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海難の現況と対策について(平成25年版)
平 成 2 6 年 3 月 1 9 日 海 上 保 安 海難の現況と対策について(平成25年版) 1 海難の現況 ◆ 平成25年の船舶事故隻数は、対前年比45隻(2.0%)増の2,306隻でした。 ま た 、 船 舶 事 故 に 伴 う 死 者 ・ 行 方 不 明 者 数 は 、 対 前 年 比 6人 (7.7% )増 の 84人でした。 事 故 種 類 別 で は 、 衝 突 683隻 、 機 関 故 障 359隻 、 乗 揚 318隻 等 の 順 に 多 く 発 生 し て お り 、 近 年 、 衝 突 事 故 は 減 少傾 向で した が、 平成 25年に おい ては対前年比82隻(13.6%)増となっています。 船 舶 種 類 別 で は 、 プ レ ジ ャ ー ボ ー ト が 1,012隻 で 最 も 多 く 全 体 の 44% を 占め、次いで漁船が646隻(28%)等となっています。 近年、漁船による船舶事故は減少傾向となっていますが、プレジャー ボートによる船舶事故は増加傾向となっています。 ◆ 船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故者数は、対前年比6人(0.2%) 増の2,877人でした。また、死者・行方不明者数は、対前年比59人(4.5%) 減の1,240人でした。 船舶事故以外の乗船中の事故における死者・行方不明者219人を事故内容 別にみると、海中転落が最も多く、対前年比12人(10.7%)減の100人でした。 マリンレジャーに関する海浜事故における死者・行方不明者280人を活動 内 容 別 に み る と 、 釣 り 中 111人 、 遊 泳 中 106人 と な っ て お り 、 全 体 の 78% を 占めています。 庁 ◇船舶事故発生隻数等◇ ≪ 船 舶 事 故 隻 数 及 び 死 者 ・ 行 方 不 明 者 数 の 推 移 (平 成 21年 ~ 平 成 25年 )≫ ≪ 事 故 種 類 別 の 事 故 隻 数 の 推移 (平 成 16年 ~ 平 成 25年 )≫ (隻) 3000 事故隻数(台風・異常気象下) (人) 事故隻数(台風・異常気象下以外) 200 (隻) 1,200 死者・行方不明者数 死者・行方不明者数(台風・異常気象下 内数) 2,549 2500 2,400 27 143 21 2,533 412 2,261 2,306 36 54 180 160 衝突 1,000 乗揚 転覆 140 2000 浸水 800 683 120 108 1500 2,522 78 84 100 機関故障 600 火災 80 2,379 2,121 1000 2,225 爆発 359 400 2,252 60 318 25 行方不明 運航阻害 安全阻害 40 500 推進器障害 舵障害 99 200 その他 20 0 0 2 1 H22 H23 H24 H25 0 0 H21 ≪ 船 舶 種 類 別 の 事 故 発 生 割 合 (平 成 25年 )≫ 0 H16 タンカー 78隻 3% 旅客船 42隻 2% H25 (隻) 貨物船 その他 183隻 8% 貨物船 269隻 12% H22 ≪ 船 舶 種 類 別 に よ る 事 故 隻 数 の 推 移 (平 成 16年 ~ 平 成 25年)≫ 1,200 遊漁船 76隻 3% H19 1,012 旅客船 プレジャーボート 1,012隻 44% 漁船 800 646 遊漁船 プレジャー ボート その他 600 漁船 646隻 28% タンカー 1,000 400 269 200 0 H16 H19 H22 H25 ◇船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故者数等◇ ≪事故者数の推移(平成21年~平成25年)≫ 3,500 (人) 3,009 2,500 2,871 2,877 2,621 1,110 1,168 1,007 2,000 1,500 1,800 2,958 3,000 922 846 ≪死者・行方不明者の推移(平成21年~平成25年)≫ 759 1,600 1,351 1,400 1,090 1,060 857 939 960 776 944 855 H23 H24 296 200 741 H25 312 234 272 280 219 H25 279 228 228 259 H21 H22 H23 H24 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 ○船舶事故以外の乗船中の事故 ○マリンレジャーに関する海浜事故 ≪事故内容別死者・行方不明者数の推移(平成21年~平成25年)≫ ≪活動内容別死者・行方不明者数の推移(平成21年~平成25年)≫ (人) (人) 160 141 140 140 123 132 120 114 120 112 100 94 100 768 666 0 H22 1,240 600 0 H21 800 800 400 977 1,299 1,128 1,000 842 1,340 1,200 1,000 500 (人) 100 111 101 111 91 100 99 106 80 79 80 81 79 60 70 40 31 60 67 59 18 20 38 40 26 21 20 0 0 H21 H22 海中転落 中毒 H23 負傷 自殺 H24 H25 病気 その他 H21 H22 遊泳中 磯遊び中 ボードセイリング中 ウェイクボード中 その他 H23 H24 H25 釣り中 サーフィン中 スキューバダイビング中 被引浮体遊具使用中 2 海難防止対策等 (1)船舶交通の安全対策 平成25年10月、交通政策審議会で答申された「船舶交通の安全・ 安心をめざした取組み」では、おおむね5年間における船舶交通安全 政策の方向性と具体的施策(7つの課題と3つの目標)が示されたところ、 海上保安庁では、この答申を「第3次交通ビジョン」と位置づけ、目標 達成に向けた施策を推進していきます。 平成25年は、プレジャーボートによる衝突事故の増加が特に目立っ ていることから、小型船舶操縦者免許更新講習等、様々な機会を活用し、 引続き、見張りの励行、航法の遵守について、周知・啓発を図っていき ます。 (2)マリンレジャー事故防止対策 遊泳中の事故を防止するため、海水浴場 等の巡回を通じて、死亡事故に至る可能性 が高い飲酒の危険性等について周知・啓発 活動を推進するとともに、引き続き、若年 齢層に対する安全講習会を通じて、離岸流 や引き潮等の海に潜む危険に関する知識や 救助方法等についての指導を行っていき 【児童に対する安全講習会】 ます。 釣り中の事故を防止するため、釣り場の巡回や釣具店等に協力を求め て、気象海象の早期把握や複数名行動の励行等について周知・啓発活動 を行っていきます。 (3)救命率向上策 海中転落者のライフジャケット非着用者の死亡事故が跡を絶たないこと から、「ライフジャケットの常時着用」について指導・啓発活動等を行う とともに、海難情報の早期通報のため、「緊急通報118番の有効活用」「 防水パック入り携帯電話等連絡手段の確保」に関する周知活動等を強化 していきます。 3『海難の現況と対策について(平成25年版)』 これら船舶事故や海浜事故等の発生状況及び事故分析、事故未然防止対策等への 取組み状況等、グラフや写真等を配した『海難の現況と対策について(平成25年版)』を 作成しましたので、お知らせします。 海難の現況と対策について ~大切な命を守るために~ (平成 25 年版) 目 次 はじめに(平成25年のトピック)----------------------------------------------1~3 1 プレジャーボートによる衝突事故が増加---------------------------------------------------1 2 重大な海難-----------------------------------------------------------------------------1 3 第3次交通ビジョン---------------------------------------------------------------------2 4 監視の目を強化!航行管制に新型レーダーを導入-------------------------------------------3 第1章 海上保安庁の政策目標(政策目標達成状況)------------------------------4~6 1 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少---------------------------------------------4 2 ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止---------------------------5 3 要救助海難に対する救助率の維持確保-----------------------------------------------------5 4 自己救命策確保に関する啓発活動の強化---------------------------------------------------6 第2章 海難の現状----------------------------------------------------------7~36 1 最近の海上交通の動向・環境の変化--------------------------------------------------------8 2 海難の発生状況と傾向-------------------------------------------------------------------9 (1)船舶事故---------------------------------------------------------------------------9 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故--------------------------------------------27 3 海事関係法令違反の取締り状況----------------------------------------------------------36 第3章 海難防止対策-------------------------------------------------------37~41 1 第3次交通ビジョン<<~7 つの課題と 3 つの目標~>>---------------------------------------37 2 小型船舶に対する情報提供の強化--------------------------------------------------------37 3 灯浮標をプラットホームとした気象情報提供システムの整備--------------------------------38 4 関係省庁海難防止連絡会議--------------------------------------------------------------39 5 小型船舶事故防止対策------------------------------------------------------------------39 6 全国海難防止強調運動------------------------------------------------------------------39 7 マリンレジャー事故防止対策------------------------------------------------------------40 (1)釣り中の事故防止対策--------------------------------------------------------------40 (2)遊泳中の事故防止対策--------------------------------------------------------------40 (3)スキューバダイビング中の事故防止対策----------------------------------------------41 (4)関係機関等と連携した事故防止対策の推進--------------------------------------------41 第4章 救助状況及び海難発生時の救命率向上策-------------------------------42~46 1 救助状況------------------------------------------------------------------------------42 (1)船舶事故の救助状況----------------------------------------------------------------42 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故の救助状況----------------------------------42 2 救助・救急活動の充実・強化------------------------------------------------------------43 (1)救助・救急体制の充実・強化--------------------------------------------------------43 (2)関係機関との連携・協力体制の充実・強化--------------------------------------------43 3 海中転落者のライフジャケット着用率の向上 ---------------------------------------------43 (1)漁業者を対象としたライフジャケット着用率の向上------------------------------------43 (2)釣り人を対象としたライフジャケット着用率の向上------------------------------------45 4 海難情報の早期入手--------------------------------------------------------------------46 資料編 平成 25 年における海難の発生と救助の状況 平成 25 年度通航船舶実態調査結果 第3次交通ビジョンパンフレット ※数値は、単位未満で四捨五入してあるため、合計の数字と内訳の計が一致しない場合や、四捨五入前の 数字を用いて計算した結果と表中の数字が一致しない場合があります。 ※表紙の写真 上:平成 25 年 6 月 23 日 金華山沖 漁船 第七勇仁丸 衝突海難 行方不明者捜索の状況 下:海難防止活動等の状況 はじめに(平成25年のトピック) 1 プレジャーボートによる衝突事故が増加 平成 25 年に海上保安庁が認知した船舶事故隻数は 2,306 隻、対前年比 45 隻(2.0%)増加しました。 また、これら船舶事故に伴う死者・行方不明者数は 84 人、対前年比 6 人(7.7%)増加しました。 このうちプレジャーボートによる事故が 1,012 隻発生し、船舶事故全体で最も多く 43.9%を占め、 特に衝突事故が、これまでの過去 10 年間、概ね減少傾向にあったものが、170 隻発生し、対前年比 55 隻(48%)と大幅に増加しています。 衝突事故の原因は、見張り不十分が 108 隻で最も多く、次いで操船不適切が 44 隻で、いずれも人為 的要因によるもので、9 割を占めています。 プレジャーボート事故による死者・行方不明者数は昨年の3倍の 23 名となり、かけがえのない人命 が犠牲となっています。 2 重大な海難 我が国の周辺海域では、海運、漁業、マリンレジャーなど幅広い分野にわたり、多種多様な活動が行 われています。衝突や転覆などの船舶事故、遊泳中の漂流や岸壁からの海中転落などが、ひとたび発生 すれば、かけがえのない人命、財産が失われるばかりではなく、船舶事故においては、燃料油の流出に よる環境汚染などの被害が甚大になります。 このため海上保安庁においては、船舶交通の安全確保に関する様々な対策を講じるとともに、安全意 識の高揚等の海難防止思想の普及・啓発に取り組んでいます。 また、不幸にも海難が発生した場合に備え、救助体制の充実強化、民間救助組織等との連携、協力に 努め、海難発生時には迅速かつ的確な捜索救助活動を行い、一人でも多くの人命、財産を救助すること に全力を尽くしています。 平成 25 年にあっては、2,306 隻の船舶が海難に遭遇し、1,324 人の方の尊い命が奪われました。中 でも社会的反響の大きかった、いわゆる「重大な海難」は次のようなものが発生しています。 (1)船舶事故 イ 金華山沖 漁船「第七勇仁丸」×貨物船「NOCC OCEANIC」衝突 6 月 23 日午前 10 時 14 分、高知県須崎市のマグロはえなわ漁 船「第七勇仁丸」からの遭難警報を受信したことから、巡視船及 び航空機により捜索していたところ、宮城県金華山沖南東約 300 キロの海上で船体が 2 つに割れて漂流している同船と救命ボート を発見しました。同日午後 1 時 50 分ごろ、海上保安庁の航空機 に誘導された僚船が、救命ボートに乗っていた乗組員 8 名を救助 しましたが、乗組員 1 名は行方不明となりました。 -1- ロ 伊豆大島沖 貨物船「第十八栄福丸」×貨物船「JIA HUI」衝突・転覆 9 月 27 日午前 1 時 23 分ごろ、伊豆大島西方沖約 11 キロの海上 で日本籍貨物船「第十八栄福丸」とシエラレオネ籍貨物船「JIA HUI」 が衝突しました。衝突により転覆した貨物船「第十八栄福丸」の乗 組員6名は、船内から救助されましたが全員の死亡が確認されまし た。 (2)海浜事故 イ 宮崎県日向市 遊泳者の溺水事故 6 月 19 日午後 5 時 5 分ころ、宮崎県日向市日知屋伊勢ヶ浜海岸で小学生 2 名と中学生 3 名の グループが遊泳中、波により流されました。そのうち、2 名は自力で海岸に戻り、2 名は海岸付 近で消防隊員らに救助されましたが、小学生 1 名が行方不明となりました。海上保安庁の巡視 船艇等 2 隻及び航空機 1 機が出動し、関係機関等とともに捜索を行ったところ、行方不明者は 発見されましたが死亡が確認されました。 ロ 青森県八戸市 釣り人の海中転落事故 12 月 18 日午後 4 時 35 分ころ、夜釣りに出掛けた男性 3 名が帰宅しないと家族が会社に相談 し、家族と社員とで捜したところ、行方不明者 3 名の車両が青森県八戸市河原木海岸で発見さ れ警察に届け出ました。 行方不明者が海に転落した可能性もあったため警察から八戸海上保安部 に通報があり、海上保安庁の巡視船艇 2 隻、航空機 1 機が出動し、関係機関等とともに捜索を 行ったところ、翌 19 日に海上で 3 名を発見しましたが全員の死亡が確認されました。 3 第3次交通ビジョン このように依然として、毎年約 2,500 隻前後の船舶事故が発生しています。ひとたび船舶事故が発 生すると、人命や財産が失われるばかりか、我が国の経済活動や海洋環境にまで多大な影響を及ぼすこ とがあります。 平成 25 年 10 月、交通政策審議会で答申された「船舶交通の安全・安心をめざした取組み」では、 おおむね 5 年間における船舶交通安全政策の方向性と具体的施策(7 つの課題と 3 つの目標)が示され ました。 海上保安庁では、この答申を「第 3 次交通ビジョン」と位置づけ、目標達成に向けた施策を推進し ます。 -2- 4 監視の目を強化!航行管制に新型レーダーを導入 海上保安庁では、 ふくそう海域における船舶交通の安全確保のため海上交通の要所となっている東京 湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡の全国 7 箇所に海上交通センターを設置しています。 各センターでは、AIS(船舶自動識別装置)とレーダーを活用して通航船舶の動静を監視し、船舶の 安全な航行に必要な情報提供と航行管制を行っています。 現在、全国で 21 のレーダー局を運用しています。これまでのレーダーは電子管を使用して高い送信 電力を必要としていましたが、平成 25 年 3 月東京湾海上交通センターが管理する海ほたるレーダー局 に、半導体素子を活用した新型レーダーを導入しました。 新型レーダーはデジタル信号処理によって船舶などを探知する性能が向上され、消費電力も 3 分の 1 に低減されています。 また、レーダー特有の降雨や海面からの不要な反射エコーによる影響も大幅に改善しています。 平成 25 年度は、新たに 4 局に新型レーダーを導入しており、順次新型レーダーへの更新を計画して います。 海上保安庁では、引続き海上交通センターにおける監視の目を強化するなど、海上交通情報機構に 関するシステム機器の機能及び信頼性等、技術の向上を図り、更なる船舶交通の安全確保に寄与して いきます。 海上交通センターの配置 海上交通センターのレーダー監視映像 -3- 第1章 海上保安庁の政策目標(政策目標達成状況) 海上輸送は、我が国の経済産業や国民生活を支えるうえで欠くことができないものとなっていますが、 特に、経済活動の拠点となっている東京湾等では、海上交通がふくそうしているうえに、漁業活動やマリ ンレジャー活動も盛んに行われています。 このような状況を踏まえ、ひとたび海上において船舶事故が発生した場合には、人命に危険が及ぶこと はもちろん、我が国の経済と自然環境にも甚大な影響を与える可能性があります。 このため、海上保安庁では次のとおりの政策目標を設定し、各種施策を講じています。 1 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少 2 ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止 3 要救助海難に対する救助率の維持確保 4 自己救命策確保に関する啓発活動の強化 1 我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少 「我が国周辺海域で発生する船舶事故隻数の減少」は、第 9 次交通安全基本計画(計画期間:平成 23 年度~平成 27 年度)に基づき策定されたもので、具体的には、我が国周辺で発生する船舶事故隻数(本 邦に寄港しない外国船舶によるものを除く。 )を第 8 次計画期間の年平均(2,473 隻)と比較して、平成 27 年までに、約 1 割を削減(2,220 隻以下)するというものです。 平成 25 年の我が国周辺海域で発生した船舶事故隻数 (本邦に寄港しない外国船舶によるものを除く。 ) は 2,285 隻となっており、目標である 2,220 隻を 65 隻上回っています。 (隻) 3000 2 5 79 2 54 4 21 2500 22 2549 2414 33 25 2 53 3 2 49 7 24 0 0 25 2 2 61 24 20 2306 21 27 2000 1500 2523 2557 2389 2516 H18 H19 H20 H21 1000 2380 2473 2508 2234 2285 H24 H25 500 0 H22 第8次計画期間 H23 の年平均 第8次計画期間 船舶事故隻数 第9次計画期間 本邦に寄港しない外国船舶の事故(対象外) -4- 2 ふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事故の防止 我が国の首都圏及び重要経済圏を背後に控える東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡は、外海等の 一般海域に比べて、 海上輸送活動、 漁業活動、 マリンレジャー活動等により船舶交通が混雑しています。 これらの海域において、ひとたび大規模な船舶事故が発生した場合、船舶交通を阻害し、我が国の経 済が麻痺することにもなりかねません。 このため、海上保安庁においては、これらふくそう海域における社会的影響が著しい大規模な船舶事 故の発生を「ゼロ」とすることを目標とし各種施策を講じてきたところ、平成 22 年から引き続き平成 25 年においても当該事故の発生はゼロで目標を達成することができました。 3 要救助海難に対する救助率の維持確保 「要救助海難に対する救助率の維持確保」の数値目標は、平成 27 年までに要救助海難に対する全体 の救助率(要救助者に対する救助成功者の割合)を 95%以上に維持確保するとともに、20 トン未満の 船舶からの海中転落の救助率を 35%以上とするものです。 平成 25 年の要救助海難に対する全体の救助率は 96%で目標を達成することができました。また、 20 トン未満の船舶からの海中転落の救助率は 42%となっており、目標を達成することができました。 【要救助海難に対する救助率】 【20 トン未満の船舶からの海中転落者救助率】 (%) 97 (%) 45 96 96 96 96 95 95 42 40 35 95 35 29 30 94 34 31 27 25 94 20 93 15 92 10 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H20 -5- H21 H22 H23 H24 H25 4 自己救命策確保に関する啓発活動の強化 「自己救命策確保に関する啓発活動の強化」の数値目標は、ライフジャケット着用率※について平成 23 年から平成 27 年までの 5 年間の平均を 50%以上とするとともに、平成 27 年までに海上保安庁が認 知した船舶事故及び船舶からの海中転落事故のうち、 海難発生から 2 時間以内に認知したものの割合 (以 下「2 時間以内関知率」という)を 85%以上とするものです。平成 25 年のライフジャケット着用率は 54%で目標を達成することができましたが、2 時間以内関知率は 78%となっており、目標の達成には至 りませんでした。 【ライフジャケット着用率】 【2 時間以内関知率】 (%) (%) 90 80 79 70 70 60 48 50 20 66 45 48 35 29 32 26 31 24 76 85 70 80 50 44 42 40 30 73 90 31 81 80 75 54 70 47 75 85 80 37 67 64 55 22 76 79 70 82 78 83 81 78 73 65 60 84 82 81 64 66 68 59 50 20 10 50 45 40 0 H20 漁船 H21 H22 プレジャーボート等 H23 H24 一般船舶 H20 H25 合計 漁船 H21 H22 プレジャーボート等 H23 H24 一般船舶 H25 合計 ※ライフジャケット着用率:船舶事故に伴う海中転落者及び乗船者の海中転落者のうち、ライフジャケットを着用していた人の割合 -6- 第2章 海難の現状 我が国の周辺海域では、海運・漁業・マリンレジャー等幅広い分野にわたり、多種多様な活動が行われ ています。また、海上輸送は、我が国の経済産業や国民生活を支えるうえで欠くことができないものとな っています。 我が国の沿岸海域では、1 日平均約 5,000 隻もの船舶(AIS 搭載船舶に限る。 )が通航しています。プレ ジャーボートや漁船等の小型船も含めるとその通航隻数は計り知れず、船舶事故発生の蓋然性は非常に高 くなっています。 