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- 1 - 平成28年蘭越町議会第3回定例会会議録 開会及び閉会 平成28年
平成28年蘭越町議会第3回定例会会議録 ○開会及び閉会 平成28年 9月21日(2日目) 開 会 午後 2時00分 閉 会 午後 5時 7分 ○出席及び欠席議員の氏名 出席(10名) 1番 永井 浩 2番 佐藤 義久 3番 向山 博 5番 難波 修二 6番 赤石 勝子 7番 福村 正見 8番 中島 溢子 9番 栁谷 要 10番 熊谷 雅幸 11番 冨樫 順悦 欠席(0名) ○会議録署名議員 7番 福村 正見 8番 中島 溢子 ○説明のために出席した者の職氏名 町 長 宮谷内留雄 教育長 首藤 一幸 総務課長 山内 勲 税務課長 梅本 聖孝 住民福祉課長 河野 俊明 健康推進課長 小林 俊也 産業経済課長 矢村 勉 建設課長 淀谷 融 総務課参事 北川 淳一 総務課参事 田縁 幸哉 住民福祉課参事 坂口 幸夫 産業経済課参事 小川 佳久 教育次長 小林 勝司 会計管理者 竹内 恒雄 農業委員会事務局長 伊藤 真澄 代表監査委員 坪田 和昭 ○職務のため出席した事務局職員 事務局長 佐々木 秋彦 書 -1- 記 熊谷 雅仁 ○議事日程 日程第1 認定第1号 平成27年度蘭越町一般会計歳入歳出決算 の認定について 認定第2号 平成27年度蘭越町奨学資金特別会計歳入 歳出決算の認定について 認定第3号 平成27年度蘭越町後志公平委員会特 別 会 計歳入歳出決算の認定について 認定第4号 平成27年度蘭越町地域振興事業特別会計 歳入歳出決算の認定について 認定第5号 平成27年度蘭越町国民健康保険特別会計 歳入歳出決算の認定について 認定第6号 平成27年度蘭越町後期高齢者医療特別会 計歳入歳出決算の認定について 認定第7号 平成27年度蘭越町介護保険サービス事業 特別会計歳入歳出決算の認定について 認定第8号 平成27年度蘭越町簡易水道事業特別 会 計 歳入歳出決算の認定について 認定第9号 平成27年度蘭越町農業集落排水事業特別 会計歳入歳出決算の認定について 認定第10号 平成27年度蘭越町温泉旅館幽泉閣事業特 別会計歳入歳出決算の認定について 認定第11号 平成27年度蘭越町特産品開発事業特別会 計歳入歳出決算の認定について 認定第12号 平成27年度蘭越町国民宿舎雪秩父並びに 特殊索道事業特別会計歳入歳出決算の認定 について 日程第2 追加日程 議案第 5号 町有財産の処分について 日程第3 報告第1号 健全化判断比率及び資金不足比率について 日程第4 報告第2号 所管事務調査の中間報告について(総務文 教常任委員会) -2- 日程第5 報告第3号 所管事務調査の中間報告について(経済建 設常任委員会) 日程第5 報告第4号 例月出納検査結果報告 日程第6 承認第1号 閉会中の継続調査申出書(議会運営委員会) -3- ○議 長 (冨樫順悦 ) ただいまの出席議員は10 名であり ます。 ただちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、予めお手元に配布してありますので、御了承願いま す。 ○議長 ( 冨樫 順悦 ) 日程第1、認定第1号から認定第12号まで平成27 年度蘭越町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の認定についてを一括議 題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 7番福村議員。 ○7番(福村正見) ただいま一括上程されました、認定第1号から認定 第12号までの平成27年度蘭越町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算 の認定について、審査結果を御報告申し上げます。 9月20日に設置され決算特別委員会に付託されました、認定第1号か ら認定第12号について、本日、委員会を開催し、提出された決算書、付 属資料により、予算の執行が効果的かつ適正に処理されているか慎重に審 査いたしました。 そ の 結 果 、平 成 2 7 年 度 蘭 越 町 一 般 会 計 及 び 各 特 別 会 計 歳 入 歳 出 決 算 は 、 いずれも認定すべきものと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 以上でございます。 ○議長(冨樫順悦) 以上で委員長の報告を終わります。 お諮りいたします。 決算特別委員会の構成は議員全員であります。よって、ただいまの委員 長報告に対する質疑、討論については、省略いたしたいと思います。