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1 日盤吉方表の使用法 このテキストでは、奇門遁甲の日盤の利用法

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1 日盤吉方表の使用法 このテキストでは、奇門遁甲の日盤の利用法
日盤吉方表の使用法
このテキストでは、奇門遁甲の日盤の利用法について説明いたします。奇門遁甲には、
年盤・月盤・日盤・時盤などがあります。奇門遁甲の年盤や月盤は主に移転や風水に利用
されます。日盤は、日帰りや一週間程度までの旅行に利用されます。一週間を超える旅行
は日盤だけでなく月盤も参考にする必要があります。
1.奇門遁甲の各盤の作用期間
奇門遁甲の各盤は、その作用期間に差があります。
年盤:60年
月盤:5年
日盤:60日
時盤:5日
もっとも作用期間が長いのは年盤ですが、年盤は作用期間は長いのですが、その効果は
ゆっくりとしか出ない為に、住居の風水や四柱推命の行運等の影響を受け、はっきりと肌
に感じ難いと言われています。
次に作用期間が長いのが月盤です。月盤は作用期間も5年と長く、効果も現れやすいので
すが、月盤は移転や長期の旅行ぐらいにしか利用できません。日本の住宅事情ではそうそ
う移転も簡単ではありませんし、長期旅行といっても費用も嵩みますし、長期の休暇が取
れるのはごく限られた一部の人達だけです。
そこで、私達のような一般の人が手軽に実行出来るのが、日盤を利用した開運法です。
日盤の作用期間は60日間と言われています。そこで、休日等を利用して1ヶ月から2
ヶ月おきぐらいに1回~2回程度、日盤の吉方位を利用した小旅行を実施してみましょう。
2.日盤を利用した開運法
日盤は小旅行に用います。国内の一般的な遁甲の流派では、日帰りの旅行等は時盤を使
用しますが、私は経験上から、日帰りの旅行についても日盤を使用しております。
日帰
りでも効果はありますが、1泊か2泊出来るのであればなお良いです。
日盤には月盤程の力は無いが、方位の累積により効果を蓄積する方法です。あらかじめ
カレンダーを見ながら、吉方位を選んでおきます。それから地図を用意して、八方位別に
目的地もいくつか選別しておきます。また、行き先が数箇所になる場合は、方位の範囲か
ら出ないように注意して下さい。できれば目的地は1ヶ所に絞った方が良く、レジャーラ
ンドやアミューズメント施設等で、その場で長く時間を過ごす方が良いと思います。また、
現地ではなるべく歩くようにしましょう。
1
3.日盤の使用法の諸注意
○距離
日盤を利用するには、距離は最低50キロ以上移動する必要があります。毎日通勤や仕
事で何十キロと移動している人は、100キロ以上移動しないと効果が現れにくいようで
す。逆にほとんど自宅から出ない方は、30キロ程度で効果が出ることもあります。
短い距離の移動の場合は、はっきりとした効果が出ないとはいえ吉方位に移動すれば吉
であることは間違いありません。出来るだけ吉方位へ出かけることで、はっきりとした効
果は現れなくても、吉方位の累積効果が期待出来ます。したがって、休日等で吉方位があ
れば、例えば10キロ程度の短い距離の移動でも、出来るだけ吉方位へ出かけて少しずつ
でも吉を積み上げていくことをお勧めします。いずれにせよ、日盤の場合「通常の生活範
囲圏から抜け出す。
」と言う事が大事です。普段から移動している圏内への移動では、効果
がありません。逆に、普段から移動している範囲内では時盤の方がよく効きます。
尚、普段から出張等でかなり距離を移動している人や、長距離通勤している場合、より
効果を上げる為に、日盤を利用する前日はなるべく家で静かに過ごすのも有効です。土曜・
日曜が休日であれば土曜日は自宅でのんびりと過ごして、日曜日に少し遠めに移動します。
○時間
移動の目的地に着いたら、数時間は滞在する必要があります。移動距離にもよりますが、
目安としては4~6時間程度留まればよいでしょう。最低でも3時間は必要です。宿泊出
来ればベストですが日帰りでも構いません。
尚、宿泊が長期におよぶ場合は、帰りの方位も見る必要が出てきます。したがって、日帰
りや1泊程度の旅行の方が、かえって利用し易いといえるでしょう。
通常は、帰りの方位は無視して構いません。但し、長期滞在する場合は考慮する必要が
