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配付資料
CAESARメンテナンス技術交流会
高速道路橋の管理状況と今後の技術開発
2011年9月14日
NEXCO東日本 技術本部 技術部
NEXCO東日本 管理延長
■管理延長 約3,600km・42路線
(H22.7.1現在)
深川留萌自動車道
名寄
士別剣淵
札樽自動車道
北見
深川
足寄
余市 小樽
管理延長(km)
全体
3,575
本別
浦幌
本別
札幌
道央自動車道
千歳恵庭
苫小牧東
釧路
夕張 占冠
道東自動車道
落部
トンネル延長(km)
全体
277
全体
休憩施設数(箇所) 全体
※上下線別
SA
PA
454
305
82
223
大沼
七飯
日高自動車道
百石道路
橋梁延長(km)
青森
琴丘能代道路
青森東
大館北
小坂
琴丘森岳
昭和男鹿半島
岩城
本荘
東北中央自動車道
日本海東北自動車道
関越自動車道
横手
温海
朝日
月山
神林岩船港
荒川胎内
山形上山
新潟中央
米沢北
南陽高畠
東北自動車道
佐久
高崎
八千穂
新空港自動車道
仙台北部道路
藤岡
太
田
桐
生
仙台東部道路
常磐富岡
栃
木
都
賀
岩舟
東京外環自動車道
桶
川
北
本
いわき
常磐自動車道
北関東自動車道
友部
東関東自動車道
首都圏中央連絡自動車道
磐越自動車道
更埴
豊科
仙塩道路
亘理
山元
上越
上信越自動車道
長野自動車道
遠野
秋田自動車道
相馬
郡山
朝日
北上
東根
富谷
富谷
村田
利府
福島
長岡
北陸自動車道
釜石自動車道
東和
花巻
遊佐
酒田みなと
鶴岡
湯殿山 尾花沢
山形自動車道
米沢南陽道路
八戸自動車道
安代
秋田北
河辺
秋田外環状道路
湯沢横手道路
八戸
久喜白岡 つくば中央
つくば
鶴ヶ島
川口
茨城町
東水戸道路
茨城空港北
第三京浜道路
鉾田
大泉
あきる野
三郷 稲敷
三郷南
市川 成田
玉川
横浜新道
横浜横須賀道路
東京湾横断・木更津東金道路
(東京湾アクアライン)
千葉東
大栄
宮野木 松尾横芝
東金
戸塚
釜利谷
木更津
千葉東金道路
馬堀海岸
京葉道路
富津竹岡
館山自動車道
富津館山道路
スライドタイトル
2
橋梁経過年数
■平均橋梁経過年数 約20年 (H22.7現在)
10年未満
10年~19年
20年~29年
30年以上
18.7%
38.0%
28.7%
14.6%
○東関東道・道央道
39年
○横浜新道・京葉道路 50年
○縦貫道 20~40年
○横断道 20年未満
スライドタイトル
3
管理橋梁数
5,576橋
経過年毎の管理橋梁数
2,000
35%
32%
29%
1,500
橋梁数(橋)
10年以下
839橋(15%)
11~20年 1,622橋(29%)
21~30年 1,766橋(32%)
31年以上 1,349橋(24%)
鋼橋:コンクリート橋=35:65
24%
25%
31%
15%
1,000
15%
48%
35%
8%
34%
500
鋼:PC:RC=35:41:24
20%
31%
52%
40%
橋梁率(%)
H22.7現在の橋梁数
5%
31%
33%
35%
0
-5%
10年以下 11~20年 21~30年 31年以上
経過年
鋼橋
PC橋
RC橋
比率
スライドタイトル
4
NEXCOの点検の流れ(概略)
建 設
記 録
点検計画
初期点検
日常点検
定期点検
詳細点検
点検結果の判定
臨時点検
○ 応急対策
○ 観
橋梁点検は「詳細点検」で実施
察
○ 詳細調査
○ 補
スライドタイトル
修
5
橋梁点検(詳細点検)
点検頻度
1回/5年以内または10年
過去の点検結果や構造物の状況、環境条件により設定
点検手法は、橋梁全体を「遠望目視」
部位・部材を対象とした「近接目視」及び「打音」
損傷の種類、箇所、損傷パターン、損傷の程度を確認。
必要に応じ、非破壊検査等を実施
スライドタイトル
6
損傷判定
判定区分
AA
A
A1
機能面に
対する判定
A2
A3
B
C
OK
第三者等被害
に対する判定
E
一般的状況
損傷・変状が著しく、機能面からみて速やかに補修が必要である場合
損傷・変状があり、機能低下が見られ補修が必要であるが、速やかに補修を要し
ない場合
速やかに補修を要しないが、機能低下が見られるとともに、損傷の進行が早いと
予想され、概ね2年以内に補修が必要になると判断される場合
速やかに補修を要しないが、機能低下が見られるとともに、緩やかに損傷が進
行すると予想され、概ね5年以内に補修が必要になると判断される場合
機能低下が見られるが、損傷の進行は遅く、今後5年以降若しくは継続的な観
察により適時補修判断を要する場合
損傷・変状はあるが機能低下が見られず、損傷の進行状態を継続的に観察する
必要がある場合
機能面に対する判定を行うために、調査を実施する必要がある場合
損傷・変状がないか、もしくは軽微な場合
安全な交通または第三者に対し支障となる恐れがあり、緊急的な対応が必要な
場合
スライドタイトル
7
橋梁の点検状況(その1)
橋梁点検車による点検
支承の点検
伸縮装置の点検
打音状況
スライドタイトル
8
橋梁の点検状況(その2)
塩化物イオン濃度調査
