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新川崎・創造のもり

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新川崎・創造のもり
産 学 官 の 連 携 による創造的研究開発拠 点
新 川 崎・創 造 の も り
“ 産業集積拠点 ” 川崎市~連携と先端技術開発
川崎市は、首都圏の中心部に位置し、優れた技術を持つ中小企業が集積するとともに、
の進展~
キヤノン㈱玉川事業所
殿町地区キングスカイフロント
富士通㈱本店・川崎工場、㈱富士通研究所
京浜工業地帯の中核を担う、日本有数の製造業集積都市です。さらに、都市型工業地域
サントリー商品開発センター
多摩区
の転換も進み、約400の研究開発機関が集積する研究開発都市でもあります。
マイコンシティ
サイエンス分野の研究開発拠点/平成23年12月「京浜
臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」に指定
キヤノン㈱小杉事業所
高津区
麻生区
羽田空港の対岸に位置する殿町3丁目を中心としたライフ
東京都
の特色を生かした試作開発・商品開発を担う知識集約型・高付加価値型の産業構造へ
宮前区
平成26年5月「東京圏国家戦略特区」に指定
日本電気㈱玉川事業場
中原区
エレクトロニクス・情報・通信関連産業等の集積を目指した
㈱東芝研究開発センター
味の素㈱川崎事業所
幸区
国際的な研究開発拠点
羽田空港
㈱東芝スマートコミュニティセンター
川崎生命科学・環境研究センター(LiSE(ライズ))
川崎区
横浜市
明治大学地域産学連携研究センター
ナノ医療イノベーションセンター
(iCONM)
「京浜臨海部ライフイノベー
キヤノン㈱矢向事業所、川崎事業所
ション国際戦略総合特区」殿
町キングスカイフロント及び
明治大学の技術シーズ・知的資源を有効活用し、新技術・新事業
新川崎地区の両拠点の特徴・
の創出、地域中小企業の育成等を行う地域連携の交流促進拠点
実中研 再生医療・新薬開発センター
THINK(テクノハブイノベーション川崎)
KSP(かながわサイエンスパーク)
JFEグ ル ー プ の 既 存 研 究 開 発 施 設 を 活 用 し て、
日本初の都市型サイエンスパークであり、規模は日本最大
新事業の創出、新分野への進出支援や産学連携
級(敷地面積約 55,000㎡、就業者数約 4,500 名)
共同研究の実現を目指すサイエンスパーク
強みを生かし、特区内のさら
なる連携を強化していきます。
JFEスチール㈱ スチール研究所(京浜地区)
新川崎地区
A地区立地企業
産学官連携による新産業の創出を目指す先端技術の集積拠点/平成 25 年 10 月「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」に追加指定
新川崎地区は、D地区(創造のもり)への企
業・大学の進出のほか、新川崎A地区に研
㈱テレカルト
三菱ふそうトラック・バス㈱
川崎製作所/技術センター
究開発型のものづくり企業が進出するな
ど、1 万 8, 000 人 余 の 従 業 者 が 集 積 し て
4. 3ha
B地区
3. 9ha
D地区
E地区
4. 8ha
F地区
10 . 1ha
・新川崎・創造のもり
D地区
ユニキャリア㈱
E地区
【新川崎三井ビル】
三菱ふそうトラック・バス㈱本社
㈱日立製作所 情報・通信システム社 他
パイオニア㈱
産業創出・育成ゾーン
・パイオニア㈱
・ユニキャリア㈱
都市型居住等の複合ゾーン
・小学校等
㈱東計電算
大学
関係団体
交流
C地区
JR鹿島田駅
新川崎地区ネットワーク協議会の
3つの重点活動領域
連携拠点
川崎市
【事務局】
春日電機㈱
研究開発・交流ゾーン
KBIC
NANOBIC
入居企業
「新川崎・創造のもり」
JR新川崎駅
B地区
商業・業務、都市型居住ゾーン
都市型居住ゾーン
8. 1ha
㈱ミツミネ電子
A地区
高度な技術力をもつ
製造業の集積ゾーン
C地区
2. 0ha
新川崎地区
立地企業
JR平間駅
いると推計されています。
A地区