出て来ます。この期間ですが、個人差があり一概に言えませんが、一週間以内の旅行であ
れば帰りは無視しても構わないように思います。1月を超える場合は、考慮する必要があ
ります。一週間以上1月未満の場合は、出来るだけ吉方位を利用するということで宜しい
と思います。
○方位の分け方
北・北東・東・南東・南・南西・西・北西の八方位を、45度ずつに均等に分けます。
前もって、地図などに自宅を中心とした線を定規等で引いておくと便利です。この場合目
的地となる場所は、なるべく45度で分割した方位の中心近くを選ぶようにします。方位
の境目付近は作用が混じり合う為、使用しないように注意して下さい。
尚、日本の方位の流派では、北の基準を地図上の北(真北)ではなく、磁石の指す北(磁
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北)を採用する流派がありますが、当会では真北を採用しますので、地図上の北を基準と
します。
日本の気学等の方位学では、北・東・南・西を30度、北東・南東・南西・北西を60
度に分けるのが主流です。日本の奇門遁甲を利用される方にも、この説を採用される方が
います。奇門遁甲の場合、八方位を45度で均等に分けるのが主流だと思います。当会で
は、この方法を採用しています。
尚、海外等の移動距離が長い場合、地球は球体の為に方位の決め方に異説があります。
例えば、ハワイは日本から見て東南とする説と東とする説があります。一応このテキスト
では海図にも使用されているメルカトル図法を採用することにします。ですから、このテ
キストではハワイは東南となります。
○目的地
目的地は、吉方位の範囲内から出なければ数箇所でも構いませんが、数箇所移動するよ
りも、1箇所に長く滞在する方がより効果があります。長時間時間をつぶせるレジャーラ
ンドやアミューズメント施設等を目的地に選ばれるのもよいでしょう。観光等で数箇所を
廻る場合は、どこか一箇所で少し長めに滞在するか宿泊するようにしましょう。
目的地では、原則何をやっても構いません。寝ていても構いませんし、漫画喫茶で漫画
の本を読んでいても、映画館で映画鑑賞していても、スポーツ施設で汗を流していても構
いません。しかし、現地では出来るだけ歩くことをお勧めします。または、温泉などでゆ
っくりとくつろぐのも悪くありません。出来れば、その地方の名産品等を食材に使った食
事を取りましょう。
目的地は、出来るだけ風水等で見て吉地となる場所を選ぶべきです。観光名所やレジャ
ーランド等の人の集まる場所は、良い場所が多いようです。不浄な場所や、いわく付きの
場所等は避けて下さい。
○経由地について
例えば、目的地が北の場合に、道路や利用する交通機関の関係で、一度東の方向へ移動
して、その後に目的地に向かうような場合があります。日盤の場合は、よほど長時間に渡
って途中の駅などで停まらない限り、目的地の方位が吉であれば、途中で別の方位を迂回
しても問題ありません。ただ、出来るだけ途中では1時間以上留まらないようにして下さ
い。
○効果のあらわれる時期
日盤の効果は、距離や滞在時間等で異なりますが、経験では1週間~2週間後頃に現れ
ることが多いようです。中には3~4週間程して現れる場合もあります。逆に数日後に現
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れる場合もあります。この辺は、個人差が随分あるようです。
注意が必要なのは、日盤の効果はその日に現れるものでは無いということです。例えば、
日盤の吉方位を利用して出かけた場合、出先でトラブルが起きることもあります。これは、
日盤の吉方位は、すぐに現れる訳ではなく早くても数日後に現れるからです。このような
出先でのトラブルを避けるためには、日盤ではなく時盤の吉方位を選ぶ必要があります。
但し、目的地で数時間経つと日盤の作用が出る場合もあるようです。
○効果の現れ方
効果の現れ方は、上記の効果の現れる時期と同様に、かなり個人差があります。一回の
利用ですぐにはっきりと効果の現れる場合もあれば、何回も利用してじわじわと効果の現
れる方もおられます。いずれにせよ、気功のようにあせらずに少しずつ運気を高めていく
つもりで実行しつづけることが大切です。
この個人差は、本来個人が持つ命運や住居の風水の良し悪し等が関わります。
4.目的別利用法
○恋愛
