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Connecting Markets East & West
インベスターズ・デー
野村ホールディングス株式会社
ホールセール部門CEO
尾崎 哲
2015年5月28日
© Nomura
ホールセール部門の収益性向上
目標達成に向けた主な指標
2020年3月期の税前利益目標
1
フィープールシェアの拡大
2
PTIマージンの改善
3
経営資源の効率性改善
2015年3月期
2018年3月期 2020年3月期
(マイルストーン)
(目標)
1
フィープール
シェア
3.2%
3.6%
3.7%
PTIマージン
10%
20%
23%
経営資源の
効率性
(2014年
3月期比)
(2014年
3月期比)
(2014年
3月期比)
(収益÷リスク
調整後資産)
+32bps
+100bps
+130bps
210~230
(10億円)
180
2
82.2
3
2015年3月期
2018年3月期
(マイルストーン)
2020年3月期
(目標)
1
1
フィープール・シェアの拡大
(10億ドル)
シェア拡大のドライバー
 当社格付けの相対地位向上
 オリジネーションなど、部門間・地域間シナジーを追求
 現状の経営リソースを大きく増やすことなく、強みのあ
る分野で顧客ビジネスを拡大
シェア拡大のドライバー
 リーマン統合効果の顕在化
 米国ビジネスの再構築
3.7%
3.6%
315
3.2%
3.2%
3.1%
3.2%
263
2.8%
2.7%
226
ホールセール関連フィープール1
当社のフィープール・シェア
2010年
3月期
2011年
3月期
2012年
3月期
1. 出所: Oliver Wyman, Coalitionのデータから当社推計
2013年
3月期
2014年
3月期
2015年
3月期
2018年
3月期
(予想)
2020年
3月期
(予想)
2
1
フィープール・シェア拡大の為のドライバー
当社格付けの相対的な地位の向上
リソース・マネジメントにおける相対的立ち位置
 2014年10月、Moody’sが当社格付けを引き上げ(Baa2⇒A3)1
 相対的に高い自己資本比率を維持
 欧米他社の格付け見直し等を受け、当社と欧米他社の格付け格差
(ノッチ差)は縮小
 今後も現状のRWA水準を大きく増やすことなく、顧客基盤の強
化とシェア拡大を図る
A2~A1 /
A~A+
Tier 1コモン比率 (2015年3月末、バーゼル3出口基準) 3
A3~A2 /
A- ~A
ノッチ差
0.9
ノッチ差
3.4
13.7%
A3 / A-
12.4%
11.8% 11.6%
11.1% 11.0% 10.6%
10.6%
10.1% 10.0%
Baa2
野村
欧米他社平均2
2012年3月末
1.
2.
3.
2015年3月末
A社 野村 B社
C社
D社
E社
F社
G社
H社
野村證券
米系5社(Goldman Sachs, Morgan Stanley, JPMorgan, Citi, Bank of America)と欧州系4社(Deutsche Bank, Barclays, Credit Suisse, UBS)のOperating Companyに対するS&PおよびMoody’sのいずれか低い方の格付けを集計
出所:グローバル金融機関9社(Goldman Sachs, Morgan Stanley, JPMorgan, Citi, Bank of America, Deutsche Bank, Barclays, Credit Suisse, UBS)開示資料より当社作成、2015年3月末
I社
3
2
収益性の改善:固定費を中心にコスト削減を継続
ホールセール部門コストと、今後のランレート1
-15%
(百万ドル)
8,000
約76億ドル
7,519
6,879
6,511
6,419
6,000
トップラインが
現在の水準から
変わらない場合
4,000
コスト削減を継続
-22%
2,000
人件費
 引き続き、Pay for performance
を継続
0
2012年3月期
2013年3月期
2014年3月期 2015年3月期
経費率
1.
2.
不動産コスト
 空きスペースのサブリース、フロ
ア利用の効率化
間接部門コスト
 フロントとの整合性から費用水準
を精査
 業務プロセス、アウトソース業務
の整理
固定費2を中心に
固定費
ITコスト
 不要システムの廃止、ITプラット
フォームの効率化等
各期間の月末スポットレート(月末)でドル換算
賞与以外の人件費、ITコスト、不動産コスト、間接部門コスト等を固定費と見做す
90%
2020年3月期
(イメージ)
77%
4
2
収益性の改善:顧客ビジネス拡大による収益の安定化
損益分岐点の低下を受けて、顧客フロー収益コストカバー率が上昇1
ホールセール収益のボラティリティ2
(百万ドル)
顧客フロー収益コストカバー率(右軸): 29ポイント改善
2,500
102%
2,000
100%
1,500
1,000
9%
120%
ホールセール部門
コスト
80%
73%
500
60%
A社
10%
B社
10%
C社
11%
D社
14%
E社
15%
F社
15%
G社
16%
H社
16%
I社
0
顧客フロー収益
Peer Avg
16%
17%
J社
19%
K社
20%
トレーディング収益
-500
40%
2012年3月期
1Q
1.
2.
2Q
3Q
2013年3月期
4Q
1Q
2Q
3Q
2014年3月期
4Q
1Q
2Q
3Q
2015年3月期
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
L社
各期間の月末スポットレート(月末)でドル換算
期間:2013年1月~2014年12月、出所:グローバル金融機関12社(Goldman Sachs, Morgan Stanley, JPMorgan, Citi, Bank of America, Deutsche Bank, Barclays, Credit Suisse, UBS, BNP Paribas, Societe Generale,
RBS)開示資料より当社作成
27%
5
2
収益性の改善:ビジネス・ポートフォリオの最適化を継続(1)
ホールセール部門の税前利益(ドルベース)1
(百万ドル)
1,500
913
623
1,000
500
513
600
270
461
不採算ビジネスへの対応
-106
0
− 資本効率の側面から、ビジネ
ス毎のパフォーマンスを継続
的にレビュー
-500
-1,000
-1,500
-1,094
2012年3月期
1H
2H
2013年3月期
1H
2H
2014年3月期
1H
2H
2015年3月期
1H
2H
+$1,201m
- $470m
1.
+ $731m
不採算ビジネスの税前損失:
約$730m 改善
利益貢献ビジネスの税前利益:
約$470m 増加
各期間の月末スポットレート(月末)でドル換算
− フィープールの見通しやフラン
チャイズとしての必要性も考慮
− 各ビジネスの特性に応じた
アクション・プランを継続
6
2
収益性の改善:ビジネス・ポートフォリオの最適化を継続(2)
各四半期のPTIマージン上位8プロダクト
2014年3月期
日本
米州
欧州
アジア
2015年3月期
順位
Q1
Q2
Q3
Q4
Q1
Q2
Q3
Q4
1
クレジット
証券化商品
エマージング・
マーケット
金利
証券化商品
G10為替
エマージング・
マーケット
G10為替
2
エクイティ・
プロダクト
クレジット
クレジット
証券化商品
クレジット
G10為替
G10為替
G10為替
3
G10為替
エクイティ・
プロダクト
クレジット
証券化商品
G10為替
クレジット
G10為替
4
インベストメント・
バンキング
エマージング・
マーケット
エマージング・
マーケット
エクイティ・
プロダクト
金利
エグゼキューショ
ン・サービス
G10為替
エマージング・
マーケット
G10為替
エマージング・
マーケット
金利
クレジット
G10為替
エクイティ・
プロダクト
クレジット
5
6
証券化商品
エマージング・
マーケット
クレジット
証券化商品
クレジット
証券化商品
7
G10為替
金利
証券化商品
クレジット
金利
G10為替
8
金利
インベストメント・
バンキング
エマージング・
マーケット
クレジット
クレジット
エクイティ・
プロダクト
分散の効いた
ビジネス・ポートフォリオ
エマージング・
マーケット
エクイティ・
プロダクト
インベストメント・
バンキング
エクイティ・
プロダクト
G10為替
エマージング・
マーケット
クレジット
金利

