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講師への質問と回答集

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講師への質問と回答集
まちづくり協議会設立記念講演会 講師への質問と回答集
Ⅰ.飯倉清太氏への質問及び回答
Q:100 年まちづくりの内容、ネット配信してますか?
A:プレゼンの内容についてはネットでの配信はしておりませんが、活動自体の情報発信は HP
もしくは Facebook ページにて配信をしております
Q:NPO 法人は納税実績が出ているのですか?
A:昨年度は法人税をお支払いしております、また今年度からは消費税もお支払いをし、利益の出
た法人税についても納税をしております
Q:活動を継続していくための費用等はどのようなところから出ているのですか?
A:活動を継続して行く為の費用等は市町や県とのアドバイザー契約や講演料、県、市の委託事
業による受託料等。シェアオフィスの家賃収入などもあります
Q:ゴミを捨てさせない為にはどうしたらよいでしょうか?活動しなくてもいつでもきれいな町にする
にはどうすれば良いですか?何か活動してますか?
A:ゴミのない町にするためには「分母と分子」の入れ替えが必要だと思っています。
例えば鳥居を作るなどして不法投棄が減ったという事例もありますが、これは単純にその場所
に捨てられなくなっただけになってしまう可能性が高いと予想されます。となればやはり今の小
中高生と一緒に清掃をすることで「拾った人は捨てない」という意識を育てることだと思っていま
す。地道な事だと思っていますが基本的には短期でのアプローチはあまり考えておりません。
Q:次世代役員の育成はどのようにすれば良いですか?
A:1番必要となるのは「経験」になります。とにかく場数です、地縁という部分でハードルが高い場
合は、志縁など低いハードルからの参加でもよいと思っています。中長期の計画として考え 5 年
〜10 年後の担い手育成を行うべきだと思います。月に1度の勉強会など開催するべきだと思い
ます。
Q:社会離れした若者文化の将来は我々年配者には予測ができません。年をとったリーダーの集
まりに何が出来ますか?
A: 若者といっても全てが同じではありませんし、皆さんが若かったころの自治会の皆さんはきっ
と「今の若者は」とおっしゃっていたと思われます。5000年前のエジプトの壁画にも今の若者
はと刻まれているくらいですから。
年配の皆さんが集まる事で色々な「知恵」がその場所にあると思います。我々も1年に1度開
催する催しがありますが、例えば「知恵のフリーマーケット」を年配の方々がおやりに、気軽に
集まれるイベントなどがあれば若者も参加するかもしれません。素晴らしい若者が多い時代で
すから、是非。
Q:悩みは他者と共有すると聞きましたが・・・グループの人、オール地域?具体的に教えていただ
けますか?
A:悩みの種類にもよると思いますが、解決したい問題が地域の中にあれば地域の皆さんでディ
スカッションをするケースもあれば、他地域で同じような事が起きていないかなどを質問してみ
ることから始まると思います。それによりセレンディピティなどが起る事で解決へと向かう場合が
あります。
『セレンディピティ(英: serendipity)は、何かを探しているときに、探しているものとは別の
価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではな
く、何かを発見する「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、
幸運をつかみ取る能力のことである。』
Q:リーダーは必要でしょうか?
A:リーダーは必要だと思いますが、色々なタイプがあると考えています。町内会や自治会などで
は輪番制となっていますが、NPO などの場合は活力のある人が登場した方が良いと考えます。
問題はバランス感覚で 振り向いたら誰もいなかったという事がないように気くばりなども必要
です。
Q:若い人達へのアプローチが唐突になるが(また押し付けになるが)自主的に参加してもらう仕
掛けがゴミ拾い以外にはないでしょうか?
A:様々な事が考えられると思います、例えば先日も高校生が「大人と地域に対して話す場がない」
と言っていました。また地域活性などを専攻している大学生などもいるので彼達と話す事が重
要になります。若者を巻き込むには 対象となる若者(仮に30代)よりも更に若い人を巻き込む
などの方法が必要です。大事なことはとにかく「場」をつくるコトだと考えます。
Q:若い人の力を借りるコツ、手段を教えてください。
A:世の中には「ギブ&テイク」という言葉があります。最初にきているのは「ギブ」 、ということはま
ずは相手に対して何が出来るのかを考えることが大事です。若者を巻き込んで行くには彼達の
「メリット」をつくるコトです。バイトでお願いをすることではないと思いますからそのメリットは 経
験やスキルなどを明確にする事だと思います。
Ⅱ.守本尚子氏への質問及び回答
Q:協議会のトップはやはり町内会長だと思いますか?
A:協議会のトップ選びの基準は役職ではなく、条件にかなう人ではないでしょうか。地域の状況
によって条件も変わると思われますので、一律に町内会長であるとも限らないかと思います。
地域のさまざまな活動や人をつなぎながら、地域の課題を解決したり、よりよい地域への取組
みにチャレンジしたりするために協議会となった目的を確認しながら、地域の状況に合った方
法で選ぶ「選び方」が大切だと思います。
Q:諸団体が集まり、協議会ができましたが、事業数も増えます。どのように、調整して、今後進め
ていくのですか?
A:協議会設立という大きな動きがあった今、それらの変化に対応するための多くのご苦労がある
かと思います。しかしながら、富士市に限らず、社会の変化によって地域で行うことはこれから
も増えていくと思われます。さまざまな変化に対応できるこれからの地域づくりのきっかけにな
るように、より多くの住民のみなさんに働きかけ、地域の課題に向き合う機会にしていただきた
いと思います。「今」の延長としての将来にむけた活動だけでなく、将来から「今」を考え、備える
チャンスととらえて、活動を充実させていただきたいと思います。
Q:リーダーシップをとれる人を選ぶのはどうしたら出来るのでしょうか?
A:リーダーシップとは何か、いろいろな見方、考え方があります。正解は一つではなく、まずは、
ご自身が望むイメージを整理し、周囲のみなさんとすりあわせ、地域の状況や課題に即したリ
ーダー像を模索してみてください。私個人としては、「(リーダーシップとは)自分の考えを他者に
伝え、賛同者を募り、山を動かすこと。上に立って何かを為すことではない(原孝氏/組織戦略
コンサルタント)」という考えに共感します。立場や役職だけでなく、実績や人物本位で、じっくり
選び出す(探し出す)方法を提案することも必要かもしれません。
Q:私は移住した者ですが、何をやるにしてもよそ者といわれたものでした。しかし、地域を変える
者は、①よそ者②バカ者③若者と思っておりましたが、この考えについての意見をいただけま
すか?
A:成功事例の結果論として、そのような表現はよく耳にします。ずっと同じ環境のなかにいると、
もともとあるよさに気がつかないもので、違う視点からの評価が地域を変化させる重要なきっか
けになることはよくあります。「よそ者=建設的な批判※、バカ者=情熱やエネルギー、若者=
行動力やスピード」のたとえだとすると、地域のよりよい変化がもたらされる刺激にするために
はどれか一つだけでなく、2つ以上が揃うと変化が起きやすくなるのかもしれません。
※地元が気づかない魅力の発見や、客観的な課題の整理など
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