【我が国沿岸海域の AIS 搭載船舶の通航状況】 H25.12.4 1 日の航跡図 -7- 1 最近の海上交通の動向・環境の変化 近年の海上交通の動向をみると、船舶通航量は減少傾向にあり、ふくそう海域における 1 日あたり の船舶通航量は、20 年前の約 6 割となっています。また、小型船舶操縦免許有効者数が緩やかに減少 していることに伴い、漁船登録隻数及びプレジャーボートの保有隻数も減少傾向となっています。 【小型船舶操縦免許有効者数の推移】 【ふくそう海域における通航船舶隻数の推移】 8000 (隻) (千人) 3,500 7000 一級 二級 特殊 3,000 6000 2,500 5000 1,546 1,487 1,445 1,129 1,095 506 H20 1,310 1,355 1,067 1,035 1,001 493 491 491 492 H21 H22 H23 H24 2,000 4000 7,311 3000 6,195 1,500 5,341 5,089 2000 1,000 4,193 1000 500 0 0 H5 H10 H15 H20 H25 (年度) 出典:海事レポート ※複数資格を有する者は各区分の操縦免許有効者数へ計上している。 【小型船舶登録隻数の推移】 【漁船登録隻数の推移】 400 (千隻) (千隻) モーターボート プレジャーヨット 特殊小型船舶 漁船 小型兼用船 遊漁船 521 338 332 350 300 合計 その他 500 325 320 314 309 304 297 289 282 472 457 443 428 418 406 400 276 396 381 371 253 254 250 300 281 255 245 200 150 237 227 220 213 206 198 191 73 70 66 64 200 100 100 100 85 83 81 50 78 76 0 0 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 出典:漁船統計表 出典:小型船舶検査機構 ふくそう海域の船舶通航量や漁船登録隻数及びプレジャーボート保有隻数が減る一方、 船型をみてみ ると、輸送効率の向上やコスト削減を図るため、船舶の大型化が進んでおり、仮に船舶事故が発生し た場合には、被害拡大の可能性が高まります。 -8- また、我が国の特定港 86 港の入港船舶総隻数をみると、入港隻数全体は減少傾向にある中、外国船 舶の入港隻数の割合は増加しています。我が国に入港する外国船舶は、国籍の多様化が進んでおり、ま た、我が国周辺海域での航法や地理を把握していない船員が操船している事例も多く見受けられる状況 です。 【特定港への外国船舶入港隻数の推移】 我が国周辺海域は、海上交通の場としてだ 入港船舶総隻数(万隻) 150 外国船舶(万隻) 15 外国船舶 入港船舶総隻数 けではなく、漁業生産やマリンレジャーの場 として、多種多様な活動が競合しており、海 106.7 98 上交通の環境は複雑なものになっています。 100 87 10 80 71.1 今後も、船舶の大型化・高速化の進展、外 国船舶の増加、内航船舶や漁船船員の高齢化 50 8.7 や厳しい労働環境等により、引き続き潜在的 9.9 10.9 10.2 9.7 H15 H20 H25 5 な船舶事故発生リスクの存在が懸念されます。 0 0 H5 H10 2 海難の発生状況と傾向 (1)船舶事故 平成 25 年に海上保安庁が認知した船舶事故隻数は 2,306 隻で、 昨年より 45 隻増加していますが、 過去 10 年間の中で二番目に少ないものとなっています。 【船舶事故隻数の推移(過去 10 年間) 】 3,500 (隻) 船舶事故隻数(台風・異常気象下) 3,000 船舶事故隻数(台風・異常気象下以外) 2,883 247 2,500 2,482 26 2,544 181 2,579 48 2,414 2,549 27 56 2,533 2,400 21 412 2,261 2,306 36 54 2,121 2,225 2,252 H23 H24 H25 2,000 1,500 2,636 2,456 2,363 H17 H18 2,531 2,358 2,522 2,379 1,000 500 0 H16 H19 H20 -9- H21 H22 イ 概観 (ⅰ)船舶種類別 平成 25 年の船舶種類別の隻数は、プレジャーボート 1,012 隻(44%) 、漁船 646 隻(28%) 、 貨物船 269 隻(12%)となっています。 過去 5 年間の船舶種類別割合は、プレジャーボート、漁船、貨物船で全体の 86%を占めていま す。 【船舶種類別の推移(過去 5 年間) 】 1,200 【船舶種類別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 1,069 1,013 963 1,000 1,012 963 貨物船 880 タンカー 812 800 707 651 遊漁船 旅客船 208隻 386隻 その他 1% 3% 804隻 タンカー 7% 400隻 3% プレジャー ボート 貨物船 船舶事故隻数 5,020隻 1,535隻 42% 13% (過去5年間合計) 旅客船 646 漁船 600 遊漁船 346 400 344 322 269 254 12,049 隻 プレジャー ボート その他 200 漁船 3,696隻 31% 0 H21 H22 H23 H24 H25 (ⅱ)事故種類別 平成 25 年の事故種類別の隻数は、衝突 683 隻(30%) 、機関故障 359 隻(16%) 、乗揚 318 隻 (14%)となっています。過去 5 年間では、衝突が平成 22 年から減少していたものの、平成 24 年(601 隻)と比較すると 82 隻増加となっています。 過去 5 年間の事故種類別割合は、衝突、機関故障、乗揚、運航阻害で全体の 67%を占めていま す。 【事故種類別の推移(過去 5 年間) 】 1,000 【事故種類別の割合(過去 5 年間) 】 (隻) 801 転覆 539隻 5% 814 その他 1579隻 13% 683 647 601 機関故障 乗揚 600 推進器障害 796隻 7% 353 348 384 290 327 309 292 245 200 380 268 218 359 318 275 259 浸水 推進器障害 転覆 その他 0 H21 H22 H23 H24 H25 - 10 - 船舶事故隻数 (過去5年間合計) 運航阻害 400 衝突 3,546隻 29% 衝突 800 浸水 964隻 8% 運航阻害 1,339隻 11% 12,049 隻 乗揚 1,462隻 12% 機関故障 1,824隻 15% (ⅲ)事故原因別 平成 25 年の事故原因別は、人為的要因によるものが 1,829 隻(79%)となっています。 見張り不十分、操船不適切、機関取扱不良、船体機器整備不良で人為的要因の 71%を占めてい ます。 【原因別の推移(過去 5 年間) 】 【原因別の割合(平成 25 年) 】 (隻) 800 見張り不十分 700 操船不適切 600 不可抗力等 387隻 17% 見張り不十分 485隻 21% 558 539 機関取扱 不良 500 452 400 445 485 367 316 354 300 200 材質・構造 不良 90隻 4% 240 287 206 323 248 222 213 309 279 245 不可抗力等 477隻 21% 船体機器 整備不良 気象海象 不注意 291 その他の 人為的要因 210 材質・構造 不良 その他の 人為的要因 401隻 17% 不可抗力等 100 気象海象 不注意 133隻 6% 0 H21 H22 H23 H24 H25 人為的要因 1,829隻 79% 船体機器 整備不良 210隻 9% 操船不適切, 309隻 13% 機関取扱 不良 291隻 13% (ⅳ)距岸別 過去 5 年間の船舶事故の 94%が陸岸から 12 海里未満で発生しています。 一方、過去5年間の船舶事故に伴う死者・行方不明者の 38%は 12 海里以遠で発生しており、 陸から遠く離れるほど、事故隻数に対する死者・行方不明者数の割合が高くなる傾向となってい ます。 【距岸別の割合(過去 5 年間) 】 【距岸別の船舶事故に伴う死亡行方不明者数の割合(過去 5 年間) 】 12~50海里 50海里以遠 242隻 448隻 2% 4% 3海里以上 12海里未満 1,494隻 12% 12海里以遠 690隻 6% 50海里以遠 132人 25% 12海里以遠, 196人 38% 港内 4,804隻 40% 12海里未満 11,359隻 94% 12~50海里 64人 13% 3海里以上 12海里未満 87人 17% 3海里未満 5,061隻 42% - 11 - 港内 103人 20% 12海里未満 316人 62% 3海里未満 126人 25% ロ 事故の種類 (ⅰ)船舶種類別-事故種類別 過去 5 年間の船舶種類別-事故種類別は、漁船の衝突 1,192 隻(10%) 、プレジャーボートの機 関故障 1,081 隻(9%) 、貨物船の衝突 838 隻(7%) 、プレジャーボートの運航阻害 816 隻(7%) 、 プレジャーボートの衝突 722 隻(6%)が多くなっています。 【事故隻数の推移(船舶種類別-事故種類別 過去 5 年間) 】 1,400 (隻) 1,200 1,192 1,081 1,000 772 838 816 800 600 400 200 その他 遊漁船 旅客船 そ の他 安全阻害 運航阻害 行方不明 爆発 火災 機関故障 舵障害 推進器障害 浸水 転覆 乗揚 衝突 0 プレジャーボート 漁船 タンカー 貨物船 (ⅱ)衝突事故 事故種類別では、過去 5 年間を通 じて衝突事故が最も多く発生してお り、船舶種類別にみると、漁船、貨 物船、プレジャーボートで全体の 79%を占めています。 原因は、人為的要因によるものが 3,262 隻(92%)で、このうち見張 り不十分、操船不適切で人為的要因 の 91%を占めています。 【衝突事故の推移(船舶種類別 過去 5 年間) 】 (隻) (合計隻) 500 450 900 801 814 800 合計隻数 700 漁船 600 貨物船 500 プレジャー ボート 220 400 タンカー 170 300 遊漁船 200 旅客船 100 その他 683 400 647 601 350 284 300 253 250 233 196 201 202 200 150 164 178 145 163 130 100 148 115 50 0 0 H21 H22 H23 H24 H25 近年、プレジャーボート及び漁船 とも減少傾向であったものの、 平成 25 年は平成 24 年と比較するとプレジャーボート 55 隻 (48%) 、 漁船 18 隻(9%)増加しています。 - 12 - 【衝突事故の推移(船舶種類別 過去 5 年間) 】 旅客船 82隻 2% 遊漁船 155隻 4% タンカー 223隻 6% 【衝突事故の推移(原因別 過去 5 年間) 】 その他の 人為的要因 143隻 4% その他 284隻 8% 居眠り運航 154隻 4% 漁船 1,192隻 34% 衝突事故 不可抗力等 284隻 8% 不可抗力等 284隻 8% (過去5年合計) プレジャー ボート 772隻 22% 操船不適切 963隻 27% 3,546 隻 見張り不十分 2,002隻 57% 人為的要因, 3,262隻 92% 貨物船 838隻 24% ハ 船舶種類別事故状況 (ⅰ)プレジャーボート事故 平成 25 年のプレジャーボート事故は 1,012 隻で、船舶種類別では最も多く、全体の 44%を占 めています。 過去 5 年間でも、船舶種類別合計隻数ではプレジャーボートが最も多くなっています。 平成 25 年の事故種類別は、機関故障 215 隻(21%) 、衝突 170 隻(17%) 、運航阻害 168 隻 (17%) 、乗揚 136 隻(13%)で、全体の 68%を占めています。 平成 25 年は衝突事故が平成 24 年と比較すると 55 隻増加となっていますが、その他の事故種 類はほぼ横ばいとなっています。 【プレジャーボート事故の推移(事故種類別 過去 5 年間) 】 250 【プレジャーボート事故の割合(事故種類別 平成 25 年) 】 (隻) 223 213 220 210 215 200 機関故障 衝突 164 177 150 178 146 167 145 158 168 170 136 128 乗揚 128 131 99 100 運航阻害 推進器障 害 115 浸水 転覆 50 その他 0 H21 H22 H23 H24 H25 - 13 - その他 137隻 14% 転覆 47隻 5% 浸水 55隻 5% 推進器障害 84隻 8% 乗揚 136隻 13% 機関故障 215隻 21% プレジャーボート 事故隻数 (平成25年) 1,012隻 運航阻害 168隻 17% 衝突 170隻 17% a プレジャーボート事故の原因別 平成 25 年のプレジャーボート事故の原因は、人為的要因によるものが 830 隻(82%)とな っています。 機関取扱不良、見張り不十分、船体機器整備不良で人為的要因の 59%を占めています。 平成 25 年は、機関取扱不良及び船体機器整備不良が減少する一方、見張り不十分が増加傾 向となっています。 【プレジャーボート事故の推移(原因別 過去 5 年間) 】 250 (隻) 機関取扱 不良 186 200 169 163 177 167 165 173 150 150 145 144 145 132 135 見張り 不十分 材質・構造 不良 44隻 4% 操船 不適切 その他の 人為的要因 149隻 15% その他の 人為的要因 50 材質・構造 不良 気象海象 不注意 79隻 8% 不可抗力等 0 H21 H22 H23 H24 機関取扱 不良 177隻 17% 不可抗力等 138隻 14% 船体機器 整備不良 気象海象 不注意 100 【プレジャーボート事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 不可抗力等 182隻 18% 人為的要因 830隻 82% 操船 不適切 107隻 11% 見張り 不十分 173隻 17% 船体機器 整備不良 145隻 14% H25 b プレジャーボートの機関故障事故、運航阻害事故 平成 25 年のプレジャーボートの機関故障事故 215 隻の故障箇所は、燃料系 69 隻(32%) 、 電気系 53 隻(25%) 、冷却水系 34 隻(16%)等の順となっており、原因は、人為的要因によ るものが 157 隻(73%)で、そのうちの多くが整備不良によるもので 138 隻(88%)となって います。 運航阻害事故とは、主に燃料欠乏やバッテリー過放電によって航行不能に陥ることで、平成 25 年のプレジャーボートの運航阻害事故 168 隻の内訳は、係留不備などによる無人漂流 62 隻 (37%) 、バッテリー過放電 40 隻(24%) 、燃料欠乏 25 隻(15%)等の順となっており、人 為的要因によるものが 125 隻(74%)となっています。 機関故障、運航阻害事故は、日頃の適切な取扱や発航前点検の実施によって未然に防止する ことができます。 【機関故障及び運航阻害の内容】 - 14 - 【プレジャーボート機関故障事故の割合(故障箇所別 平成 25 年) 】 その他 39隻 18% 軸系 20隻 9% 【プレジャーボート機関故障事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 不可抗力等 31隻 14% 燃料系 69隻 32% 材質・構造 不良 27隻 13% 機関故障事故 (平成25年) その他の 人為的要因 4隻 2% 215隻 冷却水系 34隻 16% 不可抗力等 58隻 27% 人為的要因 157隻 73% 電気系 53隻 25% 機関取扱 不良 153隻 71% 【プレジャーボート機関故障事故の割合(整備不良内訳 平成 25 年) 】 取扱 不注意 11隻 7% その他 4隻 3% 機関取扱 不良隻数 (平成25年) 整備不良 138隻 90% 153隻 【プレジャーボート運航阻害の割合(故障箇所 平成 25 年) 】 無人漂流等 (操船者の 死亡など) 39隻 23% ろ・かい 喪失 2隻 1% 【プレジャーボート運航阻害の割合(原因別 平成 25 年) 】 不可抗力等 43隻 26% 無人漂流 62隻 37% 不可抗力等 43隻 26% 運航阻害事故 (平成25年) [ 燃料欠乏 25隻 15% その他の 運航の過誤 18隻 11% 168隻 過放電 40隻 24% 操船不適切 3隻 2% - 15 - 人為的要因 125隻 74% 船体機器 整備不良 104隻 61% c プレジャーボートの衝突事故 平成 25 年のプレジャーボートの衝突事故 170 隻の原因は、人為的要因によるものが 157 隻 (92%)となっています。 見張り不十分 108 隻、操船不適切 44 隻で人為的要因の 97%を占めています。 また、見張り不十分では、遊漁中や遊漁準備中等の作業中に発生したものが 54 隻(50%) となっています。 操船不適切では、視認しているにもかかわらず、相手が避けるだろうと思い込み避航動作を とることなく航行継続していたものが 16 隻(36%) 、しばらく様子を見てから判断するとした ものが 11 隻(25%)となっています。 平成 25 年の衝突事故の背景としては、見張りを放棄しても衝突することはないと思い込み 航行していた等(リスクに係る臆断)が 86 隻(51%) 、視認しているにもかかわらず、相手船 が避けてくれるだろう若しくはしばらく様子を見てから判断するなど避航動作をとることなく 航行を継続していた等、衝突・乗揚のおそれの判断を誤ったものが 60 隻(35%)となってい ます。 【プレジャーボート衝突事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 【プレジャーボート衝突事故の割合 (見張り不十分による作業状態別 平成 24、 25 年) 】 120 その他の 人為的要因 5隻 3% 不可抗力等 13隻 8% 操船不適切 44隻 26% 不可抗力等 13隻 8% (隻) 作業中以外 作業中 108隻 79隻 54隻 (50%) 100 見張り 不十分 108隻 63% 80 40隻 (51%) 60 人為的要因 157隻 92% 40 54隻 (50%) 39隻 (49%) 20 0 H24 H25 【プレジャーボート衝突事故の推移 【プレジャーボート衝突事故の割合(背景要因別 平成 24、25 年) 】 (操船不適切による初認時の判断 平成 24、25 年) 】 相手船が避けるだろう 50 しばらく様子を見る その他 リスクに係る臆断 不明 (隻) 衝突・乗揚のおそれの判断の誤り (隻) 200 44隻 40 9隻 (21%) 30 8隻 (18%) 20 10 0 23隻 6隻 (27%) 7隻 (30%) 7隻 (30%) H24 170隻 20隻 (12%) 150 115隻 100 11隻 (25%) 17隻 (15%) 25隻 (22%) 3隻 (13%) 50 16隻 (36%) 70隻 (61%) 3隻 (3%) 4隻 (2%) 60隻 (35%) 86隻 (51%) 0 H25 - 16 - H24 H25 技能 d プレジャーボート事故の操船者年代別 無人漂流等操船者不在の事故を除いたプレジャーボート事故の操船者の年代別発生数の割合 は、60 歳代が最も多くなっています。 【プレジャーボート事故の推移(操船者年代別) 】 【プレジャーボート事故の割合(操船者年代別 平成 25 年) 】 100% 35% 2% 5% 9% 90% 25% 20% 80% 20歳代 70% 30歳代 20% 1% 15% 13% 10歳代 2% 5% 13% 29% 30% 1% 10歳代 19% 16% 20歳代 30歳代 31% 60% 40歳代 14% 40歳代 50歳代 20% 50% 60歳代 50歳代 70歳代 15% 10% 10% 80歳以上 40% 60歳代 70歳代 30% 80歳以上 20% 33% 34% 29% 5% 12% 10% 10% 0% H7 H10 H13 H16 H19 H22 H25 10% 1% 4% 2% 0% プレジャーボート全体 衝突 *操船者不在の事故を除く 乗揚 *操船者不在の事故を除く e プレジャーボート事故の発生月、曜日 平成 25 年のプレジャーボート事故は、ゴールデンウィークのある 5 月から顕著に増加し、 マリンレジャー活動が盛んになる夏季を中心に多く発生しています。 (8 月 174 隻(17%) 、7 月 123 隻(12%) 、9 月 117 隻(12%)で全体の 41%。 ) また、全体の 59%が土曜・日曜・休日に発生しています。 【月別隻数(平成 25 年) 】 200 【曜日別隻数の割合(平成 25 年) 】 休日 63 6% (隻) 180 174 月曜 83 8% 160 140 123 120 103 100 72 66 61 55 60 40 98 75 80 日曜 333 33% 117 36 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 - 17 - 水曜 96 9% プレジャーボート 事故 (平成25年) 木曜 80 8% 1,012隻 32 20 火曜 80 8% 土曜 199 20% 金曜 78 8% f 水上オートバイの事故 【水上オートバイの事故隻数と死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 (隻) (人) 100 50 91 90 91 90 88 45 82 80 40 34 70 35 60 23 50 22 30 26 24 25 40 20 30 15 20 10 10 5 0 0 H21 H22 H23 事故隻数 H24 平成 25 年の水上オートバイの事故は 90 隻、これに伴う死傷 者数は 26 人で増加傾向となっています。 過去 5 年間の水上オートバイの事故 442 隻の事故種類別は、 衝突が 144 隻で最も多くなっています。 水上オートバイは、ひとたび事故が発生すると、その運航形 態から操船者や同乗者が大けがを負う可能性が高くなります。 また、海域利用の競合による遊泳者との接触事故も発生し H25 ているため、注意が必要です。 死傷者数 g ミニボートの事故 【ミニボートの事故隻数と死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 60 (隻) (人) 12 58 58 10 56 56 7 54 8 7 6 52 50 51 6 5 49 49 44 1 H21 H22 H23 事故隻数 H24 H25 数は 5 人となっています。 死傷者数は減少しているものの、船舶事故隻数は増加傾向と なっています。 4 ミニボートは小型船舶操縦免許及び船舶検査が不要であり、 2 小型軽量で持ち運びも便利である一方、復原性や耐航性が劣る 0 ため、注意が必要です。 48 46 平成 25 年のミニボートの事故は 58 隻で、これに伴う死傷者 過去 5 年間のミニボートの事故 263 隻の事故種類別では、機 死傷者数 関故障事故が 62 隻発生しており、44 隻(71%)が機関取扱不 良によるもので、そのうち発航前点検を実施していないものは 29 隻(66%)となっています。 次いで、転覆事故が 58 隻となっています。 h 花火大会観覧に関連した事故 【花火大会観覧に関連した事故隻数と死傷者数の推移(過去 5 年間) 】 30 プレジャーボートの事故の特徴の 1 つに、花火大会観覧に関連 (隻・人) 27 25 した事故があります。 26 20 20 過去 5 年間の全船舶事故のうち花火大会観覧に関連した事故隻 16 15 数は 86 隻で、50 人の死傷者が発生しています。 15 9 10 10 事故の状況は、花火大会終了後の衝突事故や乗揚事故が多く、 10 5 1 3 0 H21 H22 H23 事故隻数 H24 H25 夜間航行に不慣れなことや、遠方からの来訪による水路調査不 十分が主な原因となっています。 死傷者数 - 18 - (ⅱ)漁船事故 平成 25 年の漁船事故は 646 隻で、 船舶種類別ではプレジャーボートに次いで多く、 全体の 28% を占めています。 事故種類別では、衝突 220 隻、運航阻害 89 隻、乗揚 83 隻で 61%を占めています。 平成 25 年の衝突事故が平成 24 年(202 隻)と比較して 18 隻増加しました。 【漁船事故の推移(事故種類別 過去 5 年間) 】 300 【漁船事故の割合(事故種類別 平成 25 年) 】 (隻) 284 その他 81隻 13% 253 233 250 220 202 衝突 運航阻害 200 乗揚 機関故障 150 推進器障害 100 93 82 76 89 78 転覆 火災 火災 41隻 6% 転覆 45隻 7% 推進器障害, 35隻 5% 機関故障 52隻 8% その他 50 衝突 220隻 34% 漁船事故 (平成25年) 646隻 乗揚 83隻 13% 運航阻害 89隻 14% 0 H21 H22 H23 H24 H25 a 漁船事故の原因別 平成 25 年の漁船事故の原因は、人為的要因によるものが 477 隻(74%)となっています。 見張り不十分、操船不適切、機関取扱不良で人為的要因の 45%を占めています。 過去 5 年間では、見張り不十分が減少傾向となっています。 【漁船事故の推移(原因別 過去 5 年間) 】 450 【漁船事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 (隻) 見張り 不十分 400 操船不適切 不可抗力等 151隻 23% 350 機関取扱不 良 300 250 245 228 192 200 184 189 150 船体機器 整備不良 居眠り運航 その他の 人為的要因 100 62 55 65 56 55 50 材質・構造 不良 不可抗力等 0 H21 H22 H23 H24 H25 - 19 - 見張り 不十分 189隻 29% 不可抗力等 169隻 26% 材質・構造不良 18隻 3% 人為的要因 477隻 74% その他の 人為的要因 113隻 17% 居眠り運航, 40隻 6% 船体機器 整備不良 38隻 6% 操船不適切 55隻 9% 機関取扱不良 42隻 7% b 漁船の衝突事故 平成 25 年の漁船の衝突事故 220 隻の原因は、人為的要因によるものが 216 隻(98%)とな っています。 見張り不十分 163 隻、操船不適切 25 隻、居眠り運航 18 隻で人為的要因の 95%を占めてい ます。 見張り不十分では、操業中や漁獲物選別中等の作業中に発生したものが 62 隻(38%)とな っています。 操船不適切のうち、視認しているにもかかわらず、相手が避けるだろうと思い込み避航動作 をとらずに航行継続していたものが 15 隻(65%) 、しばらく様子を見てから判断するとしたも のが 4 隻(17%)となっています。 平成 25 年の衝突事故の背景には、見張りを放棄しても衝突することはないと思い込み航行 していた等(リスクに係る臆断)が 123 隻(56%) 、視認しているにもかかわらず、相手船が 避けてくれるだろう若しくはしばらく様子を見てから判断するなど避航動作をとらずに航行を 継続していた等、衝突・乗揚のおそれの判断を誤ったものが 71 隻(32%)となっています。 