...

火災・救急・救助の概況 - 上越地域消防事務組合

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

火災・救急・救助の概況 - 上越地域消防事務組合
火災・救急・救助の概況
NIIGATA JOETSU AREA FIRE DEPT.
目
次
火災概況
1 火 災 発 生 状 況 …………………………………………………………………… 1
2 出
火
原
因 …………………………………………………………………… 3
3 火災による死傷者 …………………………………………………………………… 3
4 住宅用火災警報器 …………………………………………………………………… 4
救急概況
1 救 急 出 動 状 況 …………………………………………………………………… 6
2 救 急 搬 送 人 員 …………………………………………………………………… 8
救助概況
1 救 助 出 動 状 況 ……………………………………………………………………10
2 救
助
人
員 ……………………………………………………………………12
高 速 道 路 出 動 状 況 ……………………………………………………………………13
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
1 火災発生状況
火災件数は31件
平成28年上半期の火災件数は31件で、昨年より3件減少しています。また、建物火災
は21件で、昨年より3件減少しています(1-1表、1-1図)
。
火災件数を月別にみると、1月に8件と多く発生しています(1-2図)
。
上半期火災発生状況
1-1表
平成28年
構成比
平成27年
構成比
増
(件)
(%)
(件)
(%)
(件)
31
100.0
34
100.0
△3
21
67.7
24
70.6
△3
(12)
(38.7)
(15)
(44.1)
(△3)
林野火災
2
6.5
1
2.9
1
車両火災
4
12.9
5
14.7
△1
その他火災
4
12.9
4
11.8
0
火災件数
建物火災
(住宅火災)
上半期火災件数の推移(最近10年間)
1-1図
(件)
50
減
46
火災件数
建物火災
うち住宅火災
40
40
34
34
38
33
34
33
31
29
30
24
26
25
24
19
20
22
20
21
15
13
14
10
24
20
16
13
15
14
8
12
8
0
平成19
1
20
21
22
23
24
25
26
27
28(年)
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
1-2図
上半期月別火災発生状況
(件)
14
平成27年
12
12
平成28年
10
8
8
6
5
5
6
5
4
4
2
7
6
3
3
1
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
春 季 火 災予 防 運動 期 間 延 長
今年の新潟県内における春季火災予防運動は、県内
で住宅火災や林野火災が頻発し、火災発生件数が急
増したことから、実施期間を5月8日まで1か月延
長するという異例の事態となりました。
また、県内他市で10棟を焼損し、1人が死亡す
る火災が発生したことを受け、上越地域消防では住
宅密集地からの出火を防止するため戸別訪問を実
施し、注意喚起チラシを配布しました。
【春季火災予防運動期間中(4/1~4/7)の県内の火災件数】
2
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
2 出火原因
「電気関係」、「たき火」が出火原因の第1位
平成28年上半期の出火原因は、
「電気関係」
、
「たき火」が6件で最も多く、次いで「ス
トーブ」、
「放火(放火の疑い含む)
」が3件、
「こんろ」、
「内燃機関」が2件となっています
(1-2図)
。
1-2図
上半期火災の主な出火原因
10
9
平成28年
平成27年
8
6
6
6
4
4
3
3
3
2
2
2
1
1
0
0
0
電気関係
たき火
ストーブ
放火
こんろ
内燃機関
0
マッチ・ライター
※電気関係…電気配線の短絡、電気装置等から出火したもの
※内燃機関…車両エンジン等の内燃機関から出火したもの
3 火災による死傷者
死者は1人
負傷者は6人
平成28年上半期の火災による死者は1人、負傷者は6人となっています。死者1人は、
建物火災で発生しています(1-5図、1-6図)。
1-5 図
死者数の推移(最近5年間)
(人)
10
下半期
上半期
8
6
2
3
2
4
2
5
5
4
0
2
0
平成24年
3
25
26
27
1
28(年)
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
1-6図
