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BMW オラクル・レーシング、2006 年シーズンに向けて始動
2006 年 1 月 24 日 BMW オラクル・レーシング、2006 年シーズンに向けて始動 デンマークのマッチレーサー、ステン・モアらがチームに加わる スペイン・バレンシア発: 第 32 回アメリカズ・カップに挑戦艇として参戦する国際的なプロヨットチーム、BMW オラクル・レー シングは、2006 年のシーズンに備えてバレンシアに集結します。アメリカズ・カップの開催港にチ ーム・ベースを建設して今春の出帆に備えるとともに、チームに新しいレーサーを迎えます。チー ムの新艇はアメリカのワシントン州アナコルテスで建造が進められています。 BMW オラクル・レーシングの最高経営責任者(CEO)兼スキッパーのクリス・ディクソンは次のよう に述べています。「全員が充実した休暇を過ごし、準備は万端です。18 ヵ月後には第 32 回アメリ カズ・カップの結果も出ているので、それまでの一日一日を大切にしていきたいです。今年は我々 にとって非常に重要な年になります。と言うのも、新しいチーム・ベースからの出帆になりますし、 新艇の発表・出帆もあり、艇体の開発も継続しつつ、二台目の艇体の設計を開始し、さらにレース に向けてクルーの育成やパフォーマンスの向上もしていく予定だからです。バレンシアでは重要な プレ・レガッタが 3 戦控えていますし、マッチレースのスケジュールもぎっしりです。今年は、2007 年に向けての良い指標となるでしょう」と語っています。 チームについて クリス・ディクソンとタクティシャンのベルトラン・パセは、レースに向けて入念に準備をしています。 2006 年のシーズンは、今週ニュージーランドで行われるオークランド・マッチレーシング・カップで 幕を開けます。ディクソンとパセがそれぞれ BMW オラクル・レーシングのクルーを率い、この一流 のマッチレースに挑みます。ディクソンの艇にはポール・ウェストレーク、ロビー・ネースミス、早福 和彦、ジェイミー・ゲール、パセの艇にはロッド・ドーソン、ブラッド・ウェブ、ザック・ハースト、ショー ン・クラークソンがクルーとして出場します。 セーリング・チームがバレンシアに集結する 2 月、世界的なマッチレーサーのステン・モアがチー ムのアフターガードに加わります。その他にも、ニュージーランドからモルガン・トラボビッチ、オー ストラリアからニック・パートリッジ、アメリカからジョン・ジスキンドがチームに加わりました。また、 チームのトレーナーとしてニュージーランドからポール・ウォールバンクが加わりました。 アメリカズ・カップのプレ・レガッタであるルイ・ヴィトン・アクト 10、11、12 を控え、今春からバレン シアで 2 艇でのトレーニング&テストを行っていきます。レガッタの初戦は 5 月 11 日にバレンシア で行われます。ディクソンは、「2 艇でのトレーニング&テストは、レースのフルメンバーで帆走する 必要があるでしょう。目標を達成するためには、いくつか修正が必要です。ステン・モアがアフター ガードを一層まとめてくれるでしょう」と語っています。 デンマークのマッチレーサーとしてベテランのモアは、チームのアフターガードとなります。モアは 国際セーリング連盟(ISAF)の世界マッチレーシングランキングで上位に名を連ね、最近では挑戦 艇の優勝チームで帆走していました。 ニュージーランドのオークランド出身のモルガン・トラボビッチ(33 才)は、トリマーとしてチームに 加わります。アメリカズ・カップは 4 度目の出場(1995 年:チーム・ニュージーランド、2000 年:アメ リカ・ワン、2003 年:スターズ・アンド・ストライプスからそれぞれ出場)となります。 ニック・パートリッジ(30才)は 2005 年、BMW オラクル・レーシングがバレンシアで行った 2 艇で のトレーニング&テストプログラムで帆走していました。2005年のファーストネット・レースでは、 マキシマスからフォーデッキ・クルーとして出場していました。 ジョン・ジスキンドは 2002 年から 2003 年まで BMW オラクル・レーシングのメンバーであり、2005 年のシーズン終盤にチームに復帰しました。今年はトリマーとして帆走することになります。