これ に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、質疑、討論は省略することに決定いたしました。 ただちに採決に入ります。 これより、認定第1号から認定第12号まで平成27年度蘭越町一般会 -4- 計及び各特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 お諮りいたします。 決算は委員長報告のとおり認定することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、本決算は委員長の報告のとおり認定することに決定いたしまし た。 ○ 議 長 ( 冨樫 順悦 ) 日程第2、議案第5号町有財産の処分についてを議題 といたします。 提案理由の説明を求めます。 山内総務課長。 ○総 務 課長 ( 山内 勲 ) ただいま上程されました、議案第5号町有財産の処 分について、御説明申し上げます。 本件の経過等につきましては、これまでも議員協議会や行政報告等で説 明 し て ま い り ま し た が 、本 年 5 月 に 譲 渡 先 第 一 候 補 と 決 定 し て い た 会 社 と 、 蘭越町と、土地所有者であります北海道との協議が、先日、9月16日に 概略まとまりましたので、今回、追加上程させていただくものでございま す。 はじめに、処分する財産の所在及び名称、物件名でございますが、所在 地は蘭越町字湯里680番地1、名称はチセヌプリスキー場、付帯物件に つきましては、スキーリフト、駅舎、休憩舎、格納庫でございます。 次に、売却金額でございますが、公募条件どおり1,000万円でござ います。 売却の相手先は、スキー場運営計画案を提出していただき、応募6社か ら選んだ虻田郡ニセコ町字東山24番地3、有限会社JRTトレーディン グ、代表者は取締役カナハン・クレイトン・アンソニーでございます。 以上、チセヌプリスキー場の関連施設を売却するに当たり、地方自治法 第96条第1項第8号及び蘭越町議会の議決に付すべき契約及び財産の取 得または処分に関する条例第3条の規定によりまして、議会の議決を求め るものでございます。よろしく御審議をお願いいたします。 -5- ○議長(冨樫順悦) これをもって提案理由の説明を終わります。 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 5番難波議員。 ○5番(難波修二) この問題は非常に重要だということで、たびたび議 員協議会でその都度説明を受けてまいりましたし、私どもも質問をして対 応していただいていたと、そういうのは理解しております。前回の臨時議 会の後だったでしょうか、町長からの口頭で状況の報告がありました。そ の際に、スキー場運営の安全対策については、書面を取り交わす予定です という、そういう説明がありました。また、今の説明であったように、振 興局と町と、このJRTの3者で確認書を取り交わす予定であると、こう いう報告までを受けていたというのはこれまでの状況であります。非常に 大事な審議になりますので、この議案だけではなくてですね、私が最も気 にしているのは、スキー場運営の安全対策についてのこの書面取り交わし というのは、どういうふうになっているのかというところがちょっと気に なっております。また、できれば、3者の確認書というのはどういう内容 で、どんなふうになったのかというところをお話いただけると、審議を進 めていく上でもですね、重要な参考資料になると思うんですけど、全くそ れがありませんので、そこについておたずねをしたいというふうに思いま す。 ○議長(冨樫順悦) ○総務課長(山内勲) 山内総務課長。 議員おっしゃるとおり、何度かの議員協議会ある いは行政報告の中でも説明させてもらいましたけれども、チセヌプリスキ ー場の安全対策につきましては、私ども蘭越町と、それから引き受けるJ RTトレーディングと、それから土地の所有者であります後志総合振興局 長の名前3者でですね、覚書というものを取り交わす予定となっておりま す。その際の中にですね、5項目ほどあるんですけれども、連帯保証人の 件だとか、あるいはスキー場運営に当たっての安全対策、それから冬期間 のみならず、夏期間のですね、利用の仕方、こういたものをですね、覚書 として取り交わす予定となっています。安全対策につきましてはですね、 -6- 実は、もちろん蘭越町も当然、そのことにつきましては心配しております し、きちっと検討しなきゃならないんですけれども、実はですね、今回の スキー場につきましては、2つのですね、振興局からの厳しい条件があり まして、1つは土地が道有林ということで、道有林の管理室です。