伸縮装置フェースプレート板厚計測
RCレーダーによる鉄筋位置探査
ポールカメラによる支承点検
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9
営業中路線の環境
飛来塩分
軟弱地盤
都市近郊の重交通
飛来塩分
老朽化
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10
橋梁の変状グレード
H23年現在の橋梁変状グレード(5,576橋)
変状グレードⅤ
0.3%
変状グレードⅣ
6.0%
変状グレードⅢ
12.4%
変状グレードⅠ
52.9%
変状グレードⅡ
28.5%
・大半は塩害
変状 変状や劣化の
グレード
進行
構造物の性能
耐荷性能が低下して
Ⅳ 変状が著しい おり、管理限界に達す
る恐れがある
耐荷性能が低下が深
深刻な変状が
刻であり、安全性に問
Ⅴ
発生している
題がある
変状グレード
変状や劣化の進行
構造物の性能
Ⅰ
問題となる変状がない
劣化の進行が見られない
Ⅱ
軽微な変状が発生している 劣化は進行しているが耐荷性能は低下していない
劣化がかなり進行しており、耐荷性能の低下に対する
Ⅲ
変状が発生している
注意が必要である
Ⅳ
変状が著しい
耐荷性能が低下しており管理限界に達する恐れがある
Ⅴ
深刻な変状が発生している 耐荷性能が低下が深刻であり、安全性に問題がある
スライドタイトル
11
コンクリート片はく落
• 山陽新幹線
1999年6月27日
– 福岡トンネル
– 約200kgのコンクリート塊が落下
– 走行中の新幹線を直撃
1999年10月9日
– 北九州トンネル
– 226kgのコンクリートが落下(右写真)
⇒ JH コンクリート片はく落防止マニュアル制定
⇒ JH設計要領に追加(保全編、建設編)
スライドタイトル
12
コンクリート片はく落
橋脚の梁部
床版の張出し部
13
鋼桁腐食
スライドタイトル
14
凍結防止剤による塩害
伸縮装置からの漏水による桁端損傷
鋼製支承の損傷
スライドタイトル
15
凍結防止剤による塩害
排水管の損傷
16
床版の損傷
グレーティング床版の劣化
スライドタイトル
17
コンクリート片はく落対策
管理段階の取組
建設時の取組
連続繊維シート接着
もう少し安ければ・・・
スライドタイトル
18
塗替え塗装
上塗り塩ゴム系(重防食)の塗替え
標準工法(c系塗装)
ふっ素樹脂塗料上塗 25μm
ふっ素樹脂塗料用中塗 30μm
変性エポキシ樹脂塗料下塗 60μm
c1塗装で塗替。溶剤が塩化ゴムに作用。
変性エポキシ樹脂塗料下塗 60μm
有機ジンクリッチペイント 75μm
1種ケレン
もう少し安く、作業が簡単であれば・・・
なるべく性能を落とさずに
1種ケレン
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19
桁端対策技術
①伸縮装置漏水対策
・止水性能の試験法
・2重止水
20
桁端対策技術
②小遊間対策 (桁下からジョイント止水化ができないもの)
3cm~8cm程度の遊間に対応
スライドタイトル
21
桁端対策技術
③延長床版
④床版連結
スライドタイトル
22
桁端対策技術
⑤桁端増し塗り
⑥桁端防水
スライドタイトル
23
桁端対策技術
⑦点検性向上
橋台パラペットの切欠き
歩廊幅:60cm
スライドタイトル
24
桁端対策技術
桁端の止水技術 (桁下からジョイント補修ができないもの)
・小遊間止水
遊間3~8cm程度
【開発中】 共同開発予定
・超小遊間止水
遊間3cm以下での削孔技術(テストピース)
及び断面補修技術
・中遊間止水
遊間8cm以上の止水技術
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25
非破壊検査
床版の非破壊検査
・電磁波レーダ法
・電磁誘導法
・赤外線
・たわみ法
・・・・・
精度に課題あり
舗装面から床版の損傷を発見できる非破壊検査技術
・舗装を剥ぐ前に補修規模を確認できる
・交通規制を減らせる
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26
BMS
点検,調査
橋梁諸元(DB)
健全度評価
劣化予測
新しい評価指標を
用いた管理
健全度補正
対策,措置
シミュレーション
[劣化予測]
[LCC算出]
[事業配分]
記録(点検DB)
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橋梁保全アウトカム指標について
橋梁の健全性把握のため、BMS変状グレードを用いた
アウトカム指標を策定 ⇒ 橋梁修繕率(%)
管理橋梁数-劣化橋梁数【変状グレードⅣ・Ⅴ】
橋梁修繕率(%)=
×100
管理橋梁数
橋梁上部工の各部材毎に変状グレードを決定
最もグレードが低い部材を橋梁の変状グレードとする。
~橋梁単位の変状グレードの算定イメージ~
主桁グレードⅢ
床版グレードⅡ
地震動
主桁のグレード評価により、当該橋梁は変状グレードⅢ
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28
Fly UP