【漁船衝突事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 【漁船衝突事故の割合(見張り不十分による作業状態 平成 24、25 年) 】 その他の 人為的要因不可抗力等 4隻 9隻 船位不確認 2% 4% 1隻 1% 180 作業中以外 160 151隻 163隻 作業中 140 居眠り運航 18隻 8% 操船不適切 25隻 11% (隻) 120 不可抗力等 4隻 2% 人為的要因 216隻 98% 100 見張り 不十分 163隻 74% 78隻 (52%) 101隻 (62%) 80 60 40 73隻 (48%) 20 62隻 (38%) 0 H24 【漁船衝突事故の割合(操船不適切による初認時の判断 平成 24、25 年) 】 相手船が避けるだろう しばらく様子を見る その他 【漁船衝突事故の割合(背景要因別 平成 24、25 年) 】 リスクに係る 臆断 不明 H25 衝突・乗揚のおそれの判断の誤り 25(隻) 23隻 202隻 4隻 (17%) 20 200 4隻 (17%) 15 150 12隻 10 5 1隻 (8%) 3隻 (25%) 睡眠不足 (隻) 250 1隻 (8%) 36隻 (18%) 7隻 (3%) 53隻 (26%) 220隻 19隻 (9%) 71隻 (32%) 100 15隻 (65%) 50 7隻 (58%) 106隻 (52%) 123隻 (56%) 0 0 H24 H24 H25 - 20 - H25 7隻 (3%) その他 c 漁船事故の時間帯別 平成 25 年の漁船事故を時間帯別でみると、朝方から日中にかけて多く発生しています。 【時間帯別隻数(平成 25 年) 】 60 (隻) 49 50 41 40 40 39 34 38 35 34 29 30 26 25 10 22 21 19 20 10 47 43 12 19 13 12 14 12 12 0 0時 1時 2時 3時 4時 5時 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 22時 23時 d 漁船事故の操船者年代別 無人漂流等操船者不在の事故を除いた操船者の年代別事故発生割合数は、60 歳代以下が減少 したものの、70 歳代以上は増加となっています。 また、平成 25 年の乗船者の海中転落、傷病、死亡等が原因による漁船事故の約 8 割を 60 歳 代以上の操船者が占めています。 平成 24 年漁業就業動向調査報告書 (農林水産省) によると、 65 歳以上の漁業就業者数は 64,150 人で総数 177,870 人の約 36%を占め、年々増加していることから、今後も高齢者による事故の 増加が懸念されます。 【漁船事故の推移(操船者年代別) 】 【漁船事故の割合(操船者年代別 平成 25 年) 】 35% 30% 28% 25% 25% 19% 20% 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 15% 60歳代 70歳代 10% 80歳以上 15隻 19% 30歳代 2隻 3% 40歳代 5隻 50歳代 6% 5隻 6% 主原因 乗船者の死亡・行方 不明・傷病 漁船事故 (平成25年) 7% 80歳以上 80隻 5% 70歳代 40隻 50% 0% H7 H10 H13 H16 H19 H22 H25 - 21 - 60歳代 13隻 16% (ⅲ)貨物船事故 平成 25 年の貨物船事故は 269 隻で、全体の 12%を占めています。 事故種類別では、衝突 148 隻、機関故障 44 隻、乗揚 42 隻で 87%を占めています。 a 貨物船事故の原因別 平成 25 年の貨物船事故の原因は、人為的要因によるものが 214 隻(80%)となっています。 操船不適切 76 隻、見張り不十分 50 隻で人為的要因の 59%を占めています。 【貨物船事故の割合(事故種類別 平成 25 年) 】 火災 12隻 4% 乗揚 42隻 16% その他 23隻 9% 【貨物船事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 材質・構造 不良 12隻 4% 不可抗力等 43隻 16% 不可抗力等 55隻 20% 貨物船事故 (平成25年) 269隻 その他の 人為的要因 36隻 13% 衝突 148隻 55% 機関故障 44隻 16% 人為的要因 214隻 80% 居眠り運航 9隻 船位不確認 3% 9隻 3% b 貨物船事故の衝突事故 操船不適切 76隻 28% 見張り不十分 50隻 20% 機関取扱不良 34隻 13% 【貨物船衝突事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 平成 25 年の貨物船の衝突事故 148 隻の原因は、人為的要因によるものが 不可抗力等 23隻 16% 125 隻(84%)となっています。 操船不適切 68 隻、見張り不十分 43 その他の 人為的要因 14隻 9% 隻で人為的要因の 89%を占めていま す。 不可抗力等 23隻 16% 人為的要因 125隻 84% 見張り 不十分 43隻 29% - 22 - 操船不適切 68隻 46% 二 外国船舶の事故 平成 25 年の外国船舶の事故は 229 隻で、全体の 10%を占めています。 事故種類別では、衝突 109 隻、機関故障 50 隻で全体の 70%を占めています。 原因は、人為的要因によるものが 181 隻(79%)となっています。 操船不適切 64 隻、機関取扱不良 41 隻で人為的要因の 58%を占めています。 【外国船舶事故の割合(事故種類別 平成 25 年) 】 浸水 推進器障害 10隻 4% 11隻 5% 安全阻害 14隻 6% 火災 20隻 8% 【外国船舶事故の割合(原因別 平成 25 年) 】 その他 12隻 5% 外国船舶事故 (平成25年) 乗揚 23隻 10% 229隻 不可抗力等 42隻 18% 材質・構造 不良 10隻 4% 衝突 109隻 48% 不可抗力等 48隻 21% その他の 人為的要因 28隻 12% 人為的要因 181隻 79% 船位不確認 10隻 4% 気象海象 機関故障 50隻 22% 操船不適切 64隻 28% 見張り不十分 32隻 14% 不注意 13隻 5% 機関取扱不良 41隻 18% (ⅰ)船籍別 過去 5 年間の外国船舶事故 1,182 隻の船籍別は、パナマ船籍 310 隻(26%) 、韓国船籍 252 隻 (21%) 、カンボジア船籍 180 隻(15%)となっています。 (ⅱ)船長の国籍別 過去 5 年間の外国船舶事故の船長の国籍別は、韓国 333 人(28%) 、中国 317 人(27%) 、フ ィリピン 140 人(12%)となっています。 【外国船舶事故の割合(船籍別 過去 5 年間) 】 パナマ 310隻 26% その他 324隻 28% 中国 35隻 3% 香港 40隻 3% ベリーズ 41隻 4% 【外国船舶事故の割合(船長の国籍別 過去 5 年間) 】 その他 252人 21% 日本 50人 4% 外国船舶事故 (船籍別) (過去5年間) 1,182隻 カンボジア 180隻 15% 韓国 252隻 21% ロシア 94人 8% 外国船舶事故 (船長の国籍別) (過去5年間) フィリピン 140人 12% - 23 - 1,182隻 中国 317人 27% 韓国 333人 28% ホ ふくそう海域の船舶事故 ふくそう海域の 1 日平均の船舶通航量は約 4,000 隻となっており、事故発生の蓋然性が高くな っています。 過去 5 年間のふくそう海域における事故は 4,499 隻で、横ばいとなっています。 平成 25 年のふくそう海域の事故は 872 隻で、平成 24 年(877 隻)より5隻減少しました。 事故種類別は、衝突 306 隻(35%) 、乗揚 131 隻(15%) 、機関故障 130 隻(15%)となってい ます。 船舶種類別は、プレジャーボート 421 隻(48%) 、貨物船 146 隻(17%) 、漁船 141 隻(16%) となっています。 【ふくそう海域の船舶事故割合(事故種類別 平成 25 年) 】 【ふくそう海域の船舶事故の割合(船舶種類別 平成 25 年) 】 遊漁船 旅客船 17隻 21隻 2% 2% その他 161隻 18% 推進器障害 43隻 5% ふくそう海域 の 船舶事故 (平成25年) 運航 阻害 101隻 12% タンカー 41隻 5% 衝突 306隻 35% 漁船 141隻 16% 872隻 機関 故障 130隻 15% 乗揚 131隻 15% その他 85隻 10% ふくそう海域 の 船舶事故 (平成25年) 872隻 貨物船 146隻 17% - 24 - プレジャー ボート 421隻 48% (ⅰ)ふくそう海域の衝突・乗揚事故 【ふくそう海域における衝突・乗揚事故の推移】 平成 22 年 7 月 1 日に「港則法及び海上交通 安全法の一部を改正する法律」が施行され、海 40 上交通センターの運用管制官による情報提供 35 や勧告等の航行援助の充実強化、地形や潮流な 30 (隻) 38 衝突 乗揚 11 26 ど各海域の特性に応じた新たな航法の設定、 25 AIS を活用した港内での効率的な交通整理手 6 19 20 法の導入、台風来襲時等における港内での危険 16 を防止するための命令等、ふくそう海域や港内 15 における船舶交通の安全対策の強化が図られ 10 7 27 8 20 5 ました。その結果、法施行前と法施行後を比べ 12 5 8 5 ると衝突・乗揚事故隻数が大幅に減少しました。 0 H21 H22 H23 法施行前 H24 H25 法施行後 *ふくそう海域で発生した長さ 50m 以上(関門海峡は総トン数 300 トン以上)の船舶の衝突・乗揚事故 (ⅱ)ふくそう海域のトン階別 衝突・乗揚事故 過去 10 年間の、海上交通安全法の航路等における総トン数 100 トン以上の船舶の衝突・乗揚事 故のうち、総トン数 1,000 トン以上の船舶による事故の約 8 割を外国船舶が占めています。一方、 総トン数 500 トン未満の船舶による事故のほとんどは、日本船舶によるものです。 外国船舶については、我が国周辺海域での航法や地理を把握していないなど、また日本船舶につ いては、航行している船舶の見張りの不十分さや海上交通センターが VHF により行っている危険 予防のための情報提供等の聴取率の低さが原因と考えられています。 【トン階別による衝突・乗揚事故の推移(過去 10 年間) 】 90 (隻) 83 80 外国船 73 日本船 70 57 60 52 50 40 28 30 19 20 10 4 17 10 7 6 0 3 0 0 100-300t 300-500t 500-1000t 1000-3000t - 25 - 3000-10000t 10000-20000t 20000t以上 ヘ 船舶事故に伴う死者・行方不明者 平成 25 年の船舶事故に伴う死者・行方不明者数は 84 人で、平成 24 年(78 人)と比較すると ほぼ横ばいとなっています。 船舶種類別では、過去 5 年間を通じて常に漁船が最も多くなっていますが、平成 25 年はプレ ジャーボートの事故による死者・行方不明者が平成 24 年(7 人)と比較すると 16 人増加となっ ています。 【船舶事故に伴う死者・行方不明者数の推移(船舶種類別 過去 5 年間) (人) 160 143 貨物船 140 120 タンカー 108 99 100 旅客船 84 78 80 60 55 57 遊漁船 39 38 27 40 漁船 64 68 28 20 19 13 77 14 23 プレジャー ボート 15 その他 0 H21 H22 H23 H24 H25 平成 25 年の死者・行方不明者を伴う船舶事故隻数は 51 隻で、平成 24 年(46 隻)と比較する と 5 隻増加しました。 事故種類別では衝突が 21 隻で、船舶種類別では漁船が 23 隻で最も多くなっています。 】 【死者行方不明者を伴う船舶事故隻数の推移(事故種類別 過去 5 年間) 】 【死者行方不明者を伴う船舶事故隻数の推移(船舶種類別 過去 5 年間) 30 (隻) 70 (隻) 28 60 60 25 21 19 18 18 14 51 46 40 12 35 31 12 9 38 32 30 23 21 11 10 20 5 5 52 50 20 15 54 3 2 17 4 13 13 10 4 0 7 0 H21 衝突 浸水 H22 H23 乗揚 その他 H24 H25 H21 転覆 H22 漁船 貨物船 - 26 - H23 H24 H25 プレジャーボート その他 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故 平成 25 年に海上保安庁が認知した船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故者数は 2,877 人で、 昨年より 6 人増加しました。事故の内訳としては、船舶事故以外の乗船中の事故が 960 人、マリン レジャーに関する海浜事故※が 857 人、 マリンレジャー以外の海浜事故※が 1,060 人となっています。 このうち死者・行方不明者数は 1,240 人で、昨年より 59 人減少しました。事故の内訳としては、船 舶事故以外の乗船中の事故が 219 人、マリンレジャーに関する海浜事故が 280 人、マリンレジャー 以外の海浜事故が 741 人となっています。 ※ マリンレジャーに関する海浜事故とは、遊泳中の事故や釣り中の事故等をいい、マリンレジャー以外の海浜事故とは、岸壁か らの海中転落や自殺等をいいます。 【事故者数の推移(過去 5 年間) 】 3,500 (人) 3,009 2,621 1,110 1,168 1,007 2,000 1,500 922 846 1,000 500 1,800 2,958 3,000 2,500 【死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 759 2,871 2,877 (人) 1,600 1,351 1,090 1,200 1,060 1,000 842 776 944 855 939 800 296 960 200 H23 H24 234 272 280 228 228 259 219 H22 H23 H24 H25 312 279 0 H22 741 666 600 0 H21 1,240 768 800 857 1,299 1,128 400 977 1,340 1,400 H21 H25 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 マリンレジャー以外の海浜事故 マリンレジャーに関する海浜事故 船舶事故以外の乗船中の事故 イ 船舶事故以外の乗船中の事故 平成 25 年の船舶事故以外の乗船中の事 故者数は 960 人で昨年と比較すると 21 人 【事故内容別事故者数の推移(過去 5 年間) 】 600 (人) 海中転落 増加しました。このうち死者・行方不明者 数は 219 人で昨年と比較すると 40 人減少 しました。 平成 25 年の船舶事故以外の乗船中の事 故者 960 人を事故内容別にみると、負傷 が 464 人(48%)と最も多く、次いで病 493 500 453 447 464 267 275 負傷 398 400 病気 300 251 241 225 中毒 200 204 気が 275 人(29%) 、海中転落が 177 人 100 (18%)となっており、これらで事故の 0 147 175 173 177 自殺 その他 H21 95%を占めています。 H22 H23 H24 H25 また、死者・行方不明者 219 人を事故内容別にみると、海中転落が 100 人(46%)と最も多く、 次いで病気 67 人(31%) 、負傷 26 人(12%)となっています。 - 27 - 【事故内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 160 141 140 海中転落 114 120 112 旅客船 3人, 3% 負傷 100 94 100 【海中転落による死者・行方不明者の割合 (船舶種類別 平成 25 年) 】 作業船 4人, 4% 病気 貨物船 6人, 6% 80 60 40 81 79 中毒 70 59 31 自殺 26 21 18 20 67 38 その他 0 H21 H22 H23 H24 遊漁船 タンカー その他 5人 2人 3人 2% 5% 3% 海中転落による 死者・行方不明者 プレジャー 100人 ボート 16人 16% 漁船 61人 61% H25 平成 25 年の船舶事故以外の乗船中の事故のうち、海中転落による死者・行方不明者 100 人を船 舶種類別にみると、漁船が 61 人(61%)と最も多く、次いでプレジャーボートが 16 人(16%) となっています。 海中転落による死者・行方不明者が最も多いのは漁船となっており、漁船からの海中転落者 61 人のうち、ライフジャケットを着用していたのは 9 人であり、着用率は 15%と非常に低くなって います。 また、漁船からの海中転落による死者・行方不明者のうち一人乗り漁船によるものは 40 人であ り、漁船からの海中転落による死者・行方不明者の 66%を占めています。 【漁船からの海中転落(過去 5 年間) 】 【一人乗り漁船からの海中転落(過去 5 年間) 】 H21 H22 H23 H24 H25 漁船からの海中転落 うち死者・行方不明者 うちライフジャケット着用者 ライフジャケット着用率 H21 H22 H23 H24 H25 122 87 86 90 91 一人乗り漁船からの海中転落 76 54 57 56 58 90 59 61 64 61 63 38 40 45 40 15 7 5 9 9 13 6 4 8 6 17% 12% 8% 14% 15% - 28 - うち死者・行方不明者 うちライフジャケット着用者 ライフジャケット着用率 21% 16% 10% 18% 15% ロ マリンレジャーに関する海浜事故 平成25年のマリンレジャーに関する海浜事故者数は857人で、昨年と比較すると15人増加しまし た。このうち死者・行方不明者数は280人で、昨年と比較すると8人増加しました。 平成 25 年のマリンレジャーに関する海浜事故者 857 人を活動内容別にみると、釣り中の事故者 数が 292 人、遊泳中の事故者数が 284 人となっており、全体の 67%を占めています。 【活動内容別事故者数の推移(過去 5 年間) 】 350 300 【活動内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 319 299 278 269 250 292 266 303 284 240 150 100 50 0 H22 H23 123 H24 H25 遊泳中 132 111 120 釣り中 磯遊び中 100 サーフィン中 200 H21 (人) 140 遊泳中 319 101 111 100 80 ボードセイリン グ中 スキューバダイ ビング中 ウェイクボード 中 被引浮体遊 具使用中 その他 91 99 106 ボードセイリン グ中 スキューバダイ ビング中 ウェイクボード 中 被引浮体遊 具使用中 その他 60 40 20 0 H22 H23 磯遊び中 サーフィン中 79 H21 釣り中 H24 H25 (ⅰ)釣り中の事故 平成 25 年の釣り中の事故者数は 292 人で、昨年と比較すると 14 人増加しました。このうち 死者・行方不明者数は 111 人で、昨年と比較すると 10 人増加しました。 平成 25 年の釣り中の事故者 292 人を事故内容別にみると、 海中転落が最も多く 204 人 (70%) でした。海中転落者 204 人のうち単独行動していた者は 111 人で、死者・行方不明者は 67 人 (60%)でした。一方、複数名行動していた者は 93 人で、死者・行方不明者は 30 人(32%) であり、単独行動の場合の死亡率は、複数名行動に比べて約 2 倍高くなっています。 事故原因別にみると、実施中の活動に対する不注意※、周辺環境に対する不注意等の自己の過 失によるものが多くを占めています。 過去 5 年間の釣り中の海中転落による事故者は 971 人(70%)で、このうちライフジャケッ トを着用していたのは 221 人(23%)でした。また、発生場所別にみると、事故者数及び死者・ 行方不明者数が多いのは磯場、防波堤、岸壁の順になっています。特にこれらの場所のうち防波 堤、岸壁では、死者・行方不明者のうち 90%以上が海中転落によるものであるにもかかわらず、 ライフジャケットの着用率がそれぞれ 20%、4%と極めて低い状況となっています。 ※ 実施中の活動に対する不注意とは、活動中の考え事、脇見等、実施している活動に集中していなかった場合をいいます。 - 29 - 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 【事故内容別事故者数の割合(平成 25 年) 】 (人) 50% 350 303人 300 37% 269人 37% 250 278人 292人 36% 38% 溺水 10人 3% 40% 30% 150 111人 負傷 11人 4% 240人 33% 200 100 病気 4人, 1% 100人 79人 20% 111人 101人 帰還不能 63人 22% 釣り中 292人 10% 50 海中転落 204人 70% 0% 0 H21 H22 事故者数 H23 H24 死者・行方不明者数 H25 死亡率 【海中転落者の単独行動・複数名行動別の死亡率 (平成 25 年) 】 44人 単独行動 40% 67人 60% 111 人 【事故原因別事故者数の割合(平成 25 年) 】 気象・海象 不注意 36人 12% 複数名行動 93人 死者・行方不明者 【海中転落者のライフジャケット着用状況 (過去 5 年間) 】 800 死者・行方不明者 700 生存者 600 375人 (50%) 500 400 300 200 100 【場所別事故者数及び死者・行方不明者数と ライフジャケット着用率(過去 5 年間) 】 500 375人 (50%) 158人 (72%) 事故者数 死者・行方不明者 LJ着用率 400 57% 300 156 32% 151 20% 102 4% 0 磯場 非着用(77%) - 30 - 防波堤 70% 60% 50% 264 100 0 着用(23%) 80% 462 430 200 63人 (28%) その他 1人 0% 実施中の 活動に対する 不注意 93人 33% 自己の過失 252人 87% 周辺環境に 対する不注意 74人 26% 63人 68% 原因不明 11人 4% 他人の過失 15人 5% 不可抗力 13人 4% 気象・海象 無視 16人 5% 30人 32% 生存者 知識・技能 不足 その他 6人 7人 2% 2% 健康状態に 対する不注意 6人 無謀な行為 2% 14人 5% 岸壁 132 30% 23% 20% 76 53 消波 ブロック 40% 18 10 30 10% 0% 砂浜 その他 (ⅱ)遊泳中の事故 平成 25 年の遊泳中の事故者数は 284 人で、昨年と比較すると 15 人減少しました。このうち 死者・行方不明者数は 106 人で、昨年より 7 人増加しました。 平成 25 年の遊泳中の事故者 284 人を事故内容別にみると、溺水が最も多く 176 人(62%) でした。事故原因別にみると、実施中の活動に対する不注意等の自己の過失が 80%とほとんど を占めています。 また、飲酒をした遊泳による事故者数は 45 人、離岸流によるものと考えられる事故者数は 51 人でした。 過去 5 年間の事故者数を年齢層別にみると、10 歳代の事故者が 25%と最も多く、10 歳代以 下の若年齢層の事故が 3 分の 1 以上を占めています。 【事故内容別事故者数の割合(平成 25 年) 】 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 350 319人 300 319人 39% 299人 41% 266人 250 34% 284人 37% 33% 40% 30% 200 150 123人 病気 負傷 8人 26人 3% 9% 50% 132人 91人 100 106人 99人 20% 帰還不 能 74人 26% 遊泳中 284人 溺水 176人 62% 10% 50 0% 0 H21 H22 事故者数 H23 H24 H25 死者・行方不明者数 死亡率 【飲酒をしての事故者の死亡率(平成25年) 】 【事故原因別事故者数の割合(平成 25 年) 】 健康状態に 対する不注意 12人 4% 気象・海象 無視 5人 2% 他人の過失 20人 不可抗力 7% 16人 6% 原因不明 19人 7% 気象・海象 不注意 19人 周辺環境に 7% 対する不注意 23人 8% 知識・技能 不足 41人 14% その他 1人 0% 自己の過失 226人 79% 無謀な行為 54人 19% その他 3人 1% 実施中の 活動に対する 不注意 71人 25% 28人 62% 生存者 死者・行方不明者 【年齢層別事故者数の割合(過去5年間) 】 60歳以上 10歳未満 164人 182人 11% 50歳代 12% 119人 8% 10歳代 40歳代 372人 遊泳中 171人 26% 1487人 11% 30歳代 191人 13% - 31 - 遊泳中 飲酒 45人 17人 38% 20歳代 288人 19% (ⅲ)スキューバダイビング中の事故 平成 25 年のスキューバダイビング中の事故者数は 49 人で、昨年と比較すると 9 人減少しま した。このうち死者・行方不明者数は 17 人であり、昨年と比較すると 5 人減少しました。ま た、スキューバダイビング中の事故者のうち死者・行方不明者の占める割合は 35%であり高い 状況となっています。 平成 25 年のスキューバダイビング中の事故者 49 人を事故内容別にみると、溺水が最も多く 30 人(61%)でした。また、事故原因別でみると、知識・技能不足や健康状態に対する不注意 等の自己の過失によるものが多くを占めています。 過去 5 年間の事故者数を年齢層別にみると、40 歳代以上が 70%を占めており、特に病気に よる死者・行方不明者では 40 歳代以上が 91%を占めています。 