もう1 つはですね、自然環境、国定公園内でございますので、自然環境係のほう で も で す ね 、自 然 公 園 法 で の 厳 し い 条 件 と 、こ の 2 つ を ク リ ア し な け れ ば 、 当然、新たな譲渡先には移らないと、そういったところの整理がですね、 今回つきましたので、先ほど申し上げましたように、議案を上程させてい ただいております。何よりもですね、一番大事なことは、自然環境の関係 なんですけれども、そちらの担当も後志総合振興局ですけれども、一番そ こでですね、問題になってくるのは、こちらはニセコ積丹小樽海岸特定公 園の管理指針というものがございまして、こちらの中でスキー場の運営に つきましては、何よりもですね、もちろん優れた自然環境と調和したスキ ー場を造ることが第一条件でございますけれども、何よりも次に大事なこ とがですね、スキー場利用者の安全を図ると、確保すると。それから、遭 難防止などの安全対策をきちっと行うと。そこの検証がですね、ここの担 保ができなければ自然公園係としては許可しないと、公園法の許可をしな いと、そういう条件のもとでですね、実は、5月23日に蘭越町はこの第 一候補者を決定した後、6月、7月、8月、9月と4か月にわたってです ね、道有林、それから自然公園係とですね、協議を進めてきて、やっとこ こまでたどりついたという状況でございます。その中で繰り返しになりま すけれども、最も重視されたのは安全対策でございました。一応は自然環 境係の審査の上で通ったと。それから道有林の管理につきましても、土地 の外地が道有林ですから、しっかりとした道有林の管理をしてください、 それからそちらにつきましても、安全対策はもちろんことやってもらいた いと、それからもう一つは、何かあってスキー場が、運営が継続的無くな った場合につきましては、それはもう当然、今までの施設を撤去する、現 状復旧していただくと、そこの3法はどうなんだということで、これはも う蘭越町からは手が離れましたので、保証人をしっかり付けてほしいとい うことの要求で、条件でございました。そこらへんの条件がですね、一応 全部整いましたので、今回、蘭越町としてその議案を上程させていただい -7- たということで、まずは御理解いただければと思います。以上です。 ○議長(冨樫順悦) 難波議員。 ○5番(難波修二) 詳細については分からないので、今、総務課長の安 全対策についての、いわゆる自然公園法上のそういう条件をクリアしてい るということですけれども、この会社は、いわゆるバックカントリーを当 面やっていくと、そういうことですね。つまり、それはもうスキー場のゲ レ ン デ 外 に 出 て 、そ こ を 自 由 に 滑 ら せ る と い う 、そ う い う ス キ ー で す よ ね 。 ピストンで頂上まで上げて、そこで自由に滑らせるということで、そうい うことで、この会社は過去10年間、ニセコ地区でいわゆる旅行ガイド業 等をやっていたということなんですけれども、御承知のように、ニセコ山 系では、非常に最近バックカントリースキーに対して、旅行者を旅行ガイ ドが連れてきて、自由気ままに滑らせて事故に遭うという、そういうこと が、道新の8月11日の新聞に載ってましたいけれども、スキー場安全協 議会でロス・フィンドレーさんが、資格の無い個人ガイドが観光客をスキ ー場外に案内するようになってきていると、早急にそういうスキー場の安 全対策を、ニセコ山系全体でやっていかなきゃならないと、こういうこと をやっているので、おそらくこれは蘭越町も出ているのかどうか分かりま せんけれども、倶知安、ニセコ、向こうのほうではそういうことをやって いるわけです。当然、この会社がチセスキー場でそういうことをやってい くということになれば、やっぱりそのニセコ山系全体と連携した取り組み をしていかなきゃならないはずなんですよね。当然、やっぱり比羅夫地区 の富裕層を中心に連れてくるという格好になると思うんですけれども、そ ういうところで、私は過去のこの会社がですね、ニセコ山系でやってきた 営業の中で、そういういわゆる雪崩事故防止協議会、新谷さんという、ニ セコルールを作った方ですけれども、そういう協議会の中でも、これまで の実績とか評価とかですね、そういうことがどうなっているかとか、ある いはニセコプロモーションボードのなんとかっていう方を保証人に付ける というふうに、会社の概要の中にありましたけれども、そういうニセコプ ロモーションボードというのは、10年ぐらいやっているわけですけれど も、そういう中で、この会社の評判というか評価とかですね、そういうあ -8- た り が ど う な の か っ て い う と こ ろ が 非 常 に 気 に な っ て お り ま す 。