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労働相談Q&A

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労働相談Q&A
労働相談Q&A
⑰人間関係(パワハラ・セクハラを含む)に関する相談
17-12.モラルハラスメントについて
職場でモラルハラスメントがあり精神的に耐えられなくなり、半年前に退職した。自己都合での退職となったの
で、失業給付が貰えるまでの給与相当分を慰謝料として請求したいと考えているが、可能か。
方法としては、労働局、労働委員会が行うあっせん制度を利用することが考えられます。あっせんは費用もか
からず比較的短時間でできますが強制力はないため、相手方が応じなければ不成立となります。訴訟提起も
視野に入れておられるならば、市町村の無料法律相談窓口を利用されるとよいでしょう。
もっ
知りた
い方は・・
ポイント1.モラルハラスメント
モラルハラスメント(モラハラ=Moral harassment)とは、言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人間の
人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて、その人間が職場を辞めざるを得ない状況に追い込ん
だり、職場の雰囲気を悪くさせることをいいます。パワーハラスメントと同様に、うつ病などのメンタルヘルス不調の原因
となることもあります。
ポイント2.個別労働紛争のあっせん
《労働委員会》
労働委員会は、労働組合法によって国と都道府県に設けられた、労使間のトラブルを解決するための行政機関
(行政委員会)です。
①労働争議の調整
労働組合と使用者との間の労働条件などのトラブルについて、労使が自主的に解決することが困難な場合
に、労働委員会は、その解決の手助けをします。これを労働争議の調整といい、あっせん・調停・仲裁の三
つの方法があります。
②不当労働行為の救済申立て
労働委員会は、労働者や労働組合から不当労働行為の救済申立てを受けたときは、審問を開き、事実
を調べます。そして、不当労働行為があると判定した場合は、使用者に対して、その行為をやめるように命
ずるなどの救済措置をとります。
③個別労働紛争のあっせん
個々の労働者と事業主との間の労働条件などのトラブルについて、労働委員会の会長が指名したあっせん
員によって、あっせんの方法で解決の手助けをします。
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