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Oracle Key Manager 3

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Oracle Key Manager 3
ORACLE DATA SHEET
Oracle Key Manager 3
シンプル、セキュア、スケーラブルな暗号
化キー管理
おもな利点
 迅速な起動と実行(ほとんどの企業で
は 1 日または 2 日)
、ユーザー定義のポ
リシーを用いた簡単なキーの管理
 異機種間分散ストレージ環境全体を通
じた完全なデータ・ライフ・サイクル
のための暗号化キーの保護
法的、財務的、および規制要件によるコンプライアンスは、データ・
セキュリティに依存します。もし機密データを紛失し、そのデータが
暗号化されていなかった場合、企業は制裁やペナルティを課され、ブ
ランド資産価値を失うリスクにさらされます。Oracle Key Manager 3
は、企業の厳しい要件を満たすように設計されており、不要なコスト
や複雑な操作をなくして、ストレージ・ベースの暗号化の実装および
拡張を簡素化します。
 数千のストレージ・デバイスおよび数
百万の暗号化キーを管理できるため、
安心して拡張が可能
複雑な環境 — シンプルなソリューション
Oracle Key Manager 3 は、異機種間分散ストレージ・インフラストラクチャが
前提となっているため、包括的でアプリケーションおよびオペレーティング・
システムに依存しないプラットフォームを提供し、単一画面からテープ・キー
管理を行います。Oracle Key Manager 3 は、以下の要素で構成されています。
 キー管理アプライアンス(KMA)
。2 つまたは複数の KMA を接続して、キー
の高可用性および最適化されたパフォーマンスを実現するためのクラス
タを形成します。KMA によって、ポリシーおよびアクションに基づいた暗
号化キーが作成、プロビジョニング、および管理されます。
 Oracle Key Manager GUI および CLI。1 つのグラフィカル・ユーザー・イ
ンタフェース(GUI)または 2 つのコマンドライン・インタフェース(CLI)
が、IP ネットワーク経由でワークステーションから Oracle Key Manager
クラスタと通信し、システムを管理します。
 オプションの Sun Crypto Accelerator 6000 PCIe カードは、FIPS 140-2
レベル 3 のコンプライアンスを Oracle Key Manager 3 へ提供します。
シンプル、セキュア、スケーラブル。Oracle Key Manager 3 は、簡便性、セキュ
リティ、およびスケーラビリティに重点を置いて設計されているため、以下の
利点を実現できます。
 セキュリティ
Oracle Key Manager 3 は、専用のキー管理および送信ネッ
トワークによって、キーのライフ・サイクルを通じて、FIPS 140-2 レベ
ル 3 のコンプライアンス(Sun Crypto Accelerator 6000 PCIe カードを
使用)とセキュアなキー保護を提供する強固なソリューションです。
 相互運用性
オープンな標準ベースのアーキテクチャにより、単一のス
トレージ・キー管理システムの下で、メインフレームからオープン・シ
ステムにいたるさまざまなストレージ・デバイスをサポートします。
 可用性
アクティブな n ノード・クラスタリング、ダイナミックロード
バランシング、および自動フェイルオーバーにより、高可用性を実現し
ます。
ORACLE DATA SHEET
 管理性
セキュアなクライアント GUI を用いたユーザー定義のポリ
シー・ベース自動キー管理により、1 つのサイトまたは世界中でのソ
リューションの管理が簡単になります。
 スケーラビリティ
クラスタ化された単一の Oracle Key Manager アプラ
イアンス・ペア上で、数千のストレージ・デバイスおよび数百万の暗号
化キーを管理できます。システムを中断することなく、簡単にソリュー
ションを拡張できます。
サポートされている暗号化エンドポイント
 Java アプリケーション
 Oracle Database 12c および 11g
 Oracle Solaris 11(ZFS)
 テープ・ドライブおよびライブラリ
Oracle Key Manager 3 によるテープ・ドライブおよびライブラリのサポート
ドライブ・
オラクルの
オラクルの
オラクルの
オラクルの
StorageTek
タイプ
StorageTek
StorageTek
StorageTek
StorageTek
Powderhorn
SL24 Tape
SL500/SL150
SL3000
SL8500
9310
Autoloader お
Modular Tape
Modular
Modular
よび SL48
Library
Library
Library
System
System
Tape Library
HP LTO 4
あり
あり/なし
あり
あり
なし
HP LTO 5
あり
あり
あり
あり
なし
IBM LTO 4
なし
あり/なし
あり
あり
なし
IBM LTO 5
なし
あり/なし
あり
あり
なし
HP LTO 6
なし
あり
あり
あり
なし
IBM LTO 6
なし
なし
あり
あり
なし
なし
なし
あり
あり
あり
なし
なし
あり
あり
なし
なし
なし
あり
あり
なし
なし
なし
あり
あり
なし
なし
なし
あり
あり
あり
StorageTek
T10000A
StorageTek
T10000B
StorageTek
T10000C
StorageTek
T10000D
StorageTek
T9840D
鍵管理の堅牢な機能
 FIPS 準拠の暗号化
FIPS 140-2 準拠の暗号化を使用し、保存データに
AES-256 ビットの暗号化キーを提供します。
 ロール・ベースのアクセス制御
操作機能を分離します。
2
NIST SP800-60 操作ロールをサポートし、
ORACLE DATA SHEET
 アクティブなクラスタリングとフェイルオーバー
KMA のアクティブな
n ノード・クラスタリングと完全な自動フェイルオーバーにより、高可用
性を実現します。
 ほぼ同期化されたレプリケーション
トランザクション・データのほぼ
同期化されたセキュアなレプリケーションをクラスタ内の KMA 間で提供
します。
 細かなロール分離
Security Officer、Compliance Officer、Operator、
Backup Operator、Auditor、および Quorum Member という 6 つのロール
定義により操作を分離します。ユーザーは複数のロールを所有できます
が、各ロールはアクセス制御されており、機能が制限されています。
 Quorum
Quorum オペレーションは、Oracle Key Manager データ・バック
アップのリストアなど、他の重要な操作のアクティブ化および実行に必
要です。Quorum パラメータは、フルに構成可能です。
 一元化されたポリシー管理
データ暗号化ポリシーは、Compliance
Officer ロールによって一元管理されます。ポリシーは、ディザスタ・リ
カバリの目的で自動的に複製されます。
 監査ログ
あらゆる操作およびキー・マテリアルのイベントおよびトラ
ンザクションに対して監査ログを維持します。
 オープン・スタンダード
X.509v3 証 明 書 、 Simple Object Access
Protocol(SOAP)、Transport Layer Security(TLS)などのオープン・
スタンダードに基づいて開発されています。
 セキュアな管理クライアント
セキュアなクライアント GUI 経由でロー
カル管理およびリモート管理ができるクロス・プラットフォーム対応の
リッチ・クライアントを提供します。
 マ ル チ ベ ン ダ ー の デ バ イ ス の サ ポ ー ト StorageTek T10000 A/B/C 、
StorageTek T9840D、および LTO 4/5/6 テープ・ドライブなど、オラクル
のもっとも普及しているテープ・ドライブをサポートする暗号化キー管
理を提供できます。
 保守性の拡張
Oracle Key Manager アプライアンスからの障害イベント
の遠隔測定の使用により、サービス・リクエストを開始する、自動サポー
ト・サービス・プロセスを提供します。
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