も ち ろ ん 、 万が一、不測の事態には、後志遭難防止対策協議会、そういうところも関 わっていくわけですけれども、過去のこの会社のそういうことがどうだと かっていうことについて、もし、そういうところでの確認とかですね、そ ういうことがなされているかどうかちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(冨樫順悦) ○総務課長(山内勲) 山内総務課長。 2回目の質問ですけれども、まず、私ども、今回 6社から公募がありまして、先ほど申し上げたように、4社に書類選考で 絞って、それからプレゼンテーションをして4社から1社に絞ったという 経過があります。その中で、やっぱり一番選ばれたという基準になったの は、実績があるということでした。こちらの会社はですね、御承知のとお り、今年の1月から島牧村の狩場山でですね、国有林を使ってバックカン トリーをやっていると、こちらの情報も私たち得ておりまして、島牧村の ほうに確認しましたら、国有林は国と島牧村が契約して、それを事業委託 していると、その時にですね、手を挙げたのがこの会社と、それからもう 一つは、先ほどちょっと出ましたけれども、NACのロス・フィンドレー のところでした。島牧村もいろいろ検討に検討を重ねた結果、最終的には JRTのほうが村にとってメリットがあるプランであったということで選 んだそうです。そういった情報は私どもとしても得ておりました。その中 でですね、今シーズンやってみて、島牧村も、実はそのニセコでのJRT の噂というものを聞いておりまして、あまりよろしくない、これちょっと 言って良いのか、あまり、ちょっとした噂があったということで、非常に 懸念しておったんですけれども、委託のパトロールを使って抜き打ちでで すね、そのやっているところのガイドを今シーズン何回かですね、検査し ましたけれども、実にルールどおりやってくれていたと、そういう確認も いただいております。したがってですね、私どもも最初はちょっと心配し ておりましたけれども、道有林等の話の中で、この取締役の社長カナダ人 ですけれども、その方が言ったのは、実にニセコルールはグレーゾーンが 多いんだと、私は外国人だから、右か左かはっきりしなきゃならなくて、 日本人のようになんとなくっていうのは嫌なんだと、だからそこについて -9- は、きっとこれからですね、関係機関とですね、連携をとりながらきちっ と決めれるものは決めていくと、そういう中でやれるのが一番いいんだと いうことを言って、それも、そういう発言もあったせいかですね、振興局 も重たい腰を上げてですね、そこの会社なら大丈夫じゃないかということ で、書類審査も、その後ですね、割ととんとん拍子で進んでいったという 経 過 が あ り ま す 。そ う い っ た と こ ろ で で す ね 、実 績 が あ っ た と い う こ と で 、 繰り返しになりますけれども、今回、私どもは選ばせていただいたという こ と で ご ざ い ま す の で 、是 非 、御 理 解 い た だ け れ ば と 思 い ま す 。以 上 で す 。 ○議長(冨樫順悦) 難波議員。 ○5番(難波修二) いわゆる雪崩事故防止協議会にあるニセコルールな ん で す け れ ど も 、国 内 で も ニ セ コ の 取 組 と い う の は 非 常 に 評 価 さ れ て ま す 。 やっぱり雪崩が起きるか起きないかっていうことを、毎日観測をして、新 谷さんという人だと思いますが、これは危ないぞというときにはゲートを 閉めちゃうと、絶対だめだと、そういうことですよね。そういうことをや っているんですけれども、中にはそうでない旅行ガイドもいるということ ですよね。仮に、チセスキー場の上のほうに行って自由にそういうことを やらせるという場合に、そういう対策を講じるのかどうかということです ね。これは何かあれば、直ちに町の、消防を含めてですね、そういう対応 もしていかなきゃならないということで、そういうニセコルールに代わる ような、そういう安全対策をこれから考えていきたいという、そういうこ とだというふうに理解してよろしいですか。いわゆる、その独自のルール を作って安全対策に十分配慮すると、そういうことでよろしいですね。言 ってみると、行って良い所とだめな所、ロープ全部張っていくと、がけっ ぷちは行かせないよという、そういうとこをやっぱり十二分に気をつけて いかないと、町としてはスキー場を売っちゃったらそれでいいということ にはならないわけで、そこで来ていただく方々の安全を守るというのは、 自治法上の定めですから、町の任務になるわけですから、そういうところ にやっぱり気を配ってですね、それで大丈夫だと、振興局がお墨付きをく れるかどうかは別にして、そういうことで大丈夫なので3者の協議がある ということであれば、理解はできるかなと、そういうふうに思いますけれ - 10 - ど も 、私 自 身 も 、今 、言 い ま せ ん で し た け れ ど も 、総 務 課 長 と 同 じ よ う に 、 違 う と こ ろ か ら 、ち ょ っ と ど う な の と い う こ と を 、風 評 を 聞 き ま し た の で 、 非常に心配しておりました。