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自動車交通公害防止計画の推進

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自動車交通公害防止計画の推進
事業仕分け 評価調書
基準日
平成23年3月31日現在
①事業名
②事業主体
事業開始年度
自動車交通公害防止計画の推進
福岡市
③実施箇所
会計
環境局環境政策部環境保全課
tel:
mail:
092-733-5386
fax:
年度
20 環境費
項
15 生活環境費
目
10 環境対策費
(3)都市生活型環境問題の緩和・解消
法律
名
計画
法律
名
計画
時点
款
10:ライフスタイルを転換し,環境と共生する都市となる
施策事業体系
法律上の位置付け
・
他の行政計画での位置
付け
01 一般会計
福岡市 新・基本計画
政策目標
事業の目的
(事業開始時)
092-733-5592
[email protected]
総合計画
⑥行政計画上の位置付
け
年度
⑤予算費目
全市 ・ 区別 ( 区)
④所管課
平成5
終了予定年度
環境基本法、大気汚染防止法、騒音規制法、地球温暖化対
策推進法
左記の
規定内容
環境基準の達成、温室効果ガス削減
福岡市環境基本計画
左記の
規定内容
自動車交通に起因する環境負荷の低減
対象
将来達成したい状況
自動車交通公害対策を総合的かつ計画的に推進し、環境に優しい快適な都
市の創造をめざすため、市民・事業者・行政が一体となって施策を推進し、自
動車交通に起因する環境負荷の低減を図る。
市民、事業者及び行政
〔計画の目標〕 大気環境の改善・維持、自動車騒音の低減
事業の目的
(現在)
自動車交通公害対策を総合的かつ計画的に推進し、環境に優しい快適な都
市の創造をめざすため、市民・事業者・行政が一体となって施策を推進し、自
動車交通に起因する環境負荷の低減を図る。
同上
〔計画の目標〕 大気環境の改善・維持、自動車騒音の低減、温室効果ガスの削減
「福岡市自動車交通公害防止計画(第三次)」に基づき、市民・事業者・行政が一体となって各種施策を推進する。
事業内容
⑦
事
業
概
要
これまでの経過
及び
今後の全体計画
○施策の柱
(1)自動車排出ガスの負荷の低減、(2)より環境負荷の低い交通手段への転換、(3)都市部交通の円滑化、(4)物流の円滑化、(5)道路構造の改善、(6)適
正な沿道土地利用の誘導、(7)自動車の低騒音化、(8)市民・事業者のライフスタイル・ビジネススタイルの転換
○平成5年度:「福岡市自動車交通公害防止計画」の策定…大気環境の改善・維持、自動車騒音の低減
○平成14年度:「福岡市自動車交通公害防止計画(第二次)」の策定…温室効果ガス削減を追加
○平成18年度:「福岡市自動車交通公害防止計画(第三次)」の策定…市内外の取組動向を踏まえて改訂
○平成22年度(第三次計画中間目標年度):第三次計画の達成状況の点検を実施
・大気環境の改善・維持・・・最終目標は非達成(一部地域で環境基準超過)
・温室効果ガス削減 ・・・最終目標達成
・自動車騒音低減 ・・・最終目標は非達成(一部地域で環境基準超過、中間目標であった環境基準達成率85%は満足)
今後は、平成27年度(最終目標年度)に向け、施策の評価・見直しを行い、計画の推進を図る。
○福岡市自動車交通公害防止計画(第三次)の中間目標年度(平成22年度)であるため、目標の達成状況と施策の点検及び検討を実施。
平成22年度
実施内容
○自動車交通公害防止計画推進協議会の開催
関係行政機関、学識経験者、事業者、市民代表等で構成する「自動車交通公害防止計画推進協議会」において、目標数値の達成状況と施策の
進捗状況を検証し、将来目標等に関し検討を実施。検討の結果、今後も引き続き最終年度に向けて施策を推進していくこととなった。