負傷者数の推移(最近5年間)
(人)
15
下半期
上半期
10
3
5
5
2
5
7
3
5
6
6
27
28(年)
0
平成24年
25
26
※消火活動中に火傷、気道熱傷等を負ったもの
4 住宅用火災警報器
設置率は93.6%
平成28年6月1日時点における住宅用火災警報器の設置率は93.6%、条例適合率
は80.2%となっています。
※設 置
率:火災予防条例において設置が義務付けられている住宅の部分(すべての寝室と寝室が2階にある場合は
階段の上部)のうち、1箇所以上設置されている世帯の全世帯に占める割合
※条例適合率:火災予防条例において設置が義務付けられている住宅の部分(すべての寝室と寝室が2階にある場合は
階段の上部)のすべてに設置されている世帯の全世帯に占める割合
住宅用火災警報器の奏功事例
住宅用火災警報器の設置が義務付けられた平成18年からの奏功事例は42件報告され
ています。そのうち73.8%に当たる31件が台所で発生しています(1-10図)。
1-10図
奏功事例発生場所の割合(平成18年からの累計)
その他・不明
3件(7.1%)
作業所
脱衣室
1件(2.4%)
2件(4.8%)
(平成28年6月現在)
合計:42件
居室
5件(11.9%)
台所
31件(73.8%)
4
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
住宅用火災警報器の奏功事例
◇平成28年4月
ガスこんろにかけた鍋から発煙
鍋をこんろにかけたままその場を離れたため、空焚き状態となり
発煙し、厨房に取り付けられていた住宅用火災警報器が鳴動。警報
音に気づいた通行人が近所の家へ知らせ、付近住民が建物内へ入り
ガスこんろの火を止め、消火しました。早期に対応できたため、大
きな被害はありませんでした。
火事です!
火事です!
死者が発生した住宅火災と住宅用火災警報器設置有無の関係
新潟県内で過去5年間の死者が発生した住宅火災について、住宅用火災警報器設置の有無を
分析した結果です。
①
② 高齢者の死者が発生した火災における
死者が発生した火災における
住宅用火災警報器設置状況
作動あり 14件
住宅用火災警報器設置状況
作動あり 6件
住警器有 40件
(35.7%)
(38.2%)
住警器無 72件
住警器無 47件
(64.3%)
(61.8%)
作動不明 26件
作動不明 23件
③ 逃げ遅れが原因で死者が発生した火災における
住宅用火災警報器設置状況
作動あり 11件
住警器有 22件
(35.5 %)
住警器無 40件
(64.5%)
作動不明 11件
5
住警器有 29件
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
1 救急出動状況
救急出動件数は4,408件
平成28年上半期の救急出動件数は4,408件で、昨年より148件減少しています。
1日平均24.2件、約1時間に1回の割合で救急車が出動したことになります(2-1表)
。
救急出動件数が減少
救急出動件数を月別にみると、昨年に比べ、5月は増加しましたが、他の月では救急出
動件数が減少しています。特に、1月は46件、6月は78件減少しています。
(2-2表)
。
2-1表
上半期救急出動状況
平成28年
平成27年
増
減
出動件数(件)
4,408
4,556
△148
搬送人員(人)
4,130
4,293
△163
2-2表
上半期月別救急出動状況
平成28年
平成27年
増
減
1月
823
869
△46
2月
714
715
△
3月
750
773
△23
4月
704
742
△38
5月
772
734
38
6月
645
723
△78
1
6
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
上半期救急出動件数の推移
平成24年から平成28年の上半期における救急出動件数は、平成24年の4,745
件をピークに、平成27年は増加しましたが、毎年減少する傾向が続いています(2-
1図)
。
「急病」が全出動件数の約60%
救急出動件数について事故種別をみると、最も多いのが「急病」で2,707件、全体
の61.4%を占めています。次いで「一般負傷」が706件で16.0%、「交通事故」
が276件で6.2%を占めています(2-3 表)
。
2-1図
上半期救急出動件数の推移(最近5年間)
(件)
4800
4,745
4,719
4700
4,556
4600
4,458
4500
4,408
4400
平成24年
2-3表
26
27
28(年)
平成28年上半期事故種別別救急出動件数
事故種別
急
平成28年上半期(件)
構成比(%)
病
2,707
61.4
一般負傷
706
16.0
交通事故
276
6.2
自損行為
56
1.3
労働災害
47
1.1
火
災
36
0.8
運動競技
28
0.6