そういうことも踏まえた上で、そういう確認 ができたということであれば、理解はできます。以上です。 ○議長(冨樫順悦) 答弁いいですか。 ○5番(難波修二) いいです。 ○議長(冨樫順悦) ほかに質疑ありませんか。 2番佐藤議員。 ○2番(佐藤義久) 2番佐藤です。 も う 一 度 、確 認 を し た い ん で す け れ ど も 、こ の 付 帯 物 件 、ス キ ー リ フ ト 、 駅舎、休憩所、格納庫と、当然、今言っているピストンで運ぶとなると、 リフトは使わないと、当面使わないと。老朽が進んでいるといった時に、 その全ての解体費、もしくはまたリフトを動かすかもしれないですけれど も、蘭越町においては、保証人もいるので、一切責任はないと、今後どう なっても全く責任はないんだということで理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(冨樫順悦) ○総務課長(山内勲) 山内総務課長。 今回のこの議案を通していただきましたら、すぐ さまですね、事業譲渡契約書というものをそちらの会社と結んで、土地は うちの土地ではないので、仕方なんですけど、上物については全てお譲り すると、もちろん営業権もお譲りすると、そういったことで、蘭越町から は全く手が離れると、それを道有林さんは懸念しておりまして、そういう ことで保証人をつけてほしいと、何かあった時の担保として保証人を付け てほしいと、そういうことでございますので、結論から言いますと、この 契約を結んだ時点で蘭越町からこのスキー場というのは、一応手を離れる と、責任が無くなるということになります。ただ、先ほど言いました、施 設のことですけれども、この格納庫につきましては、ちょっとどうなるか わかりませんけれども、休憩舎は直して、すぐさま直して今年の冬に使い たいと、そういう意向でございました。また、リフトにつきましても、事 - 11 - 業計画書、前回の6月の定例の時にちょっとお示ししたかと思うんですけ れども、5年後にはリフトを使ってですね、運営をしたいんだと、そうい う計画を持っております。実は、蘭越町、日本でですね、スキーリフトを や っ て い る 会 社 が 2 つ か 3 つ し か な い ん で す け れ ど も 、そ の 大 手 の で す ね 、 日本ケーブルさんが、私どものところに営業に来るんですけれども、そち らの話では、こちらの会社から実は相談を受けていて、どれぐらいのお金 でやれるんだということは聞いているんだと、そういうことお示ししてい るということですので、やりたいという気持ちはあるんだということは聞 いております。改めて申し上げますけれども、こちらのリフトにつきまし ては、平成3年の時にですね、実は、7億3,500万という寄附をいた だいて造った高速リフトでございます。それを今回、のれん料と含めてで す ね 、1 ,0 0 0 万 円 で お 譲 り す る と 、そ う い っ た こ と で ご ざ い ま す の で 、 御理解いただきたいと思います。 ○議長(冨樫順悦) 佐藤議員。 ○2番(佐藤義久) その保証人との、保証人の人もその件については理 解 し て い る と い う こ と で よ ろ し い ん で す か ね 。そ の 今 の 譲 渡 契 約 の 中 に も 、 全て理解した中で保証人になるということで理解してもよろしいんですか。 ○議長(冨樫順悦) ○総務課長(山内勲) 山内総務課長。 3社の契約の中にもそのことはうたっております し、今回、保証人になる予定のMMPリソーシズの子会社でありますけれ ど も 、そ ち ら の ク リ ス ペ ッ ク さ ん と い う 方 も 、こ の 間 9 月 1 4 日 に で す ね 、 私ども町長のところに表敬訪問に来られまして、日銀のOBの方と来られ ま し て、高 橋 知 事 と も 懇 意に し て い る と い うこ と で お 話 さ れ てお り ま し て 、 是非ですね、こちらの会社の保証人になって、これからニセコをインバウ ンドも含めてですね、活気付けたいんだと、そういう話をされておりまし たので、この内容については、十分分かっていると思います。以上です。 ○議長(冨樫順悦) ほかに質疑ありませんか。 