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言葉の架け橋 -51-

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言葉の架け橋 -51-
言葉の架け橋
-51- -こんな日本語、英語にできますか?- 動物を使った慣用句-その 6
(虎) 「虎」は昔から強い動物の代表として知られて居り、色々な言い回しがあります。まず「虎視
眈々」。ちょっと似た表現では、”watch with an eagle eye”(鷹の目で見る)、説明的に
は、”watch vigilantly”です。「虎の子」は虎が自分の子を非常に大切にするところから来ていま
すが、「自分の貯蓄したもの」の場合は”one’s nest egg”(巣の卵)、「宝物」という場合
は”most prized possession”等と言います。 「張り子の虎」はそのまま”paper tiger”( フランス語では papier‐mache)です。「虎になる」は
酔っ払いになって当たりに迷惑をかけることですが、”get (disgustingly) drunk”と言う説明的なも
のしかありません。「虎の尾を踏む」(非常に危険なことをする)に相当するのは ”step on a lion’s tail” で、これは言わずもがなでしょう。 「虎を野に放つ」は ”Let loose a tiger in a crowded street” で、英語の方が危険そうですね。「虎
口を脱する」は非常に危険な状態を免れることですが、英語では、”escape from the jaws of death” となります。最後に「虎の威を借る狐」は”an ass in a lion’s skin”(イソップ童話から、ロ
バが獅子の皮を被って皆をだまそうとした話)です。 上記についてご質問のある方、又その他の表現について知りたい方は、
[email protected] まで。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 鈴木いづみ:会議通訳者、公認法廷通訳者、アメリカ翻訳者協会日<>英翻訳認定資格を有す。
通訳・翻訳・日英語学クラス等のサービスを提供する鈴木マイヤース&アソシエーツ社(株)
社長。www.suzukimyers.com 
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