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モジュール型データセンタ
モジュール型データセンタ (屋内型)導入時の確認事項 内 容 内 容 確 認 項 目 設置場所は建築基準法上の「居室以外」 を想定 建築基準法 天井高さ 火災検知/消火(ガス) システムの内容 消防法対応 広さ、室内レイアウトなど 設置場所 床仕様 パーティションで天井まで覆うための壁高 免震 (一般的にモジュール内の火災報知器/消火設備が必要) 免震設備の有無 室外機設置場所 空調機配管のため、二重床を想定 モジュール型データセンタ 確 認 項 目 IT機器搭載量 室外機設置場所(空調機設置場所との距離/高低差) モジュール内に搭載するIT機器発熱量の総量 (ラックあたりの搭載機器発熱量に条件があればその最大値) ※上記は確認項目の一部です。現地調査では、詳細なヒアリングシートによる設置環境の確認を行います。 ※フレキシブルデザインコンテナ、可搬型コンテナ、外気空調システムの導入時確認事項については、弊社担当営業にお問い合わせください。 日立グループの力を結集し、 コンサルテーションから保守運用までトータルサポート。 ■主なサービスメニュー フェーズ 計画フェーズ サービス種別 運用フェーズ 導入フェーズ コンサ ルテーション 設計 構築 モジュール 設計サービス モジュール本体 〈設備〉 ・ラック型空調機 ・サーバラック ・分電盤/ 動力盤 〈付帯工事〉 サポート 1:1モデル 基本モジュール 構成比率 (サーバラック:空調機 ) 3:2モデル 空調環境 コンサルティング サ ービス AirAssist 2:1モデル 3:1モデル 4:1モデル 維持保守 オーダーメイドモジュール お客さまのIT機器搭載量に応じて、基本モデルを5モデル用意。 3 : 2 モデル 1:1モデル IT AC IT AC IT AC IT IT AC IT IT AC IT IT AC IT IT IT AC IT IT 分電盤 IT AC IT AC IT 4 :1モデル 3 :1モデル 分電盤 AC IT 分電盤 分電盤 分電盤 ブレードサーバの フル搭載も可能な 1 : 1モデル 2 :1モデル IT IT AC IT IT 標準的なラック あたりの発熱量に 合わせた4 :1モデル IT IT AC IT IT IT:サーバラック AC:ラック型空調機 日立グループの豊富な実績をいかし、 データセンタ全体の省電力化に貢献。 日立グループでは、IT機器や空調機、電源設備などの 装置・設備全体の省電力化技術、空調制御などの 全体最適化技術、 さらにこれらの機器を効率的に 運用する技術を開発。 データセンタ全体の省電力化に 総力をあげて取り組んでいます。 空調機 無停電電源装置(UPS) 変圧器 空調環境コンサルティングサービス AirAssist 私たちは株式会社 日立製作所 システム&サー ビスビジネスとして環境マネジメントシステムに 関する国際規格ISO(国際標準化機構)14001 の審査を受け、 登録され、 製品・サービスのライフ サイクル全 般における環 境 問 題に積 極 的に ・HITACHI、AirAssist、BladeSymphonyは、株式会社 日立製作所の 商標または登録商標です。・その他記載の会社名、製品名などは、 それ ぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 安全に関するご注意 取り組んでいます。 登録番号:EC02J0400 登録日:1995年7月19日 http://www.hitachi.co.jp/it-iso14001/ 正しく安全にお使いいただくため、 ご使用の前に必ず「取扱説明書」、 「使用上のご注意」 などをよくお読みのうえ、おまもりください。 ● ● カタログに記載の仕様は、 製品の改良などのため予告なく変更することがあります。 製品の色は印刷されたものですので、 実際の製品の色調と異なる場合があります。 ● 本製品を輸出される場合には、 外国為替及び外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。 なお、 ご不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。 