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 70 60 70% 58人 50% 52人 40 20 60% 49人 50人 50 30 【事故内容別事故者数の割合(平成 25 年) 】 38% 37人 27% 24% 25人 14人 50% 35% 30% 22人 17人 9人 10 40% H23 H24 死者・行方不明者数 対する不注意 5人 10% 10歳代 5人 20歳代 2% 25人 10% 30歳代 スキューバ 44人 ダイビング中 18% 60歳以上 56人 23% 周辺環境に 対する不注意 1人 2% 50歳代 61人 25% 他人の過失 8人 16% 246人 40歳代 55人 22% 【年齢層別病気による死者・行方不明者数の割合 (過去5年間) 】 30歳代 2人 9% 40歳代 3人 スキューバ 13% 不可抗力 9人 18% 自己の過失 27人 56% 知識・技能 不足 15人 32% 62% 【年齢層別事故者数の割合(過去5年間) 】 H25 死亡率 【事故原因別事故者数の割合(平成 25 年) 】 実施中の 活動に対する 不注意 5人 健康状態に 10% スキューバ ダイビング中 溺水 49人 30人 20% 0% 器具・装備 の不備 1人 2% 病気 11人 22% 10% 0 H21 H22 事故者数 その他 帰還不能1人 7人 2% 14% 60歳以上 13人 56% 原因不明 5人 10% - 32 - ダイビング中 病気 23人 50歳代 5人 22% (ⅳ)シュノーケリング中の事故 遊泳中、磯遊び中及びその他の活動中の事故のうち、シュノーケルを使用中に発生した平成 25 年の事故者数は 52 人で、昨年と比較すると 5 人減少しましたが、このうち死者・行方不明 者は 35 人で、昨年より 1 人増加し、過去 5 年間で最多となりました。また、シュノーケリング 中の事故者のうち死者・行方不明者の占める割合は 67%と高くなっています。 過去 5 年間の事故者数を活動内容別にみると、遊泳中が最も多く 202 人(89%)となってお り、また、事故原因別にみると、実施中の活動に対する不注意や知識・技能不足等の自己の過失 によるものが多くを占めています。 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 60 56% 40 56% 52% 33人 60% 52人 67% 34人 34人 70% 60% 35人 29人 30 20 80% 57人 52人 50 【活動内容別事故者数の割合(過去 5 年間) 】 50% 40% 19人 17人 磯遊び中 8人 4% その他 18人 8% 30% 20% 10 10% シュノーケリング中 228人 0% 0 H21 事故者 H22 H23 H24 死者・行方不明者数 H25 死亡率 【事故原因別事故者数の割合(過去 5 年間) 】 周辺環境に 対する不注意 11人 5% 健康状態に 対する不注意 14人 6% 気象・海象 不注意 16人 7% 無謀な行為 21人 9% 不可抗力 9人 4% その他 11人 5% 自己の過失 179人 79% 知識・技能 不足 49人 21% その他 4人 2% 原因不明 26人 11% 他人の過失 10人 4% 実施中の 活動に対する 不注意 57人 26% - 33 - 遊泳中 202人 88% (ⅴ)被引浮体遊具使用中の事故 平成 25 年のバナナボート等の被引浮体遊具使用中の事故者数は 40 人で、昨年と比較すると 20 人増加し、過去 5 年間で最多となりました。このうち死者・行方不明者数は 1 人でした。 過去 5 年間の事故者数を事故内容別にみると、負傷が最も多く 110 人(80%)であり、うち 傷病程度が入院を必要とする中等症以上の負傷事故が 48 人 (44%) と高い割合となっています。 【事故者数及び死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 (人) 45 40人 40 35 30 32人 28人 25 20 20人 18人 15 10 5 0 1人 0人 1人 H21 H22 H23 事故者 0人 H24 1人 H25 死者・行方不明者 【事故内容別事故者数の割合(過去 5 年間) 】 【負傷事故者の傷病程度の割合(過去 5 年間) 】 死亡 1人, 1% 病気 1人, 1% 帰還不 能 23人 17% 溺水 4人 3% 重症 20人 18% 被引浮体 遊具使用中 138人 中等症 27人 25% 負傷 110人 79% - 34 - 被引浮体 遊具使用中 負傷者 110人 軽症 62人 56% ハ マリンレジャー以外の海浜事故 平成 25 年のマリンレジャー以外の海浜事故による事故者数は 1,060 人で、昨年と比較すると 30 人減少しました。このうち死者・行方不明者数は 741 人で、昨年と比較すると 27 人減少しました。 平成 25 年のマリンレジャー以外の海浜事故による死者・行方不明者 741 人を事故内容別にみる と、特に多いのは自殺の 451 人(前年比 34 人減)で全体の 61%を占め、次いで岸壁等からの海 中転落が 231 人(前年比 8 人増)と全体の 31%を占めています。 過去 5 年間の傾向をみると、事故者数及び死者・行方不明者数ともにほぼ横ばいの傾向となっ ています。 【事故内容別事故者数の推移(過去 5 年間) 】 【事故内容別死者・行方不明者数の推移(過去 5 年間) 】 600 (人) 508 800 (人) 700 653 682 603 600 528 570 500 400 344 380 326 374 318 300 508 485 500 451 408 岸壁等から の海中転落 400 自殺 300 その他 岸壁等から の海中転落 203 189 200 223 231 183 その他 200 100 160 113 0 H21 H22 100 161 H23 107 116 H24 H25 103 0 65 H21 - 35 - H22 自殺 75 60 59 H23 H24 H25 3 海事関係法令違反の取締り状況 平成 25 年の海事関係法令違反の送致件数は 2,975 件で、 平成 24 年 (3,152 件) と比較し 177 件 (5.6%) 減少しました。 法令別では、無検査航行、定員超過や過積載の禁止等を規定した船舶安全法違反の送致件数が 1,300 件で全体の 44%を占めています。 また、無資格運航の禁止等を規定した船舶職員及び小型船舶操縦者法違反の送致件数は 403 件(前 年比 59 件減少) 、海上交通の安全に直接的に影響を及ぼす航路航行義務違反等の海上交通安全法違反 の送致件数は 22 件(前年比 29 件減少) 、危険物積載指定場所違反等の港則法(除第 24 条)違反の送 致件数は 204 件(前年比 19 件増加)となっています。 【海事関係法令違反の送致件数(過去 5 年間) 】 2,500 (件) (件) 4,017 2,000 3,906 4,000 1,930 1,912 4,500 3,349 3,500 3,152 2,975 1,654 3,000 1,497 1,500 1,300 2,500 2,000 1,000 1,500 651670 500 646 588 638 455 445 437 543 480 474 378 1,000 462 403 299 88 95 156 97 82 108 204 185 102 71 62 51 500 105 109 22 0 0 H21 H22 船舶法関係法令(含漁船方) 船舶職員及び小型船舶操縦者法 その他の法令 H23 船舶安全法関係法令 港則法(除第24条) 合計 - 36 - H24 H25 船員法 海上交通安全法 第3章 海難防止対策 近年の船舶事故発生状況をみると、 見張り不十分や操船不適切等の人為的要因による事故が多発して おり、海難防止に関する意識を高めることが最も重要な課題となっています。 このため、海上保安庁では海事関係機関との連携を強化するとともに、海難防止講習会や訪船指導等 あらゆる機会を通じて海上交通ルールの遵守、安全航行の励行について指導し、海難防止思想の幅広い 普及を図っていきます。 1 第3次交通ビジョン≪~7 つの課題と 3 つの目標~≫ 平成 25 年 10 月、交通政策審議会海事分科会から答申された「船舶交通の安全・安心をめざした取 組み」では、次のとおり、おおむね 5 年間における船舶交通安全政策の方向性と具体的施策(7 つの課 題と 3 つの目標)が示され、海上保安庁では「第 3 次交通ビジョン」と位置づけました。 海上保安庁では、 「第 3 次交通ビジョン」の目標達成に向け、PDCA サイクルを定め、次年度の施策 の進め方など「第3次交通ビジョン」のフォローアップ等を議論するため「船舶交通安全部会」を設 置し、より一層、船舶交通の安全・安心を目指し取り組んでいきます。 ◇7つの課題 ◇3つの目標 1 ふくそう海域の安全対策 1 ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 2 準ふくそう海域の安全対策 2 港内等における衝突・乗揚事故の減少 3 港内船舶交通の効率化・安全対策 3 小型船舶における事故の減少 4 小型船舶の安全対策 5 航路標識の整備・管理の在り方 6 大規模災害発生時における船舶交通の安全対策 7 戦略的技術開発 2 小型船舶に対する情報提供の強化 海上保安庁では、プレジャーボート、漁船等の船舶運航者や磯釣り、マリンレジャー愛好者の方々に 対して、全国各地の灯台などで観測した風向、風速、波高などの局地的な気象・海象状況、海上工事 状況、海上模様が把握できるライブカメラ映像などの海の安全に関する情報をリアルタイムで提供す る沿岸域情報提供システム(MICS)を運用しています。 MICS 情報は、WEB サイト(パソコン、携帯電話)で提供しており、情報のうち気象・海象状況に ついては、テレホンサービス及び無線電話でも提供しており、 「誰もが簡単に」 「必要な情報を必要な ときに」 「誰でもわかりやすく」入手することができます。 - 37 - 近年、携帯電話からの MICS の利用が増加していることを踏まえ、平成 25 年 7 月から WEB 画面の 全国統一化及び 24 時間体制で海上保安庁が発表する緊急情報等を、電子メールを使用してリアルタイ ムで配信する情報提供サービスを全国展開しています。 緊急情報 ○○海上保安部-気象現況 発表があります(5) ○○海上保安部 2014/04/01 15:55 ・ 気象現況 ・ 日出没/潮汐情報 ・ ・ ・ ・ 剱埼灯台 風向:北北東 風速:9m/s 携帯電話 ホームページ はこちら http://www.kaiho.mlit.go.jp/ info/mics/m/index.htm パソコン ホームページはこちら http:/www.kaiho.mlit.go.jp/ info/mics/ 海上保安庁 洲埼灯台 風向:北北東 風速:11m/s 警報・注意報 海上安全情報 ライブカメラ お知らせ 電子メール配信の登録 はこちら http://www7.kaiho.mlit. go.jp/micsmail/reg/ touroku.html 3 灯浮標をプラットホームとした気象情報提供システムの整備 狭水道や航路等では、気象状況によって船舶の操縦性能が制限されることから、その海域における 正確な気象現況の情報提供が望まれていました。そこで、従来、海上保安庁では、MICS等で提供 している灯台で観測した気象情報に加え、海上にある灯浮標(ブイ)をプラットホームとして、気象 測器を設置し、観測した気象情報の提供を行うこととしました。 これらの実現に向けて、必要なシステムを灯浮標の限られたスペースに搭載するために各装置の小 型化及び電源の効率化等の技術開発や試験に取り組んできました。 既に、関門海峡の東西出入口の灯浮標で試験運用を行っており、平成26年3月末から情報提供サー ビスを開始することとしています。 海上保安庁では、引き続き、整備を進め、より安全な船舶交通環境の構築を図っていきます。 陸上の風向・風速 AIS用送信アンテナ 沖は波が高い。出 海上の風向・風速・波高 港を見合わせよう。 GPSアンテナ (GPSによる波高観測) 風向・風速計 従来スタイル 周辺陸上部における 気象現況の提供 太陽電池パネル 波が高くなるので、乗 客にシートベルトを着用 させよう。 沖は風が強かった ので引き返そう。 新しいスタイル 海上における気象現況 を提供 【灯浮標による気象情報提供システムのイメージ図】 - 38 - AIS送信装置、 GPS式波高計、 電源装置 4 関係省庁海難防止連絡会議 関係省庁の海難防止に係る各種施策についての意見交換・調整等を行 い、効果的に各種施策を融合し、連携を図ることを目的として、平成 20 年 2 月 29 日に「関係省庁海難防止連絡会議」を設置しました。 平成 23 年から、この会議における重点対象事項を「プレジャーボー ト、漁船、遊漁船及び総トン数 500 トン未満の貨物船、タンカー、旅客 船(日本船舶に限る。 )の安全対策の推進」と定め、海難防止対策の推進 に係る施策の連携を強化しています。 5 小型船舶事故防止対策 プレジャーボートや漁船等の小型船舶の事故は、船舶事故全体の約7割を占めています。そのうち、 プレジャーボート事故は年間 900~1,000 隻で推移し、約 4 割が機関故障及び衝突です。また、漁船事 故は毎年 600~800 隻発生しており、減少傾向にあるものの、全船舶事故隻数のうち約 3 割を占め、約 4 割が衝突及び乗揚です。死者・行方不明者を伴う船舶事故の約 9 割がプレジャーボート及び漁船事故 であることから、より多くの小型船舶操縦者に対して安全意識の向上・啓発を図る必要があります。 これら船舶事故を未然に防止するためには、日頃から船体機関の整備・点検を行うほか、船舶職員及 び小型船舶操縦者法で定められている発航前点検や適切な見張り、海中転落に備えたライフジャケッ ト着用等の遵守事項を確実に行うことが重要です。 海上保安庁では、安全啓発用リーフレットを作成し、マリーナ、漁業協同組合等の海事関係機関への 配布のほか、小型船舶操縦者免許更新講習機関等の協力を受け、講習受講者、船舶検査受験者に対し てリーフレットを配布して遵守事項の周知を行いました。 また、毎年 10 月に漁業関係団体が主体となって実施している「全国漁船安全操業推進月間」につい て、海上保安庁も関係機関と連携・協力の上、漁船海難防止のための各種施策を講じてきました。 これからも、小型船舶の海難防止に向け、関係省庁等と連携した海難防止講習会等による指導の裾野 の拡大や AIS 搭載に関する海難防止効果等の有用性の周知啓発による普及促進等を実施していきます。 6 全国海難防止強調運動 毎年、約 2,500 隻の船舶事故が発生していますが、その多くは見張り不十分や機関取扱不良、気象・ 海象に対する不注意といった人為的要因に起因するものとなっています。 また、海難を防止するためには、船舶所有者、運航者をはじめとする海事関係者、漁業関係者、マリ ンレジャー関係者等、船舶運航に直接係わる方はもとより、広く国民の皆様にも、海難防止について 関心を深めていただくことが極めて重要です。 このため、毎年 7 月 16 日から 31 日までの間、 「海難ゼロへの願い」をスローガンに関係行政機関と 海事関係団体等民間の関係者が一体となって、海難防止思想の普及、高揚を図ることを目的とした「全 国海難防止強調運動」を実施しています。 平成 25 年度からは、より親しみやすい運動とするためサブタイトル「海の事故ゼロキャンペーン」 を用いることとし、 「見張りの徹底及び船舶間コミュニケーションの促進」 「小型船(漁船、遊漁船、 プレジャーボート)の安全対策の徹底」を重点事項に掲げ、官民一体となった運動を展開しています。 今後も、本運動を通じて海難防止活動を実施し、広く海難防止を呼びかけていきます。 - 39 - 7 マリンレジャー事故防止対策 (1)釣り中の事故防止対策 釣り場を巡回し、また釣具店等に協力を求めて、自己救命策の確保や気象・海象の早期把握等につ いて指導・啓発を行っていきます。 特に、防波堤及び岸壁でのライフジャケットの着用率が低く、また単独行動での海中転落事故が多 発していることから、ライフジャケットの着用と複数名行動の励行に重点をおいた指導・啓発を行 っていきます。 また、地元自治体や釣り関係団体等と連携協力し、立て看板の設置や講習会の開催など効率的・効 果的な安全指導を行うとともに、地域の事故発生状況等を踏まえ、事故多発地域への巡回指導等を 強化していきます。 【巡回による安全指導】 【地域ごとの安全講習会】 (2)遊泳中の事故防止対策 海水浴場の巡回や若年齢層に対する安全講習会等において、 離岸流や引き潮等の海に潜む危険に関 する知識やペットボトル等の身の回り品を使用した救助方法等についての指導を行っていきます。 また、飲酒をした遊泳者による事故が増加傾向にあることから、飲酒をした遊泳の危険性等につい ても周知・啓発活動を推進していきます。 【児童に対する安全講習会】 【遊泳者に対する安全指導】 - 40 - (3)スキューバダイビング中の事故防止対策 スキューバダイビング中の事故は、知識・技能 不足、実施中の活動や健康状態に対する不注意等 の自己の過失による事故が多く、また、死亡者に 占める 40 歳以上の割合が高いことから、ダイビ ングスポットの巡回やショップ、ダイビング関係 団体等と連携した安全講習会等において、この様 な事故の傾向を説明し、ダイビング中の安全管理 や事前の体調確認等の徹底について指導を行っ ていきます。 【ダイビングインストラクター等との合同訓練】 (4)関係機関等と連携した事故防止対策の推進 海浜事故を防止するため、港湾・海水浴場等の 管理者である地元自治体等に対し、離岸流や海中 転落等の危険性を周知する立て看板の設置や立 入禁止区域への侵入防止措置、救命設備の設置等 の安全対策を講じるよう働きかけるとともに、地 域関係者による安全対策会議の開催や関係機関 との合同パトロールの実施について働きかけを 行っていきます。 また、地域の実情に応じて、水難救済会、ライ フセービングクラブ、B&G海洋センター、その 【ライフジャケット着用を啓発する看板】 他の各種マリンレジャー関係団体とも積極的に 連携し、海浜事故を防止するための安全対策を実施していきます。 - 41 - 第4章 救助状況及び海難発生時の救命率向上策 1 救助状況 (1)船舶事故の救助状況 平成 25 年の事故船舶 2,306 隻のうち要救助船舶は 1,811 隻でした。要救助船舶の中で、自力入 港した 234 隻を除いた 1,577 隻のうち 1,363 隻が救助されました。 海上保安庁は、これらの事故に対し、巡視船艇延べ 2,155 隻、航空機延べ 589 機等を出動させ ました。海上保安庁が救助した船舶以外の船舶についても、巡視船艇・航空機による捜索、救助 手配等を行っており、直接救助した船舶と合わせると 1,540 隻に対して救助活動を行いました。 また、乗船者に対しては、事故船舶 2,306 隻の乗船者 10,435 人のうち 5,448 人に対して救助活動 を行いました。 (2)船舶事故以外の乗船中の事故及び海浜事故の救助状況 イ 船舶事故以外の乗船中の事故の救助状況 平成 25 年の船舶事故以外の乗船中の事故者 960 人の中で、自殺 23 人及び自力救助した 398 人を除いた 539 人のうち 339 人が救助されました。 海上保安庁は、これらの事故に対し、巡視船艇延べ 649 隻、航空機延べ 355 機を出動させま した。海上保安庁が救助した事故者以外の事故者についても、巡視船艇・航空機による捜索、 救助手配等を行っており、直接救助した事故者と合わせると 416 人に対して救助活動を行いま した。 ロ マリンレジャーに関する海浜事故の救助状況 平成 25 年のマリンレジャーに関する海浜事故の事故者 857 人の中で、自力救助した 114 人を 除いた 743 人のうち 463 人が救助されました。 海上保安庁は、これらの事故に対し、巡視船艇延べ 484 隻、航空機延べ 212 機を出動させま した。海上保安庁が救助した事故者以外の事故者についても、巡視船艇・航空機による捜索、 救助手配等を行っており、直接救助した事故者と合わせると 400 人に対して救助活動を行いま した。 ハ マリンレジャー以外の海浜事故の救助状況 平成 25 年のマリンレジャー以外の海浜事故の事故者 1,060 人の中で、自殺 570 人及び自力救 助した 54 人を除いた 436 人のうち 146 人が救助されました。 海上保安庁は、これらの事故に対し、巡視船艇延べ 451 隻、航空機延べ 110 機を出動させま した。海上保安庁が救助した事故者以外の事故者についても、巡視船艇・航空機による捜索、 救助手配等を行っており、直接救助した事故者と合わせると 559 人に対して救助活動を行いま した。 - 42 - 2 救助・救急活動の充実・強化 (1)救助・救急体制の充実・強化 海上保安庁では、救助・救急体制の充実のため、特 殊救難隊や機動救難士、潜水士といった高度で専門的 な知識・技能を有する救助活動のエキスパートの配 置・養成に努めていきます。また、海難等により生じ た傷病者の搬送中に、容態に応じた適切な処置を行え るよう、専門の資格を有する救急救命士を配置すると ともに、実施する救急救命処置の質を医学的観点から 保障するメディカルコントロール体制の更なる充実 【行方不明者の捜索を行う特殊救難隊】 強化を図っていきます。さらに、巡視船艇・航空機の 高機能化とともに、救助資器材を整備するなど救助・救急体制の充実強化を図っていきます。 (2)関係機関との連携・協力体制の充実・強化 海上保安庁では、長大な海岸線を有する我が国沿岸部において発生した海難に適切に対応する ため、日頃から警察・消防等の救助機関や民間救助組織と合同で海難救助訓練や海浜パトロール を実施するなど、関係機関との連携・協力体制の充実・強化に努めていきます。 3 海中転落者のライフジャケット着用率の向上 (1)漁業者を対象としたライフジャケット着用率の向上 平成 25 年の漁船からの海中転落者 251 人のうち、船舶事故によるものが 160 人、船舶事故に よらないものが 91 人で、このうちライフジャケットを着用していたのは船舶事故によるものが 72 人(45%)、船舶事故によらないものが 20 人(22%)でした。 過去 5 年間の漁船からの海中転落者のライ フジャケット着用・非着用別による死亡率を みると、着用者の死亡率 26%に対し、非着用 【漁船からの海中転落者のライフジャケット 着用・非着用別の死亡率(過去 5 年間)】 ライフジャケット着用者 ライフジャケット非着用者 者の死亡率は 50%となっています。非着用者 の死亡率は着用者に比べて約 2 倍高くなって いることから、ライフジャケット着用の有無 が、海中転落した場合の生死を分ける大きな 要因になっています。 このような状況を踏まえ、海上保安庁では、 105人 26% 420人 51% 407人 932人 399人 49% 302人 74% 生存者 死者・行方不明者 地元自治体や水産関係団体等とも連携・協力 し、漁業者に対する海難防止講習会等におい て自己救命策確保に重点をおいた指導・啓発を行うほか、女性ライフジャケット着用推進員 (LGL:ライフガードレディース)による漁業者への呼びかけ等の自発的なライフジャケット着 用推進活動の支援を行っていきます。 - 43 - また、海難防止講習会においては、一人乗り漁船からの海中転落時における救命策の1つとし て、縄梯子の作成などの提案も行っています。 【LGL によるライフジャケット着用の働きかけ】 【海難防止講習会における自己救命策実地訓練】 【参考:防水処置した携帯電話とライフジャケットの着用が功を奏した事例】 平成 25 年 4 月 23 日早朝、鹿児島県いち木串木野市串木 野港において一人乗り漁船が錨を入れて漁を行っていたと 【転覆船の状況】 ころ、作業船と衝突し漁船は転覆、船長は海中に投げ出さ れましたが、作業船はそのまま航走しました。船長は、ラ イフジャケットを着用しており、自力で転覆した漁船の船 底に這い上がり、ビニール袋に入れて防水処置した携帯電 話で妻と 118 番に通報しました。通報を受けた第十管区海 上保安本部は、巡視艇 1 隻と航空機 1 機を現場に急行させ、 妻から連絡を受けた僚船も現場に急行しました。その結果、船長は事故発生から 20 分後に僚船によ り、無事救助されました。 - 44 - (2)釣り人を対象としたライフジャケット着用率の向上 平成 25 年の釣り人の海中転落者による事故者 329 人のうち、 陸からの海中転落者※1が 204 人、 船舶からの海中転落者※2が 125 人で、このうちライフジャケットを着用していたのは陸からの海 中転落者が 47 人(23%)、船舶からの海中転落者が 108 人(86%)でした。特に、陸上からの海 中転落者のうち、防波堤及び岸壁での着用率が低い状況となっています。 過去 5 年間の釣り人の海中転落のライフジャケット着用・非着用別による死亡率をみると、陸 からの海中転落の場合は着用者の死亡率 29%に対し、非着用者の死亡率は 50%となっています。 一方、船舶からの海中転落の場合は着用者の死亡率 6%に対し、非着用者の死亡率は 35%となっ ています。釣り人においても、非着用者の死亡率は着用者に比べ高くなっていることから、ライ フジャケット着用の有無が、海中転落した場合の生死を分ける大きな要因になっています。 このような状況を踏まえ、海上保安庁では、引き続き地元自治体や釣り関係団体等とも連携・ 協力し、講習会の開催や釣り場を巡回するなどしてライフジャケットの常時着用等の自己救命策 の確保に関する啓発活動を推進していきます。 【陸からの海中転落者 ※1 のライフジャケット着用率(過去 5 年間) 】 ライフジャケット着用者 【船舶からの海中転落者 ライフジャケット非着用者 ※2 ライフジャケット着用者 のライフジャケット着用率(過去 5 年間)】 ライフジャケット非着用者 36人 6% 63人 29% 375人 50% 221人 750人 72人 35% 375人 50% 203人 572人 131人 65% 158人 71% 536人 94% 生存者 生存者 死者・行方不明者 死者・行方不明者 ※1 防波堤、岸壁、磯場等からの海中転落をいいます。 ※2 船舶事故及び船舶事故によらない釣りを目的とした船舶からの海中転落をいいます。(着岸時、釣り場への往復航行時 等を含む。) 。 【参考:ライフジャケット着用が功を奏した事例】 平成 25 年 3 月 3 日午前 11 時 38 分頃、長崎県平戸市において、瀬渡船で磯場に渡って磯釣りをし ていた釣り人が足を滑らせ海中へ転落し沖へ流されました。付近にいた釣り人が海中転落したところ を目撃し、携帯電話で 118 番通報するとともに瀬渡船に連絡しました。転落者は、転落した場所から 約 200 メートル沖まで流されましたが、ライフジャケットの着用により十分な浮力が確保されていた ため、現場に到着した瀬渡船により、無事救助されました。 - 45 - 4 海難情報の早期入手 海上保安庁では、海中転落者の海上における生存可能時間や当庁が救助に要する時間等を勘案し、 生存状態で救助するために、海難発生から当庁が情報を入手するまでの所要時間を 2 時間以内にす ることを目標としています。この目標達成のためには、海中転落等海難を目撃し、あるいは遭遇し た場合、できる限り速やかに海上保安庁等救助機関へ通報し、救助を要請することが重要です。 平成 25 年の海上保安庁が認知した船舶事故及び船舶からの海中転落事故のうち、海難発生から 2 時間以内に認知したものの割合(以下「2 時間以内関知率」という。)は 78%ですが、漁船について は 69%と低くなっています。 このような状況を踏まえ、2 時間以内関知率の更なる向上を図るため、水産関係団体や各種マリン レジャー関係団体等と連携し、引き続き、「緊急通報用電話 118 番の有効活用」「防水パック入り携 帯電話等連絡手段の確保」に関する周知活動等を実施していきます。 加えて、釣り人に対しては、事故発生時の迅速な通報を可能とするため単独行動を控え複数名で 行動することや、単独で行動している時は、第三者の目の届くところで活動するなどの安全対策に ついて周知活動を実施していきます。 