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 - 12 - これより討論を行います。討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第5号町有財産の処分についてを採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決定することに、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 ○議長 ( 冨 樫順悦 ) 日程第3、報告第1号健全化判断比率及び資金不足比 率について、報告を求めます。 山内総務課長。 ○総務課長(山内勲) ただいま上程されました、報告第1号健全化判断比率及 び資金不足比率について、御説明申し上げます。 平成21年度から本格施行されました、地方公共団体の財政の健全化に 関する法律は、財政状況を判断する基準となる4つの健全化判断比率とし て、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、 さらに公営企業の資金不足比率について、監査委員の審査に付した上で議 会に報告し、公表することになっております。また、この健全化判断比率 が早期健全化基準、財政再生基準を超えますと、健全化を図るための計画 を策定することになります。それでは、次のページの健全化判断比率につ いて御説明いたします。 はじめに、実質赤字比率についてでございますが、普通会計の実質赤字 の標準財政規模に対する比率でございます。本町の場合、平成27年度普 通会計の実質収支額は2億9,887万1,000円の黒字でございまし て、実質赤字比率は発生しません。 次に、連結実質赤字比率でございますが、普通会計に公営事業の特別会 計を合わせた連結数値の赤字の割合を示す比率となっております。本町の 場合、平成27年度実質収支額は3億3,448万7,000円の黒字で ございまして、こちらも発生はいたしません。 - 13 - 次に、実質公債費比率でございますが、7.9%でございます。一般会 計が負担する公債費や上下水道事業等の公営企業や一部事務組合などの元 利償還金に充てる一般会計からの繰出金及び負担金などを加えた経費の標 準財政規模を基本とした額に対する比率で、過去3年間の平均値で示すこ ととされております。なお、早期健全化基準は25%となっております。 次に、将来負担比率でございますが、こちらは0%となります。一般会 計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基本とした額に対す る比率でございます。平成27年度は、平成26年度と同様に0%でござ いまして、基金の充実が主な要因と考えられます。なお、早期健全化基準 は350%となっております。 次に、資金不足比率について御説明いたします。公営企業における資金 不足額の営業収益などに対する比率でございます。本町においては、簡易 水道事業、農業集落排水事業、幽泉閣事業、雪秩父並びに特殊索道事業と も全会計余剰額があり、マイナスとならないことから資金不足はありませ んので、資金不足比率は発生はいたしません。なお、経営健全化基準につ きましては20%となっております。 なお、監査委員の審査は、9月2日に実施いただいておりまして、審査 意見書も併せて添付してございます。地方公共団体の財政の健全化に関す る法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、議会に報告するも のでございます。 以上で説明を終わります。 ○議長(冨樫順悦) これをもって報告を終わります。 ○議長(冨樫順悦) 会議規則第9条第2項の規定により、会議時間を終 了まで延長したいと思います。 お諮りをいたします。 会議時間を終了まで延長することに、異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、会議時間を終了まで延長することに決定いたしました。 - 14 - ○議長(冨樫順悦) 日程第4、報告第2号所管事務調査の中間報告につ いて、総務文教常任委員長から報告を願います。 8番中島議員。 ○8番(中島溢子) ただいま上 程 さ れ ま し た 、 報 告 第 2 号 総 務 文 教 常 任 委 員会所管事務調査について報告をいたします。 平成28年第2回蘭越町議会定例会において、閉会中の継続調査の承認 を受けました。今年度から本委員会の所管事務に関する調査を2日間に分 けて実施することとし、平成28年7月20日に税務課と教育委員会に関 する所管事務調査を行いましたので、その結果を報告いたします。 