○福岡市自動車交通公害防止計画(第三次)の最終年度(平成27年度)に向け、各種施策を推進する。
平成23年度
実施内容
○自動車交通公害防止計画推進協議会の開催
・関係行政機関、学識経験者、事業者、市民代表等で構成する「自動車交通公害防止計画推進協議会」において情報交換や協力・連携を図り、計
画の進行管理、施策の検討を実施する。
第一
四半期
平成22年度
第二
第三
四半期
四半期
第四
四半期
第三次自動車交通公害防止計画の推進
⑧
年
度
計
画
第一
四半期
平成23年度
第二
第三
四半期
四半期
第四
四半期
第三次自動車交通公害防止計画の推進
協議会開催
協議会開催
スケジュール
5
第一
四半期
平成24年度(予定)
第二
第三
四半期
四半期
第四
四半期
第三次自動車交通公害防止計画の推進
協議会開催
年度
総事業費(千円)
20年度決算(千円)
事業費
5,011
235
485
86
4,815
68
202
うち委託費・報償費
予
算
・
決
算
財
源
内
容
⑨
資
源
投 人件費
入
量
21年度決算(千円) 22年度決算見込(千円) 23年度予算(千円)
330
国庫・県支出金
特
定
財
源
市債
受益者負担分(使用料等)
その他
一般財源
0
330
5,011
235
485
一般財源 + 市債
0
330
5,011
235
485
標準人件費
正規職員
0.30
人
8,000 千円
事業のトータルコスト
0.30
人
0.30
人
0.30
人
2,400
2,400
2,400
2,400
2,730
7,411
2,635
2,885
(参考)事業費に嘱託職員又は臨時職員の人件費を含んでいる場合,その人数を記載
嘱託職員
職員数
人
人
人
人
臨時職員
職員数
人
人
人
人
その他管理費等
※上記事業費に含
まれない経費(土地
建物賃借料・光熱
水費・施設維持管
理費等)
指標・名称
自動車交通公害
防止計画推進協
議会開催
⑩
数
値
目
標
アウト
プット 庁用自動車
に関 への低公害
車導入
わる
指標
低騒音舗装
の敷設
二酸化窒素及び浮遊
アウト 粒子状物質の環境基
準達成・維持
カム
に関
わる 自動車騒音
の環境基準
指標
達成
指標・名称
21年度
22年度
23年度
目標値
100%
100%
目標
100%(1回)
100%(1回)
100%(1回)
( 年度)
(平成27年度)
実績
100%
100%
100%
100%
100%
目標
70%(平成24年度)
70%(平成24年度)
70%(平成24年度)
( 年度)
(平成27年度)
実績
58.5%(371台)
65%(411台)
集計中
総延長:101.1km
大幅に環境基準を超過してい
る地点を中心に敷設
目標
大幅に環境基準を超過してい 大幅に環境基準を超過してい 大幅に環境基準を超過してい 大幅に環境基準を超過してい
る地点を中心に敷設
る地点を中心に敷設
る地点を中心に敷設
る地点を中心に敷設
(平成19年度)
(平成27年度)
実績
総延長:111.3km
総延長:124.9km
集計中
100%
100%
目標
100%(32項目)
100%(32項目)
100%(32項目)
( 年度)
(平成27年度)
実績
100%(32項目)
96.7%(29項目)
集計中
100%
100%
目標
100%
100%
100%
( 年度)
(平成27年度)
実績
87.0%
89.5%
集計中
100%(1回)
70%(平成24年度)
100%(32項目)
100%
達成状況(22年度)
評価
A~D
目標の達成及び未達成の理由、今後必要となる努力・対策
100%
B
福岡市における自動車交通公害対策を総合的に推進するため、8月に「自動車交通公害防止計画推
進協議会」を開催した。今後も引き続き平成27年度の最終目標年度に向けて、協議会において情報
交換や協力、連携を図りながら、総的に各種施策を推進していく必要がある。