【参考:防水型携帯電話からの118番通報を活用し、事故者を救助した事例】 平成 25 年 3 月 30 日午前 8 時 32 分頃、愛知県知多郡南知多町大井港沖において、単身プレジャー ボート上で釣りをしていた乗船者がバランスを崩し海中に転落しました。乗船者は転覆した船に捕ま りながら所持していた防水型携帯電話で 118 番通報しました。通報を受けた第四管区海上保安本部で は直ちに海難発生現場に最も近い大井漁港へ救助要請を依頼し、同漁港所属の漁船により迅速に救助 されました。 本件は早期に救助の要請が行われるとともに、携帯電話からの 118 番通報であったことから「緊急 通報位置情報システム」により位置情報を入手できたため、早期に事故船舶及び事故者を発見するこ とができました。 - 46 - 資料編 平成 25 年における 海難の発生と救助の状況 平成25年における海難の発生と救助の状況 目次 <船舶事故発生・救助状況> 第Ⅰ-1表 事故発生状況の前年との比較-----------------------------------------------------------第Ⅰ-2表 事故救助状況の前年との比較-----------------------------------------------------------第Ⅰ-1図 事故隻数及び死者・行方不明者数の推移-------------------------------------------------第Ⅰ-2図 船舶種類別による事故隻数の推移-------------------------------------------------------第Ⅰ-3図 プレジャーボートの船型別による事故隻数の推移-------------------------------------------第Ⅰ-4図 事故種類別による事故隻数の推移-------------------------------------------------------第Ⅰ-5図 距岸別による事故隻数の推移-----------------------------------------------------------第Ⅰ-6図 原因別による事故隻数の推移-----------------------------------------------------------第Ⅰ-7図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移-----------------------------第Ⅰ-8図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による死者・行方不明者数の推移--------------------第Ⅰ-9図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移-----------------------------第Ⅰ-10図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による死者・行方不明者数の推移-------------------第Ⅰ-11図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による事故隻数の推移--------------------------------第Ⅰ-12図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による死者・行方不明者数の推移-----------------------第Ⅰ-13図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移-------------------------------------第Ⅰ-14図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による負傷者数の推移-------------------------------------第Ⅰ-15図 負傷者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移-------------------------------------第Ⅰ-16図 負傷者を伴う事故の事故種類別による負傷者数の推移-------------------------------------第Ⅰ-17図 船舶種類別・事故種類別による事故発生状況(平成25年)-----------------------------------第Ⅰ-18図 船舶種類別・原因別による事故発生状況(平成25年)---------------------------------------第Ⅰ-19図 船舶種類別・原因別による事故(衝突・乗揚のみ)発生状況(平成25年)------------------------第Ⅰ-20図 貨物船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-21図 タンカー事故の事故種類別による事故隻数の推移-----------------------------------------第Ⅰ-22図 旅客船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-23図 漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移--------------------------------------------第Ⅰ-24図 遊漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移------------------------------------------第Ⅰ-25図 プレジャーボート事故の事故種類別による事故隻数の推移----------------------------------第Ⅰ-26図 貨物船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-27図 タンカー事故の原因別による事故隻数の推移---------------------------------------------第Ⅰ-28図 旅客船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-29図 漁船事故の原因別による事故隻数の推移------------------------------------------------第Ⅰ-30図 遊漁船事故の原因別による事故隻数の推移----------------------------------------------第Ⅰ-31図 プレジャーボート事故の原因別による事故隻数の推移--------------------------------------第Ⅰ-32図 外国船舶の事故隻数及び死者・行方不明者数の推移--------------------------------------第Ⅰ-33図 外国船舶事故の事故種類別による事故隻数の推移----------------------------------------第Ⅰ-34図 外国船舶事故の原因別による事故隻数の推移--------------------------------------------第Ⅰ-35図 総トン数1,000トン以上の事故隻数の割合----------------------------------------------第Ⅰ-36図 日本船舶・外国船舶事故の事故種類別発生状況比較(平成25年)----------------------------第Ⅰ-37図 日本船舶・外国船舶事故の原因別発生状況比較(平成25年)--------------------------------第Ⅰ-38図 ふくそう海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡)における事故発生状況(平成25年)-------- 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 11 11 12 12 13 13 14 14 15 15 16 16 17 17 18 18 19 19 20 20 <乗船中の事故及び海浜事故発生・救助状況> 第Ⅱ-1表 乗船中の事故及び海浜事故発生状況の前年との比較---------------------------------------第Ⅱ-2表 乗船中の事故及び海浜事故救助状況の前年との比較---------------------------------------第Ⅱ-3表 船舶種類別・事故内容別乗船中の事故発生状況(平成25年)---------------------------------第Ⅱ-1図 乗船中の事故者数及び死者・行方不明者数の推移------------------------------------------第Ⅱ-2図 乗船中の事故種類別発生状況の推移----------------------------------------------------第Ⅱ-3図 海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率--------------------------------------------第Ⅱ-4図 海中転落者発生状況の推移------------------------------------------------------------第Ⅱ-5図 マリンレジャーに関する海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移-----------------第Ⅱ-6図 マリンレジャーに関する海浜事故種類別発生状況の推移-------------------------------------第Ⅱ-7図 マリンレジャーに関する海浜事故の年齢層別構成-------------------------------------------第Ⅱ-8図 マリンレジャーに関する海浜事故の曜日別構成---------------------------------------------第Ⅱ-9図 釣り中の海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率------------------------------------第Ⅱ-10図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故内容(平成25年)------------------------------第Ⅱ-11図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故原因(平成25年)------------------------------第Ⅱ-12図 マリンレジャー以外の海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移-----------------第Ⅱ-13図 マリンレジャー以外の海浜事故種類別発生状況の推移-------------------------------------- 21 21 22 22 23 23 24 24 25 25 26 26 27 27 28 28 第Ⅰ-1表 事故発生状況の前年との比較 1.総数 3.事故種類別 平成24年 平成25年 2,261 2,306 45 2,644,808 2,369,721 △ 275,087 78 84 6 平成24年 322 (7) 69 (0) 39 (0) 651 (55) 80 (5) 963 (7) 137 (4) 2,261 (78) 平成25年 269 (15) 78 (2) 42 (0) 646 (39) 76 (0) 1,012 (23) 183 (5) 2,306 (84) 事故隻数(隻) 延総トン数(総トン) 死者・行方不明者数(人) 2.船舶種類別 (単位:隻・人) 隻 (人) 隻 タンカー (人) 隻 旅客船 (人) 隻 漁船 (人) 隻 遊漁船 (人) 隻 プレジャーボート (人) 隻 その他 (人) 隻 計 (人) 上段:事故隻数 下段( )内:死者・行方不明者数 (参考)用途「その他」の船舶とは、曳船、台船、作業船等をいう。 貨物船 増減 増減 △ 53 8 9 2 3 0 △5 △ 16 △4 △5 49 16 46 1 45 6 (隻) 平成24年 事故隻数 救 助 平成25年 増減 2,261 2,306 45 当庁救助 579 549 △ 30 当庁以外救助 793 814 21 △9 計 1,372 1,363 自力入港 672 729 57 全損 217 214 △3 1,546 1,540 △6 当庁関与 2.乗船者 (人) 平成24年 乗船者数 救 助 平成25年 増減 10,233 10,435 202 当庁救助 2,211 1,549 △ 662 当庁以外救助 2,830 2,755 △ 75 計 5,041 4,304 △ 737 自力救助 5,114 6,047 933 78 84 6 6,208 5,448 △ 760 死亡・行方不明 当庁関与 平成24年 683 (26) 318 (5) 105 (16) 113 (4) 149 (0) 22 (0) 359 (3) 82 (15) 3 (0) 7 (9) 275 (0) 59 (3) 131 (3) 2,306 (84) 増減 隻 82 (人) 1 隻 28 乗揚 (人) 2 隻 △ 13 転覆 (人) △ 16 隻 △6 浸水 (人) 0 隻 0 推進器障害 (人) △1 隻 △8 舵障害 (人) 0 隻 △ 21 機関故障 (人) 2 隻 7 火災 (人) 12 隻 △2 爆発 (人) △4 隻 △3 行方不明 (人) 6 隻 16 運航阻害 (人) 0 隻 △8 安全阻害 (人) 3 隻 △ 27 その他 (人) 1 隻 45 計 (人) 6 上段:事故隻数 下段( )内:死者・行方不明者数 (参考)「運航阻害」とは、バッテリー過放電、燃料欠乏、ろ・かい喪失及び無人漂流をいい、 「安全阻害」とは、転覆に至らない船体傾斜、走錨及び荒天難航をいう。 衝突 第Ⅰ-2表 事故救助状況の前年との比較 1.船舶 (単位:隻・人) 平成24年 601 (25) 290 (3) 118 (32) 119 (4) 149 (1) 30 (0) 380 (1) 75 (3) 5 (4) 10 (3) 259 (0) 67 (0) 158 (2) 2,261 (78) -1- 第Ⅰ-1図 事故隻数及び死者・行方不明者数の推移 (隻) 3500 (人) 300 事故隻数(台風・異常気象下) 事故隻数(台風・異常気象下以外) 死者・行方不明者数(台風・異常気象下 内数) 3000 2,883 死者・行方不明者数 247 2500 2,549 48 26 2000 2,579 2,544 2,482 2,533 27 2,414 181 250 2,400 21 56 2,306 2,261 412 200 54 36 155 143 121 1500 150 124 108 2,636 108 99 2,522 2,456 87 2,363 1000 2,379 2,531 2,121 2,358 2,225 36 500 100 84 78 2,252 50 36 25 4 1 1 0 0 2 H22 H23 H24 1 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 0 H25 第Ⅰ-2図 船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 1,200 (隻) 1,069 995 1,013 1,000 953 983 874 1,012 963 963 880 812 795 809 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 貨物船 405 358 346 357 351 346 344 254 322 269 タンカー 104 99 106 122 88 83 88 82 69 78 旅客船 62 63 66 83 55 46 50 31 39 42 901 892 貨物船 漁船 995 809 892 795 732 812 707 880 651 646 タンカー 遊漁船 143 111 93 80 80 62 94 74 80 76 プレジャーボート 983 874 852 953 901 1,013 963 1,069 963 1,012 その他 191 168 189 189 207 154 137 852 800 H16 732 旅客船 707 651 600 646 計 遊漁船 405 400 358 346 357 351 346 プレジャー ボート 344 322 その他 269 254 200 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 187 143 183 漁船 H25 -2- 2,883 2,482 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 第Ⅰ-3図 プレジャーボートの船型別による事故隻数の推移 単位:隻 900 (隻) 746 720 724 693 675 700 659 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 746 675 637 659 662 722 720 811 693 724 ミニボート (モーターボートの内数) 14 20 29 39 35 49 51 49 56 58 ヨット 90 74 79 133 80 92 91 82 95 108 手漕ぎボート 64 58 52 69 74 117 61 85 87 90 水上オートバイ 83 67 84 92 85 82 91 91 88 90 計 983 874 852 953 モーターボート 811 800 722 H16 662 637 モーターボート 600 ミニボート (モーターボートの 内数) 500 901 1,013 963 1,069 963 1,012 ヨット 400 手漕ぎボート 300 200 水上オートバイ 100 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-4図 事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 1,007 892 861 892 812 801 814 647 601 683 衝突 乗揚 333 339 322 357 314 309 327 218 290 318 乗揚 転覆 210 151 225 135 109 131 84 101 118 105 転覆 浸水 172 95 144 113 111 118 139 475 119 113 浸水 推進器障害 157 148 150 144 149 188 145 165 149 149 30 33 31 27 35 38 33 19 30 22 機関故障 377 346 317 337 361 384 353 348 380 359 火災 138 118 88 97 86 90 77 87 75 82 爆発 9 6 4 3 7 4 1 5 5 3 行方不明 4 3 7 2 4 3 2 5 10 7 運航阻害 251 214 285 290 269 292 245 268 259 275 安全阻害 102 55 41 79 54 77 65 59 67 59 93 82 69 103 103 114 115 136 158 131 1,200 1,007 1,000 892 861 892 812 801 814 800 推進器障害 683 舵障害 647 601 機関故障 600 舵障害 火災 爆発 400 377 357 346 361 384 353 380 348 322 333 339 317 337 314 309 290 327 359 318 行方不明 運航阻害 安全阻害 200 218 その他 その他 計 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -3- 2,883 2,482 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 第Ⅰ-5図 距岸別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 1,600 港内 1,400 1,382 3海里未満 (港内を除く) H16 H16 H17 H18 H19 H20 954 705 957 971 960 1,000 H21 H22 H23 H24 917 1,117 895 875 1,382 1,289 1,092 1,074 1,015 1,054 1,031 1,006 958 1,012 1,289 3-12海里 374 320 340 358 284 334 317 270 284 289 12-20海里 59 46 49 59 53 61 52 36 36 38 3海里未満 (港内を除く) 20-50海里 52 61 61 55 51 50 50 50 37 38 3-12海里 50-200海里 45 44 30 37 31 40 27 36 37 31 12-20海里 200海里以遠 17 17 15 25 20 10 6 18 14 23 港内 1,200 1,117 1,092 1,074 1,015 1,054 1,031 958 1,000 957 954 1,006 1,000 971 1,012 960 917 895 800 875 計 20-50海里 2,883 2,482 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 705 600 50-200海里 200海里以遠 374 400 358 340 320 334 284 317 270 284 289 H22 H23 H24 200 0 H16 H16 H17 H18 H19 H20 H21 第Ⅰ-6図 原因別による事故隻数の推移 単位:隻 700 (隻) 操船不適切 656 見張り不十 分 590 600 船位不確認 565 556 542 558 気象海象 不注意 489 485 445 430 365 348 452 居眠り運航 367 340 323 313 287 271 316 309 321 308 291 238 229 231 279 240 291 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 積載不良 218 222 200 100 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 操船不適切 373 365 348 352 313 354 367 323 279 309 見張り不十分 656 590 556 636 565 539 558 452 445 485 87 100 107 109 89 104 79 74 77 75 165 154 173 172 103 159 157 107 134 133 100 96 158 210 186 206 213 248 245 210 72 68 52 65 69 55 55 44 64 82 109 94 92 94 79 76 85 52 72 61 217 150 108 121 92 87 100 120 149 142 271 238 229 231 218 287 240 222 316 291 積載不良 14 10 7 14 13 8 11 9 9 7 火気可燃物取扱不良 46 54 39 45 58 51 28 30 27 34 H19 H20 H21 H22 H23 H24 機関取扱不良 材質構造不良 157 165 160 153 202 155 137 115 60 90 不可抗力 542 352 489 340 394 430 321 654 291 308 74 46 26 37 33 38 49 83 93 79 その他 計 0 H18 その他の運航の過誤 材質構造 不良 その他 H17 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 火気可燃物 取扱不良 不可抗力 H16 H18 354 352 352 船体機器整 備不良 水路調査 不十分 394 373 300 H17 船位不確認 539 500 400 H16 654 636 H25 -4- 2,883 2,482 2,544 2,579 2,414 2,549 2,400 2,533 2,261 2,306 第Ⅰ-7図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 50 45 H16 46 45 貨物船 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 貨物船 7 5 3 3 3 2 3 2 2 3 タンカー 1 2 0 0 0 0 0 2 0 1 旅客船 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 45 46 41 33 33 31 35 38 32 23 4 3 2 2 2 1 0 2 3 0 24 18 19 20 14 17 13 13 7 21 2 2 1 0 1 3 1 3 2 3 84 76 67 59 53 54 52 60 46 51 41 40 タンカー 38 漁船 35 35 旅客船 33 33 遊漁船 32 31 漁船 30 遊漁船 24 25 20 プレジャーボート その他 23 18 19 21 17 14 15 計 プレジャー ボート 20 その他 13 13 10 7 5 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-8図 死者・行方不明者を伴う事故の船舶種類別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 120 (人) H16 貨物船 100 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 貨物船 53 19 14 11 6 38 28 19 7 15 タンカー 3 7 0 0 0 0 0 3 0 2 旅客船 5 0 1 1 0 0 0 0 0 0 58 67 59 50 96 68 57 64 55 39 4 3 9 3 4 1 0 3 5 0 29 23 24 22 17 27 13 14 7 23 3 2 1 0 1 9 1 5 4 5 155 121 108 87 124 143 99 108 78 84 96 タンカー 漁船 旅客船 遊漁船 80 漁船 68 67 プレジャーボート 64 60 遊漁船 59 58 57 55 計 50 プレジャー ボート 53 38 40 39 その他 28 29 23 24 