新川崎地区ネットワーク協議会
長谷川香料㈱総合研究所
メルセデス・ベンツ R&D 日本
市内工業関係団体
産学連携・産産連携の推進
会員の操業環境等の向上
市内立地大学
市民との交流の推進
地 域
㈱ショウエイ
新川崎地区の産業基盤を活か
して、平成24年7月に新川崎
地区内の企業・大学を中心とし
日本電産㈱
中央モーター基礎技術研究所
F地区
た産学連携、産産連携を目指す
協議会の開催
会員企業訪問会
組織「新川崎地区ネットワーク
協議会」が発足。産学連携事業
等に活発に取り組んでいます。
共進精機㈱
キヤノン㈱矢向事業所
エイヴィエルジャパン㈱
(平成28年竣工予定)
1
会員イベント協力
会員研修会
2
新川崎・創造のもりの概要
新川崎・創造のもりは、産学官の連携による新しい科学・技術や産業を創造する研究開発拠点の形成と、次世代
かわさき新産業
創造センター新館(NANOBIC)
を担う子どもたちが科学・技術への夢を育む場づくりを目指し、段階的な施設整備を推進しています。
これまでの経緯
平成 11 年 2 月
「新川崎・創造のもり計画」の策定
平成 11 年 2 月
「新川崎・創造のもり計画」の推進への協力に関する川崎市と慶應義塾の協定締結
平成 12 年 7 月
【第 1 期事業】 慶應義塾大学の先導的研究施設 「K ² タウンキャンパス」の開設
平成 15 年 1 月
【第 2 期事業】 ベンチャービジネス創出拠点 「かわさき新産業創造センター(KBIC)」の開設
「4 大学ナノ・マイクロファブリケーションコンソーシアムと川崎市との連携協力に関する基本合意」締結
4大学コンソーシアムの研究成果を地域産業の活性化に生かし、先端科学技術による世界への貢献を目指した連携協力
平成 21 年 1 月
平成 21 年 11 月
川崎市と慶應義塾との連携・協力に関する基本協定の締結
平成 22 年 10 月
新川崎・創造のもり第 3 期事業地区 産学官共同研究施設整備基本計画の策定
K ²(ケイスクエア)
タウンキャンパス
平成 24 年 1 月
東京大学、日本アイ・ビー・エム株式会社、川崎市による「東京大学社会連携講座の実施に関する基本協定」の締結
「省エネルギーを目指した、次世代ナノ・マイクロデバイスとシステム」をテーマとした研究を実施
平成 24 年4月
【第 3 期第 1 段階事業】 ナノ・マイクロ産学官共同研究施設「NANOBIC」の開設
平成 25 年 10 月
「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」に新川崎A,D,E地区が追加指定
平成 26 年 5 月
【第 3 期第 2 段階事業】 産学交流・研究開発施設整備基本計画策定
ベンチャービジネス創出拠点
新産業・新事業
の振興
セミナー・見学会等の
学習機会の提供
研究成果の提供
の活用
先端的研究・教育
の推進
社会・地域
への貢献
インキュベーションマネージャー
技術コーディネーター
先端研究プロジェクト(EVNO)
先端研究プロジェクト(実世界ハプティクス)
産学官地域連携による研究開発拠点の形成
構造
鉄骨造2階建
建築面積 約 3,150㎡
3
創業支援
産学官連携(ビジネス交流会)
産学連携
立上げ時の総合サ
ポート/創業資金
等の獲得支援
大学等の技術シー
ズ提供/産学共同
研究開発の支援
販路開拓
技術支援
顧客開拓等コンサル
ティング/市内企業
とのマッチング支援
技 術・特許/コンサル
ティングの派遣/技術支
援機関・助成制度の紹介
情報発信・交流
資金調達支援
インターネット等
による情報発信支
援/異業種交流会
敷地面積 約 16,000㎡
延床面積 約 6,301㎡
●環境・ライフサイエンス等様々な分野に応用が期待さ
れるナノ・マイクロ技術の産学官共同研究施設
●大型クリーンルーム(750㎡)を備え、
「加工~試作
地域産業の活性化
研究棟4棟(K棟、
E棟、
I棟、O棟)
、厚生棟1棟(K ² ハウス)
かわさき新産業創造センター新館
NANOBIC
ナ ノ ・マ イ ク ロ 産 学 官 共 同 研 究 施 設
起業家
(川崎市との連携)
建物
【第 3 期事業】
