Comments
Description
Transcript
ダウンロードチーム話します
地元のいいとこ発信人材育成講座・ 4 岩手はっぷん塾 │ 第 回 別紙⑥-2 2014年3月1日 (土) 盛岡カレッジオブビジネス 個性的なビジネスアイデア、 ついに発表。 前回の講座で受講生の皆さんから出た5つのアイデア。 これを持ち帰り、今回はいよいよ具体的な事業案を発表します。 皆さんがどこまでアイデアをブラッシュアップしているのか 講師陣の期待も高まります。 ユニークなアイデアに 榎本さんはかつて盛岡市主催の“岩手 講師陣も活発な意見交換 人間学校”などを運営した、何かと岩手 県に縁の深い方。講演テーマは、産業や この日の盛岡は、春を予感させるよう ビジネスの中でのエポックメーキングに なポカポカ陽気。美しい岩手山に見守ら ついて。その中で榎本さんは「これから れながらのはっぷん塾開催となりました。 の日本のビジネスは圧倒的に勝つのでは 今回は前回の最後で発表された事業やサ なく、負けない程度に生きていくのが大 ービスなどをのアイデアを、さらにブラ 切な気がします。特に地域から何かを発 ッシュアップしていくカリキュラム。受 信していく場合、スケールの大きさとい 講生の皆さんの発想力がカタチになる大 うのは重要ではなく、かけがえのない特 切な回となります。 別感のあるものだけを発信していくこと さて今回のはっぷん塾にゲスト講師と が大切なのでは」と、受講生に語りかけ してお招きしたのは、株式会社アタマト ました。 テ・インターナショナル代表でクリエイ 続いて講演を行った出原さんは、尾道 ティブディレクターやプロデューサーと 市での事業について説明。市内の歴史的 してご活躍の榎本了壱さん。そしてもう 建築を再生して宿泊施設などにイノベー ひと方は、尾道の町並み再生事業を行っ ションした事業例など、興味深い話を聞 ている株式会社ディスカバーリンクせと かせてくれました。出原さんは話の中で うち代表取締役の出原昌直さんです。 「こうした街づくりだけでなく、地方発信 ユーモラスな言葉ながらも、歯にモノを着せぬ鋭い榎 本了壱さんの意見に、受講生は真剣に耳を傾けてい ました。 出原さんが尾道市で行っている町づくり事業に、受講生も興味津々です。 のビジネスを継続させていくには、やは 代表者の佐藤柊平さんからプレゼンテー いう商品価値を持たせて、県外の市場に り事業性を念頭に置いて計画をすること ション。事業内容は、メンバーのひとり 発信していこうというコンセプトです。 が大切です」と話していました。 橋沼健一さんが勤務するアーク牧場と陸 前回の講座で注目を集めていた「岩手 講演の後はいよいよ、各グループから 前高田市での食体験を県外の人にしても で祝って」 。代表の川島佳輔さんから発 の事業モデルの発表。最初に発表したの らうというものです。 表されました。企画概要は、岩手県内の は「岩手の色チップ」チームで、代表者の 鈴木いづみさんからは「ゆるさの価値 名産品などを集めた結婚式の引き出物カ 杉立修さんから内容が披露されました。 感」という提案。民間レベルで残ってい タログの製作。結婚式での自分の経験を このチームは岩手県内に存在する伝統的 る岩手の伝統工芸を“ゆるさの魅力”と 踏まえての提案です。 な物産や自然に存在する“色”に着目。こ れらの色に名前を付けて、1冊の色見本 にしようというビジネスモデルを提案しま した。この色見本を県外の人に見てもら うことで、観光誘致を促進し、物産の需 要拡大にも繋げるというのが狙いです。 2番手は「岩手で本物体験チーム」で、 ユニークな事業内容に、思わず講師陣も拍手! 郷土への愛をいっぱい込めて、自分たちのビジネス案を披露する受講生たち。 最後は早野崇さんと須藤亨さんの「岩 が窺える時間でした。発表の後も、チー 手の食」チーム。岩手の食を核とした物 ム内で議論をする時間に講師が各チーム 流ネットワークの構築と各販売拠点での を回って、より具体的に問題点を指摘し ポイント制プログラムの構築という提案 たり、アドバイスをしていました。 を行いました。 最後に各チームから修正案、現状など 5チームが発表する中で、各講師から が短く報告され、第4回のはっぷん塾は 賞賛が贈られるチームがいる一方で、鋭 終了。いよいよ次回は最終案の発表とい い質問や意見が次々と述べられコンセプ うことになりました。次回まで1週間と トを練り直す必要に迫られたチームも。 時間がありませんが、各チームがどのよ 終始笑いが絶えない雰囲気の中で行われ うに事業案をまとめてくるのか、非常に た発表でしたが、受講生も講師も真剣さ 楽しみな最終回となりました。 他の受講生の発表を熱心に書き留める姿が、教室の そこかしこで見られました。 休憩時間も受講生同士のディスカッションが続きます。 短時間に書き上げられるラフを見るだけでも、受講生たちの真剣さが窺えます。