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ニュー・イングランドを旅する

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ニュー・イングランドを旅する
国際比較経営史 Copyright © 2002-2016 Tsuguyoshi Ueno. All Rights Reserved.
ニュー・イングランドを旅する
── ヘンリー・デヴィド・ソローの足跡を訪ねて ──
上 野 継 義 夥しい人々が彼方へ旅をしては帰ってくる。そして帰ってきても、自分が
何処にいたのか、また何を見たのか知らない。誰も固有の芸術を持ったその
国をそれほど愛していないからである。
── ヴッケンローダー『芸術を愛する一修道僧の心情の披瀝』
1.ニュー・イ
ングランド
アメリカ合衆国北東部の6州はいまでもニュー・イングランド (New England) と呼ばれている。英国の植民地
時代に,オールド・イングランド,つまり本国と対比してそう呼ばれるようになった。英国の文豪チャールズ・
ディケンズは、1842年にはるばるアメリカ大陸に渡り、ニュー・イングランドについて次のように述べているが、
その記述は今日でもそのまま当てはまると思われる。「ニュー・イングランドの町や都市は典型的なアメリカの
田園地帯であり、同じく、そこに住む人たちは田園地帯の典型的なアメリカ人である。そこには、故国で見るよ
うなきれいに刈り込まれた芝生や緑の牧場はない。また、わが国の装飾的な庭地や牧草地に比べると、草は伸び
放題で、荒れていて、自然のままといった感じである。しかし、繊細な斜線を描く土地、なだらかに盛り上がる
丘、木々の生い茂った谷間、そして細長い小川が至る所に見られる。家々が寄り集まった小さな集落のすべてが
自分たちの教会と学校を持ち、家々の白い屋根や影なす木々の間からそれらの建物が姿を覗かせている。すべて
の家が白の中でも一番の白色で、ヴェネチアン・ブラインド(日除け用のブラインド)はすべて緑の中でも一番
の緑色である。」
2.ヘンリー・D. ソロー (Henry David Thoreau) の足跡を訪ねて[スライド]
3.旅の準備
a) どのようなガイドブックを使うか
b) 歴史の知識は役立つ
c) コミュニケーションの方法と言葉
d) 自分の専門をつくる(問題関心と興味)
4.参考文献
a) ソローの著作の翻訳
『森の生活』各種翻訳あり。
『H. D. ソロー(アメリカ古典文庫4)』研究社, 1977. 巻末の文献目録も有益。
『コッド岬』工作舎, 1993.
『市民の反抗』飯田実訳. 岩波文庫, 1997.
b) ソロー関連文献
Gleason, Herbert W. Through the Year with Thoreau: Sketches of Nature from the Writings of Henry D.
Thoreau with Corresponding Photographic Illustrations. Boston and New York: Houghton
Mifflin Co., 1917.
岡島成行『アメリカの環境保護運動』岩波新書, 1990.
酒本雅之『アメリカ・ルネッサンスの作家たち』岩波新書, 1974.
c) 使用したガイドブック
AMC Guide to Mount Washington and the Presidential Range. 4th ed., revised. Boston: Appalachian
Mountain Club, 1988.
American Youth Hostels. Handbook, 1990-91: A Dictionary of Hostels in the USA. Washington, D.C.:
AYH, 1990.
Clayton, Barbara, and Kathleen Whitley. Guide to New Bedford. Montpelier, VT.: Capital City Press,
1979.
Let's Go USA & Canada. Let's Go, Inc., a subsidiary of Harvard Student Agencies.
Michelin. Tourist Guide: New England. 4th ed. New York: Michelin Tire Corporation, 1987.
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国際比較経営史 講義の理解とコミュニケーションのために
2016 国際比較経営史 学 年
学 部
フリガナ
ニュー・イングランドを旅する
提出日
名 前
月 日
整理番号
C
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