かわさき 新産業創造センター
KBIC
K ²( ケ イ ス ク エ ア )
タウンキャンパス
K
B
I
C
さいわいふるさと公園
かわさき新産業
創造センター(KBIC)
【第 2 期事 業】
【第 1 期事業】
慶應義塾大学の先導的研究施設
0.92ha
新 館
棟)
ンルーム
厚生棟
次期事業地区
(クリー
新川崎・創造のもり第 3 期事業用地 土地利用方針の策定
館
平成 20 年 9 月
O棟
本 新川崎地区・地区計画の策定
I棟
E棟
別棟
平成 17 年 1 月
新館(研究棟)
K棟
資金計画のコンサ
ルティング/ VC・
金融機関の仲介
川崎市
~計測~評価」の一連の作業が可能
●4大学(慶應・早稲田・東工大・東大)ナノ・マイクロファ
CADセミナー
ブリケーションコンソーシアムの有する最先端の研究
機器を導入し、企業等へ開放
●4大学コンソーシアム、日本IBM等のナノ・マイクロ
技術に関する世界最先端の研究機関やナノテクベン
チャー企業等が集積
クリーンルーム クラス100(約175㎡)
※ナノ・マイクロとは・・・ナノ(10 億分の1)メートル、マイクロ
(100 万分の1)メートルといった「超微細な領域を表す単位」
です。
技術講習会
建物
本館、別棟
構造
鉄骨造2階建
建築面積 本館 約 1,854㎡、別棟 約 113㎡
延床面積 本館 約 3,428㎡、別棟 約 212㎡
スモールオフィス(各室 15㎡)
、ラボ(各
室 30 ~ 200㎡)
、
打合せ・交流コーナー
(106
、
会議室(50㎡)
、
アメニティコーナー(78
主な諸室 ㎡)
㎡)
、ものづくり工房(100㎡)
、CAD / C
AM研修室(47㎡)等
建物
研究棟、クリーンルーム棟
構造
鉄骨鉄筋コンクリート、一部鉄筋コンクリート造2階建
約 3,616㎡
[ 研究棟 約 1,174㎡、クリーンルーム棟 約 2,442㎡ ]
約 4,816㎡
延床面積
[ 研究棟 約 1,977㎡、クリーンルーム棟 約 2,839㎡ ]
ラボ(各室 50㎡)
、クリーンルーム(750㎡・一部ク
主な諸室 ラス 100)
、
ビジター室 2 室(各室 25㎡)
、
会議室(100
㎡)
、交流コーナー、アメニティコーナー等
建築面積
クリーンルーム クラス10000(約575㎡)
4
ナノ・マイクロ技術を核とした産学連携支援と
ナ ノ ・マ イ ク ロ 技 術 を 活 用 し た 研 究 開 発 を ト ー タ ル で 支 援
平成24年度にオープンしたNANOBICでは、インキュベーション事業の他、市内中小企業等を対象としたナノ・マイク
ロ技術支援講座の開催、4大学が保有する最先端の機器を企業等に貸し出す機器共同利用事業を行うなど、市内事業者のもの
づくり技術の高度化に向けて、トータルで支援を行っています。
さらなる事業展開
イノベーションの創出に向けた新たな施設の整備
新川崎・創造のもりの第3期第2段階事業(次期事業)として、
新たに「産学交流・研究開発施設」の整備を予定しています。
新 た な 施 設 は、創 造 の も り 地 区 の 企 業・大 学 や 周 辺 の 企 業 等
が 集 い、交 流 す る 結 節 点 と し て の 役 割 を 果 た し、こ れ ま で 多
入居企業・市内企業
数創出してきた“インベンション”( 科学的・工学的な発見)を
ライフサイエンス、環境分野の研究開発・産業化
教育・人材育成機能
機器共同利用機能
企業等を対象としたナノ・マイクロ
スクールの実施
加工・試作、計測・評価まで可能な
最先端機器の共同利用
コーディネート機能
共同研究機能
各主体間の連携推進や技術支援等の
ためのコーディネーターの配置
新産業の創出に向けた産学共同研究
の推進
インキュベーション機能
[ナノ・マイクロ技術の活用が期待される技術・製品]
さ ら に 発 展 さ せ、我 が 国 経 済 を け ん 引 す る 新 た な“イ ノ ベ ー
ション”の創出を目指します。
産学交流・研究開発施設の整備 計 16,000㎡規模を想定
イノベーションの創出
多様な研究環境に対応
ドラッグデリバリーシステム
研究開発機能
◦企業・大学等の研究開発スペース