22 27 19 14 23 19 17 20 15 11 13 6 14 7 7 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 その他 H24 H25 -5- 第Ⅰ-9図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 50 45 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 25 27 18 15 17 12 9 14 12 21 乗揚 2 3 5 2 2 2 5 4 3 4 転覆 43 38 26 29 22 19 18 28 18 11 浸水 3 2 2 4 3 6 6 5 2 2 推進器障害 1 2 1 2 1 8 7 2 1 0 舵障害 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 舵障害 機関故障 2 0 1 1 2 0 0 1 1 1 機関故障 火災 0 0 3 3 1 2 3 2 2 3 火災 爆発 2 0 1 0 1 0 0 1 2 0 爆発 行方不明 2 2 3 2 3 3 2 3 3 4 運航阻害 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 安全阻害 3 2 2 0 0 2 0 0 0 2 その他 1 0 4 1 1 0 2 0 2 3 計 84 76 67 59 53 54 52 60 46 51 43 衝突 40 38 乗揚 転覆 35 浸水 29 30 27 25 推進器障害 28 26 25 22 20 21 19 18 17 18 18 15 14 15 行方不明 12 12 運航阻害 9 10 11 安全阻害 その他 5 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-10図 死者・行方不明者を伴う事故の事故種類別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 (人) H16 60 53 54 52 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 36 54 21 16 42 34 10 26 25 26 乗揚 2 3 6 2 2 2 8 5 3 5 転覆 53 52 36 38 52 52 31 50 32 16 浸水 4 2 3 12 5 27 27 7 4 4 推進器障害 1 3 1 2 1 8 8 2 1 0 舵障害 舵障害 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 機関故障 機関故障 7 0 16 1 2 0 0 1 1 3 火災 火災 0 0 4 5 1 5 4 5 3 15 爆発 爆発 5 0 1 0 1 0 0 1 4 0 行方不明 行方不明 13 4 3 10 17 13 9 11 3 9 運航阻害 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 安全阻害 33 3 11 0 0 2 0 0 0 3 その他 1 0 4 1 1 0 2 0 2 3 計 155 121 108 87 124 143 99 108 78 84 衝突 52 50 50 H17 乗揚 52 転覆 浸水 42 40 36 36 推進器障害 38 34 32 31 30 26 26 25 21 20 16 16 運航阻害 安全阻害 10 10 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -6- 第Ⅰ-11図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 35 (隻) H16 操船不適切 見張り不十 分 30 30 気象海象 不注意 船体機器整 備不良 24 23 水路調査 不十分 20 居眠り運航 19 H21 H22 H23 H24 H25 11 5 11 11 14 11 7 7 9 見張り不十分 19 24 17 12 13 9 10 11 10 13 1 0 2 0 0 2 1 1 0 1 25 30 23 14 8 12 15 13 7 5 2 2 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 0 12 3 4 3 4 6 1 2 2 5 機関取扱不良 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 積載不良 0 1 0 3 1 1 1 1 1 1 火気可燃物取扱不良 2 0 1 0 1 0 0 2 1 1 その他の運航の過誤 15 15 15 14 14 12 11 11 10 11 13 12 9 8 7 15 13 13 11 11 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 積載不良 11 10 10 9 9 6 7 7 7 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 0 1 0 0 1 1 0 1 0 0 材質構造 不良 不可抗力 2 1 3 1 3 2 1 3 2 1 その他 7 2 10 12 9 6 11 18 15 15 84 76 67 59 53 54 52 60 46 51 5 5 5 H20 11 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 18 17 11 H19 船位不確認 25 10 H18 操船不適切 船位不確認 25 H17 不可抗力 2 計 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-12図 死者・行方不明者を伴う事故の原因別による死者・行方不明者数の推移 単位:人 (人) H16 操船不適切 60 見張り不十 分 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 操船不適切 13 11 6 14 14 29 34 9 7 10 見張り不十分 24 51 21 13 32 16 11 12 23 13 1 0 2 0 0 2 4 1 0 1 36 41 41 16 15 22 16 22 10 8 3 3 2 1 0 1 1 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 4 1 1 1 0 0 0 0 1 0 40 3 4 3 4 35 1 3 4 10 機関取扱不良 7 0 0 0 2 0 0 0 0 0 積載不良 0 1 0 14 1 1 1 1 6 1 火気可燃物取扱不良 5 0 1 0 1 0 0 2 2 6 船位不確認 50 船位不確認 気象海象 不注意 船体機器整 備不良 40 水路調査 不十分 居眠り運航 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 30 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 積載不良 20 10 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 0 6 0 0 3 1 0 1 0 0 材質構造 不良 不可抗力 2 1 3 1 6 2 1 3 2 1 20 3 27 23 46 34 30 52 23 34 155 121 108 87 124 143 99 108 78 84 不可抗力 計 その他 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 その他 H24 -7- 第Ⅰ-13図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による事故隻数の推移 単位:隻 120 (隻) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 貨物船 6 6 6 5 5 2 5 2 4 2 タンカー 0 7 0 1 0 2 1 4 1 1 旅客船 8 7 9 9 9 4 8 4 2 3 漁船 98 79 68 79 65 65 69 47 57 56 遊漁船 17 14 13 9 14 13 10 8 14 9 105 84 70 83 72 69 77 67 69 71 8 8 6 5 13 8 3 7 6 7 242 205 172 191 178 163 173 139 153 149 105 貨物船 100 98 タンカー 84 83 77 80 79 70 79 旅客船 72 69 67 69 71 プレジャーボート 漁船 69 68 65 60 その他 65 遊漁船 57 プレジャー ボート 47 40 20 計 56 その他 17 14 14 13 14 13 10 9 9 8 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-14図 負傷者を伴う事故の船舶種類別による負傷者数の推移 単位:人 180 (人) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 169 160 160 貨物船 145 140 140 タンカー 135 貨物船 26 7 12 8 14 2 7 2 7 3 タンカー 0 10 0 1 0 7 1 6 1 5 旅客船 30 54 145 140 52 7 14 6 20 6 133 104 94 111 85 79 90 66 70 71 58 34 36 25 38 34 20 24 33 30 160 135 111 169 123 100 132 96 100 99 35 20 12 11 19 16 3 10 7 7 442 364 410 465 331 245 267 210 238 221 132 漁船 123 133 旅客船 遊漁船 120 111 111 100 100 100 その他 計 85 プレジャー ボート 79 58 66 70 71 その他 52 54 34 遊漁船 90 80 40 プレジャーボート 96 104 94 60 漁船 99 38 36 34 33 30 25 20 20 20 7 30 24 14 6 6 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -8- 第Ⅰ-15図 負傷者を伴う事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 180 168 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 168 130 116 128 129 106 124 93 95 104 乗揚 19 22 19 17 12 18 21 11 13 18 転覆 14 18 18 21 16 15 11 14 19 11 浸水 3 7 3 4 1 7 3 5 5 0 推進器障害 3 3 2 0 5 2 5 2 2 1 舵障害 3 0 1 0 0 0 0 1 0 0 機関故障 6 4 3 4 3 4 2 2 2 0 機関故障 火災 7 8 5 7 2 3 4 4 6 7 火災 爆発 8 6 2 2 6 3 0 4 4 3 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 行方不明 運航阻害 1 0 1 2 0 0 0 0 0 0 安全阻害 9 3 2 1 0 2 1 0 1 2 その他 1 4 0 5 4 3 2 3 6 3 計 242 205 172 191 178 163 173 139 153 149 160 衝突 乗揚 140 130 129 128 転覆 124 116 120 浸水 106 104 100 93 推進器障害 95 舵障害 80 60 運航阻害 40 安全阻害 22 20 H17 19 14 18 21 19 18 16 18 21 19 18 14 17 12 15 11 11 13 H23 H24 その他 11 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H25 第Ⅰ-16図 負傷者を伴う事故の事故種類別による負傷者数の推移 単位:人 350 (人) H16 323 300 302 294 251 250 147 150 147 50 43 36 34 17 32 35 27 26 23 32 37 32 26 25 15 21 17 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H23 H24 H25 251 152 202 137 147 147 衝突 乗揚 43 74 36 35 26 32 32 21 17 34 乗揚 転覆 17 34 32 27 23 25 15 26 37 16 転覆 浸水 4 9 9 7 1 13 4 9 8 0 推進器障害 3 3 2 0 5 3 5 2 3 1 舵障害 4 0 1 0 0 0 0 1 0 0 機関故障 7 5 7 7 3 4 2 2 6 0 火災 11 14 10 10 2 7 4 4 8 10 爆発 15 9 6 6 13 4 0 5 4 4 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 運航阻害 1 0 1 6 0 0 0 0 0 0 安全阻害 38 3 4 2 0 2 1 0 2 6 その他 5 4 0 42 7 3 2 3 6 3 計 442 364 410 465 331 245 267 210 238 221 機関故 障 火災 行方不 明 運航阻 害 安全阻 害 その他 34 16 0 H16 H22 323 爆発 74 H21 302 137 100 H20 209 推進器 障害 舵障害 152 H19 294 209 202 H18 衝突 浸水 200 H17 H25 -9- 第Ⅰ-17図 船舶種類別・事故種類別による事故発生状況(平成25年) 単位:隻 1 1 45 3 4 7 44 80% 71 2 2 39 6 6 1 3 1 2 41 1 3 52 8 7 35 42 10 21 12 168 その他 衝突 148 40 15 10 安全阻害 乗揚 42 10 17 運航阻害 転覆 0 0 浸水 6 6 215 推進器障害 舵障害 22 1 45 10 12 84 55 23 47 40 20% 220 そ の 他 計 220 29 170 12 83 12 136 23 318 0 45 1 47 12 105 0 3 21 6 55 22 113 6 3 2 35 8 84 11 149 1 1 1 7 1 10 1 22 機関故障 44 14 7 52 10 215 17 359 機関故障 火災 12 4 1 41 2 12 10 82 舵障害 爆発 0 0 0 2 0 1 0 3 推進器障害 行方不明 0 0 0 3 0 4 0 7 運航阻害 2 0 1 89 2 168 13 275 安全阻害 7 6 0 3 0 39 4 59 5 71 9 131 行方不明 29 火災 浸水 転覆 136 15 遊 漁 船 漁 船 13 11 83 148 旅 客 船 61 683 爆発 12 40% 貨 物 船 9 4 89 10 14 60% 5 ャー 12 6 ー 7 プ ボレ ジ ト ー 100% タ ン カ 61 その他 乗揚 計 1 0 0 45 269 78 42 646 76 1,012 183 2,306 衝突 170 そ の他 プ レジ ャー ボー ト 遊漁船 漁船 旅客船 タ ンカ ー 貨物船 0% 第Ⅰ-18図 船舶種類別・原因別による事故発生状況(平成25年) 単位:隻 10 3 27 12 1 5 0 10 124 2 1 34 3 60% 9 9 13 4 8 9 4 50 18 20 42 4 3 2 3 29 6 2 2 40% 5 23 2 1 40 8 38 28 4 104 22 44 27 4 5 19 5 3 2 1 8 9 177 22 70 4 44 145 24 24 189 13 22 20% 火気可燃物 取扱不良 積載不良 機関取扱 不良 その他の 運航の過誤 5 水路調査 不十分 23 船体機器 整備不良 気象海象 不注意 76 漁 船 遊 漁 船 そ の 他 計 9 37 見張り不十分 そ の他 107 プ レジ ャー ボー ト 漁船 旅客船 タ ンカ ー 8 遊漁船 55 貨物船 操船不適切 76 17 9 55 8 107 37 309 見張り不十分 50 23 5 189 22 173 23 485 9 3 1 24 9 24 5 75 8 2 2 28 0 79 14 133 4 0 2 38 8 145 13 210 13 3 2 8 1 44 11 82 9 4 0 40 2 2 4 61 9 3 6 29 3 70 22 142 34 10 4 42 5 177 19 291 積載不良 1 0 0 4 0 2 0 7 火気可燃物取扱不良 1 0 1 20 0 7 5 34 材質構造不良 12 5 2 18 5 44 4 90 不可抗力 33 5 8 124 12 104 22 308 その他 10 3 0 27 1 34 4 79 269 78 42 646 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 機関取扱不良 船位不確認 17 0% 材質構造 不良 居眠り運航 173 旅 客 船 不可抗力 14 79 5 11 貨 物 船 その他 プ ボレ ジ ト ャー 80% 12 8 34 ー 5 33 1 タ ン カ ー 100% 操船不適切 計 -10- 76 1,012 183 2,306 第Ⅰ-19図 船舶種類別・原因別による事故(衝突・乗揚のみ)発生状況(平成25年) 単位:隻 21 413 6 3 3 4 90% 5 9 80% 39 3 3 23 6 70% 2 1 8 6 5 1 13 9 その他 2 13 8 2 1 11 不可抗力 40 4 材質構造 不良 1 4 23 8 11 積載不良 1 5 機関取扱 不良 2 49 1 20 159 5 21 21 30% 船体機器 整備不良 20% 気象海象 不注意 75 9 16 27 船位不確認 10% 5 32 そ の他 プ レジ ャー ボー ト 遊漁船 漁船 旅客船 タ ンカ ー 貨物船 5 58 27 222 見張り不十分 49 20 5 180 21 159 21 455 9 3 1 23 8 23 5 72 6 1 2 6 0 0 1 16 0 0 0 1 0 1 0 2 13 3 2 8 1 40 11 78 9 4 0 39 2 2 4 60 5 1 5 6 3 8 4 32 機関取扱不良 0 0 0 1 0 0 0 1 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 21 2 3 4 1 13 11 55 3 0 0 3 0 2 0 8 190 50 27 303 41 306 材質構造不良 58 0% 32 その他の運航の過誤 水路調査 不十分 見張り不十分 不可抗力 操船不適切 その他 計 84 1001 第Ⅰ-20図 貨物船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 250 212 208 202 195 200 196 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 212 208 209 202 195 196 201 130 163 148 乗揚 83 70 55 61 58 48 58 28 52 42 転覆 0 3 0 0 0 0 0 1 1 0 浸水 2 5 6 10 7 11 3 5 5 6 推進器障害 7 6 5 2 3 7 3 4 11 6 舵障害 4 2 6 6 3 2 5 3 5 1 機関故障 51 38 42 49 57 63 41 55 43 44 機関故障 火災 12 16 13 13 14 8 9 13 16 12 火災 爆発 2 0 1 0 2 1 0 0 1 0 爆発 行方不明 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 行方不明 運航阻害 2 0 1 1 0 2 0 1 1 2 安全阻害 27 8 7 12 11 7 20 8 18 7 その他 2 2 1 1 1 1 4 6 6 1 計 405 358 346 357 351 346 344 254 322 269 衝突 201 H17 衝突 209 乗揚 転覆 163 浸水 148 150 推進器障害 130 舵障害 100 83 70 61 55 50 58 63 58 55 44 57 51 49 38 運航阻害 52 安全阻害 48 41 42 43 42 その他 28 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -11- 計 9 船位不確認 居眠り運航 そ の 他 16 180 40% 遊 漁 船 漁 船 75 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の 運航の過誤 旅 客 船 操船不適切 火気可燃物 取扱不良 2 60% 50% 貨 物 船 ャー 2 1 ー 3 プ ボレ ジ ト ー 100% タ ン カ 第Ⅰ-21図 タンカー事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 70 H16 (隻) 65 64 60 58 57 衝突 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 58 52 64 65 50 46 57 43 37 40 乗揚 22 25 24 30 14 16 9 14 10 10 転覆 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 浸水 0 1 4 3 3 0 2 2 2 0 推進器障害 0 1 0 0 2 2 2 4 0 3 舵障害 0 2 1 0 3 1 2 1 1 1 14 11 7 14 11 15 7 13 18 14 乗揚 52 50 転覆 50 46 浸水 43 40 40 37 舵障害 30 30 25 24 22 20 18 16 14 14 14 14 15 14 10 11 火災 3 0 3 6 1 2 3 1 0 4 火災 爆発 1 0 0 0 0 0 1 1 0 0 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 行方不明 運航阻害 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 安全阻害 6 5 1 1 0 1 4 3 0 6 その他 0 1 1 2 4 0 1 0 1 0 計 104 99 106 122 88 83 88 82 69 78 運航阻害 13 10 10 機関故障 機関故障 安全阻害 9 11 7 推進器障害 その他 7 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-22図 旅客船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 45 40 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 33 27 40 37 31 21 21 13 12 15 乗揚 7 11 6 14 7 6 10 5 7 12 転覆 1 1 2 0 1 0 0 0 1 0 浸水 1 5 0 5 2 0 2 0 2 3 推進器障害 5 3 2 4 0 4 1 4 2 2 舵障害 0 3 0 0 2 1 0 0 1 1 舵障害 機関故障 8 6 11 7 4 3 9 5 8 7 機関故障 火災 2 4 2 5 4 7 3 1 2 1 火災 爆発 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 15 爆発 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 12 行方不明 運航阻害 4 1 2 6 1 2 1 1 3 1 安全阻害 1 2 0 1 1 1 2 0 0 0 その他 0 0 1 4 2 1 1 2 1 0 計 62 63 66 83 55 46 50 31 39 42 40 衝突 37 乗揚 35 33 転覆 31 30 浸水 推進器障害 27 25 21 21 20 14 15 13 11 10 12 11 10 8 7 6 7 運航阻害 8 7 7 5 5 安全阻害 9 6 7 5 6 4 3 H20 H21 その他 0 H16 H17 H18 H19 H22 H23 H24 H25 -12- 第Ⅰ-23図 漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 450 H16 400 350 330 310 300 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 398 310 277 330 264 284 253 233 202 220 乗揚 乗揚 79 90 89 84 65 68 80 55 66 83 転覆 転覆 91 73 137 68 47 60 37 49 54 45 浸水 浸水 65 31 69 29 38 35 53 247 24 21 推進器障害 51 44 55 41 49 84 51 53 55 35 舵障害 12 7 6 11 7 11 8 5 4 7 機関故障 75 49 63 49 77 69 54 50 59 52 火災 76 78 54 52 45 56 37 55 42 41 行方不明 爆発 5 4 0 2 1 2 0 1 2 2 運航阻害 行方不明 2 1 7 1 2 2 1 2 7 3 安全阻害 運航阻害 87 78 111 85 95 93 82 76 78 89 その他 安全阻害 10 6 3 5 7 1 4 1 2 3 その他 44 38 21 38 35 47 47 53 56 45 計 995 809 892 795 732 812 707 880 651 646 推進器障害 284 277 H18 衝突 衝突 398 H17 舵障害 264 253 機関故障 250 233 火災 220 202 爆発 200 150 100 50 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-24図 遊漁船事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 70 60 (隻) H16 59 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 59 45 41 35 39 26 40 34 26 29 乗揚 17 14 11 10 12 9 16 5 11 12 転覆 9 5 5 3 1 0 0 2 0 1 浸水 14 5 3 3 1 0 8 10 6 6 浸水 