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島中だより3月臨時号
Tuki() 島中だより 3月臨時号 学校教育目標 主体性に富み 礼節を重んじ 豊かな心をもつ生徒の育成 校長室より 卒業生の皆さんへ「 四季の心で」 校長 小 林 敬 治 正門横の斜面に植えた、2,300本のチューリップが、冬の厳しい寒さを乗り越え、太陽に向かって葉を一杯に広 げ、大きな花を咲かそうと懸命に育っています。 伝統ある島田中学校を卒業される134名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 今、皆さん一人ひとりに3年間のたゆまぬの努力への敬意と、これから始まる輝かしい未来への励ましをこめて卒業 証書を渡しました。両手にしっかりと握られた卒業証書には、それぞれに3年間のたくさんの思い出がつまっているこ とでしょう。楽しかったことや辛かったこと。感動したこと…。時には人知れず涙を流したこともあったかも知れませ ん。しかし、中学校3年間で培った様々な力がこれから歩み始める新たな道の糧となることを信じています。 そして、義務教育を終える今、考えていただきたいのは、家族の温かい励まし、地域の方々のご協力など…多くの支 えがあって、今日を迎えられたことに万謝の心を持ってほしいということです。 3年前、真新しい制服に身を包み、島田中の門をくぐった日から、皆さんの新たな中学校生活がスタートしました。 小学生気分が抜けないまま、部活動の厳しさについていけず、くじけそうになった1年生。職場体験で、働くことを通 して責任の重さや親への感謝の気持ちを改めて感じた2年生。 そして、3年生。日本の歴史を、目や肌で感じた修学旅行。見知らぬ土地で道に迷いながらも協力してホテルに帰る ことのできた班別自主研修。 また、生徒会活動や学校行事などにおいても、全ての中心となって活動してくれました。 スローガン『飛翔』のもと、生徒会長、執行部が中心となり、各専門委員会がアイデア溢れる新たな活動を展開し、 学校全体を活性化させました。 さらに、「限界突破 ~SHI MA TA~」を掲げた体育祭。まさにこのスローガンどおり、最後の最後まで決着のつかな い僅差の戦いを演じ、本校伝統の島中魂では、多くの保護者や地域の方々が見守る中、体育委員長の号令で『翔』の文 字を全校生徒で完成させ、見る人に感動を与えました。 「進め Dreamer!! ~夢のかなう場所へ~」を掲げた文化祭では、リハーサルから大きく成長した合唱を披露し、3 年の底力を見せつけてくれました。最後の全校合唱では、心をひとつにして「夢のかなう場所へ」を体育館いっぱいに 響かせました。 このように、3年間の様々な活動と多くの仲間との出会いの中で、ひとつの目標に向かって一緒に汗を流し、一緒に 喜び、一緒に涙したこと、そして、一人の力ではできないこともみんなで助け合い支え合うことでできたことなど、数 え切れない出来事が、今、思い出されることでしょう。 島田中はこの3年間で、大きく成長しました。その「改革・安定・維持」の中に常にいたのが皆さんです。そして、 コミュニティ・スクール『しまた愛ランド』がスタートし、様々な活動を展開して、地域とのつながりを深めることが できました。皆さんの頑張りは、島田中46年の歴史の中に輝かしい1ページとしてしっかりと残るものとなりました。 一年間、皆さんには様々な言葉を伝えてきました。そして、いよいよ最後の言葉になりました。校長として最後に「四 季の心」という言葉を贈ります。 日本には四季がありますが、春の心、夏の心、秋の心、冬の心を持ってほしいということです。 まず、「春の心」です。春という言葉は、おだやかな感じ、暖かで心がゆったりする感じを受けます。そこで、人と 接する時には、穏やかに心豊かに、暖かな春の心で接してほしいのです。そこから、思いやりの心、他人を大切にする 心、相手の立場になって考える心が生まれてきます。 次に「夏の心」です。夏という言葉は、ギラギラと容赦なく照りつける夏の太陽、夏はまさに万物が 燃えるイメー ジではないでしょうか。学習、部活動など物事に挑戦する時こそ、燃える心でぶつかってほしいのです。 3番目は「秋の心」です。秋という言葉は、澄み切った、濁り気のない感じを受けます。人の話を聞く時、物事を考 える時、判断を求められた時などには、澄み切った素直な心で対応してほしいのです。 最後に「冬の心」です。冬という言葉は、厳しい寒さ、厳しい冷たさを表しています。では、厳しさはどんな時に求 められるのでしょうか。それは、自分自身に求めてほしいのです。自分の行動を見つめる時には、厳しい心を持ってほ しいのです。 以上、「人と接する時には春の心」「物事に挑戦する時には夏の心」「考え、判断する時は、秋の心」「自分を見つ める時には冬の心」という「四季の心」を別れに際して、はなむけの言葉とします。 終わりになりましたが、保護者の皆様方、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。 立派に成長されたお子様の姿に、感慨ひとしおのものが、おありのことと存じます。 皆様にとってかけがえのない大切なお子様をお預かりし、教職員一同、3年担任を中心に尽力してまいりました。時 に不行き届きの面があったことと存じますが、常に本校教育に温かいご理解とお力添えを賜りましたことに、心よりお 礼を申しあげます。 また、卒業記念品として、テント3張をいただきました。様々な行事や平素の学習活動で使わさせていただきます。 重ねて、お礼申し上げます。 最後に卒業生の皆さんの未来に輝かしい人生が開くことを心より祈念いたします。 ~134名の前途に栄光あれ~ 3年間の思い出アルバム 飛 翔 入 学 式 宿 泊 学 習 修 学 旅 行 市長と語ろう 未来のパパママ応援事業 島田人形浄瑠璃芝居