◦インキュベーションスペース
エネルギー効率が高い
太陽電池
外部の優れた
研究者・技術
インキュベーションマネージャー等
による企業の育成・成長支援
外部からの
資金・情報
各主体を結ぶ
次期施設
人材
知識
4大学コンソーシアム
絆創膏チップ
医療診断チップ
KBIC
企業・大学
多様な利用形態に柔軟対応する可能性豊かな空間
産学連携・交流機能
◦多目的会議室 ◦交流スペース
約 670㎡
憩う空間から日常的な交流を推進
支援機関
研究機関等
技術
K ² 研究室
約 10,800㎡
7,200㎡
3,600㎡
地域
ものづくり
企業群
NANOBIC
企業・大学
アメニティ機能
◦飲食スペース ◦物販スペース
約 200㎡
その他共用部
約 4,330㎡
エントランス、交流ラウンジ、廊下・階段、ELV・設備室等
<整備スケジュール> 平成 28 年度 着工、平成 29 年度以降供用開始(予定)
NANOBICクリーンルーム内先端研究機器
川崎市
マイクロ流路試作実習会の開催
オープンイノベーションの推進
新川崎・創造のもりでの研究開発活動は、企業・大学が集い、交流する世界的な研究開発拠点を参考とし、研究開発のオープ
創造のもりで展開されている活動
ナノテクセミナー・ナノ茶論(サロン)
「ナノテクセミナー」の定期開催、ナノ・マイクロ技術を活用し
たアプリケーションの開発や業界の最新動向についてディス
カ ッ シ ョ ン す る 少 人 数 制 の サ イ エ ン ス カ フ ェ「 ナ ノ 茶 論 」の 毎
月開催など、技術者・研究者の交流機会を多数設けています。
科学とあそぶ幸せな一日
創造のもりで毎年秋に開催される子ども向けの科学体験イベン
トです。
地 域 の 企 業・大 学・団 体 の 協 力 に よ り、 子 ど も た ち の 科 学 の 夢
ン化を進めます。また、「新川崎地区ネットワーク協議会」や「殿町地区キングスカイフロント」との連携により、ライフサイ
エンス分野等での革新的な技術・製品、産業の創出を図るなど、「オープンイノベーション」の実現を目指します。
基盤となる共通技術での共同研究
新川崎地区
ネットワーク
協議会
殿町地区
キングスカイ
フロント
応用技術では競争による独自開発
創造のもりにおける次世代技術研究・開発
材料
メーカー
3D試作
サービス
化学
メーカー
企業
自動車
メーカー
研究機器
メーカー
検査・分析
サービス
医療・
福祉機器
メーカー
企業
家電
メーカー
大学・
支援機関
試作開発
連携
市内
ものづくり企業
を育む実験教室や工作教室、展示などが行われ、当日は、多く
の家族連れで賑わいます。
5
オープンイノベーションの推進による新たな技術・産業の創出
6
新川崎・創造のもり
アクセスのご案内
至 府中街道・
下平間
田駅
鹿島
JR
線
南武
至武
ノ口
・溝
杉
蔵小
至 川崎
創造のもり
浜
至横
パイオニア
新川崎
三井ビル
新川崎
スクエア
KBIC
新川崎駅
K2
崎駅
新川
ユニキャリア
川
至品
杉山神社入口
バス停
・
賀線
横須 ライン
R
J
新宿
湘南
新川崎交通広場
鹿島田跨線橋
西側
至 慶應義塾大学
矢上キャンパス
NANOBIC
■JR横須賀線・新川崎駅より …………………… 徒歩 10 分
■JR南武線・鹿島田駅より ……………………… 徒歩 15 分
□JR東京駅より新川崎駅まで……………………… 約 20 分
□JR横浜駅より新川崎駅まで……………………… 約 10 分
□JR川崎駅より鹿島田駅まで…………………… 約 7 分
川崎駅西口より市営バスにて杉山神社入口下車徒歩 2 分
〒212-0032 川崎市幸区新川崎7-7 TEL:044-587-1105 FAX:044-587-1106
お問い合わせ先
川崎市経済労働局次世代産業推進室
〒 210-0007 川崎市川崎区駅前本町 11-2 川崎フロンティアビル 10 階
TEL:044-200-2407 FAX:044-200-3920
[email protected]
2016年3月発行
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