推進器障害 14 14 11 5 5 10 7 5 6 8 推進器障害 舵障害 1 2 1 1 0 3 3 1 3 1 舵障害 機関故障 16 17 11 16 11 8 11 8 13 10 機関故障 火災 2 1 1 3 2 1 2 4 4 2 爆発 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 行方不明 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 運航阻害 7 5 9 1 5 3 5 4 6 2 安全阻害 1 1 0 0 1 0 1 0 0 0 その他 3 2 0 3 2 2 1 1 3 5 計 143 111 93 80 80 62 94 74 80 76 衝突 乗揚 転覆 50 45 40 41 39 40 35 34 29 30 26 火災 26 爆発 行方不明 20 運航阻害 安全阻害 10 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -13- 第Ⅰ-25図 プレジャーボート事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 衝突 192 178 161 168 159 164 178 145 115 170 乗揚 97 106 106 127 129 128 131 99 128 136 乗揚 転覆 89 62 65 57 50 63 39 40 57 47 転覆 浸水 71 34 48 48 39 56 57 198 69 55 浸水 推進器障害 76 71 67 82 76 70 73 83 67 84 推進器障害 舵障害 12 16 15 9 18 17 14 6 13 10 舵障害 機関故障 202 213 174 188 188 213 223 210 220 215 機関故障 火災 39 12 8 8 6 10 14 7 4 12 火災 爆発 1 2 1 1 1 0 0 1 1 1 爆発 行方不明 1 1 0 1 2 0 1 3 1 4 行方不明 運航阻害 123 113 137 162 151 177 146 167 158 168 運航阻害 安全阻害 40 27 25 49 29 63 29 39 43 39 安全阻害 その他 40 39 45 53 53 52 58 71 87 71 計 983 874 852 953 250 223 213 213 220 210 215 衝突 202 200 188 192 188 174 177 178 178 170 168 159 161 150 167 158 164 162 151 146 137 145 128 123 113 129 127 128 168 136 131 115 100 97 106 106 99 50 その他 901 1,013 963 1,069 963 1,012 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-26図 貨物船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 140 H16 操船不適切 操船不適切 121 見張り不十 分 122 120 116 118 100 気象海象 不注意 99 船体機器整 備不良 94 80 87 90 水路調査 不十分 81 84 76 72 居眠り運航 68 60 機関取扱 不良 57 53 55 50 40 20 積載不良 H21 H22 H23 H24 H25 122 96 90 116 118 72 81 76 見張り不十分 87 84 72 94 99 57 68 53 55 50 船位不確認 17 13 9 17 13 19 16 12 22 9 11 8 11 14 5 10 16 2 12 8 2 1 2 6 1 3 1 2 7 4 10 8 7 9 7 6 11 2 10 13 37 32 25 28 22 15 17 10 20 9 21 8 7 6 7 6 19 8 14 9 29 22 26 22 30 35 18 28 32 34 積載不良 3 3 3 2 3 2 2 1 2 1 火気可燃物取扱不良 6 5 4 4 10 5 4 5 1 1 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 機関取扱不良 19 22 28 32 33 37 18 21 11 12 材質構造 不良 不可抗力 51 27 28 24 28 28 31 23 32 33 8 4 2 3 3 7 5 15 23 10 405 358 346 357 351 346 344 254 322 269 0 H20 H22 121 その他 計 H19 H21 材質構造不良 その他 H18 H20 火気可燃物 取扱不良 不可抗力 H17 H19 104 その他の運航の過誤 その他の 運航の過誤 72 H16 H18 船位不確認 104 96 H17 H23 H24 H25 -14- 第Ⅰ-27図 タンカー事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 40 H16 操船不適切 38 見張り不十 分 35 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 26 29 30 22 27 19 29 20 10 17 見張り不十分 29 23 30 38 22 30 28 28 21 23 0 9 6 10 6 8 1 3 3 3 3 5 2 3 1 1 4 0 1 2 0 0 2 3 0 1 0 3 1 0 5 4 2 3 3 2 2 1 4 3 10 8 6 12 3 2 3 3 5 4 6 3 3 2 2 1 2 2 1 3 機関取扱不良 6 3 3 10 7 12 7 4 11 10 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 火気可燃物取扱不良 1 0 1 4 0 2 0 1 1 0 船位不確認 29 29 気象海象 不注意 30 30 29 28 30 船体機器整 備不良 27 28 25 H18 操船不適切 船位不確認 30 H17 26 水路調査 不十分 23 23 居眠り運航 21 22 20 22 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 その他の 運航の過誤 20 19 17 15 機関取扱 不良 積載不良 10 10 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 7 10 8 4 12 3 5 7 7 5 材質構造 不良 不可抗力 8 4 12 7 5 2 4 6 3 5 その他 3 1 1 4 0 0 3 3 1 3 104 99 106 122 88 83 88 82 69 78 不可抗力 5 計 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-28図 旅客船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 30 H16 操船不適切 見張り不十 分 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 操船不適切 15 15 19 24 20 14 17 13 5 9 見張り不十分 10 8 10 12 10 8 4 2 3 5 3 5 0 7 4 3 2 2 2 1 0 5 2 5 3 0 2 0 3 2 1 2 0 7 1 1 1 0 2 2 2 0 2 3 0 2 0 0 2 2 1 0 1 0 0 0 3 2 0 0 3 4 2 3 0 1 1 1 0 6 機関取扱不良 4 0 5 3 4 3 8 3 8 4 積載不良 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 0 1 1 2 1 2 1 0 1 1 4 9 7 6 2 3 2 1 2 2 15 13 17 10 9 8 8 6 9 8 4 1 0 1 1 1 1 1 2 0 62 63 66 83 55 46 50 31 39 42 船位不確認 25 船位不確認 24 気象海象 不注意 船体機器整 備不良 20 20 19 水路調査 不十分 17 居眠り運航 15 15 17 その他の運航の過誤 14 15 15 その他の 運航の過誤 13 10 10 10 機関取扱 不良 12 13 10 9 10 9 8 8 積載不良 9 8 8 5 6 8 5 4 5 3 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 2 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 その他 計 その他 H15 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 H23 H24 -15- 第Ⅰ-29図 漁船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 400 H16 操船不適切 369 操船不適切 見張り不十 分 350 330 見張り不十分 300 気象海象 不注意 281 272 船体機器整 備不良 248 245 250 235 水路調査 不十分 228 居眠り運航 248 192 221 200 184 189 194 その他の 運航の過誤 機関取扱 不良 156 155 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 86 61 73 74 62 62 55 65 56 55 330 272 248 281 235 245 228 192 184 189 135 86 74 62 61 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 火気可燃物取扱不良 135 124 73 運 航 気象海象不注意 の 過 船体機器整備不良 人 誤 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 25 31 30 33 13 22 24 20 16 24 50 51 52 43 22 36 38 33 24 28 27 23 34 41 31 30 44 53 43 38 11 8 8 5 11 2 5 5 4 8 49 43 49 40 45 45 47 33 35 40 47 31 26 25 15 7 29 6 31 29 57 36 44 34 44 62 33 34 53 42 7 4 4 10 7 6 6 5 6 4 37 39 25 23 32 31 12 15 17 20 45 34 35 27 45 26 32 22 8 18 194 155 248 139 156 221 135 369 135 124 30 21 16 20 14 17 19 28 39 27 995 809 892 795 732 812 707 880 651 646 積載不良 139 100 H18 船位不確認 船位不確認 150 H17 62 65 56 55 55 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 50 その他 その他 計 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-30図 遊漁船事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 60 H16 操船不適切 見張り不十 分 53 操船不適切 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 9 10 1 6 10 8 9 8 3 8 53 44 37 36 37 22 36 31 22 22 8 5 9 3 6 2 4 2 4 9 4 2 2 5 1 0 2 0 2 0 4 2 5 1 4 4 8 7 12 8 4 1 0 2 0 2 0 0 1 1 3 5 2 1 1 4 3 0 4 2 6 5 5 2 0 0 4 2 6 3 14 11 7 13 4 6 6 5 11 5 積載不良 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 火気可燃物取扱不良 0 1 0 0 1 0 0 1 2 0 2 9 7 6 8 2 10 3 0 5 33 16 16 5 8 11 11 15 11 12 2 0 2 0 0 1 1 0 2 1 143 111 93 80 80 62 94 74 80 76 見張り不十分 船位不確認 50 船位不確認 気象海象 不注意 44 船体機器整 備不良 40 37 36 37 水路調査 不十分 36 居眠り運航 31 30 その他の 運航の過誤 22 22 22 機関取扱 不良 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 20 10 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 その他 計 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -16- 第Ⅰ-31図 プレジャーボート事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 250 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 操船不適切 106 108 75 101 85 106 103 106 96 107 見張り不十分 131 135 138 156 143 145 169 132 135 173 26 28 44 28 37 40 25 28 23 24 76 68 94 98 64 106 81 70 88 79 58 61 101 136 133 150 149 167 165 145 35 44 26 40 39 35 32 34 39 44 5 2 5 8 3 3 7 2 7 2 106 92 51 62 64 61 41 91 89 70 152 162 139 140 122 163 164 144 186 177 操船不適切 見張り不十 分 船位不確認 200 気象海象 不注意 船体機器整 備不良 水路調査 不十分 150 居眠り運航 船位不確認 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 100 50 その他の 運航の過誤 機関取扱不良 機関取扱 不良 積載不良 1 2 0 1 2 0 1 2 0 2 積載不良 火気可燃物取扱不良 2 5 4 3 2 5 6 2 2 7 69 69 69 67 87 70 62 56 28 44 193 83 102 106 105 118 105 205 84 104 23 15 4 7 15 11 18 30 21 34 983 874 852 953 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 材質構造 不良 不可抗力 不可抗力 その他 計 901 1,013 963 1,069 963 1,012 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-32図 外国船舶の事故隻数及び死者・行方不明者数の推移 (隻) (人) 事故隻数 300 80 死者・行方不明者数 277 268 257 253 260 259 70 67 250 239 238 229 60 208 200 51 49 50 40 150 28 100 30 25 24 24 20 17 19 17 50 10 0 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 -17- H21 H22 H23 H24 第Ⅰ-33図 外国船舶事故の事故種類別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) H16 160 141 140 139 138 129 126 124 91 100 109 乗揚 31 27 23 27 29 26 22 13 23 14 転覆 0 3 3 1 2 2 2 1 2 1 浸水 2 2 5 11 5 2 6 4 10 4 推進器障害 7 8 9 4 4 8 4 3 11 12 舵障害 6 4 4 4 5 4 7 5 4 0 機関故障 54 42 43 50 54 68 35 58 42 50 火災 16 13 13 13 12 6 11 15 20 16 爆発 爆発 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 行方不明 行方不明 1 1 0 1 2 1 0 1 0 1 運航阻害 運航阻害 6 1 4 6 6 2 9 3 5 6 安全阻害 安全阻害 23 11 8 12 11 6 15 9 14 12 その他 4 4 2 2 3 4 4 5 6 4 計 277 257 253 260 259 268 239 208 238 229 浸水 舵障害 火災 68 58 54 50 50 42 35 40 H25 139 機関故障 43 H24 126 80 42 H23 推進器障害 91 54 H22 129 100 60 H21 138 転覆 100 H20 141 124 109 H19 126 衝突 120 H18 衝突 乗揚 126 H17 その他 20 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅰ-34図 外国船舶事故の原因別による事故隻数の推移 単位:隻 (隻) 100 見張り不十 分 89 90 80 H16 操船不適切 86 85 84 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 操船不適切 79 86 84 75 68 89 85 54 61 64 見張り不十分 41 47 44 50 52 39 34 40 28 32 船位不確認 11 10 5 9 9 12 6 5 10 5 14 11 15 13 8 9 18 6 13 11 3 2 2 8 7 5 6 4 8 4 2 3 3 4 6 2 4 3 5 6 1 3 3 2 3 1 1 1 1 0 20 9 7 9 7 6 11 6 9 16 30 23 25 23 30 40 17 31 32 41 積載不良 1 2 3 2 4 1 2 0 1 1 火気可燃物取扱不良 5 1 2 4 7 4 4 4 4 1 船位不確認 79 気象海象 不注意 75 68 70 64 61 60 船体機器整 備不良 水路調査 不十分 54 50 50 H17 居眠り運航 52 運 航 気象海象不注意 の 過 人 誤 船体機器整備不良 為 的 水路調査不十分 要 因 居眠り運航 その他の運航の過誤 47 その他の 運航の過誤 44 41 40 機関取扱 不良 40 39 34 32 積載不良 機関取扱不良 28 30 20 火気可燃物 取扱不良 材質構造不良 23 22 24 29 27 28 18 14 10 6 材質構造 不良 不可抗力 33 30 31 24 25 21 25 17 23 22 その他 14 8 5 8 6 11 8 23 33 20 277 257 253 260 259 268 239 208 238 229 不可抗力 10 計 その他 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 -18- 第Ⅰ-35図 総トン数1,000トン以上の事故隻数の割合 (隻) 100% 外 国 船 舶 80% 199隻 60% 203隻 193隻 62隻 60隻 H17 H18 202隻 201隻 157隻 191隻 218隻 181隻 177隻 43隻 48隻 H24 H25 40% 20% 91隻 日 本 船 舶 76隻 51隻 61隻 73隻 52隻 H20 H21 0% H16 H19 H22 H23 第Ⅰ-36図 日本船舶・外国船舶事故の事故種類別発生状況比較(平成25年) 1000トン未満 日本船舶 2029隻 543 298 108 137 307 21 61 3 268 47 126 2 3 6 外国船舶 52隻 6 5 1 4 6 1000トン以上 日本船舶 48隻 14 5 31 外国船舶 177隻 10% 乗揚 転覆 20% 浸水 9 30% 推進器障害 1 6 103 0% 衝突 104 40% 舵障害 50% 機関故障 -19- 60% 火災 爆発 6 1 1 36 70% 行方不明 5 2 5 11 80% 運航阻害 90% 安全阻害 1 1 10 1 1 100% その他 第Ⅰ-37図 日本船舶・外国船舶事故の原因別発生状況比較(平成25年) 1000トン未満 日本船舶 2029隻 232 445 68 118 206 73 61 123 247 83 6 278 58 31 外国船舶 52隻 4 3 1000トン以上 日本船舶 48隻 1 6 2 2 13 外国船舶 177隻 6 8 2 60 0% 11 4 29 10% 20% 30% 1 4 40% 3 5 3 3 3 10 2 4 50% 4 2 1 30 60% 9 8 12 70% 1 19 80% 11 90% 100% 操船不適切 見張り不十分 船位不確認 気象海象不注意 船体機器整備不良 水路調査不十分 居眠り運航 その他の運航の過誤 機関取扱不良 積載不良 火気可燃物取扱不良 材質構造不良 不可抗力 その他 第Ⅰ-38図 ふくそう海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門海峡)における事故発生状況(平成25年) 東京湾 138隻 26 伊勢湾 66隻 9 14 瀬戸内海 618隻 4 23 86 15 関門海峡 50隻 1 11 4 1 6 122 69 36 2 11 10% 20% 貨物船 30% タンカー 40% 旅客船 3 54 307 5 20 0% 18 1 50% 漁船 -20- 2 3 60% 遊漁船 10 9 70% プレジャーボート 80% 90% その他 100% 第Ⅱ-1表 乗船中の事故及び海浜事故発生状況の前年との比較 1.総数 事故者 乗船中の事故 海 浜 事 故 3.マリンレジャーに関する海浜事故 (単位:人) 平成25年 平成24年 マリンレジャーに関する 海浜事故 マリンレジャー以外の 海浜事故 小計 計 死者・行方 不明者 事故者 増減 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 死者・行方 不明者 事故者 事故者 259 960 219 21 △ 40 遊泳中 299 99 284 106 △ 15 7 857 280 15 8 釣り中 278 101 292 111 14 10 1,090 768 1,060 741 △ 30 △ 27 磯遊び中 59 33 73 34 14 1 1,932 1,040 1,917 1,021 △ 15 △ 19 サーフィン中 71 12 44 8 △ 27 △4 2,871 1,299 2,877 1,240 6 △ 59 (単位:人) 平成25年 ボードセーリング中 14 2 39 1 25 △1 スキューバダイビング中 58 22 49 17 △9 △5 ウェイクボード中 17 1 15 0 △2 △1 被引浮体遊具使用中 20 0 40 1 20 1 その他 26 2 21 2 △5 0 842 272 857 280 15 8 増減 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 海中転落 173 112 177 負傷 447 38 464 病気 267 81 275 中毒 13 4 自殺 22 18 計 事故者 死者・行方 不明者 100 4 △ 12 26 17 △ 12 67 8 △ 14 11 3 △2 △1 23 19 1 1 17 6 10 4 △7 △2 939 259 960 219 21 △ 40 4.マリンレジャー以外の海浜事故 (単位:人) 平成24年 事故者 平成25年 死者・行方 不明者 事故者 1.乗船中の事故 (単位:人) 平成24年 事故者計 当庁救助 救 以外救助 助 平成25年 380 223 374 231 △6 8 603 485 570 451 △ 33 △ 34 その他 計 107 60 116 59 9 △1 1,090 768 1,060 741 △ 30 △ 27 3.マリンレジャー以外の海浜事故 事故者計 939 960 21 155 164 9 当庁救助 救 以外救助 助 118 175 57 339 66 (単位:人) 計 平成25年 増減 1,090 1,060 △ 30 29 23 △6 231 225 △6 260 248 △ 12 自力救助 407 402 △5 自力救助 62 71 9 死者・行方不明者 259 219 △ 40 死者・行方不明者 768 741 △ 27 当庁関与 468 416 △ 52 当庁関与 535 559 24 2.マリンレジャーに関する海浜事故 (単位:人) 平成24年 救 以外救助 助 平成25年 4.洋上救急実績 増減 平成23年 平成24年 平成25年 出動件数(件) 24 24 16 0 傷病者(人) 24 24 16 医師・看護師等(人) 50 46 26 842 857 15 71 71 386 392 6 計 457 463 6 1 自力救助 113 114 死者・行方不明者 272 280 8 当庁関与 411 400 △ 11 死者・行方 不明者 自殺 平成24年 273 事故者 岸壁等からの海中転落 増減 計 増減 死者・行方 不明者 第Ⅱ-2表 乗船中の事故及び海浜事故救助状況の前年との比較 当庁救助 死者・行方 不明者 272 事故者 事故者計 増減 死者・行方 不明者 939 平成24年 計 事故者 842 2.