彼は 世界マッチレーシングの元チャンピオンであり、今回のアメリカズ・カップは 3 度目の出場となりま す。 トレーナーのポール・ウォールバンク(33 才)は、オークランドで有名なボクシング・コーチであり、 ニュージーランドの世界ヘビー級ボクサー、デビッド・トゥアの元スパーリング・パートナーでもあり ました。 新艇 アメリカ・ワシントン州アナコルテスの専用設備で新艇の建造が進められています。チーム初とな る新艇の建造担当はマーク・ターナー、マーク・ソマービル、ティム・スミスです。BMW のエンジニ アも現地の建造チームの一員として、自動車で培った技術とノウハウを提供しています。新艇の キールフィンは、ドイツのアイゼナハにある BMW の工場で製造されています。進水は今春に予定 されており、日程は後日発表となります。 チーム・ベース BMW オラクル・レーシングの新しいチーム・ベースは、アメリカズ・カップが開催されるバレンシア の港に建設されており、まもなく完成する予定です。正式オープンは今春に予定されており、日程 は後日発表となります。また、ベースでは イノベーティブ・インタラクティブ・センター を一般開放 する予定です。バレンシアの新しいベースには 125 名が勤務する予定です。 チーム・ベースの建設は、アメリカズ・カップのイベント発展の一環として行われています。昨年 6 月にバレンシアでレガッタが行われてから、アメリカズ・カップの中心となった湾岸地域は大きく変 貌を遂げました。チーム・ベースが数多く立ち並び、業務用トラックは海岸沿いを通らないルートに 変更されました。また、レースのコースまでボートを牽引するための運河も開通しました。 クリス・ディクソンは、「現段階で、我々の進むべき道に順調に進んでいます。これまでの進捗には 非常に満足していますし、長年の展望と計画が目に見えて現実のものになってきていますので、 忙しいけれども刺激的な 1 年になると確信しています。今日我々がここにあるのも、チームメンバ ー、パートナー、スポンサー、家族の大きな支えがあるからこそ。ここまで辿り着くために我々が成 し遂げてきたことを誇りに思います。本当のテストは、水上で待っています」と語っています。 新しい時代に向けて 2007 年のアメリカズ・カップまで 18 ヶ月と迫り、ヨーロッパにおける各種イベントが期待通りの成 果を挙げているとディクソンは語っています。「2005 年にテレビやマスコミに取り上げられたことに より、来たるアメリカズ・カップに向けての期待値が高まっています。2006 年もこの勢いが続き、 2007 年への弾みになってくれればと思います。スリリングなレースを、バレンシアでより多くの 方々に観戦していただきたいです」 BMW オラクル・レーシングについて BMW オラクル・レーシングは、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ヨット・クラブの代表として、 セーリング界で最も権威があり国際的に最も歴史のあるスポーツ、第 32 回アメリカズ・カップに挑 戦艇として参戦する国際的なプロヨットチームであり、唯一のアメリカチームでもあります。チーム・ オーナーはオラクル社の最高経営責任者(CEO)であるアメリカ人のラリー・エリソンが務めていま す。チーム・パートナーはドイツの高級車メーカー、BMW が務めています。スポンサーには保険 最大手のアリアンツ社、スイスの高級時計メーカーのジラール・ペルゴ社、さらに技術パートナー にはヘンリー・ロイド社が務めています。BMW オラクル・レーシングは、第 32 回アメリカズ・カップ の予選でもある 2007 年のルイ・ヴィトン・カップ出場艇の中で現在トップに付けています。アメリカ ズ・カップには 9 カ国から 11 組が出場し、2007 年にバレンシアで開催されるアメリカズ・カップに おいてディフェンディング・チャンピオンであるスイスのアリンギチームを迎えてレースが行われま す。 お問い合わせ先: BMW オラクル・レーシング 東京プレスオフィス ジーシーアイ・サンパブ株式会社 担当:中里・久保 Tel: 03-3542-6181 Fax: 03-3542-9018 E-mail: [email protected] Internet: www.bmworackeracing.com