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耐震補強リブフレーム 耐震補強リブフレーム
耐震補強リブフレーム リブフレームとは 板状に製材した梁と柱の部材(同一断面)を、仕口部分に鋼板を挟んで交互に配置し、多 数の釘と専用の木ねじを用いた接合(工場製作)にて一体のリブフレームを構成します。 リブフレームの構成材料 ① 板材:2-36 150又は180(E70相当材) ② 仕口プレート:PL-3.2(ZAM鋼板) ③ コンクリート釘:φ2.5mm(L50) ④ 接合ねじ:φ5.5mm(L50)ディスゴ処理 リブフレームのシリーズ リブフレームの構成 耐震補強・ウォール用シリーズ(150部材) 幅 :300,600,900,1200,1500 高さ:内法3m以下(設計指定) j.Pod用リブフレーム(180部材) 幅 : 1820,2730,3640 高さ: 内法3m以下(設計指定) リブフレームの効果 リブフレームの製作プロセス リブフレームは厳しい精度管理の下で工場製作 し、それぞれのフレームに品質管理証明(検査 済証)を捺印します。 リブフレームは四隅の仕口部で貫通ピン によって周辺の構造体に固定します。鉛 直力と水平力はリブフレームで確実に受 け止めることができます。 リブフレームの水平加力実験 (福山大学鎌田研究室) リブフレームの履歴特性 さまざまなサイズのリブフレームについて、実大の水平加力実験によって復元力特性を検証してい ます。リブフレームは高い剛性と仕口の粘り強い変形性能から、優れた剛節フレームの特性を有し リブフレームの抵抗機構 ています。これらの実験結果は「許容応力度計算」および「限界耐力計算」へ適用が可能です。 採用事例 大阪市内の長屋 大阪市内の住宅 リブフレームで補強した伝統的な 木造軸組のイメージ図 リブフレームはj.Pod耐震シェルターの主要構成 部材です。(特許第3974146号) 三重県名張市内の公民館 香川県宇多津町の寺院庫裡 (上下連結フレーム) 技術管理 (LLP)j.Podエンジニアリング TEL/FAX 06(6809)3143 E-mail [email protected] 大阪府和泉市の住宅 (1009) 耐震補強リブフレーム 標準リブフレーム 耐震補強には製作工場で品質保証された標準部材として、2種類があります。 150シリーズ 既存木材(桁材・梁材) 180シリーズ 金物固定用木ねじ 8-5.5φ 150シリーズ部材 2-36 150 リブフレーム仕口鋼板 ピン貫通孔 (ピン径+1mm) (3.2mm厚) 内法 600 2,250 180シリーズ部材 2-36 180 スプリングワッシャー 内法 900 2,190 ピン(通しボルト) (材質はスギ) リブフレーム固定金物 (幅150mm) (リブフレームは専用の 標準固定金物とセットに なった既製品です) リブフレーム幅+5mm程度 リブフレームの固定部標準詳細 固定部の耐力(上下・左右とも) 150シリーズ:35kN リブフレーム耐震補強設計 180シリーズ:40kN リブフレームは鉛直耐力および水平耐力、変形性能に優れた耐震補強部材です。 耐震補強設計は許容応力度計算あるいは限界耐力計算 のいずれでも可能です。右図の復元力特性を用いて構 造計算を行います。 簡易な計算手法として(財)日本建築防災協会の一般診 断法を用いる場合は、目安として「等価な壁強さ倍 率」を以下のように設定することができます。 150シリーズ:1.8kN(壁倍率0.92) 180シリーズ:2.5kN(壁倍率1.28) 鉛直耐力は固定部(貫通ボルト)で決まり、1フレー ムあたりの鉛直(終局)耐力は約70∼80kNです(耐 震シェルター実験で検証済)。 リブフレームの設計用復元力特性 リブフレームの耐震補強施工 リブフレームは専用の金物を用いた簡単で確実な施工によって、精度よく補強工事を行うことができます。 耐震改修では既存の軸組が不揃いであることが多いです。そのためリブフレームの高さを既存 軸組の横架材レベルに合わすために、新たに基礎を設けること、あるいは高さを短縮して継手 を設けたり、2層連結して高さを調整することが可能です。 標準固定金物(A)を上下の横架材に専用 の木ねじで留めつけ、リブフレームの貫通 孔にボルトを通して固定します。 固定金物(B)を用いる場合 継手を設ける場合 上下に2層連結する場合 また1階の床下では鉄筋コンクリート基礎 を打設して(あるいは専用のPC基礎を設置 リブフレームは厳しい品質管理のもとに工場で製作され、専用の金物とともに現場に搬入されます。施工は して)固定金物(B)とボルトで固定する (LLP)j.Podエンジニアリングより発行される特記仕様書(施工要領)にしたがって正しく行って下さい。 こともできます。 (固定金物(B)・PC基礎・継手金物・連結金物はオプション部品です) j.Pod工法協会 〒540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋 TEL06(6809)3143 http://www.jpod-eng.com (1009)