加
害
14
0.3
水難事故
3
0.1
自然災害
3
0.1
そ の 他
26
0.6
転院搬送
506
11.5
4,408
100.0
合
7
25
計
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
2 救急搬送人員
搬送人員は4,130人
平成28年上半期の救急搬送人員は4,130人となっています。地域別にみると、合
併前上越市が2,245人で全搬送人員の54.4%、新井地域が460人で11.1%を
占めています。また、全搬送人員のうち高齢者が占める割合は、64.7%となっていま
す(2-4表)
。
2-4表
平成28年上半期の救急搬送人員
新生児
合併前上越市
10
乳幼児
89
安 塚 区
浦川原区
1
大 島 区
1
牧
区
少年
高齢者
成人
搬送人員
計
構成比(%)
高齢者の割合(%)
60
652
1,434
63.9
2,245
54.4
5
19
44
64.7
68
1.6
3
19
63
73.3
86
2.1
8
19
67.9
28
0.7
1
1
37
94.9
39
0.9
柿 崎 区
3
6
54
130
67.4
193
4.7
大 潟 区
4
6
53
79
55.6
142
3.4
頸 城 区
3
3
57
105
62.5
168
4.1
1
11
55
82.1
67
1.6
吉 川 区
中 郷 区
1
3
14
34
65.4
52
1.3
板 倉 区
5
2
18
85
77.3
110
2.7
2
10
31
72.1
43
1.0
清 里 区
三 和 区
2
4
24
53
63.9
83
2.0
名 立 区
3
3
19
39
60.9
64
1.5
25
9
103
322
70.0
460
11.1
妙高高原地域
2
10
86
82
45.6
180
4.4
妙高地域
3
4
34
58
58.6
99
2.4
1
1
1
33.3
3
0.1
123
1183
2,671
64.7
4,130
100.0
新井地域
1
他市町村
合
※
計
11
142
新生児:生後28日未満
乳幼児:7歳未満
少 年:7歳以上~18歳未満
成 人:18歳以上65歳未満
高齢者:65歳以上
8
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
搬送人員における「軽症」は減少傾向
平成24年から平成28年までの各上半期において、全搬送人員における軽症者は、平
成25年の2,139人をピークに、平成28年は1,798人と減少しています(2-5
表、2-2図)
。
上半期の傷病程度別救急搬送人員(最近5年間)
2-5表
平成24年
軽
平成25年
平成26年
平成27年
平成28年
症
2,030
2,139
1,819
1,813
1,798
中 等 症
1,676
1,699
1,608
1,838
1,726
重
症
667
525
637
508
494
死
亡
126
116
124
133
110
1
1
2
4,189
4,293
4,130
そ の 他
合
※
計
4,499
4,479
軽 症:入院を要しないもの
中等症:生命の危険はないが入院を要するもの
重 症:生命の危険の可能性があるもの
死 亡:初診時死亡が確認されたもの
その他:医師の診断がないもの及び「その他の場所」へ搬送したもの
上半期の傷病程度別救急搬送人員の推移(最近5年間 「その他」を除く)
2-2図
軽症
(人)
2500
2,030
1,819
1,676
重症
死亡
2,139
2000
1500
中等症
1,813
1,798
1,838
1,726
508
494
124
133
110
26
27
28(年)
1,699
1,608
525
637
116
25
1000
667
500
126
0
平成24年
9
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
1 救助出動状況
救助出動件数は33件
平成28年上半期の救助出動件数は33件で、昨年より15件減少しています。また、
出動件数のうち、活動件数は18件で、昨年より8件減少しています(3-1表)
。
地域別の出動件数は3-2表のとおりです。
3-1表
上半期救助出動・活動件数
出 動 件 数
事 故
種
別
平成28年
合
活 動 件 数
増
減
平成28年
平成27年
増
減
33
48
△15
18
26
△8
災
1
0
1
1
0
1
交 通 事 故
24
22
2
12
12
0
水 難 事 故
2
5
△3
2
2
0
自 然 災 害
0
3
△3
0
2
△2
機 械 事 故
0
4
△4
0
1
△1
建物等事故
1
0
1
1
0
1
ガス酸欠事故
0
0
0
0
0
0
爆 発 事 故
0
0
0
0
0
0
その他事故
5
14
△9
2
9
△7
火
計
平成27年