恋愛の場合、既に恋人がいる人は、二人の愛情を深める為にデートの行く先などに吉方
位を選択します。この場合に大切なのは、自分の吉方位だけでなく、相手にとっても吉方
位となる目的地を選んで下さい。
恋人がいない人は、恋愛運を高め出会いのチャンスを掴む為に、日盤の吉方位へ出かけ
ます。但し、いくら吉方位を利用したからと言っても、自宅でじっとしていたのでは何の
変化も起きません。吉方位を利用した後は、人の集まる場所等へ出かけるなど、今までよ
り、少しだけでも積極的に行動してみましょう。
○ビジネス
奇門遁甲のビジネスへの利用としては、最も使えるのは日々の交渉等に使用できる時盤
です。ある程度の距離と時間を必要とする日盤の利用法としては、出張等で吉方位を利用
することが上げられます。ただ、出張はこちらの都合だけでは決められないのが難点です。
最も日盤を有効に利用できるのは、ゴルフ等のレクレーションに利用することです。会
社の取引先等との接待が目的の場合や、同僚や上司・部下との親陸を深める等に応用でき
ます。この場合も参加者全員が吉方位になるように配慮する必要があります。
○試験
試験の場合の利用方法は2通りがあります。1つは試験の当日に試験会場へ吉方位を利
用して向かうことです。試験会場が凶方位となる場合は、試験当日に試験会場へ吉方位を
利用して向かえる方位を調べて、前日や前々日から宿泊しておいて、当日は吉方位を利用
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して試験会場へ向かいます。
もう1の方法は、試験の受験勉強期間中から日盤の吉方位へ旅行したり、図書館へ出か
けたりして、日頃から試験に対する吉効果を高めて置く事です。むしろ、こちらの利用方
法の方が、先の泥縄式の方法よりも効果は高いと思います。
○旅行
旅行は日盤が最も適した利用方法です。旅行にも、日帰りから数ヶ月に及ぶ長期滞在型
の旅行まで種々ありますが、日盤がカバーするのは一週間程度の旅行までで、それ以上は
月盤も考慮する必要があります。
旅行で問題となるのが、例えば日本一周旅行等の数箇所を廻る旅行です。東京を出発し
て関西で一泊、そして翌日は九州へ、さらに翌日は北海道へと毎日転々と移動するような
場合です。
結論から先に言いますと、毎日その日の日盤の吉方位へ移動するのがベストです。しか
し、実際には、そうそう吉方位が都合よく連続して出ることは極めて稀なことで、それは
大変難しいでしょう。他にも幾つか方法が無い訳ではありませんが、どれもかなり専門的
な知識が必要です。したがって、初心者の方が利用できる次善の策としては、なるべく大
凶の方位を避けるということになります。また、もし可能であれば、毎日の宿泊先から、
一度その日の吉方位へ移動して数時間滞在してから次の宿泊先へと移動したいものです。
5.凶方位の避け方
どうしても出かける必要がある目的地が、凶方位となるような場合の避け方について説
明します。
a.一端吉方位へ向かった後に目的地に向かう。
直接目的地に向かうのではなく、一度自宅から吉方位へ出かけて、そこで十分に時間を
潰してから本来の目的地へ向かいます。
例えば、目的地が北で凶方位となるような場合、その日の吉方位が西であれば、一度西
の方位へ出かけます。そして西の方位で数時間滞在してから、本来の北の目的地へ向かう
ようにします。
b.お薦め出発時間に出発する。
どうしても凶方位に移動する必要がある場合は、吉方位表にあるお薦め出発時間に出発
して下さい。
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c.吉方位に寝る。
一端吉方位にいく時間的な余裕が無く、都合の良い時間に出発することも出来ない場合
は、日帰りの場合は自宅の中心からみて、その日の吉方位で寝ます。それも不可能であれ
ば、頭を吉方位に向けて寝ます。宿泊する場合は、宿泊先の建物の中心からみて吉方位に
寝るようにします。しかし、ホテルなどに宿泊する場合は都合よく吉方位の部屋を取る子
は不可能です。この場合も頭を吉方位に向けるようにします。この寝る方位で注意が必要
なのは、就寝時間が遅くなってしまうと日にちが翌日になってしまい。吉方位も翌日の盤
になってしまうことです。
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