自動車交通
公害防止計
画推進協議
会開催
⑪
目
標
達
成
度
20年度
初期値
アウト
プット 庁用自動車
に関 への低公害
わる 車導入
指標
(平成22年度達成状況は集計中の
ため、平成21年度達成状況につい
て記載)
65%(411台)
B
平成27年度までに福岡市保有車のほぼ100%を低公害車又は環境配慮型自動車に転換することをめ
ざして順次導入しているところであり、今後も目標達成に向けて計画的に導入していく。
低騒音舗装
の敷設
(平成22年度達成状況は集計中の
ため、平成21年度達成状況につい
て記載)
市内総延長:124.9km
C
自動車騒音の面的評価の結果や「福岡市沿道環境改善プログラム」の進捗状況を踏まえ、大幅に環
境基準を超過している地域に低騒音舗装を実施してきたところであるが、未だ環境基準非達成の幹
線道路が散見されることから、今後も引き続き低騒音舗装の敷設を検討していく必要がある。
二酸化窒素及び
浮遊粒子状物質
の環境基準達
成・維持
(平成22年度達成状況は集計中の
ため、平成21年度達成状況につい
て記載)
96.7%(32項目)
C
測定局16局の延べ32項目についての大気監視の結果、測定結果は横ばいまたは改善傾向にある
が、平成21年度は二酸化窒素については1局、浮遊粒子状物質については黄砂等の影響により2局
で非達成であった。今後も、環境基準達成・維持をめざし、本計画の各種施策を推進していく必要が
ある。
(平成22年度達成状況は集計中の
ため、平成21年度達成状況につい
て記載)
89.5%
C
平成22年度までに85%、平成27年度までに100%の達成維持をめざすことが目標であり、経年的には
改善傾向にあるものの、未だ環境基準非達成の幹線道路が散見されている。今後は、最終目標達成
をめざし、本計画の各種施策を推進していく必要がある。
アウト
カム
に関
わる 自動車騒音
指標 の環境基準
達成
・温室効果ガスの削減については、本計画の目標値に止まらず、国において、中期的には1990年比で2020年までに25%削減、長期的には2050年
⑫
要
因
分
析
外
部
要
因
内
部
要
因
事業実施の
までに80%削減する目標を前提にした法案・施策が検討されている。
追い風となり
うる外部環境 ・平成21年に、自動車の排出ガスにも含まれる微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準が告示され、対応が求められている。
・自動車騒音については、環境基準を達成できていない幹線道路が散見されている。
事業実施に
支障となるこ
・施策効果の検証や計画改訂のためには、一定レベルの予算を確保する必要がある。
とが予測され
る外部環境
事業名
関連事業
所管所属名
事業名
所管所属名
騒音・振動監視等経費
環境局環境保全課
大気監視等経費
環境局環境保全課
6
関連
内容
自動車騒音の監視
関連
内容
大気環境の監視
項目
必要性
市民が社会生活を営むうえで必要不可欠なサー
ビスか。
公益性
事業の公共性の視点 サービスの提供により市民福祉が増大している
か。
評価
A~C
A
A
これまで、計画に基づき各主体が連絡を取り合いながら適切に対策を行ってきたが、各主
体が個別バラバラに取り組むことにより、効率的・効果的な施策の展開に支障を来す。
事業を廃止した場合どのような影響があると考
えられるか。
代替性
市以外(民間,NPOなど)が同種のサービス提供
の実施主体となっている事例がないか。
ェッ
⑬ 実施主体の視点
事
業
内
容
の
チ 手法の視点
ク
所管部署の現状分析・理由
「自動車交通に起因する環境負荷の低減」は、福岡市環境基本計画の重点分野の一つである。温
室効果ガスを削減するとともに、大気及び騒音の環境基準を達成し、市民の健康を保護し、生活
環境を保全するためには、本市における主要な発生源である自動車交通に係る対策を総合的に