※ 「その他事故」
:山岳事故、転落事故、宙吊り事故など
10
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
平成28年上半期地域別救助出動件数
3-2表
救
火
災
合併前上越市
安
塚
助
事
故
交
水
自
機
通
難
然
械
事
事
災
事
故
故
害
故
12
種
建
物
等
事
故
1
別
ガ
ス
酸
欠
事
故
出動件数
爆
そ
の
他
事
故
発
事
故
1
大
島
越
市
区
区
27
年
年
15
17
△2
0
3
△3
1
1
0
1
2
1
3
2
1
1
0
1
1
崎
区
2
2
4
△2
大
潟
区
1
1
1
0
頸
城
区
0
0
0
吉
川
区
1
1
0
中
郷
区
0
2
△2
板
倉
区
1
3
△2
清
里
区
0
1
△1
三
和
区
0
1
△1
名
立
区
2
0
2
3
27
35
△8
1
4
5
△1
0
3
△3
1
2
4
△2
2
6
12
△6
0
1
△1
48
△15
1
1
2
1
新 井 地 域
21
1
2
1
0
0
1
0
0
妙高高原地域
妙 高 地 域
小 計(妙高市)
1
0
3
1
0
0
0
0
0
他 市 町 村
合
計
増
11
減
柿
小 計(上越市)
妙
高
市
28
区
牧
上
H
1
浦 川 原 区
増
H
H28年
1
24
2
0
0
1
0
0
5
33
H27年
0
22
5
3
4
0
0
0
14
48
1
2
△3
△3
△4
1
0
0
△9
△15
減
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
2 救助人員
救助人員は17人
平成28年上半期の救助人員は17人で、昨年より13人減少しています(3-3表)。
平成28年上半期地域別救助人員
3-3表
救
火
災
合併前上越市
安
塚
助
事
故
交
水
自
機
通
難
然
械
事
事
災
事
故
故
害
故
8
種
建
物
等
事
故
1
別
ガ
ス
酸
欠
事
故
救助人員
爆
そ
の
他
事
故
発
事
故
1
島
越
市
年
3
△3
1
0
1
2
1
1
区
0
0
0
0
3
△3
1
2
△1
0
0
0
1
1
0
1
区
2
柿
崎
区
大
潟
区
頸
城
区
吉
川
区
中
郷
区
0
0
0
板
倉
区
0
0
0
清
里
区
0
1
△1
三
和
区
0
0
0
名
立
区
1
0
1
1
16
20
△4
1
1
6
△5
妙高高原地域
0
2
△2
妙 高 地 域
0
2
△2
1
10
△9
0
0
0
30
△13
小 計(妙高市)
1
1
1
0
13
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
他 市 町 村
増
年
減
0
区
新 井 地 域
合
計
27
1
小 計(上越市)
妙
高
市
28
増
9
牧
上
H
10
浦 川 原 区
大
H
H28年
0
13
1
0
0
1
0
0
2
17
H27年
0
16
1
3
1
0
0
0
9
30
0
△3
0
△3
△1
1
0
0
△7
△13
減
12
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
出動件数は33件
平成28年上半期の高速道路への出動件数は33件で、昨年より18件減少しました
(1表)
。高速道路別出動状況は2表のとおりです。
出動の内訳は「救急出動」が23件と最も多い
出動の内訳は、
「救急出動」が23件と最も多く、次いで「救助出動」、
「その他」が各5
件となっています(1表)。
3月に出動件数が多い
高速道路出動件数を月別にみると、3月が他の月に比べ多く出動しており、10件とな
っています(1図)。
1表
上半期高速道路出動状況
平成28年(件)
平成27年(件)
33
51
△18
火災出動
0
2
△2
救急出動
2 3
3 2
△9
救助出動
5
7
△2
そ の 他
5
10
△5
出動件数
※ 「その他」
:高速道路上の交通事故に伴う安全管理や救急支援活動など
13
増
減
平 成 2 8 年 上 半 期 火 災 ・救 急 ・救 助 の 概 況
平成28年上半期高速道路別出動状況
2表
出動種別(件)
火
災
出
動
救
急
出
動
出動件数(件)
救
助
出
動
そ
の
他
平
成
28
年
平
成
27
年
北陸自動車道
0
11
2
4
17
26
上信越自動車道
0
12
3
1
16
25
0
23
5
5
33
51
合
1図
計
上半期月別高速道路出動状況
(件)
18
16
平成27年
14
12
12
10
10
7
8
6
4
平成28年
15
5
7
7
5
5
5
3
3
2
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
14
Fly UP