徴 z z z { { { { 業種 規模 所在地域 { 証券会社(アンダーライター)の役割 日米英のアンダーライターの引受活動 (資料) z 52 { 忽那憲治『中小企業金融とベンチャー・ファイナンス』東洋 経済新報社、1997年、第4章、第6章、第7章。 53 バレプ他『企業分析入門』の第10-13章を 読んでおくこと。 渡辺『ケースと図解で学ぶ企業価値評価』も あわせて参照。 タリーズ、スターバックス、ドトールの株価 データ(日時ベース)と、同時期のインデック スのデータ(例えばJASDAQ Index)を入 手し、ノート・パソコンに入力しておく。 54 9 講義11.ベンチャー企業の分析(3) { { 将来性分析、企業価値評価(バリュエーショ ン)の基礎を理解する。 将来性分析、企業価値評価(バリュエーショ ン)の実践。 テーマ1 { { { { { 将来性分析、企業価値評価(バリュエーション)の 基礎 DCF法 資本コスト(Discount Rate)とCAPM リアル・オプション (資料) z z z パレプ、ヒーリー、バーナード『企業分析入門(第2版)』東 京大学出版会、2001年。 渡辺茂編『ケースと図解で学ぶ企業価値評価』日本経済 新聞社、2003年。 トム・コープランド他『企業価値評価』ダイヤモンド社、 2002年。 55 課題(講義12) テーマ2 { { { 将来性分析、企業価値評価(バリュエーション)の 実践 タリーズ・コーヒーのケース (資料) z z z 56 { { パレプ、ヒーリー、バーナード『企業分析入門(第2版)』東 京大学出版会、2001年。 渡辺茂編『ケースと図解で学ぶ企業価値評価』日本経済 新聞社、2003年。 トム・コープランド他『企業価値評価』ダイヤモンド社、 2002年。 { { ガブロン他『起業家社会』を読んでおくこと。 ストーリー『アントレプレナーシップ入門』の第8章と StoreyのSix Steps to Heavenの論文を読んで おくこと。 忽那の信用保証制度に関する論文と、江島の中小 企業創造活動支援政策に関する論文を読んでおく こと。 わが国の施策については、『中小企業白書』2002 年版、2003年版の施策編を合わせて参照。 57 講義12.中小企業・ベンチャー企業支援 施策 { { { 58 テーマ1 中小企業・ベンチャー企業向け施策の評価 方法について理解する。 わが国の支援施策の現状について分析す る。 世界の支援施策に学ぶとともに、わが国の 支援施策について有効な施策に向けた改 善点の提言を行う。 59 { { 施策評価の視点 ストーリー「天国への6つのステップ」 z z { モニタリング(第1∼第3ステップ) エバリュエーション(第4∼第6ステップ) (資料) z Storey, D. (2000), Six Steps to Heaven: Evaluating the Impact of Public Policies to Support Small Businesses in Developed Economics, Sexton, D.L. and Landström, H. eds. Handbook of Entrepreneurship, Blackwell. 60 10 テーマ2 { わが国の施策の現状(例として2つの制度を検討) z z { テーマ3 信用保証制度 中小企業創造活動促進政策 { 世界の支援施策に学ぶ { わが国の施策を各グループで1つ取り上げ 分析し、改善点の提言 { (資料) z (資料) z z z 忽那憲治「わが国信用保証制度の改革の方向性をめぐって」中 小企業総合事業団『信用保険』第46巻第1号、2003年1月。 忽那憲治「中小企業金融における信用保証制度の役割−わが 国信用保証制度改革に関する論点整理に向けて−」全国信用 保証協会連合会『信用保証』第105号、2003年3月。 江島由裕「創造的中小企業支援政策の評価」『一橋ビジネスレ ビュー』第50巻2号、2002年。 z z 起業家社会の構築に向けたイギリスの施策 グループ討論と全体討論 ロバート・ガブロン、マーク・コーリング、ジェラル ド・ホルサム、アンドレア・ウェストール『起業家 社会』同友館、2000年。 61 課題(講義13) { { 62 講義13.学術研究とリサーチ・デザイン De Vaus, Research Design in Social Research, 2001, Part 1 (chap.1-3)を 読んでおくこと。 3つ程度の研究テーマを取り上げる(忽那が 指定)。各グループでそのテーマに関連する 論文を3∼5本、海外のトップジャーナルか ら見つけだす。 { { リサーチ・デザインの設計に関する基礎知 識を習得する。 企業家活動を対象とした英文の学術研究を 取り上げ、リサーチ・デザインについて議論 する。 63 テーマ1 { z z z { { テーマ2 リサーチ・デザインの設計 z 64 { Experimental Designs Case Study Designs Longitudinal Designs Cross-Sectional Designs z z z データの収集 (資料) z 企業家活動を対象とした英文の学術研究を 取り上げ議論 z De Vaus, Research Design in Social Research, 2001, Sage Publications, Part 1 (chap.1-3) { 65 分析アプローチ データセットの魅力 論文の独自性(なぜアクセプトされたか) 論文の課題と改善のための提案 グループ討論と全体討論 66 11 課題(講義14) { { { 講義14.最終発表会(1) ベンチャー企業の企業分析の発表(2グ ループ)にむけた資料を準備しておくこと。 ベンチャー・キャピタルの企業分析の発表 (2グループ)にむけた資料を準備しておくこ と。 ビジネスプランの発表(2グループ)にむけた 資料を準備しておくこと。 { { { ベンチャー企業の企業分析の発表 ベンチャー・キャピタルの企業分析の発表 ビジネス・プランの発表 67 課題(講義15) { { 68 講義15.最終発表会(2) 施策評価の発表(3グループ)にむけた資料 を準備しておくこと。 リサーチ・デザイン分析の発表(3グループ) にむけた資料を準備しておくこと。 69 { { 施策評価・提言の発表 リサーチ・デザインの発表 70 最終の課題提出 { 5つのレポートをグループの代表者が提出 (締め切り日は後日指定) z z z z z ベンチャー企業の企業分析 ベンチャー・キャピタルの企業分析 ビジネス・プランの作成 中小企業・ベンチャー企業向け施策の評価・提 言 企業家活動研究のリサーチ・デザイン 71 12