持 続 可 能 な 社 会 の 実 現 の た め に ̶̶ モジュール型データセンタ 製品に関する詳細・お問い合わせは下記へ ■ 製品情報サイト http://www.hitachi.co.jp/moduledc/ ■ インターネットでのお問い合わせ http://www.hitachi.co.jp/moduledc-inq/ ■ 電話でのお問い合わせは HCAセンターへ 0120-2580-12 受付時間 9:00∼12:00、13:00∼17:00(土・日・祝日・弊社休日を除く) ICT 事業統括本部 サービスプラットフォーム事業本部 CA-811U 2016.5 Printed in Japan(H) This brochure has been created using Acrobat PDF format from Adobe Systems Incorporated. All Rights Reserved. Copyright © 2016,Hitachi,Ltd. 高効率冷却ノウハウ データセンタ構築技術 空調機など各種付帯設備 省電力、 高集積、 BCPへの解答がここに。 空調環境コンサルティングサービス AirAssistによるシミュレーション結果の一例 省電力化をすすめたい サーバの設置スペースを 確保したい クラウド環境に備え 計画的に投資したい 自然災害などの 不測の事態に備えたい 膨れ上がる電力コスト、 さらに改正 発熱の問題からこれ以上サーバを クラウドコンピューティングの実現 自然災害・事故などの不測の事態 にも、 あらかじめ定めた許容範囲 省エネ法対応など、データセンタ ラックに搭載できず、 かつ、 ラックを など今後加速するサーバの高集積 の省電力化は企業の急務。温暖 増設するスペースもない。サーバ 化。 その際に予想される熱問題に 内に影響を留められるよう、ITシス 化防止の観点からも抜本的な省 の設置スペースを確保したい。 対し、適切な空調環境を計画的 テムに事業継続対策を施したい。 電力対策を推進したい。 日立独自の3次元熱流体シミュレータにより、 冷却効率の観点からモジュール内のサーバ ラックおよび空調設備の配置を最適化。 ラック型空調機 IT、 設備の総合ベンダーとしての豊富な実績 に基づいたデータセンタ構築の確かなノウ ハウを活用。 環境配慮型データセンタの構築に適した 各種空調機を開発。ほかにも分電盤、 管理 システムなど各種設備を提供。 に構築したい。 省エネ法:エネルギーの使用の合理化に関する法律 BCP:Business Continuity Plan (事業継続計画) 日立のノウハウ・技術・設備を統合した 「モジュール型データセンタ」を提供します。 室内はもとより屋外設置のコンテナ型も用意。 モジュール型データセンタがもたらすメリット 冷却効率の追求が、データセンタの 省電力化と高集積化の鍵になります。 企業内のサーバルームやデータセンタなどで使われる すべての電力のうち、空調機の消費電力は30%にも及び ます。つまりデータセンタの省電力化へ、冷却効率の向上 は避けては通れない課題です。また、現在ITラック1台 あたりの消費電力は、発熱量がネックとなり平均でわずか 3∼5kWにとどまっています。貴重な空間を有効利用する 1 ●冷却効率向上による TCO削減 CO2 排出量抑制 冷却効率の向上により空調環境のランニングコストを 削減できます。 さらにサーバの高集積化によりスペース コストを抑えながら大規模データセンタを構築できます。 空調機の電力消費量の低減によりCO2排出量を抑制 できます。改 正 省エネ法 対 応への支 援はもちろん、 地球環境にも配慮しています。 円グラフ:データセンタの消費電力の内訳 TCO:Total Cost of Ownership 照明 ほか 8% 給電 17% IT機器 45% 空調 30% ために、 またクラウドコンピューティングに向けたサーバの高 集積化に備えるためにも冷却効率の見直しは不可欠です。 ●省電力・省スペース化による 出典:一般社団法人 電子情報技術産業協会、 2010年6月 ●モジュール化による ●ワンストップ対応による 容易な導入・拡張 データセンタの高信頼化 あらかじめ空調機配置を最適化したモジュールで短期 導入が可能です。モジュールをN倍化することで拡張も 容易です。屋外設置・移設可能な可搬型コンテナは BCP対策として活用できます。 IT機器、空調機器の提供から設備工事、関連ソリュー ションの導入まで、 日立グループがワンストップ対応。稼働 状況やセキュリティの管理も提供でき、高信頼なデータ センタを構築できます。 2 モジュール内を効率的に冷却し、 空調電力の 削減やサーバの高集積化を可能にします。 電力 ︵ 日立モジュール型データセンタは冷却効率の向上により、 空調機の消費 電力を最大で67%削減*1できます。また電気代に換算すると最大で 約247万円/年 を削減することが可能です。 削減 *1 壁設置型空調機採用の一般的なデータセンタと比較した場合。 *2 1台あたり617W発熱するPCサーバ100台。経済産業省エネルギー白書2014における 2013年度の電気料金17円/kWhで弊社試算した場合。 ■ 電力設備 空調機 0.22 1.0 ■ 空調 ■ IT機器 1.0 1.0 0.4 0.2 0.0 空調機の冷気を パーティション 最大67% 1 0.8 0.6 *2 コールドアイル: 空調電力 1.8 1.6 I T 1.4 空調機 0.67 1.2 空調電力を最大67%削減できます。 機器電力を とした場合︶ 壁で仕切られたエリアの中に、サーバラックとラック型空調機の組み合わせを、背中合わせで2列並べたものが、 日立モジュール型データセンタの基本構成。サーバ前面をコールドアイル、背面をホットアイルとし、冷気と暖気を 分離。熱だまりの発生を防止し、モジュール全体を効率的に冷却します。 2.0 ラック型空調機 床吹型空調機 (2010年JEITA平均)(モジュール型データセンタ) JEITA:一般社団法人 電子情報技術産業協会 サーバに供給 設置スペースを最大77%削減できます。 サーバ前面 日立モジュール型データセンタは、冷却効率の向上により大幅な高集積化が可能です。 これまでの一般的な空調環境では、 サーバラック あたりブレードサーバが1シャーシしか搭載できないのに対し、 フル搭載も可能 。設置スペースを最大で77%削減*3できます。 *3 壁設置型空調機採用の一般的なデータセンタと比較した場合。 ■ BladeSymphony BS500を用いた場合の設置スペース比較 サーバ背面 ラック型空調機 分電盤 サーバラック 床面積 最大77% 一般的なデータセンタ 削減 72ラック 320m2 サーバ前面 IT機器電力密度:∼1kW/m2 「モジュール型データセンタ」 15ラック 73m2 IT機器電力密度:3kW/m2 ラック型空調機 分電盤 BS500 5シャーシ (40ブレード) BS500 1シャーシ (8ブレード) 空調機 ホットアイル: サーバの暖気を サーバラック サーバラック 空調機が吸気 ※BladeSymphony BS500 576ブレード/72シャーシを、 データセンタに設置する場合の試算値による比較。 (床耐荷重800kg/m2、 ラックあたりの消費電力3kWで試算。) サーバラックとラック型空調機の組み合わせによる効率冷却のしくみ BCP対策などに有効な屋外設置の「コンテナ型」も用意しています。 日立モジュール型データセンタに用いるラック型空調 建築基準法の確認申請*4や、本来長期間を要するデータセンタ向け建屋・設備基本設計が不要。設備をワンパッケージで提供する 機は、 サーバラックと同じサイズで、背面から吸気し、 ため、 データセンタを短期間、低コストに構築できます。室内に設置スペースを取れないお客さまや、災害発生時などの不測の事態に ① サーバラックの背面から 暖気を排出。 前面から冷気を出す構造です。サーバから発生した 熱は、 ラック背面に排出されます。その排気は、並べ られたラック型空調機により吸気され、前面へ冷気 対応し業務継続性を高めたいお客さま、 ビッグデータやクラウドなどの急激な需要増加への対応に適しています。 暖気 サーバラック ■定置型の「フレキシブルデザインコンテナ」と 移設可能な「可搬型コンテナ」を用意 として排出されます。 そして、 その冷気をサーバが吸気 します。 このような流れで、 冷却循環が生み出されます。 ② ラック型空調機の 背面から暖気を吸気。 ④ サーバラックの前面から 冷気を吸気。 フレキシブル デザインコンテナ ラック型空調機 一般的な データセンタ 導入期間 12∼18ヶ月 フレキシブル 導入期間 3ヶ月*5 デザインコンテナ 可搬型コンテナ 期間短縮 導入期間 3.5ヶ月*5 期間短縮 導入期間 2ヶ月*5 期間短縮 冷気 ③ ラック型空調機の 前面から冷気を排出。 可搬型コンテナ 前面 モジュール型 データセンタ (屋内型) *4 国住指第4933号「コンテナ型データセンタに係る建築基準法の取扱について」適応時。 *5 規模や周辺条件などにより異なる場合があります。 3 4 フレキシブルデザインコンテナ 物理セキュリティマネジメントシステム Webvisor プレハブ方式でサイズやレイアウトを柔軟に設計できます。 お客さまのニーズに応じた強固な物理セキュリティを提供します。 標準化されたパネルなどの部材を現地で組み立てるため、設置 場所やIT機器の台数に応じてサイズやレイアウトを柔軟に設計 可能。コストダウンと短期導入を実現します。非常用発電機など のパワーモジュールや、防犯や温度環境維持に効果的な入退室の ための前室(セキュリティモジュール) も設置可能です。 入退室管理、映像集中管理、 ファシリティマネジメント、 ラック管理などの機能を組み合わせ、 ネットワークで統合することで、お客さま のニーズに応じた強固な物理セキュリティマネジメントを実現します。 ■ 標準構成 * .4m 6 約 19 型サーバラック 約 天井高さ 約2.4m* 11 .5 m* ∼ 無停電電源装置 (オプション) パワーモジュール 入退室管理システム ファシリティマネジメントシステム IDカードや生体認証により不正な入退室を防止し、扉の開閉と 連動して入退室者の画像を記録します。 