はじめに、各学校の取組について調査をいたしました。 初めて全ての学校を訪問して、授業参観を行い、子ども達の様子や教職 員の指導の状況を見ました。諸先生の熱心な指導に感謝いたします。 蘭越小学校では町で配置した支援員をフル活用したきめ細かな指導と、 明るく楽しい授業づくりを授業づくりが進められていました。今年開設し た、ことばとまなびの教室は、子どもの言葉や学びに不安を抱える保護者 の期待に応えたもので、15人が通級し成果も現われており、学校と教育 委員会の開設の努力に敬意を表します。今後も、一層の環境整備に取組ま れることを望みます。 昆布小学校では、履修科目の一部が異なる2・3年生と4・5年生で変 則的な複式学級が編制されていますが、教員全体でカバーしながら授業が 行われ、児童が自主的に学習する力の育みに努めていました。また、一部 の保護者から学童保育事業に対する要望があるとの報告がありました。 蘭越中学校では、確かな学力の定着を目指し、わかる授業、楽しい授業 づくりに努めており、町で配置した英語指導員助手や支援員、授業のない 教員などを活用したチームティーチングに取組んでいました。また、積極 的な生徒指導の充実や家庭学習の定着のための取組、生徒の部活動の活躍 などの説明がありました。 町として支援している蘭越高校を初めて訪問しました。校長から小規模 校ならではの充実した学習指導や、地域のまちづくりグループと連携した 特 産 品 の 商 品 開 発 計 画 な ど の 取 組 の 説 明 を 受 け 、授 業 を 参 観 し て き ま し た 。 町の各種支援に対して謝意がありましたが、今後も地域の高校として全面 - 15 - 的な支援を継続すべきと考えます。 次に、天然芝サッカー場について調査をいたしました。 現在、整備中のサッカー場は、芝の状況により、今シーズンのオープン が困難となる可能性となる旨の説明がありました。今年度は旧校舎を利用 したトイレや更衣室を整備し、照明設備の建設も予定されています。 今後のサッカー場の管理運営については、芝の状態をどのレベルに維持 するのかが重要と思われます。芝を徹底的に管理するのか、子どもから大 人までできるだけ多くの愛好者にプレーしてもらうことを重点にするのか によって、管理委託にも大きな差が生じます。サッカー場の管理運営のあ り方については専門家の意見を聴き、関係者とも十分に協議し、あらかじ めしっかりと方向性を見いだせるよう慎重に進めていただきたい。 つづいて、曲子光男氏の展示館について調査をいたしました。 第1回定例会では、本町に縁のある方が創作したかけがえのない、後世 に残すべく貴重な文化的財産を適正を収蔵保管し、展示施設を整備したい との答弁がありました。また、7月21日から27日まで、寄贈された日 本画の一部を公開する作品展を開催し、来場者にアンケート調査を実施す ると説明がありました。 展示施設の整備計画に町民の間にも多くの意見がありますので、調査結 果などについて内部で十分検討し、町民や議会の意見も参考にして、今後 どのように取組を進めるのか、十分な配慮を講じられたい。 最後に、町税の概要について調査をいたしました。 賦課徴収事務の適正な執行が図られており、滞納に対しても努力されて いることが認められます。また、改正された軽自動車税の税率による影響 などについて説明を受けました。 今後も、制度と改正点の周知を図り、町収入の確保と納税者の公平性確 保に努められることを期待します。 以上、総務文教常任委員会所管事務調査の報告を終わります。以上でご ざいます。 ○議長(冨樫順悦) これをもって報告を終わります。 ○議長(冨樫順悦) 日程第5、報告第3号所管事務調査の中間報告につ - 16 - いて、経済建設常任委員長から報告願います。 7番福村議員。 ○7番(福村正見) ただいま上 程 さ れ ま し た 、 報 告 第 3 号 経 済 建 設 常 任 委 員会所管事務調査の中間報告をいたします。 平成28年第2回蘭越町議会定例会において、閉会中の継続調査の承認 を受けました。 本委員会の所管事務中、産業経済課及び農業委員会所管の調査が終了い たしましたので、その結果を報告いたします。 調査期間は、平成28年8月22日の1日間であります。 出席議員は、私、福村ほか4名の委員であります。 それでは、調査結果を報告申し上げます。 まず、水稲作況概要につきましてでございます。 移植直後は好天に恵まれ、生育は順調でありましたが、6月の日照不足 の影響を受けて初期成育は遅れ、ほ場間でのバラつきがあるとの報告であ りました。出穂後は好天に恵まれ、初期登熟は良好でしたが、一部に早期 異常出穂が見られたようです。 また、穂揃えが悪く、登熟のバラつきも大きかったため、熟期の判断が 難しいとのことでございました。 