...

(公財)静岡県グリーンバンク(PDF:118KB)

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

(公財)静岡県グリーンバンク(PDF:118KB)
点検評価表(県出資25%未満の財団法人等)
1 団体の概要(平成27年4月1日現在)
団 体 名
公益財団法人静岡県グリーンバンク
所 在 地
静岡市葵区追手町44-1 産業経済会館7階
設立年月日 昭和52年1月29日
代 表 者
会長 川勝 平太
県 所 管 課 くらし・環境部環境ふれあい課
設立目的 (定款)
環境緑化の重要性に対する社会の理解と認識を高めると共に、自発的な緑化実践
活動への県民意識の喚起等を図り、もって緑あふれる生活環境の創造に寄与する
こととを目的とする。
設立に係る根拠法令等
団体ホームページ
http://www.greenbank.or.jp
出資者
静岡県
市町
その他
出資額(千円) 比率(%)
83,520
9.9
5,925
0.7
750,555
89.4
役職員の状況(人)
常勤役員
うち県OB
うち県派遣
非常勤役員
役員 計
基本財産(資本金) 計
840,000
1 常勤職員
2
0
うち県OB
0
0
うち県派遣
0
13 非常勤職員
2
14
4
職員 計
100.0
2 行政施策との関係
(1)団体活動に関係する行政施策の目的
「花と緑にあふれた魅力あるまち」の形成を通じふじのくにの魅力を高める。
(2)上記を代替・補完する団体活動の概要
花と緑を慈しむ心を持ち緑化を実践する人づくりを図るため、市町や関係団体と連携して県民の緑化意識の
高揚と緑化ボランティア等の養成を推進する。
30-1
3 これまでの改革の取組
平成24年度
・緑あふれる生活環境の創造のため、緑化推進の各種事業を行った。また、県と連
携して県民の緑化のニーズに応じた事業内容の見直しを進めた。
・特に、公園や校庭の芝生化など、都市緑化に有効な芝生の普及を目指し、幼稚園
や保育園の園庭の芝生化を促進するための助成制度を創設した。
・公益財団法人移行に向けた申請手続きを進め、平成24年10月申請書を提出し、
平成25年3月19日付けで公益財団法人として認定を受けた。
平成25年度
・緑あふれる生活環境の創造のため、緑化推進のための各種事業について、県と
連携して県民の緑化ニーズに応じた事業内容の見直しを行った。
・特に、県の芝生文化創造プロジェクトと連携して、公園や校庭の芝生化など、都市
緑化に有効な芝生の普及を目指し創設した芝生化を促進するための助成制度につ
いて、幼稚園や保育園のみでなく、公園やその他スポーツ広場を対象にするなど拡
充を図った。
・平成25年4月1日に公益財団法人へ移行した。
・翌年度に向けて、活動の輪が広がるようボランティア活動に対する支援を重点化
するなどの事業の見直しを実施した。
平成26年度
・緑あふれる生活環境の創造のため、緑化推進のための各種事業について、県と
連携して県民の緑化ニーズに応じた事業内容の見直しを行った。
・特に、緑化ボランティアの活動支援に必要となる緑化資材の配布事業を県費補助
の対象にするなど、ボランティア活動支援への重点化を図った。
・新たな自主財源確保に向けて検討や、企業等に対する具体的な依頼活動を実施
した。
・主要財源であった「ゴルファー緑化協力金制度」の終了を受け、今後の事業展開に
ついて運営協議会に諮問したところ、事業目的の類似する「(公社)静岡県緑化推進
協会」との統合によるコーディネート機能の強化等の答申を受けた。内部での検討
の結果、年度末の理事会において、統合に向けた検討の開始を承認された。
平成27年度
(6月時点)
・緑あふれる生活環境の創造のため、緑化推進のための各種事業について、県と
連携して県民の緑化ニーズに応じた事業内容の見直しを行っている。
・緑化相談事業を新たに設定した他は特に新規メニューはないが、予算の配分につ
いては施設緑化等のハード事業への配分を減らし、ボランティア支援事業の現状維
持に努めることで、ハードからソフトへの移行という方針を更に推進している。
・団体統合に関して、理事会においてこれまでの検討結果等の中間報告を行った。
30-2
4 実施事業
事業名
事業費
1
緑化ボランティア活動の支援のほか、年間約1,100人に講習会を行った。
事業名
街の森づくり事業
H24
71,620
H25
24,800
事業区分
県補助事業(一部)
H26
H27
11,500
3,500
事業概要
社会福祉施設、学校、公園等の公共的施設の緑化工事
各種緑化相談対応
実績等
施設緑化を4箇所で計2,702㎡実施した。屋上・壁面など、新技術を交えた緑化を行っている。
事業名
優良景観樹木保全事業
H24
33,864
H25
33,876
事業区分