空調機や無停電電源装置など設備機器の稼働状態や、温度・ 湿度などの環境状態の監視を行います。 映像集中管理システム ラック管理システム 各拠点の監視映像を収集し、 お客さまセンタに保存することで、 各拠点での管理工数や映像損失リスクを低減します。 ラック扉の開閉やラック内環境(温度・湿度など) を監視し、 その 履歴を管理します。 空調室外機 オプション ・無停電電源装置 ・入退室管理設備 ・パッケージ型ガス消火設備 ・分電盤∼サーバラックコンセント配線 ・免震設備(免震床/TCR免震) ・発電機・キュービクル ・その他 入力分岐盤 フリーアクセス床 セキュリティモジュール ラック型空調機 電力監視 ラック型分電盤 コンクリート基礎 モジュール型データセンタ *室内の寸法です お客さま監視センタ 可搬型コンテナ リモート監視・制御 環境監視 移設可能なコンテナで業務の継続性を高められます。 ■ 可搬型ダブルタイプ標準構成 約 ファシリティマネジメント 監視用パソコン ・温湿度センサ ・電流・電圧センサ 国内の公道をトレーラーで運搬可能*1。災害発生時などにコンテナを移設*2することが可能です。最大8本のサーバラックを搭載可能な 床面積28.3㎡の「可搬型シングルタイプ」 と、最大22本のラックを搭載可能な国内最大級の床面積72.5㎡の「可搬型ダブルタイプ」 *1 国道規格の公道において特殊車両通行許可を受けた上で運搬可能です。 *2 移設時にコンテナの分離作業が必要です。 があります。 5 入退室管理 ・カードリーダ ・生体認証装置 ・各種センサ ・ゲートコントローラ 日立ソリューションサポートセンタ ラック管理 ・電気錠 ・温湿度センサ 通報受信 ■ 可搬型シングルタイプ標準構成 * .7m 約2 ケーブルラック 空調室外機 約 11 映像集中管理 * .8m 空調室外機 ケーブルラック .9 m* 監視・回復 蓄積データ 加湿器 加湿器 (除湿器は別途床置き) (除湿器は別途床置き) 19 型サーバラック ・監視カメラ ・映像蓄積装置 ・収集・保管サーバ 分電盤 約 19 型サーバラック 9. 3m * ラック型空調機 ラック型空調機 分電盤 キャッピングカーテン キャッピングカーテン 天井高さ 約2.4m* *室内の寸法です コアパネル Aコンテナ 天井高さ 約2.7m* Bコンテナ オプション *室内の寸法です 現地でA /B コンテナを コアパネルに 連結します。 コンセント配線 ・発電機・キュービクル ・その他 ・コンクリート基礎 ・無停電電源装置 ・入退室管理設備 ・パッケージ型ガス消火設備 ・分電盤∼サーバラックコンセント配線 ・発電機・キュービクル ・その他 ①外気を導入し、 気化式加湿器/ファン付き 冷却コイルを経由して、 冷気をサーバルーム のコールドアイルに送出。外気が適温の 場合には、冷却コイルなどを介さずにその ③ 可搬型シングルタイプ 11.9∼×6.5×4.1m 12.4×5.9×3.0m 9.5×3.0×3.1m ∼22ラック ∼8ラック 12ラック∼ 84kW∼ 監視機能 2Uサーバ PUE 設置場所 *3 お客さまの仕様、設置場所により異なります。 196kW 56kW 環境監視装置/センサ 120台 (10台/ラック×12ラック) 220台 (10台/ラック×22ラック) 80台 (10台/ラック×8ラック) ① ① サーバラック ③外気温が低い場合は高温の排気を一部 混入するなど、 外気条件によってさまざまな 制御が可能。 ラック型空調機 外気導入 サーバルーム サーバラック 可搬型ダブルタイプ 空調機 顕熱能力 天井の排気ダクト経由にて屋外へ排出。 フレキシブルデザインコンテナ サーバルーム 冷気 サーバラック ラック数 可搬型 A断面 ② 天井 分電盤 外形寸法 (L×W×H) 5 排気 ②サーバの排熱によって温められた空気を 定置型 想定搭載 サーバ台数*3 A ままサーバルームへ送出。 コンテナ型仕様一覧 付帯設備 外気を利用してIT機器を効率的に冷却できます。 屋外から外気を取り込み、 外気の温度や湿度に合わせて冷却方法を適切に制御することで空調コストを低減でき、 効果的に省エネを実現。 IT機器が設置された室内をコールドアイルとホットアイルに分離し、効率的にサーバを冷却します。 オプション ・コンクリート基礎 ・無停電電源装置 ・入退室管理設備 ・パッケージ型ガス消火設備 ・分電盤∼サーバラック 外 気 空 調システム フィルター 気化式加湿器 ファン付き冷却コイル 冷却水の循環 冷水クッション タンク 空冷チラー ユニット コールドアイル ホットアイル 1.3以下 屋外 PUE:Power Usage Effectiveness 1U:44.45mm 6