進めていくことが必要不可欠である。
関係行政機関、事業者、市民団体等、様々な主体が参加する協議会を定期的に開催し、各主体
が取り組む個別施策の意見交換、協力・連携を図り、より効果的な施策の検討を行っている。これ
まで、温室効果ガスについては第三次計画の目標を達成し、大気及び自動車騒音についても、環
境基準の達成状況は改善傾向にある。
A
「自動車交通に起因する環境負荷の低減」は、福岡市環境基本計画の重点分野の一つで
あり、本市のまちづくりにも直結するテーマであることから、市がまとめ役として、関係行政
機関、事業者、市民団体等とも協力しあいながら取り組んでいくことが適当である。
まとめ役が不在となり、取組が滞ったり、無秩序に行われることが予想され、人と環境と都
市が調和のとれたアジアのリーダー都市を目指している本市のまちづくりに支障を来す。
市以外が実施主体となったらどのような影響が
あると考えられるか。
手法
民間委託もしくはNPO等との共働が出来ている
か。
A
本計画の推進組織であり、自動車交通公害対策を総合的に推進するために必要な事項を
協議する「自動車交通公害防止計画推進協議会」には、市民団体も参加している。
受益者負担
受益者の負担の現状はどうなっているか。
C
納税以外の方法で費用負担を受けていない。
資源の有効活用
市が持っている社会資本・ストック(施設・調査資
料等)を有効に活用しているか。
A
関連事業(大気監視や騒音監視等)のデータを最大限に活用して事業に取り組んでいる。
有効性
上位施策や事業目的に合った成果があがってい
るか。
A
大気及び自動車騒音は環境基準比達成の地点が見られるものの、経年的には改善傾向
にある。温室効果ガスの削減については第三次計画の目標を達成している。そのため、継
続的な事業実施が求められる。
効率性
業績の実績と投入コストを比較し、コストに見合
う成果を上げているか。
A
関係行政機関、事業者、市民団体等、福岡の自動車交通に関連する様々な主体が協力・
連携して、効率的・効果的に施策を展開しており、コストに見合う成果は十分に上げている
ものと考えている。
経済性の視点
有効性・効率性の視
点
類似する事業との統合は可能か。
類似する事業はない。
⑭事業に対する所管部署の総合評価
A~D
分析・理由
A
大気環境、自動車騒音、温室効果ガスの削減のいずれについても改善傾向にあるが、大気環境は一部項目で環境基準が非達成であり、自動車
騒音も環境基準超過路線が散見されている。さらに、大気環境では微小粒子状物質が環境基準に追加され、温室効果ガスも現在よりもかなり厳し
い目標値が課される方向にあること等から、今後も適当な時期に必要な見直しを行いながら、事業を継続していくことが適当である。
⑮当面の課題
課 題
対策をより効果的なものにするためにも、関係行政機関、事業者、市民団体等の多様な主体と連携を適切に取りながら事業を進めていく必要がある。
微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準追加や温室効果ガス排出量削減の取組強化といった新たな課題を適切に計画に反映させ、より効果的な事業内容となるように適切な時
期に見直しを行っていく必要がある。
⑯今後の事業展開
自己評価
Ⅰ 拡充
今後の方向性
新たな課題にも的確に対応しつつ、今後も関係行政機関、事業者、市民団体等と連携した取組を継続していく。
Ⅱ 継続 Ⅲ 要改善
Ⅱ
Ⅳ 民間活用
Ⅴ 再構築
Ⅵ 国/県/広域
Ⅶ 民営化
Ⅷ 廃止
【参考】
(1)Ⅰ~Ⅴの実施主体は福岡市
(2)Ⅳの民間活用は例えば、対象事業を民間委託等で実施。Ⅶの民営化は実施主体を民間等とする。
(3)Ⅴの再構築は、一旦対象事業を廃止して、再度スキームを変えて実施する。
7
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