乗船中の事故 その他 (単位:人) 平成25年 平成24年 -21- 第Ⅱ-3表 船舶種類別・事故内容別乗船中の事故発生状況(平成25年) 海中転落 負傷 死者・行方 不明者 事故者 病気 死者・行方 不明者 事故者 中毒 死者・行方 不明者 事故者 自殺 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 事故者 (単位:人) 計 その他 死者・行方 不明者 事故者 死者・行方 不明者 事故者 貨物船 13 6 92 6 69 15 0 0 6 5 0 0 180 32 タンカー 3 2 15 0 26 7 1 1 2 2 0 0 47 12 旅客船 6 3 28 1 31 7 1 0 13 11 0 0 79 22 作業船 5 4 29 2 8 3 0 0 0 0 0 0 42 9 91 61 202 17 92 24 6 0 0 0 2 2 393 104 漁船 遊漁船 プレジャーボート うち水上オートバイ その他 計 4 3 9 0 10 3 0 0 0 0 0 0 23 6 45 16 52 0 21 3 2 2 1 1 8 2 129 24 (0) (0) (23) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (4) (2) (27) (2) 10 5 37 0 18 5 1 0 1 0 0 0 67 10 177 100 464 26 275 67 11 3 23 19 10 4 960 219 第Ⅱ-1図 乗船中の事故者数及び死者・行方不明者数の推移 (人) 1200 1000 90 953 959 事故者数 2 14 14 971 64 32 989 990 死者・行方不明者数 10 92 38 977 944 960 939 2 855 0 800 600 400 312 301 298 239 279 263 259 228 228 H22 H23 219 200 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 -22- H24 H25 第Ⅱ-2図 乗船中の事故種類別発生状況の推移 600 (人) 500 14 2 14 90 64 32 10 92 38 493 468 441 464 453 443 435 447 2 420 0 海中転落 398 400 負傷 病気 288 300 247 240 255 243 251 中毒 275 267 自殺 241 225 その他 218 200 217 204 197 188 183 175 173 177 H23 H24 H25 147 100 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 第Ⅱ-3図 海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率 ライフジャケット着用率 死亡率(平成25年) 漁船 ライフジャケット着用者 ライフジャケット非着用者 90% 80% 14 2 14 90 70 64 79 76 73 70% 10 24人 26% 38 69人 43% 92人 66 68人 74% 60% 2 54 45 40% 44 0 47 プレジャーボート等 42 ライフジャケット着用者 ライフジャケット非着用者 37 35 31 32 12人 7% 31 30% 24 22 20 23人 41% 173人 20% 56人 漁船 33人 59% 161人 93% プレジャーボート等 10% 90人 57% 50 48 50% 159人 一般船舶 合計 0% H21 H22 H23 H24 H25 一般船舶 ライフジャケット着用者 ライフジャケット非着用者 ※ 船舶事故による海中転落者を含む。 4人 11% 11人 28% 35人 31人 89% -23- 40人 29人 72% 生存者 死者・行方不明者 第Ⅱ-4図 海中転落者発生状況の推移 (人) 160 139 140 14 2 14 32 90 64 92 125 10 38 122 120 貨物船 2 105 103 0 タンカー 100 100 91 90 87 旅客船 86 漁船 80 遊漁船 60 46 44 プレジャー ボート 45 40 40 33 その他 36 35 31 30 25 20 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅱ-5図 マリンレジャーに関する海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移 1000 (人) 14 900 881 2 14 921 事故者数 922 912 32 死者・行方不明者数 10 846 835 90 64 92 857 842 38 792 800 759 2 700 0 600 500 400 306 300 318 326 302 284 296 312 272 280 H24 H25 234 200 100 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 -24- H22 H23 第Ⅱ-6図 マリンレジャーに関する海浜事故種類別発生状況の推移 (人) 350 331 329 320 313 332 14 300 90 302 64 319 319 2 14 32 10 92 303 38 299 292 284 266 遊泳中 278 274 273 269 250 2 243 0釣り中 240 磯遊び中 212 200 サーフィン中 ボードセーリング中 150 スキューバダイビング中 ウェイクボード中 100 被引浮体遊具 使用中 その他 50 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅱ-7図 マリンレジャーに関する海浜事故の年齢層別構成 遊泳中 80 サーフィン中 (人) 25 74.4 74 70 (人) 最近5年間 最近5年間 H25年 H25年 20.6 20 60 38.2 33 30 13.2 12 12 10 14 10 28 25 6 14 20 3.4 4.6 4 0.4 10歳未満 10歳代 140 20歳代 30歳代 40歳代 90 50歳代 60歳以上 1 (人) 0 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 15 (人) 25 14 0 0 0 92 10歳未満 10歳代 ボードセーリング中 128 10 1 1.6 64 10歳未満 10歳代 釣り中 最近5年間 120 1 0 6 5 4 10 0 32 5 23.8 5 11.2 9 8.8 2 36.4 34.2 30 14 12.2 11 10 15 45 32.8 14 最近5年間 H25年 49 40 スキューバダイビング中 (人) 18.4 57.6 50 15 38 20歳代 30歳代 40歳代 (人) 最近5年間 最近5年間 H25年 50歳代 60歳以上 被引浮体遊具使用中 22 H25年 H25年 20 106 100 10 80 15 8 7.2 7 12 60 10 48.6 48 39.8 38 40 25 20 8.8 8 38.2 39 13.8 7 5 4 3 21 2.8 3 3 6.6 5 3.8 1.8 1.8 3 10 10 0 0 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上 0 0.8 0 10歳未満 10歳代 0 20歳代 30歳代 -25- 40歳代 50歳代 60歳以上 2 1.2 0 10歳未満 10歳代 0 20歳代 30歳代 40歳代 0.6 1 0.8 50歳代 60歳以上 第Ⅱ-8図 マリンレジャーに関する海浜事故の曜日別構成 遊泳中 100 サーフィン中 (人) 25 スキューバダイビング中 (人) 23.4 最近5年間 最近5年間 87.2 H25年 20 (人) 最近5年間 H25年 84 80 H25年 17 20 14.8 15 60 11 2 38 28.8 24 28.8 28.2 27.4 14 10 35 34 10 11.4 45 43.6 40 12.2 15 15 53.4 7.2 9 14 8 7.2 7 24 6 5.6 20 5 16.6 16 32 10 6 7.2 4 3 3.8 3.6 5.2 5 5 3.4 4.2 3 月 100 火 水 木 金 土 0 90 日 休日(再掲) 火 釣り中 (人) 1 0 64 月 水 木 金 土 92 日 休日(再掲) 月 火 38 水 ボードセーリング中 25 最近5年間 金 土 日 休日(再掲) (人) 20 最近5年間 90 最近5年間 H25年 H25年 17 20 20 74.8 木 被引浮体遊具使用中 (人) H25年 80 3 2 2 0 4.4 3.4 3 15 67 60 15 56.6 11 11.6 10 40 36.8 39 10 25.4 26.8 29 29 27 22 6 19 5 5 16 1.6 2 0.6 0 0 火 水 木 金 土 日 休日(再掲) 5 5 4 4 3 月 6.8 7 26 19 20 9 月 2.2 1.8 1.2 1 0 火 4 4 3 2.8 1.4 1.2 1 水 木 金 土 0.8 0 0 日 休日(再掲) 月 火 水 木 金 0 土 第Ⅱ-9図 釣り中の海中転落者のライフジャケット着用率及び死亡率 海中転落者数とライフジャケット着用率 死亡率(平成25年) (人) 250 50% 221 14 2 14 90 64 205 ライフジャケット着用者 ライフジャケット非着用者 32 92 204 40% 200 173 168 20人 43% 30% 150 26 24 27人 57% 77人 49% 23 22 20% 47人 100 18 10% 50 生存者 死者・行方不明者 0% 0 H21 H22 H23 H24 H25 -26- 157人 0 日 休日(再掲) 80人 51% 第Ⅱ-10図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故内容(平成25年) 負傷 26人 9% 帰還不能 74人 26% 病気 負傷 4人 11人 溺水1% 4% 10人 3% 病気 8人 3% 帰還不能 63人 22% 遊泳中 284人 病気 4人 9% 溺水 5人 11% 釣り中 292人 溺水 176人 62% 海中転落 204人 70% 溺水 病気 1人 1人 負傷 3% 3% 負傷 15人 34% その他 帰還不能 1人 2% 7人 14% 4人 10% ボードセーリング中 39人 帰還不能 9人 23% スキューバ ダイビング中 49人 病気 11人 22% 帰還不能 20人 46% サーフィン中 44人 被引浮体遊具 使用中 40人 溺水 30人 62% 負傷 31人 77% 帰還不能 33人 84% 第Ⅱ-11図 マリンレジャーに関する海浜事故の内容別事故原因(平成25年) 遊泳中 気象・海象 無視 5人 2% 健康状態に 対する不注意 12人 4% 14 気象・海象 不注意 90 19人 周辺環境に 7% 対する不注意 23人 8% 知識・技能 不足 41人 14% 釣り中 その他 1人 0% 2 その他 3人 1% 14 他人の過失 20人 不可抗力 7% 64 16人 自己の過失 226人 79% 無謀な行為 54人 19% 6% 原因不明 19人 7% 実施中の 活動に対する 不注意 71人 25% ボードセーリング中 他人の過失 1人 3% 自己の過失 35人 89% 知識・技能 不足 8人 21% 気象・海象 92 無視 16人 5% サーフィン中 知識・技能 不足 その他 6人 7人 2% 2% 原因不明 11人 4% その他 1人 0% 他人の過失 15人 5% 不可抗力 13人 4% 38 周辺環境に 無謀な行為 2人 対する 5% 不注意 2人 5% 気象・海象 無視 2人 5% 2 気象・海象 不注意 36人 12% 実施中の 活動に対する 不注意 93人 33% 自己の過失 252人 87% 周辺環境に 対する不注意 74人 26% 気象・海象 不注意 0 5人 11% 原因不明 1人 3% 気象・海象 無視 14人 35% 器具・装備 の不備 1人 2% 実施中の 活動に対する 不注意 5人 10% 健康状態に 対する不注意 5人 10% 自己の過失 27人 56% 自己の過失 36人 82% 知識・技能 不足 13人 29% 無謀な行為 知識・技能 2人 5% 不足 2人 5% 他人の過失 8人 16% 不可抗力 9人 18% 原因不明 5人 10% -27- 他人の過失 1人 不可抗力 2% 6人 14% 原因不明 1人 2% 被引浮体遊具使用中 周辺環境に 対する不注意 1人 2% 知識・技能 不足 15人 32% その他 1人 2% 実施中の 活動に対する 不注意 11人 25% スキューバダイビング中 不可抗力 2人 5% その他 3人 実施中の 活動に対する 8% 不注意 4人 10% 気象・海象 不注意 6人 15% 健康状態に 対する不注意 6人 無謀な行為 2% 14人 325% 10 実施中の 活動に対する 不注意 9人 23% 不可抗力 2人 5% 自己の過失 13人 33% 他人の過失 25人 62% 第Ⅱ-12図 マリンレジャー以外の海浜事故による事故者数及び死者・行方不明者数の推移 (人) 1400 事故者数 死者・行方不明者数 1200 14 2 14 90 64 10 92 38 1,168 1,110 1,106 1,085 1,071 32 1,090 1,060 1,046 1,007 1,003 2 1000 801 798 800 800 776 752 746 720 0 768 741 666 600 400 200 0 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 第Ⅱ-13図 マリンレジャー以外の海浜事故種類別発生状況の推移 自殺 800 岸壁等からの海中転落 700 その他 2 14 14 648 90 64 32 646 646 10 682 653 92 38 609 603 581 600 570 2 528 0 500 400 367 327 346 339 344 326 318 160 161 303 380 374 107 116 H24 H25 300 200 95 95 98 97 H16 H17 H18 H19 114 113 H20 H21 100 0 -28- H22 H23 平成 25 年度 通航船舶実態調査結果 平成25年度 通航船舶実態調査箇所と通航船舶隻数 備讃瀬戸西部 473隻 来島海峡 509隻 備讃瀬戸東部 545隻 浦賀水道 520隻 早鞆瀬戸 518隻 伊良湖水道 明石海峡 851隻 *上段は調査海域名、下段の数字は通航船舶隻数(一日平均) 777隻 ふくそう海域における各年度別の船舶通航量の推移(1日平均) 0 1,000 2,000 2,768 平成19年度 2,849 平成20年度 735 854 383 平成21年度 2,324 平成22年度 2,221 661 351 平成23年度 2,219 654 328 599 3,800 平成24年度 2,131 704 284 平成25年度 2,184 689 303 貨物船等 タンカー 791 701 4,790 736 726 502 710 2,619 812 596 638 5,043 696 454 4,307 578 632 (隻) 6,000 5,000 633 606 631 2,616 平成18年度 4,000 638 3,076 平成16年度 平成17年度 3,000 4,819 4,557 4,296 4,024 3,820 1,017 旅客船等 4,193 漁船 ※ 「貨物船等」とは、貨物船、えい航船、押航船及びその他(巡視船、自衛艦、独航えい・押航船等)を いい、「旅客船等」とは旅客船、カーフェリー、水中翼船及びエアクッション船をいう。 ふくそう海域における各水道別の船舶通航量の推移(1日平均) 0 浦 賀 水 道 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 伊 良 湖 水 道 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 明 石 海 峡 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 200 400 464 425 386 395 356 334 279 328 328 246 273 281 253 241 212 217 198 220 600 800 39433 671 700 78 12 146 93 1 66 585 125 9 50 570 99 728 529 107 106 479 126 1418 492 101 10 10 400 138 12 50 528 132 15 45 520 85 26 315 44 3 51 344 542 412 226 658 47 2 328 536 52 2 229 609 63 3 302 631 44 1 374 493 59 3 214 595 63 1 333 71 20 466 824 備 讃 瀬 戸 西 部 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 429 368 421 460 386 341 261 354 281 306 来 島 海 峡 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 339 272 324 372 306 273 291 247 278 266 関 門 海 峡 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 貨物船等 117 824 832 863 825 840 828 851 214 14 851 2 763 204 21 817 84 227 6 845 100 189 3 849 150 108 24 711 165 113 22 644 134 108 9 614 117 73 10 542 112 71 31 545 101 506 452 508 512 507 414 375 380 347 342 384 425 413 412 373 383 346 361 339 347 777 84 180 135 76 153 84 702 83 171 174 89 176 172 92 158 176 100 131 293 79 95 252 69 90 188 728 74 106 221 761 80 107 289 425 389 404 426 399 316 402 381 360 375 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (隻) 1,200 595 398 備 讃 瀬 戸 東 部 1,000 82 227 53 78 657 97 46 28 533 45 113 694 115 85 44 64 653 37 81 631 127 109 35 30 515 3310 431 127 113 33 33 533 32 45 498 140 96 29 42 473 91 143 107 660 149 114 636 135 174 730 97 123 86 650 69 98 162 637 71 85 171 599 70 90 90 536 65 73 120 512 72 58 55 19 410 123 509 68 52 101 71 13 14 556 1629 629 159 119 2038 590 123 1530 580 119 1147 550 121 1128 543 86 525 462 123 1125 520 119 523 486 141 921 518 145 タンカー 旅客船等 漁船 ※ 「貨物船等」とは、貨物船、えい航船、押航船及びその他(巡視船、自衛艦、独航えい・押航船等)をいい、「旅客船等」と は旅客船、カーフェリー、水中翼船及びエアクッション船をいう。 第3次交通ビジョン パンフレット <第3次交通ビジョン> 船舶交通の安全・安心を めざした 取組み(答申) 我が国の周辺海域では、毎年2,500隻前後の船舶事故が発生しています。 ひとたび船舶事故が発生すると、尊い人命や財産が失われるばかりでなく、我 が国の経済活動や海洋環境にまで多大な影響を及ぼすことがあります。 平成25年10月、交通政策審議会で答申された「船舶交通の安全・安心を めざした取組み」では、おおむね5年間における船舶交通安全政策の方向性と 具体的施策(7つの課題と3つの目標)が示されました。 海上保安庁では、この答申を「第3次交通ビジョン」と位置づけ、目標達成 に向けた施策を推進して参ります。 7つの課題 1.ふくそう海域の安全対策 2.準ふくそう海域の安全対策 3.港内船舶交通の効率化・安全対策 4.小型船舶の安全対策 5.航路標識の整備・管理の在り方 6.大規模災害発生時における船舶交通の安全対策 7.戦略的技術開発 3つの目標 1.ふくそう海域における衝突・乗揚事故の低発生水準の維持 2.港内等における衝突・乗揚事故の減少 3.小型船舶における事故の減少 海上保安庁 ふくそう海域の安全対策 【課題】 船舶の大型化やLNG運搬船の増加により、海上輸送が遮断さ れるような航路を閉塞する大規模海難が発生する蓋然性が高まっ ていることに加え、ふくそう海域においては、他の海域に比べて 外国船舶の船舶事故隻数の割合が高いことから、安全対策を強化 【課題解決のための施策】 関門海峡西口のレーダー不感地帯の解消 レーダー不感地帯 ① 海上交通センターの 機能充実 ② 運用管制官等の育成 体制の強化 ③ 潮流情報の高精度化 ④ 航行環境の変化に応 じた航法の見直し (来島海峡航路) 高精度かつ広域な 潮流情報の提供 レーダー 有効エリア 関門海峡海上交通センター シミュレーション訓練等の強化 管制官役 最新の観測機器設置 船舶役 This is TOKYO MARTIS. How do you read me? 了解。 通信 ライブカメラ こちら○○丸 ●●ライン通 過しました。 教官 灯浮標設置型流速計 研修生 注)ふくそう海域:東京湾、伊勢湾、瀬戸内海及び関門港(海上交通安全法適用海域 又は港則法適用海域) 準ふくそう海域の安全対策 【課題】 準ふくそう海域は、 船舶交通量が多く、複 雑な進路交差部が生じ ており、重大海難が発 生する蓋然性が高いこ とから、船舶交通の安 全性を確保 【課題解決のための施策】 AIS仮想航路標識 等を活用した安全対策 の推進 AIS仮想航路標識を用いた整流化対策 衝突リスク AIS仮想航路標識 整流化 注)準ふくそう海域:ふくそう海域を結ぶ東京湾湾口~石廊埼沖~伊勢湾湾口~潮岬沖 ~室戸岬沖~足摺岬沖の各海域を経て瀬戸内海に至る海域 港内船舶交通の効率化・安全対策 【課題】 船舶の大型化やLNG運搬船の増加により、港湾機能の麻痺や 港湾地域の生活環境が脅かされるような大規模海難が発生する蓋 然性が高まることから、経済活動の集中する港内の安全性を確保 【課題解決のための施策】 一元的な船舶の動静監視・情報提供体制の構築 (情報聴取義務海域の設定等) 湾内・港内における船舶安全対策 避難に関する 情報提供・勧告 C08 D03 油流出海域 の明示 港内から湾外まで 一体的な情報提供 避難経路 の明示 新海上交通センター (仮称) 沈没船海域 の明示 湾外~港内間で一体的な航行管制 (凡例) 東京湾海上交通センター (観音埼) AIS仮想航路標識 避難海域 大規模災害発生時における船舶交通の 安全対策 【課題】 大規模災害発生時における船舶の安全かつ円滑な避難と被害 の極小化 【課題解決のための施策】 ① 港内から湾外まで一体的な情報提供体制の構築 ② 避難勧告等の確実な伝達手段及び既存の安全対策の見直し ③ 航路標識の耐震化、自立型電源化等の整備 ④ 航路標識の防災・減災体制の整備(復旧資機材の集約化) 小型船舶の安全対策 【課題】 小型船舶は耐航性や情報入手手段が劣るため事故に陥り易く、 全船舶事故の7割以上を占め、尊い命を失う割合が高く、死者・ 行方不明者を伴う事故全体の約9割に及んでおり、これら事故 の未然防止 【課題解決のための施策】 ① 海難防止対策のマネジメント体制の 海難防止に有効な 確立 アプリの導入 ② 関係省庁等と連携した指導・啓発体 制の強化 ③ ICTを活用したMICSの充実強化 MICS(沿岸域情報提供システム) (スマートフォンの活用等) 緊急情報 ④ 簡易型AISの普及促進等 2013/05/12 15:30 航路標識事故情報 閉じる 表 示 官民連携によるプレジャー ボートの訪船安全指導 自船位置 タンカー 貨物船 漁船 気象現況 緊急情報 警報・注意報 ライブ 海上安全情報 カメラ 注)小型船舶:プレジャーボート、漁船、遊漁船 航路標識の整備・管理の在り方 【課題】 船舶交通の環境及びニーズに応じた航 海上における気象 現況を観測・提供 路標識の効果的かつ効率的な整備・管理 【課題解決のための施策】 ① 航路標識の最適配置の推進 ② 航路標識の的確な維持管理・更新 ③ 灯浮標をプラットホームとした気 象情報提供システムの整備 風向風速計 波高計 戦略的技術開発 【課題】 長期的な政策を見据えた船舶交通の安全性・効率性を向上 させるための技術開発 航行援助の持続性を高めるため、既存航路標識の合理的な 維持管理のための技術開発 【課題解決のための施策】 ① 次世代AISの国際標準化(通信の高速度化及び容量拡大等) ② 船舶交通環境データ収集システムの開発(ビッグデータ活用) ③ 海潮流データの常時収集体制の構築 ④ 航路標識の腐食劣化診断技術の開発(鋼構造物) ⑤ 省電力高輝度光源の開発(光通信を利用した情報提供等) 計画目標 ふくそう海域におけるAIS搭載船舶 通航隻数100万隻当たりの事故隻数 1.ふくそう海域における衝突・乗揚 事故の低発生水準の維持 平成22年7月の港則法及び海上 交通安全法の一部を改正する法律の 施行以降、航路及び航路付近海域で は、衝突・乗揚事故が大幅に減少し ており、AIS搭載船舶の通航隻数 100万隻当たり76隻以下を維持 する。 法改正 法改正 (平成22年7月施行) (平成22年7月施行) (隻) 250 220 200 161 140 150 平均76隻/100万隻 100 73 50 84 71 0 H19.7-H20.6 H20.7-H21.6 H21.7-H22.6 H22.7-H23.6 H23.7-H24.6 H24.7-H25.6 注)衝突・乗揚事故:AIS搭載船舶又は 総トン数100トン以上の船舶に限る 事故隻数 AIS 通航隻数 79 66 60 33 34 42 359,377 410,988 428,452 449,725 478,168 500,423 2.港内等における衝突・乗揚事故の減少 船舶の動静監視・情報提供体制を整備する港内等において、情報提供の対象となる船舶の衝 突・乗揚事故を、平成20年から24年までの年平均に対して、平成30年までに半減させる。 小型船舶における事故の減少 1,343隻/年平均 3.小型船舶における事故の減少 約3割減 小型船舶の事故のうち、不可抗力によるものを除く約7割の 事故について、平成20年から24年までの年平均1,343隻に 対して、平成30年までに約3割減少させる。 940隻/年 平均 目標 平均 約2,500隻 長期的な目標 約2,600隻/年 長期的な目標として、 船舶事故の大幅な削減を 目指すこととし、長期的 には、2020年代中に 現在の船舶事故隻数を半 減させることを目指す。 第1次 半減 様々な取組みを 関係機関と連携 し総合的に推進 約2,400隻/年 交通ビジョン 第2次 交通ビジョン 第3次 交通ビジョン 第4次 交通ビジョン 2003 ~ 2007 2003~ 第5次 2008 ~ 2012 2008~ 交通ビジョン 2014~ 2019~ 2024~ 2029 【交通政策審議会海事分科会 船舶交通安全部会の設置】 毎年1回、第3次交通ビジョンに掲げた施策の実施状況の確認、次年度の施策の進め方や次期交通 ビジョン策定など長期的視点に立った船舶交通安全政策の在り方を検討する。 問い合わせ先 海上保安庁ホームページ 海上保安庁 交通部企画課企画調査室 電 話 03-3591-6361 http://www.kaiho.mlit.go.jp