市場環境に応じて、利益貢献する地域・プロダクトは変化

特定地域・プロダクトに対するネガティブなマーケット要因を分散効果で吸収

その時々の環境・顧客動向に合わせた、機動的なリソース配分を実施
7
3
経営資源の効率性
リスク調整後資産の削減
-12%
円安進行により、
ドル建のリソース(RWA等)に制約
100
88
リスク調整後
資産(RWA)
2014年3月期を
100として指数化
(ドルベース)
RWA削減
主な削減項目:
G10為替 ▼25%
クレジット ▼7%
フィクスト・インカム中心に、
エクスポージャーを削減
エクイティ・プロダクト ▼4%
2014年3月期
2015年3月期
2020年3月期
2020年に向け、
RWAを大きく増やすことなく、
経営資源の効率性
(収益÷RWA)
+32bps
+130bps
経営資源の効率化を更に推進
2014年3月期からの
改善幅
8
最後に

EPS 50円
(2016年3月期
経営目標)

コスト削減
 追加10億ドルのコスト削減(総額20億ドル) – 2013年9月完了
 税前利益:1,250億円
2016年3月期
ホールセール
部門の
目標
うち、海外税前利益:500億円
 税前利益:2,100~2,300億円
2020年3月期
 PTIマージン:23%
各指標から経営目標に向けた進捗をモニタリング
EPS 100円
(2020年3月期
経営目標)
フィープール
シェア
コスト・
コントロール
生産性
経営資源の
効率性
市場環境に応じてビジネス戦略や地域戦略を機動的に修正
収益の拡大とコスト水準の適正化により、税前利益目標の達成を目指す
9
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さい。
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ださい。
本資料に含まれる連結財務情報は、監査対象外とされております。
Nomura Holdings, Inc.
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