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村上 マコトさん 熱い想いがファンタジーの世界へいざなう

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村上 マコトさん 熱い想いがファンタジーの世界へいざなう
! みんなに伝えたい !
漫画って本当に楽しい
本名:上村真寿美さん
調理師の専門学校を卒業後、ア
パレル関係の会社に就職。4年
後、漫画の世界へ転進。25歳で
漫画家としてデビューを果たす。
界で活躍できる人は少ない。将来の
り 返 る。﹁ ち ゃ ん と 勉 強 し な い と 通
く知らず勢いだけだったと当時を振
ま し た ﹂。 漫 画 の ノ ウ ハ ウ を ま っ た
売 っ て い る の か と一 蹴 さ れ て し ま い
﹁ 何 の 知 識 も な く、 い き な り 作 品
を出版社に持ち込んだら、ケンカを
いはなかったという。
た の で す ﹂。 直 ぐ に 退 職 を 決 意、 迷
た。どうしても、漫画を描きたくなっ
舞っていた何かが弾けた瞬間でし
容に衝撃を受けました。心の奥に仕
と い う。﹁ 何 気 な く 読 ん だ 漫 画 の 内
会いが、人生の大きな転機になった
ふと手にしたある一冊の漫画との出
と 話 す。 会 社 勤 め を し て い る と き、
としての勉強は一切していなかった
ら﹂と満面の笑顔で答えてくれた村
ちゃを手に入れたようなものですか
し か た が な い で す。 大 好 き な お も
﹁何しろ漫画を描くことが楽しくて
験 が、 い ま で も 宝 物 だ か ら と 話 す。
豊かな毛呂山の野山を駆け巡った体
少女のような笑顔の奥に、なぜ男
性的な力強い作品が描けるのか。そ
な努力があったに違いない。
と話す村上さんだが、そこには相当
でラッキーでした﹂とあっけらかん
す。なかなか売れない時期だったの
編集者の目に留まったのだと思いま
﹁ 変 わ っ た ス ト ー リ ー だ っ た の で、
声 が か か り、 念 願 の 単 行 本 を 発 行。
下 積 み を し て 2 年、 あ る 出 版 社 か ら
■漫画家としてデビュー
夢 と し て 漫 画 家 を 志 す 人 は 多 い が、
用しないと実感しました。編集者の
上さん。
■きっかけは一冊のコミック本
歳
とは思えない独特の世界観をもつ。
な 俗 に い う﹁ ヤ ン キ ー 漫 画 ﹂。 女 性
その作風は、少年誌ではポピュラー
で漫画家としてデビューを果たした
ばたこうとしている人がいる。
り起こし、マンガの世界でさらに羽
にしまわれてしまう。そんな夢を掘
いつしかかなわぬ夢として、心の奥
ジャパンのひとつ。しかし、この世
日
マンガ︵MANGA︶といえば、
本がいまや世界に発信するクール
村上マコトさん。連載中の漫画は全
アドバイスで、どうにかアシスタン
彼女は、子どものころからの夢を
か な え た 訳 で は な い。﹁ 子 ど も の こ
ろ少年マンガが好きで、よく読んで
い ま し た が、 漫 画 家 に な ろ う と は
思っていませんでした。専門学校を
卒業後、接客がしたくてアパレル関
ア シ ス タ ン ト の 仕 事 を し な が ら、
■漫画こそ大好きなおもちゃ
仰ぐ。
する漫画家として名を馳せてほしい。
語ってくれた。いつしか郷土を代表
豊かな毛呂山にずっと住んでいたいと
れは、小さいころ男の子たちと自然
国の書店、コンビニに単行本が並ぶ。
トをしながら、技術を磨くことがで
今 の 夢 は、 作 品 が ア ニ メ 化 さ れ、
たくさんの人に観てもらえることだと
代表作「ヤンキークエスト」
は青年コミック誌で絶賛連
載 中。 単 行 本 は、 日 本 文 芸
社から1∼3巻が発売中で、
今秋には第4巻が発売予定
である。ヤンキーがファン
タジーの世界に飛び込む奇
抜なストーリーが読者を引
きつけてはなさない。
き ま し た ﹂。 そ の と き に つ い た 先 生
Manga-artist
話す村上さんだが、これからも、自然
Makoto
Murakami
から多くの技術を学び、今でも師と
25
係の会社に就職しました﹂と漫画家
広報もろやま 8月1日号
13
熱い想いがファンタジーの世界へいざなう
Manga-artist
村上 マコトさん (阿諏訪)
漫画家
輝いてま す
キ
ラリ
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