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北朝鮮の核実験に抗議し,国際社会の一致した制裁と対話による 解決を
北朝鮮の核実験に抗議し,国際社会の一致した制裁と対話による 解決を求める意見書 北 朝 鮮 は 2 月 12日 午 前 11時 57分 , 同 国 北 東 部 の 豊 渓 里 で 3 度 目 の 地 下 核 実 験を強行した。同国の核実験は「全ての核兵器及び核計画を放棄」し,これ 以上の実験の中止を求めた一連の国連安全保障理事会決議に反し,核計画の 放棄を約束した6カ国協議共同声明にも背くものであり,私たちはこれを厳 しく糾弾するものである。 中国を含む国際社会が一致して制裁を実効あるものにすることが必要であ る。こうした制裁の目的は,あくまでも核兵器を放棄させるための真剣な対 話の場をつくるということに置かれなければならない。 同時に,「核兵器のない世界」に向けた具体的行動を進めることが重要で ある。 北朝鮮は何度か核実験をやることによって「核保有国」であることの既成 事実化を図ろうとしている。今こそ,国際社会が本気になって「核兵器のな い世界」に向かっていくための具体的な行動に出ることが必要になっている。 国連総会で圧倒的多数が賛成して可決されているNWC(核兵器禁止条約) の交渉を開始し,世界が核兵器廃絶の方向に向かうことが求められており, 唯一の被爆国である日本こそ,この取り組みの先頭に立つべきである。 よって調布市議会は政府に対し,北朝鮮に対して,国際社会の一致した制 裁と対話による解決,核兵器廃絶のための取り組みの先頭に立つことを求め るものである。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成25年 3 月 日 調布市議会議長 伊 藤 学 提出先 内閣総理大臣 外務大臣