県補助事業(一部)
H26
H27
33,693
25,000
事業概要
松・桜並木等の優良景観を保全・再生する市町等公共的団体に助成
実績等
年間11,857本、約52haで薬剤散布等により保全を図っている。
事業名
四季を彩る里山景観作り事業
H24
41,264
H25
48,660
事業区分
県補助事業(一部)
H26
H27
15,171
7,000
事業概要
主要道路・観光施設等の公共的な場所に隣接する人工林や竹林を広葉樹に転換して四季を彩
る景観づくりを行う市町や事業者を助成
実績等
年間43カ所、24.23haで四季を彩る景観の創出のための施工・保育が実施された。
事業名
芝生を生かした緑化推進事業
H24
13,792
事業費
5
60,582
事業区分
県補助事業(一部)
H26
H27
55,037
55,250
実績等
事業費
4
H25
地域緑化ボランティア団体活動費助成、人材育成研修の実施、花の種子や苗木等の無償配布
他
事業費
3
花と緑の街並づくり事業
H24
63,593
事業概要
事業費
2
( 単位:千円 / H26以前は決算額、H27は予算額 )
H25
24,424
事業区分
県補助事業(一部)
H26
H27
16,704
15,600
事業概要
園庭等芝生化モデル事業、維持管理活動支援事業実施他
実績等
8施設で3,427㎡の芝生化を行うとともに、地域の33団体に対し芝生地維持管理経費の補助を
行った。
30-3
5 点検評価(県所管課記載)
点検項目
県所管課意見
「ふじのくにの魅力を高める花と緑のまちづくり計画」(H23.3策定)の基本方針
である「花と緑の空間の保全と創造」「花と緑を慈しむ心を持った人づくり」「県民
が参加するための仕組づくり」を推進するため、県は、緑あふれる生活環境の
① 県の出資の必要性が、現在の
創造に寄与する公益財団法人静岡県グリーンバンクと連携して都市緑化を推
社会経済環境において認めら
進する必要がある。
れるか
県民の生活に潤いを与える都市緑化を推進する団体である公益財団法人静
岡県グリーンバンクに県が出捐していることは現在の社会経済環境においても
認められる。
県は、静岡県総合計画の環境面を補完する静岡県環境基本計画における緑
化関係の個別計画である「ふじのくにの魅力を高める花と緑のまちづくり計画」
により、緑あふれるやすらぎやうるおいのある生活環境を保全・創造するととも
に、花と緑を慈しむ心を持った人づくりを推進することとしている。
計画の中で、身近な花と緑に対する県民満足度の向上するため、
・県民、事業者、緑化関係団体、市町、県がそれぞれの役割を担い緑化を推進
する。
・緑化関係団体と連携し、県民が行う緑化活動を支援し、持続的な緑化を推進
② 県からの補助金、委託金等の する。
支出について、必要性、有効性 ・緑化関係団体と連携し、公共的施設とそれらに隣接する空間と一体的な緑化
を推進することとしている。
が認められるか
このように、県民参加による地域の緑化推進には、官民一体での取組が必要
不可欠であり、県民の様々な緑化活動への支援を行い、県民参加による県土
の緑化推進を図るためには、県と地域の緑化ボランティア団体結ぶ公益財団法
人静岡県グリーンバンクの存在は欠かせないものである。
このため、県からの公益財団法人静岡県グリーンバンクへの補助金支出には
必要性、有効性が認められる。
H24決算
H25決算
H26決算
H27予算
県支出額(千円)
③
県からの職員派遣について、
必要性、有効性が認められる
か
105,000
105,000
125,000
105,000
該当なし
H24.4.1
H25.4.1
H26.4.1
H27.4.1
県派遣職員(人)
6 経営上の課題・改善に向けた取組の方向性
緑あふれる生活環境の保全と創造を図るためには、県民の緑化ニーズに柔軟に対応する必要があり、今後も事業
内容の見直しを行っていく。
芝生文化創造プロジェクトと連携して、県内の芝生地の増加を図るとともに、芝生文化の普及・啓発を、より一層推
進していく必要がある。
主要財源であった「ゴルファー緑化協力金制度」の終了を受け、今後の事業展開について運営協議会に諮問したと
ころ、事業目的の類似する「(公社)静岡県緑化推進協会」との統合によるコーディネート機能の強化等の答申を受
け、内部での検討の結果、26年度末の理事会において、統合に向けた検討の開始を承認された。現在、詳細につい
ての検討に入る段階である。
今後は、新しい財源の確保に向け、企業の社会貢献に関するニーズにあった緑化活動(例:資金提供だけでなく社
員研修の一環として行う園庭等の緑化活動の場の提供)や協働の提案を行うなど、緑化推進におけるコーディネート
機能の強化を図りながら、統合が最大の効果を生むよう検討を続けていく。
30-4
Fly UP