なお、今年の作柄は、総じて平年並みになるようですが、生産者と関係 機関の連携のとも、敵期刈取りの指導に進めるとともに、適正な調整を行 い、良質米の出荷に努めていただきたいと思います。 2つ目、メロン・トマトの出荷状況でございます。 メロンにきましては、5月の好天に恵まれ、定植作業や生育も順調に推 移いたしましたが、6月に入り、気温が下がり日照不足はあったものの、 昨年より4日早い平年並みの出荷開始となっております。 販売環境は、天候不順により市場の出回り量も平年に比べ少なく推移し たことから、価格は安定したとのことでございます。その後、各産地の出 荷 量 の 増 加 も あ り 、市 場 は 弱 含 み で 推 移 し て い る と の 説 明 が ご ざ い ま し た 。 トマトについては、6月の低温と降雨の影響で昨年より4日遅い出荷開 始となりましたが、3年目を迎えたトマト集出荷選別施設も順調に稼動し ており、8月5日頃には日量25トンを受入れし、処理能力を超えたよう - 17 - であります。8月15日現在では日量15トン前後の受入れ状況で、昨年 費2.1トン減の98.9%の出荷とのことでございます。 販売に関しては、天候不順により出回り量が少なく、安定した価格で推 移 し て お り ま し た が 、そ の 後 、各 産 地 の 後 ず れ に よ る 出 荷 が ピ ー ク と な り 、 やや弱含みとなっているとこであります。 メロン。トマトともに生産者の高齢化が進み、戸数・作付面積が減少傾 向にあると思われますので、新たな担い手の確保が必要と考えます。 3、研修農場の現状でございます。 第1期生につきましては、4組の方が自立して営農しております。2期 生の1戸2名の方は、現在、研修農場で実践研修中であります。3期生1 戸1名の方については、現在、水上地区の気田ファームで農家研修を行っ ているとの説明を受けました。 28年度募集4期生でございますが、1人から照会はあったようでござ いますが、現在のところ応募がないようでございます。 最近、新規就農者も減少傾向にあるようでございますが、今後も参入条 件の緩和や就農時における町の支援対策等も考慮しながら、新規就農希望 者の確保に努めることを期待いたします。 4番目、清酒らんこしの商品化研究の概要につきましてでございます。 蘭越町まち・ひと・しごとの創生総合戦略の中に位置付けられている蘭 越米による清酒らんこしの復活にかける思いは強く感じているところでご ざいます。 蘭越町奨励品種決定試験圃、三和の南農場さんにおいてですけれども、 酒米の試験栽培を行っております。品種はまだ特定されていないようでご ざいますが、良食味米の産地である蘭越米を使用する地酒、清酒らんこし を造りあげるには、研究に研究を重ね、妥協しないこだわりが必要である と考えます。 すでに、米生産者や酒類販売事業者、関係機関等で構成されている蘭越 地 酒 開 発 プ ロ ジ ェ ク ト 会 議 、9 名 の 方 が 設 置 さ れ て い る よ う で あ り ま す が 、 日本酒造りには製造法や味に詳しい方にさらにメンバーに入っていただき、 併せて酒造会社の方や日本酒ソムリエなどの専門的知識を持った方の意見 を取り入れていくことも必要ではないかと思いますので、十分に検討して - 18 - いただきたいと思っております。 末永く皆さんに愛される美味しい地酒、清酒らんこしの誕生を大いに期 待をいたします。 調査報告は以上でございます。 これをもちまして、経済建設常任委員会所管事務調査の中間報告を終わ ります。 ○議長(冨樫順悦) これをもって報告を終わります。 ○議長(冨樫順悦) 日程第6、報告第4号例月出納検査結果報告につい て、代表監査委員から報告がありましたので、その写しをお手元に配布い たしましたので、御了承願います。 ○議長(冨樫順悦) 日程第7、承認第1号閉会中の継続調査申出を議題 といたします。 議会運営委員長から会議規則第75条の規定により、本会議の会期日程 等、議会の運営に関する事項について、閉会中の継続調査申出がありまし た。 お諮りいたします。 委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありま せんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、委員長から申出のとおり、調査終了まで閉会中の継続調査とす ることに決定いたしました。 ○議長( 冨樫順悦 ) 以上をもって、本定例 会に付議された案件の審議は、全部 終了いたしました。 これにて、平成28年第3回蘭越町議会定例会を閉会いたします。 午後 - 19 - 5時 7分 閉会